[目次]

平成13年 第1回

深川市議会定例会会議録 (第6号)

午前10時09分 開会 
 平成13年3月19日(月曜日)
午後11時01分 延会 


〇議事日程(第6号)

日程第 1 委員会報告第1号
議案第 1号 平成13年度深川市一般会計予算
議案第 2号 平成13年度深川市市民交通傷害保障事業特別会計予算
議案第 3号 平成13年度深川市介護保険特別会計予算
議案第 4号 平成13年度深川市国民健康保険特別会計予算
議案第 5号 平成13年度深川市老人医療特別会計予算
議案第 6号 平成13年度深川市簡易水道事業特別会計予算
議案第 7号 平成13年度深川市農業集落排水事業特別会計予算
議案第 8号 平成13年度深川市地方卸売市場特別会計予算
議案第 9号 平成13年度深川市下水道事業特別会計予算
議案第10号 平成13年度深川市駐車場事業特別会計予算
議案第11号 平成13年度深川市水道事業会計予算
議案第12号 平成13年度深川市病院事業会計予算
日程第 2 委員会報告第2号
議案第17号 深川市税条例の一部を改正する条例について
議案第18号 深川市総合体育館条例の一部を改正する条例について
議案第19号 深川市総合運動公園体育施設条例の一部を改正する条例について
日程第 3 委員会報告第3号
議案第21号 深川市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について
議案第22号 深川市ほか5町介護認定審査会共同設置規約の一部を改正する規約について
陳情第 5号 年金制度改善について国への意見書を求める陳情書
陳情第 6号 介護保険制度をはじめ、社会保障制度の抜本改善に向けた国の財政措置を求める請願(陳情)書
日程第 4 委員会報告第4号       
議案第23号 深川市桜山公園条例について
議案第24号 市道の路線廃止について
議案第25号 市道の路線認定について
請願第 1号 「道の駅」建設の延期を求める請願書
日程第 5 議案第35号 平成12年度深川市介護保険特別会計補正予算(第2号)
日程第 6 意見案第1号 特別間伐事業の創設を求める意見書
意見案第2号 仕事と家庭の両立施策の拡充を求める意見書
意見案第3号 地域医療支援機構の創設に関する意見書
意見案第4号 高齢者及び障害者の雇用促進を求める意見書
意見案第5号 食品の安全性確保の強化を求める意見書
意見案第6号 鉄道線路及び駅舎構内における安全対策の強化を求める意見書
日程第 7 閉会中の継続審査の申し出について
日程第 8 閉会中の所管事務調査の申し出について




(午前10時09分 開 議)

 

〇議長(東出治通君) これより本日の会議を開きます。


〇議長(東出治通君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。

〇議会事務局長(平間敏男君) 初めに、大塚議員ほかから意見案6件の提出がありました。
 次に、予算審査特別委員長から議案12件、総務文教常任委員長から議案3件、社会民生常任委員長から議案2件、陳情2件及び経済建設常任委員長から議案3件、請願1件の審査結果の報告がありました。
 次に、市長から議案1件の追加提出がありました。
 次に、第1回定例会6日目の議事日程は、お手元にご配付のとおりであります。
 報告を終わります。


〇議長(東出治通君) 日程第1 委員会報告第1号議案第1号平成13年度深川市一般会計予算ないし議案第12号平成13年度深川市病院事業会計予算の12件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 西野予算審査特別委員長。

〇予算審査特別委員長(西野清勝君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第1号平成13年度深川市一般会計予算ないし議案第12号平成13年度深川市病院事業会計予算の12件について、予算審査特別委員会で審査しました概要と結果についてご報告申し上げます。
 本委員会は、今定例会、3月2日の会議において設置され、同日に正副委員長の互選を行い、引き続き予算の説明を担当課長から受けたところです。
 その後、委員会を3月12日、13日及び14日の3日間開催し、審査を行いました。
 審査結果につきましては、議案第1号については賛成多数をもって、また議案第2号ないし議案第12号の11件については全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 これで報告を終わります。

〇議長(東出治通君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決に入ります。
 初めに、議案第1号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。

(賛成者起立)

