[目次]

平成13年 第1回

深川市議会定例会会議録 (第2号)

午前10時04分 開会 
 平成13年3月2日(金曜日)
午前11時35分 散会 


〇議事日程(第2号)

日程第 1 議案第 1号 平成13年度深川 市一般会計予算
議案第 2号 平成13年度深川市市民交通傷害保障事業特別会計予算
議案第 3号 平成13年度深川市介護保険特別会計予算
議案第 4号 平成13年度深川市国民健康保険特別会計予算
議案第 5号 平成13年度深川市老人医療特別会計予算
議案第 6号 平成13年度深川市簡易水道事業特別会計予算
議案第 7号 平成13年度深川市農業集落排水事業特別会計予算
議案第 8号 平成13年度深川市地方卸売市場特別会計予算
議案第 9号 平成13年度深川市下水道事業特別会計予算
議案第10号 平成13年度深川市駐車場事業特別会計予算
議案第11号 平成13年度深川市水道事業会計予算
議案第12号 平成13年度深川市病院事業会計予算
日程第 2 議案第14号 深川市議会政務調査費の交付に関する条例について
日程第 3 議案第15号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例について
日程第 4 議案第16号 深川市職員旅費支給条例の一部を改正する条例について
日程第 5 議案第17号 深川市税条例の一部を改正する条例について
日程第 6 議案第18号 深川市総合体育館条例の一部を改正する条例について
議案第19号 深川市総合運動公園体育施設条例の一部を改正する条例について
日程第 7 議案第20号 深川市助産施設条例の一部を改正する条例について
日程第 8 議案第21号 深川市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について
日程第 9 議案第22号 深川市ほか5町介護認定審査会共同設置規約の一部を改正する規約について
日程第 10 議案第23号 深川市桜山公園条例について
日程第 11 議案第24号 市道の路線廃止について
議案第25号 市道の路線認定について




(午前10時04分 開 会)

 

〇議長(東出治通君) これより本日の会議を開きます。


〇議長(東出治通君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。

〇議会事務局長(平間敏男君) 第1回定例会2日目の議事日程は、お手元にご配付のとおりであります。
 次に、北本議員から本日欠席する旨の届け出がありました。
 報告を終わります。


