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平成10年 第6回

深川市議会定例会会議録 (第1号)

午前10時39分 開議 
 平成11年3月24日(火曜日)
午前11時14分 閉会 


〇議事日程(第6号)

 
日程第 1 委員会報告第1号
 議案第 1号 平成10年度深川市一般会計予算
 議案第 2号 平成10年度深川市市民交通傷害保障事業特別会計予算
 議案第 3号 平成10年度深川市国民健康保険特別会計予算
 議案第 4号 平成10年度深川市老人医療特別会計予算
 議案第 5号 平成10年度深川市簡易水道事業特別会計予算
 議案第 6号 平成10年度深川市農業集落排水事業特別会計予算
 議案第 7号 平成10年度深川市地方卸売市場特別会計予算
 議案第 8号 平成10年度深川市下水道事業特別会計予算
 議案第 9号 平成10年度深川市駐車場事業特別会計予算
 議案第10号 平成10年度深川市水道事業会計予算
 議案第11号 平成10年度深川市病院事業会計予算
日程第 2 委員会報告第2号
議案第13号 深川市職員の分限及び懲戒に関する条例の一部を改正する条例について
議案第14号 深川市職員給与条例の一部を改正する条例について
議案第16号 深川市役所支所及び出張所設置条例の一部を改正する条例について
日程第 3 委員会報告第3号
議案第17号 深川市保育の実施に関する条例について
議案第18号 深川市保育所設置条例について
議案第19号 深川市へき地保育所及び季節保育所条例に
平成9年
請願第 1号 医療・福祉・社会保障の充実を求める請願書
意見案第3号 医療・福祉・社会保障の充実を求める意見書
日程第 4 委員会報告第4号
平成9年
陳情第 3号 労働法制の適正な改正・見直しを求める陳情
意見案第4号 労働法制の適正な改正・見直しを求める意見書
日程第 5 議案第34号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について
日程第 6 意見案第5号 年金制度の維持に関する意見書
意見案第5号 米軍機の超低空飛行訓練の自粛を求める意見書
意見案第7号 小麦の民間流通への移行ではなく、価格安定と品種改良による国内小麦振興をはかるための意見書
日程第 7 閉会中の継続審査の申し出について
日程第 8 閉会中の所管事務調査の申し出について



(午前10時29分 開 議)

〇議長(柏倉謙一君) これより本日の会議を開きます。



〇議長(柏倉謙一君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。

〇議会事務局長(平間敏男君) 初めに、予算審査特別委員長から議案11件、総務常任委員長から議案3件、厚生常任委員長から議案3件、請願1件、経済常任委員長から陳情1件の審査結果の報告がありました。
 次に、市長から議案1件の追加提出がありました。
 次に、八木議員ほかから意見案1件、大塚議員ほかから意見案1件及び岡田議員ほかから意見案3件の提出がありました。
 次に、第1回定例会6日目の議事日程は、お手元にご配付のとおりであります。
 報告を終わります。



〇議長(柏倉謙一君) 日程第1 委員会報告第1号議案第1号平成10年度深川市一般会計予算ないし議案第11号平成10年度深川市病院事業会計予算の11件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 安岡予算審査特別委員長。

〇予算審査特別委員長(安岡 宏君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第1号平成10年度深川市一般会計予算ないし議案第11号平成10年度深川市病院事業会計予算の11件について、予算審査特別委員会で審査しました概要と結果についてご報告申し上げます。
 本委員会は、今定例会3月6日の会議において設置され、同日に正副委員長の互選を行い、引き続き予算の説明を担当課長から受けたところです。その後、委員会を3月16日から3月19日までの4日間開催し、審査を行いました。
 審査結果につきましては、議案第1号、議案第3号及び議案第8号の3件は賛成多数をもって、また議案第2号、議案第4号ないし議案第7号及び議案第9号ないし議案第11号の8件は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。
 これで報告を終わります。