〇議長(東出治通君) 起立多数。
 よって、議案第1号は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第2号ないし議案第12号の11件を一括して採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第2号ないし議案第12号は委員長の報告のとおり可決されました。


〇議長(東出治通君) 日程第2 委員会報告第2号議案第17号深川市税条例の一部を改正する条例についてないし議案第19号深川市総合運動公園体育施設条例の一部を改正する条例についての3件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 高桑総務文教常任委員長。

〇総務文教常任委員長(高桑幸雄君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第17号深川市税条例の一部を改正する条例について、議案第18号深川市総合体育館条例の一部を改正する条例について及び議案第19号深川市総合運動公園体育施設条例の一部を改正する条例について、審査いたしました概要と結果についてご報告申し上げます。
 本件は、本定例会において当委員会に付託され、委員会を3月8日に開催し、教育長及び関係する部課長等の出席を求め、審査を行いました。
 初めに、議案第17号深川市税条例の一部を改正する条例について、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、限度額を1万円上げることで国保会計にどう影響するか。
 答え、平成12年度賦課状況では、法定限度額が51万円になることで国保税の増収部分が約400万円、しかし世帯別平等割を1,000円引き下げることで505万円の減収になり、増収分と減収分を差し引くと、約100万円程度の減収になります。12年度の深川の状況から推察すると、今回1万円引き上げることによって、限度額を超える世帯を除いた4,600世帯ほどが今年より税額で1,000円下がることになります。
 問い、介護保険の第2号被保険者の状況と介護納付金分への影響はどうか。
 答え、介護2号の対象者は、2月末現在で3,239人です。これについては、毎月のごとく変動が生じてきます。国保の加入者の5歳刻みの年齢階層別調べにおいて、35歳から39歳が311人で、単純平均すると1歳当たり62人で、今後1年間にこのまま推移すれば、62人が2号の被保険者に加入し、逆に今後介護1号に該当する方は60歳から64歳で全体で1,132人で、1歳当たり226人になります。差し引きすると164人になるが、退職により被用者保険から加入してくる方もおおそそ100人程度います。そういったものも加味すると、おおよそ60人から70人ぐらいが介護2号から減少していきます。
 介護2号にかかわる納付金については、支払基金が深川市の平成13年度における介護2号該当者見込み数を3,328人と算出しており、金額は、試算段階では1億1,548万円で来年度の見込額が通知されています。このことにより、来年度の介護2号の被保険者で割り返して、半分の5,774万円が国庫補助で補てんされるので、残りの2分の1を平準化の割合の均等割、2分の1を所得割で求めるという計算で8,400円、13年所得が明確でないため、12年所得で推計すると所得割率が0.8%という数字になります。支払基金の請求額は3,328人をもとにしており、現状との差については14年度に精算されるものであります。
 質疑終結後採決に入り、議案第17号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第18号深川市総合体育館条例の一部を改正する条例について及び議案第19号深川市総合運動公園体育施設条例の一部を改正する条例について一括して審査を行いましたので、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、小中学生を無料にすることによって、総合体育館が子供たちの遊びの場にならないか。
 答え、現在もスポーツ管理指導員が窓口に常駐して管理していますが、これからもそういうことがないように学校等にもPRをしていきたいと考えております。
 問い、温水プール内にトレーニングルームができたことにより、体育館のトレーニングルームの使用状況に影響が出ていないか。
 答え、恒常的にトレーニングルームを使われている方は数名いますが、内容も違いますし、直接的に利用者の減少等の影響はないというのが現状であります。
 質疑終結後討論を行い、松沢委員から賛成の立場で、引き上げが十数年ぶりであり、金額的にも若干の範囲ということで、今まで要求してきた小中学生の無料化ということも組み入れられた。また、公共施設というのは温水プールの料金設定のときにも言った経過があるが、使われてこそ生きるもので、今後の利用料の設定について、できるだけそういう立場で考えていただきたいという賛成の討論がありました。
 その後採決に入り、議案第18号及び議案第19号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上で報告を終わります。

〇議長(東出治通君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決します。
 初めに、議案第17号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第17号は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第18号及び議案第19号の2件を一括して採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第18号及び議案第19号は委員長の報告のとおり可決されました。


