[目次]

平成11年 第2回

深川市議会定例会会議録 (第1号)

午前10時18分 開会 
 平成11年7月8日(木曜日)
午後 2時24分 延会 


〇議事日程(第1号)

   
日程第 1会議録署名議員の指名
日程第 2会期の決定について
日程第 3諸般の報告
 (1) 議長諸般報告
 (2) 市長一般行政報告
 (3) 教育長教育行政報告
日程第 4選挙管理委員及び同補充員の選挙
日程第 5報告第 6号 深川市情報公開条例及び深川市個人情報保護条例に基づく平成10年度運用状況の報告について
日程第 6議案第42号 財産の交換について
日程第 7議案第43号 深川市ほか5町介護認定審査会の設置について
議案第44号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について
日程第 8議案第45号 住居表示を実施する市街地の区域及び当該区域における住居表示の方法について
議案第46号 町の区域の画定について
日程第 9議案第47号 深川市農業委員会の選挙による委員の定数及び選挙区並びに選挙区における委員数条例の一部を改正する条例について
日程第10議案第48号 深川市営住宅条例の一部を改正する条例について
日程第11議案第49号 平成11年度深川市一般会計補正予算(第1号)
議案第50号 平成11年度深川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議案第51号 平成11年度深川市老人医療特別会計補正予算(第1号)
議案第52号 平成11年度深川市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
日程第12議案第53号 深川市教育委員会委員の任命について
日程第13議案第54号 深川市教育委員会委員の任命について
日程第14議案第55号 深川市教育委員会委員の任命について
日程第15議案第56号 深川市公平委員会委員の選任について
日程第16議案第57号 深川市固定資産評価審査委員会委員の選任について
日程第17諮問第 2号 人権擁護委員候補者の推薦について
日程第18推薦第 1号 深川市農業委員会委員の推薦について
日程第19一般質問



(午前10時18分 開 会)

 

〇議長(東出治通君) ただいまから平成11年第2回深川市議会定例会を開会いたします。



〇議長(東出治通君) これより本日の会議を開きます。



〇議長(東出治通君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員には、会議規則第78条の規定によって、北本議員、北名議員を指名します。

〇議長(東出治通君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。

〇議会事務局長(平間敏男君) 本定例会に付議されます事件は、議会が行う選挙1件、市長から提出がありました議案16件、諮問1件、報告1件及び大塚議員ほかから提出がありました推薦1件であります。
 次に、監査委員から2月分ないし5月分に関する例月出納検査結果報告の提出がありましたので、お手元にご配付しております。
 次に、本定例会に説明員として出席通知のあった者の職、氏名を、一覧表としてお手元にご配付しております。
 次に、第2回定例会1日目の議事日程は、お手元にご配付のとおりであります。
 報告を終わります。



〇議長(東出治通君) 日程第2 会期の決定についてを議題とします。
 お諮りします。本定例会の会期は、本日から7月16日までの9日間にしたいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって会期は本日から7月16日までの9日間に決定しました。



〇議長(東出治通君) 日程第3 諸般の報告を行います。
 初めに、議長諸般報告を事務局長から申し上げます。

〇議会事務局長(平間敏男君) 平成11年第1回市議会定例会後の3月24日以降昨日までの議会の動静概要は、お手元にご配付のとおりであります。
 これで議長諸般報告を終わります。

〇議長(東出治通君) 次に、市長一般行政報告を行います。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 平成11年第2回市議会定例会の開会に当たり、一般行政の報告を申し上げます。
 最初に、農作物の生育状況について申し上げます。ことしの融雪は4月17日で、平年より5日おくれたことから、耕起や播種、移植、植えつけなどの春作業が全般的におくれました。この春作業のおくれと5月の日照不足や強風で、水稲、畑作物ともに初期生育がおくれ、心配されるスタートとなりましたが、農業者や関係機関の適切な管理努力と好天にも恵まれ、ほとんどの作物が平年並みの生育に回復いたしました。農作物の作況につきましては、7月1日現在、農業改良普及センターの調査によりますと、水稲、小麦、馬鈴薯、小豆、てん菜、タマネギ、リンゴとも並みとなっております。
 次に、廃棄物対策、ごみ処理広域化基本計画について申し上げます。道内を32ブロックに分けた広域化ごみ処理計画に基づき、6市10町の首長により中・北空知地域ごみ処理広域化検討協議会が設置され、今後のごみ処理のあり方を専門のコンサルタントに委託発注し、6月1日の協議会でごみ処理広域化基本計画が示されたところであります。
 処理方法といたしましては、資源ごみは最大限リサイクルすることを基本とし、焼却施設、有機物処理施設による処理と、民間企業の施設を活用し処理することなどが示されましたが、今後6市10町の実務担当者と空知支庁及びコンサルタントで構成するごみ処理広域化実施計画検討委員会を設置し、施設の建設位置、運搬の方法など具体的な方向性について検討しようとするものであります。本市といたしましては、検討委員会より出される問題点なども含め、議会や廃棄物対策審議会など関係機関のご意見を伺いながら、取り進めてまいります。
 次に、深川市地域振興券交付事業について申し上げます。交付該当者として7,789人を認定し、3月15日から交付を開始いたしました。6月30日現在7,785人、99.9%の交付を完了し、このうち既に回収した振興券は12万23枚で、77.1%となっております。使用された業種につきましては、小売卸売業が最も多く、食料品、衣料品、日用雑貨が上位を占め、全体の93%強となっており、次にサービス業、医療業と続いてございます。
 次に、空知・留萌SL運行推進協議会の取り組み状況について申し上げます。留萌本線沿線自治体の深川市、留萌市、沼田町、秩父別町の2市2町で構成する空知・留萌SL運行推進協議会により、5月1日、SLすずらん号運行開始に当たり、JR深川駅6番ホームにおいて、JRなどの関係者、乗客など大勢が見守る中で出発式が行われたところであります。現在、土曜日、日曜日、祝日に深川・留萌間を1往復しておりますが、ほぼ全席満席の状態で、今回の交流人口の増加が本市の観光振興や物産販売にも好影響をもたらしております。今後とも旬感市場の実施など、計画している事業の展開、PRに努めてまいります。
 次に、24時間巡回型ホームヘルプサービス事業について申し上げます。本事業は、来年4月からの介護保険制度の施行を控え、在宅介護サービスの基盤を整備するため、市と委託契約を結んだ株式会社ジャパンケアサービスがヘルパーステーション・ハッピー深川を設置し、深夜訪問を含めた24時間対応のホームヘルプ事業を7月1日から開始しているところであります。
 次に、建設行政について申し上げます。建設工事は、地域の特殊性を踏まえ、年度当初より早期発注に意を用い、円滑な事業の執行に努めております。6月30日現在の発注状況は、件数119件、契約額22億2,737万8,000円で、発注率は49.9%であります。
 次に、災害復旧について申し上げます。本年春の融雪災害のうち、土木施設災害として河川15カ所、道路2カ所、合計17カ所を申請し、7月6日から9日にかけて現地査定が実施されているところであります。
 次に、交通安全について申し上げます。市内の交通事故発生状況につきましては、6月30日現在79件発生し、負傷者102人、死亡者2人で、昨年同期と比較して、発生件数で35件の増、負傷者数では36人の増、死亡者数では同数となっております。これから夏に向かい、例年事故多発の傾向にありますので、市長、警察署長連名のメッセージにより、市民に事故防止を呼びかけたところであります。
 次に、入札参加の指名停止について申し上げます。深川市競争入札参加資格関係事務処理要綱の規定に基づき、独占禁止法に違反するとして5月28日、公正取引委員会が排除勧告した北海道ライナー株式会社外19社については、6月16日から2カ月間、それぞれ指名停止したところであります。
 以上、行政の一端を申し上げ、報告とさせていただきます。

〇議長(東出治通君) 次に、教育長教育行政報告を行います。
 菅原教育長。

〇教育長(菅原 忠君)〔登壇〕 平成11年第2回市議会定例会の開会に当たり、教育行政の概要についてご報告申し上げます。
 初めに、教職員の人事異動について申し上げます。本年4月1日付人事異動に当たりましては、積極的な人事交流を行い、広くすぐれた人材の確保に努めたところ、他管内からの異動者5人と新規採用者6人を含め26人の異動を行い、人事の刷新を図ったところであります。その内訳は、校長2人、教頭6人、教諭、事務職員18人となっておりますが、教職員としての使命と責任を自覚し、その専門性を高めて、すぐれた教育実践を期待するものであります。
 次に、学級編制について申し上げます。本年4月、小学校の普通学級は、音江小学校で前年度比1学級減の52学級、特殊学級は、深川小学校で1学級の開設と北新小学校外1校で3学級減となり、前年度比2学級減の6学級、合計58学級。また、中学校の普通学級は、一已中学校外1校で2学級減の27学級、特殊学級は、一已中学校外1校で2学級増の3学級、合計30学級で、小中学校11校合わせて、普通学級79学級、特殊学級9学級をもってそれぞれ編制し、認可を受けたところであります。
 次に、通信・放送研究成果展開事業について申し上げます。教育委員会では、深川市地域情報化基本計画に基づき、生涯学習の分野における地域情報化を推進するため、昨年来郵政省のマルチメディア・パイロットタウン構想事業の申請に取り組んできたところですが、本年3月31日、通信・放送機構から、本市提案に関し、通信・放送研究成果展開事業として採択の決定を受けたところであります。この事業は、機器やソフトウエアの調達を通信・放送機構において行い、本市はその機器を利用して遠隔地の公民館やコミュニティセンターなどの社会教育施設をネットワークで結びながら、各システムの実証実験を行うものであり、本年11月から約3カ年の予定となっております。
 次に、生きいきコンサートについて申し上げます。4月17日、生きがい文化センターにおいて、市内在住の民謡活動家、瀧本とよし氏と深川混声合唱団コール・メムの友情出演による生きいきコンサートを開催したところ、350人の入場をいただき、音楽に対する市民の関心がより深められたところであります。
 次に、ふれあいタマゴinふかがわについて申し上げます。5月25日から6月4日まで、生きがい文化センターにおいて、NHK旭川放送局との共催でふれあいタマゴinふかがわを開催したところであります。期間中、連続テレビ小説「すずらん」のヒロイン役、柊瑠美氏や石倉三郎氏などを迎えてのトークショーや、放送の歴史70年をたどる「ラジオとテレビの歴史館」、NHK教育テレビの「つくってあそぼショー」、「連続テレビ小説すずらん展」が行われ、3,802人の来場をいただき、放送の歴史を探究するとともに、放送に対する意識の高揚が図られたところであります。
 次に、深川市さわやか広場パークゴルフ場について申し上げます。平成9年度に旧入志別小学校跡地に造成し、芝養生のため供用を見合わせておりましたさわやか広場パークゴルフ場につきましては、5月28日にオープン式を行い、早速多くの愛好者がプレーを楽しまれたところであります。ゴルフ場は、敷地2万200平方メートル、一部起伏を取り入れた地形で、延長723メートルの18ホール、パー66の本格的なコースですが、隣接のゲートボール場とともに市民の皆様に広く利用されるよう努めてまいります。
 次に、市民体育祭について申し上げます。第31回深川市民体育祭は、7月4日、深川市陸上競技場において、関係者のご支援と市民多数の参加のもと盛大に開催。その結果、メム地域と深川地域の一部で編成される白組が4年ぶりの優勝を飾ったところであります。また、この体育祭の冒頭、本年度の深川市スポーツ賞の表彰を行い、深川市バレーボール協会、深川地区軟式野球連盟、深川市ゲートボール協会及び深川テニス協会の各団体において、長年にわたり役員として要職を歴任し、それぞれの競技の普及発展や青少年の健全育成に貢献された小田幸晴氏、伊藤信義氏、高橋春雄氏、志賀満氏の4氏にスポーツ功労賞を授与、平成10年6月、根室市で開催された第24回全日本9人制バレーボールクラブカップ北海道選手権大会で優勝した深川クラブにスポーツ奨励賞を授与したところであります。
 以上、教育行政の一端を申し上げ、報告といたします。

