[目次]

平成10年 第4回

深川市議会定例会会議録 (第1号)

午前10時15分 開会 
 平成10年12月7日(月曜日)
午後 4時18分 延会 


〇議事日程(第1号)

   
日程第 1会議録署名議員の指名
日程第 2会期の決定について
日程第 3諸般の報告
 (1) 議長諸般報告
 (2) 市長一般行政報告
 (3) 教育長教育行政報告
日程第 4委員会報告第10号
認定第 1号 平成9年度深川市水道事業決算認定について
認定第 2号 平成9年度深川市病院事業決算認定について
日程第 5議案第92号 深川市マルチメディアセンター条例について
日程第 6議案第93号 深川市職員給与条例の一部を改正する条例について
日程第 7議案第94号 深川市奨学資金条例の一部を改正する条例について
日程第 8議案第95号 深川市青少年広場設置条例を廃止する条例について
日程第 9議案第96号 深川市営住宅条例の一部を改正する条例について
日程第10議案第97号 財産の譲渡について(旧JR深名線用地及び施設)
日程第11議案第98号 平成10年度深川市一般会計補正予算(第3号)
議案第99号 平成10年度深川市一般会計補正予算(第4号)
議案第100号 平成10年度深川市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議案第101号 平成10年度深川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
議案第102号 平成10年度深川市地方卸売市場特別会計補正予算(第2号)
議案第103号 平成10年度深川市下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第104号 平成10年度深川市駐車場事業特別会計補正予算(第2号)
議案第105号 平成10年度深川市水道事業会計補正予算(第4号)
議案第106号 平成10年度深川市病院事業会計補正予算(第2号)
日程第12認定第 3号 平成9年度深川市一般会計歳入歳出決算認定について
認定第 4号 平成9年度深川市市民交通傷害保障事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第 5号 平成9年度深川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について
認定第 6号 平成9年度深川市老人医療特別会計歳入歳出決算認定について
認定第 7号 平成9年度深川市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第 8号 平成9年度深川市家畜処理場事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第 9号 平成9年度深川市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第10号 平成9年度深川市地方卸売市場特別会計歳入歳出決算認定について
認定第11号 平成9年度深川市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第12号 平成9年度深川市駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について
日程第13諮問第 4号 人権擁護委員候補者の推薦について
日程第14一般質問



(午前10時15分 開 会)

 

〇議長(柏倉謙一君) ただいまから平成10年第4回深川市議会定例会を開会いたします。


〇議長(柏倉謙一君) これより本日の会議を開きます。


〇議長(柏倉謙一君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員には、会議規則第78条の規定によって、川中議員、北名議員を指名します。


〇議長(柏倉謙一君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。

〇議会事務局長(平間敏男君) 初めに、本定例会に付議されます事件は、決算審査特別委員長から審査結果の報告がありました認定2件及び市長から提出のありました議案15件、認定10件、諮問1件であります。
 次に、監査委員から9月、10月分に関する例月出納検査結果報告及び平成9年度定期監査報告書の提出がありましたので、お手元にご配付しております。
 次に、生野議員から本日及び水谷議員、木田議員から本定例会会期中欠席する旨の届け出がありました。
 次に、本定例会に説明員として出席通知のあった者の職、氏名を、一覧表としてお手元にご配付しております。
 次に、第4回定例会1日目の議事日程は、お手元にご配付のとおりであります。
 報告を終わります。


〇議長(柏倉謙一君) 日程第2 会期の決定についてを議題とします。
 お諮りします。本定例会の会期は、本日から12月22日までの16日間にしたいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって会期は本日から12月22日までの16日間に決定しました。


〇議長(柏倉謙一君) 日程第3 諸般の報告を行います。
 初めに、議長諸般報告を事務局長から申し上げます。

〇議会事務局長(平間敏男君) 平成10年第3回市議会定例会後の10月24日以降昨日までの議会の動静概要は、お手元にご配付のとおりであります。
 これで議長諸般報告を終わります。

〇議長(柏倉謙一君) 次に、市長一般行政報告を行います。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 平成10年第4回市議会定例会の開会に当たり、一般行政の報告を申し上げます。
 最初に、中国残留日本人孤児、鈴木光義さんの帰郷について申し上げます。終戦時の混乱で生き別れた肉親を捜す第29次中国残留日本人孤児訪日調査団の中に、深川市6条16番在住、鈴木照夫さんの弟、光義さんがおられ、52年ぶりに肉親と感激の再開を果たされたところであります。11月8日から13日までの滞在中、地元町内会を初め多くの方々の温かい歓迎を受け、市も交通手段の確保を初め、ご親族の方々のため、また少しでも日中友好親善に資するよう努めたところであります。
 次に、農業行政について申し上げます。米の最終出荷実績につきましては、加工用米を含む予定計画出荷基準数量55万7,327俵に対し、96.2%の53万6,162俵で、うち1等米集荷率は99.7%となりました。なお、加工用米を除いた1等米の出荷率は99.9%となっております。
 次に、深川産ほしのゆめ無料配布について申し上げます。市民への深川産ほしのゆめ無料配布につきましては、行政連絡員及び関係町内会のご協力をいただき、米生産農家を除く全世帯に無料引きかえ券の配布を終え、12月1日からお米の引きかえを行っております。これを機会として地元産米へのご理解とご利用をいただき、深川産ほしのゆめの道内消費拡大に努めてまいります。
 次に、納内時計台プラザゆうあいについて申し上げます。納内時計台プラザゆうあいは、11月1日、オープン式を行い、その後納内駅周辺環境整備事業期成会主催の祝賀会が盛大に開催されたところであります。この施設は、さまざまな地域活動に利用いただける講堂、和室のほか、納内支所の事務室を有し、さらにホールはJR利用者の待合室としても利用できるもので、地域の皆様方に幅広く活用いただけるものであります。
 次に、関西・東京深川会について申し上げます。郷土深川の発展のため、情報交換と会員相互の親睦の場として、11月29日、関西深川会総会が約50人の参加により開催されました。総会では、会員の皆さんに本市の近況を報告するとともに、ふるさと深川に対する貴重なご意見をいただくなど、意義ある交流となったところであります。また、12月13日には東京深川会総会が開催される予定でございます。
 次に、平成10年度高齢者介護サービス体制整備支援事業について申し上げます。本事業は、介護保険制度の円滑な運営に必要な事前準備として、9月30日から11月30日まで、北空知1市5町の広域事業として実施したものであります。事業内容は、保健・医療・福祉の各種サービスの利用者のうち116人を調査対象者として抽出し、保健婦や介護福祉士などの訪問による基本調査、介護区分をコンピューターにより判定する第1次判定、広域介護認定審査会が総合的に判定する第2次判定、さらに在宅サービス利用者のうち12人の介護サービス計画を作成いたしました。本事業の実施により、介護支援専門員の資質向上の必要性及び介護認定審査会の判定業務の重要性など種々の課題が判明いたしましたので、今後はこの結果を踏まえ、関係機関・団体の協力をいただきながら、介護保険制度の円滑な実施に向け、万全を期してまいります。
 次に、介護保険事業計画について申し上げます。介護保険事業計画は、介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施など介護保険運営の基本となるもので、この計画の策定に当たり、広く市民各層の意見を聞くために、保健・医療・福祉の関係機関・団体の代表者19人を委員として委嘱し、深川市介護保険事業計画市民会議を設置いたしました。この計画の策定に当たっては、高齢者保健福祉計画の見直しも同時に行うことにしており、平成11年度中に策定する予定となっております。
 次に、住居表示について申し上げます。11月9日付で、納内町字納内の一部について、新たに納内町北、納内町2丁目、納内町3丁目、納内町グリーンタウンの812件の住居表示につきまして、現地での表示作業を初め住民票等の書きかえなど、すべての作業を完了したところであります。今後とも市民への周知を図ってまいります。
 次に、交通安全について申し上げます。市内における交通事故発生状況については、11月30日現在98件発生し、負傷者149人、死亡者4人で、昨年同期と比較して発生件数で6件の減、負傷者数では12人の増、死亡者数では1人の増となっております。なお、深川警察署管内において死亡事故が多発していることから、管内1市4町で11月に初冬期の交通安全週間を設けて、交通事故防止を呼びかけたところであります。
 次に、入札参加の指名停止について申し上げます。11月13日、防衛庁調達の装備品納入水増し請求にかかわり、贈賄容疑で元役員が逮捕された日本電気株式会社が本市発注工事等の指名競争入札参加資格者であるため、深川市競争入札参加資格関係事務処理要綱の規定に基づき、11月25日から2カ月間の指名停止及び、11月10日、新薬開発をめぐる汚職事件で役員が逮捕された大塚製薬株式会社を11月27日から3カ月間指名停止処分としたところであります。
 以上、行政の一端を申し上げ、報告とさせていただきます。

〇議長(柏倉謙一君) 次に、教育長教育行政報告を行います。
 菅原教育長。

〇教育長(菅原 忠君)〔登壇〕 平成10年第4回市議会定例会の開会に当たり、教育行政の概要についてご報告申し上げます。
 初めに、教育長の就任について申し上げます。11月4日をもって辞任した江剌前教育長の後任として、私、菅原忠は、さきの第3回市議会定例会の最終日におきまして教育委員の任命同意をいただき、10月23日開催の教育委員会議において教育長候補者として決定された後、北海道教育委員会の承認を得て、11月5日、教育長の任命を受けたところでございます。今後、山積する教育課題の解決と市民の負託にこたえた信頼される教育行政の推進に努力いたす所存でありますので、一層のご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。
 次に、公立高等学校適正配置計画について申し上げます。北海道教育委員会は、9月1日、平成11年度公立高等学校適正配置計画案を発表した後、学級減を示した学区を対象に地域別検討協議会を開催するなど、関係者の意見等を集約、調整して、10月21日、全道で1校の学科転換が追加された以外は原案どおりの計画を決定しました。この結果、空知第5学区では、秩父別高等学校の来春の生徒募集を停止し、平成12年度末に深川西高等学校と統合する再配置と、本年度特例2間口校となった沼田高等学校の定員を80人に引き上げることが決定されたところであります。
 次に、深川市文化賞及び文化総合芸術祭について申し上げます。本年度の文化賞につきましては、30年以上にわたる定期演奏会や新しいスタイルの独創的な合唱活動に功績のあった深川混声合唱団コール・メムを文化奨励賞に決定し、11月1日、生きがい文化センターにおける文化総合芸術祭の発表の席上において授与式を行ったところであります。また、文化総合芸術祭は、市民の日ごろの文化、芸術活動の集大成の場となるもので、10月24日、25日、31日及び11月1日の4日間にわたり開催いたしました。発表部門は、34団体、368人が出演、展示部門は、41団体、1,064点の作品が出展され、会場を訪れる大勢の市民に芸術の秋を十分に堪能いただいたところであります。
 次に、深川市青少年育成市民大会について申し上げます。次代の担い手としての青少年が心身ともに健やかに成長することを願いとして、全国青少年健全育成強調月間の趣旨も踏まえ、11月15日、「地域が育む、心豊かな青少年」を大会テーマに、生きがい文化センターにおいて育成関係者250人の参加のもとに青少年育成市民大会を開催いたしました。4個人、1団体からの青少年実践活動発表と、国学院短期大学の西沢乗子氏による「愛と生命〜中・高生からの5万通のメッセージを届けたい〜」と題する講演をいただくなど、実りの多い大会となったところであります。また、大会の席上、本年度の模範青少年として伊東博之氏を、また優良青少年団体として北海道深川東商業高等学校野球部を、さらに青少年健全育成功績者として伊藤富吉氏、森田孝子氏、鈴木康司氏をそれぞれ表彰したところであります。
 以上、教育行政の一端を申し上げ、報告といたします。

