平成10年 第3回
深川市議会定例会会議録 (第1号)
〇議事日程(第1号)
日程第 1 | 会議録署名議員の指名 |
日程第 2 | 会期の決定について |
日程第 3 | 決議案第1号 木田幸男深川市議会議員を問責する決議 |
日程第 4 | 諸般の報告 (1) 議長諸般報告 (2) 市長一般行政報告 (3) 教育長教育行政報告 |
日程第 5 | 報告第 3号 法律上市の義務に属する損害賠償の額を定めることの専決処分の報告について 報告第 4号 法律上市の義務に属する損害賠償の額を定めることの専決処分の報告について |
日程第 6 | 議案第64号 深川市功労者の表彰につき同意を求めることについて |
日程第 7 | 議案第65号 深川市税条例の一部を改正する条例について |
日程第 8 | 議案第66号 深川市役所支所及び出張所設置条例の一部を改正する条例について 議案第67号 深川市立学校設置条例の一部を改正する条例について 議案第68号 深川市老人いこいの家設置条例の一部を改正する条例について 議案第69号 深川市立診療所条例の一部を改正する条例について 議案第70号 深川市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例について 議案第71号 深川市公民館条例の一部を改正する条例について 議案第72号 深川市オサナンケップ公園条例の一部を改正する条例について 議案第73号 深川市営住宅条例の一部を改正する条例について 議案第74号 深川市保育所設置条例の一部を改正する条例について 議案第75号 深川市納内時計台プラザ条例の一部を改正する条例について |
日程第 9 | 議案第76号 土地改良事業の実施について |
日程第10 | 議案第77号 市道の路線廃止について 議案第78号 市道の路線認定について |
日程第11 | 議案第79号 工事請負契約の締結について(市営住宅建築工事芙蓉C棟) |
日程第12 | 議案第80号 財産の取得について(自治体ネットワーク施設システム装置) |
日程第13 | 議案第81号 工事請負契約の締結について(深川市温水プール建築工事) 議案第82号 工事請負契約の締結について(深川市温水プール空調設備工事) |
日程第14 | 議案第83号 平成10年度深川市水道事業会計補正予算(第2号)の専決処分につき承認を求めることについて |
日程第15 | 議案第84号 平成10年度深川市一般会計補正予算(第2号) 議案第85号 平成10年度深川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 議案第86号 平成10年度深川市水道事業会計補正予算(第3号) 議案第87号 平成10年度深川市病院事業会計補正予算(第1号) |
日程第16 | 認定第 1号 平成9年度深川市水道事業決算認定について 認定第 2号 平成9年度深川市病院事業決算認定について |
日程第17 | 諮問第 2号 人権擁護委員候補者の推薦について 諮問第 3号 人権擁護委員候補者の推薦について |
日程第18 | 一般質問 |
(午前10時15分 開 会)
〇議長(柏倉謙一君) ただいまから平成10年第3回深川市議会定例会を開会いたします。
〇議長(柏倉謙一君) これより本日の会議を開きます。
〇議長(柏倉謙一君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員には、会議規則第78条の規定によって、遠藤議員、白井議員を指名します。
〇議長(柏倉謙一君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。
〇議会事務局長(菅原 忠君) 初めに、木田議員から総務常任委員長の辞任願が9月29日に提出されております。
次に、本定例会に付議されます事件は、議員から提出のありました決議案1件及び市長から提出のありました議案24件、認定2件、諮問2件、報告2件であります。
次に、監査委員から5月分ないし8月分に関する例月出納検査結果報告がありましたので、お手元にご配付しております。
次に、木田議員から本日及び水谷議員から本定例会会期中欠席する旨の届け出がありました。
次に、本定例会に説明員として出席通知のあった者の職、氏名を、一覧表としてお手元にご配付しております。
次に、第3回定例会1日目の議事日程は、お手元にご配付のとおりであります。
報告を終わります。
〇議長(柏倉謙一君) 日程第2 会期の決定についてを議題とします。
お諮りします。本定例会の会期は、本日から10月23日までの8日間にしたいと思いますが、異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって会期は本日から10月23日までの8日間に決定しました。〇議長(柏倉謙一君) 日程第3 決議案第1号木田幸男深川市議会議員を問責する決議を議題とします。
提出者の説明を求めます。
生野議員。
〇21番(生野義順君)〔登壇〕 ただいま議題となりました決議案第1号木田幸男深川市議会議員を問責する決議について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
今回、木田幸男深川市議会議員が、酒気帯び運転、さらに人身事故による業務上過失傷害で書類送致をされたという重大事態を引き起こしましたことは、議員として市民の厳粛なる負託を裏切るだけでなく、議会に対する不信感を抱かせしめるものでありまして、責任の所在を明らかにして市民への義務を果たすことが必要と判断しているところでございます。よって、本決議をもって、木田議員に対して、社会的、道義的責任を重く受けとめ、議員としての自覚を強く促すため、平成10年12月31日までの間議会への出席を停止し、反省を求めるため提出したものであります。
以上、よろしくご審議の上、原案にご賛同賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって決議案第1号は原案のとおり可決されました。〇議長(柏倉謙一君) 日程第4 諸般の報告を行います。
初めに、議長諸般報告を事務局長から申し上げます。
〇議会事務局長(菅原 忠君) 平成10年第2回市議会定例会後の7月2日以降昨日までの議会の動静概要は、お手元にご配付のとおりであります。
これで議長諸般報告を終わります。
〇議長(柏倉謙一君) 次に、市長一般行政報告を行います。
河野市長。
〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 平成10年第3回市議会定例会の開会に当たり、一般行政の報告を申し上げます。
最初に、カナダ・アボツフォード市姉妹都市提携調印について申し上げます。本市は、5月13日、アボツフォード市において姉妹都市提携に関する覚書に署名、その後正式調印のため協議を重ね、調印式は本市において行うことにいたしました。このたび9月12日から18日までの1週間、アボツフォード市の代表団一行16名をお迎えし、ジョージ・ファーガソン市長初め各界を代表される皆さん方と本市各界各層の方々との親善交流や視察等を通じて相互理解に努めたところであります。姉妹都市提携調印式は、9月14日、市内のホテルにおいて、議会の皆様を初め関係機関・団体の方々のご出席をいただき、各分野の交流が一層効果的かつ継続的に推進されることを念願し、両市長によって議定書に署名、これを交換したところであります。姉妹都市提携を契機に、今後より親密な交流を通じて両市の振興発展に努めるとともに、市民の相互理解と友好のきずなを一層深めてまいります。
次に、農業行政について申し上げます。米の出荷状況につきましては、10月13日現在、加工用米を含む予定計画出荷基準数量55万7,327俵に対し86.3%の48万891俵で、このうち1等米の出荷率は99.8%となっております。なお、加工用米を除いた1等米の出荷率は99.8%であります。緊急生産調整推進対策につきましては、生産調整対象水田面積2,103ヘクタールに対し2,107ヘクタールの実施で、100.2%の達成率となっております。
次に、深川市防災総合訓練について申し上げます。7月30日、石狩緑地公園において、14の関係機関・団体や地域住民など約330人の参加協力により、平成10年度深川市防災総合訓練を実施いたしました。阪神・淡路大震災の教訓を生かすため、地震を想定した14項目の訓練を実施し、万一の災害発生時における各機関・団体の協力体制の確立や防災意識の啓発を図ったところであります。
次に、公立高等学校適正配置計画について申し上げます。深川市を含む空知第5学区内の高等学校のあり方につきまして、北空知圏振興協議会では、各市町での論議を踏まえ、中間的なまとめとして、8月7日、高等学校進学希望者数に見合った定員や生徒にとって充実した高等学校教育を受ける機会を確保することを基本に、当学区内高等学校の最小限度の統廃合や間口削減はやむを得ないものとするものの、次の5点について北海道教育委員会に要請を行ったところであります。1、地域における今後の検討を十分踏まえ、生徒、父母、地域社会の多様化する要望などにもこたえる学科を編成すること。2、今後においても、北空知の基幹産業である農業に関して学ぶことができる高等学校を引き続き設置すること。3、高等学校におけるゆとりと潤いのある教育環境づくりなどのための施策を展開すること。4、高等学校の統廃合、間口削減に伴い、今後各自治体において進める地域振興策に対し必要な支援を行うこと。5、実施時期については弾力的に判断をし、父母や地域、学校関係者の意向を無視した一方的な公立高等学校の適正配置計画を策定しないことであります。今後、当学区内の高等学校数及び学校ごとの間口数、設置する学科など具体的な事柄につきましては、さらに地域での論議を深めながら北空知圏振興協議会で一定の方向づけをし、改めて北海道教育委員会に要請してまいりたいと考えております。
次に、北海道教育委員会は、9月1日、平成11年度公立高等学校適正配置計画案を発表しましたが、これによりますと、平成9年度から北海道独自の措置として実施されている特例2間口校の継続と、中学校卒業者の増加が見込まれる4校について学級増を行う一方、入学者が入学定員に満たないことが見込まれる全日制9校、定時制1校について学級減を、さらに3地域の学校の再配置と道内2校目の総合学科の設置や8校の学科転換を行おうとするものであります。空知第5学区では、秩父別高等学校の来春の生徒募集を停止し、平成12年度末に深川西高等学校と統合する再配置を行うとともに、本年度に特例2間口校となった沼田高等学校については、学級定員が30人から40人に引き上げられ、80人の定員となるもので、今後地域の意見などを集約して、10月下旬には最終決定される予定であります。
また、北海道教育委員会は、今後の適正配置計画の策定に当たって、小規模校の統廃合を含め学校規模の適正化を図るとともに、時代の要請に対応できるさまざまな形態の学校の整備などを円滑かつ計画的に推進するため、平成10年度をめどに中・長期の展望に立った高校配置のあり方を検討し、毎年度の適正配置計画に反映させることとしております。このことから、地域での論議を踏まえた北空知圏振興協議会での方向づけがこの中で反映されるよう努めてまいりたいと思います。
次に、建設行政について申し上げます。建設工事は、地域の特殊性を踏まえ、年度当初より早期発注や平準化に意を用い、円滑な事業の執行に努めているところであります。10月13日現在の発注状況は、仮契約分を含めて件数307件、発注額49億3,996万4,000円で、発注率は86.1%となっております。
次に、廃棄物対策・ごみ処理広域化計画について申し上げます。厚生省のごみ処理に係るダイオキシン類発生防止ガイドラインに基づき、北海道は昨年12月、道内を32のブロックに分けたごみ処理の広域化計画を策定、今後のごみ処理のあり方や広域の範囲等についての基本的な考え方を示したことから、中・北空知ブロックにおいては、本年3月に6市10町の首長により中・北空知地域ごみ処理広域化検討協議会を設置し、ブロック内のごみ処理の広域化についての協議を開始したところであります。ごみ処理の広域化を推進するに際し、排出抑制や資源化の循環処理を図った上でのごみの排出量の将来予測、処理形態を盛り込んだ広域化基本計画を策定する予定であります。
次に、健康福祉まつりについて申し上げます。9月6日、健康福祉センターデ・アイにおきまして、民生児童委員及び保健推進員の皆さんのご協力をいただき、第2回ふかがわ健康福祉まつりを開催いたしました。当日は、健康づくり講演会、コンピューター体力測定、高齢者疑似体験などを実施し、延べ1,200人の市民参加のもと、盛会のうちに終了したところであります。
次に、平和運動の推進について申し上げます。本年は、新たに中学生2人を加えた3人の市民が8月6日の広島市の平和祈念式に参加し、9月19日、生きがい文化センターにおいてその報告会と沖縄戦を描いた「月桃の花」の映画会を開催、合わせて約600人の市民参加をいただきました。
次に、アメリカ合衆国が9月27日に行った臨界前核実験に対し、抗議と二度と行わないことを要請する文書を市長名をもって9月30日付で在日アメリカ合衆国大使館に送付したところであります。
次に、第17回深川ふるさと祭りについて申し上げます。本市の夏の最大のイベントであります第17回深川ふるさと祭りは、8月1日、2日の2日間、関係機関・団体などのご支援、ご協力をいただき、第22回深川市農業まつりと同時に開催され、市内外から多数の皆様に深川の夏を堪能していただき、盛会裏に終了したところであります。
次に、深川市明るく住みよいまちづくり市民総ぐるみ運動について申し上げます。交通事故や犯罪、非行のない明るく住みよい平和なまちをつくるため、7月1日から31日までの運動期間中種々の事業が展開され、7月10日には市民会館において、道警音楽隊カラーガード隊を初め関係機関・団体など延べ400人の参加により総決起大会が盛大に行われ、運動趣旨の浸透が図られたところであります。
次に、入札参加の指名停止について申し上げます。6月16日、大阪府高槻市内の社会福祉法人による老人福祉施設建設をめぐり、国などからの補助金不正受給に関連して幹部が逮捕された鉄建建設株式会社及び7月3日、岐阜県岐阜市内の社会福祉法人による特別養護老人ホーム建設をめぐり、国などからの補助金不正受給に関連して幹部が逮捕された株式会社間組について、本市発注工事等の指名競争入札参加資格者であるため、深川市競争入札参加資格関係事務処理要綱の規定に基づき、おのおの8月25日から1カ月間指名停止、さらに9月3日、防衛庁調達の装備品水増し請求で、国庫返還額の不正減額に係る防衛庁背任容疑事件で幹部が逮捕された日本電気株式会社につきましても、9月30日から1カ月間指名停止処分したところであります。
以上、行政の一端を申し上げ、報告とさせていただきます。
大変申しわけございません。訂正をさせていただき、おわびを申し上げたいと思いますが、加工用米を除いた1等米の出荷率99.8%と報告をいたしましたけれども、99.9%に訂正をさせていただきます。おわびいたします。もう一点でございますが、道教委の今後の適正配置計画の策定、平成10年度をめどにと報告をいたしましたが、平成11年度をめどにということでございますので、ご訂正をしていただきたいと思います。おわびして、報告にかえさせていただきます。
〇議長(柏倉謙一君) 次に、教育長教育行政報告を行います。
江剌教育長。
〇教育長(江剌昌吉君)〔登壇〕 平成10年第3回市議会定例会の開会に当たり、教育行政の概要についてご報告申し上げます。
初めに、学校施設の工事等の進_状況について申し上げます。学校施設の教育環境整備につきましては、日常の教育活動に支障のないように配慮しながら早期発注に努めておりますが、北新小学校暖房設備改修工事が9月末に完成するとともに、各中学校のコンピューター教室改修工事や深川中学校グラウンド整備工事についても発注を終え、順調に工事が進んでいるなど、当初予定に沿った教育環境の整備に努めているところであります。
次に、市民体育祭について申し上げます。昭和44年に第1回大会が開催されてから30回目の記念大会となった深川市民体育祭は、毎年7月第1日曜日に実施してまいりましたが、ことしは参議院議員選挙の投票日と重なることが懸念されたため、1週間繰り上げ、6月28日に深川市陸上競技場で、関係者のご支援と市民多数の参加のもと、盛大に開催することができました。また、この体育祭の冒頭、本年度の深川市スポーツ賞の表彰を行い、スポーツ功労賞に、深川市バレーボール協会、深川市スキー連盟の各団体において長年にわたり役員として要職を歴任し、おのおの競技の普及発展や青少年の健全育成に貢献された渡辺優氏、岩瀬進氏のお2人に、また本年3月長野県で開催された長野パラリンピック冬季競技大会に日本代表選手として出場し、健闘された高橋正充氏にスポーツ奨励賞を授与させていただいたところであります。
次に、童謡コンサートについて申し上げます。文化芸術鑑賞の機会を多くの市民に提供するため、9月5日、生きがい文化センターパトリアホールにおいて、昭和の童謡歌手、川田正子さんと深川混声合唱団コール・メム共演によるなつかしの童謡コンサートを開催したところ、多くの市民で館内は満員となり、子供から大人まで幅広く昔懐かしい心和むひとときを過ごし、改めて童謡に対する関心を深め、豊かな心情を育てることの重要性を認識したところであります。
次に、リフレッシュプラザ鷹泊について申し上げます。昨年の12月22日供用開始となりました本館に引き続き、本年5月に着工しました交流ホールの建設工事はその後順調に進捗し、8月31日竣工、9月11日に供用開始となったところであります。世代を問わず、コミュニティ活動、社会教育活動など幅広い地域活動の拠点施設として、また旧深名線資料室なども併設されていることから、市内外の方々にも地域住民との交流の場としての利用も期待いたしているところであります。
次に、スポーツ合宿について申し上げます。スポーツ合宿は、本市スポーツの一層の振興と地域経済の活性化を願い、合宿招致の取り組みを始めて4年目になりました。本年も、実業団、大学の訪問活動や合宿案内パンフレットの送付などを行ってきたところでありますが、景気低迷による不況の影響も大きく、これまで深川市で合宿されたチームの中には、陸上競技部の廃部や活動縮小などにより、深川市での合宿ができなくなったチームもありました。しかし、合宿地としての環境が整ってきていることや、口コミで陸上合宿のまち深川の名前も徐々に広まり、初めて深川市で合宿することになった10チームも含め、実業団の陸上競技部24チーム、大学の陸上競技部5チーム、道・県陸上競技協会5チームの合わせて34チームが35回にわたり716名が来市、宿泊数で3,910泊され、チーム数では昨年より1チーム増となりましたが、活動予算の縮小などのため、滞在日数や合宿人員の減などにより、人員で104名減、宿泊数で574泊減となったところであります。この合宿による経済的波及効果は相当なものと見込まれますが、今後ともスポーツ合宿の里づくりを目指して積極的な合宿招致を進めてまいる考えであります。
〇議長(柏倉謙一君) これで諸般の報告を終わります。
〇議長(柏倉謙一君) 日程第5 報告第3号法律上市の義務に属する損害賠償の額を定めることの専決処分の報告について及び報告第4号法律上市の義務に属する損害賠償の額を定めることの専決処分の報告についての2件を行います。
提出者の説明を求めます。
河野市長。
〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 報告第3号及び報告第4号法律上市の義務に属する損害賠償の額を定めることの専決処分の報告について、一括してご説明申し上げます。
報告第3号は、平成10年6月28日午前11時25分ころ、市道一已8丁目線の深川市陸上競技場横において、選挙管理委員会事務局書記、高谷洋行の運転する公用車が、選挙啓発用務のため駐車しようと後退させたところ、後方に停止した車両に接触し、破損させたもので、損害の相手方、深川市新光町3丁目2番1号、渡辺静江氏に8万945円を賠償しようとするもの、報告第4号は、平成10年8月7日午前9時20分ころ、市道山1線の新光町1丁目5番地先において、農業委員会事務局地籍調査係技師、山本慶治の運転する公用車が、地籍調査業務のため現地に行く途中、前方を走行し左折した車両に接触し、破損させたもので、損害の相手方、深川市4条6番15号、有限会社イヌイ農機店代表取締役、犬井寿雄氏に6万932円を賠償しようとするものの以上2件について、それぞれ示談が成立いたしましたので、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分させていただいたものであります。なお、賠償額につきましては、全国市有物件災害共済会より全額補てんされるものであります。
以上、報告とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。
