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平成12年 第1回

深川市議会定例会会議録 (第6号)

午前10時16分 開議 

 平成12年3月24日(金曜日)
午後 0時21分 閉会 


〇議事日程(第6号)

日程第 1 委員会報告第1号(病院建設適地調査特別委員会適地調査報告) 病院建設適地調査について
日程第 2 委員会報告第2号
議案第 3号 平成12年度深川市一般会計予算
議案第 4号 平成12年度深川市市民交通傷害保障事業特別会計予算
議案第 5号 平成12年度深川市介護保険特別会計予算
議案第 6号 平成12年度深川市国民健康保険特別会計予算
議案第 7号 平成12年度深川市老人医療特別会計予算
議案第 8号 平成12年度深川市簡易水道事業特別会計予算
議案第 9号 平成12年度深川市農業集落排水事業特別会計予算
議案第10号 平成12年度深川市地方卸売市場特別会計予算
議案第11号 平成12年度深川市下水道事業特別会計予算
議案第12号 平成12年度深川市駐車場事業特別会計予算
議案第13号 平成12年度深川市水道事業会計予算
議案第14号 平成12年度深川市病院事業会計予算
日程第 3 委員会報告第3号
議案第20号 深川市自衛隊誘致審議会条例を廃止する条例について
議案第21号 深川市税条例の一部を改正する条例について
議案第22号 深川市スキー場条例を廃止する条例について
日程第 4 委員会報告第4号
議案第24号 深川市交通安全条例について
議案第26号 深川市へき地保育所及び季節保育所条例の一部を改正する条例について
議案第27号 深川市介護保険条例について
議案第28号 深川市介護保険円滑導入基金条例について
議案第29号 深川市介護保険準備基金条例について
平成11年 請願第 2号 介護保険を大幅に改善し、充実させる事を求める請願書
日程第 5 委員会報告第5号
議案第31号 深川市中小企業振興資金貸付条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例について
議案第33号 深川市普通河川管理条例について
議案第34号 深川市簡易水道条例の一部を改正する条例について
議案第35号 深川市簡易水道事業稲田簡易水道における建設工事分担金徴収条例を廃止する条例について
陳情第 1号 季節労働者の雇用と生活安定を求める陳情
意見案第3号 季節労働者の雇用と生活安定を求める意見書
追加日程第1 緊急質問
日程第 6 議案第37号 平成11年度深川市一般会計補正予算(第9号)
日程第 7 発議第 2号 深川市議会会議規則の一部を改正する規則について
日程第 8 意見案第4号 乳幼児医療費無料化制度の確立を求める意見書
意見案第5号 30人以下学級の実現に関する意見書
意見案第6号 アレルギー性疾患対策の早期確立を求める意見書
意見案第7号 「18歳選挙権」の早期実現を求める意見書
日程第 9 閉会中の継続審査の申し出について



(午前10時16分 開 議)

〇議長(東出治通君) これより本日の会議を開きます。


〇議長(東出治通君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。

〇議会事務局長(平間敏男君) 初めに、市長から深川市土地開発公社の平成12年度事業計画に関する書類及び株式会社深川振興公社の第37事業年度の事業計画に関する書類の提出がありましたので、去る3月13日にお手元にご配付しております。
 次に、岡部議員ほかから意見案1件、大塚議員ほかから発議1件及び意見案4件の提出がありました。
 次に、病院建設適地調査特別委員長から病院建設適地調査報告1件、予算審査特別委員長から議案12件、総務文教常任委員長から議案3件、社会民生常任委員長から議案5件及び請願1件、経済建設常任委員長から議案4件及び陳情1件の審査結果の報告がありました。
 次に、西野議員から本日欠席する旨の届け出がありました。
 次に、第1回定例会6日目の議事日程は、お手元にご配付のとおりであります。
 報告を終わります。


〇議長(東出治通君) 日程第1 委員会報告第1号 病院建設適地調査についてを議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 大塚病院建設適地調査特別委員長。

