[目次]

平成15年 第1回

深川市議会定例会会議録 (第6号)

午前10時08分 開議 
 平成15年3月24日(月曜日)
午前10時58分 閉会 


〇議事日程(第6号)

日程第 1 委員会報告第2号
議案第 2号 平成15年度深川市一般会計予算
議案第 3号 平成15年度深川市市民交通傷害保障事業特別会計予算
議案第 4号 平成15年度深川市介護保険特別会計予算
議案第 5号 平成15年度深川市国民健康保険特別会計予算
議案第 6号 平成15年度深川市老人医療特別会計予算
議案第 7号 平成15年度深川市簡易水道事業特別会計予算
議案第 8号 平成15年度深川市農業集落排水事業特別会計予算
議案第 9号 平成15年度深川市地方卸売市場特別会計予算
議案第10号 平成15年度深川市下水道事業特別会計予算
議案第11号 平成15年度深川市駐車場事業特別会計予算
議案第12号 平成15年度深川市水道事業会計予算
議案第13号 平成15年度深川市病院事業会計予算
日程第 2 委員会報告第3号
議案第17号 深川市手数料徴収条例の一部を改正する条例について
議案第18号 深川市介護保険条例の一部を改正する条例について
日程第 3 委員会報告第4号
議案第20号 深川市簡易水道条例の一部を改正する条例について
議案第21号 深川市水道事業給水条例の一部を改正する条例について
議案第22号 深川市勤労青少年ホーム条例について
議案第23号 市道の路線認定について
日程第 4 委員会報告第5号
議案第24号 深川市青少年問題協議会条例の一部を改正する条例について
議案第25号 深川市温水プール条例の一部を改正する条例について
日程第 5 閉会中の継続審査の申し出について




(午前10時08分 開 議)

 

〇議長(東出治通君) これより本日の会議を開きます。


〇議長(東出治通君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。

〇議会事務局長(荒川 満君) 初めに、市長から株式会社深川振興公社の第40事業年度の事業計画に関する書類の提出がありましたので、お手元に配付しております。
 次に、予算審査特別委員長から議案12件、社会民生常任委員長から議案2件、経済建設常任委員長から議案4件及び総務文教常任委員長から議案2件の審査結果の報告がありました。
 次に、第1回定例会第6日目の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
 報告を終わります。


〇議長(東出治通君) 日程第1 委員会報告第2号議案第2号平成15年度深川市一般会計予算ないし議案第13号平成15年度深川市病院事業会計予算の12件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 川中予算審査特別委員長。

〇予算審査特別委員長(川中 裕君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第2号平成15年度深川市一般会計予算ないし議案第13号平成15年度深川市病院事業会計予算の12件について、予算審査特別委員会で審査した概要と結果についてご報告申し上げます。
 委員会は、今定例会3月6日の会議において設置され、同日正副委員長の互選を行い、引き続き予算の説明を担当課長から受けたところであります。その後委員会を3月17日、18日及び19日の3日間開催し、審査を行いました。
 審査結果につきましては、議案第2号については賛成多数をもって、また議案第3号ないし議案第13号の11件については全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 これで報告を終わります。

〇議長(東出治通君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決に入ります。
 初めに、議案第2号を採決します。
 この採決は、起立によって行います。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。

(賛成者起立)

〇議長(東出治通君) 起立多数。
 よって、議案第2号は委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第3号ないし議案第13号の11件を一括して採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第3号ないし議案第13号は委員長報告のとおり可決されました。


〇議長(東出治通君) 日程第2 委員会報告第3号議案第17号深川市手数料徴収条例の一部を改正する条例について及び議案第18号深川市介護保険条例の一部を改正する条例についての2件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 北名社会民生常任委員長。