初めに、報告第3号。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 終わります。(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 終わります。〇議長(柏倉謙一君) 日程第6 議案第64号深川市功労者の表彰につき同意を求めることについてを議題とします。
提出者の説明を求めます。
河野市長。
〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第64号深川市功労者の表彰につき同意を求めることについて提案理由を申し上げます。
本件は、深川市功労者表彰条例に基づき、市勢の発展と市民生活の向上に特に功労のあった方を表彰し、市民の市勢振興に対する意欲の高揚を図ろうとするもので、本年度は公益功労者として5人を表彰したく提案するものであります。
功労区分ごとに申し上げますと、各種統計調査に尽力された酒井敬一氏、林業の興隆発展に貢献された森田芳太郎氏、社会福祉の向上に貢献された伊林英夫氏、消防行政の伸展に貢献された岩崎忠雄氏、交通安全思想の普及推進に貢献された増田實氏であります。
以上の方々の表彰についてご賛同くださいますようお願い申し上げます。
〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって議案第64号は同意されました。〇議長(柏倉謙一君) 日程第7 議案第65号深川市税条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
提出者の説明を求めます。
河野市長。
〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第65号深川市税条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。
特定非営利活動促進法が本年3月25日に公布され、本年12月1日から施行されること、また地方税法等の一部を改正する法律が本年3月31日に公布され、その一部が平成11年4月1日から施行されることに伴い、市税条例の一部を改正するものであります。
改正の主な内容は、法人市民税につきまして、特定非営利活動促進法の制定により、社会貢献活動を行う特定の団体に対し法人格が与えられ、当該団体が税の課税の対象となるため、公益法人等並みに取り扱うこととするものであります。
次に、固定資産税、都市計画税につきましては、地方税法等の改正に伴い、住宅の新築、取り壊しによる用途変更宅地等の平成11年度課税標準額の算出方法について、改正法による全市の宅地の平均負担水準を用いて算出する方法によらず、当該土地の前年度課税標準額に負担調整率を乗ずる従前の方式を継続しようとするものであります。
よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。〇議長(柏倉謙一君) 日程第8 議案第66号深川市役所支所及び出張所設置条例の一部を改正する条例についてないし議案第75号深川市納内時計台プラザ条例の一部を改正する条例についての10件を議題とします。
提出者の説明を求めます。
河野市長。
〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第66号ないし議案第75号について、一括して提案理由を申し上げます。
本10件の議案は、納内町字納内の一部が11月9日付で住居表示が実施されることに伴い、当該区域内の公の施設の位置の表示を改めようとするものであります。
よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
〇議長(柏倉謙一君) これより一括質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって議案第66号ないし議案第75号は原案のとおり可決されました。〇議長(柏倉謙一君) 日程第9 議案第76号土地改良事業の実施についてを議題とします。
提出者の説明を求めます。
河野市長。
〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第76号土地改良事業の実施について提案理由を申し上げます。
平成10年4月13日から14日の融雪水により、農業用施設1件が被害を受けたところであります。この復旧を早急に行うため、去る7月10日に国の査定を終えていますが、災害復旧事業実施のためには、土地改良法に基づく北海道知事の認可が必要ですので、同法第96条の4の規定により、議会の議決を得ようとするものであります。
よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって議案第76号は原案のとおり可決されました。(柏倉謙一君) 日程第10 議案第77号市道の路線廃止について及び議案第78号市道の路線認定についての2件を議題とします。
提出者の説明を求めます。
河野市長。
〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第77号市道の路線廃止について及び議案第78号市道の路線認定について、一括して提案理由を申し上げます。
今回廃止しようとする市道は、路線の延長増減により、起終点を変更し、再認定を行うもの9路線、グリーンパーク21造成関連に伴うもの1路線の計10路線であります。
市道の認定につきましては、都市計画上必要とするもの1路線、他事業関連によるもの6路線、他事業により延長減とするもの2路線、開発行為などにより造成されたもの4路線の計13路線であります。
よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
〇議長(柏倉謙一君) これより一括質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。〇議長(柏倉謙一君) 日程第11 議案第79号工事請負契約の締結についてを議題とします。
提出者の説明を求めます。
河野市長。
〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第79号工事請負契約の締結について提案理由を申し上げます。
市営住宅芙蓉団地の建てかえにつきましては、老朽・狭隘住宅の解消と良好な住環境の形成を図るため平成8年度から進めておりますが、本年度、鉄筋コンクリート造3階建て2LDK6戸、3LDK12戸、計1棟18戸に係る建築工事につきまして、10月6日、6社による指名競争入札を執行しましたところ、2億2,575万円で株式会社江口組に落札し、平成11年9月完成を目指して仮契約を締結したところであります。
よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって議案第79号は原案のとおり可決されました。〇議長(柏倉謙一君) 日程第12 議案第80号財産の取得についてを議題とします。
提出者の説明を求めます。
河野市長。
〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第80号財産の取得について提案理由を申し上げます。
本市の地域情報化のため、郵政省の補助を受けて実施する自治体ネットワーク施設整備事業に係るシステム装置の購入について、10月13日、4社による指名競争入札を執行しましたところ、2億2,575万円で松下電器産業株式会社北海道支店に落札し、今年度末運用開始を目指して仮契約を締結したところであります。
よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。
お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
本件は討論の通告がありませんので、これより議案第80号を採決します。
本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって議案第80号は原案のとおり可決されました。
〇議長(柏倉謙一君) 日程第13 議案第81号工事請負契約の締結について及び議案第82号工事請負契約の締結についての2件を議題とします。
提出者の説明を求めます。
河野市長。
〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第81号及び議案第82号工事請負契約の締結について、一括して提案理由を申し上げます。
温水プールにつきましては、市民がスポーツとしての水泳を初め、水に親しむ機会を確保し、健康の増進と余暇の活用を促すとともに、中心市街地の活性化を図るため建設するものでありますが、建築工事につきましては、鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄筋コンクリート造、地下1階地上2階建て、面積4,158.62平方メートルで、10月13日、特定建設工事共同企業体10社による指名競争入札を執行しましたところ、12億435万円で寺岡・竹中・松村・佐田特定建設工事共同企業体に落札いたしました。また、同プールの空調設備工事につきましても、同日、特定建設工事共同企業体8社による指名競争入札を執行しましたところ、2億9,085万円で東洋・朝日・深水・栄深特定建設工事共同企業体に落札し、平成12年1月中旬の完成を目指して仮契約を締結したところであります。
よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
〇議長(柏倉謙一君) この場合、議案第81号及び議案第82号は、議事の都合により一時議事延期とします。
〇議長(柏倉謙一君) 日程第14 議案第83号平成10年度深川市水道事業会計補正予算の専決処分につき承認を求めることについてを議題とします。
提出者の説明を求めます。
今井水道環境部長。
〇水道環境部長(今井敏雄君)〔登壇〕 議案第83号平成10年度深川市水道事業会計補正予算(第2号)の専決処分につき承認を求めることについてご説明申し上げます。
次の専決処分書をごらんください。専決第9号は、既往の企業債を低利のものに借りかえを行うための企業債の追加などにより、平成10年度深川市水道事業会計補正予算(第2号)を、地方自治法の定めるところにより、平成10年7月9日付をもって専決処分したものでございます。
次の予算1ページをごらんください。予算本文についてご説明申し上げます。第2条では、予算第3条に定めた水道事業費用から95万円を減額するものです。
第3条では、予算第4条に定めた資本的収入に3,160万円を、資本的支出に3,207万5,000円をそれぞれ追加するとともに、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額及び過年度分損益勘定留保資金を9,697万5,000円にそれぞれ改めるものであります。
第4条では、予算第5条に定めた企業債に上水道高料金対策借換債3,160万円を追加し、限度額の合計を2億9,460万円にしようとするものであります。
次、3ページにまいりまして、収益的支出についてご説明申し上げます。1款2項1目、節、企業債利息95万円の減額は、先ほど申し上げました理由により、低利のものに借りかえを行うことによるものであります。
資本的収入についてご説明申し上げます。1款1項1目、節、借換債3,160万円の追加は、低利のものに借りかえを行うためのものであります。
次に、資本的支出でありますが、1款2項1目、節、企業債償還金3,207万5,000円の増額は、収入で申し上げました借りかえ企業債の繰上償還分及び借りかえに伴い、元利償還が均等償還のため、利息軽減による元金増額分であります。
以上、専決処分の概要につきましてご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、原案につきましてご承認賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって議案第83号は承認することに決定しました。〇議長(柏倉謙一君) 日程第15 議案第84号平成10年度深川市一般会計補正予算ないし議案第87号平成10年度深川市病院事業会計補正予算の4件を議題とします。
提出者の説明を求めます。
初めに、議案第84号、荒川財政課長。
〇財政課長(荒川 満君)〔登壇〕 議案第84号平成10年度深川市一般会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。
第1条で、歳入歳出それぞれに1億5,994万9,000円を追加し、予算の総額を220億3,230万7,000円にしようとするものであります。
第2条で債務負担行為の追加を、第3条で地方債の変更を図るものであります。
それでは、13ページをごらんください。3、歳出であります。2款総務費、1項6目市勢振興費450万円の増額は、深川地区消防組合が水力発電施設周辺地域整備事業で実施をしますマイクロバス購入に対し、同交付金分を補助金として交付するものであります。
11目行政推進費67万8,000円の増額は、新星町内会及び納内1区町内会が実施をします集会施設の改修に対し、補助金の交付を図るものであります。
3款民生費、1項3目老人福祉費293万8,000円の増額は、説明欄1の介護保険準備費93万8,000円は、平成12年度に導入が予定されます介護保険制度の事前準備として実施をします要介護認定モデル事業につきまして、当初深川市独自での予定をしましたが、北空知1市5町で共同で実施することになり、その関連経費を追加計上するものであります。2の1の人にやさしい住まいづくり奨励補助金200万円につきましては、住宅改造にかかわります利用希望者が当初予定を上回ることから、増額を図るものであります。
次のページをごらんください。2項3目保育園費120万1,000円の増額は、乳児の保育環境の向上を図り、より質の高い乳児保育を実施するため、国の乳児保育促進対策事業を導入して、深川、一已、納内保育園の設備、用具の整備を実施するものであります。
次のページをごらんください。4款衛生費、2項2目塵芥処理費85万6,000円の減額ですが、説明欄1の1、処分場周辺環境整備270万円の減額は、ごみ処分場の放流水等の放流先であります土井川の改修につきまして、当初予定していました区間が災害復旧事業で実施することになったことによる減額と、明年度施工予定区間を繰り上げて実施をします工事費及び河川用地確定測量委託料の増額を相殺したものであります。2の1の中北空知地域ごみ処理広域化基本計画策定負担金184万4,000円は、北海道のごみ処理広域化基本計画に基づき、中北空知地域におけるごみ処理の広域化を推進するため、中北空知6市10町によります広域化基本計画を策定するもので、その経費を負担するものであります。
6款農林水産業費、1項2目地籍調査費は、補正額はありませんが、説明欄1の1で地籍調査委員会の開催日数の増による報酬14万3,000円の増額を図り、2で地籍調査事業の事務費の精査により、14万3,000円の減額を図ったものであります。
次のページをごらんください。3目農業総務費70万円の増額は、東南アジア諸国におけます地元の資源を活用した山村振興の状況を視察することで、今後の本市におけます資源活用型の山村振興に資するため、国の補助を受けて視察研修を実施するものであります。
4目農業振興費7,514万3,000円の増額は、説明欄1の山村振興等農林漁業特別対策事業10万円は、ソフト事業の内容変更により、増額を図るものであります。2の1の稲作農家経営安定対策事業補助金750万円は、当初5,000万円の補助金の中で転作等にかかわります機械施設の導入事業と深川産のほしのゆめを市民に食べていただく道産米の消費拡大事業を計画いたしましたが、機械施設の導入事業費が当初予定より大幅に増大したことから、機械施設の導入事業につきましては当初の5,000万円の中での対応とし、米の消費拡大事業にかかわります経費について補助金の増額を図るものであります。2の新食糧法対応生産流通体制確立事業補助金571万2,000円は、米ばら出荷体制の整備として納内農協が実施をしますフォークリフト、ハードコンテナ等の導入に対し、2分の1道費補助素通りのものであります。3の水田農業活性化支援事業補助金45万8,000円は、事業費の確定に伴い、補助金の増額を図るものであります。4の水田麦・大豆等生産振興緊急対策事業補助金6,137万3,000円は、市内5農協が実施をします、水田を利用した麦、大豆の生産について、生産性や品質の向上等の課題に対応した水田営農の推進に必要な技術、営農体系等の実証を行う事業に対し、定額国庫補助素通りのものであります。
10目農業農村整備費は、ふるさと農道緊急整備事業の内容変更であります。
次のページをごらんください。8款土木費、2項3目道路新設改良費145万3,000円の増額は、市道丸山通線の道路排水流末処理に伴います排水路工事の実施により、負担金の計上を図るものであります。
4目橋梁維持費220万円の増額は、道道鷹泊停車場線とペンケ地区を結ぶ共栄橋の舗装剥離等の補修を実施するものであります。
4項2目街路事業費930万円の増額は、説明欄1の補助事業の蓬莱町線改良(その1)と次の(その2)につきまして、事業費の一部振りかえと事業費精算により、増額を図るものであります。
次のページをごらんください。5項3目住宅建設費216万円の増額は、建てかえを進めております多度志団地の早期発注に向け、1棟4戸建てE棟、F棟の実施設計を実施するものであります。
10款教育費、1項6目私立学校振興費138万2,000円の増額は、説明欄1の1、私立幼稚園就園奨励費補助金につきまして、国の子育て支援の一つとして、国の交付要綱が改正され、支給区分の拡大と支給限度額が引き上げとなったことから、補助金の増額を図るものであります。
3項4目学校建設費428万円の増額は、改築計画があります一已中学校の校舎棟の用地につきまして、現有敷地が狭隘であり、さらに用地の確保が必要であることから、隣接地の取得に向けての不動産鑑定と設計に向けての地質調査等を実施するものであります。
次のページをごらんください。7項3目文化奨励費200万円の増額は、ぬくもりの里整備に伴い、国道12号用地の調査測量設計を実施するものであります。
8目体育振興費120万円の増額は、説明欄1の1、全国各種スポーツ大会派遣助成金20万円につきましては、全国大会の参加が予定を上回り、予算に不足が見込まれることから、増額を図るものであります。2のバレーボールVリーグ女子深川大会開催助成金100万円につきましては、明年1月24日に深川市で開催されますバレーボールVリーグ女子深川大会の開催経費の一部に対し助成を図るものであります。
9目総合体育館費1,200万円の増額は、総合体育館の照明設備のスイッチ系統に誤作動が発生し、体育館運営に支障が生じていることから、改修を実施するものであります。
次のページをごらんください。11款災害復旧費、1項1目農用施設災害復旧費2,138万円の増額は、本年4月の融雪出水により被災をしました土井川の復旧工事を実施するものであります。
2項1目土木施設災害復旧費1,509万円の増額は、本年4月の融雪出水により被災した河川6カ所、道路1カ所について復旧工事を実施するものであります。
次のページをごらんください。13款諸支出金、1項4目みどりのまちづくり事業基金費220万円の増額と次の8目人材育成基金費100万円の増額は、それぞれ同基金への寄附金の積み立てを図るものであります。
14款職員費、1項1目職員給与費は、財源の振りかえであります。
それでは、戻りまして6ページをごらんください。第2表、債務負担行為補正は、追加としまして、行政診断業務委託650万円につきましては、本年7月27日付で策定しました平成10年度策定行政改革大綱に基づき、本市の行政診断を実施し、今後における改善の指針とするものであります。
第3表、地方債補正は、変更として、都市計画街路事業債外3事業債の増額を図り、地方債限度額を36億4,670万円にするものであります。
次は、11ページをごらんください。2、歳入につきましては、国庫支出金等の特定財源を充当して、不足する一般財源は17款繰越金の前年度繰越金2,022万8,000円を充当するものであります。
以上、原案にご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
〇議長(柏倉謙一君) 次に、議案第85号、河野市民福祉部長。
〇市民福祉部長(河野 淨君)〔登壇〕 議案第85号平成10年度深川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
第1条、歳入歳出それぞれに3,113万7,000円を追加し、予算の総額を26億8,113万7,000円にしようとするものであります。
最後の7ページをお開きください。3、歳出から主なものを申し上げます。3款1項1目老人保健医療費拠出金3,132万円の増額は、国民健康保険法の一部改正により、老人保健医療費拠出金の老人加入率が本年7月1日から改正されたことにより、不足分を増額補正するものであります。
戻りまして、6ページをお開きください。2、歳入、8款1項1目繰越金3,113万7,000円の増額は、平成9年度の繰越金を歳入補正予算財源不足の補てんとし、計上するものであります。