〇議長(東出治通君) これで諸般の報告を終わります。



〇議長(東出治通君) 日程第4 選挙管理委員及び同補充員の選挙を行います。
 お諮りします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定によって、指名推選にしたいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって選挙の方法は指名推選で行うことに決定しました。
 お諮りします。指名の方法については、議長が指名することにしたいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議長が指名することに決定しました。
 選挙管理委員には、川合公男さん、山本喜朗さん、松田俊雄さん、下村博子さん、選挙管理委員補充員には、第1順位、阿波宣幸さん、第2順位、田中昭光さん、第3順位、宇野忠司さん、第4順位、滝井_さん、以上の方を指名します。
 お諮りします。ただいま議長が指名しました方を選挙管理委員及び選挙管理委員補充員の当選人と定めることに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よってただいま指名しました川合公男さん、山本喜朗さん、松田俊雄さん、下村博子さん、以上の方が選挙管理委員に、第1順位、阿波宣幸さん、第2順位、田中昭光さん、第3順位、宇野忠司さん、第4順位、滝井_さん、以上の方が順序のとおり選挙管理委員補充員に当選をされました。



〇議長(東出治通君) 日程第5 報告第6号深川市情報公開条例及び深川市個人情報保護条例に基づく平成10年度運用状況の報告についてを行います。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 報告第6号深川市情報公開条例及び深川市個人情報保護条例に基づく平成10年度運用状況の報告についてご説明申し上げます。
 広く市政に関する知る権利を保障した深川市情報公開条例の第14条及び個人情報保護と個人情報の開示請求等の権利を保障した深川市個人情報保護条例の第23条の規定に基づき、平成10年度1年間の運用状況について申し上げます。
 全体の状況は別紙のとおりでありますが、概要について申し上げますと、情報公開条例に基づく請求受理が15件及び、実施機関による個人情報の取り扱いを明らかにするための個人情報保護条例に基づく事務の登録が460件となっておりますので、よろしくお願いいたします。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 これで報告第6号の報告を終わります。



〇議長(東出治通君) 日程第6 議案第42号財産の交換についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第42号財産の交換について提案理由を申し上げます。
 市営住宅芙蓉団地建てかえ事業の用地取得に伴い、地権者の藤澤忠蔵氏から代替地の確保を求められ、市有財産との交換をするため、地方自治法第96条第1項第6号の規定により、提案するものであります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は、総務文教常任委員会に付託します。



〇議長(東出治通君) 日程第7 議案第43号深川市ほか5町介護認定審査会の設置について及び議案第44号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第43号深川市ほか5町介護認定審査会の設置について及び議案第44号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について、一括して提案理由を申し上げます。
 議案第43号は、深川市、妹背牛町、秩父別町、北竜町、沼田町、幌加内町の1市5町において、10月から開始となる介護保険制度に関する要介護認定の審査判定業務を共同して管理及び執行するため、地方自治法第252条の7第1項の規定に基づき、深川市ほか5町介護認定審査会を設けるため、同条第3項の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。
 次に、議案第44号は、深川市ほか5町介護認定審査会が地方自治法に規定する執行機関の附属機関に該当し、同審査会委員は深川市の非常勤特別職となることから、本条例により報酬額を定めようとするものであります。報酬の額につきましては、保健、医療、福祉の専門職で構成するなど職務の特殊性から、会長、合議体委員長及び副委員長を日額1万3,000円、委員を日額1万円としようとするものであります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(東出治通君) この場合、議案第44号は、議事の都合により、一時議事延期といたします。
 これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 議案第43号は、社会民生常任委員会に付託します。



〇議長(東出治通君) 日程第8 議案第45号住居表示を実施する市街地の区域及び当該区域における住居表示の方法について及び議案第46号町の区域の画定についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第45号住居表示を実施する市街地の区域及び当該区域における住居表示の方法について及び議案第46号町の区域の画定について、一括して提案理由を申し上げます。
 議案第45号は、一已町字一已の一部で字名地番と町内会名の2通りが使用されており、これを解消するため、当該区域を市街地と定め、市民生活の利便の向上を図ることについて、住居表示審議会に諮問の結果、実施を可とする答申がありましたので、街区方式により住居表示を実施しようとするものであります。
 次に、議案第46号は、住居表示の実施予定区域であります一已町字一已の一部を、住居表示審議会の答申により、東西の東は深川土地改良区の用水路一已支線から、西は市道一已西25号農道線起点を北に直線で市道三番通線の交点まで、南北の南は市道四番通線から、北は市道三番通線までを平成11年11月8日付で別図のとおり北光町3丁目の区域とし、新たに定めようとするものであります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
〇議長(東出治通君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第45号及び議案第46号の2件を一括して採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第45号及び議案第46号は原案のとおり可決されました。



〇議長(東出治通君) 日程第9 議案第47号深川市農業委員会の選挙による委員の定数及び選挙区並びに選挙区における委員数条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第47号深川市農業委員会の選挙による委員の定数及び選挙区並びに選挙区における委員数条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。
 本件は、先ほど提案いたしました議案第45号住居表示を実施する市街地の区域及び当該区域における住居表示の方法について及び議案第46号町の区域の画定についてにより、選挙区域の名称を変更しようとするものであります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)


〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)


〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第47号を採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第47号は原案のとおり可決されました。



〇議長(東出治通君) 日程第10 議案第48号深川市営住宅条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第48号深川市営住宅条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。
 この条例は、市営住宅の建てかえ事業として、現在芙蓉団地に耐火構造3階建て1棟、2LDK6戸と3LDK12戸の合計18戸及び多度志団地に耐火構造平家建て3棟、2LDK12戸を建設中でありますが、9月末には完成予定となるため、その設置と、芙蓉団地など3団地10棟41戸を用途廃止しようとするものであります。また、市営住宅緑町西団地のうち、老朽化した7棟26戸を用途廃止しようとするものであります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は、経済建設常任委員会に付託します。



〇議長(東出治通君) 日程第11 議案第49号平成11年度深川市一般会計補正予算ないし議案第52号平成11年度深川市下水道事業特別会計補正予算の4件を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 初めに、議案第49号、荒川財政課長。