〇病院建設適地調査特別委員長(大塚就秀君)〔登壇〕 ただいま議題となりました委員会報告第1号病院建設適地調査について、調査しました概要についてご報告申し上げます。
 本件の調査の内容につきましては、既に議員各位に配付しております委員会調査報告書のとおりでありますが、市立総合病院の建設については市民の関心も高く、建設場所による本市の将来展望も影響が多大と判断し、平成11年9月16日、第3回定例会にて病院建設適地調査特別委員会が設置されました。
 委員会は、平成11年9月16日から本年3月3日までの間、計6回にわたり、各資料を精査するとともに、助役以下関係部課長等の出席を求め、各所管にまたがる問題点等の調査を行ったところであります。
 調査における質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、改築に対する基本的な考えは。
 答え、21世紀に向けて改築するということで、30年ないし40年という長いスパンでと考えている。この場合、自治体病院として期待されているものが何かという部分が大きな視点と思われ、基本的な考え方として、クオリティ・オブ・ライフ、生活の質としての病院に対する満足度をいかに向上させるかが挙げられる。あわせて、災害に強い病院づくり、高度先進医療等、今後期待される病院像をクリアするためにも、建設適地のあり方を検討しなければならないと考える。
 問い、建設場所と医療サービスという部分の関連性をどう考えるか。
 答え、病院改築にあっては、第一に患者の利便性が大きな要素と受けとめている。徒歩の方、車利用の方、駐車場の問題もあるが、交通の利便性、患者が早く疾病治癒していただけるような療養生活への配慮等については、現在地改築、移転改築、どちらであろうが、どちらとも必要と考えている。
 問い、市が抱えている最大の課題である人口増加対策にも大きなかかわりを持っているが、どうか。
 答え、都市形成、地域の活性化、経済対策等が人口増加対策にかかわるので、いろいろな施策の土台として見据えながら、施策推進に努めなければと考えている。
 問い、近年改築した道内自治体病院の敷地決定理由で、承知している範囲で聞きたい。
 答え、名寄市、市街中心地で、経済活性化を図る、函館市、現在建設中、市の発展方向を見きわめてとのこと、江別市、地域の健康ゾーンという位置づけで保健、福祉を集約し、次世代への建物建てかえができるような場所、留萌市、現在建設中、高規格幹線道路、インターチェンジに近いという押さえと近隣町村の要請。
 問い、病院建設地選定委員会の報告がおくれた最大の要因は。
 答え、選定委員会の中で、市民会館を残しての計画がされているマスタープランでの病院改築の面積を確保する方法について、建築サイドの技術的な見きわめに多少時間がかかってしまった。
 問い、移転改築に伴う話し合いの中で、患者、市民要望はもちろん大事だが、そこで働いている医師、看護婦等の意向をどのように取りまとめてきているのか。
 答え、最近具体的な改築問題にかかわって、働いている医師、看護婦、事務職員等の意向アンケート調査はしていないが、今後市理事者と、病院で働く医師を初め、職員との意見交換を行い、相互理解を深める場面を3月中旬に設けたいと考えている。
 問い、病院建設地選定委員会の中で、郊外移転についても検討したのか。
 答え、選定委員会の中では、まずは現在地及び現在地周辺での可能性の見きわめをしないで郊外へ出るということにはならないとなり、検討してきた。郊外に移転する場合、一番問題になってくる市街地の空洞化というか、病院の跡地対策に要する費用はそんな少ない額とはならないし、総合的に考えた場合、必ずしも郊外型が経費的に少なくて、理想的な病院を求められるということにはならないと判断した。
 調査の概要について、委員会の意見としては、病院建設地選定委員会のまとめを受けとめ、一定の方向性が見出された時点で本委員会の役割はなし得たものとして、調査を終了することにしました。以上が病院建設適地調査の概要であります。
 これで病院建設適地調査特別委員会の報告を終わります。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 これで病院建設適地調査についてを終わります。


〇議長(東出治通君) 日程第2 委員会報告第2号 議案第3号平成12年度深川市一般会計予算ないし議案第14号平成12年度深川市病院事業会計予算の12件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 大塚予算審査特別委員長。

〇予算審査特別委員長(大塚就秀君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第3号平成12年度深川市一般会計予算ないし議案第14号平成12年度深川市病院事業会計予算の12件について、予算審査特別委員会で審査しました概要と結果についてご報告申し上げます。
 本委員会は、今定例会、3月7日の会議において設置され、同日正副委員長の互選を行い、引き続き予算の説明を担当課長から受けたところです。
 その後、委員会を3月16日、17日及び21日の3日間開催し、審査を行いました。
 審査の結果については、議案第3号は賛成多数をもって、また議案第4号ないし議案第14号の11件については全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 これで報告を終わります。

