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平成11年 第2回

深川市議会定例会会議録 (第4号)

午前10時28分 開会 
 平成11年7月8日(木曜日)
午前11時07分 閉会 


〇議事日程(第4号)

 
日程第 1委員会報告第4号
議案第42号 財産の交換について
陳情第 1号 義務教育費国庫負担法の主旨を遵守し、学校事務職員・栄養職員の給与費を適用除外に関する陳情書
意見案第9号 義務教育費国庫負担法の主旨を遵守し、学校事務職員・栄養職員の給与費の適用除外に関する意見書
日程第 2委員会報告第5号
議案第43号 深川市ほか5町介護認定審査会の設置について
日程第 3委員会報告第6号
議案第48号 深川市営住宅条例の一部を改正する条例について
日程第 4議案第44号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について
日程第 5議案第49号 平成11年度深川市一般会計補正予算(第1号)
議案第50号 平成11年度深川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
日程第 6議案第58号 平成11年度深川市水道事業会計補正予算(第1号)
日程第 7意見案第10号 国営かんがい排水事業の地元負担軽減に関する意見書
意見案第11号 ガイドライン法の発動に関する意見書
日程第 8閉会中の所管事務調査の申し出について



(午前10時18分 開 会)

〇議長(東出治通君) これより本日の会議を開きます。



〇議長(東出治通君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。

〇議会事務局長(平間敏男君) 高桑議員ほかから意見案1件、大塚議員ほかから意見案2件の提出及び市長から議案1件の追加提出がありました。
 次に、総務文教常任委員長から議案1件、陳情1件、社会民生常任委員長から議案1件及び経済建設常任委員長から議案1件の審査結果の報告がありました。
 次に、市長から深川市土地開発公社の平成10年度決算に関する書類及び株式会社深川振興公社の第35事業年度の決算に関する書類の提出がありましたので、お手元にご配付しております。
 次に、第2回定例会4日目の議事日程は、お手元にご配付のとおりであります。
 報告を終わります。



〇議長(東出治通君) 日程第1 委員会報告第4号議案第42号財産の交換について、陳情第1号義務教育費国庫負担法の主旨を遵守し、学校事務職員・栄養職員の給与費を適用除外に関する陳情書及び意見案第9号義務教育費国庫負担法の主旨を遵守し、学校事務職員・栄養職員の給与費の適用除外に関する意見書の3件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 高桑総務文教常任委員長。

〇総務文教常任委員長(高桑幸雄君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第42号財産の交換について及び陳情第1号義務教育費国庫負担法の主旨を遵守し、学校事務職員・栄養職員の給与費を適用除外に関する陳情書の2件について、審査いたしました概要と結果についてご報告申し上げます。
 本件は、本定例会におきまして当委員会に付託され、委員会を7月13日に開催し、関係する部課長等の出席を求め、審査を行いました。
 初めに、議案第42号財産の交換について、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、交換に供した土地について、公共的な建物が音江公民館、消防分団詰所等があるが、市として活用の計画等を検討したことがあるのかどうか。また、将来的にも、民地が入ることによっていろんな意味で活用に支障を来すことがないか、市としてどう考えているのか。このような土地がほかにもあると思うが、市としてこれからの取り扱いについてどう行おうとしているのか。
 答え、周辺施設に音江公民館がありますが、公民館については駐車場、前庭が整備され、敷地面積も6,300平方メートルが確保され、また少し離れてゲートボール場も2面整備されている状況です。このようなことから、現時点で今回の交換地との一体的な利用計画は持ち合わせていないものです。音江第4分団詰所は、新築時にその交換地との活用について利用計画はないと確認しています。さらに、昭和63年に建築されたブロックづくりの共済住宅が1棟隣接していますが、この住宅が今後20年以上が使用可能ということで、交換地を活用しての一体的な利活用計画はないものです。また、将来においても公共施設の用地としては周辺に確保されているという状況で、さらに芙蓉団地の建てかえの推進を図る上でどうしてもこの用地の提供が必要なことから、今回交換をしようとするものです。このような土地で、利用計画がなく未利用地となっている土地の状況については、普通財産のうち、面積が約9万1,500平方メートルあります。内訳としては、宅地が約1万4,500平方メートル、雑種地が1万3,500平方メートル、山林、原野等で6万3,500平方メートルです。これらの土地は、当面及び将来においても具体的な利用計画がない土地については管理費も必要なことから、原則として公売による払い下げにより、その収入において、大変厳しい財政状況のもとでの市民サービス向上のための財源として有効に活用してまいりたいと考えているところです。
 質疑終結後採決に入り、議案第42号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、陳情第1号義務教育費国庫負担法の主旨を遵守し、学校事務職員・栄養職員の給与費を適用除外に関する陳情書について、審査しました概要と結果についてご報告申し上げます。
 陳情者は、連合北海道深川地区連合会会長、堀川正樹氏で、陳情の要旨は、義務教育費国庫負担法は、国民すべてに対し、義務教育無償の原則により、教育の機会均等と教育水準の維持向上を図るため、国が必要な経費を負担することを定めたもので、学校事務職員、栄養職員の給与費の適用除外は義務教育の円滑な推進に大きな影響を及ぼすとともに、地方自治体の財政を一層圧迫することになることから、義務教育費国庫負担法を堅持することなどについて関係機関に意見書の提出を求めるものです。
 委員会は、審査を行い、採決の結果、全会一致をもって採択すべきものと決定し、あわせて別紙ご配付の意見書を関係機関に送付することを決定いたしました。
 以上で報告を終わります。