〇財政課長(荒川 満君)〔登壇〕 議案第49号平成11年度深川市一般会計補正予算(第1号)についてご説明を申し上げます。
 第1条で、歳入歳出それぞれに2億2,354万6,000円を追加し、予算の総額を206億2,354万6,000円にしようとするものであります。
 第2条で、地方債の追加及び変更を図るものであります。
 11ページをごらんください。3、歳出では、2款総務費、1項5目財産管理費636万2,000円の増額は、説明欄1の1、財産管理100万円は、市有地の分筆測量等の必要が生じましたので、委託料の増額を図るものであります。2の緑町倉庫修繕工事219万4,000円は、緑町の物品倉庫の屋根、シャッター等の修繕を実施するものであります。3の市有地支障物件撤去工事115万8,000円は、緑町にあります旧市営住宅用地跡地の郵政省への売り渡しに当たり、支障となります上・下水道管の撤去等を実施するものであります。2の1、農業集落排水事業受益者分担金201万円につきましては、多度志地区の分担金につきまして、当初の積算誤りにより予算に不足を生じることから、増額を図るものであります。
 11目行政推進費378万円の増額は、納内の11区、12区、13区町内会の統合に伴う地区集会施設の新設に対し370万円並びに一已の達府町内会の集会施設の屋根改修に対し8万円の補助金をそれぞれ交付するものであります。
 3款民生費、1項3目老人福祉費1,934万9,000円の増額は、説明欄1の1、老人日常生活用具及び自助具給付事業150万円は、当初見込みより申請件数が多いことから、増額を図るものであります。2の在宅介護支援センター運営343万1,000円は、介護保険導入にかかわりますケアプラン作成のためのパソコン等の整備を図るものであります。次のページをごらんください。説明欄2の1の1、介護保険事務費47万9,000円は、レセプト保管庫の整備を図るものであります。次の2の1、要介護認定事務費828万6,000円は、本年10月より開始をします介護保険の要介護認定にかかわる関連経費の計上を図るものであります。次の2の2、認定審査会事務費545万8,000円は、北空知1市5町で共同設置をします介護認定審査会の運営経費の計上を図るものであります。3の高齢者憲章策定委員会19万_000円は、本年は国際連合が定める国際高齢者年であり、この記念すべき年に本市の高齢者憲章を制定すべく、策定委員会の設置を図るものであります。
 次のページをごらんください。6項1目国民健康保険費3,821万7,000円の増額は、介護保険導入に伴う2号被保険者の管理システム開発に要する経費について、国保会計に繰り出しを図るものであります。
 4款衛生費、1項4目保健事業費30万円の増額は、当初予定しました以上に高齢者対策等の出張が生じ、旅費に不足が見込まれることから、増額を図るものであります。
 6款農林水産業費、1項4目農業振興費984万8,000円の増額は、説明欄1の1、農業生産体制強化総合推進対策事業補助金246万5,000円は、厳しい農業情勢のもと、生産体制の抜本的な強化を図るため、多度志町農協、納内農協並びに広域農協連が実施をする生産システム確立のソフト事業に対し、2分の1国庫補助素通りのものであります。2、水田農業活性化支援事業補助金97万6,000円は、転作作物の高品質、低コスト化を図り、収益性の高い水田複合経営を図るため、深川市ゴボウ生産組合が実施をするトレンチャー1台導入に対し、2分の1道費補助素通りのものであります。次のページをごらんください。説明欄3、認定農業者連携事業体育成事業補助金632万6,000円は、広域的な農作業受託組織を育成し、認定農業者等の規模拡大と経営安定を図るため、深川市農協、イチヤン農協が導入しますコンバインのリース料に対し、2分の1道費補助素通りのものであります。次の4、農業・農村コンセンサス形成総合推進事業補助金8万1,000円は、農作業や加工体験を通じて都市住民との交流を深め、農業の理解と協調を図るため、青年会議所並びに北空知衛生士会が実施をする体験研修会に対し、2分の1道費補助素通りのものであります。
 10目農業農村整備費3,988万4,000円の増額は、21世紀高生産基盤整備促進特別対策事業にかかわる平成10年度繰越事業の道費分の計上を図るものであります。
 8款土木費、2項2目道路維持費250万円の増額は、冬期間における除排雪の雪の堆積場用地として、建設省より北空知頭首工隣接地4万8,441平方メートルの土地の取得を図るものであります。
 3目道路新設改良費は、国庫補助事業の一已8丁目線並びに内3号線改良舗装の内容変更でございます。
 次のページをごらんください。4目橋梁維持費530万円の増額は、市道湯内松山線の十二戸橋が老朽により損壊したことから、補修工事を実施するものであります。
 3項4目河川改良費3,750万6,000円の増額は、説明欄1の1、音江川支流川改良事業400万円につきましては、国道12号を横断しております音江支流川につきまして、平成12年度に予定をしております国道12号深川交差点改良事業で12号の横断管が拡張されることにあわせまして、12号から音江川までの約220メートルの河川改修を図るべく、現況調査等を実施するものであります。2の1、受託事業、音江川改修工事3,350万6,000円は、音江川改修工事に伴う用地取得及び物件補償等の業務を北海道より受託するものであります。
 次のページをごらんください。4項2目街路事業費1,000万円の増額は、一已6丁目線改良事業で補償費等に不足が見込まれることから、増額を図るものであります。
 10款教育費、7項10目体育施設費290万円の増額は、5月28日に発生しました落雷事故によりまして、市民球場のスコアボード設備に被害がありましたことから、修繕を実施するものであります。
 11款災害復旧費、2項1目土木施設災害復旧費4,200万円の増額は、本年4月の融雪出水により被災をしました査定予定17カ所のうち、早急に対応が必要な河川1カ所、道路2カ所について復旧工事を実施するものであります。
 次のページをごらんください。13款諸支出金、1項7目公共施設整備基金費560万円の増額は、同基金への寄附金の積み立てを図るものであります。
 次のページをごらんください。14款職員費、1項1目職員給与費は、財源振替でございます。
 戻りまして、5ページをごらんください。第2表、地方債補正は、追加として、土木施設災害復旧事業債840万円を、変更として、都市計画街路事業債の限度額を8,310万円にしようとするものであります。
 次は、8ページをごらんください。2、歳入につきましては、国庫支出金等の特定財源を充当して、不足する一般財源は、次の9ページの18款繰越金、前年度繰越金7,348万9,000円を充当するものであります。
 以上、原案にご賛同賜りますようよろしくお願いを申し上げます。

〇議長(東出治通君) 次に、議案第50号及び議案第51号、河野市民福祉部長。

〇市民福祉部長(河野 淨君)〔登壇〕 議案第50号及び議案第51号につきまして、一括提案理由を申し上げます。
 初めに、議案第50号平成11年度深川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
 第1条、歳入歳出予算の総額を、それぞれ8,126万4,000円を追加し、予算の総額を27億5,126万4,000円にしようとするものであります。
 7ページをお開きください。3、歳出であります。1款1項1目一般管理費8,126万4,000円の増額は、国民健康保険の介護保険第2号被保険者に係る電算処理システム開発経費8,103万4,000円及び介護保険事務に対応するため、総合行政管理システムのパソコンソフトをリースにより導入するための増額であります。
 前の6ページをお開きください。2、歳入、2款2項3目介護保険電算処理システム開発事業費補助金460万円の増額、7款1項1目一般会計繰入金3,821万7,000円の増額及び8款1項1目繰越金3,844万7,000円の増額は、歳出で申し上げました介護保険第2号被保険者に係る電算処理システム開発経費の財源であります。
 以上で国保会計の説明を終わり、次に議案第51号平成11年度深川市老人医療特別会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
 第1条、歳入歳出予算の総額を、それぞれ4,449万5,000円を追加し、予算の総額を47億4,679万5,000円にしようとするものであります。
 8ページをお開きください。3、歳出、1款1項1目一般管理費32万3,000円の増額は、レセプト保管庫及び老人医療費集計分析用コンピューター購入による増額、4款1項1目償還金4,417万2,000円の増額は、過年度分支払基金医療費及び道費負担金の精算による返還金であります。
 6ページをお開きください。2、歳入、1款1項2目審査支払手数料交付金30万5,000円の増額及び2款1項1目医療費国庫負担金1,311万6,000円の増額は、過年度分精算追加交付による増額であります。
 2款2項1目事務費国庫補助金32万3,000円の増額は、老人医療費適正化対策事業費事務費増による補助の増額であります。
 次のページをごらんください。5款1項1目繰越金3,075万1,000円の増額は、歳入補正予算財源不足の補てんとし、計上するものであります。
 以上2特別会計について、原案にご賛同賜りますようよろしくお願いを申し上げます。

〇議長(東出治通君) 次に、議案第52号、後藤水道環境部長。

〇水道環境部長(後藤三君)〔登壇〕 議案第52号平成11年度深川市下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
 今回の補正は、音江浄化センターの建設工事の促進及び深川浄化センターの一部機器の更新等を国庫補助を得て執行するために、増額を図ろうとするものであります。
 第1条で、歳入歳出予算の総額に2億3,000万円を増額し、予算の総額を17億2,100万円にしようとするものであります。
 第2条は、地方債の変更であります。
 9ページをお開き願います。3、歳出、1款1項4目下水道建設費2億3,000万円の増額は、音江浄化センターの建設工事の促進と深川浄化センターの一部機器の更新等を図るものであります。
 4ページに戻りまして、第2表、地方債補正は、地方債の変更で、国庫補助事業の補正に伴い、9,340万円を増額し、3億9,210万円とするものであります。
 次、7ページをお開きください。2、歳入、3款国庫支出金、5款繰越金及び次の8ページ、7款市債は、3、歳出の財源内訳であります。
 以上、原案にご賛同賜りますようよろしくお願いを申し上げます。

〇議長(東出治通君) この場合、議案第49号及び議案第50号は、議事の都合により、一時議事延期とします。
 これより質疑に入ります。
 初めに、議案第51号。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 終わります。
 次に、議案第52号。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 終わります。
 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)


〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第51号及び議案第52号の2件を一括して採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第51号及び議案第52号は原案のとおり可決されました。



〇議長(東出治通君) 日程第12 議案第53号深川市教育委員会委員の任命についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第53号深川市教育委員会委員の任命について提案理由を申し上げます。
 教育委員会委員、梅沢慈祥氏は、8月10日をもって任期が満了となりますので、後任の委員として再び同氏を任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき、議会の同意を求めようとするものであります。
 梅沢慈祥氏の生年月日、住所につきましては記載のとおりでありますが、同氏は平成3年から教育委員会委員としてその職務に専念し、教育行政の伸展に貢献され、人格高潔にして識見豊かであり、教育委員として適任と考えますので、よろしくご同意くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第53号を採決します。
 本件は、これに同意することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第53号は同意されました。



〇議長(東出治通君) 日程第13 議案第54号深川市教育委員会委員の任命についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第54号深川市教育委員会委員の任命について提案理由を申し上げます。
 教育委員会委員、菅原忠氏は、8月10日をもって任期が満了となりますので、後任の委員として再び同氏を任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき、議会の同意を求めようとするものであります。
 菅原忠氏の生年月日、住所につきましては記載のとおりでありますが、同氏は平成10年から教育委員会委員としてその職務に専念し、特に教育委員会教育長の要職にあって、教育行政の伸展に貢献され、人格高潔にして識見豊かであり、教育委員として適任と考えますので、よろしくご同意くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第54号を採決します。
 本件は、これに同意することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第54号は同意されました。