〇議長(柏倉謙一君) これで諸般の報告を終わります。


〇議長(柏倉謙一君) 日程第4 委員会報告第10号認定第1号平成9年度深川市水道事業決算認定について及び認定第2号平成9年度深川市病院事業決算認定についての2件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 白井決算審査特別委員長。

〇決算審査特別委員長(白井 進君)〔登壇〕 ただいま議題となりました認定第1号平成9年度深川市水道事業決算認定について及び認定第2号平成9年度深川市病院事業決算認定について、決算審査特別委員会で審査しました概要と結果についてご報告申し上げます。
 本件は、平成10年第3回定例会において当委員会に付託されたもので、委員会を10月30日、11月2日の両日開催し、初めに市長及び担当部長から決算概要について、次に監査委員から決算審査の概要についてそれぞれ説明を受けた後、内容の審査に入りました。
 初めに、水道事業会計の主な質疑事項について申し上げます。
 一つ、業務の特殊性から時間外勤務が他より多いが、職員の健康面での問題と定数配置見直しの考えについて。
 一つ、緑町浄水場跡地売却収入を老朽管更新事業に向ける考えについて。
 一つ、料金滞納者の状況と今後の整理方針について。
 一つ、第6次拡張事業により使用料収入の増加が見込めるが、料金を値下げする考えについて。
 一つ、塩素と有機物質の反応で発生するトリハロメタンは発がん物質とされているが、安全性の確保について。
 一つ、地元金融機関の育成強化のため、北空知広域水道企業団の金融機関取扱店を北洋銀行から北空知信用金庫へ変えることについて、企業団構成者の一員としてどのように考えるか。
 一つ、企業債借りかえの実態と積極的な取り組み対応について。
 一つ、40キロメートルに及ぶ漏水調査を実施したが、費用、効果及び今後における継続調査について。
 質疑終結後討論に入り、渡辺委員から認定賛成の立場で、水道事業第6次拡張計画に当たり、音江地域の念願である上水統合に大きな期待を寄せる。経営状況は、職員の努力、さらには緑町浄水場用地の一部売却により3,726万5,000円の利益が示され、健全経営の維持がなされた。業務においても、有収率の向上のため、老朽管の布設がえや配水管移設工事、さらに漏水防止対策の効果に大きな期待を寄せつつ、さらに未収金対策を初めとする不納欠損金も見逃すことのできない極めて重要なことである。第6次拡張計画の大きな期待と効果を求めつつ、水道事業会計の基本は経営基盤の安定強化であり、市民に低料金で安心しておいしい水を豊富に供給することに意を注いでいただくことを懇願するとの討論がなされました。
 その後採決に入り、認定第1号は全会一致をもって認定すべきものと決定しました。
 次に、病院事業会計の主な質疑事項について申し上げます。
 一つ、未処理欠損金が16億4,600万円、不良債務が5億8,500万円となっているが、状況認識と平成10年度以降の対応について。
 一つ、空きベッドがある中、まだ自宅に帰ることのできない患者の早期退院を国の基準に基づき求めているようだが、経営健全化に向けた病床利用率向上を図る上で矛盾があるのではないか。
 一つ、看護婦の長期間同一箇所の配置は弊害を生じるが、定期的な異動の実施について。
 一つ、高等看護学院卒業者の当院への就職者数が少ないが、一般会計より8,574万円の繰り出しの状況もあり、今後の学院のあり方を伺う。
 一つ、臍帯血採取の実施と公的バンク設立への協力について。
 一つ、病院の改築について、総合計画の実施計画では平成13年度に実施設計が示されており、従来の補助、起債対象事業の場合、実施設計計上が事業初年とされるが、この受けとめについて。
 一つ、病院の改築には不良債務や累積赤字の解消が必要だが、一般会計での対処方針について。
 一つ、地域センター病院として、CTやMRIをもっと地域医療へ活用すべきではないか。
 一つ、院内感染(MRSA)の発見状況と対応策について。
 一つ、ドクターの手当の現状認識について。
 一つ、医学研究手当廃止に伴う効果について。
 一つ、ドクターも経営的感覚に立った対応が必要と考えるが、どうか。
 一つ、医業収益と医業外収益に占める未収金額と未収金の中の不良債権の状況及び回収策について。
 一つ、給食部門の委託について。
 一つ、医薬分業の今後の実施計画について。
 一つ、洗浄式トイレの導入について。
 一つ、看護婦の夜間巡回に伴う安全性について。
 一つ、病院建築特別委員会の設置を検討する必要があると考えるが、どうか。
 質疑終結後討論に入り、渡辺委員から認定賛成の立場で、平成9年度は自主健全化計画の4年次となり、その効果を見ることができない、まことに残念と言わざるを得ない状況にあり、自助努力に努め、経営体質の強化と収益性の向上、さらに費用の効率的執行に努められたようだが、9年度決算は収入46億5,155万6,000円、支出46億9,448万6,000円となり、損失4,293万円の赤字で、未処理欠損金は16億4,606万3,000円となり、不良債務額は5億8,528万5,000円となった。したがって、国の第4次経営健全化に乗らない状況にかんがみて、近い将来その国の方針を見据えた対策が望まれるところだが、本病院の平成13年度を目標とした基本計画推進が出されている状況を判断するときに、不良債務の解消には繰出金の新たなる方向づけが避けて通ることのできない課題と認識している。かかる諸対策の解決が急務であり、大きな期待を寄せつつ、住民の医療と健康を守る病院行政の基本的再方針と支援対策を切望し、次年度以降にその期待と願いを込め、効率的な効果を願うとの討論がなされました。
 その後採決に入り、認定第2号は全会一致をもって認定すべきものと決定しました。
 以上で決算審査特別委員会の報告を終わります。

〇議長(柏倉謙一君) これより一括質疑に入ります。
 

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより認定第1号及び認定第2号の2件を一括して採決します。
 本件に対する委員長の報告は認定であります。
 本件は委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって認定第1号及び認定第2号は委員長の報告のとおり認定することに決定しました。


〇議長(柏倉謙一君) 日程第5 議案第92号深川市マルチメディアセンター条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第92号深川市マルチメディアセンター条例について提案理由を申し上げます。
 高度情報化社会に対応した地域の情報化を推進するため、郵政省の補助を受け、生きがい文化センター内に中核施設の整備を行っているところであります。整備する施設は、地方自治法第244条に規定する公の施設として住民の利用に供することから、本条例を定め、施設の適正な管理を図ろうとするものであります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。
 

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。
 本件は総務常任委員会に付託します。


〇議長(柏倉謙一君) 日程第6 議案第93号深川市職員給与条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第93号深川市職員給与条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。
 本条例の改正は、国家公務員の給与について、人事院勧告に基づき、給料、諸手当の0.76%の引き上げを内容とする給与改正法案が10月16日公布されましたので、本市におきましても国に準じ給与、諸手当を改正しようとするもの及び総合病院の財政健全化の取り組みとして、特殊勤務手当のうち、医師の診療特別手当の見直しを図るものであります。
 給与改定の主な内容は、給料では、本年4月1日に遡及し、行政職給料表及び医療職給料表の各給料表を国に準じ改正しようとするものであります。諸手当では、扶養手当については、高校生、大学生等の子を扶養する職員の家計負担を考慮して、満15歳に達する日後の最初の4月1日から満22歳に達する日後の最初の3月31日までにある子の扶養手当加算額を、本年4月1日に遡及して、現行1人につき月額4,000円を5,000円に、宿日直手当については、平成11年1月1日から現行3,800円を4,000円にそれぞれ引き上げようとするものであります。また、診療特別手当の見直しは、基本額について、現行の医師免許取得後の年数による3区分を医長以上及び医師の2区分に改めようとするものであります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
 
〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。
 

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。
 本件は総務常任委員会に付託します。


〇議長(柏倉謙一君) 日程第7 議案第94号深川市奨学資金条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第94号深川市奨学資金条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。
 道立高等学校の授業料が平成10年度及び平成11年度の2段階で値上げされたことに伴い、奨学資金の貸与額を、高等学校生徒につきましては月額1,000円を、他の区分の生徒、学生につきましては月額2,000円をそれぞれ引き上げようとするものであります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
 
〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。
 

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。
 本件は総務常任委員会に付託します。


〇議長(柏倉謙一君) 日程第8 議案第95号深川市青少年広場設置条例を廃止する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。
 
〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第95号深川市青少年広場設置条例を廃止する条例について提案理由を申し上げます。
 深川市青少年広場は、青少年の心身の錬成と健康の増進を図るため、昭和41年、石狩川左岸の深川橋上流に、またその後多度志川右岸の大正橋下流に設置したものであります。深川市青少年広場につきましては、今年度末に予定されている深川都市計画緑地変更の区域拡大の中に包括されることから、深川市都市公園条例に基づく公園として告示予定のために、今回廃止しようとするものであります。また、上多度志青少年広場につきましては、1級河川多度志川の河川敷地を占用して設置しておりますが、河川管理者であります札幌土木現業所から伐根物堆積場として使用のため、返還願いたい旨申し出があり、地元町内会から内諾を得られましたので、今回廃止しようとするものであります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。
 本件は建設常任委員会に付託します。


(柏倉謙一君) 日程第9 議案第96号深川市営住宅条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。
 
〇財政課長(千葉憲一君)〔登壇〕 議案第96号深川市営住宅条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。
 この条例は、市営住宅の建てかえ事業として、多度志中央団地2棟8戸及び共同浴場1棟を用途廃止し、新たに多度志団地に耐火構造平家建て2棟、2LDK8戸と3LDK4戸の計12戸を建設しようとするものであります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
 
〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。
 本件は建設常任委員会に付託します。


〇議長(柏倉謙一君) 日程第10 議案第97号財産の譲渡についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第97号財産の譲渡について提案理由を申し上げます。
 平成9年3月31日に北海道旅客鉄道株式会社から無償譲渡を受けた旧JR深名線用地381筆、61万2,794.42平方メートルと駅舎など施設5棟、305.4平方メートルについては、国、北海道及び市が使用するもののほかは、土地及び施設のより有効な利活用を図るため、土地改良区、農業協同組合、森林組合及び地先土地所有者に無償譲渡をすることで昨年から取り進めているところであります。
 本年協議が調いました用地172筆、19万5,546.21平方メートルを深川市森林組合外37人に、駅舎など施設2棟、128.7平方メートルを小松研一さんに、それぞれ地方自治法第237条第2項の規定に基づき、議会の議決を経て無償譲渡しようとするものであります。現在残っております用地114筆、12万8,684.83平方メートルにつきましては、北海道、市など公共が利用するところ以外は、議会の議決を得まして、引き続き地先土地所有者に無償譲渡をしてまいります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第97号を採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって議案第97号は原案のとおり可決されました。