〇議長(東出治通君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決します。
 初めに、議案第42号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第42号は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、陳情第1号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は採択であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって陳情第1号は委員長の報告のとおり採択することに決定しました。
 次に、意見案第9号を採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって意見案第9号は原案のとおり可決されました。



〇議長(東出治通君) 日程第2 委員会報告第5号議案第43号深川市ほか5町介護認定審査会の設置についてを議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 北名社会民生常任委員長。

〇社会民生常任委員長(北名照美君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第43号深川市ほか5町介護認定審査会の設置について、社会民生常任委員会で審査しました概要と結果についてご報告申し上げます。
 本件は、本定例会において当常任委員会に付託され、委員会を7月13日に開催し、所管の部課長等の出席を求め、審査を行ったところであります。
 質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、介護認定審査会を共同設置するに至った経緯、各町の意向はどうであったか。
 答え、共同設置に至った経緯の最大の要因は、委員の確保であった。委員は、保健・福祉・医療の分野から任命するが、各町で審査会を単独で設置も可能だが、委員を単独で各分野から確保するのは非常に困難との意見があり、深川市と共同設置をとの要望が北空知1市5町の課長職等で組織している北空知介護保険推進研究会で示され、種々検討の結果、共同設置に至った。経費の負担割合、委員の選出方法等、5町と協議する案件が山積する中で、今まで経験のない取り組みであるために、今後も1市5町連携を図りながら、審査会が円滑に運営できるよう努力する考えである。
 問い、今後空知中部が実施している広域連合という取り組みの考え方は持っているのか。
 答え、介護保険事業計画が3年ごとに見直すことになっており、仮に移行するとしたら3年ごとのスパンで考えることになり、今からだと平成15年あるいは平成18年からとなり、平成18年度に向けて16年度から検討していくのが、参考にできる実績期間や各市町の介護サービス基盤の面で一定の整合を要する時間等、総合的に考えればベターなのではないかという考え方をしている。
 問い、介護保険の認定を受けてから、介護を受ける希望があると思うが、地域によってできる、できないということが出てくるのではないか。
 答え、確かに介護サービス基盤はそれぞれの市と町で違いがあり、どのように近づけていくかが今後の大きな課題と受けとめており、北空知1市5町の課長職等で組織している北空知介護保険推進研究会の中で研究してまいりたいと考えている。
 問い、公平、平等に介護保険制度の恩恵を受けるとなれば、申請漏れのないように、市民周知なり市民の生活実態把握なりをすべきでないか。
 答え、介護保険の申請に来られる方は、基本的には現在何らかのサービスを受けている方が申請されるであろうと想定しており、申請を受けた市町が1次訪問調査をするのだが、指定居宅介護支援事業者に委託する方法も考えており、現在サービスを提供している事業者に委託をお願いしたいと考えている。申請漏れのないよう、今月下旬から地域説明会も延べにして二十数回予定しており、広報を通じながら周知に努めるとともに、常に各地区の民生児童委員及び行政連絡員とも連携させていただき、公平、公正な取り扱いができるよう事業を取り進めたいと考えている。
 問い、今回の共同設置規約というのは、これから改廃が伴う場合はその都度議会にかかってくるのか。
 答え、規約に改廃がある場合は、地方自治法第252条の7第2項及び第3項の準用規定により、その都度議会の議決をいただかなければならない。
 問い、介護保険の申請代行の守秘義務はもちろん守ってもらわなければならないが、具体的にいま一歩踏み込んだ対応の仕方が必要ではないか。
 答え、指定居宅介護支援事業者の調査委託に当たっては、みなし公務員ということで公務員同様に刑法等の適用も条文化されている。事業者は、資格のあるケアマネジャーを配置し、申請者に当たっていくことになり、新規申請等は市職員の対応も考えており、この後研修を3回実施の予定、保健所主催の研修会もあり、研修の機会を通じ、プライバシー保護には遺漏のないよう、公正、公平、迅速性の観点からも共通認識に立って対応していきたいと考えている。
 問い、申請から30日以内に本人に結果を通知しなければならないが、最大限30日目に認定が下さるとしたら、その間の申請者の状態はどうなるのか。
 答え、申請後、例えば容体が急変したとかサービスを急に受けなければならない場合は、暫定のケアプランをつくって提出いただくことで現物給付を受けられるという仕組みもとれるので、そういった形で対応していきたいと考えている。
 質疑終結後採決を行い、議案第43号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。
 以上で報告を終わります。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第43号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第43号は委員長の報告のとおり可決されました。