〇議長(東出治通君) 日程第14 議案第55号深川市教育委員会委員の任命についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第55号深川市教育委員会委員の任命について提案理由を申し上げます。
 現在1人欠員となっております教育委員会委員に上垣由紀子氏を任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき、議会の同意を求めようとするものであります。
 上垣由紀子氏の生年月日、住所につきましては記載のとおりでありますが、同氏は平成9年から深川国際交流協会理事を務められるなど、地域における幅広い活動を実践され、市民の信望も厚く、人格高潔にして識見豊かであり、教育委員として適任と考えますので、よろしくご同意くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第55号を採決します。
 本件は、これに同意することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第55号は同意されました。



〇議長(東出治通君) 日程第15 議案第56号深川市公平委員会委員の選任についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第56号深川市公平委員会委員の選任について提案理由を申し上げます。
 公平委員会委員、藤沢忠志氏は、7月15日をもって任期が満了となりますので、後任の委員として引き続き同氏を選任することについて、地方公務員法第9条第2項の規定に基づき、議会の同意を求めようとするものであります。
 藤沢忠志氏の生年月日、住所は記載のとおりでありますが、同氏は平成7年から公平委員会委員、さらに同委員会委員長を務め、人格円満にして高潔、人事行政に識見を有し、公平委員として適任と考えますので、よろしくご同意くださいますようお願い申し上げます。
〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第56号を採決します。
 本件は、これに同意することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)


〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第56号は同意されました。



〇議長(東出治通君) 日程第16 議案第57号深川市固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第57号深川市固定資産評価審査委員会委員の選任について提案理由を申し上げます。
 固定資産評価審査委員会委員、真保市造氏は、平成11年6月30日をもって委員を辞職されましたので、後任の委員として長谷川敬次氏を選任したく、地方税法第423条第3項の規定に基づき、議会の同意を求めようとするものであります。
 長谷川敬次氏の生年月日、住所については記載のとおりでありますが、長谷川敬次氏は商業を営む傍ら、民生委員児童委員、市体育指導委員、北空知青色申告会理事等の要職にあり、広くその手腕を発揮されております。識見豊かで信望も厚く、すぐれた人格は固定資産評価審査委員会委員として適任であると考えますので、よろしくご同意くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第57号を採決します。
 本件は、これに同意することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第57号は同意されました。



〇議長(東出治通君) 日程第17 諮問第2号人権擁護委員候補者の推薦についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 諮問第2号人権擁護委員候補者の推薦についてご説明申し上げます。
 人権擁護委員は、現在5人が委嘱されておりますが、近年の社会状況の複雑化や価値観の多様化が進む中、人権擁護委員制度に対する期待が大きく、このたび1人増員されることになり、旭川地方法務局長から推薦依頼がありましたので、その候補者として現田悦子氏を推薦したく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めるものであります。
 現田悦子氏は、保健推進委員として相談援護活動に尽力されており、地域の信望も厚く、また人格、識見豊かで、広く社会の実情に精通し、人権擁護に対する理解も深く、人権擁護委員として適任であると考え、推薦しようとするものであります。
 よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより諮問第2号を採決します。
 本件は適任と答申することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって諮問第2号は適任と答申することに決定しました。



〇議長(東出治通君) 日程第18 推薦第1号深川市農業委員会委員の推薦についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 西野議員。

〇10番(西野清勝君)〔登壇〕 ただいま議題に供されました推薦第1号深川市農業委員会委員の推薦について、提出者を代表し、提案理由の説明を申し上げます。
 本件は、農業委員会委員の任期が7月19日をもって満了となることから、農業委員会等に関する法律第12条第2号の規定に基づき、別紙記載の5名の方を議会推薦の農業委員会委員として推薦するものです。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより推薦第1号を採決します。
 本件は原案のとおり推薦することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって推薦第1号は原案のとおり推薦することに決定しました。