〇議長(東出治通君) 日程第1 議案第1号平成13年度深川市一般会計予算ないし議案第12号平成13年度深川市病院事業会計予算の12件を議題とします。
 これより平成13年度市長の市政執行方針及び教育長の教育行政執行方針の説明を求めます。
 初めに、市政執行方針、河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 平成13年第1回市議会定例会に当たり、市政の基本方針と提案しております新年度予算案の大綱について申し上げ、議員各位並びに市民の皆さんのご理解とご協力をいただきたいと存じます。
 新しい世紀の幕あけを迎え、我が国の経済は、自律的回復に向けた芽生えが見られ、わずかながら緩やかな改善の道のりを歩みつつありますが、本格的な回復軌道には、依然至っていないと言われております。
 このため、国においては21世紀にふさわしい経済社会を構築するため「日本新生のための新発展政策」が推進されているところであります。
 21世紀を迎えた時代の大きな変革期に歩調を合わせるかのように、社会全体のあらゆるものが改革の方向に進んでおります。
 時代の大きな転換期を迎えた今日、市政を担う立場として、責任の重さに思いを新たにして、「物の豊かさ」から「心の豊かさ」、環境を大切にする時代の変革、市民が安心して住んでいただける心の充足を基本として、「市民と共に語り、共に考え、共に行動する」ことを基本理念に、市民の皆さんの信頼と期待にこたえるため、市議会、関係機関・団体などのお力をいただき、まちづくりが優しさと魅力にあふれたものとなるよう施策の展開に努めてまいります。
 「まちづくり」であります。
 先人が築き、受け継がれてきた交通の要衝とも言える深川を独自施策の展開により深川の豊かさを感じていただける個性あるまちづくりを目指すものであります。
 さらには、マルチメディアなどの先進技術の利用により、情報の発信機能を強化し、情報化に強いまちづくりを目指してまいります。
 「産業の活性化」であります。
 経済は自律的回復の兆しが見られるとはいえ、地域にあっては、依然としてその実感が感じられない深刻な景気停滞傾向にあり、地域経済の活性化に適切に対応することが求められております。
 本市の基幹産業である農業を中心に商工業などへの適時適切な施策の展開により産業の活性化を目指してまいります。
 「環境との調和」であります。
 環境問題の広がりは、地域におけるごみ問題から生活の利便性・快適性、豊かさの象徴としてのエネルギーの使用などによる地球規模の温暖化問題へと広がってきております。
 深川市の恵み豊かな自然環境を次の世代に伝えるためにも、環境への負荷を軽減することなど環境との調和を目指してまいります。
 「心の豊かさ」であります。
 近年、人々の価値観は、高齢化の進展、経済の成熟化、余暇時間の拡大などに伴い「物の豊かさ」から「心の豊かさ」へと移行し、新しい価値観を持ってみずからの心を満足させる新しいライフスタイルへと転換しつつあります。
 今後の少子・高齢社会における介護や子育て、教育、災害時の危機管理などを考えると、これまで以上に家庭を初め学校、地域社会の中で、お互いが協力し、支え合う人々の共生・連帯意識や地域社会の対応力が重視されることから、心の豊かさあふれる地域を目指してまいります。
 平成13年度予算は、申し上げました基本的な考えのもとで編成いたしましたが、なお地域経済の活力に力強さが十分でないこと、一般財源の大宗を占める市税は横ばい、地方交付税は減額という厳しい状況の中で、市立総合病院の改築に向けた取り組みや地域経済活性化の施策を初め、市民の皆さんの多様な要望に的確に対応することが必要と考えているものであります。
 このため、行財政改革の一層の推進により、適時的確な行政執行の機動的な運用を図るとともに、限られた財源の重点的な配分を行い、職員の努力と市民の皆さんの英知に満ちた意見提言を積極的に取り入れ、創意と工夫を重ね効率的な行政運営に当たってまいります。
 市政の目標であります「第3次深川市総合計画」で示す「四季はずむ魅力あふれる希望都市」実現のため
 第1に、いきいきとした機能的なまちづくり
 第2に、安全でうるおいのある住みよいまちづくり
 第3に、健康で生きがいとやすらぎのあるまちづくり
 第4に、心ふれあう豊かな人間性をはぐくむまちづくり
 第5に、活力に満ち魅力ある産業を展開するまちづくりを、
 私は、地方自治体を取り巻く厳しい情勢にあっても、夢と希望に満ち、誇りある「ふかがわ」のまちづくりのため、渾身の努力を払ってまいります。
 特に、平成14年度からのまちづくりの指針となります「第4次深川市総合計画」については、21世紀の幕あけにふさわしい計画とするため、市議会はもとより、まちづくり市民協議会を初め、できるだけ多くの市民の意見を反映するとともに、農業を核として、環境、福祉、生涯学習を重視した個性あるまちづくりのための基本構想、基本計画の策定に取り組んでまいります。
 提案しました予算案は、一般会計191億6,000万円、特別会計105億350万円、企業会計68億4,470万円とし、各会計予算の総額を、365億820万円といたしました。
 本年度予算案は、前年度当初予算に対し、一般会計においては、6億6,000万円、3.3%の減、全会計で、3億9,144万円、1.1%の増としたところであります。
 以下、主要な施策について申し上げます。
 初めに第1の「いきいきとした機能的なまちづくり」であります。
 道路の整備であります。
 市道については、国庫補助事業により継続実施している内3号線と一已8丁目線の改良舗装、花園通線の歩道造成を実施してまいります。
 新規事業として、川1線の改良舗装、川1線、二番通線及び一已7丁目線の歩道造成を実施してまいります。
 街路事業としては、一已6丁目線の改良舗装を実施してまいります。
 単独事業としては、道路改良舗装27路線・歩道造成2路線を実施してまいります。
 また、生活環境の向上を図るため地域住民団体が行う市道及び私道の舗装整備などに対し、その経費の一部助成を継続してまいります。
 市街地再開発であります。
 駅北地区の整備については、「土地区画整理事業」計画案などをもとに、引き続き関係地権者への個別説明など事業の都市計画決定に向け理解が得られるよう取り組んでまいります。
 深川駅南北を結ぶ自由通路については、本年度は空中歩廊部の建設に着手してまいります。
 市営駐車場の管理運営であります。
 市営駐車場については、利用者が微増の状況にありますが、依然厳しい経営状況にあります。しかし、当面は現行の形態で運営し、引き続き利用拡大に努めてまいります。
 マルチメディアの推進であります。
 国では、平成15年度に電子政府を実現することとし、地方自治体に対し、IT革命に対応した電子自治体の整備を求めており、市マルチメディアセンターを初めとした地域情報システムと総合行政システムなどが融合した総合行政情報システムの構築に努めてまいります。
 市民に対しては、インターネットなどの情報通信サービスが受けられるように本年度新たにIT講習会を開催、小中学校については、インターネット接続環境をさらに充実させ、教育の情報化を一層進めてまいります。