〇議長(東出治通君) 日程第3 委員会報告第3号議案第21号深川市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について、議案第22号深川市ほか5町介護認定審査会共同設置規約の一部を改正する規約について、平成12年陳情第5号年金制度改善について国への意見書を求める陳情書及び平成12年陳情第6号介護保険制度をはじめ、社会保障制度の抜本改善に向けた国の財政措置を求める陳情書の4件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 北名社会民生常任委員長。

〇社会民生常任委員長(北名照美君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第21号深川市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について、議案第22号深川市ほか5町介護認定審査会共同設置規約の一部を改正する規約について、平成12年陳情第5号年金制度改善について国への意見書を求める陳情書及び平成12年陳情第6号介護保険制度をはじめ、社会保障制度の抜本改善に向けた国の財政措置を求める陳情書、以上の4件について、社会民生常任委員会で審査しました概要と結果についてご報告申し上げます。
 議案第21号及び議案第22号は、本定例会において当常任委員会に付託され、委員会を3月8日に開催し、所管の部課長等の出席を求め、審査を行ったところであります。
 まず、議案第21号深川市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例についての審査を行いましたので、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、条例改正に伴い名称が変わって、職務権限はどのように変わっていくのか。
 答え、職務権限は従来と同様と考えるが、診療技術部の独立は部内4課の諸課題の方策、方向づけ等をみずから解決でき得る主体性、指揮系統を明確にしようとするものである。
 問い、コンピューター処置対策の検討及び専門職の配置管理体制の考えは。
 答え、病院経営等において重要課題と受けとめ、現在院内にシステム検討委員会を設置し、取り組みを進めており、病院改築の基本計画、基本設計策定に合わせ、検討していきたいと考えている。また、このシステムはその病院の特殊性に合わせて立ち上げなければならないことから、高度な専門職及び管理体制について今後研究・検討していきたいと考えている。
 問い、医師の配置計画をどのように考えているか。
 答え、現在病院経営の健全化計画の中で、固定医化、複数化を推進している。医師数は、法上の必要人員を満たしていないので、体制充実に向け今後の需要を十分に見きわめた配置を考えていきたい。
 問い、条例改正に伴い、組織機構が変わるが、患者対応にどのようなことが今後期待できるのか。
 答え、それぞれの部門の責任体制が強化され、病院全体としてトラブル、事故など諸課題への迅速な対応が期待できると考えている。
 質疑終結後採決を行い、議案第21号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。
 次に、議案第22号深川市ほか5町介護認定審査会共同設置規約の一部を改正する規約についての審査を行いましたので、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、介護サービスでの具体的に苦情が多いものだとか、そのほか何か対応しなければならないとかを伺いたい。
 答え、利用料が発生した昨年の5月以降で、特に施設関係の利用者から苦情というか、相談を市の窓口で受けました。市としても種々の制度の説明、請求内容の説明なりをするとともに、関係する事業所などにも対応ということで依頼した経過がありました。印象として挙げれば、説明が足りない部分が多く、説明をすれば納得する方ももちろんおりますし、事前に説明するということが特に今回経験させていただいて十分重要と再認識し、事業所側にもお願いしたところである。
 問い、1次判定が大体2次判定でそのまま決定のようであり、一部に不服の声も聞くが、現在取り組みの中で問題となっていることがあればお聞かせ願いたい。
 答え、当市の場合、変更率30%程度であり、道全体では23.6%で、当市は高い変更率となっている。これは、審査会委員の資料の精読により、1次判定をうのみにしていないという状態と思われ、委員が適切な審査判定を行っていただいていると聞いている。審査会は、平成11年の10月から始まり、当初は介護度が高いとか低いとかいう判定に対する不服はあったが、1年半経験して落ちついているというか、余り聞かなくなっている。