〇議長(東出治通君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決します。
 初めに、議案第3号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。

(賛成者起立)

〇議長(東出治通君) 起立多数。
 よって、議案第3号は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第4号ないし議案第14号の11件を一括して採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第4号ないし議案第14号は委員長の報告のとおり可決されました。


〇議長(東出治通君) 日程第3 委員会報告第3号 議案第20号深川市自衛隊誘致審議会条例を廃止する条例についてないし議案第22号深川市スキー場条例を廃止する条例についての3件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 高桑総務文教常任委員長。

〇総務文教常任委員長(高桑幸雄君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第20号深川市自衛隊誘致審議会条例を廃止する条例についてないし議案第22号深川市スキー場条例を廃止する条例についての以上3件について、審査いたしました概要と結果についてご報告申し上げます。
 本件は、本定例会において当委員会に付託され、委員会を3月13日に開催し、関係する部課長等の出席を求め、審査を行いました。
 初めに、議案第20号深川市自衛隊誘致審議会条例を廃止する条例については、審査を行った結果、採決を行い、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第21号深川市税条例の一部を改正する条例について、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、資格証明書の対象となることで、いろいろな問題が出てくると心配されるが、どうか。
 答え、資格証明書を出すことは、最後通知を出すものというふうに考えております。粘り強く納税してもらうように努力をすることが先決であると考えておりますので、関係課と十分協議し、対応していく考えです。
 問い、現在の収納の状況及び今後の収納率をどう考えているか。
 答え、収納率は、94.1%から94.5%で近年推移しています。国保税の収納については、介護納付金分が上乗せされることにより、介護第2号被保険者の属する世帯の収納率に若干の影響が出るものと想定されております。国保税を納付しない場合においては、災害その他の政令で定める特別の事情がある場合を除き、被保険者証を返還させ、資格証明書を交付することが義務化されました。今後市の要綱等を整備の上、1年半後ぐらいから適用していくように考えております。滞納者との接触する機会を確保し、国保制度における保険税負担の公平性を認識してもらい、納税相談や納付指導に努めて、収入未済額の減少、収納率の向上に努力したいと考えております。
 質疑終結後採決に入り、議案第21号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第22号深川市スキー場条例を廃止する条例について、質疑を申し上げます。
 問い、跡地はどう利用するのか。
 答え、多度志スキー場用地は約3ヘクタールほどありますが、4月1日付で用地廃止した時点で教育財産から用途変更することになり、周囲の状況から、市有林用地としての活用について財政課や農政課とも協議を進め、適正な管理を図ります。
 質疑終結後採決に入り、議案第22号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上で報告を終わります。

〇議長(東出治通君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、議案第20号ないし議案第22号の3件を一括して採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第20号ないし議案第22号は委員長の報告のとおり可決されました。


〇議長(東出治通君) 日程第4 委員会報告第4号 議案第24号深川市交通安全条例について、議案第26号深川市へき地保育所及び季節保育所条例の一部を改正する条例についてないし議案第29号深川市介護保険準備基金条例について及び平成11年請願第2号介護保険を大幅に改善し、充実させる事を求める請願書の6件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 北名社会民生常任委員長。