〇議長(柏倉謙一君) 日程第11 議案第98号平成10年度深川市一般会計補正予算ないし議案第106号平成10年度深川市病院事業会計補正予算の9件を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 初めに、議案第98号及び議案第99号、荒川財政課長。

〇財政課長(荒川 満君)〔登壇〕 議案第98号平成10年度深川市一般会計補正予算(第3号)についてご説明を申し上げます。
 第1条で、歳入歳出それぞれに6億5,441万3,000円を追加し、予算の総額を226億8,672万円にしようとするものであります。
 第2条で債務負担行為の変更と第3条で地方債の変更を図り、第4条で繰越明許費の設定を図るものであります。
 それでは、17ページをごらんください。3、歳出であります。2款総務費、1項1目一般管理費288万4,000円の増額は、人事異動等により臨時職員の雇用が必要となったことから、賃金等の増額を図るものであります。
 9目出張所費120万円の減額は、当初更進出張所につきましては解体工事を予定いたしましたが、建物を売却しましたことから、工事費の減額を図るものであります。
 11目行政推進費32万1,000円の増額は、行政連絡区の広里第4Bと第4Dの合併、稲田第1から第5の合併、幌内と下幌内の合併、納内11区、12区、13区の合併に対しまして、それぞれ奨励金の交付を図るものであります。
 17目公団分収造林費746万6,000円の増額は、今回国の景気対策としましての第3次補正予算により、湯幌団地、大井ノ沢団地の保育事業を実施するものであります。
 次のページをごらんください。4項5目道知事・道議会議員選挙費860万5,000円の増額は、明年4月11日に執行されます道知事、道議会議員選挙に要する経費の計上を図るものであります。
 次のページをごらんください。3款民生費、1項3目老人福祉費5,641万5,000円の増額は、説明欄1の1、ホームヘルプサービス事業170万7,000円は、平成9年度の事業確定に伴う国庫補助金の精算返還金を計上するものであります。2の介護保険準備費5,470万8,000円は、平成12年度に実施されます介護保険の事務処理に向けて、電算システム導入経費の計上を図るものであります。
 2項1目児童福祉総務費177万2,000円の増額は、説明欄1の社会福祉法人保育園児童措置委託477万3,000円は、当初見込みより児童措置人員の増加と保育単価の増加に伴い、委託料の増額を図るものであります。2の放課後児童特別対策事業委託210万8,000円の減額は、当初音江、多度志、あけぼのの3園の実施を予定いたしましたが、あけぼの保育園が事業実施条件の児童10人に達せず、取りやめとなったことから、委託料の減額を図るものであります。3の1の社会福祉法人保育園補助金89万3,000円の減額は、児童の入所率の変動等により減額を図るものであります。
 3目保育園費は、財源振替であります。
 次のページをごらんください。3項1目生活保護総務費142万7,000円の増額は、生活保護行政の適正な運営に資するため、扶養能力調査の徹底や事務処理効率化事業を実施するものであります。
 2目扶助費は、財源振替でございます。
 次のページをごらんください。6項1目国民健康保険費2,537万8,000円の増額は、国民健康保険特別会計の保険基盤安定事業及び国保財政安定化支援事業並びに地方単独医療事業の事業費の確定に伴い、繰出金の増額を図るものであります。
 4款衛生費、2項2目塵芥処理費116万円の減額は、一般廃棄物最終処分場のブルドーザー更新の事業費の確定に伴い、減額を図るものであります。
 3目し尿処理費5,300万円の減額は、北空知衛生センター建設に伴う国庫補助金及び起債の確定に伴い、負担金の減額を図るものであります。
 次のページをごらんください。4項1目診療所費42万円の増額は、多度志歯科診療所の使用不能となった医療機器の更新を図るものであります。
 5項2目上水道費1億4,281万円の増額は、説明欄1の1、広域化対策(利子分)33万円の減額と2の2、広域化対策(元金分)16万5,000円の増額は、広域化対策にかかわる起債の借りかえに伴い、それぞれ繰出金の増減額を計上するものであります。1の2、高料金対策1,202万5,000円の減額は、事業費の確定に伴い、繰出金の減額を図るものであります。2の1、事業出資(広域化)1億5,500万円の増額は、景気対策としての国の第3次補正予算により実施をします音江、稲田簡水の上水統合事業4億6,500万円に対する出資金の計上であります。
 3目広域水道費163万2,000円の減額は、説明欄1の補助及び交付金325万1,000円の減額及び2の出資金161万9,000円の増額は、水源開発並びに広域化対策にかかわる起債の借りかえに伴い、それぞれ繰出金の増減額を計上するものであります。
 次のページをごらんください。6款農林水産業費、1項1目農業委員会費89万8,000円の増額は、農業者年金受託業務の確定に伴い、増額を図るものであります。
 2目地籍調査費は、財源振替でございます。
 4目農業振興費1億9,009万円の増額は、山村振興等農林漁業特別対策事業で実施をしますぬくもりの里交流促進施設整備につきまして、国の景気対策としての第3次補正予算により、平成11年度実施予定事業を前倒しして実施するものであります。
 次のページをごらんください。10目農業農村整備費272万7,000円の増額は、説明欄1の道営事業監督補助受託等103万6,000円は、受託事業費の確定見込みにつき、増額を図るものであります。2の1、幌内地区担い手育成支援事業補助金24万3,000円と2の多度志地区担い手育成支援事業補助金144万8,000円は、いずれも実効ある農家負担軽減のために、利子助成限度の拡充を図るものであります。
 11目農業集落排水費240万円の減額は、農業集落排水事業特別会計の事業費の確定に伴い、繰出金の減額を図るものであります。
 2項2目林業振興費380万円の増額は、深川市森林組合につきましては、明年広域合併をし、新たに北空知森林組合としてスタートしますが、組合の事務所として林業センターの一部を貸与し、あわせて施設の管理業務等を委託しようとするもので、貸与に当たり、事務室の改修を実施するものであります。
 次のページをごらんください。7款商工費、1項5目卸売市場費174万2,000円の増額は、地方卸売市場特別会計の平成9年度分の赤字額に対し繰り出しを図り、円滑な事業運営に資するものであります。
 8款土木費、2項1目道路橋梁総務費66万円の減額は、高規格幹線道路深川留萌自動車道の深川、秩父別間の開通に伴う祝賀会の負担金の確定によるものであります。
 3目道路新設改良費1,603万4,000円の増額は、国の景気対策としての第3次補正予算により、山1線道路改良3,000万円の追加計上を図るとともに、補助事業等の事業費確定見込みに伴い、減額を相殺したものであります。
 次のページをごらんください。4項2目街路事業費8,975万8,000円の増額は、説明欄1の1、駅前通り整備1,338万円は、駅前通りの電線類地中化に伴い、蓬莱町通りと仲町通りの一部について地中化を実施するとともに、蓬莱町通り歩道整備に伴う老朽管取りかえに対し、水道会計に対して補償するものであります。2の1、受託事業にかかわります駅前通り整備7,637万8,000円は、補償物件の単価及び件数の増に伴い、増額を図るものであります。
 次のページをごらんください。6目駐車場費389万2,000円の増額は、駐車場事業特別会計の平成9年度分の赤字額に対し繰り出しを図り、円滑な事業運営に資するものであります。
 5項3目住宅建設費1億4,865万円の増額は、国の景気対策としての第3次補正予算により、多度志団地E棟、F棟を前倒しして建設を図るものであります。
 次のページをごらんください。10款教育費、1項3目生涯学習推進費221万8,000円の増額は、郵政省が進めておりますマルチメディアパイロットタウン構想の本市事業採択に向けて、関連経費の計上を図るものであります。
 7目住宅管理費は、財源振替であります。
 次のページをごらんください。2項3目営繕費2,100万円の減額は、北新小学校の暖房設備改修工事の事業費確定によるものであります。
 3項3目営繕費500万円の減額は、コンピューター教室改修工事の事業費の確定によるものであります。
 5項2目学校体育費56万7,000円の減額は、旧向陽小学校プール解体工事の事業費の確定によるものであります。
 次のページをごらんください。7項3目文化奨励費412万8,000円の増額は、説明欄1の埋蔵文化財発掘調査212万8,000円は、予想を上回る出土物があったことから、作業員の増員を図るものであります。2のぬくもりの里整備事業200万円は、施設の進入路として国道12号改良の実施設計を実施するものであります。
 6目市民会館費76万7,000円の減額は、市民会館の外壁等改修工事の事業費確定に伴うものであります。
 13款諸支出金、1項5目社会教育施設建設基金費10万円の増額は、同基金への寄附金の積み立てを図るものであります。
 次のページをごらんください。14款職員費、1項1目職員給与費3,026万4,000円の増額は、一般職から特別職就任に伴う退職手当について、退職事由の変更に伴う追加支給分を納付するものであります。
 戻りまして、6ページをごらんください。第2表、債務負担行為補正は、変更として、介護保険事業計画及び高齢者保健福祉計画策定事務委託につきまして、当初平成9年度、10年度の2カ年での策定を予定いたしましたが、介護保険にかかわる国の事務のおくれから10年度中策定が困難なことから、期間を1年延長して11年度とするものであります。
 次の公立学校共済住宅建設費償還金は、本年度建設しました単身用1棟4戸、一般用1棟2戸の建設費の確定に伴い、限度額を6,572万5,000円から6,130万6,000円に変更するものであります。
 次のページをごらんください。第3表、地方債補正は、変更として、上水道事業出資債外5事業債の増減を図り、限度額の総額を39億4,570万円にするものであります。
 第4表、繰越明許費は、歳出でご説明申し上げました4款衛生費の上水道事業出資(広域化)1億5,500万円、次の6款農林水産業費、山村振興等農林漁業特別対策事業2億1,564万円、次の8款土木費、多度志団地建設事業1億4,860万2,000円につきましては、いずれも年度内に事業が完了しないことから、平成11年度に繰り越しをして実施するものであります。
 それでは、10ページをごらんください。2、歳入につきましては、国庫支出金等の特定財源を充当し、不足する一般財源は、8款地方交付税の普通交付税1,433万円と14ページの17款繰越金の前年度繰越金6,406万7,000円を充当するものであります。
 以上、原案にご賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 次に、議案第99号平成10年度深川市一般会計補正予算(第4号)についてご説明申し上げます。
 第1条で、歳入歳出それぞれに6,892万1,000円を追加し、予算の総額を227億5,564万1,000円にしようとするものであります。
 7ページをごらんください。3、歳出では、14款職員費、1項1目職員給与費6,892万1,000円の増額は、議案第93号関連のもので、職員の給与改定等に要する経費の計上を図るものであります。
 前のページの6ページをごらんください。2、歳入につきましては、8款地方交付税の普通交付税6,892万1,000円を充当するものであります。
 以上、原案にご賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