 また、国の事業採択を受けている「マルチメディア・パイロットタウン構想」については、生涯学習関連システムの開発に向けて、最終年次となる実証実験に取り組んでまいります。
 さらに、情報化の広域連携組織として「道央情報ハイウェイ構想推進協議会」が設立されたことから、産・官・学が一体となった高度情報通信網の基盤整備、利活用などを国の施策と連携を図り取り組んでまいります。
 地籍調査成果の利活用の上から、地理情報システムの構築に向け基図の整備を開始します。
 旧拓殖銀行深川支店の活用であります。
 市民に長く「街角の顔」として親しまれ、近代を代表する建築物として、高い評価を得ていることから、歴史ある建物の保存活用を図るため、土地建物を取得し、内部改修を進め市民の多様な利用に努めてまいります。
 次に第2の「安全でうるおいのある住みよいまちづくり」であります。
 公園緑地の整備であります。
 大正緑道については、市道9号線から道道深川多度志線の区間及びメム支線の道道深川雨竜線以南を引き続き整備してまいります。
 緑化推進については、本年度からスタートする「第6期深川市地域緑化推進計画」に基づき、関係機関や緑化団体などと連携し、緑化思想の啓蒙普及や植樹など快適な環境づくりに努めてまいります。
 公営住宅であります。
 市営住宅広里団地については、整備最終年次として、1棟6戸の完成に向け取り組んでまいります。
 また、納内町のみずほA団地の建てかえに向け、実施設計に取り組んでまいります。
 水道事業であります。
 配水管の布設を初め道路整備に伴う移設により配水管網を整備してまいります。
 また、補助事業により本年度から石綿セメント管の更新を計画的に進め、有収率の向上に努めてまいります。
 水道料金については、本年度から向こう5年間の料金を据え置きし、水道水の安全・安定供給と、水道事業の経営健全化に努めてまいります。
 下水道事業であります。
 公共下水道については、補助事業で、汚水中継ポンプ施設整備と、国道233号汚水幹線工事を含め20路線、単独事業では、広里地区で1路線の汚水枝線工事の管布設をしてまいります。
 農業集落排水については、多度志地区及び納内地区の普及促進に努めてまいります。
 個別排水処理施設については、引き続き60戸を予定し、深川市の「皆水洗化」を目指してまいります。
 また、公共下水道事業などの使用料については、改定の時期であることから、深川市都市計画審議会に諮るなど所要の事務を進めてまいります。
 廃棄物の処理であります。
 廃棄物の減量化・資源化については、新たに施行される「家電リサイクル法」の対応も含め、市民の理解、協力が得られるよう周知・啓発に努めてまいります。
 廃棄物の中間処理については、中・北空知地域ごみ処理広域化検討協議会の報告に基づき、広域での取り組みを進めてまいります。
 また、新たなごみ分別の導入については、深川市廃棄物対策審議会に諮り、モデル地区の試行を行い、全市での円滑な実施に向けて検討してまいります。
 次期一般廃棄物最終処分場の整備については、環境に対する影響に十分配慮した施設とするよう検討してまいります。
 環境衛生であります。
 墓地環境整備については、宇摩墓地駐車場改修及び市内各墓地の排水路・通路などの整備に努めてまいります。
 また、地域の防疫・駆除などの実施、多様化する公害苦情などに対応するため、監視測定体制の充実を図るとともに地域の自主的環境保全活動を促進するため、関係機関・団体などと連携し、快適な環境づくりに努めてまいります。
 住民基本台帳ネットワークであります。
 住民基本台帳を基礎に全国の市町村を専用回線で結ぶネットワーク化に向けて、システム整備などの取り組みを進めてまいります。
 交通安全対策であります。
 交通安全については、「深川市交通安全条例」の基本理念である人命の尊重を基本に、関係機関・団体と連携し、スピードダウンとシートベルト着用の徹底、交通安全教育と広報啓発活動の強化を図り、市民みずから参加する交通安全運動に一層の創意工夫を凝らし、主に若者・高齢者に効果的な交通安全対策を推進するとともに、「第7次深川市交通安全計画」を策定してまいります。
 また、被害者救済事業の一助として、市民交通傷害保障事業への加入促進に努めてまいります。
 雪対策であります。
 除排雪については、路面整正や路幅の確保を図るとともに、道路排雪や雪割り作業、交差点の見通し確保などの充実を図ってまいります。
 生活環境の向上を図るため、みずから居住する住宅の敷地内に設置する融雪施設に対し、経費の一部助成を継続してまいります。
 また、地域住民団体が行う市道、私道の除排雪経費の一部助成を継続してまいります。
 暴力追放と防犯活動の推進であります。
 暴力追放と防犯活動については、深川警察署を初め、防犯協会など関係団体と連携して、地域に根差した自主防犯活動や暴力追放運動を推進するとともに、防犯思想の普及と高揚に努めてまいります。
 非核平和運動の推進であります。
 非核平和運動については、非核三原則の堅持と恒久平和の実現を願い「非核平和都市宣言記念式」を開催するほか、広島市への中学生派遣と平和映画会の開催や原爆パネル展・杉原千畝写真展など各種の事業を通して、市民の非核平和意識の高揚に努めてまいります。
 次に第3の「健康で生きがいとやすらぎのあるまちづくり」であります。
 保健福祉であります。
 母子保健については、「母子保健計画」に基づき、妊産婦、乳幼児などへの各種健康診査や保健指導など母子に関する総合的な施策の推進を図り、母性や父性をはぐくむとともに、子供たちが健やかに成長できるよう支援してまいります。
 成人・老人保健については、健康の保持・増進、生活習慣病などの疾病予防及び早期発見・早期治療のための「基本健診」や「各種がん検診」などの健康診査、「健康教育」や「健康相談」などの保健活動を推進するとともに、健康教育の新たな事業として「転倒予防事業」・「高齢者食生活改善事業」を実施してまいります。
 また、保健婦、栄養士、作業・理学療法士などによる保健指導・機能訓練・訪問指導などを行い、高齢者や障害者の寝たきりを予防し、在宅療養生活の向上を図ってまいります。
 高齢者福祉については、多度志地区において在宅福祉推進を図るため、「高齢者生活福祉センター」・「デイサービスセンター」の複合施設を整備する社会福祉法人に対し、建設費の一部を支援してまいります。
 高齢者や障害者などが冬期間安心して生活できるように、新規事業として「門口除雪事業」を実施してまいります。
 また、家族介護を支援する新たな事業として「家族介護慰労事業」・「家族介護用品支給事業」及び「訪問理美容サービス事業」を実施するとともに、「給食サービス事業」の拡充を図ってまいります。
 自立支援策の一環として、「ホームヘルプサービス事業」、「デイサービス事業」、「短期入所事業」を一般福祉施策で実施するとともに、高齢者や障害者が住宅改造により、在宅生活が長く続けられるよう「人にやさしい住まいづくり奨励事業」及び「住宅リフォームヘルパー事業」を継続してまいります。
 さらに、深川市在宅介護支援センターに配置する専門職員により、保健福祉の総合相談窓口としての機能と、介護サービス事業者を初め保健・医療・福祉関係者とのより緊密な連携・調整を引き続き果たしてまいります。