〇社会民生常任委員長(北名照美君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第24号深川市交通安全条例について、議案第26号深川市へき地保育所及び季節保育所条例の一部を改正する条例についてないし議案第29号深川市介護保険準備基金条例について及び平成11年請願第2号介護保険を大幅に改善し、充実させる事を求める請願書、以上の6件について、社会民生常任委員会で審査しました概要と結果についてご報告申し上げます。
 議案第24号、議案第26号ないし議案第29号は、本定例会において当常任委員会に付託され、委員会を3月13日に開催し、所管の部課長等の出席を求め、審査を行ったところであります。
 まず、議案第24号深川市交通安全条例についての審査を行いましたので、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、交通信号機設置要望の現況と見通しとこれに関する歩道整備の現況と今後の見通しについて。
 答え、昭和37年4月に旧拓殖銀行前、現在の北洋銀行深川中央支店角の交差点に市で初めて信号機が設置されてから、これまで90基設置されている。現在深川警察署に設置要望中は4件であり、今後の見通しはなかなか難しい状況である。市民課で対応している歩道整備の現況は、交通安全対策特別交付金で市道二番通線の歩道整備を進めている。
 問い、他市と比較して、深川市の条例の特色は何があるのか。
 答え、深川市にしかない条文として、第8条の交通死亡事故発生時の措置についてを盛り込んでいる。
 問い、なぜ今この時期に条例制定をしなければならないのか、今までやっている取り組みで間に合わないのか。
 答え、交通安全条例は、昭和39年議決いただいた深川市交通安全都市宣言をもとに、市の交通安全に対する基本理念と施策の基本理念を定めて、交通事故が多発傾向にある今、市として人命の尊重を基本に、深川市交通安全計画と深川市交通安全条例とをもって総合的かつ計画的な交通安全対策を推進することがますます重要と考えて、悲惨な交通事故を一件でも減らしたい思いを込めて条例を制定するものである。
 質疑終結後採決を行い、議案第24号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。
 次に、議案第26号深川市へき地保育所及び季節保育所条例の一部を改正する条例について、審査を行いましたので、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、へき地保育の実態と今回の閉園までの経過について。
 答え、へき地保育所としては入志別保育園のみであり、ほかに季節保育所として菊水、更進、稲田、鷹泊の4カ所があり、菊水以外は地元の運営組織によって運営されている。閉園までの経過については、広里、入志別の両保育園とも、長期にわたり定員を大幅に割り込み、回復の兆しが見えないことから、平成10年4月から、それぞれの父母会を通じて、保護者との懇談会を数回行っている。さらに、町内会長を中心とする地域の方々とも、それぞれ懇談会を行っている。当初は平成11年3月末の閉園を提案していたが、なかなか理解が得られない状況にあり、将来に禍根を残すような強行もできず、閉園を1年延期し、平成12年3月末とするということで、広里保育園は平成10年11月に、入志別保育園は平成11年8月に、それぞれ保護者並びに地域の方々の合意を得ることができたという経過である。
 問い、菊水保育園の保育園としての位置づけは、また菊水保育園の保育料はどうなるのか。
 答え、位置づけは、無認可保育施設あるいは認可外保育施設に該当してくる。認可保育園との差は給食がないことであり、給食費は運営費の中の10%くらいであり、保育料の差は10%程度が妥当であるということを踏まえて、順次平成11年度から4年間にわたり、その差を10%まで縮めていくという考えをもとに保育料を設定している。
 問い、季節保育園の統廃合等が目前に迫っており、保育行政を進めていく基本の中に登所バスの考えは。
 答え、法人立保育園の補助金のあり方の見直しの中で、今後統廃合に備えて、現在の保育所間の距離を勘案して、新旧保育所間の距離が6キロメートル以上の場合には、登所バスの購入に対して引き受け法人に補助金を出すという新しいあり方の中で打ち出している。
 質疑終結後採決を行い、議案第26号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。
 次に、議案第27号深川市介護保険条例についてないし議案第29号深川市介護保険準備基金条例について、一括して審査を行いましたので、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、介護保険料の全道市平均と当市の順位は。
 答え、本年2月の取りまとめで、全道34市の第1号被保険者保険料基準額の平均は3.058円である。当市の順位は、上から3番目である。
 問い、痴呆性老人の対応では、要介護認定が低目に出ると聞いているが、身内が希望している介護が受けられるのか。
 答え、コンピューターによる1次判定結果に、特記事項や主治医意見書を総合的に勘案してのものと理解をするし、サービス提供に当たっては、各介護度別に定められている限度額までのサービスを、ケアプラン作成の中で本人や家族の意見を聞きながら、ケアマネジャーがサービスの組み合わせを初めとして具体的なサービス提供日時などを取りまとめていくことになるから、その過程の中である程度の希望はかなえられてくるものと考える。