以上、原案にご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
〇議長(柏倉謙一君) 次に、議案第86号、今井水道環境部長。
〇水道環境部長(今井敏雄君)〔登壇〕 議案第86号平成10年度深川市水道事業会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。
最初に、予算本文についてご説明申し上げます。第2条では、予算第2条に定めた業務の予定量中、主要な建設改良事業のうち、配水管布設工事を2,800万円に改めるものであります。
第3条では、予算第3条に定めた水道事業収益に7,074万6,000円を追加するものであります。
第4条では、予算第4条に定めた資本的収入に529万3,000円を、資本的支出に440万円をそれぞれ追加するとともに、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額及び過年度分損益勘定留保資金を9,608万2,000円にそれぞれ改めるものであります。
第5条では、予算第9条の次に重要な資産の取得及び処分を追加するもので、本年度道営住宅建設用地として売却予定の旧緑町浄水場用地について、国の景気浮揚対策により来年度売却予定であった区画が追加売却となることから、5,000平方メートル及び2,000万円を超えることとなったため、地方公営企業法第33条第2項の規定に基づき売却処分について追加するものです。
3ページをお開き願います。収益的収入についてご説明申し上げます。1款3項1目、節、固定資産売却益7,074万6,000円の増額は、旧緑町浄水場用地が先ほど申し上げました理由により追加売却となることによるものであります。
次の資本的収入でありますが、1款3項1目、節、消防組合負担金140万円の増額は、道道深川停車場線改良工事において防火水槽が支障となり、消火栓を補償工事として設置することとなったことによるもの、4項1目、節、固定資産売却代金389万3,000円の増額は、旧緑町浄水場用地の追加売却によるものであります。
次のページ、資本的支出でありますが、1款1項1目拡張費、節、委託料3,540万円の増額は、国の景気浮揚対策の第2次補正に対応するための調査設計費の増額、節、工事請負費3,340万円及び節、建設利息200万円の各減額につきましては、節、委託料の増額による事業調整によるものであります。同項2目配水管布設費、節、工事請負費300万円の増額は、一已地区の地下水利用者により、水不足及び水質悪化が著しく、水道水供給の要請があり、早急に配水管を布設するために対応するものであります。同じく3目消火栓設置費、節、工事請負費140万円の増額は、先ほど収入の消防組合負担金で申し上げました理由によるものであります。
以上、補正の概要につきましてご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、原案にご賛同賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(柏倉謙一君) 次に、議案第87号、中山総合病院事務部長。
〇総合病院事務部長(中山正光君)〔登壇〕 議案第87号平成10年度深川市病院事業会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
今回の補正は、本年度厨房、調理室の改修を行うに当たり、約1週間の間使用できなくなり、この間の入院患者に対する給食の対応として調理業務の一部を委託しようとするもの及び医療廃棄物処理業務委託の処理量の増加に伴い予算が不足いたしますので、委託料を増額しようとするものです。なお、財源につきましては、材料費及び経費の一部を減額し、充てようとするものであります。
次に、予算本文について申し上げます。第2条、平成10年度深川市病院事業会計予算第9条に定めたたな卸資産購入限度額を297万円減額し、12億1,962万7,000円に改めるものです。
次のページをお開きください。収益的収入及び支出についてご説明いたします。初めに、支出で、1款1項2目材料費644万5,000円の減額は、材料購入単価の減による診療材料費547万5,000円の減額と、調理業務の一部を1週間委託することによる給食材料費97万円の減額であります。1款1項3目経費644万5,000円の増額は、前段申し上げました調理業務の委託料277万5,000円及び医療廃棄物処理量の増加による委託料697万円、合計974万5,000円の増額と、当初移動用エックス線テレビ装置を賃貸借で更新する考えでおりましたが、修理をすることで使用可能となったことから、更新を取りやめ、賃借料330万円を減額し、相殺しようとするものであります。
以上、原案にご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。
初めに、議案第84号、歳出、2款総務費。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
3款民生費。
佐藤議員。
〇3番(佐藤寿夫君) 3款民生費でお伺いをいたします。
14ページ、3目保育園費、説明欄、乳児保育促進対策事業に関してお伺いいたします。ただいま説明もございましたが、この事業が乳児保育を促進する観点から、保育所に対して沐浴施設や調乳施設等を整備するという、1施設で最高230万円を最高として補助するという事業で、9月18日付でこの事業の実施要綱が改正されたことから、個人及び社会福祉法人の保育所にも社会福祉協議会等の社会福祉法人を通じた形で適用されるという、このように承知をしているわけでありますが、以下3点についてお伺いしたいと思うのですが、今回の補正の内容についてお示しをいただきたいと思います。次に、市内における乳児保育の実態はどのようになっているのか。最後ですが、今後の取り組みについて。
以上でございます。
〇議長(柏倉謙一君) 答弁願います。
河野市民福祉部長。
〇市民福祉部長(河野 淨君) ただいま乳児保育促進対策事業につきましてご質問をいただきました。お答えを申し上げます。
1点目のこの事業実施によります補正の内容でございますが、先ほど補正の提案説明がございましたとおり、現在乳児保育を行っております深川、一已及び納内保育園の乳児室のカーペット、カーテン等の更新及び乳児用ベッド、外出用乳母車、おむつ交換台等を購入するものでございます。
2点目の市内における乳幼児保育の実態でありますが、市立保育所が3カ所、法人立保育所が4カ所の計7カ所のそれぞれ認可保育所で実施をいたしております。深川、一已保育園では生後3カ月目から、その他の保育所につきましては生後6カ月目から乳児の受け入れを行ってございます。
3点目の乳児保育の今後の取り組みでございますが、よりよい、質の高い、安心してお子さんを預けていただくことのできる保育環境の整備に努めてまいりたいと存じます。
〇議長(柏倉謙一君) 民生費を終わります。
4款衛生費。
北名議員。
〇24番(北名照美君) 中北空知地域ごみ処理広域化基本計画策定負担金に関してお尋ねいたします。
まず、1点目は、深川市のごみ処理の関係で、処分場の状況について、それから分別リサイクルあるいは減量ですけれども、これらが現状どういう状況になっているか、今後の展開も含めて尋ねたい。それから、深川市の基本計画というのがあるわけですが、これとの関係で処分場あるいはリサイクルなどの状況はどういうぐあいに到達をしているか、これが1点目です。
2点目は、この協議会、先ほどの行政報告の中でも出されましたが、3月に6市10町でつくっている協議会、首長による会合は2回持たれた。あるいは幹事会が7回ですか、持たれた。その後も1回持たれているかもしれませんが、そういう状況のようですけれども、この協議会が今度民間コンサルタント会社に調査委託をすると、こういうことですけれども、ということは協議会としては広域化という方向を打ち出したという感じをするわけなのですが、そのことについて聞きたい。
それから、3点目は、今ちょっと言いましたが、今回の調査のことなですけれども、いわゆる委託をすることについてですが、この調査をするという中身、内容、これは私が知っている範囲では7点ほど聞いているわけですが、どれをとってみても大変初歩的なもので、別に委託をしないでも自治体の中でできるという感じを受ける中身ばかりなわけです。その点についてお聞かせをいただきたい。先ほどの質問とちょっとダブりますけれども、つまりこの調査自身が広域にするということを前提にしているのではないかという感じでおりますので、そのことを聞かせていただきたい。
4点目は、広域化をすると、6市10町ということについてなのですが、大変問題点がたくさんあるわけです。私もそれなりに問題点を感じているわけですが、広域化の問題点についてどのように押さえているか聞きたい。
5点目、政府の方針というのは、これまでごみ処理については自区内処理ということを出してきていたわけです。ここに来て広域になったということは、どういう理由でいつから政府の方針がこのように変わったのか聞かせていただきたい。
6点目、当然大きな方針ですから、市民の合意というものが必要なわけですし、翻って議会の同意というのが必要なわけです。こういう形で広域化が、なし崩し的とは言いませんけれども、こういう形の進みというのは問題があるというぐあいに思うわけです。少なくとも議会の意見を十分聞くという論議をする場面を持つということが先決ではないのかという気がするわけですが、その点についてどう考えているのかお尋ねをいたします。
〇議長(柏倉謙一君) 今井水道環境部長。
〇水道環境部長(今井敏雄君) 塵芥処理費の中の負担金で、中北空知地域ごみ処理広域化基本計画策定負担金のお尋ねでございます。項目が多いものですから、順番に答弁をさせていただきたいと思いますが、まず深川市のごみ処理の状況でございますが、最初にお尋ねありました処分場の関係でございます。現在の深川市の一般廃棄物最終処分場の利用につきましては、計画時点では平成14年3月までを目途としておりましたけれども、平成7年の残容量調査をいたした状況で、現状の埋め立て量で推移した場合、2年程度利用期間が延長できるということで、平成15年度いっぱい、平成16年3月までの利用が可能でないかと判断をいたしているところでございます。
次に、分別、リサイクル、減量の現状と今後の展開というお尋ねでございますが、現在市が収集いたしております分別のかかわりで申し上げますと、空き缶、空き瓶、紙パック、蛍光管、乾電池等でございまして、処分場で持ち込まれたものを分別するということにつきましては、8区分いたしております。空き缶、空き瓶、紙パック、段ボール、蛍光管、乾電池、金属類でございます。
減量、さらにリサイクルということでございますが、従前から生ごみ堆肥化容器の購入助成であるとか、あるいは古着の回収は年2回、イベントに合わせて実施いたしておりまして、平成9年度末で合計4.6トンぐらいの回収をいたしております。さらに、資源物集団回収奨励金交付事業ということで、本年度新規事業といたしまして、紙類に対しまして町内会などの団体あるいは回収業者に奨励金、協力金ということで取り組んでいるところでございます。
今後の展開というお尋ねでございましたが、今後容器包装リサイクル法において、平成12年度から新たに発泡トレー、その他の廃プラスチック類や段ボールなど紙製容器などが追加となる予定でございます。本市においても、ペットボトルについてまだ実施いたしておりませんけれども、今後、今のごみ処理広域化計画の状況を見きわめる中で、その他の資源化も含めて検討をしていきたいと考えているところでございます。
それから、平成7年に定めました市の基本計画でございますが、この基本計画におきましては、ごみ固形燃料の施設または焼却施設、さらにリサイクルプラザの建設ということで、平成13年度を供用開始見込みで計画をいたしておりましたけれども、昨年1月厚生省が示しましたダイオキシンに対するガイドライン等もございまして、現在中断をいたしております。なお、広域化での検討後に改めてこの問題について検討をしていきたいというふうに考えております。
さらに、最終処分場でございますが、搬入量については先ほど申し上げました15年度いっぱいということでございますけれども、その後の問題につきましても、今の広域化計画と連動しているものですから、その時点で今後検討を加えていきたいというふうに考えております。いずれにしましても、市で定めました基本計画の内容が広域化と連動することで若干見直しをしなければならないという状況に至っているところでございます。
次に、協議会の状況でございます。中北空知ごみ処理広域化検討協議会ということで、本年の3月31日、6市10町でご案内のとおり設立をされました。これにつきましては、目的で言っておりますけれども、循環型社会に転換するということを理念としまして、この中北空知地域におけるごみ処理体系のあり方、ごみ処理の広域化などについて協議していこうという目的で設立されたものでございます。
ご質問にもありましたように、役員会、幹事会、それぞれ視察等を踏まえまして協議会で論議がされたところでございますが、検討事項の中で特にご説明を申し上げますと、このブロック内におけますごみ処理の方法について、全体あるいは小ブロック等での処理、この対象物、処理方法、輸送システムなどを検討いたしたわけでございます。それぞれ施設のあり方等についても検討を加えたわけですが、現状一つにまとまったという内容のものでございませんで、最近のダイオキシン対策を含めました処理技術につきまして、かなり最近大きく進んでいるという状況もございます。この辺のノウハウがないということ、さらに専門的な解析が必要であるということ、あるいは建設、維持管理、コストなどの試算をする場合にやはり専門的な方の判断を仰がなければならない、こういうようなことがございまして、ブロック内でのいろんな比較検討をそれぞれ担当課長レベルで検討いたしましたけれども、やはり専門的な解析が必要であるし、さらに広域化そのものの是非を、地域の各種問題を乗り越えて今すぐ広域化ということにはなっておりませんので、この辺の精査をしていこうということでこの議論が委託という形になったわけでございます。
この基本計画策定の目的の第1は、何としましても、ごみ処理の広域化を推進するという、ガイドラインを含めて道の基本方針もございますけれども、排出抑制や資源化の循環型処理を図った上でのごみ排出量の将来予測、ごみ処理の処理形態を盛り込んだ広域化計画を策定しなければ、各市町村の取り組みに関しても支障が出るというようなことでございまして、この中北空知ブロックにおけます最も適したごみ処理の方向づけをするということが目的でございます。ご質問にありましたけれども、初歩的ということでございますが、かなり空知支庁を中心にいろいろ精査をいたしましたけれども、やはりかなり高度な技術が必要であるという認識から、今回に至ったということでございます。
それから、ご質問にありました広域を前提としているのでないかというご質問でございますけれども、あくまでも広域化基本計画ということは、中北空知ブロックの最も適したごみ処理がどういう形態なのかということを検討するということでございまして、ご質問の内容に若干反するかもしれませんが、広域化ありきというものではないということで、この地域の中北空知ブロックの処理方向がどういうことがいいのかということを検討するという調査でございます。
それから、政府の方針ということでございましたけれども、これまで地方自治法、さらに廃棄物の処理及び清掃に関する法律等では、あくまでもまず市町村の区域内の処理から出発するわけで、関連するお隣のまちとの関連がありますと協議をしなければならないということになっておりましたけれども、厚生省がいつから変わったのか、あるいは広域ということでいつから変わったのかというご質問でございますけれども、昨年来の議会でもそれぞれご答弁をさせていただいておりますけれども、平成9年1月に厚生省のダイオキシンに関するガイドラインが示されたわけでございます。このガイドラインにつきましては、平成9年1月28日付、厚生省から都道府県知事に対して、ごみ処理に係るダイオキシン類発生防止等ガイドラインに基づきまして、ダイオキシン類の排出を削減するための対策を強力に推進するということで市町村を指導する旨の通知がなされたところでございます。これに基づきまして北海道は、平成9年7月、ダイオキシン対策にかかわるごみ処理基本方針を定め、さらに12月にはごみ処理広域化計画ということで、北海道を32ブロックに区分して広域化を進める形が望ましいのでないかという形が示されたわけでございます。
それから、議会の関係、市民周知等についてでございます。基本計画策定はこれからということでございますけれども、昨年の2定あるいは4定あるいはことしの1定でもそれぞれご答弁をさせていただいておりますけれども、広域化の問題について基本的なことから精査をしなければならないということで現在に至っております。この間、検討会でいろいろなことを検討する内容につきましても、廃棄物対策審議会にもその資料等を提出しながら、あるいはよそのまちの先進地の視察を続ける中で、いろいろご意見をいただいているという状況にございます。今後、この検討の進みぐあいに必要に応じてまた廃棄物対策審議会等とも検討させていただき、さらに議会あるいは関係団体とご協議をさせていただきたいと存じているところでございます。よろしくご理解を賜りたいと存じます。
広域化の問題点ということで、どんな問題が予想されるかというお尋ねでございましたけれども、やはり各市町のそれぞれのごみに関する事情も認識も異なりますし、あるいは広域化をしていくという観点では、建設場所の住民同意の問題もございましょうし、輸送手段の問題もございましょうし、あるいは各市町におきまして統一した分別も必要となろうかと思います。さらに、処理施設が数カ所に分かれる場合の輸送システムの考え方だとか、いろいろなことが問題点として提起されるわけでございますけれども、大きくは施設の効率的な活用とガイドラインで言われていますダイオキシンに対する安全性ということも最も重要な事項でございますし、ここら辺のかかわりが非常に大切な問題点ではないかというふうに認識しております。
〇議長(柏倉謙一君) 北名議員。
〇24番(北名照美君) 答弁いただきましたが、何点かお尋ねしたいのですが、一つは、深川の分別だとかリサイクルあるいは減量の様子についても今話してもらいました。ごみ問題というのは、非常に大きな問題になって、ほかの自治体の様子がいろいろあるわけですが、6種類ぐらいに分けて外へ出しているとか、曜日を分けて出しているとか、入れ物をどうしているとか、いろんな形があるように思います。そういう点では、住民の意識だとか協力だとかそういうことが前提となるし、非常に難しいことがたくさんあるのですけれども、深川の現状を見たときに、感じで言うわけですが、ほかよりも進んではいないと。それから、取り組みに対する住民啓蒙についても進んではいないという印象を受けるのですが、その辺について、これからのことも今お話がありましたけれども、何かそういう感じを受けるのだけれども、その辺はどう感じているか、押さえているかというか、一つ聞いておきたい。
それから、決して広域化ありきということではないんだよと、広域化の是非も含めてやるんだという話を今してはいますが、しかしこの流れというのはそういうぐあいに言えないのではないかなと思うのです。厚生省あるいは道、空知支庁を通じた道の考えということですが、こういう形で北海道を32ブロックという形を指定して、そして今度の基本計画のための調査委託ですか、そういう形に進んできていると。そもそも32ブロック、ここで言えば中北空知ブロックとなるのだけれども、このことの無理というか、人口の様子、今言われた交通の問題、特に冬場の問題だとかコストの問題などなどで、そういうことがあるのではないかと思うわけです。
その点について、地方分権とは言っている時代なのだけれども、実際にはまるで地方の権限というか、あるいは主体性というか、そういうのが感じられない心配を私は持っているのです。ですから、そういう形の、本当のところはそうだと思っているのだけれども、形の上では広域化ありきではない、是非を検討するんだという言葉としての答弁といいますか、そういう言い方をされているけれども、そういう危惧が私はあると思うのです。その辺の歯どめというか、はね返すだけの気持ちというか、そういうものをきちっと持っているのかどうか聞きたい。
それから、いわゆる100トン連続稼働という問題があるわけですけれども、先ほどの答弁の中でもあったような気がするのですが、処理技術が進んでいると言いましたが、まさにそうだと思うのです。ですから、大型の施設ではなくても、中型の施設だとか、今の時代ですから相当技術が進んでいると思われるのです。その点についての認識を聞きたい。
それから、最後なのですが、いわゆる深川市には廃棄物対策審議会というのですか、名称が正確でないかもしれませんが、という市民組織といいますか、諮問機関的なもの、あるいは諮問機関かな、があるわけですが、ここに対して提起をしてきたというような言い方をされていますから、されているとするならば、そこでの意見はどういう形になっているのかお尋ねをいたします。
