平成14年 第1回
深川市議会臨時会会議録 (第1号)
〇議事日程(第1号)
日程第 1 | 会議録署名議員の指名 |
日程第 2 | 会期の決定について |
日程第 3 | 常任委員の所属変更について |
日程第 4 | 報告第 1号 法律上市の義務に属する損害賠償の額を定めることの専決処分の報告について |
日程第 5 | 議案第 1号 平成13年度深川市病院事業会計補正予算(第2号) |
(午前10時08分 開会)
〇議長(東出治通君) ただいまから平成14年第1回深川市議会臨時会を開会します。
〇議長(東出治通君) これより本日の会議を開きます。
〇議長(東出治通君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員には、会議規則第78条の規定によって、鍜治議員、渡辺議員を指名します。
〇議長(東出治通君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。
〇議会事務局長(荒川 満君) 本臨時会に付議されます事件は、市長から提出のありました議案1件及び報告1件であります。
次に、南議員及び遠藤議員から常任委員会の所属変更の申し出がありましたので、付議します。
次に、本臨時会に説明員として出席通知のあった者の職、氏名を一覧表としてお手元にご配付をしております。
次に、本日の議事日程は、お手元にご配付のとおりであります。
報告を終わります。
〇議長(東出治通君) 日程第2 会期の決定についてを議題とします。
お諮りします。本定例会の会期は、本日1日間にしたいと思いますが、異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって会期は本日1日間に決定しました。
〇議長(東出治通君) 日程第3 常任委員の所属変更についてを議題とします。
社会民生常任委員の南議員から経済建設常任委員に、経済建設常任委員の遠藤議員から社会民生常任委員に、それぞれ常任委員会の所属を変更したいとの申し出があります。
お諮りします。南議員及び遠藤議員からの申し出のとおりそれぞれの常任委員会の所属を変更することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よってそれぞれ常任委員会の所属を変更することに決定しました。
〇議長(東出治通君) 日程第4 報告第1号法律上市の義務に属する損害賠償の額を定めることの専決処分の報告についてを行います。
提出者の説明を求めます。
河野市長。
〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 報告第1号法律上市の義務に属する損害賠償の額を定めることの専決処分の報告について、ご説明を申し上げます。
昨年12月3日午前10時45分ころ市内2条6番深川郵便局前の交差点において、経済部農政課農政係主事補、清水康平の運転する公用車が市道蓬_通線を直進中、市道7丁目線から交差点を右折してきた車両に接触をし、相手車両の後部に損傷を与えたものであります。
損害賠償につきましては、相手方深川市北光町1丁目4番1号、鵜野秀夫さんとの間で示談が成立しましたので、3万9,110円を賠償するものであり、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、12月28日をもって専決処分したものであります。
なお、賠償額につきましては、全国市有物件災害共済会から全額補てんされるものであります。
以上、同条第2項の規定により報告をさせていただきます。
〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 質質疑を終わります。
〇議長(東出治通君) 日程第5 議案第1号平成13年度深川市病院事業会計補正予算を議題とします。
提出者の説明を求めます。
鈴木総合病院事務部長。
〇総合病院事務部長(鈴木 登君)〔登壇〕 議案第1号平成13年度深川市病院事業会計補正予算(第2号)について、ご説明申し上げます。
今回の補正は、病院改築に向けまして昨年9月に改築にかかわる基本計画、基本設計を策定し、病院改築の具体的設計の方向が見えましたこと、またその後国に対しては事業実施に向けた起債申請の手続を行い、追加申請のめどが立ったことなどから、一日も早く改築実現を図るため病院改築にかかわる実施設計業務委託を平成14年9月末完了を目指して本年度実施しようとするものであります。
予算本文について申し上げます。第2条、平成13年度深川市病院事業会計予算第2条に定めた業務の予定量のうち、(4)の主要な建設改良事業にオとして病院改築実施設計1億4,800万円の追加を図り、第3条、予算第4条に定めました資本的収入及び支出の予定額に同額の増額補正と第4条、予算第5条に定めた企業債に同額の病院改築事業債の追加補正を行うものであります。
以上、原案にご賛同賜りますようよろしくお願いいたします。
〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。
高桑議員。
〇14番(高桑幸雄君) 具体的な病院改築事業の入り口に入っていくわけですけれども、過去病院改築にかかわってさまざまな議論がされてまいりました。多くは、財源償還方法について大丈夫なのかと、こういうようなことの質疑を私どももしてきたわけですけれども、今回実施設計の委託ということで具体的な提案がされてまいりました。昨年度以降総務省の公共事業その他にかかわるさまざまな交付税措置の改悪と、こういうような中で一日も早い事業着手ということは望まれているわけで、この点については私は早く進めるべきだというふうに考えております。
ただ、けさの新聞見ますと、地方交付税の見直しで総務省の試案という記事が載っておりました。深川市人口2万7,000台ですから、これでいくと3,000万円か4,000万円ぐらい毎年削減がされるのかなと。その後これが戻るということではなくて、さらに財政的な更正措置が厳しくなってくると、こういうことが予測されるわけで、まず1点目について改築に当たっての財源確保の見通し、さらには償還について大丈夫なのかと、こういうことが懸念されるわけで、3分の2が一般会計、3分の1が病院ということになっておりますけれども、今後起債の125億円という想定された金額からいくと大変な償還を迎えるわけで、どういうふうな試算がされているのか、その点についてお伺いしておきたいと思います。