〇議長(東出治通君) 日程第19 一般質問を行います。
 初めに、北本議員。

〇2番(北本清美君)〔登壇〕 公政クラブを代表いたしまして、一般質問をいたします。
 まず、地方分権についてでございます。戦後の日本は、平和国家として、戦争の放棄、主権在民の民主主義を掲げながら国家再生に全力を注ぎ、経済大国日本として世界の主要国の一員となり得たことは、国際的にも高い評価を得ているところでございます。しかしながら、石油ショック以降からバブル経済の終えんに至るまで、異常な経済状況の中で見せかけの繁栄が続き、その行き過ぎたバブルの崩壊とともにさまざまなひずみが表面化して、国内の政治経済にも大きな痛手としてしこりを残しております。
 借金財政、地域間格差、産業バランスなど、今後の国の命運を左右しかねない大きな課題が山積しており、このような事態を招いた最大の要因としては、明治以降続いた中央集権主義、一極集中の政治姿勢が戦後も復興手段として使われ、国際的にも経済大国として認められながら、政治的には中央に対しての依存体質が恒常化してしまい、そのことが自主や自立を忘れて自己責任をなくし、政治音痴となってしまった結果だと言えましょう。
 本来、中央集権主義とは、過去の歴史を見るまでもなく、強い権力を持って国を治め、国の力を強くして、弱肉強食のごとく領土を拡張することによって自分の国の繁栄をもたらす覇権主義思想に通じる危険性を持ったものであり、私はこの中央集権の政治姿勢に常に疑問を感じておりました。戦後、平和国家として主権在民を掲げながら、近年ますます強まりつつあった中央支配を柱とした政治思想、過度な中央政府の指導、補助金などによる地方行政の誘導、行き過ぎた陳情合戦などなどがさまざまなひずみを生み、バブルの崩壊とともに今まさに大きく転換されようとしております。
 本来的に、主権在民を掲げるなら、自主自立の思想のもと、その地に住む人たちが最も暮らしやすい政治、文化を助長するのが平和国家としての政策であり、中央政府が行う財政支援でなければならないと私は思います。現状のように、政令、通達で地方自治を無力化してしまい、地方住民、生活者たちが経済的にも人的にも中央に搾取される今日的体質が地方を疲弊させ、衰退させているのだと言えましょう。
 今、地方の時代と言われ、国会では地方分権推進一括法案の制定を目指した審議が進んでおります。ただ、この発想が、肥大化した中央省庁をスリム化するための方策として論議されていることに、地方分権推進委員会の勧告どおりになるのかどうか一抹の不安は感じますが、将来的には当然のことであり、法制化を期待するところであります。自分たちの地域を、確固としたビジョンを持って、どのように創造していくのかという最も基本的な問題について、行政主体のみでなく、地域の各界住民の積極的な参画を得ながら、深川市の望ましい自主自立のスタイルを構築するチャンスだと認識します。
 法制化されるようでありますから、当市においてもその準備、対策は怠りなく進められていることと推察いたします。当然今までも徐々に自主的対応が図られてきましたし、独自の情報公開条例などの発令事例もあるわけですが、今後この対応についてどのように取り組もうとしているのか、ご所見をお伺いいたします。
 次は、公共の規制緩和についてであります。今、市内には、公共物として、また公共のサービスとしてのものは数限りないほどあり、そのほとんどが利用や使用に対しての制限がされているのも当然であります。使用目的から考えて、当然と言える規制は数多くあると思いますが、先ほども申し上げましたように、政府の通達、条例による規制も枚挙にいとまがないほどあるものと思われます。
 利用する住民にとっては、建っている建物が例えば公民館であれば、公民館としてというより、公民館としての定義すら考えないで活用している利用者も数多くいると思われます。都会のように、公共の施設が付近にたくさんあって、また利用する人たちも大勢いるところなら、施設の利用目的に沿った使用は可能でしょうが、農村のように、周囲数キロに一つあるかないかの公共施設、それも人が大勢収容できる建物として地域にとって非常に便利なものを、あいているのに利用できないという規制が本当に住民の施設と言えるのだろうか。
 アグリ工房まあぶが好評であると聞いております。大変結構なことだと言えますが、この施設を利用している人たちのうち、どれだけの人が本来の目的である都市と農村との交流センターとしての施設であると知って使用しているのでしょうか。さらに、その目的に沿っての利用者となるともっと少ないでしょうし、単なる温泉として利用している方も相当おられると思われます。
 民間のものと違いますから、でたらめな規制緩和は求めませんが、例えば給食センターの食事の利用とか、体育施設の年齢と時間的制約、学校施設の開放、スクールバスの活用など、これ以外にもたくさんあるでしょうが、要は基本的にこの施設は何を主目的としたもので、その対象物使用の優先権を明確にし、それ以外の空き時間を規制緩和し、収益を上げることも考慮に入れながら使用効率を高める。施設がありながら、規制があって利用できないというよりも、有効に、より多く活用される方が住民サービスからも大切なことであると思います。
 市の財政は硬直化しつつあり、国の補助を受けたり、起債によるものの建設には限度があります。このようなときだからこそ、今あるものをいかに有効活用するか、まさにハードからソフトへの転換なのであります。地域住民のお知恵をおかりしながら、市民主体の行政に変えることにより、安上がりの行政を目指せると考えます。
 今、地方分権を先取りする形で、市長の方針である開かれた市政を目指し、住民参加によるまちづくりを実現するため、公共に関するもろもろの規制を、民間、住民の人たちによって規制緩和への検討をしながら、広く市民に開放する政策の実現を求めたい。市民は、公共のものの開放により、公共に対する見方、考え方も大きく変化し、行政に対しても、より親近感と積極的な参加の機運が高まると思いますが、ご所見を求めます。
 三つ目です。優良田園住宅建設促進法での宅地開発について。私は、都会で生活をしている友人たちから常に、田舎はいいよな、空気はきれいだし、水や食べ物がおいしいし、何といっても広いのが一番とよく言われます。逆に訪ねていくときに、とっても長く住む気になれないという違和感を常に感じます。都会の人たちは、広い空間や緑を求め、広い住居が欲しくて、郊外に家を建てたり休日を田舎で過ごす人たちがふえ、グリーンツーリズムが大はやり。最近は、「田舎暮らし」という雑誌もあると伺っております。
 しかしながら、若い人たちは、地方にいたくても、職場がないから、生活する手段として便利な都会生活者になるのが実情だろうと思われます。反面、今農村は、後継者が不足ぎみで、将来的には優良農地の耕作放棄という事態も予測され、さらに今の農業者の経営規模も大規模化し、加えて施設園芸、野菜などの集約型作物などの導入で一時的な労働力不足が顕著化するなど、経営規模拡大の大きな阻害要因となっております。さらに、今市が開発に力を入れております音江山麓は、なだらかな高台で、四季折々の風物がすばらしく、景観もよく、自然条件にもすぐれ、交通の便も申し分ないなど、都会を離れようとする人たちが住む条件としては最高のところであると考えられます。
 私は、これらの条件をあわせたとき、このたび新しく制定された優良田園住宅建設促進法の精神に最も近いものであり、都市居住者が定年退職後の、または都会生活をリタイアした人たちの安らぎの住みかとして、言うなれば、自然遊住型の住宅地として菜園つきの宅地開発が図れるものと確信いたします。さらに、その居住者の労働力、退職金、年金など、企業誘致と違う意味での経済効果も期待できます。行政の強力な働きかけにより、地域と関係者が積極的に取り組みができ、実現できるよう推進と支援を求め、理事者のご所見をお伺いいたします。
 四つ目であります。国道233号の拡幅と深川橋のかけかえについて。国道233号、通称留萌国道については、深川のまちの中心部を通り、本町通りを2カ所もかぎの手として、車の流れが悪い国道であり、おまけに駅通りは道幅が狭く、冬の除雪体制も悪いことから、常に渋滞が起きております。さらに、この狭い道路は、バス路線となっており、バスのターミナルがあり、出入りが激しいなど、四六時中車に悩まされて、早く何とかしてくれと思っているのが関係住民の偽らざる気持ちだと思われます。
 この狭い道路と渋滞で、沿線の商店は商売に支障を来すなど、商工振興にも悪影響を与えています。今、この道路に連なる駅前道路が整備され、広々となったのと比較して、いかにもせせこましくて、みすぼらしく、気の毒に感じてしまいます。早急に国道233号の4車線化と橋のかけかえを国、関係機関に要請し、実現に向けて強力な取り組みを期待いたしますが、そのお考えと今後の取り組みについてお伺いをいたします。
 五つ目です。市道12号線の整備とアンダーパスについて。市道12号線は、市の中心部から函館本線のアンダーパスを通過して広域農道山3線へと抜ける交通の要衝であります。また、アンダーパスが開通したことと駅の北側地区の宅地化が急速に進んだことにより、最近は交通量が非常にふえてまいりました。しかしながら、市道12号線の拡幅、堺川の橋のかけかえ整備が進まないことにより、市道山1線より迂回をして、妹背牛またはあけぼの方向に向かう車が多く見受けられます。
 さらに、山1線道路は、拓殖短期大学の開校もあって、年々交通量は増大していることから、早急に市道12号線を拡幅と橋のかけかえなどの整備をすることが重要と考えられます。あわせて、アンダーパスのロードヒーティングによる負担、維持管理費など経費負担を考えるとき、いま一度道道に格上げすることができないのか、この2点についてお聞きいたします。
 六つ目、大鳳川と堺川の整備改修について。大鳳川については、市道9号線山4線付近まで築堤がなされておりました。平成元年より堤外敷地の拡幅と堤外排水路の整備が進められ、現在は市道11号線先付近のJR留萌線までの区間が石狩川開発建設部の管轄のもとで一已側の整備がほぼ終了し、メム側についても市道9号線山4線付近まで終わり、残すところ1キロメートルほどの整備と市道山4線橋のかけかえのみとなりました。この件につきましては、早急なる整備改修を求めるところでございます。
 そこで、この河川の管理につきましては、先ほど申し上げましたJR留萌線より上流の市道一已6丁目線までについては土木現業所の管轄となることから、改めてこの間の整備改修の計画をお聞きするものであります。圃場の大型化と付近の用排水路整備が進む中で、時として河川の増水により転作作物に被害をもたらしますことから、関係住民は一日も早い整備改修を望んでいるものであり、市当局といたしましても早急に道への要請をしていただき、市としても早期改修の実現に努力を求めるものであります。
 いま一つ、関連する堺川の整備改修についてであります。この河川は、ご承知のごとく、開進、達府を水源とし、函館本線沿いの堺町を流れ、大鳳川に合流する河川で、時として増水し、堺町の住宅地に被害をもたらしてまいりましたが、今は河川切りかえ工事により、支流は石狩川に注ぐことにより、洪水被害は解消されました。しかし、この河川の水は、主に水田の落とし水で水温が高いため、雑草の繁茂が早く、川岸付近は刈り取り手入れをしないと、雑草の根がどんどん盛り上がり、さらに流れてくる土が堆積して、放置するとたちまち河川をふさぐような形で川幅を狭めてしまいます。そのため、地先の人たちの労力奉仕もしながら刈り取りを行っているのが実態であり、その管理も高齢化と関係者の減少で、将来的な維持管理は厳しい状況となっています。
 このような事態の中で、抜本的な対策として、当初から約束されていた川岸の護岸工事とあわせ、河川の管理地幅の縮小が最も望ましい次第でありますが、この対策が早急にとれない場合には、少なくとも川岸の雑草と土砂の除去、あわせて病害虫の発生源となる雑草の刈り取りを要請していただけるよう、誠意あるご回答を求めます。
 七つ目です。グリーンパーク21について。花と緑と水と香りのハーモニーふかがわ21世紀の彩りと輝きをテーマに、まちの中で自然と触れ合うことのできる都市公園、郷土に対する愛着感と市民が気軽に集える潤いのある公園整備を目指したグリーンパーク21。私は、市街地の中にこのような広々としたすばらしい公園ができて、さぞかし市民は大喜びで、多くの人たちが憩い、自然の恵みを満喫しているものと理解しておりました。しかしながら、現実は、厳しい批判、不満の声を数多く聞かされます。ただし、幸いなことは、ほとんどが利用の不便さを訴えるもので、その改善が進めば、もっともっと利用者もふえ、喜んでいただけるのではないかと思われます。私も余り利用はしていないし、それほど多くの人たちから聞かされたわけでもございませんので、すべての声とは言えませんが、私の考えも加えて二、三申し上げますので、お答えください。
 最も多かったのは駐車場の問題で、中心地から遠く離れて不便との声。池が冬のスケートリンクになるわけですが、これも駐車場問題と使いにくさの問題。道路整備、これは管理棟までの道路が非常に悪いという話です。管理棟をもっと開放してほしい、使われている意味がよくわからない、そんな声が聞かれます。進入道路が1カ所しかない。さらに、周辺整備、この周辺整備については、深川土地改良区の花園幹線跡地がすぐ近くにあるわけですが、それを埋め立て、道路整備とあわせての整備を実施していただきたい。
 八つ目、介護保険制度について。高齢社会と言われて久しいほど、日本の平均寿命は世界でも有数の長寿国と言われており、喜ばしい限りです。社会環境、医療の進歩、制度の充実によるところが大きく、つくづく日本に生まれてよかったと実感するものであります。喜びを感じながらも、高齢社会にはまたさまざまの課題も浮上してくるものであり、この課題解決の一つとして介護保険制度の導入があるわけで、この制度の上手な運用が今後の地域社会の充実、発展に大きく影響を与えるものと言っても過言ではないでしょう。
 今、新聞、雑誌を開くと、必ずと言っていいほど介護に関する記事が目に移りますし、それほど重要な問題であり、スタートが来年の4月と目前に迫った緊急課題でもあります。また、全体を論議すると途方もなく膨大な広がりを見せ、よほどの専門家でない限り全体を把握することは困難なので、在宅介護サービスについて持論を交え、質問をいたします。
 私は、介護保険制度の中でも、在宅介護サービスをどう地域と結びつけ、ネットワーク化していくのか、そのことが快適な老後を送っていただくためにも、保険料負担の軽減にも、また雇用機会の増大、経済波及効果にも結びつくチャンスであるととらえております。今、社会福祉協議会を核とした在宅介護のサービス業務が全国的にも大きな岐路に立たされております。民間大手の業者が指定事業者として参入し、競争に負けてしまうと言われております。
 私は、基本的に、市の在宅介護支援センターを中心に、社会福祉協議会が主体となって市内住民の人たちに働きかけ、介護福祉士としての資格を取るためのさまざまな支援を行い、指定事業者としてその組織化を図り、全市的な地域ネットワークをつくり上げ、24時間の介護サービスを確立して取り組むべきであり、さらに要介護認定者以外の予備軍的人たちにも、ボランティア的精神でこの地域ネットワークの支援ができるような制度、体制をつくるべきであると考えますが、ご所見をお示しいただきたい。
 関連があるので、2点目として、市民が受け取る年金収入が幾らになるか、わかっていれば、厚生年金、国民年金に分けてお示しを願います。充実した介護制度が確立されれば、老後にと貯蓄してあったお金、年金貯蓄などが不必要となり、さらにこの制度導入によって雇用機会の増大を招き、給食メニューなどのサービスメニューを加えることによる効果、介護に携わる人たちが受け取る報酬、それらが消費に回れば、この経済効果はより大きなものになります。高齢者福祉を地域の経済循環として取り組むことによって、地域全体の活性化を図ることになると考えます。
 そこで、お伺いいたします。3点目は、この取り組みで、議会でも幾度か質疑が交わされ、かなり積極的なお答えをいただいていると伺っておりますが、ただいま申し上げた方向での取り組みになると理解いたすところでありますが、見解をお伺いいたします。
 いま一つお伺いいたします。この在宅介護サービスに札幌の業者が参入したと伺っておりますが、状況をお聞きしたいのであります。
 以上で私の質問を終わります。

〇議長(東出治通君) 暫時休憩します。

(午前11時49分 休 憩)

(午後 1時13分 再 開)