 地域福祉については、深川市社会福祉協議会が実施する各種事業に対し補助を行い、公私協働による福祉の増進と向上に努めるとともに、地域住民の共助により実施している小地域ネットワークの全市的な広がりへの助長など、ボランティア活動の普及、地域福祉活動の促進に努めてまいります。
 障害者福祉については、障害者が家庭や地域で安心して暮らすことのできるまちづくりを目指し、引き続き障害者共同作業所や身体障害者団体への支援を行い、障害者の自立と社会参加を助長してまいります。
 また、新たに「身体障害者訪問入浴サービス」を実施し、身体障害者の福祉増進と介護家族の負担軽減を図ってまいります。
 さらに、北空知こども療育センターにおいては、心身の発達におくれや障害のある乳幼児の療育指導を進めるとともに、関係機関と連携し、早期療育に努めてまいります。
 児童福祉については、エンゼルプランに基づき、子育て支援センター事業の拡充を初め、マンパワーによる育児の相互援助制度の立ち上げを進めるなど、子育て支援環境の充実を図るとともに、児童虐待に関する防止などの体制整備を進め、児童福祉の向上に努めてまいります。
 保育事業については、一時的保育事業の拡充、開所時間の拡大など、市内における保育サービスの充実に努めます。
 さらに、引き続き保育料の軽減及び法人立保育所への運営助成に努めてまいります。
 母子・寡婦及び父子福祉については、関係機関・団体と連携するとともに、母子相談員による相談指導、各種制度資金の利用促進、無料健康診査などを実施してまいります。
 低所得者福祉については、単身高齢者の増加や医療費負担増などの社会経済状況を踏まえ、高齢者や傷病・障害者、母子世帯などに対して、相談しやすい援護体制の充実に努めるとともに、自立更生に必要な各種制度・資金の利用促進を図ってまいります。
 また、電話料及びし尿くみ取り料の助成や上・下水道料金の軽減を継続して実施するとともに、引き続き生活保護世帯の高等学校進学者に対する祝金、高校生の修学旅行参加者に対する助成並びに高齢者、傷病者及び障害者の単身世帯に対するストーブ購入助成金を支給する生活保護世帯法外扶助事業を実施してまいります。
 介護保険事業であります。
 2年目を迎える介護保険については、「介護保険事業計画」に基づき、介護サービス事業者を初め、保健・医療・福祉の関係機関・団体との協力連携のもと、介護サービスの利用促進と保険給付の適正化を図り、介護保険制度の円滑な推進に努めてまいります。
 第1号被保険者の保険料は、国の特別対策の一環として、引き続き保険料を軽減することができることから、本年9月まで軽減してまいりますが、平成12年度と比較し、被保険者の負担増となるため、制度の必要性など趣旨の普及啓発を行い、保険料収入の確保に努めてまいります。
 さらに、低所得者の利用者負担軽減についても、国の特別対策に基づき、引き続き実施してまいります。
 国民健康保険事業であります。
 国民健康保険事業については、急速な高齢化や医療の高度化などにより医療費がふえる一方で、一般被保険者の減少、景気低迷による所得の減少などによる保険税収入の低下から、事業運営は厳しい状況にあります。
 国保税医療分については、中間所得者層の負担緩和を図るため、法定限度額に近づける賦課限度額の引き上げと世帯別平等割額の減額をしてまいります。
 また、介護分については、介護納付金額に対応した賦課となることから、所得割率、均等割額の引き上げのための国保税率の改正をしてまいります。
 本年1月から、老人医療の1割負担や高額療養費制度などの改正が行われ、平成14年度には医療保険制度の抜本的改革が予定されており、事業の的確な予測が困難な状況ではありますが、高齢社会に対応した円滑な保険給付ができるよう、被保険者の健康づくり事業の積極的な推進と医療費の適正化を図り、国保財政の健全な運営に努めてまいります。
 病院事業であります。
 市立総合病院の運営については、健全化計画に基づく改善対策の積極的な取り組みを行い、不良債務の早期解消に努めてまいります。
 また、高度医療機器の導入、作業療法士の増員、待合ホールの空調整備、総合案内の設置を行うなど、診療の充実と患者サービスの向上を図り、地域センター病院としての医療機能を高めてまいります。
 さらに、医師住宅については、老朽化が著しいことから、中層耐火構造1棟15戸を建設してまいります。
 病院改築事業であります。
 市立総合病院の改築については、北空知における基幹病院として、地域住民のニーズに立脚した質の高い医療サービスの提供など、ソフト・ハード両面の病院整備の必要性から、本年度は、改築の基本計画・基本設計を策定し、実施設計の早期着手に向けて取り進めてまいります。
 診療所であります。
 診療所については、地域住民が将来とも地元において健康で安心して生活が送れるよう、市立多度志診療所及び市立多度志歯科診療所を、多度志地区で建設される福祉施設に併設して整備を進めてまいります。
 療養型病床群の施設整備支援であります。
 介護療養型医療施設については、高齢化率の高い本市において必要不可欠な介護保険施設であることから、本施設を整備する事業者に対し、その事業費の一部を引き続き支援してまいります。
 消費生活の安定であります。
 消費生活については、多様かつ複雑化する消費者問題に対応するため、深川市消費者センターを核として関係機関と連携し、消費生活相談を行い、本年4月1日から施行される「消費者契約法」を初めとした暮らしの情報提供など「守られる消費者」から「自立した消費者」への転換を図るため、消費者教育と啓発活動を展開し、消費生活の安定に努めてまいります。
 次に第4の「心ふれあう豊かな人間性をはぐくむまちづくり」であります。
 生涯学習の推進と教育の振興であります。
 近年の急速に進む社会変化の中で、たくましく生きる子供の育成と、市民が健康で生涯にわたってともに学びともに教え合う生涯学習が強く求められている今日、市民の学習ニーズに対応した学習機会の提供と、学習しやすい環境づくりに努めてまいります。
 学校教育については、「心の教室相談員」の配置や「適応指導教室」の設置を図るとともに、特色ある教育活動を推進してまいります。
 また、一已中学校の校舎・屋内運動場改築の完了を図るとともに、深川小学校暖房設備の改修や情報教育の基盤・設備の整備など、教育環境の充実に努めてまいります。
 社会教育については、学校教育との連携・融合の取り組みを図りながら、「男女共同参画セミナー」など、市民の学習ニーズに対応した事業の推進に努めるとともに、新社会教育施設整備計画に基づき、納内コミュニティセンターの改修に向けた実施設計の着手及び中央公民館宇摩分館の自治会館化を支援してまいります。
 また、本年オープンする「アートホール東洲館」及び改修を終えた「旧鷲田農場事務所」などの活用により、芸術・文化の振興に努めてまいります。
 スポーツについては、「市民皆スポーツ」を目標に各種行事や教室を開催し生涯スポーツの振興に努めるとともに、積極的な合宿招致活動に取り組んでまいります。
 また、石狩緑地にパークゴルフ場を造成するとともに、市民球場スコアボードの改修、学校体育施設の開放など、スポーツ施設の適切な管理と整備に努めてまいります。
 私学の振興であります。