〇議長(柏倉謙一君) これより括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決します。
 初めに、議案第1号、議案第3号及び議案第8号の3件を一括して採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。

(賛成者起立)

〇議長(柏倉謙一君) 起立多数。
 よって、議案第1号、議案第3号及び議案第8号は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第2号、議案第4号ないし議案第7号及び議案第9号ないし議案第11号の8件を一括して採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって議案第2号、議案第4号ないし議案第7号及び議案第9号ないし議案第11号は委員長の報告のとおり可決されました。



〇議長(柏倉謙一君) 日程第2 委員会報告第2号議案第13号深川市職員の分限及び懲戒に関する条例の一部を改正する条例について、議案第14号深川市職員給与条例の一部を改正する条例について及び議案第16号深川市役所支所及び出張所設置条例の一部を改正する条例についての3件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 木田総務常任委員長。

〇総務常任委員長(木田幸男君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第13号深川市職員の分限及び懲戒に関する条例の一部を改正する条例について、議案第14号深川市職員給与条例の一部を改正する条例について及び議案第16号深川市役所支所及び出張所設置条例の一部を改正する条例についての以上3件について、審査しました概要と結果についてご報告申し上げます。
 本件は、本定例会において当委員会に付託され、委員会を3月13日に開催し、関係する部課長等の出席を求め審査を行いました。
 初めに、議案第13号深川市職員の分限及び懲戒に関する条例の一部を改正する条例について及び議案第14号深川市職員給与条例の一部を改正する条例について、一括審査を行いましたので、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、法定外休職に該当すると思われる今までの実態と平成10年度の見込みはどうか。
 答え、昭和63年から平成9年までの間に5名が助産婦の上級学校に進学しています。平成10年度については、現在のところ1名の予定です。問い、休職の場合の給与において、市の要請に職員が応じた場合、また職員の希望に市が応じた場合とはどういうときにこれに該当するか。
 答え、業務遂行上その資格が不可欠で、早急に対応しなければならないという事態が生じた場合、市から職員に対してぜひその課程を習得してもらいたいという強い要請のもとにその要請に応じた場合と、また当面人数的には充足しているけれども、将来を見通してという場合、職員の希望があり、業務遂行上特に支障がないと判断され、これに市が応じた場合とに区別されると考えております。
 問い、市の要請と本人の希望による場合があるが、復職後の取り扱いで公平さをどう保っていくか。
 答え、復職後の取り扱いについては、昇給関係では、公務上で受ける災害で生死不明または所在不明となった場合、休職期間を在職期間とみなして昇給します。これは公務上の障害、疾病と同様の扱いです。次に、学校等における調査・研究及び公務外の生死不明などの場合、昇給期間に年休などを除き勤務日数の6分の1以上勤務しなかった場合は昇給延伸になります。復職後の調整は、市の要請に職員が応じた調査・研究の場合、復職時に復元になるものです。職員の希望に応じて市が休職の発令をした場合の調整割合については、事例ごとに検討が必要となりますが、公平さを欠かないよう対応していきたいと考えています。
 質疑終結後採決に入り、議案第13号及び議案第14号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。
 次に、議案第16号深川市役所支所及び出張所設置条例の一部を改正する条例について、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、現在の出張所の跡地は、移転後どのように考えているか。
 答え、用途廃止後は普通財産として管理しますが、跡地は市として用途の見通しがないので、公売をしていきたいと考えています。
 問い、移転によって、従来の経費から見てどのくらい軽減になるか。
 答え、移転前の9年度の計上額では、人件費を除き、消耗品、光熱水費、除雪費、電話料、ファクスの利用料、清掃業務委託料など85万2,000円です。移転後の10年度の計上額で大きく軽減されるのが光熱水費、清掃業務委託料ですが、しかし反面、移転により新たに負担が生じるのが事務フロアの使用料、事務補助の委託費で、移転後の経費は合わせて111万5,000円です。差し引き26万3,000円の増額になりますが、今後は庁舎の管理保全とか維持補修費はなくなるものです。人件費は、今考えている非常勤職員では329万8,000円ですが、正規職員の場合と比較すると経費の合理化が図れるものと考えています。
 問い、公文書を扱うことから、プライバシー保護の関係で特に留意しなければならないと思うが、どう対応を考えているか。
 答え、配置する職員の身分は、市長の権限に属する事務を補助する非常勤の職員という立場で守秘義務が働くので、プライバシーは守られると考えています。
 質疑終結後採決に入り、議案第16号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上で報告を終わります。

