大切な水資源

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わたしたちが、毎日何気なく使っている水はどこからくるのでしょうか。
海や地面から蒸発した水は雲になり、やがて雨や雪となって降ってきます。
陸地に降った水の、あるものは川となり、あるものは地下水となります。
山奥の源から始まった川の流れは、山を下り平野を通り、やがて海へと注ぎます。
わたしたちが使っている水は、川の水や雨水、雪解け水の一部をダムに蓄え、そこから浄水場へ送られて水の中の小さなゴミをろ過し、殺菌し浄水として生まれ変わった水です。
朝、冷たい水で顔を洗い、おいしい水を飲む。
毎日の生活は、このように水道の水とともに始まります。飲み水はもちろん、掃除や洗濯、入浴やトイレなどにも水道の水を使います。
わたしたちが、飲みものや食べ物を通して体に摂取する水の量は、1人1日約3リットルと言われ、
会社・学校や病院など、いろいろな所で使われる水道の使用量も合わせると、1人1日の生活に、平均で300リットル以上の水を使うことになり、わたしたちの毎日の暮らしになくてはならないものです。
昔から、豊富にあるものを惜しげもなく使うことを「湯水のように使う」といいますが、わたしたちは、これまで水を惜しげもなく使ってきました。
日本の年平均降水量は、およそ1,800ミリメートルで、世界の平均が、約800ミリメートルですから、日本は確かに水に恵まれた国と言えますが、人口1人あたりの降水量をみると、世界の平均の約5分の1しかありません。ところが、本州の都市を中心として、給水制限や断水などの水不足がいつも話題になるのは
国土に比べて人口が多いために、1人あたりの降水量がとても少ないのです。
今は、わたしたちが蛇口をひねれば、いつでも、安全でおいしい水が出てきます。
しかし、水資源は限りあるものです。
水道の水を大切に使うよう心がけましょう。

対象者

水道利用者

問合わせ先・担当窓口

建設水道部 上下水道課 工務係