 問い、在宅介護の利用状況について聞きたい。
 答え、在宅介護の利用状況を昨年12月現在での主な介護保険サービスで申し上げると、訪問ヘルプサービスが79人、訪問看護は17人、通所介護、デイサービスが138人、通所リハビリテーション、デイケアが52人、合計延べ286名である。介護度別では、要支援が62名、要介護1が96名、要介護2が49名、要介護3が18名、要介護4が11名、要介護5が8名、合計244名となっている。人数の不一致は、複数のサービスを利用している方がいるためである。
 問い、できれば早い時期に保険料を5段階から6段階にと具体的に検討してみる必要があるのではないか。
 答え、本州方面では数自治体で実施しているところがある。他の自治体のことも研究させていただかなければならない課題として受けとめており、もう少し勉強させていただきたいと考えている。
 質疑終結後採決を行い、議案第22号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。
 次に、平成12年陳情第5号年金制度改善について国への意見書を求める陳情書について申し上げます。
 陳情者は、全日本年金者組合深川支部執行委員長、曽賀良弘氏で、陳情の要旨は、一般財源による全額国庫負担の最低保障年金制度の創設を中心要求に掲げて、5項目にわたる年金制度改善について、国への意見書を提出を求めているものです。
 本件は、平成12年第4回定例会において当委員会に付託され、委員会は昨年12月11日、本年2月22日、3月8日の3回にわたり開催し、本年の2月22日には、陳情の提出者である全日本年金者組合深川支部の書記長である手島克氏を参考人として出席を求め、陳情趣旨の補足説明を受け、審査を行ったところであります。
 陳情趣旨の補足説明として、無年金者、低年金者をなくしてもらうという趣旨から、最低保障年金制度の創設を主眼としているとの意見の開陳がありました。
 その後参考人に対し、質疑が行われましたので、主なものを申し上げます。
 問い、一気に高齢者社会が到来するとすれば、一部負担ということも一方でやむを得ないという気がするが、年金を将来どうするかという考えについて聞きたい。
 答え、最低保障年金制度の創設となれば、公的年金積立金の取り崩し、公共事業費、軍事費を削減し、財源に回すなどして、全額国庫負担での賄いをしていったらどうかと考える。
 問い、基礎年金に対する国庫負担部分に年金目的税的な税負担方式を導入する考えについてはどう考えるか。
 答え、財源の仕組みを変える取り組みとあわせて年金の保障を考えていくということで、そういう考えは持っていない。
 質疑終結後、委員会は審査を行った結果、採決を行い、平成12年陳情第5号は全会一致をもって趣旨採択すべきものと決定した次第であります。
 次に、平成12年陳情第6号介護保険をはじめ、社会保障制度の抜本改善に向けた国の財政措置を求める陳情書について申し上げます。
 陳情者は、深川地方労働組合総連合議長、北風一憲氏及び全日本年金者組合深川支部執行委員長、曽賀良弘氏の連名のものであり、陳情の要旨は、国庫負担を増額し、社会保障を拡充し、すべての国民が安心して介護・医療を受けるため、介護保険制度及び医療制度の改善事項を国に対して意見書の提出を求めているものです。
 本件は、平成12年第4回定例会において当委員会に付託され、委員会は昨年12月11日、本年2月22日、3月8日の3回にわたり開催し、本年の2月22日には、陳情の提出者である全日本年金者組合深川支部の書記長である手島克氏を参考人として出席を求め、陳情趣旨の補足説明を受け、審査を行ったところであります。
 陳情趣旨の補足説明として、介護保険制度における低所得者の保険料、利用料の免除、軽減をぜひ実現していただきたいとの意見の開陳がありました。
 その後参考人に対し、質疑が行われましたので、主なものを申し上げます。
 問い、介護保険制度においての家族介護に対する現金給付について、いかが考えがあるのか聞きたい。
 答え、現金給付的な支援もあり得るということで、家で見ていくことが可能であればよいのではないかと考える。
 問い、介護の社会化という面から、保険料無料ということについてはちょっといかがかと考えるが、そこら辺の考えがあれば聞きたい。
 答え、低所得者、困窮者には減免、軽減措置が税金でもあるのだから、そのように措置していくのが当然ではないかというふうに考える。
 質疑終結後、委員会は審査を行った結果、採決を行い、平成12年陳情第6号は全会一致をもって趣旨採択すべきものと決定した次第であります。
 以上で社会民生常任委員会の報告を終わります。