〇議長(柏倉謙一君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決します。
 初めに、議案第13号及び議案第14号の2件を一括して採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって議案第13号及び議案第14号は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第16号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって議案第16号は委員長の報告のとおり可決されました。



〇議長(柏倉謙一君) 日程第3 委員会報告第3号議案第17号深川市保育の実施に関する条例についてないし議案第19号深川市へき地保育所及び季節保育所条例について、平成9年請願第1号医療・福祉・社会保障の充実を求める請願書及び意見案第3号医療・福祉・社会保障の充実を求める意見書の5件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 八木厚生常任委員長。

〇厚生常任委員長(八木茂章君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第17号深川市保育の実施に関する条例についてないし議案第19号深川市へき地保育所及び季節保育所条例について、平成9年請願第1号医療・福祉・社会保障の充実を求める請願書の4件について、厚生常任委員会で審査いたしました概要と結果についてご報告申し上げます。
 初めに、議案第17号ないし議案第19号を一括審査いたしましたので、概要について申し上げます。
 本件は、本定例会において当委員会に付託され、3月12日に委員会を開催し、市民福祉部長等の出席を求め審査を行いました。
 質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、菊水保育園が今回季節保育所と位置づけされたが、従前のへき地保育所に基づく開設ができないということかどうか。
 答え、季節保育所の開設期間は市長が毎年度定めることになっており、従来の精神に変わるものではなく、今後も通年で開設していく。
 問い、菊水保育園の開設期間に変更がある場合、地域との接点を必ず持つことについて。
 答え、仮に開設期間の短縮や廃園という事態になりつつあるとしても、予知予見する中で地域の皆さんと緊密な連携のもとコンセンサスが得られるような形で取り進めたい。
 問い、厚生省が示した保育緊急対策事業に基づき新年度より取り組みされる延長保育、放課後保育の内容及び給食の委託についての考え方について。
 答え、延長保育については、希望の多かった深川と一已の二つの保育園で8時から18時までの間、従来より45分長く児童を預かり、子育てをしている家庭の手助けとなるよう実施するものであり、放課後保育については、市内法人保育園3カ所において、小学校低学年の1年生から3年生までの10名以上を対象とし、学校から帰った後の児童保育について実施すべく進めている。また、給食の委託については、現場でつくることが子供たちの嗜好や食味以前の精神的部分で非常に効果があると理解しており、市立保育園については現状の形で進めたいと考える。
 問い、児童福祉審議会の答申とエンゼルプランとの整合性について。
 答え、エンゼルプランでは、児童福祉審議会の答申内容にも触れ、地域の子育て支援などがいろいろな部分で網羅されることになるので、整合性は図られると考えている。
 問い、空知管内主要都市の一部世帯において保育料が国の基準を上回る状況になったとの報道がなされたが、このようなことが当市に起きないための事務的配慮について。
 答え、保育料については、当市の場合、国の基準の1年おくれで対応しており、逆転現象が起きない形で階層がつくられているので、従来からの基本方針に沿い取り進める。
 問い、少子化時代やマンパワー不足に対応するため、第2子以降の保育料を全額市が負担するなどの取り組みについて。
 答え、民間、公立保育園も含めた財源の中で対応できないかどうか、今後の児童福祉審議会の中でも十分論議するとともに、エンゼルプラン策定の委員会でも論議されることが予想されるので、幅広い意見を聞く中で検討されると考える。
 質疑終結後採決に入り、議案第17号ないし議案第19号の3件は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。
 次に、平成9年請願第1号について、審査いたしました概要と結果についてご報告申し上げます。本件は、平成9年第4回定例会において当委員会に付託されたもので、請願者は北海道医療労働組合連合会委員長、窪谷和雄氏外2名で、請願の要旨は、昨年9月から保険本人2割負担の実施や老人医療費の自己負担の増などが実施されたが、さらに政府は老人医療費負担を現行定額制から定率制へ、保険から支払う薬剤費に上限を設け、それを超える薬代は患者負担とするなどの改革案をまとめた。また、厚生省においても保険本人3割負担などをもくろんでおり、これが実施されると国民の受診が一層抑制され、医療水準の引き下げが行われることになる。さらに、道内に15ある国立病院の統廃合や移譲を進めようとしている状況があるが、今日ほど医療や福祉のあり方が問われている時代はなく、患者、住民が安心して医療や福祉が享受できるよう、医療、社会保障の充実について関係機関に意見書の提出を求めているものであります。
 委員会は、審査の後採決を行い、平成9年請願第1号は全会一致をもって採択すべきものと決定し、あわせて別紙ご配付の意見書案を関係機関に送付することに決定しました。
 以上で厚生常任委員会の報告を終わります。

〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決します。
 初めに、議案第17号ないし議案第19号の3件を一括して採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって議案第17号ないし議案第19号は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、平成9年請願第1号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は採択であります。本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって平成9年請願第1号は委員長の報告のとおり採択することに決定しました。
 次に、意見案第3号を採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって意見案第3号は原案のとおり可決されました。



〇議長(柏倉謙一君) 日程第4 委員会報告第4号平成9年陳情第3号労働法制の適正な改正・見直しを求める陳情及び意見案第4号労働法制の適正な改正・見直しを求める意見書の2件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 大塚経済常任委員長。

〇経済常任委員長(大塚就秀君)〔登壇〕 ただいま議題となりました平成9年陳情第3号労働法制の適正な改正・見直しを求める陳情について、経済常任委員会で審査しました概要と結果についてご報告申し上げます。
 平成9年陳情第3号は、連合北海道深川地区連合会会長、中井秀夫氏からのもので、陳情の要旨は、経済社会の変化のもとで働く人一人一人の尊厳、健康で安心して働ける労働環境の整備に資するため、時間外、休日労働及び深夜業の男女共通規制の法制化や労働契約等法制の強化の観点から労働法制の改正・見直しを図ることについて関係機関に意見書の提出を求めているものです。
 本件は、平成9年第4回定例会において経済常任委員会に付託され、委員会は昨年12月8日、本年3月5日、13日の3回にわたり審査を行い、昨年12月8日には所管の部課長の出席を求め、この問題に対する最近の状況について説明を受け、本年3月13日には陳情の提出者である連合北海道深川地区連合会の事務局長である長土居治通氏を参考人として出席を求め、陳情趣旨の補足説明を受け審査を行ったところであります。
 陳情趣旨の補足説明として、昨年12月4日付で国民の祝日に関する法律改正を求める陳情と同じくしてこの労働法制の適正な改正・見直しを求める陳情を提出させていただき、これとある程度共通する中身である。この根幹をなすものは、男女共同参画社会の実現ではないのか。そのためには、男女労働者がともに充実した職業生活と家庭生活を営むことができる環境条件の整備と公正、公平、平等参加の社会システムの確立の視点がここに込められているとの意見の開陳がありました。委員会は、審査を行った結果採決を行い、平成9年陳情第3号は出席委員一致をもって採択すべきものと決定し、あわせて別紙ご配付の意見書を関係機関に送付することに決定した次第であります。
 以上で経済常任委員会の報告を終わります。