 問い、認定によっては、本人払いの利用料の1割負担が多額になると考えられるが、負担能力にも限界があると思うし、介護保険料納付者としての不満が残ると考えるが、見解は。
 答え、介護保険法では、1割の利用者負担が著しく高額となるとき、高額介護サービス費または高額居宅支援サービス費が支給される。基本は利用料負担を1割としながらも、負担上限を設けるほか、低所得者については負担上限を低く設定する配慮が政令で定められている。
 問い、認定非該当者への市の対応について。
 答え、在宅の方については、相談サービス係の保健婦、介護福祉士が直接自宅を訪問し、本人、家族に認定結果及び介護保険制度の趣旨を十分説明し、身体、生活状況を伺った上で、自立した生活のために何らかの支援が必要の方で希望する方には、介護予防、自立支援対策で引き続きサービスの利用継続ができることを説明し、不安の解消を図っている。施設の方については、特養の5年の経過措置等があることから、施設職員の方から十分な説明を行っていただいている。なお、市は、認定結果通知に経過措置等の説明文を同封する対応をとっている。
 問い、介護認定を受けた方については、4月から希望したサービスの提供が受けられるという認識があるが、現実としてサービスの供給には限界があると思われるが、対応についての考えは。
 答え、4月施行に向けたケアプラン作成の中で、新規サービスの利用希望が集中し、供給量を超える状況となった場合、いわゆる早い者勝ちとなっては不公平になることから、要介護度と家庭の状況を点数化して、合計点の高い順に優先順位を決定する基準を設け、ケアプラン会議の中でサービスの調整を行うこととしている。点数化した結果、要介護度5で独居世帯の方が一番高い点数となり、要支援で家族の介護が受けられる方が一番低い点数となるものである。
 問い、国の特別対策の財源があれば、低所得者への負担軽減とかサービスの整備に重点を置くべきではないか。
 答え、昨年11月に国から示された介護保険法の円滑な実施のための特別対策についてによると、第1号被保険者の保険料の特別措置のほかに、ホームヘルプサービス等における低所得者対策もあり、介護関連施設整備を初め、介護予防、生活支援対策も、介護保険以外のサービスメニューが11年度第2次補正に盛り込まれている。国では、今後5カ年間の高齢者保健福祉施策の方向として、ゴールドプラン21の中で基盤整備に向けた予算措置がされるようにも聞いており、並行して取り進められていくものと受けとめをしている。
 問い、家族介護慰労金制度についての考えは、また現金給付はやめるべきと考えるが、本来の公的介護保険制度を定着させることができるのか。
 答え、何らかの事情等により、介護保険からのサービスを本来受けられるにもかかわらず、受けなかった場合に、その救済策として設けられたものであろうと推測する。例えば離島など遠隔地におられるような方が、すぐにサービスを受けられないといった地理的状況や交通事情などのケースもあるのではないかと。当市においては、こういったケースは想像できないと考えている。したがって、広く対象者を救済する制度としては、よいのではないかと考えている。また、家族介護慰労金制度の実施は13年度からであり、情勢等を見ながら対応してまいりたい。
 問い、介護保険料滞納者へのペナルティーの具体的内容は。
 答え、保険料納期限から1年間保険料を納付しない場合は、本来サービスを受けたときに1割支払うところ、10割、つまり全額を一たん支払い、後日9割が償還払いされるものである。この場合、被保険者証にその旨記載される。さらに、法では、納期限から1年半保険料を納付しない場合に、保険給付の全部または一部の支払いを一時差しとめるものである。一方、第2号被保険者は、同じく介護保険法で本来支払うべき医療保険料を滞納している場合には、市町村は保険給付を償還払い化するとともに、保険給付の全部または一部の支払いを一時差しとめることができるという内容であり、これについても被保険者証に記載されることになる。
 質疑終結後採決を行い、議案第27号ないし議案第29号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。
 次に、平成11年請願第2号介護保険を大幅に改善し、充実させる事を求める請願書について申し上げます。請願者は、日本共産党深川市委員会委員長、中野智行氏で、請願の要旨は、2000年4月から実施される介護保険制度については、市民の間に大きな危惧と不安の声があり、保険あって介護なしとならないよう、また現行の福祉水準を後退させることのないよう強く望み、6項目にわたる請願事項の充実を求めるものであります。
 本件は、平成11年第3回定例会において付託されたもので、委員会は昨年9月21日、11月4日、12月9日、本年3月13日の4回にわたり開催し、審査を行い、採決の結果、平成11年請願第2号は、2項目、介護認定はコンピューター判定を絶対視せず、かかりつけ医の意見書や被保険者の生活の実態を十分反映した判定をすることないし5項目、現在市が実施している介護サービスで、介護保険の給付対象にならないものについても、被保険者の負担増にならないようにして継続し、充実することを全会一致をもって採択すべきものと決定しました。
 以上で社会民生常任委員会の報告を終わります。