〇議長(柏倉謙一君) 今井水道環境部長。
〇水道環境部長(今井敏雄君) 再質問をいただきました1点目でございます。深川市の現状、分別、リサイクルについてほかより進んでいないというご指摘をいただきました。これに対してどう考えるかというご質問だと存じますけれども、先ほども若干触れましたけれども、平成7年に深川市のごみ処理基本計画を立てまして、それに向かって取り組みを進めてまいりましたけれども、ダイオキシン問題が発生することによって、根幹が揺るがされた内容に至ったわけでございまして、分別の考え方につきましても、現在の道の示されたごみ処理の広域化計画をクリアしなければ次の段階に歩み出せないというような状況もございまして、特にごみ処理については、まず第1点、厚生省の示されたガイドラインをクリアする計画から出発しなければならないということで、非常に私どもも悩んでいるところでございます。
分別、リサイクル、それぞれ市民団体の方々も非常にご協力をいただき、取り組んでいただいているところでもございまして、ご案内のとおり、リサイクルにつきましては、リサイクルフェア等の開催につきましても、減量推進員の皆さん方が積極的に取り組んでいただいているというような内容もございます。しかし、量的なものでカウントしますと、なかなか昨年から飛躍的に伸びるという状況には至っておりません。こういうことも含めて、ごみの問題は、私どもも今後さらにほかのまちの先進事例も踏まえまして検討を進めていかなければならないと存じております。さらに、今の広域化計画の方向づけで、分別、リサイクルの考え方も各町と取り組みの歩調を合わせなければならないというようなことも出てくるのかもしれませんけれども、こういうことも含めて今後さらに検討、研究してまいりたいと存じております。
2点目にございました広域化ありきでないかと、流れはそういうふうな方向になっているのでないかというご心配をいただきました。技術的なことでもかなり進んでおって、大型でなくてもよいのではないかということ、この議論は実は検討会議の幹事会の中で大いにこの議論が沸騰いたしました。しかしながら、実際にそれを確認する手法もございませんので、さらに今後技術的なものも含めて検討して、全体的に大型でなくて中型、小型のものが可能なのかどうなのか、そのことで国が示していますダイオキシンの排出基準をクリアできるのかどうなのか、こういうようなことも今後検討し、さらにコストのこともございますし、必ずしもご質問にありました大型のものだけの検討ということではございませんので、ご理解を賜りたいと存じます。
それから、廃棄物対策審議会での提起、意見でございますが、広域化につきまして道が示したこと、あるいは現在検討していることをご説明申し上げましたけれども、どちらにしても確定的にこういうふうに決まったという内容ではございませんので、今後その姿が見える段階でさらにご判断をいただきたいと思っておりますけれども、現状は報告でございまして、非常に大変なことだなというご意見程度で、他の施設の見学の中でも、コストがかかるなとかいろいろありますけれども、広域化についての具体的な提案だとかご審議をいただいたということはございませんので、ご理解を賜りたいと存じます。
〇議長(柏倉謙一君) 北名議員。
〇24番(北名照美君) 今の答弁を聞いてわかったことはもちろんありますけれども、私はやはり、さっきも議会並びに市民の意見をよく聞くということを言ったのは、最後に答えてもらった部分で、提起をしたと、あるいは提示をしたと、これはこれで当たり前のことなのですけれども、そこでこの広域化問題ということに対して大いに論議をし、意見を出してもらい、検討、研究を深めてもらって、そうしないと行政として臨んでいくときの姿勢が、腰が定まらない。だから、さっき地方分権とか自治体の主体性と言ったけれども、ここが大事だと思うのです。議会論議あるいは市民組織との関係での意見の反映といいますか、その点を抜かりなくやってもらわないと、提供したということでは全然用をなさないと言ったら言い過ぎにはなるけれども、そういう感じをいたします。その点について一言聞いておきたい。
それから、もう一点は、いわゆる厚生省の大型炉建設に対する補助基準というのがあるわけです。これは、何トン以上の場合でなければ補助がつかないと、こういうぐあいになっているはずなので、そこは一つ聞きたいのですけれども、そこに私は大きな問題があると思うのです。だから、そういう問題点に対してむしろ地方から、財政的に地方の自主性が反映できないような仕組みになっているとするならば、物を言っていく必要があるのではないかと思います。その点で、現時点での補助の基準とそれに対する意見を聞いておきたい。
〇議長(柏倉謙一君) 大西助役。
〇助役(大西良一君) 専門的というか、前段の質問は、水道環境部長からのことでご理解をいただきたいと。私どもは基本的に、今ご指摘、ご質問いただいております広域化問題、これはまさに平成9年1月に突如として出されたものであります。平成9年度の予算編成の折、ちょうど私どもの基本計画に基づく中間処理施設の計画を樹立しようという意思決定をする、その時期とバッティングをしてしまったと。それで、断念をせざるを得なかったというのが現状でございます。したがって、今国のガイドラインに基づいて、北海道は北海道として、この広い地域を32ブロックに分けて、空知管内は2ブロックでありますが、そういう形で広域化計画をつくろうと。当面は、国の基準というか、今言われた補助基準といいますか、その基準があくまでも日量最大300トン、24時間連続燃焼焼却、最低が100トン、こんなような形で、空知の場合は中北と南に分割することでその辺の整理はできるであろうと、そういう観点から北海道計画がなされ、それぞれのブロックで議論するのはただ単に量だけの問題であろうかと。
幾つか問題点も水道環境部長から述べられているように、種々の問題やら課題が多くあるわけでありまして、それらをクリア、解決するためには、ただ単に事務的な議論だけでは到底解析ができ得ない。そのためには、専門のコンサルタントの皆さんの技術、ノウハウをお借りして、この地域におけるごみ処理対策はどうあるべきなのか。言われるように、必ずしも100トンに固執するのか、あるいはもう少し地域を小さくして、今の技術能力からして、小型の施設をもってそのことがクリアできないかどうか、そんなこともさまざまな角度で議論、検討いただいて方向を出していこうというのが今回ご提案申し上げている基本計画の策定でありまして、その辺の見きわめ、方向が決まらない中で議会の皆さんにお示しをしたり、あるいは廃棄物対策審議会にお示しをしたり、市民の皆さんのご意見をと、こう申し上げても、なかなか私どもは対応し切れないという部分も一面抱えておりますので、その辺ご理解をいただき、今ご質問ありました事柄などなども含めながら、私どもは疑問解決あるいは解析された問題に対する行政的な対応をさせていただきたい、このように考えております。
〇議長(柏倉謙一君) 衛生費を終わります。
6款農林水産業費。
渡辺議員。
〇22番(渡辺英雄君) 6款農林水産業費の16ページ、1項農業費の4目農業振興費、稲作農家経営安定対策について、認識を深めたいので、若干の質疑をお許しをちょうだいいたしたい、こんなふうに思っているところであります。
この事業の取り組み姿勢、さらに目的、内容及び意義、さらには前年度の予算、今年度の予算、当初からどのように計画をされていたのか、さらに補正の内容もこの際求めておきたいと存じます。
以上です。
〇議長(柏倉謙一君) 坪井経済部長。
〇経済部長(坪井義広君) お答えを申し上げます。
稲作農家経営安定対策事業5,000万円の内容についてでありますが、この5,000万円につきましては、転作の強化並びに米価の下落対策として5,000万円を当初計上したもので、事業の内容といたしましては、転作にかかわる国費、道費で対象とならない機械及び施設の新規導入やほしのゆめの作付奨励に対するもの、さらにはほしのゆめの無料配布、道産米の消費拡大事業、これらを内容として当初5,000万円の計上をしたものでございます。前年度予算額につきましては、転作の強化に対応する考え方で、9年度につきましては3,000万円を計上させていただいております。
それから、補正の内容につきましては、道産米の消費拡大のために、全市民に深川産のほしのゆめを家族数に応じて1キロから3キロ無償配布するもので、その数量は約15.4トンで、俵数にしますと256俵、金額で1キロ袋480円で換算をして750万円となるものであります。
〇議長(柏倉謙一君) 渡辺議員。
〇22番(渡辺英雄君) ことしの予算は5,000万円ということが計上されているわけでありますが、今ほしのゆめの消費拡大、そして1キロから3キロを家族数によって家庭へ配布ということが明らかになったところでありますが、これは農業が厳しいというところから、あるいは19節の中での昨年の3,000万円、ことしは2,000万円プラスして5,000万円をして、その範疇でやらなければならない事業ではないかと。しかし、今機械の道補助あるいは国の補助からはみ出した分での支援という形からこういうふうになったというけれども、年度当初からこの種のもの、ほしのゆめの配布ということは私は認識がなかったわけでありますし、新たに出たのかなと、こんな思いをいたしておりますが、それで750万円、256俵ということの数字が明らかになったわけでありますが、農家個々の自助努力、加えてそれぞれの農協もあります。農協の負担、こういうものも含めて、どんなお考えでこの補正をとったのかということにいま一度理解に苦しむと同時に、このことの金額の大小よりも、内容、何か今この中で見る限りにおいては、去年、ことしの状況を見たって、少し行儀が悪すぎるのではないかと、こう思わざるを得ないし、それらを含めて理解にいまいち苦しむところであると同時に、5,000万円から750万円という各戸の配布ということ自体は市がやる事業であるのかどうか、あるいはこういう形にするということになったら、事務的あるいはその事務量というのは膨大になるというふうに私は思うわけでありますけれども、特に経済部は部長に次長にと2人も置いて強化をしている中で、農政にかかわる意気込みというのは私は理解はするけれども、今現在商工業者、どういう状況になっているのですか。農業も厳しいですけれども、中小商業、まだまだ厳しいものがあるということを考えるときに、これらのものが今ここに出されているということは、経済部として、もちろん農業を基盤としたまちでありますから、わかります。そうしますと、これはどういう形で要請を受けたのか、あるいはみずからが経済部で企画立案したのか、あるいはそういう声があったのか、またその声がない中小企業というか、そういう商人に向けてもこれらに向けた対策というのが考えられていたのか、あるいは考えるべきだと私は思います。そういうことも含めて伺っておきたいと存じます。
〇議長(柏倉謙一君) 坪井経済部長。
〇経済部長(坪井義広君) ほしのゆめの無料配布が当初5,000万円の中にあったのかということでございますが、先ほど申し上げましたように、転作の強化と米価の下落対策としてのものでありますが、その事業内容としましては当初から、先ほど申し上げましたように、ほしのゆめの配布について、無償でという考え方あるいは値引きというような考え方についていろいろと決めかねておりましたが、当初からその内容に入っておりました。
特にその中で、市が示しました稲作経営安定対策事業の実施要綱に基づきまして、9月の中旬までにその実績を取りまとめしました結果、先ほど申し上げました農家負担の軽減に係る事業費が実績で事業費ベースで約1億1,000万円ということで、既に負担軽減に係る分が5,000万円の予算をオーバーしたと。そういう中で、ご指摘のように、補助率をダウンして5,000万円の中でやる考え方も検討させていただきましたが、ご案内のとおり、米価の下落がかつてない厳しい状況であると。そういう中で、基幹産業は農業であるというようなことから、農家経済の低迷は本市全体の経済に及ぼす影響も大きいというようなこと、さらにはあくまでも5,000万円については転作の強化に対するもの、あるいは下落対策という考え方が強いということで、農協の組合長さん初め農業団体から、農家負担の軽減について5,000万円は執行すべきだという強い要望、深川市民全体にかかわる消費拡大事業については5,000万円以外での中でという、こういう考え方、強い要請を受けて、市長が最終判断をして、消費拡大事業の750万円については今回補正で計上させていただいたものであります。
次に、米の消費拡大事業について、行政がやるべきことなのかということでありますが、既にご案内のことと思いますが、農家につきましては、限度数量1俵、従来は200円を拠出する中で、全国段階あるいは全道段階で生産者みずからはそういう取り組みをしておりますし、農協個々においてもいろいろなイベントなどを通じてそういう取り組みをしている中で、特に道産米の道内消費が落ち込んできているという中で、道産米の道内消費の落ち込みの要因としましては、おいしい地域の道産米を道外に流通させているというホクレンの販売戦略、こういうことに対しまして、深川市が中心となりまして、道内消費を向上させるためにはおいしい地域の道産米を道民に優先流通させるべきだと、こういう提言を北海道並びにホクレンにいたしている。市みずからもそういうことを確立していく、こういうことのためにも、行政としての取り組みをいたすことで当初予算に計上させていただいたものであります。
それから、農業だけでなくて、商業、中小企業も同じような厳しい状況でないかというご質問でありますが、まさにご指摘のとおり、今日の長引く経済不況の中では商工業の経営も同じように大変厳しいと、こういうふうに認識をいたしております。10年度につきましては、商工業施策としまして、特に商工業対策の柱となるのは、市長からも申し上げさせていただいておりますが、融資政策であると、こういう考え方で、融資制度の充実を10年度にも図ってまいっております。そういう中で農業にだけというのは、先ほど申し上げましたような考え方から今回の補正計上をさせていただいたものでありますので、ご理解をいただきたいと思います。
〇議長(柏倉謙一君) 渡辺議員。
〇22番(渡辺英雄君) 大変厳しいという状況を、今商工業者の対策にも融資制度の充実をしていると、こういうふうに言われますけれども、これは年度当初からしているものであって、今回のものについては、いつ何どきこのような形になったのか、このことが理解できないわけですけれども、それを譲ったにしても、この種の考え方と同一とは言いませんけれども、私はもしこれを取り組むとするならば、消費の拡大あるいは中小企業の消費の年間100万円だとか50万円だとか売った、あるいは買った市民から何万円かの補助をして、10%でも、あるいは5%でも補助をして、消費の金券、今、国会でも言われている商品券だとか何だとかとありますが、そういうふうにしなかったら、公平、平等、厳正なバランスが崩れるのではないですか。まして補正なんてということになったら、なおそういうことを言わなければならないというか、言わざるを得ないことになってくる。それによって公平さが保てるというか、あるいはまたこれだけ落ち込んでいる商工業者への愛の手を同じようにして考えなければならない問題でないかと、私はそういう認識と同時に、ほかの自治体で行政が10%、100万円だったら1万円とか2万円とかを商品券で出して消費拡大をさせてやると、こういう施策を持っている市町村もあるというふうに聞いておりますから、したがってやはりバランスをとっていかないと、いろんな問題が起きてくるし、生じてくるし、声を出さない者は自助努力をしてもなかなか大変だというところの認識が非常に浅いと言わざるを得ないわけでありますけれども、したがってこれをやることによって、同時に商工消費対策に来年度はそういう形の新たな施策というものを組めるのか組めないのか伺っておきたい。
〇議長(柏倉謙一君) 河野市長。
〇市長(河野順吉君) いろいろ貴重なご提言も踏まえての再々質問でございます。真摯に受けとめながら、今農業ばかりではない、すべての経済が厳しいということでございますから、私は時折でございますけれども、それぞれの関係者の皆さん方とお会いするたびに、どうぞひとつ頑張っていただきたい。必ずいつかはこの暗いトンネルを通り抜けることができる。それは、本当に何かしら、ただ単なる激励の言葉にしかならないかもしれないけれども、こういった形を申し上げさせていただいてきているところであります。
特に一番厳しいと言われている農業、農家経済の皆さん方でありますが、お互い力を合わせながら頑張ってはいただいておりますけれども、もう既に議員さんがご理解をいただいている上での質問でございます。本当に経営を拡大し、若い人たちに夢と希望をと、私はいろいろ青年部の皆さん方やそれぞれの方々とお会いする中で、市長、今度はどこどこへ米のPRに行ってくるんだという青年部のあの生々しい気持ちを私自身考えたときに、ぜひ深川のおいしい米をPRしてほしい、こんな気持ちを激励で申し上げたこともございました。
今ご質問をちょうだいいたしましたことに、的が外れるかもしれませんけれども、いろいろの団体、組織、系統の皆さん方もご理解をいただいております。江東区深川の郵便局と深川の郵便局が姉妹提携をしてちょうど3年になったということから、物産振興会の皆さん方が力を合わせて、台車を持って、大勢の人たちも動員をされて、昨日行かれたのでございました。私も、こういった思いを兼ねて、ご一緒させていただき、激励をさせていただきました。このときに、ホクレンからもほしのゆめキャンペーンガールを2名出していただいて、深川のお米はおいしいのです、このPRをしてくださったときに、私は本当に頭が下がる思いでした。私も、ご縁があって、農家の皆さん方の丹精込めてつくられたお米を東京の幾人かの方にもご賞味いただく機会もあったのですが、その言葉の中にも節々に、これであったならば内地米と変わらんではないかというお言葉をいただきました。
私は、そういった意味で、先ほど坪井経済部長の方からもお話しのように、5,000万円が国費、道費の補助の対象にならない事業費助成をということで、このことの思いで農家の皆さん方が意識づけられ、勇気づけられてあったならばと、そこに思いもあったのですが、若干5,000万円を超えてしまったということから、今般本当に貴重な財源ではありますけれども、市民の皆さん方が誇りとして、ほしのゆめが北海道一おいしい深川だよという、市民、消費者の皆さん方の声からもぜひPRをいただいて、こんなことから、ぜひひとつ基盤産業である農業が充実していってこそ、商工業あるいはまたそこに働いておられる労働界の皆さん方も安心して住まえるものと、こう感じつつ、今ご指摘、ご意見あったことも、今後商工関係者の代表の皆さん方と十二分に連携をとりながら、どういった対策がいいのかも今後各種委員会を通じながら検討させていただくことにさせていただければと存じます。
もう一点、大変これも失礼かもしれませんけれども、先般、売り上げが大変困っているという商工会議所や、あるいは駅前通りの工事に関して、こういった意味では、三十数戸ありますけれども、全商店街の皆さん方に激励を兼ね、そしてまた工事中頑張ってください、あと一、二年だということで、お名前を申し上げて大変失礼かもしれませんけれども、ご尽力をいただいている安岡理事長さんともども、経済部の職員も伴いながら激励をさせていただいたところであります。どうぞひとつ議員各位にもこのことのご理解をいただきながら、ぜひひとつ今後ともほしのゆめPRに消費者、市民の皆さん方の一層の理解を深めていただければありがたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
〇議長(柏倉謙一君) 農林水産業費を終わります。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
10款教育費。
西野議員。
〇8番(西野清勝君) 1点だけお聞きをしたいと思います。総合体育館の照明設備等改修1,200万円であります。
ご案内のとおり、総合体育館は、まだまだ立派だと。老朽化という言葉が出てこない施設であります。そこで、このような修理、補修としては、電気系統だと思いますけれども、大型の補正が出てくるということにつきまして、いささか疑問を持っておるわけでありますが、必要なものはきちっと修理をして、利用する市民に不便をかけないというのが前提でありますから、そのことについては問題ないと思いますが、工事全般についての問題があったのか、あるいは照明の関係する部品などに欠陥があったのか、何かがあってこうなったのではないかと思いますが、この点1点伺っておきます。
それから、この際、体育館の修理、予算は出ておりませんが、お許しをいただいて、暖房系統、これに4月ごろだと思いますが、なかなか温度が上がらないと。非常に寒い日でした。そこで、関係者に聞いてみますと、コントロールに問題があったのか、あるいはまた暖房系統に欠陥があるのか、どうしようもないという結論だったのです。その後どのような手当て、手だてをしているのか、この点についてもあわせて伺いたいと思います。