 拓殖大学北海道短期大学については、地域に開かれた大学として、公開講座や国際交流など、大学と連携を図り地域づくりに取り組んでまいります。
 また、環境農学科における社会人入学者の確保などに対して、引き続き支援をしてまいります。
 クラーク記念国際高等学校については、全国各地から本市のキャンパスにより多くの生徒が滞在して、特色ある体験学習やスポーツ活動・地域交流事業が実施されるよう協力してまいります。
 国際交流の推進であります。
 国際交流については、深川国際交流協会や関係する団体と連携し、市民レベルの国際交流の推進と国際化の基盤づくりに努めてまいります。
 また、アボツフォード市との姉妹都市交流のきずなを一層強めるため、青少年の派遣のほか本年度は高校生による交換留学生制度を創設してまいります。
 人材の育成であります。
 人材育成については、引き続き各分野におけるリーダーの育成やグループ活動を支援し、活力ある地域づくりに努めてまいります。
 次に第5の「活力に満ち魅力ある産業を展開するまちづくり」であります。
 農業の振興であります。
 農業・農村をめぐる情勢は、「食料・農業・農村基本法」に基づく基本計画の策定、中山間地域等直接支払制度の施行など、さまざまな農政改革が進められる中で、輸入野菜の増加などによる国際化の一層の進展など、大きな転換期を迎えております。
 また、基幹産業が農業であります本市においても、農畜産物価格の低迷による農業所得の減少や農業従事者の高齢化、担い手不足、環境問題への適切な対応など多くの課題を抱えております。
 しかしながら、本市は道内有数の良質・良食味米主産地として、食糧の安定供給に大きな役割を果たしてまいりました。
 今後においても、第4次深川市農業振興計画をもとに、基本法が目指す食糧自給率向上に向け、その役割を果たしていくとともに、本市農業が安定的に発展するよう、安全で良質な食糧を安定的に供給できる仕組みを関係機関・団体と十分連携をとりながら、構築してまいります。
 農畜産物の生産については、「深川市クリーン農業推進方針」により、消費者が求める「安全」で「おいしい」生産に努めるとともに、米は、「こだわり米栽培基準」に基づいた栽培の推進と病害虫の発生予察に基づき、最小限の防除に努めてまいります。
 水田農業においては、「水田を中心とした土地利用型農業活性化大綱」を踏まえ、需要に応じた米の計画的生産と「北育ち元気村ライスターミナル」を核に、拠点となる農協施設との連携を図りながら、「安全」で「おいしい」売れる米づくりを目指し、広域による有利販売と産地指定にこたえ得る体制強化に努めてまいります。
 また、生産調整については、米の需給均衡早期回復の視点から、13年度限りの扱いとして、本市には513ヘクタールの緊急拡大分が配分され、従来の目標面積2,160ヘクタールを加え、2,673ヘクタール配分されたところであります。
 本市としては、水田を有効に活用して、品質・生産性の向上を図りながら、所得の向上と安定した水田農業経営の確立を図るため、生産者・農業団体と一体となって取り組んでまいります。
 生産調整の着実な推進と効率的かつ安定的な農業経営を図っていくためには、農業所得の確保は当然でありますが、生産コストの低減や農作業を省力化することも重要であります。
 このため、機械の共同利用・共同作業を行う営農集団や農作業受委託集団の組織化などを一層推進する中で、必要な機械・施設などの整備や転作における小規模な圃場整備などに対し支援してまいります。
 また、米については、今後においても、産地指定にこたえ得る数量確保に向けた取り組みが重要になりますので、農協が取り組む「ほしのゆめ」対策に支援してまいります。
 野菜・花卉については、水田複合経営を推進するための高収益作物として位置づけ、生産指導体制、機械などの導入に対する補助事業の活用を図り、「北育ち元気村」ブランド確立による農家所得の安定確保に努めてまいります。
 畑作については、作付指標に基づく適正な指導と合理的な輪作体系の確立や高品質生産に必要な技術、施設の導入を図り、機械化による作業効率の向上と労働力の軽減に努め、安定生産と所得の確保を図ってまいります。
 果樹については、食生活の多様化による消費減少など極めて厳しい状況にあることから、果樹複合経営を推進するため、引き続き、リンゴ、桜桃、ブドウ、小果樹などの苗木購入助成による改植と栽培面積の拡大を図るとともに、観光農園などの経営の多角化への取り組みの推進により、果樹経営の安定に努めてまいります。
 畜産については、経営の安定を図るため、家畜導入資金の貸し付け、と畜場使用料等助成事業などを実施するとともに、関係機関と連携しながら、防疫・衛生指導に努めてまいります。
 また、家畜ふん尿処理対策については、家畜排せつ物の管理の適正化と畜産農家の負担軽減を図るため、ふん尿処理施設の整備及び家畜排せつ物などにより製造した堆肥の耕種農家への運搬経費に対して支援してまいります。
 担い手の育成確保については、今後とも後継者の資質向上を図るため、国内外への研修派遣や団体活動に対し助成するとともに、新規就農者及びUターン就農者に対しても支援してまいります。
 農地の流動化については、農地保有合理化事業などを活用しながら、その促進に努めるとともに、農家台帳の電算化と地図情報システムの整備により、農地の集団化促進にも努めてまいります。
 農産加工については、経営の多角化を図りながら、農家所得の確保を図る上で重要な取り組みであり、生産者みずからが中心となり、市内で生産された農林畜産物を活用した新製品の開発や普及活動の取り組みに対して支援していくとともに、市内公共施設や各種イベントにおけるPR販売などにも努めてまいります。
 都市住民との交流については、自主性と創意工夫を生かした地域づくりのため、深川市都市農村交流センター「アグリ工房まあぶ」を拠点に、農業者、地域及び地域おこしグループなどと連携し、農業体験や加工体験などの特色ある事業により施設の活用と充実を図り、都市住民や市民に農業への理解を求め、農業の活性化に努めてまいります。
 土地改良事業については、農業・農村の生産基盤や生活環境の整備を図るため、引き続き国営かんぱい事業2地区と道営事業12地区、団体営事業1地区を実施してまいります。
 また、平成8年度から実施してまいりました「21世紀高生産基盤整備促進特別対策事業」については、事業名称を「食料・環境基盤緊急確立対策事業」として、継続8地区と新たに稲田地区土地改良総合整備事業の取り組みをしてまいります。
 林業の振興であります。
 地球温暖化対策などの環境保全や森林の持つ公益的機能を持続的かつ安定的に維持・増進していく観点から、森林整備計画に基づく森林施業を推進するため、国・道の制度事業活用のほか、造林事業や間伐事業などの補助事業を実施し、一般民有林の適切な整備促進と、市有林の育成管理に努めてまいります。
 また、林業後継者の育成確保と森林・林業に対する市民理解のため、空知支庁北空知地区林業指導事務所、北空知森林組合などと連携し、各種事業を推進してまいります。
 ライスランド構想の推進であります。
 ライスランド構想については、本市の基幹産業である農業を通じて、地域の活性化を図ることを目的に、構想の実現に向け、関係機関・団体と連携して効果的な施策を推進するよう努めてまいります。