〇議長(柏倉謙一君) 次に、議案第100号、河野市民福祉部長。

〇市民福祉部長(河野 淨君)〔登壇〕 議案第100号平成10年度深川市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ722万9,000円を追加し、予算の総額を26億8,836万6,000円にしようとするものであります。
 8ページをお開きください。3、歳出からご説明いたします。2款1項1目一般被保険者療養給付費、補正額はありませんが、事業確定によりまして、一般会計繰入金を財源振替するものであります。
 7款1項3目償還金722万9,000円の増額は、平成9年度国民健康保険療養給付等負担金の確定により、国庫負担金超過交付額の返還によるものであります。
 戻りまして、6ページをお開きください。2、歳入、1款1項1目一般被保険者国民健康保険税4,912万3,000円の減額は、被保険者数の減少及び所得の低迷により、現年課税分が当初予算を下回る決算見込みのため、減額するものであります。
 7款1項1目一般会計繰入金2,537万8,000円の増額は、事業費確定により、一般会計から繰り入れするものであります。
 次のページをお開きください。8款1項1目繰越金3,097万4,000円の増額は、平成9年度の繰越金を歳入補正予算財源不足の補てんとして計上するものであります。
 以上、原案にご賛同賜りますよう、よろしくお願いいたします。

〇議長(柏倉謙一君) 次に、議案第101号、議案第103号及び議案第105号、後藤水道環境部長。

〇水道環境部長(後藤三君)〔登壇〕 議案第101号、議案第103号及び議案第105号の3議案について、一括して提案理由を申し上げます。
 最初に、議案第101号平成10年度深川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明を申し上げます。今回の補正は、多度志地区農業集落排水事業が本年度完了することから、事業執行で不用額が見込まれ、減額するものであります。
 第1条で、歳入歳出予算の総額から4,120万円を減額し、予算の総額を4億4,180万円とするものであります。
 第2条は、地方債の変更を図るものであります。
 8ページをお開き願います。3、歳出、1款1項4目農業集落排水整備費4,120万円の減額は、執行見込みによる不用額です。財源内訳の特定財源区分その他は、一般会計繰入金であります。
 4ページに戻りまして、第2表、地方債補正は、変更で、農業集落排水事業債を1,060万円を減額し、3,690万円として限度額の総額を1億4,390万円にするものであります。
 7ページにまいります。2、歳入、3款道支出金、4款繰入金、7款市債とも、整備費の減額によるものであります。
 以上で農業集落排水事業特別会計の説明を終わりまして、次に議案第103号平成10年度深川市下水道事業特別会計補正予算(第2号)についてご説明を申し上げます。今回の補正は、国の緊急経済対策による第3次補正による事業費の上積みと職員の異動等による給与費の不足による増額でございます。
 第1条で、歳入歳出予算の総額に2億2,646万1,000円を追加し、予算の総額を24億3,546万1,000円とするものであります。
 第2条で地方債の変更と、第3条で新たに繰越明許費を設定するものであります。
 8ページをお開き願います。3、歳出、1款1項4目下水道建設費2億2,466万7,000円の増は、広里地域の建設促進と深川浄化センターの改築を図るものであります。
 次のページをお開きください。3款1項1目職員給与費は、179万4,000円の増で、異動及び給与改定によるものであります。補正額の財源内訳、特定財源の区分その他は、一般会計繰入金であります。
 4ページに戻りまして、第2表、地方債補正は、変更で、国庫補助事業の補正に伴い、1億1,040万円を増額し、8億930万円とするものであります。
 第3表は、繰越明許費の新設で、今回の補正の1款1項4目のほぼ全額と補正(第1号)での一部を含め、4億5,000万円を平成11年度に繰り越すものであります。
 7ページをお開き願います。2、歳入で、3款国庫支出金、5款繰越金、7款市債については、3、歳出の財源内訳であります。
 以上で下水道事業特別会計のご説明を終わりまして、次に議案第105号平成10年度深川市水道事業会計補正予算(第4号)についてご説明を申し上げます。今回の補正は、国の緊急経済対策による第3次補正に対応するため、拡張事業費の増額と国庫債の借りかえ及び平成10年度繰り出し基準額の確定による一般会計補助金の減額等であります。
 最初に、予算本文についてご説明申し上げます。第2条では、予算第2条に定めた業務の予定量中、主要な建設改良事業、第6次拡張事業を12億4,385万円に改めるものであります。
 第3条では、予算第3条に定めた水道事業収益から1,235万5,000円を減額し、水道事業費用に300万円を追加するものです。
 第4条では、予算第4条に定めた資本的収入に4億6,946万5,000円を、資本的支出に4億6,985万円をそれぞれ追加するとともに、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額及び過年度分損益勘定留保資金を9,646万7,000円にそれぞれ改めるものであります。
 第5条では、予算第5条に定めた起債の限度額、第6次拡張事業債を4億2,230万円に、合計額を4億5,390万円にそれぞれ改めるものであります。
 第6条では、予算第8条に定めた一般会計からの補助金を1億3,655万1,000円に改めるものであります。
 3ページをお開き願います。収益的収入についてご説明申し上げます。1款2項2目一般会計補助金1,235万5,000円の減額は、冒頭申し上げました理由により、高料金対策補助金の減額1,202万5,000円及び国庫債借りかえによる広域化対策補助金の減額33万円であります。
 次に、収益的支出についてご説明を申し上げます。1款1項2目節の修繕費300万円の増額は、配水管等汚水修繕費の増によるものであります。
 次の資本的収入でありますが、1款1項1目節の拡張事業債1億5,930万円、同款2項1目節の出資金のうち1億5,500万円、同款5項1目節の国庫補助金1億5,500万円の増額は、国の緊急経済対策に伴う国庫補助事業費の増額によるもの及び同款2項1目節の出資金のうち16万5,000円につきましては、国庫債借りかえによる広域化対策出資金の増額によるものであります。
 次のページ、資本的支出でありますが、1款1項1目拡張費、旅費100万円、備消耗品費100万円、工事請負費4億6,700万円、用地費15万円の各増額につきましては、国の緊急経済対策に伴う国庫補助事業費の増額によるものであります。
 以上、3会計にかかわる補正の概要につきましてご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上原案に賛同賜りますようお願い申し上げます。

〇議長(柏倉謙一君) 次に、議案第102号、坪井経済部長。

〇経済部長(坪井義広君)〔登壇〕 議案第102号平成10年度深川市地方卸売市場特別会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。
 地方卸売市場特別会計につきましては、経営の健全化に努力をしてまいりましたが、平成9年度末で174万2,000円の赤字が発生したことから、その全額を一般会計から繰り入れし、赤字の解消を図ろうとするものです。
 7ページをお開き願います。3、歳出、4款1項1目繰上充用金につきましては、予算の増減はありませんが、一般会計から174万2,000円の繰り入れを行い、財源の振りかえを図るものです。
 6ページに戻りまして、2、歳入につきましては、ただいま歳出で申し上げました内容により、それぞれ財源の調整を図ろうとするものです。
 原案に賛同賜りますよう、よろしくお願いいたします。

〇議長(柏倉謙一君) 次に、議案第104号、道添建設部長。

〇建設部長(道添 隆君)〔登壇〕 議案第104号平成10年度深川市駐車場事業特別会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。
 駐車場事業につきましては、極めて厳しい環境の中で健全経営に努力をしているところでございます。今回の補正につきましては、平成9年度分赤字額の解消を図るため、一般会計からの繰り入れをお願いすることとし、財源の振りかえを図るものでございます。
 7ページをごらんください。3、歳出、4款繰上充用金、1項1目繰上充用金につきましては、一般会計からの389万2,000円の繰り入れに伴い、財源の振りかえを図るものでございます。
 6ページに戻ります。2、歳入、1款使用料及び手数料、1項1目駐車場使用料で389万2,000円を減額し、3款繰入金、1項1目一般会計繰入金を新設し、389万2,000円の計上を図るものであります。
 以上、原案にご賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

〇議長(柏倉謙一君) 次に、議案第106号、中山総合病院事務部長。

〇建設部長(道添 隆君)〔登壇〕 議案第106号平成10年度深川市病院事業会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。
 今回の補正は、給与改定等による補正であります。
 初めに、予算本文について申し上げます。第2条、平成10年度深川市病院事業会計予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額をそれぞれ8,730万円減額し、総額を47億7,790万円に補正するもの、第3条、予算第7条に定めた議会の議決を経なければ流用することのできない経費のうち、(1)、職員給与費を24億7,710万1,000円に改めるものです。
 5ページをお開きください。収益的収入及び支出についてご説明いたします。初めに、収入で、1款1項2目外来収益8,730万円の減額は、外来患者1人1日平均収入単価の減によるものです。
 次に、支出で、1款1項1目給与費8,730万円の減額は、給与改定に伴う増加分として1,585万円、医師の特殊勤務手当で、診療特別手当の改定に伴う減額660万円、退職、異動、採用等による給料、手当、賃金等の増減差で9,655万円の減額が生じ、それぞれ相殺したものです。
 以上、原案にご賛同賜りますよう、よろしくお願いいたします。

〇議長(柏倉謙一君) この場合、議事の都合により、議案第99号、議案第103号及び議案第106号の3件については一時議事延期とします。
 これより質疑に入ります。
 初めに、議案第98号、歳出、2款総務費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
 3款民生費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
 4款衛生費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
 6款農林水産業費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
 7款商工費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
 8款土木費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
 10款教育費。
 渡辺議員。

〇22番(渡辺英雄君) 10款教育費、1項教育総務費、7目住宅管理費について伺っておきたいと思いますが、まず前段で、答弁漏れだとか、あるいは答弁の保留ということのないようにしていただきたいことをお願いしておきたいと存じます。
 まず、1点目は、ただいま補正の説明があったわけでありますが、共済住宅の維持補修工事の財源振替39万5,000円の内容状況を伺っておきたい。
 2番目に、債務負担行為の6ページにございました限度額の変更というふうに今言われましたが、公立学校共済住宅建設費償還金、平成11年度から20年度の6,572万5,000円から6,130万6,000円と441万9,000円の減ということになっているわけでありますが、この内容と理由について伺っておきたい。
 3番目に、教職員住宅の部分で伺っておきたいわけでありますが、あけぼのにあります1棟3戸の6棟がございます。建設した年次と財源内訳及び水洗化に取り組んだ年とその財源内訳及び屋根のふきかえを実施した年度と金額を明らかにしていただきたいと存じます。さらには、音江、向陽小学校の教職員住宅、さらには更進、吉住、また多度志にもありました、この経過と現状の状況を伺っておきたいと存じます。さらには、今回処分をした3カ所というふうにありましたが、これはあけぼのの共済教員住宅の年度当初から予算化していたものかどうか、予算化していたとするならば、その内容と金額について伺っておきたいと存じます。
 数点にわたって申し上げましたが、今なぜ私がこのことを申し上げなければならないかというと、ここ1日、2日の中で取り壊しをしたという状況がありますが、今急いでどうしてあのようなことにしたのか、非常に理解に苦慮するところでありますが、その理由と、さらにはあの共済住宅の処分をした経費について、どのぐらいかかったのか、これらを伺っておきたいと存じます。

〇議長(柏倉謙一君) 答弁願います。
 倉本教育部長。

〇教育部長(倉本勝彦君) 相当なご質問をいただきましたけれども、前段答弁漏れ等のないようにという前置きがございました。したがいまして、暫時お時間をいただきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。

〇議長(柏倉謙一君) 暫時休憩いたします。


(午前11時36分 休 憩)

(午後 2時20分 再 開)