〇議長(東出治通君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決します。
 初めに、議案第21号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第21号は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第22号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第22号は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、平成12年陳情第5号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は趣旨採択であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって平成12年陳情第5号は委員長の報告のとおり趣旨採択することに決定しました。
 次に、平成12年陳情第6号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は趣旨採択であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって平成12年陳情第6号は委員長の報告のとおり趣旨採択することに決定しました。


〇議長(東出治通君) 日程第4 委員会報告第4号議案第23号深川市桜山公園条例についてないし議案第25号市道の路線認定について及び平成12年請願第1号「道の駅」建設の延期を求める請願書の4件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 岡部経済建設常任委員長。

〇経済建設常任委員長(岡部誠二君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第23号深川市桜山公園条例についてないし議案第25号市道の路線認定について及び平成12年請願第1号「道の駅」建設の延期を求める請願書について、経済建設常任委員会で審査した概要と結果についてご報告申し上げます。
 議案第23号ないし議案第25号は、本定例会において当常任委員会に付託され、委員会を3月8日に開催し、所管の部課長などの出席を求め、審査を行ったところであります。
 最初に、議案第23号深川市桜山公園条例についての審査を行いましたので、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、自然公園に移行した後の管理運営体制は、また桜山観光協会とのかかわりは。
 答え、13年度は引き続き振興公社に委託をしていく考えであります。委託の内容としては、公園内のパークゴルフ場、パワーアップロードの管理運営、園内の清掃、草刈り、トイレやイベント広場の管理、またイベントの開催などとなります。
 桜山観光協会とのかかわりでございますが、独自の地元の方の組織として、桜山に非常に貢献をいただいております観光協会には、園外の草刈りや清掃を委託しておりますので、引き続きご協力をいただき、管理運営をしてまいりたいと考えております。
 問い、遊具、家屋など合わせて24件を解体したが、その解体工事費は。
 答え、解体工事料は2,992万5,000円でございます。
 問い、残された施設として、さわやかトイレ、ステージ、格納庫、機関車2両、パークゴルフ場、パワーアップロードなどになっているが、この中で特にJRから借りている機関車2両の今後の維持管理は。
 答え、機関車につきましては、D51とC58の頭部分2両でございます。これは、JR北海道より無償で借りているものであり、返却することは可能ですが、返却には数千万円の輸送費がかかるそうであります。その輸送料はこちらで負担することになり、また返却の期限があるものではございませんので、今後も公園の展示物として置いていく考えでございます。維持管理については、最小限の外部塗装、清掃を高齢者事業団に委託し、取り組んでまいります。
 質疑終結後採決を行い、議案第23号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第24号市道の路線廃止について及び議案第25号市道の路線認定についての2件については一括し、慎重な審査を行い、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、平成12年請願第1号「道の駅」建設の延期を求める請願書については、平成12年第1回定例会において当委員会に付託され、委員会を昨年の3月13日、6月30日、9月22日、12月12日及び本年の2月8日、3月8日に開催し、資料などを精査するとともに、所管の部課長など及び財政課長の出席を求め、慎重に審査を行ったものであります。
 請願者は、深川市を愛する市民の会代表、曽賀良弘氏で、請願の趣旨は、道の駅建設の延期を求めるものであります。