 本格運用から2年目を迎える音江町向陽地区の「ぬくもりの里」については、「ほっと館・ふぁーむ」及び「向陽館」におけるソフト事業の充実に努めるとともに、より積極的なPR活動の展開などにより集客の増加に努めてまいります。
 また、「いざないの里」道の駅については、昨年度策定いたしました基本設計に基づいて、本年度は実施設計に取り組むとともに、国の支援や運営管理などについて関係機関・団体とさらに協議を進めてまいります。
 「はぐくみの里」については、地域農業を支え発展させるために必要な機能などについて、引き続き検討を進め、実現に向け努力してまいります。
 商工業の振興であります。
 景気の低迷や金融環境の変化の中で、小売業・製造業など中小企業を取り巻く情勢が厳しいことから、引き続き融資施策を柱として、関係機関・団体と連携し、中小企業の経営安定や消費者ニーズに対応した商店街づくりの施策推進に努めてまいります。
 中小企業対策については、事業資金の安定確保が重要なことから、引き続き市の制度融資と国・道の制度融資利用者に対する利子補給を行うとともに、製造業に対して新たに二つの道の制度融資を追加し、利子補給をしてまいります。
 また、後継者など人材育成のための各種研修を実施してまいります。
 企業誘致については、引き続き広里工業団地への新規立地及び既存企業の施設拡充に要する土地取得費・設備投資に対し助成してまいります。
 また、主に東京在住の「ふるさと深川振興委員」の充実を図るため組織の見直しを行い、引き続き企業誘致の情報提供をお願いしてまいります。
 さらに「北空知地域新産業創造推進協議会」に対する支援を含め、新産業創造と企業の育成支援のため各種事業を展開し、地場産業の振興に努めてまいります。
 本年4月にオープンする「深川市経済センター」については、商工会議所に管理運営を委託し、商工業の振興、地域の活性化、市民の交流促進の新しい拠点施設となるよう努めるほか、竣工記念公演に対して支援してまいります。
 商業近代化については、深川商工会議所や関係機関・団体とともに振興計画策定の協議を進めてまいります。
 また、イベントなどのソフト事業に支援し、魅力ある商店街づくりを促進してまいります。
 商店街の活性化・空き店舗などの対策については、深川市商店街振興組合連合会への支援を含め、関係機関と連携し対応してまいります。
 深川ふるさと祭り、ふかがわ氷雪まつりなどの各種イベントについては、より多くの市民参加と外客誘致に向けて内容の充実が図られるよう支援してまいります。
 また、20回目を迎える深川ふるさと祭りの記念事業に対して、支援してまいります。
 特産品の開発普及については、深川物産振興会を支援し、新商品開発を促進するとともに、東京深川郵便局との連携による「特産品フェアー」を初めとする道内外の物産展で地場産品のPR・販路拡大に努めてまいります。
 公設卸売市場については、消費人口の減少や流通システムの変化、大口取引先の減少などから、大変厳しい状況にありますが、卸売業者、買受人組合などの協力を得て、市場取引の拡大を図るとともに、消費者ニーズに対応した生鮮食料品の安定供給と地場産品の取り扱いに努めてまいります。
 観光の振興であります。
 観光振興については、地域の豊かな自然を最大限に活用する中で、深川市観光協会と連携し体験型観光地としてのPRや地場産業と一体となった観光事業の推進を図るとともに、パンフレットやビデオなどにより、観光情報を広く市内外にPRしてまいります。
 また、SLすずらん号の継続運行に伴い、空知・留萌SL運行推進協議会と連携し、観光振興に結びつく事業の展開をしてまいります。
 旧三瓶山スキー場のゲレンデ跡地については、ツツジとミックスフラワーを主体とした景観整備に努めてまいりましたが、本年度はこれらの保育管理に努め景観の確保を図ってまいります。
 開設2年目を迎えるオートキャンプ場については、昨年度の実績を踏まえながら、インターネットや情報誌などへの掲載など、効果的なPRと利用者サービスの向上に努め、利用者誘致の拡大を図ってまいります。
 桜山遊園地については、「桜山公園」に名称を変更し、引き続きパークゴルフ場とパワーアップロードの利用促進と大型テント内のいすの更新を図るとともに、自然公園としての整備の検討をしてまいります。
 音江山ろくにおける株式会社コクドの開発計画については、引き続き協議を進めるとともに、社会経済情勢や余暇活用の多様性の変化などに対応する開発手法の研究協議も進めてまいります。
 労働環境の充実であります。
 労働環境については、依然として厳しい雇用情勢に対処するため、引き続き国の緊急地域雇用特別交付金を活用し、就業機会の創出を図るとともに、地域の雇用の増加と魅力ある職場づくりのため、関係機関や団体、企業と一体となり、国・道の制度を活用し環境の整備や就労の場の確保に努めてまいります。
 また、勤労者定住促進助成金制度や新規学卒者就職祝金制度により、市内定住の推進と若年労働力の確保に努めるとともに、市内労働力調査のため、隔年で実施しております「労働基本調査」を実施してまいります。
 さらに、技能技術者の育成・確保を図るため、深川市技能協会など各種団体と連携し、深川技術工学院での職業能力開発を促進してまいります。
 勤労者福祉については、労働関係諸法令の周知徹底を図り、労働環境の向上と労使関係の改善に努めるとともに、引き続き勤労者共済会への支援を行い、給付内容の充実と加入促進に努めてまいります。
 また、北空知管内を対象とした広域での勤労者共済会の取り組みも進めてまいります。
 勤労青少年ホームについては、将来の活力ある社会を担う勤労青少年の健全な余暇活動や自己啓発の場として、スポーツ・文化教養講座の開設と各種サークルの育成助長を図ってまいります。
 都市計画マスタープランの策定であります。
 本年も引き続き、まちの将来像やまちづくりの課題などを整理し、策定委員会やまちづくり市民協議会での議論を通じて都市計画マスタープランを策定してまいります。
 行政改革の推進であります。
 地方分権一括法の施行とともに明治維新、戦後改革に次ぐ「第三の改革」として地方分権が歩み始めています。
 地方自治体としても、自己決定・自己責任の原則に基づき、みずから地域内の課題解決に取り組んでいくことが求められております。
 このため、市民の行政に対する需要が多様化・高度化する中、行政サービスを向上させるため「行政改革基本計画」及び「実施計画」に基づいて、市民の理解と協力のもと、行政改革の推進を図ってまいります。
 以上、平成13年度の市政執行について所信を述べさせていただきました。
 地方分権、規制緩和など地方自治体をめぐる情勢は大きく変化をしてきており、この変革期にあって重要なことは、市民が「いつまでも住み続けたい」と思い、訪れた人が「この地に住んでみたい」と思うような個性のあるまちづくりであります。
 市民と行政とのパートナーシップを築き上げながら、「ふかがわ」の豊かな自然と都市機能を生かした、一層喜びを実感できるまちを築くため、全職員と一丸となって全力を傾注する決意であります。
 市議会議員の皆さん並びに市民の皆さん、より一層のご理解とご協力を心からお願い申し上げる次第であります。