〇議長(柏倉謙一君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、指名します。
 北名議員。

〇24番(北名照美君)〔登壇〕 日本共産党議員団を代表いたしまして、賛成の立場で討論をいたします。
 政府は、労働基準法を改正する法律案を今国会に提出しています。これは、労働者が人たるに値する生活を営むための最低条件を定めるとした労働基準法の理念と原則にそむいて、労働者の権利と生活に重大かつ深刻な損害をもたらす内容であります。具体的には、裁量労働制の対象拡大、変形労働時間制の要件緩和、短期雇用契約制の容認などであります。
 これらの制度は、労働基準法に照らして大きな問題を含んでいます。これまでも特殊的、例外的な場合にしか適用されていなかったものであります。今回の改正案は、その制度を取り払って広範な労働者に適用できるようにするものであり、これが全面的に実施されれば、資本の都合と利益のために労働者の生活時間をずたずたに断ち切り、ただ働き残業を合法化し、雇用の保障のない無権利な労働者を制度的に大量につくり出すなど、労働者に対する前近代的な搾取と支配の体制を果てしなく広げることになるものであります。
 この改正案によって利益を受けるのは大企業だけであり、財界、大企業がこの改正を強く要求している、そういう内容であります。今求められているのは、労働基準法の抜本的改正及び解雇規制法の制定などによる労働条件と雇用上の最低限のルールを確立することにあります。日本共産党議員団といたしまして、以上の立場から平成9年陳情第3号について採択に賛成をするということであります。
 以上で終わります。

〇議長(柏倉謙一君) 討論を終わります。
 初めに、平成9年陳情第3号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は採択であります。本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって平成9年陳情第3号は委員長の報告のとおり採択することに決定しました。
 次に、意見案第4号を採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって意見案第4号は原案のとおり可決されました。



〇議長(柏倉謙一君) 日程第5 議案第34号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第34号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。
 平成10年4月1日から施行される深川市情報公開・個人情報保護審査会条例に基づく審査会委員の報酬額を定めようとするものであります。
 報酬の額につきましては、札幌市を除く全道13市の平均額をもとに、日額7,000円としようとするものであります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。本件は討論の通告がありませんので、これより議案第34号を採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって議案第34号は原案のとおり可決されました。



〇議長(柏倉謙一君) 日程第6 意見案第5号年金制度の維持に関する意見書ないし意見案第7号小麦の民間流通への移行ではなく、価格安定と品種改良による国内小麦振興をはかるための意見書の3件を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 木田議員。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 ただいま議題となりました意見案第5号年金制度の維持に関する意見書ないし意見案第7号小麦の民間流通への移行ではなく、価格安定と品種改良による国内小麦振興をはかるための意見書の3件について、提出者を代表し提案理由の説明を申し上げます。
 本件につきましては、お手元にご配付しております内容により関係機関に提出するもので、内容の説明は省略いたしますが、議決くださいますようよろしくお願いします。

〇議長(柏倉謙一君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。本件は討論の通告がありませんので、これより意見案第5号ないし意見案第7号の3件を一括して採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって意見案第5号ないし意見案第7号は原案のとおり可決されました。



 〇議長(柏倉謙一君) 日程第7 閉会中の継続審査の申し出についてを議題とします。
 本件は、経済常任委員長から別紙印刷ご配付のとおり閉会中の継続審査の申し出があります。
 お諮りします。申し出のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって申し出のとおり閉会中の継続審査とすることに決定しました。



〇議長(柏倉謙一君) 日程第8 閉会中の所管事務調査の申し出についてを議題とします。
 本件は、厚生常任委員長から別紙印刷ご配付のとおり閉会中の所管事務調査の申し出があります。
 お諮りします。申し出のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって申し出のとおり閉会中の所管事務調査とすることに決定しました。



〇議長(柏倉謙一君) 以上をもって本定例会に付議されました事件の審議は全部終了しましたので、平成10年第1回深川市議会定例会を閉会します。

(午前11時14分 閉 会)


上記会議の記録に相違ないことを証するため、ここに署名する。






議    長 柏 倉 謙 一

       永 倉 尚 郎

 ( 8番) 西 野 清 勝

 (16番) 岡 田 憲 明

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