〇議長(東出治通君) 日程第3 委員会報告第6号議案第48号深川市営住宅条例の一部を改正する条例についての1件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 岡部経済建設常任委員長。

〇経済建設常任委員長(岡部誠二君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第48号深川市営住宅条例の一部を改正する条例について、経済建設常任委員会で審査いたしました概要と結果についてご報告申し上げます。
 本件は、本定例会、7月8日の会議において当委員会に付託されたもので、委員会を7月13日に開催、所管部課長等の出席を求め、審査いたしました。
 質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、住宅建てかえに伴い、既存入居者が優先されている現況にあるが、市営住宅運営の面で家賃収入を考えると、傾斜家賃、減免措置等により、当初の計画より減少すると考える。新しい人を入れれば収入が上がると思うが、その考え方について。
 答え、建てかえにより、従前から入居されている方を優先していることもあり、新規希望者には競争率の高い状況となっておりますが、傾斜家賃等によって減収した分につきましては家賃対策補助という枠の中で国から補てんされており、市営住宅の運営に当たっては従前と格差はないと認識しています。
 問い、団地別の入居待機者の状況並びに市街中心部を重点に置いた建てかえ計画について。
 答え、現在入居待機者につきましては、緑町西団地22世帯、西町団地16世帯、幸町団地8世帯、稲穂団地6世帯、北光団地3世帯、あけぼの団地21世帯、緑が丘団地4世帯、納内10区団地4世帯となっており、重複の申し込みもあることから、延べで84世帯、実数で51世帯となっております。このように、市街地の待機者が多い状況を十分認識しつつも、ふろなし、老朽化の今の環境からいえば、大変劣悪という住宅も25%あることから、これを早期に解消するよう、市の財政状況を勘案し、建てかえを中心に進めており、新規団地建設には至らない状況にあります。
 問い、多度志団地の除雪の対応と平家建てにした理由は。
 答え、昨年の冬の段階では、建設工事中ということもあり、入居されている方のところまで十分な除雪が行き届かない面がございましたが、本年度で全戸完成することにより、周辺道路、団地内通路については除雪に入っていただけることとなっております。平家建てにした理由についてでありますが、計画段階で検討した結果、既存入居者の大半が高齢者であることを勘案し、2階建てでは階段が支障となり、3階建てではエレベーターの設置が必要となるので、その分入居者に経費負担が大きくなることもあり、平家建てといたしました。なお、道路から住宅の高さを考え、スロープの勾配を緩くするよう配慮し、少しでも除雪の負担を軽くするよう考えております。
 質疑終結後採決に入り、議案第48号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上で経済建設常任委員会の報告を終わります。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第48号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第48号は委員長の報告のとおり可決されました。



〇議長(東出治通君) 日程第4 議案第44号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 本件は一時議事延期となっているものですが、既に提出者の説明が終わっていますので、これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第44号を採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第44号は原案のとおり可決されました。