〇議長(東出治通君) 次に、教育行政執行方針、菅原教育長。

〇教育長(菅原 忠君)〔登壇〕 平成13年第1回市議会定例会に当たり、平成13年度の教育行政に関する執行方針について申し上げます。
 21世紀は、社会経済や科学技術がさらに発展する激動の時代となることが予測されており、社会のさまざまな分野において大胆な改革が進められています。
 教育の分野においても、これまでの教育の成果を踏まえつつ、新しい時代に適合し、これを先取りするような改革を積極果敢に進めていくことが求められています。
 また、家庭・学校・地域社会がそれぞれの教育力を融合する意欲を喚起し、新しい生涯学習社会をつくり上げていく必要があります。
 このため、教育委員会は、新世紀の深川市を担う、心豊かで人間性あふれる子供たちの育成を図る多様な学習の場の形成とともに、市民が生涯にわたって主体的に学ぶことができる環境の整備と、活力ある生涯学習社会の構築に向けて、次の施策を推進します。
 第1は、学校教育の充実であります。
 教育課程の編成については、平成14年度からの完全学校週5日制のもとでの、新しい学習指導要領の実施に向けた展望を明確にしながら、基礎基本を確実に身につけさせるとともに、子供たち一人一人の個性を伸ばし、豊かな人間性をはぐくむ体験的・実践的な活動を積極的に取り入れた「特色ある教育活動」に対し、各学校が自主的・自律的に行うことができるよう支援してまいります。
 教職員の資質の向上については、教職員の生涯にわたって図られるべきものであることから、教職経験・職務などに応じて、校内における組織的な研修・研究活動を一層充実するほか、各種研修事業などを積極的に活用しながら、学校の課題への対応や、実践的指導力と社会的視野を広げるための研修など、多様な研修機会の確保と参加の奨励に努め、新しい教育の創造に向けた意識改革を図ってまいります。
 生徒指導については、市内の一部学校において問題行動が見受けられておりますが、家庭や関係機関と緊密な連携をとりながら、子供との心の触れ合いを重視した生徒指導に努めるとともに、各学校においては、子供たちとの信頼関係を基調としつつ、指導体制の充実・強化を図り、問題行動やいじめ、不登校の未然防止に努めてまいります。
 また、引き続き「生徒指導カウンセラー」や市内4中学校に「心の教室相談員」を配置し、学校の教育相談機能の充実に努めるとともに、不登校児童生徒の学校生活復帰を支援する「適応指導教室」を開設してまいります。
 さらに、「子どもの権利条約」の啓発を図り、子供一人一人のよさを認め合い、個性を生かす教育を推進してまいります。
 障害児教育については、新たに開設する一已中学校の情緒障害児学級を含め、市内の小・中学校7校に知的・情緒障害児学級を設置するなどして、一人一人の障害の状況や特性などに十分配慮した、きめ細かな指導の充実を図ってまいります。
 学校施設の整備については、一已中学校の校舎・屋内運動場改築の完了を図るとともに、外構工事に着手するほか、深川小学校暖房設備の改修や情報教育の基盤・設備の整備など、各学校の教育環境の充実に努めてまいります。
 学校給食については、深川産米を初めとした地場生産物の使用に努めながら、バランスのとれた多様な献立を工夫するなど、児童生徒の発達段階に即した給食の充実を図るとともに、食中毒防止のための衛生管理の徹底や研修に取り組んでまいります。
 また、給食費については、学校用牛乳供給制度の変更や加工賃等若干の値上がりが見込まれるなど、厳しい状況ではありますが、米飯給食への助成措置や経営努力により、現行の給食費で運営してまいります。
 第2は、社会教育の振興であります。
 社会教育中期計画については、第5次中期計画が平成13年度で終了することから、広く市民の参画を求めながら、学習の成果を地域に生かす仕組みなど、生涯学習によるまちづくりを推進する視点から、次期中期計画の策定に取り組んでまいります。
 社会教育活動については、市民の多様化・高度化する学習ニーズに対応した学習情報を提供するとともに、「男女共同参画セミナー」などの現代的課題と生活課題に対応した事業や、教養・生きがい講座など各種事業に一層の創意・工夫を図り、多様な学習機会づくりに努めてまいります。
 また、市民大学やPTAなど各種団体・グループの自主的な学習活動を支援し、地域づくりのための市民の社会参加活動を促進してまいります。
 青少年の育成については、学校教育と社会教育の連携・融合の取り組みを推進するとともに、各種事業の実施に当たっては、「生きる力」と知恵を身につけ、他者を思いやる心や命の大切さを学んでいけるよう、体験学習に重点を置き、小・中学校単位の「家庭学級」の開設や、「親子ふれあい懇談会」などを実施するほか、自然環境に親しむ「ネイチャークラブ」、身近な施設を活用した「少年少女ふるさと教室」などの学校外活動の充実に努めてまいります。
 また、一部ではありますが、青少年の問題行動が社会問題化しており、極めて憂慮される状況にあることから、青少年にとって好ましくない社会環境には引き続き注視し、特に家庭の教育力の向上を図るとともに、学校・地域社会がそれぞれの果たすべき役割を十分に発揮しながら、関係機関・団体との緊密な連携・協力のもとに、健全な環境づくりに努めてまいります。
 青年層においては、まちづくりの中核となる若者たちの自主的活動を支援するとともに、さらに異なる文化の理解と友好の取り組みとして、国際交流への参加奨励にも努めてまいります。
 社会教育施設については、各公民館、コミュニティセンターや生きがい文化センターなどの社会教育施設の機能を十分活用し、市民の自主的な学習活動が一層推進されるよう、施設管理の見直しや施設設備の整備に努めるとともに、新社会教育施設整備計画に基づき、納内コミュニティセンターの改修に向けた実施設計の着手及び中央公民館宇摩分館の自治会館化を促進するため支援してまいります。
 また、市民会館の移転建てかえについては、広く市民の参画を得ながら、多様なニーズや既存施設の役割を踏まえた建てかえのあり方を調査・検討し、基本プランづくりに取り組んでまいります。
 第3は、芸術・文化の振興であります。
 芸術・文化については、価値観の多様化などに伴い、暮らしの中における心の豊かさが一層求められていることから、市民が文化活動に親しむ機会として、「詩歌の散歩道」の整備や、「ふるさと川柳」の公募を継続実施するほか、「芸術鑑賞ツアー」や「市民で創る美術展」「ふるさとコンサート」「童謡コンサート」を開催するなど、多くの市民に芸術・文化の鑑賞機会を提供してまいります。
 また、市民の自主的な文化活動や文化交流を促進するため、「文化総合芸術祭」や「公民館等フェスティバル」など、成果の発表、交流の場を設けるほか、近年活発化している市民劇団などの創造的な文化活動を促進・支援するとともに、市民がつくる文化公演事業に対しても引き続き助成してまいります。
 文化財の保護・継承については、「音江環状列石」の確認調査や収蔵文化財の整理に取り組み、文化財の良好な保存・継承に努めるとともに、特色ある開拓の歴史や文化を多くの市民が理解し、次の世代に引き継がれるよう、郷土資料館での収蔵資料の企画展示や「ふるさと探訪まるごと深川」の開催など、各種事業での文化財の積極的な活用に努めてまいります。
 文化施設については、「ぬくもりの里・向陽館」のPRに努めるとともに、郷土が生んだ書家・小川東洲氏及び画家・松島正幸氏の作品を常設展示する「アートホール東洲館」を開館し、美術を通した市民の交流と触れ合いの場になるよう、施設運営の基盤づくりに努めながら、美術教室や企画展など、市民の芸術文化活動を先導・支援する事業の実施に取り組んでまいります。
 また、修復・改修を終えた「旧鷲田農場事務所」については、見学や学習活動に資するよう資料展示室を整備してまいります。
 図書館活動については、図書資料収集の一層の充実を図り、市民の読書活動の促進に努めてまいります。
 また、幼児期からの読書習慣や図書館と市民の交流を図るため、人形劇の上演による絵本へのいざないや、読み聞かせなどのボランティア育成に取り組んでまいります。
 第4は、スポーツの振興であります。
 スポーツの普及・振興については、市民一人一人が、体力・年齢に応じて気軽にスポーツに親しむことができるよう、「市民皆スポーツ」を目標に、各種スポーツ・レクリエーション行事や教室を開催し、スポーツに参加する機会の拡充を図るなど、生涯スポーツの振興に努めてまいります。
 また、これらの活動を助長するため、体育指導委員や民間有志指導者などとの連携を一層密にするとともに、体育協会を初め各種スポーツ団体の協力のもと、本市で開催される全道規模の各種大会などの支援に努めてまいります。
 スポーツ合宿の招致については、長引く景気の低迷による影響もあって、企業運動部の休・廃部や活動規模の縮小など、引き続き厳しい環境ではありますが、スポーツを通じた活力あるまちづくりと地域経済の活性化に向けて、本市の特性を生かしながら、関係団体との連携や情報の収集・提供に努めるなど、積極的な合宿誘致活動に取り組んでまいります。
 また、合宿チームの練習環境の支援に意を用いるとともに、受け入れ先となる宿泊施設についても、関係者との連携を図りながら、条件整備に努めてまいります。
 スポーツ施設については、温水プール「ア・エール」が開館2年目を迎えますが、子供から高齢者までの幅広い年齢層のニーズに対応したソフト事業の充実を図り、水泳の普及振興と健康づくり・体力づくりの拠点施設として、市民の皆さんに親しまれる運営に努めてまいります。
 また、総合体育館フロアの塗装がえ及び市民球場スコアボードの改修、学校体育施設の開放など、既存施設の適切な管理と効率的な運用に意を用いるとともに、軽スポーツとして年々愛好者が増大しておりますパークゴルフの環境充実を図るため、石狩緑地公園の西側の一部を整備するなど、スポーツ活動の促進に努めてまいります。
 総合運動公園内の体育施設の使用料については、供用開始当初の設定以来、消費税の転嫁を除き据え置いておりますことから、全体的な見直しを図ってまいります。
 また、総合体育館の個人使用料については、消費税を転嫁しておりませんでしたが、適正化を図るとともに、平成14年度から完全学校週5日制となる小・中学生及び障害者の使用料を無料にしてまいります。
 以上、平成13年度の教育行政の主要な方針について申し上げましたが、教育委員会は、理事者を初め教育関係者とともに、地域に根差した教育行政の推進や重要課題に全力で取り組んでいく所存でありますので、よろしくご理解とご協力をお願い申し上げます。

