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平成11年 第2回

深川市議会臨時会会議録 (第1号)

午前10時08分 開会 
 平成11年5月17日(月曜日)
午前10時25分 閉会 


〇議事日程(第1号)

日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定について
日程第 3 議案第36号 平成11年度深川市地方卸売市場特別会計補正予算(第1号)
議案第37号 平成11年度深川市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)



(午前10時08分 開 会)

〇議長(柏倉謙一君) ただいまから平成11年第2回深川市議会臨時会を開会します。



〇議長(柏倉謙一君) これより本日の会議を開きます。



〇議長(柏倉謙一君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員には、会議規則第78条の規定によって、岡部議員、生野議員を指名します。
 
 

〇議長(柏倉謙一君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。

〇議会事務局長(平間敏男君) 本臨時会に付議されます事件は、市長から提出のありました議案2件であります。
 次に、水谷議員から本臨時会会期中欠席する旨の届け出がありました。
 次に、本臨時会に説明員として出席通知のあった者の職、氏名を、一覧表としてお手元にご配付しております。
 次に、本日の議事日程は、お手元にご配付のとおりであります。
 報告を終わります。



〇議長(柏倉謙一君) 日程第2 会期の決定についてを議題とします。
 お諮りします。本臨時会の会期は、本日1日間にしたいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって会期は本日1日間に決定しました。



〇議長(柏倉謙一君) 日程第3 議案第36号平成11年度深川市地方卸売市場特別会計補正予算及び議案第37号平成11年度深川市駐車場事業特別会計補正予算の2件を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 初めに、議案第36号、中山経済部長。

〇経済部長(中山正光君)〔登壇〕 議案第36号平成11年度深川市地方卸売市場特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
 今回の補正は、平成10年度におきます当会計の歳入不足に対応するため、繰上充用を行おうとするものです。
 第1条、歳入歳出予算の総額にそれぞれ227万4,000円を追加し、予算の総額をそれぞれ2,947万4,000円にしようとするものであります。
 7ページをお開きください。歳出からご説明いたします。2款1項2目利子1万6,000円は、当会計の運用資金として借り入れをいたします一時借入金利子の増額を図るものであります。
 4款1項1目繰上充用金につきましては、市場の健全経営に向けまして株式会社大印とともに努めてまいりましたが、225万8,000円の赤字となったことから、この額を繰上充用しようとするものでございます。
 6ページに戻ります。2、歳入、1款1項1目市場使用料227万4,000円は、前段申し上げました歳出の財源として計上するものでございます。
 以上、原案にご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。

〇議長(柏倉謙一君) 次に、議案第37号、道添建設部長。

〇建設部長(道添 隆君)〔登壇〕 議案第37号平成11年度深川市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
 第1条、駐車場事業特別会計は、歳入歳出それぞれに402万9,000円を追加し、予算の総額を1,632万9,000円にしようとするもの及び第2条で一時借入金に200万円を追加し、借り入れの最高額を1,000万円にしようとするものでございます。
 7ページをごらんください。今回の補正につきましては、平成10年度における歳入不足に対応するため、繰上充用を行うものでございます。
 3、歳出、2款公債費、1項1目利子13万2,000円の増額は、本年度当会計の運用資金として一時借り入れに伴う支払利子でございます。
 4款1項1目繰上充用金389万7,000円は、事業の健全な経営に努めてまいりましたが、結果といたしまして料金収入の伸び悩みにより、平成10年度決算において単年度収支が赤字となりますことから、この繰上充用金をもって補てんしようとするものであります。
 次に、6ページにお戻りいただきまして、2、歳入、1款使用料及び手数料、1項1目駐車場使用料402万9,000円は、前段申し上げました歳出の財源に充当しようとするものであります。
 以上、原案にご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。