 質疑の中から、主なものを申し上げます。
 問い、事業費が6億円となっているが、財源措置についての考え方と今後のスケジュールについて。
 答え、全体事業費につきましては、国の支援内容については協議中のため、市が単独で整備した場合を申し上げると、施設整備あるいは用地取得、調査設計、開業準備などを合わせまして約6億円程度を想定しております。この財源対策につきましては、過疎対策事業債での取り組みを検討してございます。6億円のうち起債対象額を5億7,000万円と想定しまして、これに対して充当率が95%適用になりますので、過疎対策事業債では5億4,000万円、残る6,000万円程度が一般財源と想定しております。
 今後のスケジュールですが、国の支援を得るためには、国道12号の交差点改良工事と連動した取り組みが必要となることから、13年度に実施設計、14年度に建設工事の着手、15年度には開業したいというスケジュールを考えております。
 問い、事業効果及び経済効果について。
 答え、事業効果につきましては、道の駅の情報発信機能によりまして、米を中心とする地域物産の振興あるいは観光、レクリエーション、各種イベントなど、経済活動や文化あるいはレクリエーション活動に取り組む多くの市民の方に新たなPRの場を提供することによって、その活性化が図られるものと期待しております。
 具体的には、物産振興会としては、道の駅の出店を契機といたしまして新商品の開発や既存商品をさらに見直し、道の駅で売れる商品で利益を出すことを前提とした新たな展開を考えておりますし、農協につきましてもお米ギャラリーという中でのPR展示だけではなく、その中で販売をされていくことも検討されております。また、当道の駅のゆとりの空間が通過者に休息の場を与え、多発する交通事故の防止にもその効果が期待されます。
 経済効果につきましては、コンサルタントの予測ではありますが、開業年は施設整備分の効果、雇用の創出に伴う効果などで約5億円、次年度以降については約3億4,000万円程度が見込まれるのではないかということです。
 問い、ぬくもりの里との競合について。
 答え、ぬくもりの里は芸術文化の交流拠点と地域コミュニティ施設であり、道の駅は24時間通過者に対する沿道サービスを提供しながら本市のさまざまな情報を発信するという違いは既にご案内のとおりでありますが、施設の目的ですとか性格の違いから、今後においてそれぞれが工夫と努力によって特徴を持った運営を図る中で共存、共栄が図られるものと考えております。
 問い、民間施設を移転する理由と補償の考え方について。
 答え、民間施設の移転につきましては、計画地にその施設があることにより視界が遮られる状況にあることから、通過者に立ち寄りの動機を起こさせるには建物の外観、玄関部、駐車場を見せることが必要であること、連携して相乗効果を図るためには、一体的な形で取り進めることがより効果があるものと判断したものであります。
 移転補償につきましては、計画では新たに民間施設の用地買収と代替地の提供を行うことから、土地開発基金で先行取得させていただき、既に取得済みの用地とあわせて、それらを相殺した後の用地について一般会計で買い戻しさせていただきたいと考えております。
 なお、これらにつきましては過疎債の対象となるものであります。
 問い、請願で問われている市の財政状況について将来の見通しは、また実施設計と起債のかかわりは。
 答え、病院、ごみ対策などの事業費につきましては、病院改築がおよそ131億円、ごみ処理の一般廃棄物の最終処分場建設については約10億5,000万円、ごみ処理広域化北ブロックの処理事業費は中継施設、リサイクル施設、有機物の処理施設を含め約25億5,000万円の事業費を予定しており、このうち深川市の負担が約62%であります。また、道の駅につきましては約6億円の事業費で計画をしております。
 経常収支比率は、一般質問でもお答えいたしておりますが、平成12年度は87.5%になる見込みであり、さらにこれらの大型事業を勘案し、将来を見通しますと、平成16年度は約95%と見込んでおります。
 今後の財政運営につきましては、これらの大型事業が予定されており、大変厳しい状況にありますが、状況などを見ながら適正に執行していかなければならないものと考えております。財源確保につきましても、当然国の補助が受けられるものについては支援をいただき、起債借り入れにつきましてもできるだけ有利な起債を求めるとともに、国、道に対してあらゆる面から支援要請をしていきたいと考えております。
 いずれにいたしましても、大変厳しい財政状況にありますので、市の内部にあっては行政改革に基づく事務事業の見直し、また経費の節減などを図っていかなければならないものと考えております。
 実施設計と起債の関係は、本来であれば実施設計は起債対象でありますが、実施設計完了後、工事着工まで期間を置きますと起債の対象にならない場合があります。
 質疑終結後採決を行い、平成12年請願第1号は、出席委員一致をもちまして不採択すべきものと決定いたしました。
 以上で経済建設常任委員会の報告を終わります。