〇議長(柏倉謙一君) 休憩前に引き続き開議いたします。
 答弁願います。
 倉本教育部長。

〇教育部長(倉本勝彦君) 補正予算の共済住宅にかかわります答弁で時間をおかけしましたこと、おわび申し上げます。
 8点のご質疑でございますが、まず1点目、住宅管理費の財源振替の内容でございますが、本年北新小学校前の道道深川多度志線の歩道拡幅に伴いまして、同校の教頭住宅の用地約180平方メートルが買収対象となりましたことから、土地売払収入39万6,000円の計上によりまして、一般財源との財源振替を図ったものでございます。
 2点目の債務負担行為における公立学校共済住宅建設費償還金の限度額変更の理由につきましては、本年度当初の限度額は、建てかえを図りました文光町鉄道地区の単身用住宅1棟4戸と納内地区に一般用住宅1棟2戸の計2棟6戸の建設費償還金といたしまして、建設費と償還利息及び消費税で6,572万5,000円の計上を図ったものでありますが、公立学校共済組合に対する利率が当初積算指示のありました3.9%が2.6%に引き下げ確定しましたことによりまして、限度額を441万9,000円減額し、6,130万6,000円に変更を図るものでございます。
 次に3点目、あけぼの共済住宅1棟3戸が6棟ございます。その6棟の建設年次と財源内訳というお尋ねでございますが、あけぼの共済住宅6棟の建設につきましては、昭和47年から52年までの6年間で、1年度1棟3戸ずつ建設を図っております。この建設にかかわるやり方といたしまして、前段申し上げました公立学校共済組合との事業の進め方に方式がございまして、投資方式という方式を使っております。建設は、共済組合が建設をいたしまして、譲渡契約に基づきまして公共団体、いわゆる深川市が建設の翌年度から10年間で譲渡代金を償還しながら、償還の終わりました11年目に完了した時点で市のものになるという方法でございます。したがいまして、お尋ねのありましたこの6棟につきましては、昭和47年から52年の6年間で6棟18戸の建設を図ったものでございます。
 それから、4点目の水洗化を図った年度とその事業費ということでございますが、ただいま申し上げました6棟18戸について2年間で水洗化を図っております。今回解体いたしました2棟6戸につきましては、平成6年度に4棟10戸、556万2,000円の事業費をもって水洗化を図った建物でございます。したがいまして、1戸当たり平均いたしますと、約55万円ほどの経費を要しているものでございます。
 5点目の屋根のふきかえにかかわる年度と金額でございますが、2棟6戸につきまして、平成2年度と平成3年度で1棟ずつのふきかえを図っております。2年間分の事業費、合わせまして239万円でございます。
 それから6点目に、市内各地域にございました旧学校教員住宅の経過と現状でございます。まず、音江地区でございますが、吉住につきましては2棟3戸ございましたけれども、1棟1戸につきましては、土地、建物含めまして平成5年に公売をいたしております。残る1棟2戸につきましては、現在賃貸借をしているという状況でございます。
 それから、菊丘の2棟3戸につきましては、土地及び建物につきまして、平成7年2月に公売をいたしております。
 それから、向陽でございますけれども、4棟7戸の住宅がございましたが、1棟2戸につきましては、新規就農者用の活用を図るということで、平成6年に農政課の方に普通財産として所管を移管しております。それから、今年度2棟3戸について解体を図っておりますけれども、1棟2戸につきましては、現在生涯学習課の所管といたしまして、高橋要画伯にお貸ししておりますことと向陽公民館管理人が入居しているというような利用形態になっております。
 それから、多度志地区にまいりまして、鷹泊につきましては2棟3戸ございましたけれども、1棟1戸につきましては昨年売却を図っております。残る1棟2戸につきましては、先日までリフレッシュプラザ鷹泊の公務補が入居しておりましたけれども、退居いたしましたので、現在2戸とも空き家になっているという実態にございます。
 それから、幌成共済住宅につきましては、3棟6戸ございましたけれども、2棟4戸につきましては昨年解体を完了しておりまして、残る1棟2戸につきましては、生涯学習課で普通財産として管理をしておりますけれども、1戸は空き家、残る1戸につきましては、前多度志中学校教員でありまして、現在雨竜中学校の方に通っておられますけれども、教員が入居しているという実態にございます。
 次に、7番目の今回処分した3カ所の住宅にかかわってのお尋ねでございます。今年度建てかえを図りました文光町の1棟3戸及び納内の1棟4戸につきまして、当初予算に計上しておりましたことから、解体し、新規に住宅を建設しておりますが、ご指摘のありましたあけぼのの2棟6戸については、当初予算に計上を図っていなかったものでございます。今冬期の維持管理の面を考慮いたしまして、今年度実施いたしました公立学校共済住宅解体費の不用額あるいは北新小学校教頭住宅移転経費の執行残等々を充当し、解体撤去したものでございます。
 8点目の解体した理由等の関係、及び解体の経費でございますが、解体経費として216万3,000円をもって2棟6戸を解体しております。現状、児童生徒数の減少に伴いまして教職員の数も減っておりますが、近年市街地に駐車スペースを完備した近代的な住宅、マンション等が建っておりまして、共済住宅の入居者が年々減っているという実態にございます。先ほど申し上げました6棟18戸のうち、今回解体したものも含めまして、実はあけぼの団地については8戸の空き家がございました。一番古いもので5年間、また5戸については3年間ずっと空き家であったということ等から、冬期を迎えるに当たりまして、雪の堆積場所あるいは駐車場の確保の面から解体撤去したものでございます。

〇議長(柏倉謙一君) 渡辺議員。

〇22番(渡辺英雄君) ただいま答弁を賜りましたけれども、前段については了としますが、後段について非常に理解に苦しむところでもあります。近年共済職員住宅にかかわった施設整備費は、ただいま数字でお示ししたとおり理解をするとしながらも、決して少額な金額ではないでしょう。これは、市の税金で取り組んだものではないですか。市単費で取り組んだ、税金のむだ遣いと言わざるを得ないものではないかというふうに考えるし、あわせて膨大な金額を施設設備改善費に充てたわけでありますが、委員会として耐用年数が来たから、あるいは起債等々が終えたからといって処分をすることは、法的に問題はないとしながらも、しかし麻痺された職員の自覚に何か欠落したものがないでしょうか。
 なぜ私がこのことを申し上げなければならないかというと、市民サイドから市教育委員会に、さまざまな利活用の方法を私も申し上げておりますし、利活用についての申し出もあったではありませんか。詳しく申し上げましょうか。NPO法案というのが12月1日に動くのです。加えて、先ほども答弁もありましたけれども、新規就農の関係で使わせてくれという紛れもない事実があったではありませんか。これは、市民サイドから見れば、裏腹の背信行為と言わざるを得ない残念な状況にあるのではありませんか。私は不愉快でたまりませんと同時に、まことに残念であると同時に、前段答弁をいただきましたけれども、今答弁の中にもありましたように、地域にそれぞれ無から有を生むような活性化の貢献をしているではないですか、現実に。加えて、いろんな設備投資をして、ここ1日か2日の中で取り壊さなければならない、それも予算がなくて、執行残を集めてやったという急がなければならない理由がどこにあったのでしょうか。市民の声を無視して、教育行政は前進あり得ないと私は認識しております。
 教育行政は、社会教育、生涯学習や心の教育だと今言われているわけですが、しかしその心というのはどこへ行ったのですか。私は非常に理解に苦しむと同時に、この扱い方は、除雪だとか維持管理だとか、あるいは町内から言われているからなんていうことは、全くそんなことには当てはまらないと思います。例えば掃除をしなければならない、除雪をしなければならないから、あるいは空き家になったからといって、いとも簡単に処分をしていいものではないと思います、これは。教職員の住宅といえども、10年間の期間で、それが過ぎれば用途廃止ができて、新たな手法の取り組みができるわけです。前段部長が答弁したとおり、あるいは先ほどもありましたように、更進の出張所でさえも地域の活用で取り壊し予算を減額補正をしました。これは、利活用するということで、減額補正をしたということは、地域の有形無形の大きな財産として利活用するという地域の熱意あるいは地域の活性化、こういうところにつながっているものだというふうに私は認識いたしておるわけであります。
 そういうことを考えてみますと、今回どうしてこのようなことが、年度当初から予算にもなかったことをいち早く急いでやらなければならなかったか、私は非常に理解に苦しむと同時に、人がかわったといえども、事務事業あるいはそのシステムは変わらないと、こういうふうに思っておりますけれども、さらにはこの種の問題が、深川市内に共済住宅の今後の考え方、これはどのように考えているのか。無から有を生む方法というのは、いろんな方法があるにもかかわらず、ここ1日2日であっという間に全部処分をしてしまうなんていう、こんな不経済なやり方よりも、新たな手法を生んで、地域の活性化あるいは福祉あるいは別な手法というものがとれたではありませんか。にもかかわらず、このことを私が申し上げていながらも、それを無視してやったわけですから、とんでもない大きな問題だと言わざるを得ないし、私は教育委員会に賠償要求をかけたいぐらいです。有効活用ができるものを、どういう形でこの取り組みをして、こういう始末をしたのか、非常に理解に苦しみますので、あえて教育行政の教職員住宅についての今後の計画等も含めて伺っておきたい。

〇議長(柏倉謙一君) 倉本教育部長。

〇教育部長(倉本勝彦君) 解体そのものが性急だったのではないか、あるいは無計画だったのではないか、それと共済住宅全体の今後の考え方という再質疑でございますけれども、教職員にかかわる住環境というのが近年非常に大きく変化しております。実態として、6棟18戸のうち8戸が空き家であるという実態を申し上げましたけれども、今回解体に当たって教育委員会といたしましては、18戸プラス道路の向かい側にあります北新小学校の校長住宅を含めまして、敷地全体が非常に狭隘であるという経過がございました。また、駐車場の確保等々あるいは冬の雪堆積場所の確保等から、冬期を目の前にして執行したというのが実態でございます。
 共済住宅の活用については、議員が言われた趣旨は当然であるというふうに考えます。建設に当たっては市民の税が使われているわけでありますし、解体費につきましても一般財源対応ということでございますので、使えるものについては有効利用をするというのが当然であるというふうに考えます。したがいまして、今後解体を要するような建物、空き家の建物という実態もございますけれども、ご指摘の趣旨を十分踏まえて対応していきたいというふうに考えますが、全体的な今後の考え方といたしまして、現状99戸の共済住宅を有しておりますけれども、実態としては市内十数カ所に点在しているというのが実態でございます。現在のあけぼの共済住宅につきましても、一番近い北新小学校の教員だけが住んでいるわけでなくて、いろんな学校の教員が住んでいるという実態にございます。委員会といたしましては、極力学校付近への共済住宅の集約化の検討を図ってまいりたいというふうに考えておりますし、適正な建物の維持管理にも努めなければならないというふうに考えます。したがいまして、共済住宅から用途を変更して普通財産になった時点については、庁内各課の有効利用の方途についても調査するとともに、議員さんがおっしゃられる趣旨を踏まえて、遺漏のないように対応してまいりたいというふうに考えます。