〇議長(柏倉謙一君) 暫時休憩いたします。
(午後 0時31分 休 憩)
(午後 2時05分 再 開)
〇議長(柏倉謙一君) 休憩前に引き続き開議いたします。
〇議長(柏倉謙一君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。
〇議会事務局長(菅原 忠君) 先ほど総務常任委員会が開催され、辞任願が提出されていました木田総務常任委員長及び清水総務常任副委員長の辞任が許可され、新たに正副委員長互選の結果、委員長に清水委員、副委員長に松沢委員が当選されました。
報告を終わります。
〇議長(柏倉謙一君) 答弁願います。
後藤教育部長。
〇教育部長(後藤三君) 総合体育館の照明設備改修工事に関連して2点についてご質問いただきましたので、お答えを申し上げます。
総合体育館は、昭和62年に開設され、11年を経過しております。この間照明設備の使用頻度も多く、照明操作盤の本体と端末機との間のリレースイッチの磨耗が激しく、たびたび誤作動を起こすため、改修しようとするものであります。建設後年数もたっておりまして、操作盤の部品がモデルチェンジされ、調達できないために改修が必要となったものであります。
2点目の暖房設備の故障についてでございますが、暖房ボイラーからメーン、サブ各アリーナへは送水管を通して温水が送られ、各アリーナの温度感知器センサーによって温度調整が行われている構造となっております。故障の原因調査に時間を要しましたが、結果として、この送水管の中途にある熱量を調整する三方弁が経年による劣化のため十分な機能を維持することができず、期待した室温を確保できなかったものでございます。早速三方弁の交換修理によりまして改善を図り、復旧している状況でございますので、ご理解を賜りたいと存じます。
〇議長(柏倉謙一君) 教育費を終わります。
11款災害復旧費。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
13款諸支出金。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
14款職員費。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
次に、歳入、債務負担行為及び地方債。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
次に、議案第85号。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
次に、議案第87号。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
質疑を終わります。
お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、指名します。
北名議員。
〇24番(北名照美君)〔登壇〕 議案第84号についてだけ反対の立場で討論いたします。
その理由は、先ほど質疑の中でいたしました中北空知ブロックのごみ処理に関する広域化の負担金の問題であります。ダイオキシン等の発生を含めて、ごみ処理問題は市の最も重要な課題の一つとなっています。これまでのごみ処理は、廃棄物処理法に基づいて各自治体が基本的に自区内で処理するということが原則でありましたし、国もそういう方向でありました。これを広域処理の方向に進むということで方針が転換されて今回の提案となったわけでありますが、そうするならば、市民合意だとか、あるいは市議会の意見を十分に反映させる、あるいは聞くということが筋道であります。
また、ごみの広域処理については、本州の経験からも幾つもの問題点が浮き彫りになっております。幾つか言いますと、自治体の負担が増大し、ごみの有料化につながる。運搬費用が特に大きい。大型の焼却炉は、毎日100トン以上のごみを確保しなければならず、ごみのリサイクルあるいは資源化の方向と逆行する。ごみ処理場の建設場所をめぐり自治体の中でトラブルが発生し、住民の無責任化を生む、こういうような事態も生まれています。今回予算化している調査項目を見ましても、基礎的、初歩的な中身であり、全体として3,000万円かけるわけでありますが、これだけの金額をかけて民間のコンサルタントに委託しなくても、各自治体みずからの責任において、住民の参加などを得る中で十分に調査できるという内容だと思います。ごみ処理の広域化で大型ごみ焼却炉施設の建設というのは、大変大型な工事になるために大手ゼネコン向けの公共事業等につながり、地元中小企業向けの公共事業にはつながらない、こういう問題もあります。
さまざまな問題を抱えている中で、広域化を前提とする質疑の中では必ずしも広域化ありきではないんだと言っておりますけれども、全体の流れとしては明らかに広域化という方向の中での今回の取り組みだというぐあいに考えます。したがいまして、私たち日本共産党議員団としては反対するということであります。
以上です。
〇議長(柏倉謙一君) 討論を終わります。
これより採決します。
初めに、議案第84号を採決します。
本件は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
〇議長(柏倉謙一君) 起立多数。
よって、議案第84号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第85号ないし議案第87号の3件を一括して採決します。
本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって議案第85号ないし議案第87号は原案のとおり可決されました。
〇議長(柏倉謙一君) 日程第16 認定第1号平成9年度深川市水道事業決算認定について及び認定第2号平成9年度深川市病院事業決算認定についての2件を議題とします。
提出者の説明を求めます。
河野市長。
〇市長(河野順吉君) 定第1号平成9年度深川市水道事業決算認定について及び認定第2号平成9年度深川市病院事業決算認定については、いずれも地方公営企業法第30条第4項の規定に基づき、議会の認認定を得ようとするものであります。
よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。
〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。
ただいま岡田議員ほかから、認定第1号及び認定第2号の2件については、8人の委員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査することの動議が提出されました。この動議は3人以上の賛成者がありますので、成立しました。この動議を議題とします。
提出者の説明を求めます。
南議員。
〇12番(南 寿君) 〔登壇〕 ただいま議題となっております認定第1号平成9年度深川市水道事業決算認定について及び認定第2号平成9年度深川市病院事業決算認定については、別紙ご配付のとおり、決算審査特別委員会を設置して審査しようとするものであります。
よろしくご審議の上、ご議決くださいますようお願いいたします。
〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。
これよりこの動議を採決します。
この動議のとおり決定することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって認定第1号及び認定第2号については、8人の委員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査することの動議は可決されました。
お諮りします。ただいま設置されました決算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定によって、清水議員、佐藤議員、大塚議員、八木議員、白井議員、南議員、生野議員、渡辺議員の8名を指名したいと思いますが、異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって決算審査特別委員会の委員はただいま指名したとおり選任することに決定しました。
〇議長(柏倉謙一君) 日程第17 諮問第2号人権擁護委員候補者の推薦について及び諮問第3号人権擁護委員候補者の推薦についての2件を議題とします。
提出者の説明を求めます。
河野市長。
〇市長(河野順吉君) 諮問第2号及び諮問第3号人権擁護委員候補者の推薦についてご説明申し上げます。
人権擁護委員、東二郎氏及び松田俊雄氏は、平成10年12月14日をもって任期が満了となるため、後任の推薦について旭川地方法務局長から依頼がありましたので、その候補者として引き続き両氏を推薦したく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めようとするものであります。
東二郎氏は、平成4年から2期6年人権擁護委員としてご尽力され、人格はもとより、識見豊かで地域の信望も厚く、広く社会の実情に精通されております。松田俊雄氏は、平成7年から人権擁護委員としてご尽力され、農業を営む傍ら、市明るい選挙推進委員、市文化財保護委員、深川国際交流センター理事を務められるなど広く社会活動をされており、地域の信望も厚く、両氏とも人権擁護委員として最適任者であると考え、推薦しようとするものであります。
よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。
〇議長(柏倉謙一君) これより一括質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。
お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
本件は討論の通告がありませんので、これより諮問第2号及び諮問第3号の2件を一括して採決します。
本件は適任と答申することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって諮問第2号及び諮問第3号は適任と答申することに決定しました。
〇議長(柏倉謙一君) 日程第18 一般質問を行います。
初めに、高桑議員。
〇20番(高桑幸雄君)〔登壇〕 社会クラブを代表いたしまして一般質問を行います。
まずもって、このたび再選を果たし、深川市の20世紀から21世紀への橋渡し役となられた市長に、今後のご活躍をお祈り申し上げます。
さて、今回は、無競争となったために、市長の選挙公報を見ることができませんでした。当選証書交付後、選管に公報を見たいというふうに連絡いたしましたところ、公職選挙法上公開できませんとの返答でありました。その後私は、市の情報公開条例に基づきまして手続を行い、この公報を見ることができたわけですけれども、この取り扱いにつきましての選管の措置はやむを得ないところでありますけれども、釈然としない気持ちになったところであります。
先ほど、今回市長就任に当たりまして、あいさつを兼ねまして所信の一端の表明がございました。少し具体的な内容についても承知をしたところでありますけれども、今回の公報に出されている内容につきましては、大変表現は簡単というか、簡略された内容になっておりまして、どうも課題の羅列ということで、具体的中身が非常にわからない、こういう状況でありましたので、今回選挙の前段で出されました後援会会報などを参考にいたしまして、2期目に臨む市長の考え方等につきまして何点かご質問させていただきたいと思います。
質問の第1は、2期目に臨む基本的姿勢についてお伺いしたいと思います。
二つ目に、いわゆる選挙の公約について、市民及び議会に対してどのような方法でこれを周知していくのか。先ほどは議会の慣例によって市長の就任演説で一端を承知することができましたけれども、これはあくまでも議会の慣例であります。これらの周知方の主体は市長にありますので、今後の問題も含めまして、いつどんな方法でこれらの市民に対する周知を考えているのかお伺いしたいと思います。
次に、今回の公約の中で特徴的な件について何点かご質問いたします。第1は、音江山麓開発であります。前回の市長の公約は、音江山麓の総合開発を進めるということでありました。その後の議会答弁では、これを一歩進めて、全山開発の方向を打ち出しておりました。しかし、今回の公報、政策の中には、この山麓開発については一言も触れられておりません。この開発計画発表以来、市民の期待とは裏腹に、63年度にスキー場がオープンして以来、具体的な関係については何も進展していないという状況が長く続いております。
この間、社会経済情勢が大きく変わったと同時に、環境に対する国際的な状況も大きく変化してまいりました。国内的には、環境問題をめぐって全国でさまざまな紛争が発生しております。国は、昭和59年から閣議決定要綱に基づいて環境影響評価を行ってまいりましたが、平成5年に制定された環境基本法により環境影響評価制度の法制化が進められ、平成9年6月に環境影響評価法が成立し、平成11年6月からこれが施行するということになりました。道は、昭和53年に全国に先駆けて道条例を制定してまいりました。平成8年10月に北海道環境基本条例を制定、その後環境影響評価制度検討委員会を設置しまして、昨年3月に委員会としての結論を集約いたしました。その中では、制度全体の見直しを提言いたしております。
このような経過の中から、道は、国の法律施行に合わせまして、環境影響評価制度について国との整合性を求められております。内容としては、道の制度のあり方については大きく10項目を挙げております。この中には、住民参加の充実などがあります。また、制度改正の具体的内容は、スコーピング手続の導入、調査、予測及び評価対象項目の見直しなど、一層厳しい内容となっております。そこで、何点かお伺いいたします。
1点目は、公約に音江山麓開発について一言も触れていないというのはなぜなのか。情勢が大きく変化して、計画自体が困難と判断をしたのか。今日まで議会での多くの議論がありますので、その点を踏まえて答弁をいただきたいと思います。
二つ目は、道の評価条例では、平成8年度末で既に77件の評価が行われました。コクドの件については、今日まで議会答弁として、平成9年の4定でもおくれている理由としての答弁がありました。道の自然環境保全条例に基づく特定開発行為の許可及びゴルフ場開発の規制に関する要綱に基づく事前協議の申請に不可欠な開発計画の基本となっている防災対策についての事前指導を道と札幌土木現業所から受けているが、この事前指導協議の終了がいつになるのか、その回答もいただけない状況で、全面的な条件整備の完了は全く不明であると。企業からの事業スケジュールについてもおくれておりますし、現時点で新たな事業のスケジュールについては示されていないと、こういう答弁が平成9年の4定の答弁であります。その後の防災計画の現状と見通しについてまずもってお伺いしたいと思いますし、次に先ほど述べました国の環境影響評価法の平成11年6月実施に伴う道の対応を初め、さまざまなことが想定されますけれども、今後の対応と見通しについてお伺いいたします。
4番目に、本年度91万円の予算がついているわけですけれども、その執行状況とコクドの経過についてお伺いいたします。
5番目に、私は、開発計画の修正または凍結ということについての市長の考え方を聞きたいと思うのですが、当初のいわゆる3点セットということでの実施というのは、諸般の状況から判断しますと、全く今日的には不可能だと、こういうふうに思われます。仄聞するところでは、スキー場の経営も順調とは言えないとのことでありますし、また既存のゴルフ場にさらにゴルフ場をふやすということは、ゴルフ場の経営にとって大変大きな無理があるというふうに考えます。また、プラザホテル板倉による構想としては、将来、現在の結婚式場付近にホテルを建設して、結婚式場、レストランとの有効性を高めたいという希望があるように聞いております。このような状況の中で、大変この間関係者には長期にわたっての努力をされたことについては敬意を表する次第でありますけれども、時代が大きく変わってきていることの事実を認識されまして、道の時のアセスの例もありますが、市長はこの時期に当たりまして、この山麓開発についてひとつ英断をして、修正または凍結と、こういうような考えについて持てるかどうか、このことについてお伺いしたいと、こういうふうに思います。
質問の6番目ですけれども、山麓開発に直結はいたしませんけれども、音江山麓にかかわる問題として1点質問させていただきます。ホテルの名称はホテル愛デイということで建設が進んでいるものについて質問をさせていただきます。音江山麓は、深川の開発にとって大変重要な場所であります。特にあの辺の一帯は、まあぶ、さらに旧スポーツセンター、さらには道立青年の家、キャンプ場、小学校、結婚式場と、こういうふうに、私ども深川市の一つの顔としてこれからの開発も進めなければならない、そういう重要な場所であります。最近ホテル愛デイという建物が建設されまして、住民、市民から疑問と批判が出ております。一つは、建設までの行政として対応した経過についてお伺いしたいと思います。二つ目に、行政として今後どう対応されるのかお聞きしたいと思います。
全国的なこれらの問題にかかわって、裁判事例等も出されておりますが、条例を制定しているところもございます。しかし、最終的には条例をもってすべてを律するということは不可能だということがありますし、さらに一番大事な住民との合意、こういう大変難しい問題が何といってもこの種問題の解決のキーポイントになっていると、こういうことから、業者、住民、行政と、こういったところの話し合いというものについて、今回の具体的事象とさらに将来の問題としてどう考えているか、この点についてお伺いしておきたいと思います。
次に、政策の中から、先ほど市長の所信表明の中にもありましたけれども、川の駅構想についてお伺いしたいと思います。道の駅、川の駅、山の駅と、次はどんな駅が出るのかということでふと頭をよぎった次第ですけれども、今日まで私も含めまして、石狩川をまちおこしの資源とすればさまざまなアイデアが浮かんでまいりますが、石狩川の現状は、安全面、さらには衛生面等でいろいろな問題があります。道内の各市町村で河川を利用したスポーツ、レクリエーション、イベントが開催されていることについては知っておりますが、市長がテーマとしている生活を重視した環境整備を掲げる中の一つとして考えられてきた石狩川左岸開発を今推進している最中であります。また、この問題にとっては大変重要な時期に差しかかっているというふうに思います。
そこで、この左岸開発との問題について問題がないのか、そういったことも含めまして2点ほど質問をさせていただきますが、一つは、川の駅構想がどんな内容になっているのかお尋ねしたいと思います。
第2は、石狩川サミットで市長が発言した内容が議会事務局の図書としてありましたので、若干見せていただきましたが、この中で議論されたことや川の駅の位置づけ等について、先ほど申しました左岸開発のかかわりも含めまして、どういう内容なのかお聞きしておきたいと思います。
次に、交通のインフラ整備についてお伺いいたします。過去の議会で私もいたしましたけれども、深川インターチェンジからJR深川駅間の交通渋滞問題の解消について質問した経緯があります。問題は、深川橋の北側にあります交差点の凍結、スリップ問題であり、もう一つは、JR深川駅までの信号機の問題でありました。1件は、ロードヒーティングということで解決をされまして、今日的には特にひどい渋滞はないというふうに考えております。
さて、今回の市長の公約を見ますと、前回は深川橋のかけかえ、それから国道233号の4車線化でありました。今回は、都市核と都市交通軸の整備ということで、駅前再開発、深川新橋、進入路と循環路の再編ということが括弧書きとしてありました。また、もう一つは、インターチェンジから市街地への進入路の整備であります。これは、括弧書きとして生活道路と産業道路の分離と、こういう新たな構想を出しておられます。
そこで、何点かお伺いいたしますけれども、第1点は、前回の構想と大きく違う点がありますが、これはどういうことか。
2点目は、深川新橋と現深川橋の関係についてどういうふうになるのか。
次に、深川バスターミナルについてはどう考えていらっしゃるのか。これは、いわゆる交通の循環路、さらには深川の交通の要衝としてのJRとの連接、リンクということを考えれば、駅前広場とできるだけ近いところにターミナルがあるということがベターだと思いますが、その点についてどう考えているのか。
次は、市街地への外客の誘導についてどう対応されるのか。構想でいきますと、生活道路と産業道路の分離ということですから、一層深川の市街地が通過型になるという危険性もありますが、その点についてはどう考えているのかお伺いしておきたいと思います。
次に、高齢者対策の中で、仮称ですけれども、ユートピアファームというのがあります。この内容についてお示しいただきたいと思います。