〇議長(東出治通君) これで執行方針の説明を終わります。
 お諮りします。議案第1号ないし議案第12号の12件については、市長の市政執行方針の中で大綱の説明がありましたので、会議規則第36条第2項の規定によって提案理由の説明を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第1号ないし議案第12号は提案理由の説明を省略することに決定しました。
 これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) お諮りします。
 ただいま設置されました予算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定によって、20人の全議員を指名したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって予算審査特別委員会の委員は、ただいま指名したとおり選任することに決定しました。


〇議長(東出治通君) 日程第2 議案第14号深川市議会政務調査費の交付に関する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第14号深川市議会政務調査費の交付に関する条例について提案理由を申し上げます。
 市議会における各会派の市政に関する調査・研究の推進を図るため、これまで深川市議会市政調査研究費の交付に関する要綱に基づき、市政調査研究費を交付してまいりました。平成12年5月、地方自治法の改正により、本年4月以降、政務調査費の交付については条例による規定が必要となることから、新たに条例を制定するものであります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第14号を採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第14号は原案のとおり可決されました。


〇議長(東出治通君) 日程第3 議案第15号議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第15号議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。
 本条例は、昨年の第4回市議会定例会において議決をいただきました深川市職員給与条例の一部改正により、職員の12月期期末、勤勉手当の支給日を12月21日から12月10日に変更したことに伴い、議員の12月期期末手当においても同様となるよう改正するものであります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第15号を採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第15号は原案のとおり可決されました。


〇議長(東出治通君) 日程第4 議案第16号深川市職員旅費支給条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第16号深川市職員旅費支給条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。
 本条例は、昨年の第4回市議会定例会におきまして議決いただきました深川市職員給与条例の一部改正により、医療職給料表(一)の全面改正及び医療職給料表(二)、(三)の管理職を行政職給料表(一)へ移行するなどに伴い、旅費の日当、宿泊料等の算定区分を規定した別表一付表を改正するものであります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第16号を採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第16号は原案のとおり可決されました。


〇議長(東出治通君) 日程第5 議案第17号深川市税条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第17号深川市税条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。
 本条例は、市税条例のうち国民健康保険税関係について一部改正を行うものであります。
 主な改正内容は、医療給付費分に係る基礎課税額について、中間所得者層の負担の緩和を図るため課税限度額を現行の50万円から51万円に、世帯別平等割額を現行の2万8,000円から2万7,000円に改正するものであります。
 また、介護保険にかかわる平成13年度の概算介護納付金の支払いに当たり、介護納付金課税額にかかわる所得割の税率を現行の100分の0.77から100分の0.80に、被保険者均等割額を現行の7,900円から8,400円に改めるものであります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長
(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は、総務文教常任委員会に付託します。


〇議長(東出治通君) 日程第6 議案第18号深川市総合体育館条例の一部を改正する条例について及び議案第19号深川市総合運動公園体育施設条例の一部を改正する条例についての2件を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第18号深川市総合体育館条例の一部を改正する条例について及び議案第19号深川市総合運動公園体育施設条例の一部を改正する条例について、一括して提案理由を申し上げます。
 総合運動公園内の体育施設の使用料は、設定以来消費税の転嫁を除き、据え置いておりますことから、使用料の全体的な見直しを図るものであります。
 また、総合体育館の個人使用料は消費税の転嫁を図っておりませんでしたが、適正化を図るとともに、平成14年度から学校完全週5日制となる小中学生及び障害者の使用料を無料化にするものであります。
 さらに、条例中の一部字句についても、適正な表記に改めるものであります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(東出治通君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は、総務文教常任委員会に付託します


〇議長(東出治通君) 日程第7 議案第20号深川市助産施設条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第20号深川市助産施設条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。
 本条例は、社会福祉の増進のための社会福祉事業法の一部を改正する等の法律が本年4月1日から施行されることに伴い、助産施設の入所方法を措置方式から利用方式に変更するなどの改正を行うものであります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第20号を採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第20号は原案のとおり可決されました。


〇議長(東出治通君) 日程第8 議案第21号深川市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第21号深川市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。
 本条例は、総合病院として多様化する医療ニーズに対応するため、組織体制及び指揮命令系統の見直しを行い、診療部から医療技術部門を分け、診療技術部を新設、薬局を薬剤部に変更し、現行の3部1局体制を5部体制にするものであります。
 また、条例中の一部字句についても適正な表記に改めるものであります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は、社会民生常任委員会に付託します。


〇議長(東出治通君) 日程第9 議案第22号深川市ほか5町介護認定審査会共同設置規約の一部を改正する規約についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第22号深川市ほか5町介護認定審査会共同設置規約の一部を改正する規約について提案理由を申し上げます。
 深川市ほか5町介護認定審査会は、平成11年10月以来4合議体を設け、1合議体5人、委員20人により要介護認定等の審査判定業務に当たってきたところでありますが、審査会のより円滑な運営のために合議体を4から6とし、委員も10人ふやし、30人とすることで北空知1市5町の協議が調いましたので、地方自治法第252条7の規定に基づき、規約に定めております審査会委員の定数を変更しようとするものであります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は、社会民生常任委員会に付託します。


〇議長(東出治通君) 日程第10 議案第23号深川市桜山公園条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第23号深川市桜山公園条例について提案理由を申し上げます。
 桜山遊園地は、昭和46年に株式会社深川振興公社によって桜山レジャーランドとして営業が開始され、昭和59年には施設が市に移管となり、その後平成3年度に策定した行政改革基本計画に基づき、自然公園化の方向で散策路やパークゴルフ場、さわやかトイレなどの整備を進めてきたところであります。しかし、大型遊具や家屋等は修理が限界に達したことから、平成12年度、今後の維持管理に必要な倉庫類を残し、すべて解体撤去したところであります。今後は、市民の方に自然に親しんでいただけるような公園としての管理に努めることから、新たに条例を制定するものであります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は、経済建設常任委員会に付託します。


〇議長(東出治通君) 日程第11 議案第24号市道の路線廃止について及び議案第25号市道の路線認定についての2件を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第24号市道の路線廃止について及び議案第25号市道の路線認定について、一括して提案理由を申し上げます。
 今回廃止する市道は、路線の延長増及び減により起終点を変更し、再認定を行うもの2路線であります。
 認定する市道は、北海道の公共事業関連で延長増とするもの1路線、延長減とするもの1路線、北海道から引き継がれるもの2路線、私道の寄附を受けるもの1路線であります。
 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は、経済建設常任委員会に付託します。


〇議長(東出治通君) 以上で本日の日程は全部終了しましたので、本日はこれで散会します。
 なお、3月5日は午前10時から開議します。


(午前11時35分 散 会)



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