〇議長(東出治通君) 日程第5 議案第49号平成11年度深川市一般会計補正予算及び議案第50号平成11年度深川市国民健康保険特別会計補正予算の2件を議題とします。
 本件は一時議事延期となっているものですが、既に提出者の説明が終わっていますので、これより質疑に入ります。
 初めに、議案第49号、歳出、2款総務費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 終わります。
 3款民生費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 終わります。
 4款衛生費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 終わります。
 6款農林水産業費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 終わります。
 8款土木費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 終わります。
 10款教育費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 終わります。
 11款災害復旧費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 終わります。
 13款諸支出金。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 終わります。
 14款職員費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 終わります。
 次に、歳入及び地方債。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 終わります。
 次に、議案第50号。
 生野議員。

〇13番(生野義順君) 国民健康保険特別会計の7ページでお聞きをいたしたいと思いますけれども、この中で補正予算全体の額としては8,126万4,000円ほど組まれておるわけでございまして、財源内訳は、ご案内のとおり、国からの支出金が460万円、一般会計からの繰り入れが約3,800万円、繰り越しが3,800万円と、こういう多額の事業でございますけれども、国の方からの補助金が460万円、非常に少額のように思えるわけでございまして、この種の事業が今後介護保険そのものがどう進展をしていくのか、それぞれの自治体で今大変悩んでいる時期だろうと思いますが、そういう状態の中でこの補助の内容について少し金額的には少ないのかなと、こんな思いもいたしますけれども、いま少しこの財源の内容についてお聞かせいただきたいと思いますし、このことは今全道あるいは全国的にそれぞれの取り組みがなされておるのではないかと思いますけれども、そこら辺の状況もわかればひとつお聞かせをいただきたいと思います。
 それから、もう一点は、この種のシステム開発でございますので、また介護保険自体が深川市だけの事業でもございませんので、深川市の場合は1市5町で認定審査会を共同で設置いたしておりますし、あるいは将来的には広域連合と、そういう話もございますけれども、そういう面で見れば、このシステム開発について共同開発が可能なのではないのかと、そんな思いもいたしますけれども、そこら辺の状況について、3点でありますけれども、お聞きをいたしておきたいと思います。

〇議長(東出治通君) 答弁願います。
 河野市民福祉部長。

〇市民福祉部長(河野 淨君) 国保会計の開発システムにつきましてご質問をいただきました。お答えを申し上げたいと存じます。
 初めに、財源のかかわりでございますが、昨年の12月に国の平成10年度第3次補正がございました。これは、緊急経済対策でございまして、1自治体おおむね300万円の交付がされるというものでございました。3,249の保険者で97億4,700万円が予算措置されてございました。本年1月に入りまして、システム改善事業協議書の提出が求められまして、6月に460万円の補助金交付の内示があったところでございます。
 電算システムの経費内訳を申し上げたいと存じますが、介護保険2号システムにかかわる分は4,130万円、さらに介護保険のシステム導入に伴いまして既存の国保資格・賦課・徴収システムの改修、改造分がございます。これが3,973万4,000円となってございます。合計で8,103万4,000円でございます。その財源内訳でございますが、国庫補助金、ただいま申し上げました460万円、それと一般会計繰入金と前年度繰越金、それぞれ3,821万7,000円でございます。これは、開発経費から国庫補助金460万円を差し引きました2分の1でございます。合計で8,103万4,000円となってございます。
 国保事務費に関しましては、ほとんどの費目が一般財源化されまして一般会計繰り出しに要する経費となり、地方交付税により措置されることになってございます。今回の既存システム改修分につきましては事務費繰り出し対象経費となるものでございますが、今のところ具体的な指示が国からございません。今後事務を進める中で、経費の確定を待ちまして、補助申請にかかわる道のヒアリングにおきまして補助残の交付税措置についての確認を行いながら、また一般会計の繰り出しにつきましても、担当でございます財政課とも協議をしてまいりたいと存じております。
 次に、各地の取り組み状況でございますが、介護保険の第2号被保険者にかかわる電算システムにつきまして、これまで国保の資格、賦課、徴収について電算処理システムを行っている市町村は介護保険と一体的な処理となります。したがいまして、介護保険のシステムが導入されると考えてございます。道内34市の開発経費の差、さらには実施時期の差はございますけれども、介護保険にかかわるシステムはそれぞれ導入を予定しているというふうに聞いてございます。
 次に、共同開発であります。これも、第2号被保険者にかかわります資格、国保税の賦課、徴収の電算処理システムにつきましては、国で示してあります法律等によりまして電算業者が開発をいたしてございます。作成する内容におきましては、基本的に大きな差は生じないものでありますが、各社独自の仕様になってございます。市町村においても、それぞれの事情によりまして独自の仕様を取り入れてございますので、同じ会社のシステムを導入しても市町村ごとに異なってまいりますので、共同開発については困難なものではないかというふうに考えてございます。ご理解を賜りたいと存じます。