次に、オートキャンプ場の整備についてお伺いいたします。近年、アウトドアスポーツの流行に合わせまして、各地でオートキャンプが建設されてまいりました。この流行がいつまで続くかわかりませんけれども、深川市もおくればせながら野辺地キャンプ場跡に建設を決定し、来年度完成の予定で今進められております。さて、今回、第4次北空知地区広域市町村圏振興実施計画では、鷹泊公園に約7億鰍S00万円の、これは暫定でありますけれども、予算が見込まれて、オートキャンプ場の建設が進められていくというふうになっております。財源内訳についても若干出されております。
ここで、質問いたしますが、1点は、音江オートキャンプ場の建設の進捗状況についてお伺いいたします。
二つ目は、鷹泊オートキャンプ場の建設内容についてお伺いしたいと思います。
三つ目に、両オートキャンプ場の事業効果についてお伺いいたします。道内にはたくさんのオートキャンプ場がありますけれども、残念ながら新しい建設でオートキャンプ場が建設された中にも、閑古鳥が鳴いているところがあります。大変多くの金をかけているキャンプ場が多い中で、私も何カ所かキャンプ場をめぐりまして、どうも今風のキャンプ場というのは、都会生活の延長みたいな要素が非常に強いと。特に私の行ったところの1カ所は、とりあえず車だけで行けば、あとは全部そのキャンプ場の管理棟の中で食べるものからすべて全部買うことができると、こういうところもあります。したがって、本来のアウトドアをやる精神からいうと非常に疑問が多くあるわけで、将来このアウトドア傾向に陰りが早く来るような心配を持っているわけであります。今回音江、鷹泊とも、若干の違いはありますけれども、同じようなスタイルでのキャンプ場というふうになっておりますので、両キャンプ場の運営をするに当たり、どんな点に重点を置くのか、またその事業効果について質問いたしたいと思います。
次に、行政改革についてであります。国の行政改革は、国民が望む方向とは逆になってまいりました。当市の行政改革も、大綱決定以来取り組みがされておりますけれども、改革といえば、経費の節減、人員合理化、民託化と、こういうことが中心になりまして、市民から見て、地方自治の原点である福祉、医療、教育、こういったものを充実させるという観点からの取り組みというのがないと。今後、地方分権の時代になっていく流れというのが本流となっているわけで、これを逆流させることはできません。国は、このことの法律改正や施行に向けてどんどん進んでいるわけでありますけれども、この中では必ずしも私どもが望むような十分納得いく内容にはなっておりませんけれども、分権は今後の民主的住民自治の確立、自立した地方自治の発展のために各自治体が積極的に取り組みをしなければならない重要課題であります。特にその中では、職員の研修、人材育成は最も重要な課題となってまいります。そのためには、将来を見通して必要な部署に必要な人数を配置することが大切であります。職員の現状はどうなっているのか、ゆとりある長期的視点での行政改革が必要というふうに考えますが、以下何点か具体的な政策に示されているものについて質問をさせていただきます。
一つは、定員の適正化について、現状と適正化の内容についてお伺いいたします。あわせて、経費の節減、受益者負担の適正化について、その具体内容についてお伺いいたします。
二つ目は、事務事業の見直しということが出されておりますので、その内容についてお尋ねしたいと思います。
次に、医療行政の中で、市立総合病院についてお尋ねいたします。深川市にとって最重要事業である病院の改築問題が、第3次総合計画どおりに進んでいくのか、それとも次の総合計画にずれ込むのか、ずれ込んで市民の期待を裏切ってしまうことになるのか、今その大変重要な岐路を迎えていると、こういうふうに思います。今までの議論を集約いたしますと、端的に集約すれば、病院改築は市民の期待が大変大きい。したがって、第3次総合計画に沿って進める。しかし、多額な累積赤字、不良債務の解消が困難なために、事業化ということについてのめどは明言できない。端的に言えばこういうことで、この枠内での議論がずっと議会でも続いて延々と来たわけであります。市長公約では、建設場所の決定ということの準備を進めるということが出されております。積極的にこのことを進めることだと思いますが、今後の改築プランをどう進めるのか、何点かお伺いしたいと思います。
質問の1は、マスタープランの検討内容と進捗状況についてお伺いいたします。
2点目は、改築プランと第3次総合計画の整合性についてお伺いいたします。今年の予算審査特別委員会でもさまざま議論がありまして、実施設計までの2億撃U00万円、これは工事着工を前提としてこの予算が上がったというふうに考えるわけですけれども、しかしこのことをめぐってでも、なかなか答弁と質問がかみ合わないというか、平行線になっているところがありますので、その点について再度お伺いしておきたいと、こういうふうに思います。
それから3番目に、健全化計画の今後の対応であります。5年計画が今年度で終わるわけで、11年から13年までの見通しということでお尋ねしたいと思います。これは、総合計画の関係で、この3年に限ってどういうふうに対応されるのかお聞きしたいと思います。それから、健全化計画の進め方の中で、今日までは自主再建ということで努力をされてまいりましたけれども、しかし私の判断ではそれは全くできないと、こういうふうに考えるわけで、それ以外の健全化ということの方策というか、そういうものが考えられないのか、検討の余地がないのか、その点についてお伺いしておきたいと思います。
4番目に、建設場所の選定について基本的な考え方をお伺いしたいと思います。私は、利用者の立場、さらには今日までのセンター病院としての位置づけ、さらには財政面から見て、現在地及びこれに隣接する南側の一角をもって建設することがベターだと思いますし、これしかないというふうに考えておりますが、その点についてのコメントもいただきたいと、こういうふうに思います。
質問の5番目は、改築について広域行政で対応する考え方があるかないかということであります。これは、今年の3月の予特の市長の答弁の中で、自治省に行ったときにさまざまなご示唆をいただいたと、こういうことの答弁の続きに広域行政で云々というくだりがございますが、その点についての内容について、どういうことなのかお考えを聞きたいと、こういうふうに思います。
次に、環境衛生行政の中で、一般廃棄物処理についてお尋ねいたします。先ほど道の広域化をめぐる補正の中で北名議員の方から何点か質疑がありまして、割愛をする部分もありますが、なるべく重複を避けて質問をさせていただきたいと、こういうふうに思います。
今全国で、年間約5億トンと言われる廃棄物が出されております。さらに、全国各地で廃棄物の処理をめぐって問題が発生しております。特に、新聞、マスコミを見るまでもなく、ダイオキシン問題というのは緊急の課題でありまして、国は法改正を行いまして、ダイオキシンの排出に大きく規制をかけることになっております。北海道も、緊急対策の必要な施設が数多く指摘されて、道としても広域的施設を建設して、これに対応するということを基本に準備が各地で進められておるわけであります。深川市も、最終処分場が平成15年で満杯ということになることから、廃棄物対策審議会においては中間処理施設を建設する方向で今集約をされておりますが、道の広域化計画が示されたことで、その整合性を求められることになりました。協議の成り行きを注目しているところでありますけれども、二、三日前の新聞報道によりますと、道内の協議については順調にいっていないと、こういう報道がありました。
先ほどのやりとりの中で、中北空知圏での協議会の発足の内容等について報告がされておりますけれども、私は深川市の立場で、単独でダイオキシン問題をクリアできることはできないというふうに考えていますから、基本的には、さまざまな形態はあっても、広域化で対応せざるを得ない、こういうことを前提にして何点かご質問させていただきますが、一つは、先ほどごみの現状についてお話がありましたけれども、市のごみ処分場に搬入されるごみの量等について1点お伺いしておきたいと思います。
二つ目は、道の広域施設建設計画をめぐる今日までの経過についてでありますけれども、先ほど内容等について出されましたが、河野市長はこの協議会の副会長ということで就任をされているというふうに聞いております。この協議会に臨んでいる深川市の基本的なスタンスというか、考え方について再度確認を含めてお伺いしたいと思いますけれども、中北空知ということで、各市町村ごとの事情というのがあると思いますけれども、ここに集まられた6市10町の皆さん方の基本的に広域化を進めていくという立場、結論としてさまざまな広域化の可能性というものが示唆されておりますけれども、基本的には広域化という立場でこれらに対応するという道の考え、これらと深川市の基本的なこれを進める考えについて、どのようなものを持って臨まれているのかお伺いしておきたいと思います。
それから3番目に、道の広域化計画と市の審議会で結論づけが出されております中間処理施設との整合性についてであります。これはあくまでも想定でありますけれども、今回の協議会としての基本計画が委託されて、年度内にこの結論が出ると。11年から12年、13年にかけて、そのことをもってさまざまな協議が進んでいくというふうに考えますけれども、深川市としても、先ほど言いましたように、平成15年で最終処分場は満杯になると。これがもしさまざまな施設の建設という問題が市で取り組まなければならないというタイムスケジュールを見ますと、平成12年までには土地の問題ということについて一定の集約をしていかなければ、その後の施設の建設も含めて15年には間に合わないと、こういうことになってくると思いますので、これらのことについての整合性についてお伺いしておきたいと、こういうふうに思います。
次に、石狩川左岸開発について伺います。深川市にとって最後の大型開発事業と言われるこの事業化が早くから期待されているところでありますけれども、特に北空知頭首工から滑空場まで、さらに附帯する工事としての広里地区の環境整備、こういうことが非常に期待されておりましたが、今日まで石狩川開発建設部、さらには関係する団体との協議と、こういうものが進められてまいりましたけれども、ここに至りまして、若干明るい光が見えそうな気もしたときもありましたけれども、今はそのことがとんざというか、後退したようなことを聞いております。
質問の第1は、今日までの関係団体との協議の経過についてお伺いいたします。
2点目は、第4次北空知地区広域市町村圏振興実施計画の内容について暫定の予算が出されておりますが、その内容等について説明をいただきたいと、こういうふうに思います。
次に、花園幹線跡地についてお伺いいたします。花園頭首工が廃止になりまして、その跡地利用の計画が早急に望まれるわけですけれども、今日まで行政対応についても議論がありました。しかし、なかなか具体的な計画というか、そういうものが明らかにされない中で、大変残念ですけれども、この跡地の現状は水草が生い茂るという中で、いろんな電気製品やらそういうものが投げ込まれて、中にどういうふうなものが入っているか、外からは見えないというような状況になりました。大変不衛生というか、そういう状況になっております。この地域は、学校もありますし、グリーンパーク21もあります。そういう意味では、住民の問題もありますけれども、そういった地域の環境からいっても、この整備が早くされるということが重要だと思います。議会で論議された内容もありますけれども、主体的な所有者というか、管理者であります改良区との話し合いの経過はどういうふうになっているのか、まず1点お伺いしたいと思いますし、次に今後の計画の進めについてお伺いしたいと思います。
最後に、労働行政の中から、季節労働者対策についてお伺いいたします。日本経済は、2年連続のマイナス成長となってまいりました。あわせて、世界的な金融不安とともに、一層経済情勢は厳しくなっております。特に北海道は、拓銀の破綻から始まり、大型ホテル、木材業、スーパーなどの倒産が相次ぎまして、大変な状況になっております。また、北海道は、公共事業に対する依存度が高く、国の財政構造改革による公共事業の年次別削減というものも将来にありまして、大変不安になっております。
さて、北海道には、約20万人の季節労働者がおります。その大半の方は建設業に従事をしております。この間このうちの約1割の方が失業するということが懸念をされてきております。完全失業率が、先ほど全国平均≠P%に対して北海道はbP%という報道がなっております。失業率の認定の仕方が違うヨーロッパとは単純には比較できませんけれども、世界的にも大変高い失業率になっているというふうに言えると思います。国は、冬期雇用援助制度の3年暫定措置延長を決定しておりますけれども、この冬期技能講習資格である特例一時金受給資格、すなわち月11日以上就労し、6カ月の雇用実績というものについて、この受給資格に欠格条項が生まれると、こういう不安が今出ております。したがって、これらの季節労働者の実態を十分把握されまして、市としてもできるだけの対応をされますようお願いするところであります。3点について質問いたします。
1点は、市内労働者の雇用状況はどうなっているのか。全体的な雇用状況、さらに季節労働者に分けてご答弁をいただきたいと思います。
二つ目に、季節労働者に対する行政対応についてお伺いいたします。
3番目に、雇用の創出について、市としての考え方をお聞きいたします。
以上で私の一般質問を終わらせていただきます。
〇議長(柏倉謙一君) 暫時休憩いたします。
(午後 2時54分 休 憩)
(午後 3時09分 再 開)
〇議長(柏倉謙一君) 休憩前に引き続き開議いたします。
答弁願います。
河野市長。
〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 高桑議員さんから、激励をいただきながら、また数多いご質問に敬意を表し、逐次答弁をさせていただきたいと存じます。
初めに、行政方針の1点目の2期目の市政に臨む基本的姿勢についてでございます。今議会冒頭に、お許しをいただき、2期目の市長就任に当たり、議員各位のこれまでのご支援に対するお礼と私の今後における市政運営に対する決意並びに施策の一端を述べ、さらに議員各位のより一層のご理解とご協力をお願い申し上げましたが、新しい世紀を迎えようとする今、1期目の経験を生かし、かけがえのないふるさと深川に寄せる思いと情熱のすべてを傾注して、時代の風をしっかりととらえ、お年寄りも若い人も子供たちもだれもが、深川に安心して住んでみたい、住んでいてよかったと実感ができ、これからも住み続けたいという市民の笑顔を求めて着実な行政運営を進め、次の世代に自信を持って引き継ぐことができるまちづくりを実現するため、私は市民の皆さん方とともに語り、ともに考え、ともに行動をすることを基本理念として、決意を新たに全力を尽くしてまいりたいと存じますので、限りないご支援を切に願うところでございます。
2点目の選挙公約についての中で、市民及び議会に対する周知についてでございますが、今回の選挙は、ご案内のとおり、無投票ということから、選挙公報の発行がなかったのでございますが、後援会活動を通じて各地区での市政報告会や総決起集会の開催、告示日の9月20日には、1日ではありましたが、市内各地域への遊説によって、市民が安心して生活できるまちづくりに向け、環境整備、産業の振興、福祉や教育の充実など市政全般にわたって訴えてまいりました。また、冒頭の市長就任のあいさつの際にもその主な施策の一端を述べさせていただいたところでもあります。
2期目の市政運営は、1期目同様、市政推進の指標であります第3次深川市総合計画をもとに、懸案事項や新規施策にも意を注ぎ、行政の継続と21世紀を展望した基盤づくりを目標に、平成10年度から13年度までの実施計画の着実な推進と新たな事務事業など、行政全般にわたる各種施策の取り組みに当たってまいりたいと存じます。今後、公約実現のための施策につきましては、その都度提案を申し上げ、議会でのご審議をいただくとともに、市民の皆さんへさまざまな機会を通じ訴え、ご理解をいただく努力をしてまいりたいと存じます。
次に、音江山麓開発についての1点目、公約に全く触れていない理由と5点目の開発計画の修正、凍結についてでございます。さきの市長就任あいさつの中でも申し上げさせていただいておりますとおり、第3次総合計画に基づき各種施策を推進することはもとより、懸案事項や新規施策にも意を注ぎ、行政の継続と21世紀を展望した基盤づくりに、市民の皆さん方とともに考え、ともに行動をして取り組む決意でもございます。
音江山麓開発について、公約にない理由と計画の修正、凍結をとのご質問でございますが、この計画は本市の懸案事業、継続して進めるべき事業の一つであると考えております。去る9月30日、就任あいさつを兼ねて上京した折、堤オーナーと面談をし、オーナーから、取り巻く状況は大変厳しく、許認可等に向けてクリアしなければならないことが多くあり、時間を要してはいるが、取り組みをしているし、今後とも進めるとの話がありましたので、私として、この計画の実現に向け、引き続きできる限りの協力、支援をしてまいりたいと、このように考えてございます。
次に、川の駅についてでございますが、初めに川の駅構想の内容についてでございます。身近な自然が少なくなったり、また時間や効率ということに追われる中で地域社会とのかかわりが希薄になるなど、自然や心の豊かさを犠牲にしてきた面も否めないところでございます。このような中で、自然や地域をキーワードに、これからの環境を重視し、地域交流や活性化にもつながることを創造していかなければなりません。また、自然や地域をテーマとする場合、本市には東西に石狩川が貫流し、川の恩恵を受けてはぐくまれたまちとして、まず石狩川とその自然をとらえることが適切であろうと判断をいたしております。さらに、この構想を目指す姿としては、川とその流域を中心としたまちづくり、川と自然を再認識し、農村環境を保全、活用する、川と新たな関係を築く、川の歴史や地域とのかかわりを理解する仕組みをつくる、この4点を視点として構想の内容をまとめたいと考えております。
次に、石狩川サミットとのかかわりについてでございますが、これまでのサミットの場面で石狩川流域48の市町村から大変多くの感想、意見、提案がなされており、本市ではアクションプログラムの一つとして川の駅の流域ネットワークを検討してはどうかという提案も行ってきております。これは、サミット開催趣旨である自然と人間の共生、川からのまちづくりというねらいについても一致するものと認識をいたしております。この構想の策定に当たりましては、本市が現在取り組み、進めておりますライスランド構想や石狩川左岸整備計画、また都市農村交流事業、マルチメディアなどソフト事業の展開との関連性も十分考慮して、人と自然が共存する地域振興を目指したいと考えております。
次に、5点目の交通インフラ整備について、一括させていただき、答弁を申し上げさせていただきます。深川橋を含めた国道233号は、本市にとって中心市街地と音江地区を結ぶ極めて重要な産業道路であり、生活道路でもありますが、現在取り進めております音江山麓開発やライスランド構想におけるライスロードとしても重要なアクセスとなるものでありますし、また共栄商店街近代化事業による商店街再生に向けて、道央自動車道や国道12号からの流入人口の円滑な誘導を図るための重要な路線でもございます。現国道233号の現状を見るとき、市街地への誘導機能を果たしていることから、渋滞緩和の必要性や、深川橋にありましては車道幅員も狭く、昭和42年に添加された片歩道も狭隘で、特に自転車通行には危険な状況にございます。これらの状況を踏まえて、これまでの同路線の拡幅と橋梁のかけかえについて、道路管理者でございます北海道開発局に対して要請を続けてまいりましたが、維持管理面の配慮はあるものの、残念ながら抜本的対策については明らかにされていないのであります。
私は、本路線の持つ役割を改めて認識するとともに、本市が取り組んでいる駅前再開発による地域活性化に向けた各種施策の事業効果や道路交通の円滑化や利便性を図るため、その拡幅と深川橋のかけかえは極めて重要な課題と受けとめておりまして、今後とも広里地区開発促進期成会や関係機関とも連携を図って、粘り強く運動を展開してまいらなければならないものと痛感をいたしているところでございます。今後の交通インフラ整備については、国道233号の現道路整備を最優先に進めてまいりますが、将来構想として、市街地に進入する大型車両の対策やバスターミナルの移転が必要となった場合の事業者との協議など、総合的観点に立った交通環境整備の取り組みをしなければならないものと考えているところでございます。
次に、高齢者対策の(仮称)ユートピアファームの構想内容についてでございます。本市の高齢化率は、10月現在23%を超え、介護保険制度が導入される平成12年には25%に達すると予測され、このような中で、その多くは健康であり、知識や経験を生かした労働や社会的貢献に意欲を持つ人も多いことから、社会の一員としての自覚のもと、地域活動やボランティアを初めとする市民活動に参加いただきたいものと考えてございます。私の2期目の立起に当たり、公約の一つとして掲げさせていただきました高齢化対策の一つとしてのユートピアファームにつきましては、市内の離農者や高齢者の方が老後の生きがいや触れ合いの場として、また地域との交流の場として利用いただくための市民農園の整備を考えたいのであります。今後、具体的に土地の提供者を含め関係部局と連携をし、開設について検討してまいりたいと考えてございます。