〇議長(東出治通君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決に入ります。
 初めに、議案第24号、議案第26号ないし議案第29号の5件を一括して採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第24号、議案第26号ないし議案第29号は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、平成11年請願第2号を採決します。
 本件のうち、委員長の報告は2項目ないし5項目が採択です。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって平成11年請願第2号のうち、2項目ないし5項目は委員長の報告のとおり採択することに決定しました。


〇議長(東出治通君) 日程第5 委員会報告第5号 議案第31号深川市中小企業振興資金貸付条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例について、議案第33号深川市普通河川管理条例についてないし議案第35号深川市簡易水道事業稲田簡易水道における建設工事分担金徴収条例を廃止する条例について、陳情第1号季節労働者の雇用と生活安定を求める陳情及び意見案第3号季節労働者の雇用と生活安定を求める意見書の6件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 岡部経済建設常任委員長。

〇経済建設常任委員長(岡部誠二君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第31号深川市中小企業振興資金貸付条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例について、議案第33号深川市普通河川管理条例についてないし議案第35号深川市簡易水道事業稲田簡易水道における建設工事分担金徴収条例を廃止する条例について及び陳情第1号季節労働者の雇用と生活安定を求める陳情について、経済建設常任委員会で審査いたしました概要と結果についてご報告申し上げます。
 本件は、本定例会において当委員会に付託され、委員会を3月13日に開催し、所管の部課長等の出席を求め、審査を行いました。
 初めに、議案第31号深川市中小企業振興資金貸付条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例について、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、特別融資制度の状況と2年間延長の根拠とその効果について。
 答え、平成7年度に特別融資制度を設け、一般融資と並行して運用を図っており、実績で申し上げますと、特別融資の貸し付けに占める割合は、件数で26%、貸付額で41%となっております。また、駅前の近代化の部分で使われたものとして、件数で33%となっていることから、ある程度有効に活用され、その効果は発揮されたと認識しております。また、2年間延長の根拠等についてでありますが、空き店舗、空き地の対策、また駅前やその近隣の商店街のさらなる改善を図ろうとしたときに使える制度であることと、市で持っている利子補給制度3本をすべて平成14年3月まで延長することによって、経済状況を見きわめながら、さらに検討を加える構えで制度の改善あるいは期限の延長を図ろうとしているものであります。
 質疑終結後採決に入り、議案第31号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第33号深川市普通河川管理条例について、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、普通河川に係る財産の贈与が平成17年3月31日までに行われることになっているが、この期間までの占用工作物等の設置等の取り扱いは。
 答え、国有財産の管理については、国有財産法第1条において、他の法律に特別の定めがある場合は同法の適用が排除されるものとしており、他の法律には地方自治法に基づく条例も含まれると解されるものであり、したがって市町村において条例を制定した場合につきましては、贈与前の現在建設省所管の国有地であっても、土地の占用及び土砂などの採取の許可につきましては国有財産権の規定に優先して条例が適用されることになっているものであります。また、工作物の設置許可については、普通河川の機能管理のため、禁止している行為を解除するためのものであるため、土地の権限にかかわらず、条例に基づき市町村が許可を行うこととなっております。
 質疑終結後採決に入り、議案第33号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第34号深川市簡易水道条例の一部を改正する条例について及び議案第35号深川市簡易水道事業稲田簡易水道における建設工事分担金徴収条例を廃止する条例について、一括審査いたしましたので、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、第6次拡張事業により上水道へ統合されるが、既存の簡易水道の管で問題はないのか。
 答え、事業拡大により水道料金の高騰につながることのないよう、配水管の多くは既存の配水管を使用しております。この事業実施によりまして水圧が増加し、配水管の漏水、また各世帯での水道使用時に支障が出ることなどの問題が想定されましたので、配水管路の適切な箇所に減圧弁を設置し、水圧調整を行いますので、水圧による問題は発生しないと判断しております。
 質疑終結後採決に入り、議案第34号及び議案第35号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、陳情第1号季節労働者の雇用と生活安定を求める陳情について、審査いたしました概要と結果について報告申し上げます。陳情者は、連合北海道深川地区連合会会長、堀川正樹氏で、陳情の趣旨は、現行実施している冬期雇用援護制度が平成12年度をもって期限切れとなることから、冬期雇用援護制度を存続、延長するとともに、暫定措置期間を中・長期的なものとし、より実効が上がるよう強化すること、また季節労働者の雇用と生活の安定に資するよう制度の整備拡充を図り、冬期における雇用機会を拡大することについて関係機関に意見書の提出を求めているものであります。
 委員会では、審査を行い、採決の結果、全会一致をもって採択すべきものと決定し、あわせて別紙ご配付の意見書を関係機関に送付することに決定いたしました。
 以上で経済建設常任委員会の報告を終わります。