〇議長(柏倉謙一君) 渡辺議員。

〇22番(渡辺英雄君)  そういうことでは私は理解ができないわけでありまして、菅原教育長は先ほど就任に当たり、市民の負託と信頼にこたえていくということを言っているではありませんか。そういう報告を今したばかりではございませんか。何を信頼していいのか、理解に非常に苦しむと同時に、この始末は非常に大きな問題があると同時に、教育行政をこのようなことでやっていくなんていうことでは、とんでもない私物化というか、あるいは偏見というか、独断というか、こういうことにつながっていくのではありませんか。行政の、教育委員会の融通さというものにいささかも欠けているではありませんか。職員住宅ということを言いつつも、それに類する形の中で対応している部分もあるではありませんか。これは一体どういうお考えで、教育だけの部分ということではなくて、一般財産に落としてでもやれるという利活用の手法、方法をあなた方はカットしたではありませんか。
 市長は、ネットワーク、フットワーク、チームワークと、この三つのワークづくりで新しい市民の大きな声を受けて2期目に入って、そのやさきにこういうことの決裁はどういう形で回ったのですか。まさかめくら判を押してやったとは言わせません、私は。どうしてこのようなことが生まれてきたのですか。それぞれの立場の責任というものは重大なものがあるのではありませんか。手順、手続、手法というものは、そう軽いものではないと思いますし、これをカットして、先ほど申し上げましたように、損害賠償です、これは。そう言われても仕方ありません。有効活用ができないのならいいですけれども、でき得るような状況にありつつも、修繕、改修、そしてやってきて、駐車場だとか、あるいは除排雪だとか、空き家があったからという理由には私はならないと思います。私の申し上げていることが間違っておりましょうか。これは、極めて重大な問題が起きたと言わざるを得ないし、松井教育委員長の判断及び教育長も含めて、市長のこの種の問題にかかわって基本的な姿勢を求めておきたいと存じます。

〇議長(柏倉謙一君) 暫時休憩いたします。


(午後 2時43分 休 憩)

(午後 3時24分 再 開)

〇議長(柏倉謙一君) 休憩前に引き続き開議いたします。
 倉本教育部長。

〇教育部長(倉本勝彦君) あけぼの共済住宅2棟6戸の解体につきましてご質疑をいただいておりますこと、恐縮に存じます。
 先ほども答弁申し上げましたけれども、共済住宅の管理につきましては、従前から長期間の空き家の実態でありましたことから、教育委員会として市内全体の適正配置計画を持っていたものでありますが、今回の解体に当たりましては配慮に欠けていた点のありましたこと、深くおわびを申し上げます。
 ご質疑の中でのご指摘のありました今後の財産処分に当たりましては、教育委員会の判断だけではなく、庁内全体での利活用について検討を図るとともに、渡辺議員のご指摘の意も体しまして慎重に対応してまいりたいと思いますので、ご理解を賜ります。

〇議長(柏倉謙一君) 10款教育費を終わります。
 13款諸支出金。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
 14款職員費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
 次に、歳入、債務負担行為、地方債及び繰越明許費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
 ただいま後藤水道環境部長から、先ほどの議案第105号にかかわる説明について一部訂正したい旨の申し出がありますので、これを許します。
 後藤水道環境部長。

〇水道環境部長(後藤三君)〔登壇〕 議案第105号平成10年度深川市水道事業会計補正予算(第4号)の提案説明の中で、4ページの1款1項1目拡張費のうち、工事請負費4億6,700万円と申し上げましたが、4億6,770万円の誤りでしたので、訂正をし、おわびを申し上げます。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 質疑を続行します。
 次に、議案第100号。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
 次に、議案第101号。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
 次に、議案第102号。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
 次に、議案第104号。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
 次に、議案第105号。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第98号、議案第100号ないし議案第102号、議案第104号及び議案第105号の6件を一括して採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって議案第98号、議案第100号ないし議案第102号、議案第104号及び議案第105号は原案のとおり可決されました。


〇議長(柏倉謙一君) 日程第12 認定第3号平成9年度深川市一般会計歳入歳出決算認定についてないし認定第12号平成9年度深川市駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定についての10件を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 認定第3号ないし認定第12号平成9年度深川市一般会計及び各特別会計決算につきましては、地方自治法第233条第3項の規定に基づき、議会の認定を得ようとするものであります。
 よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(柏倉謙一君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。
 ただいま岡田議員ほかから、認定第3号ないし認定第12号の10件については、8人の委員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査することの動議が提出されました。この動議は、3人以上の賛成者がありますので、成立しました。
 この動議を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 松沢議員。

〇14番(松沢一昭君)〔登壇〕 ただいま議題となっています認定第3号平成9年度深川市一般会計歳入歳出決算認定についてないし認定第12号平成9年度深川市駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定についての10件については、別紙のとおり決算審査特別委員会を設置して審査を行おうとするものです。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いします。

〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。
 これよりこの動議を採決します。
 この動議のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって認定第3号ないし認定第12号については、8人の委員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査することの動議は可決されました。
 お諮りします。ただいま設置されました決算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定によって、清水議員、佐藤議員、大塚議員、八木議員、白井議員、南議員、生野議員、渡辺議員の8名を指名したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって決算審査特別委員会の委員はただいま指名したとおり選任することに決定しました。


〇議長(柏倉謙一君) 日程第13 諮問第4号人権擁護委員候補者の推薦についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 諮問第4号人権擁護委員候補者の推薦について提案理由を申し上げます。
 人権擁護委員、大西登美榮氏は、平成11年2月14日をもって任期が満了となるため、後任の推薦について旭川地方法務局から依頼がありましたので、その候補者として小田幸晴氏を推薦したく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めるものであります。
 小田幸晴氏は、長く商店を営む傍ら、市商工振興委員、市社会福祉協議会評議委員、市体育指導委員会会長を務められるなど広く社会全般にわたる活動をされ、人格、識見豊かにして地域の信望も厚く、平素より人権擁護に対し深い理解を示されており、人権擁護委員として最適任者であると考え、推薦しようとするものであります。
 よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより諮問第4号を採決します。
 本件は適任と答申することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって諮問第4号は適任と答申することに決定しました。
 お諮りします。本日の会議時間は、議事の都合により、この際あらかじめ延長したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって本日の会議時間は延長することに決定しました。