次に、7点目のオートキャンプ場整備についてでありますが、まず音江オートキャンプ場についてお答えをさせていただきます。このキャンプ場は、現野辺地キャンプ場を、近年の余暇時間の増大とともに、自然、アウトドア志向の高まりに対応するため、オートキャンプ場として再整備をし、野外活動を通しての交流及び流動人口の導入を図ろうとするものでございます。事業の進捗状況でありますが、本年度は2年次の1としてキャンプサイト、園路、広場、駐車場などの基盤造成工事であり、現在のところ予定どおり完成の見込みでございます。また、センターハウスやコテージ、トイレ、炊事棟などの建築物につきましては、平成11年度に建設を予定しており、当初の計画どおり、平成12年オープンに向け取り組んでまいりたいと考えてございます。
事業効果についてでございますが、近年整備されたオートキャンプ場では多くの入り込み客があると聞いており、音江オートキャンプ場の場合、地理的に国道、道道、またインターチェンジに近いという地の利に加えて、アグリ工房まあぶや深川スキー場などの周辺施設との相乗効果がより期待できることから、本市の知名度やイメージの向上はもとより、都市住民や近郊の人々との交流により経済効果や地域の活性化に大きくつながるものとして整備を図ろうとするものであります。
次に、鷹泊オートキャンプ場についてお答えごさせていただきます。この整備につきましては、平成6年度に策定しました鷹泊湖周辺環境整備事業計画の一つとして、現在北海道が進めている生活環境保全林整備事業及びダム左岸側に整備予定の親水性施設との関連の中で位置づけ、国、道との協議を行いながら、その計画準備を進めているところでございます。鷹泊湖周辺は、湖、森林や川など雄大な自然環境がそのまま残っており、周辺のすぐれた環境を活用しながら、人々が雄大な自然に触れつつ、自然の中で楽しむことのできるキャンプ場の造成を目指しており、特に本年度完了いたしますと、生活環境保全林整備事業の効果も取り入れ、左岸側における親水ゾーンの可能性も探りながら、これらと一体となったキャンプ場の造成を検討していきたいと思っております。
造成場所は、現在の鷹泊自然公園を中心に、一部国有林野を活用し、約4ヘクタールの敷地面積にセンターハウス、サイト、炊事棟、トイレなどを造成する計画で、財源は地総債を予定しております。総事業費につきましては、あくまで概算であり、今後事業内容について関係各課との協議及び実施計画を経る中で、将来の維持管理も考慮し、できるだけ事業費の低減を図りながら、魅力的な施設となるよう検討させていただきたいと考えております。
事業効果についてでございますが、最近のアウトドアスポーツの普及、定着が進む中で、湖を活用して、ヨット、カヌー等親水性施設の整備により、多くのキャンパーが訪れていただけるものと思われますし、本市への集客が見込まれることから、鷹泊を含む多度志地区、ひいては本市の活性化に大きくつながるものと考えてございます。
次に、行政改革について数点ご質問をいただきましたが、今後の考え方を総括的にお答え申し上げたいと存じます。ご理解を賜りたいと思います。
今まさに地方の時代を迎え、地方自治体は自己の責任において、地域住民のために住んでいてよかったと実感していただける主体的なまちづくりを推進していかなければならず、そのためにも時代の要請に適合した行政改革を大胆に推進していかなければならないものと考えております。本市におきましても、平成4年に策定いたしました行政改革基本計画をもとに、最小の経費で最大の効果を上げるべく、これまで鋭意努力をしてきているところでありますが、社会情勢が大きく変化する中で、柔軟で、かつ弾力的な対応のできる体質強化を図るため、本年7月に新たに行政改革大綱を策定し、広報ふかがわ8月号で市民の皆さんに広くお示しをさせていただいたところであります。
行政改革は、高桑議員さんご指摘のとおり、単に削減、廃止、縮小型とするものではなく、常に前向きに、改めるべきものは改め、拡充すべきものは拡充するという理念に基づき、個々具体的な課題をいつまでにどこまで達成するかという目標を立て、議会を初め市民の皆さん方にわかりやすく具体的に公表していくことであると存じます。ご質問の定員の適正化につきましては、平成4年に策定しました計画に基づき推進しておりますが、介護保険の導入、地域保健法の制定、さらに環境問題への対応など、情勢は大きく変化している現状にございます。このため、さきに議決をいただきましたとおり、本年度新たに民間機構へ行政診断を委託し、他自治体との比較検討を図りながら、職員数を含めた行政改革を進めてまいりたいと考えております。また、ご質問のありましたとおり、経費節減と受益者負担の適正化、さらに事務事業の見直しについては、行政診断を待つことなく、やるべき課題については逐次事務を進めてまいる考えでございます。
私は、かかる時期に市政を担当させていただく者として、みずからが先頭に立ち、職員一丸となって、市民のために仕事を成し遂げていくのだという強い使命感と気概を常に持ち、真に地方分権の時代を担う自治体となるべく、議会を初め市民の皆さん方に納得していただける行政改革に努めてまいりたいと存じます。
次に、医療行政の市立総合病院についてお答えをさせていただきます。1点目のマスタープランの進捗状況についてであります。マスタープランは、市立総合病院の改築に向け、その時期や場所など基本的計画の基本資料とするものでありますが、これら策定業務について、本年6月25日、全国の自治体病院の建設設計事業に実績を有している株式会社自治体病院施設センターを受託者として発注をいたしました。プランに示される内容は、現状の運営実態、圏域における役割等を分析し、将来の病院の性格づけや規模、機能、敷地利用計画など7項目についてであります。4月以降、院内改築推進委員会、庁内に設置した改築検討委員会において検討したプラン作成に必要な課題及び考え方などについて施設センターに提供、また10月7日にはセンター調査員が現地調査に訪れております。今後におきましても、相互の連絡調整のもと作業を進め、明年3月末にプラン報告書として構想が示されることになってございます。また、この報告書とは別に実施する経営診断資料を基礎として、改築計画の取り組みを進めてまいりたいとも考えています。
2点目の改築と第3次総合計画の進め方について、3点目の健全化計画の今後の対応についてでございます。市立総合病院の改築整備はこれまでの深川市にとって最重要課題であることは、今までの議会論議を初め、市民の要望などからその期待の大きなことを実感し、大きく受けとめているところでもございます。この思いを早期に実現したいとの考えから、第3次総合計画の実施計画に位置づけをさせていただいたところでもございます。
既にご案内のとおり、病院では、平成6年度より10年度までの5カ年を期間として自主健全化計画を立て、不良債務解消に取り組んでいるところでございますが、9年度において一定の改善を見たものの、累積欠損金、不良債務は大きな額を抱えている現状にございます。病院の改築には多額の投資を要するものでありまして、その整備財源として起債活用が大きなウエートを占めることになっておりますが、不良債務を抱えての改築起債活用は難しいとの道の見解が示されております。したがいまして、この不良債務をいかに解消するかが改築実現の上で最大の課題でもございます。このことから、現在実施している経営診断調査の報告を受け、現在の取り組み対策の問題を明らかにするとともに、病院経営全体を見直し、さらには行政改革の推進と相まって、11年度から13年度までの新たな経営改善策を構築して、職員一丸となって取り組む所存でございます。
また一方、地方公営企業法に定める繰り出し基準に基づく市からの繰り入れ算定を見直すほか、自治体病院協議会を通じ、病院経営安定に向けた繰出金の改善、補助金、地方交付税の増額を国、道に働きかけていきたいと考えております。今後とも病院と一体となり、不良債務解消対策を進め、13年度までには実施計画ができるよう条件整備に努めてまいりたいと存じます。
4点目の建設場所の選定についてでございますが、建設場所の適、不適を判断するためには、一般的に利用患者の利便、他の医療施設との関連、上下水道、道路、公共交通機関等諸条件を考慮するとともに、病院の地域に果たす役割を基本に判断すべきと考えます。このような観点から見ますと、現在地は市街地の中心にあることと道路、上下水道など都市機能設備が整備されていること、また鉄道、バスなどの公共交通機関利用上利便性が高いこと等の利点があります。反面、病院敷地面積が狭い、駐車場不足などが大きな問題となっています。また、病院に隣接する高等看護学院のあり方についても考慮する必要がございます。このため、マスタープランにおいては、現在地と他の場所で比較したメリット、デメリットを求めるとともに、医学医術の進展、地域住民の医療に対するニーズの高度化、多様化に対応した近代的な病院建設のための方策を示すよう要請しているところでございます。いずれにいたしましても、市民に愛され、利用しやすい病院を基本にして、慎重に検討してまいりたいと存じます。
ご質問の最後は、改築の広域行政での対応の考えについてでございます。当病院の平成10年度上半期の利用者、患者の居住市町村の状況を見ますと、入院患者では市民が60%、北空知各町住民が36%、合わせて96%、外来患者では市民が65%、北空知各町住民が33%、合わせて98%となっています。また、地域センター病院、救急告示病院、さらに昨年8月、災害拠点病院として指定を受けるなど、北空知地域で2次医療機能を担う唯一の医療機関としての役割を果たしているところでございます。
このようなことから、当病院は現在においても広域行政的観点で運営しているところでありますが、改築整備する場合には、従来果たしてきた役割をさらに強化充実するとともに、医学医術の進展や将来の圏域における医療需要の見通し、医療ニーズの変化に対応でき、かつ健全経営が確保できる病院とすることが基本と考えているところでございます。そのためには、指定を受けた病院としての機能、体制の整備はもとより、国における医療施設の抜本改革の方向を見きわめ、誤りのない圏域医療施策推進に向けて、深川保健所、北空知各町、深川医師会と十分な協議、調整を重視した対応を考えてまいりたいと思います。
次に、環境行政の一般廃棄物処理についてでございます。1点目の一般ごみ排出及び分別、リサイクルの現状につきましては、本市では、ご案内のとおり、ごみは全量埋め立て処分でありますことから、処分場の延命のため、空瓶、空缶の回収を初めとするさまざまな取り組みを行っており、本年度からは新たに集団回収奨励金等交付事業を開始するなど、市民の皆様の協力をいただいているところでもございます。処分場の延命と限りある資源の有効活用のため、一層のリサイクルの推進が大切と考えてございますが、詳細につきましては担当部長より答弁をさせていただきます。
2点目の広域施設建設をめぐる経過と現状につきましては、行政報告におきまして中北空知地域ごみ処理広域化検討協議会の設置及び広域化基本計画の策定についてご報告をさせていただいたところでありますが、北海道における広域化計画策定後に空知管内全体の担当課長会議が開催され、道の計画とおり、空知を二つのブロックに分けて検討する方向で協議がまとまり、ブロック内のごみ減量とリサイクルの促進を基本に、ごみ処理体系のあり方やごみ処理広域化等について協議する組織として、本年3月31日、6市10町の首長により協議会を設置いたしました。その後担当課長で構成する検討幹事会を6回開催し、処理の対象となるごみの種類や処理方法、輸送方法などについて具体的な検討を行ったところでありますが、ダイオキシン対策を含む最新の処理技術や施設の建設、維持管理に要する経費、ごみの輸送にかかわる手法や経費など、幹事会では対応できない高度な技術判断を必要とする分野が多くあることから、検討協議会を開催する中で、専門の業者に依頼し、ごみの種類に応じた処理やブロック内をさらに小ブロックに分けての処理など比較検討を行い、ブロック内での最も適した処理方法、処理体系をまとめる基本計画を策定することとさせていただいたものであります。今後におきましては、計画策定作業を行う中で、各種調査結果に基づき十分な検討協議を行い、本年度中に計画をまとめることとしてございます。
補正予算でのご質疑の答弁でも一部申し上げさせていただいておりますが、中北空知地域におけるごみ処理における可能なものについて広域で取り組むという考え方で協議会で検討するのが基本であります。議員各位からもご質問がありましたし、高桑議員さんの質問のとおり、平成15年度末での現最終処分場の利用期限が予測されることから、次期処分場の着手期限は平成12年度ごろとなる見込みであります。しかしながら、その規模等につきましては、広域化の方向を十分考慮して、誤りのない対応をしてまいりたいと思います。
さらに、3点目の広域施設建設と市の中間処理施設との整合性につきましては、広域の基本計画の内容や具体的な実施計画の内容など広域化の取り組み状況を見きわめる中で、改めて市単独施設の整備について検討してまいりたいと存じます。
次に、質問の4番目の市勢振興の石狩川左岸開発についてお答えを申し上げます。1点目の関係団体との協議の経過についてでございますが、これまでもお答えをさせていただいておりますが、自動車学校とは一定の補償を行うことを条件に移転について了解を得たところでございます。また、石狩川開発建設部とは、提内地の自動車学校校舎等移転補償について国直轄の制度事業導入により取り組みをいただけるようお願いを申し上げておりますが、種々の課題がございまして、事業の確定までにはいま少し時間がかかる見込みでございます。
一方、都市計画変更決定の同意についてでございますが、自動車学校移転問題の見通しが立つことが前提とされていたため、思うように進展しておりませんでしたが、これまでの粘り強い運動の結果、このたび自動車学校の移転問題は継続協議していくこととして、都市計画変更決定に同意をいただけることとなったところでございます。このため、現在都市計画変更に向けて、道の担当部局と手続について協議中であり、今後本市の都市計画審議会への諮問を経て、本年度中に知事決定をいただけるよう取り進めてまいりたいと考えてございます。
なお、事業着手につきましては、昨年河川法が改正され、これまでの治水、利水の観点に加え、河川環境の整備と保全が新たに位置づけられ、今後の河川整備の推進に当たっては、新しく河川整備基本方針、河川整備計画を策定した上で対応されることとなりましたことから、新規事業につきましては、この整備計画に盛り込まれていることが条件となりますので、今後国の策定作業に合わせ、石狩川開発建設部に協議、要請を進めてまいる考えでございます。
次に、第4次北空知地区広域市町村圏振興実施計画の内容についてでありますが、石狩川左岸整備につきましては、これまでの石建との協議過程の中で事業実施年度を平成10年度から19年度との計画をいたしておりましたが、前段申し上げました状況変化もありまして、いま少し事業着手予定がおくれる見込みでありますので、ご理解を賜りたいと存じます。
次に、労働行政の1点目の季節労働者対策についての市内労働者の雇用状況についてであります。市内単独のものはございませんが、ハローワーク深川分室管内での8月末の状況によりますと、月間有効求人数では前年同月比で17.5%の減少、月間有効求職者数では前年同月比で16.7%の増加、有効求人倍率は0.49倍となり、前年同月比で0.2ポイント減と、求人数は依然低下傾向で推移している状況であります。
次に、季節労働者の雇用状況でありますが、管内の短期雇用保険加入者数で見ますと、8月末現在では1,971人と、前年同月比71人、3.5%の減少となっている状況でございます。
2点目の季節労働者への行政対応についてでございますが、季節労働者の冬期雇用援護制度の存続につきましては、ご案内のとおり、平成12年までの暫定措置として存続が図られたところであります。積雪寒冷地の本市にとりまして、季節労働者の雇用促進と生活の安定は地場産業の振興と地域経済の活性化に極めて重要な役割を果たすもので、冬期技能講習の実施団体への助成を引き続き行ってまいります。また、季節労働者の職種は大半が建設業であることから、特に公共事業の確保に最大限の努力をし、国や道の事業における地元企業への受注機会の拡大と雇用促進に努めるとともに、北海道の気象条件から、季節労働者の冬期における就労機会を確保するため、本市においても可能な限り工事の平準化に努めてまいります。
次に、季節労働者に対する雇用保険の短期特例一時金は、11日以上就労した月が6カ月以上あることを受給資格としております。さらに、これを満たないと冬期技能講習の受講給付金を受けられなくなるものでありまして、季節労働者にとりまして大きな問題ともなるものでございます。本市といたしましても、現在の経済の状況あるいは雇用状況を踏まえまして、これらの要件緩和が図られますように国、道に要請をしてまいりたいと考えております。
3点目の雇用の創出についてでありますが、雇用の場の創出は重要な行政課題と認識し、今日まで雇用の機会を創出するため、企業誘致や既存企業への思い切った支援施策や商工業者に対する融資制度の充実に努めてきているところでありますが、今後とも引き続き企業誘致活動の推進、地元既存企業への支援、融資制度の活用、融資にかかわる利子補給の充実、公共事業の確保と実施期間の平準化などの雇用の安定に向けた施策を進めてまいりたいと存じます。
以上、私からの答弁とさせていただき、残る部分、それぞれ所管からさせていただきます。ご理解を賜りたいと思います。
〇議長(柏倉謙一君) お諮りします。
本日の会議時間は、議事の都合により、この際あらかじめ延長したいと思いますが、異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって本日の会議時間は延長することに決定しました。
答弁願います。
百貫企画部長。
〇企画部長(百貫栄光君)〔登壇〕 行政方針の3点目、音江山麓開発について、市長答弁以外を一括してお答えいたします。
まず、防災計画でありますが、コクドは申請に向けての事前協議を北海道と進めており、各河川の流域、流出量のとり方、基準数値など計画の基本となる事項について指導を受け、必要な現地測量などを含め、事務作業を進めております。
次に、環境アセス法でありますが、改正について北海道は、国の平成11年6月の環境影響評価法施行に合わせ、国との整合性を図るとともに、道の環境影響評価制度検討会の提言を受け、昭和53年に制定した北海道環境影響評価条例の改正見直しをする条例案を現在道議会に提案していると聞いております。現時点では改正の概要しか承知しておりませんが、高桑議員が示されたように、開発業者にとってはさらに厳しい内容となってございます。音江山麓計画は、このような北海道の状況やコクドの取り組み状況から考えますと、新しい北海道環境影響評価条例での許可になるものと判断しております。コクドは、この新しい条例に対応するため、北海道との綿密な事前協議と今までの調査資料の見直しや追加項目などの新たな調査をしなければならないため、申請までにはさらに時間がかかるものと見込まれますが、防災環境アセス等が早く申請されるよう可能な限りの協力をしてまいります。
次に、音江山麓開発に係る本年度の予算の執行状況でございますが、現時点では今までお答えした取り組み状況でございますので、91万円の予算に対し、需用費、旅費等6万8,000円の支出でございます。今後も、北海道との協議など、必要に応じて予算の執行に努めてまいりたいと、このように考えるところでございます。
〇議長(柏倉謙一君) 平間建設部長。
〇建設部長(平間敏男君)〔登壇〕 私から、質問の1番目、行政方針の3点目、音江山麓開発について、ホテル愛デイの建設の経過と今後の対応について及び5番目、建設行政についてお答え申し上げます。
初めに、音江山麓開発についての6点目、ホテル愛デイの建設の経過と今後の対応についてであります。まず、行政として対応した経過についてでありますが、本物件につきましては、建築基準法に基づき、本年3月20日、建築主より市に建築確認申請が提出され、空知支庁建設指導課に進達、審査の結果、空知支庁建築主事より4月10日付で建築主に建築確認申請がなされたものであります。工事完了後建築主より完了届が提出されまして、8月25日、市職員立ち会いの上空知支庁担当職員が完了検査を行い、申請どおり施工されておりますことから、同日付で検査済証が交付されております。