〇議長(東出治通君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決します。
 初めに、議案第31号及び議案第33号ないし議案第35号の4件を一括して採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第31号及び議案第33号ないし議案第35号は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、陳情第1号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は採択であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって陳情第1号は委員長の報告のとおり採択することに決定しました。
 次に、意見案第3号を採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって意見案第3号は原案のとおり可決されました。


〇議長(東出治通君) ただいま河野市長から市立総合病院の件について発言の申し出がありますので、これを許可します。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 貴重なお時間をちょうだいし、議会におきましてもご論議をいただいております市立総合病院の建設場所につきまして、これまでの取り組み経過と私の思いを申し上げ、議員各位並びに市民の皆さんのご理解とご協力をいただきたいと存じます。
 市立総合病院は、昭和9年12月の創設以来、幾多の変遷を経ながら、北空知地域の中核病院として、地域医療の確保と医療水準の向上のため、地域住民の期待と信頼にこたえ、多大の貢献をしてきたところであります。
 当病院は、昭和44年に全面改築を行い、現在の体制がほぼ整えられ、年数の経過とともに、毎年多額の施設改修、医療機器の導入により医療水準の確保に努めてきましたが、老朽化及び面積等の不足はあらゆる面で日常業務に支障を来し、不十分な施設環境は地域センター病院としての役割を果たすにも影響が出てきており、改築問題はこの十数年来の課題として論議をいただいてきたところであります。
 この間の議会論議を踏まえ、さらに市民要望の高まりを受け、一日も早い改築に向けての具体的な努力といたしまして、総合計画実施計画において平成13年度に基本、実施設計の計画を位置づけしたところでございます。
 平成11年第1回市議会定例会におきまして、13年度の基本、実施設計を計画どおり行うためには、早急に建設場所の決定が必要ではないかとのご質問をいただき、場所の選定には利便性の確保や市街地形成、市民の動線等に大きく影響し、慎重な判断が求められますことから、改築マスタープランの報告を受け、庁内の関係課長で構成する病院改築検討委員会において精力的に立地場所等の検討を進め、平成11年度中にめどをつけたいとの答弁をいたしたところでございます。
 さらに、助役を座長に、関係部長による病院建設地選定委員会を設置し、検討委員会の検討をもとに、私が行政の長として、大局的見地から判断する場合の材料をできるだけそろえる目的で、調査・検討を求めたところであります。
 その結果につきましては、2月24日に報告を受けたところでありますが、選定委員会においては、市民団体等から場所について市街地中心部に早期改築の要望もあり、現在地周辺の改築の可能性、課題解決方策等を中心に、具体的に幾つかの検討課題を掲げながら検討を重ね、それぞれの課題を解決するための対策諸費用も可能なものについて概算積算し、判断材料としながら、選定委員会として望ましい建設地が示されたところであります。
 選定委員会の報告を踏まえ、さらに慎重な判断を行うための時間をいただく中、これまでの取り組み経過について市議会の市立総合病院建設適地調査特別委員会に報告をさせていただくとともに、病院開設者として、医療現場で働く医療スタッフとも意見交換を行ったところであります。
 市中心部が望ましいとする報告書及び、場所には特にこだわらないが、できるだけ広い敷地をとの医療スタッフの貴重な意見を踏まえ、行政として、病院の立地環境、ふさわしい病院像を求めるとするならば、郊外への移転改築が考えられますが、将来の市の発展やまちづくり、商業振興等の見地から、また北空知の中核病院として、周辺町からの利便性、市民要望及び対策諸費用を総合的に判断し、総合病院は市中心部に位置する隣接地を含めた現在地に建設をしていきたいと判断をしたところであります。今後医療現場で働くスタッフの詳細、具体的な意見を反映し、患者のための病院機能が生きるよう努めてまいりたいと存じます。
 病院改築は、半世紀に1度の大事業であり、莫大な資金を要しますことから、十分な市民の理解を得ることが必要であり、さらにその実現には多くの困難が推察されますが、市、病院を挙げて取り組まなければならないものと考えるところであります。
 最後になりましたが、市議会におかれましても建設適地調査特別委員会を設置され、調査活動をいただきましたことに感謝申し上げますとともに、今後の取り進めに対し、議員各位並びに市民の皆さんのより一層のご理解とご協力をお願い申し上げる次第であります。