〇議長(東出治通君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、指名します。
 松沢議員。

〇11番(松沢一昭君)〔登壇〕 このたび提出されました道の駅の建設の延期を求める深川市を愛する市民の会からの請願に対して、賛成の立場で討論いたします。
 本請願は、昨年3月1日に提出されたものでありますが、その内容は、現在置かれている本市の財政状況や公共投資の優先順位についてもっと議論を重ねるとともに、建設の延期を求めるものでありました。
 第1に、市民が強く要望しているのは、市立病院や文西会館の改築、地域住民要望に沿った老人いこいの家の改築であること。第2に、深川市の借入金がふえ続けていること。第3に、6億円の費用と、さらに維持管理費がかかっていくこと。第4に、わずか5.5キロメートルしか離れていないところにぬくもりの里の整備がされ、競合することが考えられることなどの内容になっています。
 このたびの第1回定例会の一般質問の議論の中でも、病院建設や一般廃棄物の処理、既に建設された温水プールやオートキャンプ場、経済センターなどの起債償還や維持管理費によって、近々経常収支比率が90%を超え、時間による弾力性を考慮した数値でさえも、平成16年には95%になるだろうということが明らかにされたところであります。
 しかしながら、河野市長はこの道の駅建設に固執をし、コンビニの移動にまで手をつけ、平成15年供用開始の姿勢を崩していません。しかも、現在でもこのコンビニの移動に幾らかかるのかさえ明らかにされていないではありませんか。このようにして道の駅建設を進めることは、既にオープンしたぬくもりの里への入り込みを減少させるばかりでなく、公共投資の優先順位や財政の健全化の上からも座視できない重大問題であり、本請願を採択するべきであるということを強く訴えて賛成討論といたします。

〇議長(東出治通君) これより採決に入ります。
 初めに、議案第23号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第23号は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第24号及び議案第25号の2件を一括して採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第24号及び議案第25号は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、平成12年請願第1号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は不採択であります。
 本件を採択することに賛成の議員の起立を求めます。

(賛成者起立)

〇議長(東出治通君) 起立少数。
 よって、平成12年請願第1号は委員長の報告のとおり不採択とすることに決定しました。


〇議長(東出治通君) 日程第5 議案第35号平成12年度深川市介護保険特別会計補正予算を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 三浦市民福祉部長。

〇市民福祉部長(三浦敦吉君)〔登壇〕 議案第35号平成12年度深川市介護保険特別会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。
 第1条、地方自治法第213条第1項の規定により、繰越明許費を設定しようとするものであります。
 次のページをお開きください。第1表、繰越明許費は、1款総務費、1項総務管理費、介護保険事務電算処理事業871万5,000円について、年度内に事業が完了しないことから、平成13年度に繰り越しをして対応を図るものであります。
 以上、原案にご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。

〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第35号は原案のとおり可決されました。


〇議長(東出治通君) 日程第6 意見案第1号特別間伐事業の創設を求める意見書ないし意見案第6号鉄道線路及び駅舎構内における安全対策の強化を求める意見書の6件を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 八木議員。

〇12番(八木茂章君)〔登壇〕 ただいま議題となりました意見案第1号特別間伐事業の創設を求める意見書ないし意見案第6号鉄道線路及び駅舎構内における安全対策の強化を求める意見書の6件について、提出者を代表して提案理由の説明を申し上げます。
 本件につきましては、お手元にご配付しております内容により関係機関に提出するもので、内容の説明は省略いたしますが、議決くださいますようよろしくお願いいたします。

〇議長(東出治通君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより意見案第1号ないし意見案第6号の6件を一括して採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって意見案第1号ないし意見案第6号は原案のとおり可決されました。


〇議長(東出治通君) 日程第7 閉会中の継続審査の申し出についてを議題とします。
 本件は、総務文教常任委員長及び経済建設常任委員長から、別紙印刷ご配付のとおり閉会中の継続審査の申し出があります。
 お諮りします。申し出のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって申し出のとおり閉会中の継続審査とすることに決定しました。


〇議長(東出治通君) 日程第8 閉会中の所管事務調査の申し出についてを議題とします。
 本件は、経済建設常任委員長から、別紙印刷ご配付のとおり閉会中の所管事務調査の申し出があります。
 お諮りします。申し出のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって申し出のとおり閉会中の所管事務調査とすることに決定しました。


〇議長(東出治通君) これで本定例会に付議されました事件の審議は全部終了しましたので、平成13年第1回深川市議会定例会を閉会します。

(午後 1時55分 延 会)



記会議の記録に相違ないことを証するため、ここに署名する。
 
議    長  東 出 治 通
 
( 5番)   白 井   進
 
(15番)   大 塚 就 秀

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