〇議長(東出治通君) 休憩前に引き続き開議します。
 答弁願います。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 北本議員さんにお答えをさせていただきます。
 初めに、市勢振興についてお答えをさせていただきますが、2点目については助役から答弁をさせていただきます。
 市勢振興の1点目の地方分権についてご答弁申し上げます。地方分権は、国から地方への権限の委譲や国の関与の縮減などを通じ、国と地方との新たな関係が構築されるものであり、現在これに関連する地方分権一括法案が国会において審議がなされているところでございます。地方分権は、地域の自己決定と自己責任を拡大するものであり、地方公共団体の果たすべき役割と責任はますます増大をしておりますし、これを契機として生活基盤の整備や環境問題、総合的な地域福祉対策の推進など、さまざまな分野において新たな住民ニーズも生まれてくるものと存じております。
 本市といたしましても、市民の皆さんから行政遂行の成果を厳しく問われることにもなりますので、自治体間競争に打ち勝ち、市民の皆さんに高い評価をいただくためにも、北本議員さんご指摘のように、幅広い住民の皆さんの積極的なご意見をいただきながら、ふるさと深川の新たな創造に向けて職員とともに努力をし、地方自治の確立に邁進してまいりたいと存じます。
 市勢振興の3点目、いわゆる優良田園住宅建設促進法での宅地開発についてお答えをさせていただきます。ご案内のように、昨年7月に同法が施行され、9月に関係通達などが北海道を経由して送付されたところでございますが、概要を承知するのみで、具体的内容が不明であったことから、関係各課に指示をし、情報収集に努めてきたところでございます。
 この法律は、真の国民の豊かさと21世紀のゆとりある居住形態を実現するため、自然に恵まれた、ゆとりと潤いのある田園住宅の供給の促進を図ることを目的としており、同法に基づく認定を受けた建設計画は、農地法あるいは農振法、都市計画法、その他の法律の規定による行政手法を求められたときの手続の迅速化等について適切な配慮をするように想定されておりますが、認定の前段にあっては、関係法令の規制について緩和措置がない状況にございます。
 したがいまして、具体的に音江山麓での事業展開について、地域との関係が積極的な取り組みをできるように市で推進と支援をとのご提言をいただきましたが、前段申し上げましたように、農地法による転用許可、農振法による農用地からの除外手続など、現行関係法令においてクリアしなければならない課題も数多くございます。今後も情報収集に努めるとともに、ご質問をいただきました本市のすぐれた景観あるいは住宅環境を生かした事業の実施、希望等を踏まえながら研究してまいりたいと存じます。
 次に、建設行政の1点目、国道233号の拡幅と深川橋のかけかえについて、今後の取り組みについてでございます。この国道233号は、道央圏の中心都市であります深川市と重要港湾を有する留萌市を結ぶ幹線国道として位置づけられ、本市においても市街地と石狩川を隔てた音江地区を結ぶ唯一の重要路線で、地域住民の生活安定向上、さらには産業経済の振興に大きな役割を果たしているところでございます。本市が取り進めております中心市街地開発と音江山麓開発やライスランド構想の各種施策をリンクしたまちづくりを推進するためには、国道12号から中心市街地を結ぶ唯一のアクセスとなる国道233号の拡幅は、本市にとって欠くことのできない緊急の課題であると受けとめております。
 加えて、深川橋は、昭和37年に築造されたもので、車道幅員も7メートルと極めて狭く、交通量の増大、特に冬期間は大型車両等の通行によって交通渋滞や交通事故誘発の危機にさらされており、昭和42年、上流部に添架された片歩道の幅員も1.5メートルと狭隘で、歩行者と自転車の交差にもゆとりのない状況となってございます。このことから、国道233号の拡幅と深川橋のかけかえについて、機会あるごとに関係機関に要請活動を続けているところでございます。
 お尋ねのありました今後の取り組みについてでございますが、本年も3月には札幌開発建設部に対し、私を含め、関係部課長ともども林部長さんを初めといたします関係次長さんあるいは課長さんの出席をいただき、強く要望をしてきたところでもございます。さらに、5月には、北海道開発局に対し、小野局長さんを初め関係部課長さんに要請活動を行ってきたところであります。また、今月の末には、開発庁など関係機関に対し、要望活動を計画してございます。早期に事業促進をいただけるよう、今後とも粘り強く要請活動を続けてまいりたいと存じます。
 さらに、第6期北海道総合計画にかかわる道央圏の地域整備展開構想検討協議会におきましても、これは私が会長職を務めさせていただいてございますけれども、構想づくりの視点として、これまでの社会基盤であります道路や河川、いわゆる街路軸あるいは河川軸と市町村のまちづくり、これがどうリンクするかというものでございます。国道12号と深川橋という課題は、本市の各プロジェクトと申し上げた二つの軸整備が一体にならなければと考えてございますので、このような論議の場面を通しても取り組みを進めてまいりたいと存じます。
 以上、私からの答弁とさせていただきますが、残る部分は助役以下所管から申し上げます。よろしくご理解をいただきたいと思います。

〇議長(東出治通君) 江剌助役。

〇助役(江剌昌吉君)〔登壇〕 私からは、市勢振興の2点目、公共の規制緩和についてお答え申し上げます。
 公共施設や公共サービスのさまざまな規制を緩和して、広く市民が利用しやすいように有効活用を図ることについての所見を求められたところでございます。先ほどの地方分権で市長が答弁申し上げましたとおり、私どもは市民の皆さんの新たなニーズを受けとめて行政運営を進めていかなければならないものと強く認識をいたしているところでございます。北本議員さんご指摘のさまざまなケースにつきましては、それぞれの公共施設あるいは公共サービスに関しまして、個々の法律、条例により、その目的や趣旨に基づいて運営及び管理が定められているものではありますが、やはり第一にはその施設等の設置目的に沿った、利用者の利便を考慮した運営が必要なものと存じますが、施設等の利用状況によりましては、より有効に活用、利用いただけるよう工夫をしていかなければならない、そういうものもあるものというふうに存じております。
 また、本年度策定予定の行政改革実施計画の中におきまして、事務事業の見直しや効率的な行政運営の推進、さらには民間活力の導入など、ご指摘の点も含め、多角的に検討しなければならないものと考えているところでございます。現在国におきましても、規制緩和の政策が次々と打ち出されてきており、市といたしましても、今現在市が保有する多くの施設やサービスを貴重な市民のための財産ととらえまして、市民の利用がより高まるよう、その周知を積極的に行うとともに、議員各位や広く市民の意見を聞く中で、できる限り有効に活用していただけるように、また効率的な運営管理ができるよう検討を進めてまいりたいと存じます。

〇議長(東出治通君) 道添建設部長。

〇建設部長(道添 隆君)〔登壇〕 私から、建設行政の2点目、市道12号線の整備とアンダーパスについてお答え申し上げます。
 道路は、地域の日常生活や産業経済の発展と密接なかかわりがあり、交通量や家屋の連檐戸数、さらに緊急度などを勘案し、順次整備を進めてきているところでございます。現在市道の整備状況といたしましては、782路線、実延長にいたしまして694.1キロメートルと非常に長い延長を管理しておりまして、この整備率も、改良で53.5%、舗装で49.1%の状況でございます。
 ご質問の市道12号線の整備につきましては、ご質問にもありましたように、アンダーパスの完成により交通の流れも大きく変わり、重要な幹線道路となっております。このため、山1線から山3線間につきましても、必要性は十分認識をいたしております。この整備区間につきましては、橋梁のかけかえや線形改良、さらに家屋の移転補償などが伴い、大きな事業費を要することから、補助事業の導入などを検討していかなければなりません。いま少し時間をいただきたいというふうに考えております。
 次に、道道への再昇格についてでありますけれども、深川アンダーパスにつきましては、鉄北地区と鉄南地区を結ぶ重要な幹線街路でございます。当時は、1日の交通遮断時間が4時間10分と非常に長く、立体交差による踏切解消が長年の懸案事項でございました。この立体交差事業には40億円を超える相当多額の費用が必要だったことから、一時的に道道に昇格をしていただき、北海道の事業として整備をいただいたところでございます。平成6年4月1日、完成いたしまして供用開始となり、平成7年4月1日に本市に移管されたわけでございます。
 ご質問いただきましたように、電気代など、その維持管理費用も年間1,500万円を超え、相当多額になっております。このため、再度道道にしていただけないものか、さまざまなルートにつきまして検討をしてまいりましたが、既に南北線ルートといたしまして道道深川多度志線や多度志一已線、さらに国道233号と3路線が通っており、新規ルートにつきましては非常に困難な状況であります。しかし、今後につきましても札幌土木現業所ともども十分協議をさせていただき、道道昇格の道を探ってまいりたいというふうに考えております。
 次に、3点目の大鳳川と堺川の整備改修についてお答えをいたします。初めに、大鳳川につきましては、本市の穀倉地帯を流れる幾つかの河川が合流して、雨竜川へ流下している河川でございます。昭和63年の集中降雨時においては、大きな被害を受けた地域住民、特に耕作関係者には深刻な状況下に置かれたところであります。このため、河川管理者であります石狩川開発建設部に対して大鳳川の河川改修の要望活動の結果、平成元年に事業着手をいただいたところでございます。
 現在、ご質問にもありましたように、直轄事業として延長3,500メートルのところ、山4線橋を含め残り1,000メートル程度となっておりますが、雨竜川捷水路事業が本格化してまいりましたので、本河川の事業費にも少なからず影響が出てきている状況でございます。早期改修について、石狩川開発建設部に対し、今後強く要請をしてまいりたいと存じます。また、本河川の北海道管理部分につきましては、本年度全川の地形調査を実施する予定と伺っておりますが、早期改修工事の着手に向け、さらに要請活動を続けてまいりたいと存じます。
 次に、堺川の整備改修についてでありますが、昭和46年度より石狩川開発建設部によって河川改修工事が実施され、既に完了しているところでございますが、その後北海道に管理移管されており、さらに堺川放水路も平成9年度に完成し、流下水量の調整が可能となりましたけれども、堺川の最下流でもあり、ご質問の護岸整備及び管理幅の縮小につきましては厳しい状況とお聞きをしているところでございます。したがいまして、土砂の撤去、雑草の刈り取りなどの環境整備を札幌土木現業所に対し強く要請してまいりたいと存じます。
 次に、4点目のグリーンパーク21についてお答え申し上げます。グリーンパーク21は、市内で初めての本格的公園として造成し、昨年6月にオープンしたものであります。設計に当たりましては、豊かな緑と親水性に富んだ施設の中に、ふるさと深川の石狩川、音江山、田園地帯などをイメージし、郷土に対する愛着感と市民が気軽に集える潤いのある公園の整備をねらいとし、遊水池やせせらぎ水路、散策の森、芝生広場などを初めとし、各種便益施設の整備を図ったものであります。
 さて、ご指摘のありました駐車場についてであります。駐車場は2カ所整備をしておりますが、配置に当たりましては、公園全体の施設計画をもとに、北側駐車場につきましては緑館より約100メートルほど離れておりますけれども、公園利用者が来園するメーン道路から入り口部分に位置しており、また南側駐車場につきましては親水地の水源敷地を利用したもので、公園南側の野外活動広場や石狩緑地野球場などの利用者に配慮したものでありますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 次に、スケートリンクについてでありますが、夏、冬通した公園の利活用を目指し、遊水池を利用してスケートリンクを開設しております。この冬は初めての試みでもあり、今後関係課ともさらに検討を加えながら、利用しやすい形を目指して、改善できるものは対応していきたいと考えております。
 次に、緑館の利用についてでありますが、緑館は公園利用者の休憩の場として、また緑化思想の啓蒙啓発活動の拠点施設として、さらには地域のコミュニティ団体の活動の場として設置しております。この目的を果たすため、その利活用について一層努力をしてまいりたいと存じます。
 公園アクセス道路など周辺整備についてでありますが、公園北側の市道グリーンパーク線の未整備区間につきましては本年度改良舗装を予定しておりますし、11号線につきましては公営住宅の用途廃止以降、川1線につきましては旧花園幹線について現在深川土地改良区と協議中でありますが、順次整備を計画し、グリーンパーク21にアクセスさせてまいりたいと存じます。