それから、2点目は、改築にかかわって許可条件となっている病院の健全経営という問題です。改築以降赤字を出さないということが起債を受ける条件になっているわけで、この点について今までそれなりの努力をされてきたことについては私どもも認めておりますけれども、今後診療報酬の改正だとか、いろんなことがあります。新しい病院になって、経営という問題について償還と絡むわけで、この点大丈夫なのかと、こういうことについてお伺いをしておきたいと思います。
なお、平成13年から平成17年にわたって病院の改築がされるわけですけれども、この間の起債のあり方、予想される金利というものについては不透明なところがあると思いますけれども、当面どのぐらいの金利になっていくのかお伺いしておきたいと思います。
3番目に、今回委託されている事業の実施設計委託の内容について。3点ほどお伺いしておきます。
〇議長(東出治通君) 答弁願います。
鈴木総合病院事務部長。
〇総合病院事務部長(鈴木 登君) 財源確保あるいは病院経営、さらには実施設計の内容につきましてご質疑いただきました。
順次答弁させていただきますが、まず改築にかかわる財源対策でございますけれども、改築につきましては莫大な経費がかかることはご案内のとおりでございまして、この財源確保の状況によって事業の推進が大きく左右されることは承知しているところでございます。病院改築の財源につきましては、起債及び国、道の補助金が総事業費の98%を占めておりまして、残りの約2%ほどが病院が負担することになるものと試算しているところでございます。実施設計による積算はこれからでございますけれども、国に提出いたしました収支計画案の事業費で申し上げますと、約1億9,000万円ほどが一時的な負担になるかと、そういうふうに受けとめております。病院改築に当たりましては、改築期間中はもちろんのこと改築後の病院経営も不良債務を発生させないことが起債を借り入れる条件になっております。健全化計画の推進強化と一般会計との連携を図りまして、また起債や国、道の補助金につきまして関係機関の指導を受けながら改築上の推進に支障のないよう財源確保に努めてまいりたいと考えているところでございます。
次に、改築後の病院経営でありますが、改築時に借り入れました起債の償還が新病院オープン時から始まり、これらの財源区分について重要なことと認識をいたしております。償還額の3分の2につきましては、国の繰り出し基準に基づきまして一般会計が負担することになりますが、残りの3分の1につきましては病院自体で賄わなければならないということになっております。収支計画案での起債の償還額につきましては、ピーク時で約7億5,000万円、平均では年額約4億8,000万円の償還となり、そのうち3分の1の病院負担額がピーク時で約2億5,000万円、平均で年額1億6,000万円という試算でございます。新病院になりますと、現病院で診療報酬点数として加算できなかったものがもらえるようになり、さらに診療体制の充実、患者サービスの向上も図れることから、単価アップなどにより収入の増が見込めるところでございます。
病院改築事業実施に当たりまして、国の条件として改築時及び改築後の病院経営が不良債務の発生しない健全な経営が基本となっておりまして、一般会計と協議する中、昨年11月に平成12年度までの経営可能な収支計画表を道へ提出し、道及び国の審査を受けまして、現在のところ道や国からの指摘がないことから、ご理解はいただけているものと受けとめております。そのような状況にありますが、改築後の経営並びに一般会計に影響を及ぼす建設につきまして現在進めております病院内での実施設計に向けてのヒアリングの中で効率性、経済性に一層意を用いてまいりたいというふうに考えております。いずれにいたしましても、改築後の病院経営につきまして不良債務が発生しないことが改築時の起債借り入れの条件となっており、改築時、改築後において不良債務が発生しないよう一般会計と連携を図りながら財源の確保と病院の健全経営に努めていく考えでございますので、ご理解をいただきたいと存じます。
次に、実施設計の内容につきましては、建築、電気、設備、外構、駐車場、附帯設備、これらの設計及び構造計算、経済比較設計、工事費積算等の内容になっているものでございます。
〇議長(東出治通君) 北名議員。
〇19番(北名照美君) 2点ばかりお尋ねをします。
1点目は、いよいよ実施設計ということになるわけですけれども、入札の時期も含めたスケジュール、これがどのようになっているか。
2点目は、実施設計の1億4,800万円という提案がされているわけですが、入札の方法について、既に深川市の方では予定価格の事前公表という形をとっているわけですけれども、それと同じような形でやるようになっていくのか。とすれば、かなり予定価格というのが今出ている数字と近似するような、そういう形になるのではないかという気もするのですけれども、その辺のことも含めてお尋ねをしておきます。
〇議長(東出治通君) 鈴木総合病院事務部長。
〇総合病院事務部長(鈴木 登君) 1点目の実施設計のスケジュール等でございますけれども、今臨時会で補正予算のご承認をいただきましたならば、早急に発注に向けての準備を進めてまいりたいというふうに考えておりまして、病院という特殊建築物でございまして、専門的ノウハウの結集が不可欠ということから、特定建設委託業務共同企業体の結成資格などの告示、あるいは告示をもとにいたしまして業者の申し込みを受け、資格審査、指名委員会、指名通知、見積もり期間等を経て、入札につきましては3月上旬の予定でございます。
入札の方法等につきましては、今前段申し上げましたように技術力の結集ということから、特定共同企業体という取り組みの関係で告示によりまして業者の申し込みを受け、審査、決定をする予定でございまして、予定価格の事前公表につきましては昨年6月から市で130万円を超える予定価格の事前公表を施行しておりますことから、今回の事業につきましても実施設計の発注について同様の取り扱いをしてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第1号は原案のとおり可決されました。〇議長(東出治通君) これで本臨時会に付議されました事件の審議は全部終了しましたので、平成14年第1回深川市議会臨時会を閉会します。
(午前10時31分 閉 会)