〇議長(東出治通君) これで河野市長の発言を終わります。


〇議長(東出治通君) 市立病院の件について、川中議員、北名議員及び高桑議員から緊急質問の申し出があります。川中議員、北名議員及び高桑議員の緊急質問の件を議題として採決します。
 川中議員、北名議員及び高桑議員の緊急質問に同意の上、日程に追加し、追加日程第1として直ちに発言を許すことに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって川中議員、北名議員及び高桑議員の緊急質問に同意の上、日程に追加し、追加日程第1として直ちに発言を許すことは可決されました。
 川中議員、北名議員及び高桑議員の発言を許します。
 初めに、川中議員。

〇6番(川中 裕君)〔登壇〕 深川市立総合病院改築建設場所選定について、公政クラブを代表いたしまして緊急質問をいたします。
 平成12年深川市議会第1回定例会も最終日を迎え、提案されたほとんどの議案審議を終えたところであります。しかし、全市民ひとしく関心のある、また本市にとって最重要課題であります深川市立総合病院改築建設場所選定について、ただいま河野市長より表明がされたところであります。
 病院改築問題については、今定例会を初め、今までに多くの議員の一般質問が交わされ、理事者側の考え方をただしてきたところであります。市長は、昨年の第1回定例会、一般質問の答弁で、3月末に完成する改築マスタープランの報告を受け、庁内改築検討委員会で精力的に検討を進め、今年度中にめどをつけるとともに、基本計画の作成に着手できるよう取り進めていくと発言されております。今日まで庁内において、関係課長職による改築検討委員会を初め、助役を座長とする関係8部長構成による病院建設地選定委員会も設置され、あらゆる角度から内部検討がされてきたものと推察するものであります。
 議会側も、議長の諮問機関として深川市立総合病院建設適地調査特別委員会を設置し、先ほど大塚委員長より報告があったとおり、委員各位精力的に取り組んできたところであります。それぞれの立場で、約1年の歳月をかけ調査・研究を重ね、特に助役を中心に検討を加えてきた病院建設地選定委員会の最終報告が去る2月24日市長に報告されたことは既に承知のとおりであり、それから1カ月後の今日、きょうに至ったわけであります。
 そこで、まず最初に、場所選定に当たっての市長の基本的な考え方をお伺いいたします。先ほど市長は、隣接地を含む現在地でと申しておりますが、具体的な位置、内容等についてはいまだ明示されておらず、さきの病院建設地選定委員会の報告では、6カ所の建設候補地の中で最も有力視できる場所として、隣接地を含めた現在地、具体的に市民会館を存置するとの報告もあり、選定委員会の報告をどう受けとめているのか。また、市民団体からの要請や限られた財源、交通事情、商業振興の制約に阻まれ、当院の果たす役割機能、地域センター病院、救急医療、地域災害医療センター等を十二分に重視する必要があると思いますが、今日まで場所選定が延びている理由と市長の場所選定に対する基本的な考えをお伺いいたします。
 2点目でありますが、病院側との合意についてであります。適地調査特別委員会の中でも、最初に申し上げたことは、医療に携わる病院として最も好ましい場所はどこに考えていますかと問いかけたところ、自然の中で、広い郊外が望ましいと担当者は答えているのであります。最も大切なことは、患者はもとより、医療に携わるスタッフの皆さん方が、緑に包まれた自然の中で快適な治療や医療業務に専念でき得る環境整備が必要であります。今回の場所選定に当たって、どれだけの患者や医療スタッフの意見が反映されているのかであります。聞くところによりますと、医局スタッフ側も、場所に言及はしないが、広範囲な場所ということにこだわっているようでありますが、広い空間のある快適な場所で医療に携わることのできるよう、十分な協議と相互理解が必要と思いますが、病院側との合意は得られているのかお伺いをいたします。
 3点目に、今後のスケジュールについてでありますが、現時点では隣接地を含む現在地ということでありますが、具体的な位置、内容等は示されて


[目次]