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下肢血管外科

毎月 第2金曜日・第5金曜日
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下肢血行障害でお悩みの患者さまへ

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 糖尿病や高コレステロール血症などの生活習慣病が日本でも増えてきており、動脈硬化による様々な臓器の血行障害でお悩みの方が増加しております。
 当科では、診療科開設当初からこの領域に注力し、血管病に対して、診断から治療(内科的治療と外科的治療)と術後長期にわたる継続的な診療を行ってまいりました。
 他院で下肢切断が必要と言われた足壊疽の多くの患者さまを、大切断せずに、下肢の歩行機能を温存する治療に努めています。

 また、当院ではバイパス術と血管内治療を使い分けて、患者さまに最適な血行再建方法の選択を目指しております。5年救肢率90%以上を達成しておりますので、血流障害による足壊疽だけでなく、虚血性の下肢痛や血流障害による著しい歩行障害でお悩みの方はぜひ当科へご相談ください。
大動脈瘤に対する外科治療
 大動脈瘤には、従来から行っている腹部や胸部を大きく開いて直視下に行う手術に加えて、最新鋭の血管造影装置を配備した手術室で行うステントグラフト内挿術の両者を施行可能です。
 ステントグラフト治療は日進月歩で進化しており、複雑な形状の動脈瘤にも対応できるようになってきており、現在約7割の患者さまがステントグラフト治療を受けておられます。
 動脈にこぶができている、あるいは動脈が腫れているなどと言われた方は、当科で診察を受けていただき、動脈瘤の形状と患者さまの年齢や生活ぶりなどの要素を吟味し、どちらの手術がより患者さまに適合するかを患者さまともご相談の上決定して治療にあたっております。