〇議長(東出治通君) 河野市民福祉部長。

〇市民福祉部長(河野 淨君)〔登壇〕 福祉行政の介護保険制度についてお答えをいたしたいと存じます。
 1点目の社会福祉協議会主体の在宅介護サービスについてであります。社会福祉協議会は、行政では十分対応し切れない市民ニーズに、きめ細かい福祉サービスを展開していただいております。中でも、介護保険制度の在宅サービスの根幹と言われているホームヘルプサービス事業については、市の委託によりまして全面的に事業展開をいただいていることは既にご案内のとおりでございます。このほか、地域ネットワーク支援体制の整備拡充を図るため、市内20団体が加盟するボランティア連絡協議会を初めとして、民生児童委員OB会、深川市介護者と歩む会、市内8地区に組織されております小地域ネットワーク活動などの支援に尽力をいただき、市民福祉向上に大きく貢献をいただいております。行政といたしまして、その取り組みに深い敬意と感謝を申し上げるところでございます。
 ご質問にもありましたように、介護保険制度移行後は民間参入が一層進むものと思われます。24時間巡回型ホームヘルプサービスが今月から民間委託になったことも考慮するときに、平成12年度以降の社会福祉協議会におかれる立場は、経営面含めて非常に厳しい状況が想定されます。在宅サービスが、介護保険制度の施行により、内容など含めて転換期に差しかかっておりますが、行政としては今後とも社会福祉協議会が民間団体としては率先して市民福祉向上のリーダーシップを発揮していただくことを期待しているとともに、時代の要請に柔軟に対応していただけるように、今後とも連携を密にしながら、支援、協力をしてまいる考えでございます。
 2点目の年金収入の実態でございますが、平成11年3月末の状況でございますが、厚生年金による老齢、障害、遺族、各給付の総額でございますが、4,067件で31億620万円であります。国民年金によります老齢、障害、遺族、各給付の総額でありますが、6,009件で36億6,922万円となってございます。
 3点目の介護基盤の充実に係る地域経済活性化についてであります。先ほどの年金収入の実態からも、老後に支給される年金や貯蓄からの支出が介護保険サービス受給に際して極力軽減され、家計に影響を与えない福祉社会の実現は市民だれもが望んでいるところでございます。今後に向けて介護基盤が一層充実されるよう、市長会などを通じて国、道に対しても要請する必要があるものと考えてございます。
 4点目の民間業者の参入についてであります。市長からの行政報告でも申し上げてございますが、本年7月から24時間巡回型ホームヘルプサービスを開始すべく、民間事業者と委託契約を行ったところであります。この24時間巡回型ホームヘルプサービスにつきましては、現在社協に委託しているホームヘルプサービスは滞在型のサービスを基本といたしておりまして、日曜、深夜のサービス提供は行っていない状況にあります。公的介護保険制度が目前に迫っている中で在宅介護サービスの充実が求められており、短時間でできるおむつ交換などの身体介護を中心とした24時間体制のサービスを同社に委託し、ホームヘルプサービスの充実を図るものでございます。
 現状のホームヘルプ活動はただいま申し上げたとおりでございますが、議員ご質問の趣旨は、市内事業者の育成が図られる中で介護事業が展開されるべきものという趣旨を受けとめながら、今後もその視点に立った行政に心がけてまいりたいと存じます。

〇議長(東出治通君) 北本議員の一般質問を終わります。
 次に、白井議員。

〇5番(白井 進君)〔登壇〕 民主クラブを代表して一般質問を行います。
 第1に、介護保険制度についてであります。平成9年12月、介護保険法が成立して、約1年7カ月が経過しております。介護保険は、40歳以上のすべての国民が加入し、保険料を支払うものであります。少子高齢化あるいは核家族化の今、介護は老後の最大の不安要因であります。それを年金や医療と同じような新たな社会保険制度で支えようとしているわけであります。この制度は、平成12年4月、正式スタートの予定でありますが、その前の平成11年10月には要介護認定の部分が開始されると聞いております。また、そのために、深川市ほか5町介護認定審査会の設置にかかわる規約も今議会に提案されているところであります。
 介護保険は、医療、福祉、保健、看護を含めた新たな介護構造をつくり上げていくことが理想であります。そこで、お尋ねしたいのは、要介護認定についてであります。要介護認定のプロセスとしては、申請は被保険者本人または家族及び居宅介護支援事業者や介護保険施設による代行が可能と聞いております。市町村は、訪問調査、主治医の意見聴取、認定審査会への審査判定を求め、判定結果の通知を受けた後、申請者への通知後ケアプランの作成に入ると聞いております。さらに、主治医の意見書、診断にかかわっては、被保険者が訪問調査や主治医の診断などに応じない場合は認定の申請が却下されることになると聞いております。そのほか、主治医がいない場合は、市町村の指定医または職員である医師の診断を受けるとも聞いております。以下、何点かお伺いいたします。
 第1に、調査担当者及び医師と被保険者は、主治医を除き、被保険者の意思や状況を完全に把握することは大変な作業であります。また、このことが判定に大きくかかわっていると思われますが、この対処についてお伺いいたします。
 第2に、審査会の判定、市町村の判定後、介護サービス計画、いわゆるケアプランの作成に入るわけでありますが、ケアマネジャーの資質の向上が求められていますが、今後どういった対策を考えておられるのかお尋ねします。
 第3に、深川市及び北空知におけるサービス提供事業者の民間参入の状況についてもお尋ねいたします。
 次に、深川市介護保険事業計画市民会議についてお尋ねします。この会議は、市民会議の性格から、市民参加による計画とすることに重点を置くものと聞いております。私は、平成10年第4回定例会においてこのことについて質問をいたしております。また、平成11年第1回定例会における私どもの同僚議員の生野議員の質問、答弁もあったところであります。
 昨年11月27日の19名の委員による第1回の委員会開催以来、約7カ月が経過しております。答弁の中では、市民会議は市内各般にわたる関係機関・団体を代表される方々で構成されてございますので、幅広い皆さんの意向が把握できるものと思いますし、また市民の皆さんの意向ができる限り計画策定に反映されますよう努めていきたいとの答弁説明もあったところであります。しかし、私の知り得る限りでは、関係機関・団体の中でこのことが特に取り上げられて報告され、さらに意見聴取といった場面が具体的に多く行われているという実情にはないのではと考えられます。
 市民の中には、第1号被保険者の保険料試算額4,500円の部分についても、まだ十分わかっていない人もいるように思われますが、その後の保険料積算額に動きがあればお示しいただきたいと思います。さらに、今後予想される平成12年第1回定例会における介護保険料率の決定、条例の制定提案までの間に説明会、公聴会開催を予定しているのか。また、中間における論議のポイントや方向性を市民の知らせる必要があるのではないか。ある日突然保険料の率や額が決定された、あるいはされてしまったと受け取られるようなことは決して望ましいものでないと考えるが、その見解を承りたいと思います。
 第2に、市立病院についてであります。市立病院は、昭和9年、深川町外8カ町村の組合病院として創設以来、地域医療を担うセンター病院として、また北空知の中核病院として今日に至っているところであります。この間、昭和44年の院舎改築を初め、リハビリテーション病棟の完成、人工透析の開始など、約30年の歴史を持っているところであります。しかし、狭隘・老朽化の進度も著しく、患者の入通院、さらに職員の勤務に当たってのこれを取り巻く労働環境においても種々の問題を抱えておる実情と言わざるを得ません。また、安田院長を初め、多くのスタッフの皆様の努力には敬意を表するものであります。
 このような状況の中で、平成10年末で単年度欠損1億2,400万円、累積債務の増加、不良債務も6億900万円となっていると聞いております。今回3月にマスタープラン報告書が出されたところであります。そこで、何点かお尋ねします。
 第1点は、第3次総合計画の中における実施計画の中での市立総合病院早期改築の件にかかわり、13年度の位置づけ、実施設計、事業着手となる答弁がなされているが、考え方についていま一度明らかにされたい。また、単年度収支において欠損金を生じさせないための方策もあるかと思いますが。
 第2は、建設場所であります。さきの議会における答弁では、現敷地内における建設の欠点として面積の狭さを挙げております。また、隣接地を含めた改築も有力な選択肢といった答弁もなされました。当面3月末完成の改築マスタープラン報告を受け、今年度中にめどをつけたい、また基本計画の作成に着手できるように取り進めたいとなっております。今回、市政方針に経済センターの建設といった新たな方向も提示されております。平成13年度、基本設計、実施設計に努力するという考え方に変わりないとすれば、早急な場所の決定が必要と考えていますが、いつぐらいまでに決定しようとしているのかお伺いいたします。
 第3に、教育行政についてであります。学校建設についてであります。一已中学校の建設につきましては、深川市第3次総合計画実施計画の中に基本設計、実施設計が提示され、新しい学校づくりに向け、事業が進められようとしています。一已中学校は、昭和35年、開校以来の懸案であった3中学校の統合が実現、昭和37年、当時としては近代的設備であった画期的新校舎が現在地に建設され、新生一已中学校としてスタートしたと聞いております。
 約40年を経過し、地域の学校教育への期待もさらに高まってきております。同時に、学校教育は、地域に根差し、地域とともに歩むという新たなる課題を担っております。完全学校5日制、21世紀へ向けて、未来の子供のためにどのような学校づくりが必要なのか、また今こそ地域、学校、そして家庭との連携が名実ともに実を結ぶべき時期に来ております。設計に当たっては、学校地域の多くの関係者との多大な協議が必要と思われますが、以下何点かお尋ねします。
 第1点は、実施設計に向けたこれまでの取り組みについて、第2点は、設計上留意する点、第3点は、今後の見通しについて。
 以上お尋ねし、私の一般質問を終わります。