〇議長(柏倉謙一君) これより質疑に入ります。
 初めに、議案第36号。
 西野議員。

〇8番(西野清勝君) 卸売市場の問題について伺っておきたいと思います。
 繰上充用が恒常的になっておるわけでありますが、これも要するに経営問題に直接かかわっておるわけでありますが、市場の経営は非常に深刻な問題を抱えていると、このように私は思っておるわけであります。
 そこで、申すまでもなく経済の不況、買い控えとかいろいろそういった状況あるいは影響、しかも中でも特に影響の大きいのはAコープ新会社による取引の減少、これは過去にも論議をした場面があるわけでありますが、こういったことが総体的な取引が相当落ち込んでいると、このように見て差し支えないのではないかと思いますが、新聞報道によりますと、7月から北空知9店舗と旭川との合併が報道されていると。確実にそうなると思いますが、こういったことが新たにまた心配の種になると私は思っておるわけです。
 それで、この報道どおりの合併が進みますと、今予算に出ております公設市場、地元市場との取引状況はどうなるのか、この点。そこで、過去の取引状況の推移もあわせて伺っておきたいと思います。それと、新聞報道は報道としましても、どういう情報を得ているのか、把握しているのか、あるいは今後の取引状況を含めての見通し、これについて伺っておきたいと思います。
〇議長(柏倉謙一君) 答弁願います。
 中山経済部長。
〇経済部長(中山正光君) ただいま西野議員より卸売市場についてご質疑をいただきましたので、お答えをさせていただきたいと思います。
 まず、最初の新会社が発足してからの取引状況についてでございますが、新会社が発足する前の9農協分の平成8年度と平成9年度の取引額を比較いたしますと、平成8年度は4億2,300万円に対し平成9年度は3億1,100万円で、73%の減少となってございます。さらに、平成10年度につきましては1億2,500万円で、平成9年度と比較いたしますと40.19%でございます。平成8年度の実績に対し平成10年度は、2億9,800万円で29.55%の減となってございます。市場が占める新会社分の従来の取引が大きなウエートを占めておりまして、市場全体での取引の割合は平成8年度で16.7%でございましたが、これが平成9年度では13.4%、そして平成10年度では5.46%に減少してきたところでございます。
 次に、北空知9農協傘下の新会社とAコープ旭川が7月に合併をするとの情報、それらを踏まえまして地元市場との取引がどのようになるのか、またその後の見通しについてのご質疑でございますが、新聞報道によりますと、深川市を中心とする新会社と旭川の共同出資による新会社が合併をするとのことであります。さらに、上川管内の同種事業所が合併をし、将来的には28店舗を見込み、道北一の食品スーパーを目指すというものでございます。深川地方卸売市場は、商圏消費人口の減少、長引く不況による買い控え、大型店等の仕入れシステムの変化などから大変厳しい状況下にございますが、これまで新会社の従来の取引が大きなウエートを占めていただけに、この分が減少することは非常に大きな打撃となるものであります。したがって、この分を含めまして、健全経営の回復を図ることは大変困難な状況と考えてございます。
 しかしながら、北空知圏内において深川地方卸売市場の持つ使命、役割を十分に踏まえて、従来の取引を回復させることは大変厳しい状況ではありますが、対応等新たな展開として広域農協連との連携による野菜等の取り扱いの拡大、支出経費の削減等に努め、新会社に対して従来の取引についてもご理解をいただき、回復を要請しながら、開設者と卸売業者であります株式会社大印双方が最大の努力を払うことが必要でございます。現在もさまざまな場面で要請をしてございますが、今後とも引き続き取り組んでまいりたいと考えてございます。ご理解のほどお願いいたします。

〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
 次に、議案第37号。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 終わります。
 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第36号及び議案第37号の2件を一括して採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(柏倉謙一君) 異議なしと認め、よって議案第36号及び議案第37号は原案のとおり可決されました。



〇議長(柏倉謙一君) これで本臨時会に付議されました事件の審議は全部終了しました。
 閉会に当たり一言お礼のごあいさつを申し上げます。
 本日招集されました本臨時会は、私ども任期最後の議会となりました。ここにすべての事件を議了し、閉会の運びに至りましたことは、まことにご同慶にたえません。
 顧みまして、平成7年6月の臨時会におきまして、議員各位のご推挙により議長の要職に就任させていただきました。浅学非才の私に対しご協力、ご支援をいただきましたことに厚くお礼を申し上げます。議員各位とともに市政に参画いたしましてから早くも4年の歳月が流れようとしております。この間金融不安、経済不況による景気の低迷などに加え、雇用の悪化、基幹産業の停滞などかつて経験したことのない事態が続発し、市民生活にも大きな不安をもたらしましたが、市議会は市民の負託にこたえるべく、その全機能を発揮し、迅速な対応をもって諸問題の解決に努め、市民福祉の向上に尽力されてまいりましたことに対しまして、議員各位のご苦労とそのご熱意に深甚なる感謝の意をあらわすものであります。
 承りますところ、議員各位の多くは来る6月の選挙に立起されるやに伺っておりますが、ご健康には十分ご留意の上、再び栄光をかち得られますようご祈念を申し上げます。
 私は、20年にわたる議員活動を閉じようとしている一人でありますが、ご勇退される議員各位には惜別の情、感慨ひとしおのものがあると存じます。今後とも地方自治の進展と住みよいまちづくりのために一層のご指導、ご高配を賜りますよう念願してやみません。
 最後に、深川市も道内に先駆けて都市と農村の交流、つまりグリーンツーリズムの台頭による活性化やスポーツ文化の水準も格別なる進歩が図られ、JR駅前周辺もその装いを新たにする日が間近と迫るなど躍動する状況が肌身に感じることができるのも、市長を初めとする理事者各位の常に市勢発展に対する情熱のたまものと考えて、満腔の敬意と感謝の意をあらわすものであります。
 最後になりましたが、これまで議会運営に格別なるご指導、ご高配をいただきました全議員の皆様と議会事務局職員に重ねてお礼を申し上げ、お礼のごあいさつといたします。ありがとうございました。



〇議長(柏倉謙一君) 以上をもって平成11年第2回深川市議会臨時会を閉会します。

(午前10時25分 閉 会)


  上記会議の記録に相違ないことを証するため、ここに署名する。


議  長  柏 倉 謙 一
 
( 5番) 岡 部 誠 二
 
(21番) 生 野 義 順

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