〇議長(柏倉謙一君) 日程第14 一般質問を行います。
 初めに、大塚議員。

〇6番(大塚就秀君)〔登壇〕 公政クラブを代表して一般質問をいたします。
 最初に、市勢振興、アボツフォード市と姉妹都市提携についてであります。本年9月14日、アボツフォード市から市長を初め16名が本市に来ました。両市が姉妹都市提携をし、今後親密な交流を通じ、両市の各分野の振興発展に努め、市民相互理解、友好を深め、文化、教育、経済などを通して両市の発展に期待することが確認されました。
 私ごと、本年5月に、議会議員の皆様方のご推薦で、深川市と姉妹都市を結ぶ親善交流使節団の一員としてカナダブリティッシュコロンビア州アボツフォード市を訪問させていただきました。深川市とアボツフォード市、両市の共通点は、基幹産業が農業であり、積雪寒冷などの気候や自然条件など相通ずるものがあります。アボツフォード市は、農業と都市開発がうまく調和、共存し、田園のまちとしてもすばらしいところでありました。アボツフォード市を取り巻く周囲の美しい自然、また環境整備にも力を入れております。1964年、人口が2万6,000人でしたが、本年1998年には11万人を超えて、急速に発展しております。環境、治安がよく、教育に熱心であり、いじめ等も少ないと言われています。青少年の友好交流など、今後においても活発に進展するものと期待しております。
 私ごと、10月に富山県利賀村へ行ってきました。利賀村は、人口1,055人、面積の97%が山林で、深い山と厳しい自然との闘い、冬の積雪は4メートルと言われています。その利賀村が、国際姉妹都市として、ネパール王国ツクチェ村と1988年に姉妹提携を結んでいます。ツクチェ村は、雪のすみかを意味するヒマラヤ山脈の懐深く、7,000から8,000メートルの峰がそびえる谷間に、肩を寄せ合い、石づくりの家々。古くはインド、チベット交易で栄えましたが、現在は静かな農業の村で、そばの原産地の一つとされ、ツクチェ村、利賀村は厳しい自然環境が同じで、そばが取り持つ縁で姉妹提携をしています。ツクチェ村に咲くそばの花は赤い色、利賀村に咲く花は白い色、今は利賀村にも赤い花をつけるそばが生えておりました。10年前、この小さな二つの村は、そばが縁で姉妹都市を結び、以来、世界そば博覧会などを通し友好交流へと発展し、両村の地域活性化が図られています。
 深川市とアボツフォード市の共通点としての農業は、自然条件が同じ気候、風土も似ており、本市は石狩川等、アボツフォード市はフレーザー川の恩恵と温暖な気候で地域経済、市民生活に貢献し、両市の発展につながっています。アボツフォード市の食品加工業は、乳製品、ジャム、ゼリー、冷凍果物、野菜加工と、本市も食品加工業は同じく通ずるものがあり、今後提携を縁に両市の間に友好関係が深められていくと思います。両市の青少年、市民団体等の交流研修の実施など親善交流を深めていますが、農畜産物、物産展等、お互いの文化、経済、歴史などを通じ両市民相互いの理解と親善交流を深め、意義深いものと思いますが、今後の取り組みについてお尋ねいたします。
 2点目、駅北地区でございます。北空知の中心都市深川の現状は、多くの意味で非常に厳しいものがある昨今です。人口流出により、現在本市人口数約2万7,708名だということはご存じのとおりであります。市の活性化を考えるとき、多くの方面から一つ一つ問題を解決していかなければならないわけです。駅前については、市商工会議所、共栄商店街振興組合等関係者の努力により駅前が整備され、駅前商店街が新装されていき、また市民待望の駅前の顔である深川市温水プールも11月18日に起工式が行われ、平成12年1月完成、同年4月にオープンと仄聞しています。議会でも論議をされている中で、駅前、駅北を同時に整備することが地域の発展につながると考えます。さきに対象地域の皆さん方へパンフレットに掲載した整備課題図を配布し、説明会を開いていると仄聞していますが、何点かお尋ねします。
 1点目、職員を配置して対応する考えについて。駅北地区開発整備については、平成6年度、事業A調査を実施し、その後新光町、太子町及び北光町の一部の区域を早期に土地区画整理することによって駅北口が整備され、本市の発展につながると思われます。また、この地域は、関係地権者も多く、駅前開発のように職員を配置して対応する考えはないのか、ご所見をお伺いいたします。
 2点目、歩行者自由通路及び新設道路についてです。駅前商店街が新装され、駅から一望して見える深川橋、駅前開発も終わりに近く、深川市の顔である駅前が整備されています。駅北住区の人が駅前商店街へ出かけるには、駅前と駅北を結ぶ通路を設置することで両地域の発展につながると思います。深川駅を中心に、商店街と駅北の活性化に向けて、駅前に通じる歩行者自由通路を建設し、そこから山1線に通じる市道を新設することにより、JR利用者等の便利を高め、歩行者自由通路を利用し、両地域の人々の往来がよくなり、まちの発展につながると思いますが、取り組みについてお伺いいたします。
 3点目、道路街路整備についてお伺いいたします。市道6丁目から5番通り、国道233号までは街路整備がされていますが、5番通りから山1線の整備についてお伺いします。この道路は、深川農業高等学校から拓殖大学北海道短期大学まで一つの路線で結ばれ、学園路線ができ上がるわけであります。交通安全対策上に、また道路環境向上を図るためにも、緑豊かな道路整備が必要と思います。これらつながりを持った街路計画の整備促進を求めるものでありますが、その対応についてお伺いいたします。
 3番目、観光行政について。桜山公園について。北空知唯一の遊園地として昭和46年に開園し、その後いろいろな施設の充実を図り、一時は入園者15万8,000人の入り込みがあり、地域の活性化に大きく貢献したことはご承知のとおりであります。各地にレジャー施設の多様化に伴い、また遊具の老化もあり、徐々に入園者が減少し、本市も遊園地としての性格とあわせて、桜山の景観を生かし、自然公園に主眼を置いて、ウッドチップを埋め込んだ遊歩道をパワーアップロードとして、市民の森林浴のほか、大学、実業団チームなどの練習に用いられるなど、さらに今人気を集めているパークゴルフ、木立を生かしたパークゴルフ場は道内でもすばらしい施設と、パークゴルフ協会でも絶賛の施設と聞かされております。本年も9ホールが新設され、利用者が年々ふえ、各種大会もあったように聞いています。景観がよく、自然を満喫しながらパークゴルフができるのはご承知のとおりであります。
 1点目、桜山観光協会を初め、パークゴルフや森林浴に訪れた多くの方から、ぜひ休憩施設の整備をとの強い要望があります。今後整備が行われる中で、利用者に配慮した休憩施設の整備を早期にすべきと考えますが、ご所見をお伺いいたします。
 2点目ですが、遊具の更新について。遊具は、オープンしたころのものが多く、耐用年数も経過しており、整備をしながら使用しています。子供からお年寄りに至るまで、いわば3世代が交流、基本的には自然公園化に向け整備されていますが、自然を通して子供たちが親しみ、遊び、学びを体験できる遊具を更新してはと思いますが、ご所見をお伺いいたします。
 4点目、交通安全対策でございます。異常に多発する交通死亡事故、10月末で深川警察署管内において18人と死亡事故が発生し、管内の1市4町で11月16日から1週間、初冬期交通安全週間を設け、交通事故防止を呼びかけたことは紙上等でご存じのとおりであります。まさに車社会である我が国では事故が起きた場合、被害者、加害者は不幸のどん底に落とされるという立場になるわけです。初冬期の路面状況に対してのスピードの出し過ぎのスリップ事故、高齢者を中心にした歩行者事故が多くなっていることもご存じのとおりで、歩道の新設が必要と思います。信号機の設置も多く見られる中で、まだ不足している場所も見受けられます。
 そこで、信号機の設置についてですが、交通量の多い交差点、バス停留所等、道路横断して利用する子供から高齢者と、歩行者が最も危険を伴い、交通にも支障が伴うわけでございますが、信号機については、交通量の多い国道233号、市道2番通りはバス停留所があり、利用者から横断歩道がなく、信号機の設置をと強く要望されています。交通事故、危険防止のため、市の対応についてお伺いいたします。
 2点目、交通安全対策上歩道の整備についてです。以前より年次的に行われてきた歩道改良、国道233号に沿って、あけぼの団地から現在の4番通りまでの歩道が随時改良され、歩行者、自転車の利用者にとっても安全な歩道と喜ばれています。そこで、通学道路でもある市道6丁目通り、市道4番通りから2番通り西側に歩道新設と、市道2番通り6丁目から国道233号までの道路に歩道がなく、狭い道幅に、車両が通るたびに歩行者は危険を感じており、交通事故の多い昨今ですので、一日も早く歩道をと要望しておりますが、ご所見をお伺いいたします。
 5番目、畜産行政について。畜産環境対策及び自衛防疫について質問します。近年、畜産に対する汚染問題とし、狂牛病、O-157、口蹄疫等、過去に例を見ない状況下の中で、家畜に対する疾病予防とふん尿に対する環境汚染防止が特にクローズアップされている。中でも、メディアを通した反響にはすさまじいものがあり、今後我々畜産農家が避けては通れない道となった。ついては、緊急的な諸対策として畜産環境整備が挙げられる。しかしながら、事業実施に伴い、環境整備のどれをとっても高額投資をしなければならず、畜産全般の現況を見るに、牛肉、オレンジの輸入自由化後の影響から脱却しておらず、さらにバブル崩壊での価格暴落の影響もあわさり、畜産のどの部門でも薄利多売の状況下にある中、今後さらなる投資は畜産農家そのものの命取りになる懸念があります。
 以上のことから、中・長期的な支援政策が不可欠であり、畜産環境整備及び自衛防疫に対する国、道、市に対し支援を仰ぎ、経営基盤の安定を図りたく、3点質問させていただきます。
 1点目、ふん尿処理施設の取り組みについてであります。近年、畜産農家も、輸入自由化に立ち向かい、経営は所得の拡大や生産性の向上を目指して専業化、大型化を進め、一定の生産規模を実現したが、一方では、畜舎周辺の環境整備、生産規模に見合う堆肥盤など家畜排泄物処理施設の整備がおくれており、農村景観の悪化や悪臭、河川の水質汚濁など畜産経営に起因する環境問題の発生が懸念され、その改善に向けた取り組みが急がれています。本市は、クリーン農業を推進し、消費者ニーズにこたえる安全でおいしい農産物生産に取り組み、土づくりを基礎として、今後農業の国際化の中、産地間で競争が激化することが想定されている中にあって、農産物の安全性が大きな差別化のキーワードになってくる。
 幸い本市は気候条件がよく、クリーン農業の見地からも、農薬や化学肥料等の依存を最小限に抑え、有機質を利用してはと思います。ふん尿による環境への影響が社会問題になる中で、国、道を初め酪農大学等でも土に還元する技術研究会などで検討していると仄聞しています。本年、本市も、畜振連を窓口に、行政、普及センター、農協、畜産農家で研究会をつくり、協議していますが、市内畜産農家から出る1年間のふん尿は約3万トンであり、ある試算では半分の1万5,000トンが畜産農家では処理できないと言われています。そこで、処理できないふん尿を有機質資源として活用し、堆肥を製造することにより、あらゆる土地に還元することをPRし、クリーン農業とジョイントできればと考えます。幸い、近郊の町村でもみ殻の粉砕機を導入し、意欲的に有機質資源の活用を計画しているとのことであります。製造から販売までの一連の流れの中で、おくれをとることなくこの事業を取り進めることが急務であると考えますが、計画の内容、さらには進捗状況についてお聞かせ願います。
 2点目、家畜ふん尿による土壌改良剤についてでありますが、函館市の業者が七飯町で家畜ふん尿を化学反応で土壌改良剤にするプラントを建設しております。それは、ふん尿を生石灰と化学反応させ、殺菌、脱臭し、乾燥させて土壌改良剤にするもので、乾燥させてあるため取り扱いも楽で、有機肥料として便利と思うが、本市としても取り組む考えはないのかお聞かせ願います。
 最後に、自衛防疫の取り組みについてであります。本市は、畜産農家の家畜伝染病予防、巡回指導等を行っていると仄聞しているところです。残念ながら、平成7年、市内酪農家の1軒がサルモネラ症が発生し、搾乳牛を淘汰し、市からお見舞いをいただきましたが、経営に苦労しています。そこで、本市は、消石灰散布機を導入し、清掃消毒を図り、家畜の健康を十分にチェックし、サルモネラ症等の防止に努めていますが、他方で、抗生物質の多用による耐性菌の出現で、今後いかなる疾病が蔓延するかもしれない状況にあり、自衛防疫による予防対策がますます重要と考えます。予防することによって、乳牛の場合、乳質、乳量、繁殖能力の向上や肉用牛の素牛事故の低減にもつながるわけです。
 飼養頭数の増加等流通の多様化により、疾病の流行を未然に防ぐため、予防ワクチン投与など1頭当たりの経費が増大する一方で収益性は変わらないとすれば、これまた畜産農家の負担増になり、経営基盤を脅かします。深川市家畜伝染病自衛防疫組合の予算は以前から今も変わらないようでありますが、自衛防疫事業に対する支援策について市の考えをお聞かせ願い、私の一般質問を終わらせていただきます。

(「関連」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 白井議員。

〇11番(白井 進君)〔登壇〕 大塚議員の一般質問に関連する部分がございますので、質問させていただきます。
 駅北地区の開発についてであります。この部分の開発については、重要性は認識されながら、なかなか前進が見られないところであります。駅前の再開発が、各種課題がある中でも順次進められております。先進地都市の例を参考に、今後進めていってほしい事業の一つであります。一定の割合に応じての土地の提供といった難しい問題もあることは、地域でも少しずつわかってきている人もいるようであります。しかし、基本計画ができ上がった状況ですから、地域住民の理解、合意、協力を求めてのさらなる努力が必要な状況と考えます。
 そこで、お尋ねしたい第1は、今年度の事業内容、さらに住民説明会も何回か開かれたと聞いていますが、地域住民への対応、説明会の経過、今後の進め方について。
 第2に、市政方針提示後の駅北側自由通路について、明るい方向も見えてきているのではないかという地域住民の期待もあるようですが、JRとの協議、駅前整備とのかかわりの中から、状況や見通しについてお尋ねいたします。