〇議長(東出治通君) 暫時休憩します。

(午後 1時53分 休 憩)

(午後 2時08分 再 開)

〇議長(東出治通君) 休憩前に引き続き開議します。
 答弁願います。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 白井議員さんのご質問に答弁をさせていただきます。
 議員さんからご質問の2番目、医療行政、市立病院についてお答えをさせていただきます。
 1点目の第3次総合計画実施計画についてであります。市立病院の改築につきましては、今までの議会論議や市民要望の大きさを受けとめ、早期実現を図りたいとの思いから、実施計画において13年度実施設計の計画を位置づけさせていただいたところであります。本年第1回定例会の生野議員さんのご質問にお答えをさせていただきましたが、改築には100億円を超える投資が必要であり、その整備財源として起債を活用する形となるため、関連の一連の事業としての実施設計は事業着手となるものであります。
 ご案内のとおり、病院経営は、10年度も赤字決算となり、多額の不良債務を抱えていることから、昨年度実施した経営診断を踏まえ、11年度から新たな健全化計画を樹立して取り組むべく、現在病院内においてその対策項目を検討しているところでございます。特に不良債務が対医業収益比10%以上の病院は、国が定める地方公営企業健全化計画策定が義務づけられていることから、自主健全化計画と一体的取り組みを進めているところでございますが、これが計画の効果が上がっていないため、国、道から厳しく指導を受けているところでございます。このため、新しい計画はその実効性が問われることとなり、今年度の収支結果いかんが病院改築にも大きく影響すると考えてございます。
 新たな健全化計画においては、単年度収支において欠損金を発生させないことを第1に掲げ、何としてもこの目標を達成し、13年度実施設計が可能となるよう、病院職員の最大限の自助努力を求めるほか、一般会計としても適時適切な対応をしてまいります。
 2点目のお尋ねの建設場所についてでございますが、1点目でお答えをさせていただいておりますとおり、今年度からの健全化計画の目標を達成することが前提となるものと思われますが、白井議員さんのご質問にもありますように、13年度事業着手のためには、早い時期に場所を決定しなければならないことは言うまでもありません。現在庁内に設置をしてございます病院改築検討委員会で建設地の考え方について精力的に検討を進めているところでございますが、できるだけ早期に、遅くとも今年度中にめどをつけたいと考えてございますので、どうぞご理解を賜りたいと存じます。
 以上、私からの答弁とさせていただきますが、残る部分はそれぞれ所管からさせていただきます。ご理解いただきたいと思います。

〇議長(東出治通君) 菅原教育長。

〇教育長(菅原 忠君)〔登壇〕 3番目、教育行政の一已中学校の建設について答弁申し上げます。
 初めに、ご質問の1点目、設計に向けたこれまでの取り組みについてであります。老朽化した一已中学校につきましては、早期改築に向け、昨年度耐力度調査並びに建設予定地の地質調査を行い、現在校舎の配置などの基本的な計画づくりを行っているところでありますが、計画に当たっては、地域に開かれた学校づくりのため、これまで学校現場と十分協議を図りながら進めているところであります。
 次に、設計上留意する点でありますが、改築に当たりましては、ゆとりのある教育環境、地域に開かれた学校及び人に優しい学校づくりを目指すものであります。ゆとりのある教育環境づくりとしましては、基本スペースとしての教室はもちろんのこと、生徒の交流の場となる多目的スペースを配置するなど、ゆったりとした校舎配置とするほか、校庭、屋外運動場についても生徒が心にゆとりの持てる環境づくりに努めてまいります。また、地域に開かれた学校としましては、これまでも地域に開放していた屋内運動場のほか、多目的スペース、特別教室などを地域に開放することを考慮した配置や間取りに意を用いるとともに、人に優しい学校づくりとしましては、段差の解消、スロープ、手すりの設置など、体に障害を持つ生徒に配慮した計画を進めたいと考えております。
 次に、今後の見通しでありますが、間もなく基本計画ができ上がるのを待って実施設計に取り組む予定でありますが、改築には相当な事業費が見込まれます。市の財政状況を考えますと市単費での改築は困難なことから、国の補助採択が不可欠でありますので、第3次深川市総合計画の最終年度であります平成13年度までに校舎と屋内運動場の改築に向け、国の補助採択を受けられるよう最大の努力をしてまいりたいと考えております。

〇議長(東出治通君) 河野市民福祉部長。

〇市民福祉部長(河野 淨君)〔登壇〕 福祉行政の介護保険制度についてお答えを申し上げます。
 初めに、要介護認定についての1点目、訪問調査員や指定医による申請者の意思や状況把握についてであります。本年10月から受け付け開始する介護保険サービス申請者に対する訪問調査については、申請者のほとんどが現在在宅サービスまたは施設サービスを受けておられる方であり、それぞれ想定をしてございます。介護支援専門員などの一定の資格者が調査を行うことになりますが、調査は市直営あるいは委託のいずれかでそれぞれ調査をすることになってございます。
 日ごろから申請者の意思や身体の状況については一定の把握をしてございますが、なお一層面接、聞き取りの際には、本人の意思やプライバシーなどにも十分配慮してまいる所存でございます。今後とも研修等の機会を重ねながら資質の向上に努めるとともに、被保険者には不安などを与えないように、十分意を用いながら、適切な市民対応に努めてまいりたいと存じます。
 また、主治医のいない申請者につきましては、市町村が指定した医師に意見書の作成をお願いすることになりますが、今後深川医師会、深川保健所との連携を一層密にしながら、申請者の身体状況のより適正な把握に努めていきたいと考えてございます。
 2点目のケアマネジャーの資質の向上に対する対応についてであります。北空知1市5町の市町職員を初めとして、民間福祉医療施設、サービス提供事業者などを対象として、介護認定調査、ケアマネジメントの実践などをテーマに、北空知1市5町の主催によりまして、8月25日、9月3日、9月10日の3回、研修を開催する予定になってございます。またさらに、深川保健所主催の研修会も開催が予定されておりますので、これら研修会を通して資質の向上に努めてまいりたいと存じます。
 3点目のサービス提供事業者の民間参入の状況でありますが、在宅サービスのメニューの一つでありますホームヘルプサービス事業については、本年7月から24時間巡回型ホームヘルプ事業を札幌市に本社のある業者に委託し、実施することとしたところでございます。
 次に、市民会議についての1点目、介護保険料の金額の動きでございますが、本年3月の第1回定例会では簡易なワークシートによる額として4,500円と答弁したところでございますが、その後本格ワークシートが厚生省より示されまして、これに基づいて現在積算をしている状況にあります。正式な介護保険料は明年3月第1回定例会に提案をいたしますが、現時点による算定では、基準額が3,500円から4,000円、年額にいたしまして4万2,000円から4万8,000円の範疇になるものと想定をしてございます。
 介護報酬がまだ示されていない段階では流動的な要素がございますが、中でも介護保険料算定に大きなウエートを占めます療養型病床群などのベッド数は、介護保険適用部分と医療保険適用部分がどういう割合になるか、また道の指定する数によっても介護保険料が変わってまいります。今後この情報が道より示されますが、その後、より正確な保険料が算出できるものと考えてございます。
 2点目の説明会などの開催でありますが、介護保険制度の市民周知については、昨年度より出前講座などを通じまして、延べ93回、約2,600名に対して周知に努めてきたところですが、制度施行まであと8カ月余りと迫ってきた状況におきましては、なお一層の理解をいただくため、今月26日から8月20日まで、市内全域を対象に公民館やコミュニティセンターなど17カ所で介護保険制度地域説明会を開催いたします。市役所からのお知らせにより、具体的内容を記載し、PRいたしますので、この説明会に一人でも多くの市民の参加をいただきながら、ご理解を深めていただきたいと存じます。
 3点目の中間において市民に知らせる必要があるのではとのお尋ねでございますが、先ほど申し上げました地域説明会とあわせて、市役所からのお知らせで延べ6回にわたり、シリーズで保険料について、市民の皆さんが最も知りたいこと、疑問に感じている事柄などを掲載し、制度の周知徹底に努めてまいりたいと存じます。

〇議長(東出治通君) 白井議員の一般質問を終わります。



〇議長(東出治通君) お諮りします。
 本日の会議はこれで延会したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本日はこれで延会することに決定しました。
 本日はこれで延会します。
 なお、あすは午前10時から開議します。

(午後 2時24分 延 会)



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