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第49号及び議案第50号の2件を一括して採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第49号及び議案第50号は原案のとおり可決されました。



〇議長(東出治通君) 日程第6 議案第58号平成11年度深川市水道事業会計補正予算を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 後藤水道環境部長。

〇水道環境部長(後藤三君)〔登壇〕 議案第58号平成11年度深川市水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
 今回の補正は、既往の企業債を低利のものに借りかえを行うため、4月末に要望していた借換債の許可内示が7月7日付で空知支庁より通知されたため、企業債の追加等を行い、起債の許可申請を行おうとするものであります。なお、この借りかえによりまして、最終償還年次までに294万円の利子が軽減されることとなります。
 最初に、予算本文についてご説明申し上げます。第2条では、予算第3条に定めた水道事業費用から23万_000円を減額するものです。
 第3条では、予算第4条に定めた資本的収入、第1款第3項の次に企業債の項を加え、資本的収入に770万円を、資本的支出に780万2,000円をそれぞれ追加するとともに、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額及び過年度分損益勘定留保資金を9,260万2,000円にそれぞれ改めるものであります。
 第4条では、予算第8条の次に企業債の1条を追加するもので、起債の目的、上水道高料金対策借換債、限度額770万円、起債の方法、利率及び償還の方法を追加しようとするものであります。
 3ページをお開き下さい。収益的支出についてご説明申し上げます。1款2項1目、節企業債利息23万7,000円の減額は、先ほど申し上げました理由によるものであります。
 資本的収入についてご説明申し上げます。1款4項1目、節借換債770万円の追加は、低利のものに借りかえ発行するものであります。
 次に、資本的支出でありますが、1款2項1目、節企業債償還金780万2,000円の増額は、収入で申し上げました借換企業債の繰上償還及び借りかえに伴い元利償還が均等償還のため、利息軽減による元金増額分であります。
 以上、補正の概要につきましてご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、原案にご賛同賜りますようお願いを申し上げます。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第58号を採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第58号は原案のとおり可決されました。



〇議長(東出治通君) 日程第7 意見案第10号国営かんがい排水事業の地元負担軽減に関する意見書及び意見案第11号ガイドライン法の発動に関する意見書の2件を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 白井議員。

〇5番(白井 進君)〔登壇〕 ただいま議題となりました意見案第10号国営かんがい排水事業の地元負担軽減に関する意見書及び意見案第11号ガイドライン法の発動に関する意見書の2件について、提出者を代表して提案理由の説明を申し上げます。
 本件につきましては、お手元にご配付しています内容により関係機関に提出するもので、内容の説明は省略いたしますが、議決下さいますようよろしくお願いいたします。

〇議長(東出治通君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより意見案第10号及び意見案第11号の2件を一括して採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって意見案第10号及び意見案第11号は原案のとおり可決されました。



〇議長(東出治通君) 日程第8 閉会中の所管事務調査の申し出についてを議題とします。
 本件は、総務文教、社会民生、経済建設、各常任委員長から別紙印刷ご配付のとおり閉会中の所管事務調査の申し出があります。
 お諮りします。申し出のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって申し出のとおり閉会中の所管事務調査とすることに決定しました。



〇議長(東出治通君) これで本定例会に付議されました事件の審議は全部終了しましたので、平成11年第2回深川市議会定例会を閉会します。

(午前11時07分 閉 会)


上記会議の記録に相違ないことを証するため、ここに署名する。






議   長   東 出 治 通

        生 野 義 順
 
( 2番)   北 本 清 美
 
(19番)   北 名 照 美

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