〇議長(柏倉謙一君) 答弁願います。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 私から、大塚議員さんのご質問にお答えを申し上げます。
 初めに、市勢振興の1点目、アボツフォード市との国際交流についてでございます。まず、大塚議員さんは、本年5月に実施いたしましたカナダアボツフォード市姉妹都市提携使節団として、永倉副議長さん、高桑議会運営委員長さんとともども相手国を訪問いただき、両市の提携について意見交換をし、意思の疎通をより緊密に行うことに大きなご努力を賜りましたことに心から感謝を申し上げるところでございます。来市されましたアボツフォード市使節団との交流を通じて、アボツフォード市の状況や本市との共通点などについてご承知いただいた上で、また他の自治体の国際交流のご様子も披瀝され、ご質問をいただきました。
 両市の姉妹都市提携を機として友好関係を深めていく中で、農畜産、物産展等の経済交流の今後の取り組みについてでございますが、9月の提携調印に来市いただきましたアボツフォード市の関係者の皆さんとの話し合いの中でも経済交流の件が出てございました。さまざまな交流分野がある中で、本市とアボツフォード市がともに確認しているのは、当面教育交流を優先することとなってございます。昨日、コール・メム合唱団の皆さん方が、本年の市文化賞の受賞を記念して、記念合唱や、あるいは交流会を行った席上からも、ぜひ許されるものであれば、アボツフォード市に赴いて交流を深めたい、このように市民レベルの中でも、市民団体の中でもこの交流の意義が理解されたことに非常にうれしく思っております。
 しかし、経済交流につきましては、訪問いただいた期間中に商工会議所とアボツフォード市商工会議所の会頭さんがミーティングをされ、本市の姉妹都市提携を機に、経済分野の情報交換に努め、経済交流に立ち上げていきたいという考え方が共通理解されたところでございます。教育交流、経済交流とも、まず行政交流を先行し、情報交換のパイプ役として、また各分野の活動を支援する立場でもあることから、ご質問をいただきました農畜産分野あるいは物産展等につきましては、今後の交流を通じ、アボツフォード市側にもお伝えをしてまいります。
 また、本年7月30日から8月3日までアボツフォード市で開催されましたアグリフェア、これは農業祭りでございますけれども、ここにおきまして本市の農業にかかわる風景、農産物、また特産品などを紹介する写真をパネル化し、会場に展示いただきました。このようなイベントで両市がテーマに基づいて交流をし、両市民が一層の相互理解に努められるようにすることが最も大切なことと認識しておりますので、アグリフェアへの参加は継続し、特産品等をアボツフォード市の会場で配布することも含め検討してまいります。さらに、アボツフォード市が深川農業まつりなどに参加いただくことも今後協議をしてまいりたいと思います。
 次に、観光行政の桜山公園についてご質問がありました。2点について、一括お答えをさせていただきます。
 桜山遊園地につきましては、行政改革基本計画に基づき、ご質問の内容にありましたとおり、平成6年度から自然公園化に向けて整備を進めてまいりましたが、施設利用者の推移としましては、パークゴルフ場やパワーアップロード利用者の急増によって、3万人から6万人まで増加している状況にあります。利用者が増加する中で、ご質問の休憩施設につきましては、その必要性を十分理解しており、今後できるだけ早い時期に、多目的利用可能な大型テントの更新やあずまやの設置などにより対応してまいりたいと存じます。
 また、遊具の更新につきましては、役割を終えたものから順次解体撤去を進める計画でございますが、子供たちに非常に人気の高いゴーカートについては更新を図りながら、ご指摘のとおり、遊びを通じて桜山の自然に親しむことのできる施設整備を図ってまいりたいと、このように考えてございます。
 次に、畜産行政についてであります。大塚議員さん、ご示唆に富んだご質問に敬意を表しますが、畜産環境問題につきましては、ご案内のとおり、酪農、畜産業においては最大の課題となってございます。本市におきましても、最近畜産農家に苦情等が寄せられることもあって、家畜ふん尿処理に対する問題意識の高まりから、深川市畜産振興推進連合会においては、本年6月に畜産環境対策研究会を設置して、深川市に適した家畜ふん尿処理システムの調査・研究に取り組まれており、市も研究会の参加と事業費助成の支援を行っているところでございます。
 大塚議員さんご指摘のとおり、問題解決のためには、畜産農家だけでは困難な面があり、耕種農家や農協、関係機関が連携し、本市のクリーン農業推進の上からも、家畜ふん尿のリサイクル利用化を図り、土づくりの推進と環境保全型農業の確立の観点から取り組むことが不可欠であると認識しております。畜産環境対策研究会では、農家の実態調査や先進地視察調査など、十数回にわたって研究会を開催し、11月には畜産農家の庭先から家畜ふん尿をなくすることを基本目標に、ふん尿の堆肥化によるリサイクルシステムを構築し、大規模な共同処理施設を整備することを基本内容とする中間報告をまとめ、対象農家への説明会を開催するとともに、現在事業参加の意向調査を実施しているとお聞きしております。
 研究会では、今年度中に最終報告をまとめる予定でございますが、今後の施設整備などの事業化に向けては相当な事業費が見込まれることから、補助制度の導入や施設の運営方法、製造した堆肥の販売供給システムなど、十分検討しなければならないものと考えております。また、七飯町の家畜ふん尿を土壌改良剤として利用する事例につきましては、研究会にお伝えし、調査・検討をお願いしたいと存じます。いずれにいたしましても、研究会の検討結果を踏まえ、畜産振興推進連合会と十分相談しながら、必要な支援策を講じてまいりたいと存じます。
 次に、自衛防疫の取り組みについてでございますが、家畜伝染病の防疫や家畜衛生対策につきましては、道の家畜保健所、衛生所などの関係機関・団体による畜産農家の巡回検査や予防衛生指導あるいは予防注射事業などの取り組みによって、最近は平穏に推移しておりますが、治療方法が見つかっていないヨネイ病等は空知管内でも発見され、また慢性疾病も後が絶えない現状にございまして、家畜伝染病自衛防疫組合の役割はますます重要と考えてございます。
 また、疾病予防には、各畜産農家が疾病を正しく理解し、畜舎の消毒や家畜の清浄など衛生的な飼養管理を徹底することが何よりも大切でありますが、研究会が実施した実態調査で畜産環境の改善に一層努力する必要があるとお聞きしておりますので、自衛防疫の取り組みにつきましては、予防注射事業の助成施策も含め、他市町村の状況調査や関係機関のご指導もいただき、家畜伝染病自衛防疫組合と十分相談をしながら、有効な施策を検討してまいりたいと存じます。
 以上、私からの答弁とさせていただきますが、白井議員さんの答弁も含めて、それぞれ所管からさせていただきます。よろしくご理解をいただきたいと存じます。

〇議長(柏倉謙一君) 道添建設部長。

〇経済部長(道添 隆君)〔登壇〕 私の方から、市勢振興の2点目、駅北地区について及び3、交通安全対策の2点目、安全対策上歩道整備について、白井議員さんから関連質問のありました市勢振興、駅北地区の開発についてお答えをいたしたいと存じます。
 最初に、駅北地区の開発整備に当たって、駅前開発と同様、職員を配置して対応する考えはとのお尋ねでございます。昨年は、土地区画整理事業B調査のうち基本計画を策定し、本年度この基本計画を関係地権者にご説明申し上げ、ご理解をいただけるよう取り組んでいるところであります。今後、B調査のうち、残った事業計画策定に取り組み、その後いよいよ土地区画整理事業導入に向けた都市計画決定に向け、地権者の皆さんの同意をいただけるよう取り組みを進める必要がありますが、事業着手以降はもとより、この段階でも相当の業務量が推定されますので、今後の進捗状況を見きわめ、検討してまいりたいと存じます。
 次に、自由通路と新設道路についてのお尋ねでございますが、白井議員さんの関連質問にもかかわりますので、一括してお答えをさせていただきたいと存じます。
 駅前と駅北を結ぶ自由通路につきましては、関係者の多くの要望もあり、JRとの協議を経て、基本計画に盛り込んだところであります。あわせてお話のありました駅北広場や駐車場などと市道山1線を結ぶ幹線道路を新設し、都市計画道路とする内容も基本計画に盛り込んでいるところであります。
 自由通路についてのJRとの協議の経過や今後の見通しについてのお尋ねでございますが、JR北海道とはA調査、B調査、それぞれの時点で基本的な考え方について協議しており、事業の大筋について理解をいただいているところであります。また、自由通路整備につきましては、現在のところ土地区画整理事業の中で考えておりますので、駅前整備事業とは若干時間差が出てまいる見込みでございますが、ご理解を賜りたいと存じます。
 次に、白井議員さんから最初にお尋ねのありました本年度の事業内容と住民説明会についてでありますが、冒頭にもご説明申し上げましたように、昨年度策定いたしました基本計画を、本年度は関係地権者にご理解をいただけるよう説明を進めているところであり、本年度第1回目を6月15日から19日までの4日間開催し、延べ126名の参加をいただき、大変活発な議論もいただいたところでもございます。また、9月16日から18日までの3日間、第1回目の欠席者を対象に2回目の説明会を開催いたしましたが、11名の参加にとどまり、直接来庁いただいた方やお電話をいただいた方を含め、最終的には全地権者の約55%の方々へ説明をしたところであります。残った45%の方には、都合があって来れなかった方や、遠方の方のほか、ご近所の話題の中で内容を聞いたとのことで欠席された方もいたのではないかというふうに存じているところでございます。
 いずれにいたしましても、出席者の多くの声として、現在の計画では地権者の負担がどのようになるのかわからない、現状では賛否の判断がつかないとのことであり、私どもといたしましても、残る調査であります事業計画などの策定などを踏まえないと、より一歩踏み込んだ説明ができないことから、次の調査に進んでまいりたく、お願いをしているところであります。今後事業計画など残るB調査を調査する中で、さらに地権者の皆さんのご理解が得られますように対応してまいりたいと存じます。
 次に、国道233号の市道5番通線及び山1線につきましては、駅北地区の幹線道路として位置づけしており、昭和49年度から52年度にかけ、国庫補助事業を受けまして改良舗装を実施した路線であります。この路線につきましては、交通量に関する将来予測を踏まえ、昭和58年に都市計画道路として計画決定され、今後再整備する場合には都市計画街路事業として実施可能な路線となっております。
 駅北地区は、拓殖大学北海道短期大学の移転や深川アンダーパスの開通などもあり、交通量も大幅に増加していることから、再整備が必要な路線であることは十分認識いたしているところであります。しかし、最近国の補助事業の採択に当たりましては、特に地方道路の新規事業着手の場合、現況交通量や事業効果を客観的に問われますことから、街路事業として単独の採択は非常に厳しい状況にありますが、現在調査が進められております駅北地区土地区画整理事業の施行区域にも包含されておりますこともあり、区画整理事業の推移と整合性を見きわめながら、早期整備が図られますよう努力をしてまいりたいと存じます。
 次に、交通安全対策の2点目、安全対策上歩道整備についての市道一已6丁目線の4番通線から2番通り間の西側歩道設置についてでございます。一已6丁目線は、あけぼの団地と市街地を結ぶ重要な路線に位置づけされており、さらに一已小中学校と深川農業高等学校の通学路でもありますことから、市街地区間につきましては両歩道、他の区間につきましては片側歩道を設置しているところでございます。
 ご質問いただきました区間につきましては、東側に歩道が設置されており、現状の歩行者状況や全市的な歩道設置状況といたしまして8.6%と非常に低いことから、新たな西側歩道の設置につきましては現在のところ困難と考えますが、今後住宅建設など地域の状況を見きわめた中で、歩道設置について検討してまいりたいと存じます。
 次に、市道2番通線の一已6丁目線から国道233号間の歩道設置につきましては、ご質問にもありましたように、あけぼの団地に隣接しており、通学生や通勤者がそれぞれ一已6丁目線あるいは国道233号への経路となっておりますことから、歩行者の安全対策が必要なことから、交通安全事業で本年度から調査測量設計を進めておりますので、引き続き11年度以降計画的に整備できるよう努力をしてまいりたいと存じます。

〇議長(柏倉謙一君) 河野市民福祉部長。

〇市民福祉部長(河野 淨君)〔登壇〕 3番、交通安全対策の信号機設置につきましてお答えをさせていただきたいと存じます。
 ご質問ございましたとおり、最近新聞、テレビ等で毎日のように悲惨な交通事故の模様が報道されてございます。今はちょうど冬の交通安全運動期間中であります。皆さんの願いであります交通事故防止に、今後におきましても関係機関・団体と連携し、効果的な交通安全対策の推進に努めたいと存じます。
 お尋ねございました国道233号と市道2番通線の交差点に信号機等を設置のかかわりでございます。ご存じのように、この交差点は、2番通りからの車両出入りも多く、加えて付近にバス停留所もありますことから、地域からも信号機設置要望が出ているところでございます。信号機、横断歩道の設置につきましては、周囲の状況、交通の流れ、緊急性等により検討されてございますが、引き続き警察署を通じて公安委員会に設置を要望してまいりたいと存じます。

〇議長(柏倉謙一君) 大塚議員の一般質問並びに白井議員の関連質問を終わります。



〇議長(柏倉謙一君) お諮りします。
 本日の会議はこれで延会したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって本日はこれで延会することに決定しました。
 本日はこれで延会します。
 なお、明日は午前10時から開議します。

(午後 4時18分 延 会)



[目次]