次に、今後の対応として規制条例制定の考え方についてでありますが、現在建築基準法では、専ら異性を同伴する客の休憩の用に供する施設、いわゆるモーテル等についての規制はありますが、法的用語ではございませんけれども、いわゆるモーテルの類似施設については旅館、ホテルなどと同種の取り扱いとなっておりまして、特別に建築を規制する法令はございません。建築基準法の目的は最終的には公共の福祉の増進に資することでありまして、したがいまして日々発展する社会において派生するもろもろの建築公害、すなわち建築物の建設またはその利用が周辺居住者らの生命や身体、人格権あるいは環境権などを侵害する度合いが著しいと認められる場合には地方公共団体の条例等による規制を検討することになろうかと存じます。しかし、往々にいたしまして問題になりますのは建築物がどのような利用形態であるかでありまして、建築物の構造等の規制を行っても実際の効果が発揮できるか疑問点も多いために、現実に道内各市ではいまだ制定されていないのが現状であります。したがいまして、どのような対応が図られるのか、道や各市との情報交換等により今後研究してまいりたいと存じます。
次に、業者、住民、行政との話し合いについてでありますが、当該建築物は、建築基準法はもとより、営業につきましても他法令等の許認可を受けてのものであり、行政指導そのものは困難でありますが、当該地域は、ご指摘いただきましたように、音江山麓開発計画の中心的位置で、良好な環境の保持が望ましいものでありますので、関係各課と協調いたしまして、周辺の環境にふさわしい営業形態とされるよう、状況を十分見きわめまして営業者にお願いしてまいりたいと存じます。また、住民団体から仲介の要請がありました場合は、話し合いに応じていただけるよう要請をしてまいりたいと存じます。
5番目、建設行政の1点目、花園幹線跡地についてお答えいたします。花園幹線用水路につきましては、一昨年度から通水が行われておりませんが、用水路廃止に伴うコンクリートブロック等の解体撤去について、管理者であります深川土地改良区では、札幌開発建設部に国営かんぱい事業で対処いただけるよう要望中とのことでございます。同時に、市に対しまして廃線後の用水路跡地の利用計画について今後協議したい旨お話をいただいており、庁内関係各課で検討中でありますが、基本的には導水部から市道3丁目線までの間及び市道川1線に平行している区間につきましては、市道花園用水路線及び市道川1線の拡幅予定地として考えているところでございます。市道3丁目線から市道川1線までの区間につきましては、底地が国有地でございまして、払い下げを受ける場合、近隣宅地と同等の時価での売買を求められる可能性が非常に高く、現在その利活用が難しいものと判断いたしているところでございます。いずれにいたしましても、当面は早期に旧用水路構造物の解体撤去及び埋め立てが進むよう深川土地改良区に要請するとともに、連携をとりながら関係機関にも要請をしてまいりたいと存じます。
〇議長(柏倉謙一君) 今井水道環境部長。
〇水道環境部長(今井敏雄君)〔登壇〕 3番、環境行政の1、一般廃棄物処理についてのうち、(1)、一般ごみの排出及び分別、リサイクルの現況につきまして、市長が答弁申し上げました残る部分についてお答えをいたします。
ごみの減量とリサイクル推進のための分別といたしましては、ご案内のとおり、空き瓶、空き缶のポスト回収、段ボール、蛍光管などの月に1度の資源ごみ回収のほか、処分場搬入時に空き瓶、空き缶、段ボール、雑誌、紙パック、蛍光管、乾電池、金属類の8区分に分別しているところでございます。本年度における市の処分場への搬入量は、9月末現在で総量5,717トンで、前年同期の5,771トンとほぼ同量になっており、その内訳は家庭系3,845トン、事業系1,663トン、瓶、缶、紙類などの資源ごみが205トンとなっております。
次に、処分場からリサイクルのために搬出した資源物の状況でありますが、総量で311トンとなっておりまして、内訳は、空き瓶73トンが容器包装リサイクル法により引き取られており、空き缶72トンとその他の金属類114トンの合計186トンにつきましては、従来無償で引き渡しをしておりましたが、本年度につきましては有価物として業者に売却しており、売却価格はアルミ缶1キログラム当たり5円、スチール缶とその他の金属類が1キログラム当たり1円となっております。また、段ボール、雑誌などの古紙につきましては、合計60トンで、従来は有価物として売却あるいは無償で引き渡しをしておりましたが、古紙価格の低迷から、本年度からは1キログラム当たり1円の処理費を業者に支払って引き取りをお願いしております。そのほか、蛍光管、乾電池が合計2トンで、従来どおり1キログラム当たり80円の処理費を支払って処理いたしております。なお、搬入量と搬出量の差106トンにつきましては、金属くずなどを処分場搬入後に分別していることから、搬出量がふえているものでございます。
市の処分場に搬入せずに市民が直接回収業者に引き渡しをした資源物としましては、イベントで回収した古着が0.9トン、また本年度から実施しております資源物集団回収奨励金等交付事業において9月末現在55団体が集団回収を実施し、合計207トンの紙類を回収しております。その内訳としましては、新聞132トン、紙パック1トン、段ボール26トン、雑誌48トンとなっております。今後も、市民の皆さん方の一層のご協力をいただきながら、ごみの減量とリサイクルの推進に努めてまいりたいと存じます。
〇議長(柏倉謙一君) 高桑議員。
〇20番(高桑幸雄君)〔登壇〕 再質問をさせていただきます。
一つ目は、音江山麓の関係でございます。具体的に言えば質問の5番目に当たりますが、先ほど市長の方から、オーナーとしてもこの事業については推進をしていくと、こういうお話がありましたと、こういうことでございます。しかし、その後山麓開発をめぐりまして、いわゆる環境アセス法の問題が答弁として出されました。私の考えでは、これらの状況を踏まえますと、少なくとも今後5年間、この問題の具体的な着工というか、そういうことにはならないというふうに考えるわけですけれども、先ほどの質問で申し上げましたように、全国的な問題は別にしまして、当深川市における既存のゴルフ場の問題、さらには既存のスキー場の問題を見ましても、ではそのことによって深川市が将来どんな事業効果を期待しているのか、さらにはその後の経営について、今もってこの事業を推進していくという確信というのは一体どこにあるのか再度お示しをいただきたいと、こういうふうに思います。今年度の予算の執行は、先ほど聞きましたように、ほとんど予算の執行はないということでありますし、これは余談かもしれませんけれども、深川スキー場の支配人についても転出をされたと、こういう話を聞いております。そういうことを総合的に判断しますと、やはり行政を執行する側としてこの時期に一つのけじめをつけるということが私は重要なことではないかというふうに考えるわけで、再度ご質問させていただきます。
もう一点は、川の駅の関係について、内容等についての説明はわかりましたが、私どもが一番メーンとしている左岸の開発との絡み、この関係についてどうもはっきりしません。さらに、河川法が改正になったと、こういうことから、これらの計画その他についても非常に大変な時期になると。これも、少なくとも国の計画が出るだけで3年はかかるだろうというふうに言われていますから、その後の私どものこの事業というのは一体何年後になるのかと。これまた大変なことになるわけで、左岸との絡みについて再度答弁いただきたいと思います。左岸計画を現在最重点として進めているわけで、これとの絡みについてもう一度お聞きしたいと思います。
それから、交通インフラの関係でございますけれども、これは答弁では出ませんでしたけれども、現深川橋のかけかえということで、深川新橋と書かれている政策内容について新橋という表現が使われておりますが、その辺の関係の説明が実は今回ありませんでした。そういう点について、再度内容についての説明をいただきたい、こういうふうに思います。
それから、ユートピアファーム、離農された方、さらには市内の高齢者の市民菜園の大型ということの説明がありました。高齢者対策の生きがいというか、そういうことをメーンにしてこのユートピアファームというのが出されておりますけれども、果たして今の説明で深川市の高齢者の生きがい、こういったこととどういうかかわりができていくのか非常に不鮮明だというふうに思いますので、再度ご質問を申し上げたいと思います。
それから、もう一点は、病院関係です。第3次総合計画に合わせて、平成11年度から13年度までの新たな健全化計画を盛るということになりました。一般会計からの繰り出しその他を含めて、この辺の計画を出すと。さらに、その前段では、今委託をしておりますマスタープランの中でそのことについての検討も診断もさせていただいているということでございますが、平成9年度の決算を見ますと、病院長の努力その他がありまして、若干の累積債務の解消にはなっておりますけれども、今後11年度から13年度の間の健全化計画というものがどういう形で出るのか非常に疑問なわけです。その中に、病院側としての主体的な再建に対する考えというのが今回は残念ながら出ておりません。そういう意味では私はちょっと疑問に思うわけでございまして、市長が第3次総合計画に沿って、平成13年度の事業着手、こういうことについて努力をしたいという言葉はありますけれども、それの裏づけとなるそれらのことについて具体的なものが何にもない。そういう中で、私はこれでは市民に対しても納得いくことにはならないのではないかと、こういうふうに考えますので、再度お伺いしておきたいと思います。
それから、一般廃棄物の関係です。今、基本計画を業者に委託してつくってもらう、こういう中には、中北空知という関係だけではなくて、その中の北空知ブロックと、その他の分け方も何かあるようですけれども、さまざまな分析をして広域化についての結論を出していきたい、基本的な計画を出す、こういうことなのですけれども、先ほども出ましたように、深川市のごみの排出量を見ましても、現状何ぼ技術革新が進んだとしても、深川市だけでこの問題の解決にはなりません。したがって、何らかの広域的対応が必要だということは市長も認めているのですけれども、この協議会を進めるに当たって、中北空知ブロックの協議会をつくったときに、どういう基本的な考えでこの協議会を進めていって民間業者に委託をしたのか、そこの基本的なものが出ないと、これは推測になりますけれども、受け取った民間業者としても、わずか来年の3月には報告書を集約するということでありますけれども、私はきちっとしたものが出てこないような気がするわけで、その辺再度答弁をいただきたいと、こういうふうに思います。
以上です。
〇議長(柏倉謙一君) 答弁願います。
河野市長。
〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 数多い再質問でございますが、できるだけ誠心誠意答弁をさせていただきたいと存じます。
先ほども申し上げさせていただいております。こういう厳しい状況の中ではありますが、コクド計画は、昨年の長野オリンピックに続いては、今後においてきっと北海道を最優先させていきたいという考え方がございます。藤沢さんという方を今度は企画部長という、この事業推進に当たらせていきたいという前向きな考え方にもあられるようであります。しかし、これまでの思いの中では、3点セットということがございました。ですから、このことについては、私も可能な限り担当者、あるいはまたオーナーにはなかなか会うことができ得ませんけれども、むしろ私の就任あいさつともども向こうから、深川はおくれているけれども、今後進めさせていただきたいということは先ほど申し上げさせていただいたとおりであります。
かかる事態は、やはり7本の河川問題であります。このことは、既に数回にわたってご説明をさせていただきましたが、1本は旭川土木現業所にかかわっているものがございます。こういったことを考えたときに、何とか一本化にしていきたいという考え方から、札幌土現が7本に向けて積極的に受けていただける段階までもいっているところであります。時間を要することは、集中的に地域住民に迷惑をかけないいろいろの方法等を考えることであるわけでございまして、一朝一夕すぐその方向に向くということは、なかなか今の経済情勢が厳しいということ以上に環境アセス等に意を用いられているようであります。今市民の皆さん方や議会の皆さん方がご心配されておられるとおりでありますけれども、いま少しく、私どもも陣容も変わり、三上さんが最終的なコクドのこの担当の社長にもご就任もいただいてございます。今まで東北、北海道の担当者でもございました。より身近になったということからも、このことに私どもも了とさせていただき、せっかく私ども市民があの市民スキー場さえを廃止してまで今日このようにして理解をさせていただいていることは、きっとコクド側にもそのことは理解をいただけるものと思いますので、私も時間とそのことの限り、このことに向けて努力をしていきたいと、このように考えているところであります。
ただ、一方において、今後段にご質問があったように、このことを見直させるべきではないかという、このことも一理あろうかとも思います。しかし、経済効果を夏、冬通して、このことを向こうは考えているようであります。冬だけでは、どうしても夏場はどこかに雇用対策を求めなければいけないというその合理性から、夏、冬通しての3点セットの問題が出てきているものと存じますので、私自身も時間がとれたときにはもっと積極的にお話し合いを進めさせていただきたいと思いますので、いましばらくどうぞひとつ推移を見守っていただきたいものだと存じます。
次に、2点目でございますが、石狩川サミットの問題等については、先ほどこういうスタンスでということはご理解をいただけたかと存じます。しかし、今ご指摘のあったとおり、左岸をどうするかということでもございます。私どもも時折お話し合いをさせていただく中で、一方では、今はああいった葦原や、むしろ環境が自然のままの方がいいんだと、石建の前々所長さんもそんなことをおっしゃったことを今なお私自身思います。これはどういう意味合いなのか、私自身も極めてわからなかったのでありますけれども、できるだけああいう葦原やそういったものを残した方が貴重なところだよという意味であったのかなと、こう感じるところでありますけれども、深川の市民の皆さん方はそれ以上の場所はたくさんあるわけでありますから、もっともっと環境のよい、グリーンや皆様方が求めているようなことを今後とも所管を通じながら今まで同様進めさせていただきます。ただ、先ほど事務的なことを申し上げさせていただいておりますので、このことにもどうぞご理解をいただきたいと思います。
ただ、一方、川の駅、いろいろなこともご質問等もございましたけれども、事務担当者会議、私どもサミットは1年に1回でありますけれども、これでは発言の時間というものは1分ずつやっても48分かかるわけでありますから、始まりから終わりまで、そんなに聞いてはおれないよという首長もいらっしゃるわけであります。そこで、できるだけ、支流といいましょうか、支川といいましょうか、そういったグループ単位でもっともっと石狩川のあり方というものをどう考え、サミットの有効性をということから、今後とも事務局サイドの会議はしばしば持たれるよう私どももその都度お願いもしてまいりましたので、事務レベルでももっともっと今後進めていただけるものと信じておりますので、再度ご質問があったことも貴重なご提言とさせていただきながら、左岸整備には一日も早く進めていただくよう要請運動を続けさせていただきたいと存じます。
次に、交通インフラの整備の中での新大橋あるいは深川橋、このことでありますけれども、私たちは今何といっても、早朝通勤ラッシュあるいはまた夜間、帰りのときの深川橋付近の交通渋滞、このことは地域住民の皆さん方からもご意見をちょうだいしておりますので、このことを申し上げさせていただいてきているところであります。ただ、これまでも何回か申し上げさせていただいているように、やはり留萌道の関係、高規格の関係がこれまで最優先してございましたけれども、深川が終わったからいいというのではなくて、このことにも今後いろいろの人たちのお力添えをいただきながら、アクセス道路、この交通インフラ整備についても努力をさせていただこうと、このように考えてございます。
ただ、新大橋というのは、用地の問題等があるから、できれば産業道路は別なところにという、いっときお話もあったことは事実でありますけれども、高規格ができてからはそのことが立ち消えになっていくのかなと言いつつも、いろいろの文書や何かの中での言い回しの中で間違いがあったとするならばお許しをいただきながら、今後とも深川橋、国道233号の整備拡充に努力をしたいと思いますので、議員各位の皆さん方からも一層それぞれの分野でのお力添え賜ればありがたいと思います。
次に、ユートピアファームの関係でございますけれども、このことも先ほども申し上げさせていただいておりますように、市民農園を整備した、このことをこれまでも議会の場の立場で議員の皆さん方からもいろいろご提言も含めてのご質問もありましたし、神竜土地改良区の前理事長、大平先生も遠大な構想の中でこのことをご提議いただいたこともきのうのように記憶をしているところであります。農水省だけではなくて、そうなると厚生省にもまたがるよ、いろいろのお話等もあったところでありますけれども、今この市民農園、ユートピアファーム構想等については、若干国もこれらの向きにはお力添えがいただけるのかなと、こんな感じをしておりますので、この点についてもどうぞひとつご理解とお導きをいただきたいと存じます。
次に、病院の関係でございました。このことについては、本当に今ご指摘のとおりでもございますし、極めて重く受けとめているところであります。ただ、安田院長先生も、大変ご苦労をいただきながら、いい結果に今日お導きをいただいたところでありますが、昨年の決算審査特別委員会でもご指摘をいただいていることも強く受けとめさせていただき、いまだそのことができ得ないのかという強いご指摘もあられようかと思いますけれども、私どもはこのことに向けて強く受けとめて、少しでも改善を図っていかなければいけないということ、あるいはまたこの本会議でもしばしばそのことはご指摘あったとおりでございますので、近い議会の中で私たちもそのことをまとめ、何といっても医師団の皆さん方に気持ちよくお仕事に励んでいただかなければならないこともございますので、院長先生とも、つい近日でございますけれども、お会いをさせていただきながら、議会の皆さん方のお気持ちも伝えさせていただいているところでもございます。
そういった意味合いで、そんなに簡単にできるのかというこのお気持ちも十分理解ができますけれども、少しでも改善されていく努力、姿というものを議会の皆さん方にお示しできるように近づけているところでもございますので、どうぞひとつ意のあるところをお酌み取りいただき、先ほど答弁をさせていただいておりますように、職員一丸となって努力することをどうぞひとつご理解いただきたいと存じます。
なお、大きな累積赤字ということもございますけれども、先ほどもちょっと私も申し上げさせていただきましたけれども、病院経営安定化に向けた繰出金の改善補助金、こういった関係を私も今後地方交付税の増額、こういったものを国、道に向けて働きかけていきたいものと、こう考えておりますので、どうぞひとつこのこともつけ加えさせていただくものであります。
最後でありますけれども、広域化のごみ問題でございました。このことについては、大変私どもも、議会の皆さん方のご理解をいただいて進めていれば、13年度からあの事業がオープンできる状況までいったのでございました。しかし、このことにストップをかけられた規制ということを重く受けとめているところでございます。しかし、何といっても、道が、あるいは厚生省がガイドラインを出し、そして広域的に空知は二つにということでありました。私自身首長という一つの立場で一番恐れたのは、何といっても財政措置であります。このことに乗りおくれたならば、私たちは何事もでき得ないのでは大変ではないかというのが6市10町の首長の考え方でありました。もう進めているところもあります。いろいろ本当に困惑をしているところでありますけれども、いずれにしても首長の一番心配することは、国、道のお力をかりながら、少しでも地域住民の負担を軽減していきたいということでございます。
そういった意味で、先ほどから補正のときにも、そして今も厳しくご意見、ご質問等をいただいておりますけれども、何といっても今このことは文字どおり検討であります。検討はと言いつつも、しかしこの反面には、道も大きな財源を捻出していただいているところであります。私ども1市5町の首長としては、できれば深川を中心としてという気持ちはないわけではありません。しかし、出発した以上は、先ほどからご答弁を部長も私もさせていただいておりますように、大きく推移を見守りながら、また議会の皆さん方や、あるいは廃棄物対策審議会の皆さん方にこれまでも2度ばかり報告はさせていただいておりますけれども、何ら前進的なことはございません。しかし、まとまってきたことを、十二分にその資料を一つの判断材料として、今後とも誤りのないごみ処理対策に向けていきたい、このように考えてございますので、どうぞひとつこの点でのご理解をいただき、満足いただく答弁にはならないかもしれませんけれども、どうぞひとつご理解とご協力をいただければ幸いだと思います。
〇議長(柏倉謙一君) 高桑議員の一般質問を終わります。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって本日はこれで延会します。(午後 4時28分 延 会)