〇社会民生常任委員長(北名照美君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第17号深川市手数料徴収条例の一部を改正する条例について及び議案第18号深川市介護保険条例の一部を改正する条例について、社会民生常任委員会で審査しました概要と結果をご報告申し上げます。
 議案第17号及び議案第18号は、本定例会において当委員会に付託され、3月12日に委員会を開催し、所管の部課長等の出席を求め、審査を行いました。
 初めに、議案第17号深川市手数料徴収条例の一部を改正する条例について、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、現在住基ネットワークシステムに不参加あるいは条件つき参加としているところはどこか。
 答え、昨年8月5日の第1次稼働にあっては、個人情報保護法が成立していないなどのことから混乱を招いたものですが、現在の不参加団体は東京都の杉並区と国分寺市、国立市及び福島県矢祭町です。条件つき参加は神奈川県横浜市ですが、非通知の申し出を行わなかった住民の分のみ本人確認情報の送信を行った段階的方式で対応しているもので、今後においては全員参加に向け努力していく見解が示されています。
 問い、セキュリティー対策及びシステム、端末操作、データ、業者委託の各管理責任者はどうなっているか。
 答え、住基ネットワークシステムでは個人情報保護を最も重要な課題としており、制度、技術、運用の三つの側面から個人情報を保護する対策を講じています。運用面としては五つの規程があり、各責任者をその中で定めています。セキュリティー対策を総合的に実施するため、総括責任者として助役がその任に当たり、またシステム、端末操作、データ及び業者委託の管理責任者としていずれも総務課長がその任に当たっています。なお、住基ネットワークシステム稼働前に、システムを利用する部署におけるセキュリティー対策の責任者である市民課長が関係職員のセキュリティー意識向上のため、職場内研修を行ったところです。
 問い、住民基本台帳カードは2種類、Aバージョン(写真なし)とBバージョン(写真つき)があり、どちらも交付手数料は500円と同額であるが、その根拠と写真つきを希望する場合の申請方法は。
 答え、交付費用の面では、Aバージョンの場合写真がつかないこと及び額面記載事項が少ないことから、人件費の減及びスキャナーやデジタルカメラのリース料などが不要となりますが、Bバージョンと比較しても若干の減少にとどまること、また深川市としてはカード発行業務を財団法人地方自治情報センターへ委託する予定ですが、その場合におけるAバージョン、Bバージョンの作成委託料に差がないことから、交付手数料を同額とするものです。
 また、Bバージョンを希望する場合の写真につきましては、原則的には持参していただくことを考えていますが、持参していない場合や持参した写真が適さない場合などには、申請時にその場でデジタルカメラで撮影することを予定しています。なお、その場合の写真代につきましては、別途徴収する考えはございません。
 問い、カードを紛失した場合、どうなるか。また、身分証明書としての利用では偽造などが考えられるが、本人確認はどのように行われるのか。
 答え、紛失した場合は、届け出によりカード利用を一時的に停止状態にし、カード発見時には一時停止の解除を行うというようなシステム上で対応していくことになります。
 また、本人確認につきましては、カードそのものの中に11けたのコードが組み込まれていることから、それをカード読み取り機に通したときに本当に本人であるかどうかの確認が十分にできるものです。
 問い、カード発行枚数は200枚という設定であるが、深川市としては少ないように感じるが、その算定根拠は。
 答え、市民証としての利用者は、15歳未満を除く人口2万3,661人の0.5%とし、118人。さらに、深川市民で他の市町村に通勤・通学している人が平成12年の国勢調査によると1,582人おりますが、その方々が住民票の写しを広域交付による請求を行うと予想して、その10%の158人、合わせて276人となりますが、8月スタートであることから、8カ月分の184人と積算し、約200枚を見込んだものです。
 質疑終結後、採決に入り、議案第17号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第18号深川市介護保険条例の一部を改正する条例について、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、介護保険料は5段階に分かれているが、まだよく理解していない市民がいるようにも聞く。相談、苦情の状況についてどうなっているか。
 答え、今年度4月から2月末までの相談、苦情につきましては、相談が37件、苦情が9件ありました。相談内容の主なものは、保険料の額や算定方法などに対するもの、次いで年金からの天引きなど納付方法に対するものとなっています。
 9件の苦情内容につきましては、ご指摘のありました保険料段階の決まり方や納付義務などについてでありますが、いずれも制度の趣旨や仕組みなどを十分に説明し、おおむね理解をいただいたと考えております。また、保険料納付に対する市民の関心は高く、市民周知は必要と認識しており、現在市内老人クラブの例会などに出向き、説明会を開催しているところです。今後とも引き続き、保険料納付に対する理解と周知に努めてまいります。
 問い、4月1日にグループホームが開設されるが、施設がふえることによる介護保険料への影響をどのように押さえているか。
 答え、グループホームの場合、比較的軽い要介護度1の夜勤加算がある方を例とすると、介護報酬は1日につき8,670円であり、1カ月の費用額は約26万円となります。保険給付費はその9割なので、23万4,000円となります。1年間を通じて利用があった場合の給付費は、1人当たり単年度で約280万円、保険料算定期間の3年間の合計では約840万円になります。現在の条件で、この給付費が上乗せになったとし、その影響額を推計すると、グループホームの利用者が1人ふえると、単純計算で保険料は第1号被保険者1人当たり年額65円高くなる計算になります。例えばグループホームに10人入居されると、第1号被保険者1人当たり年額650円高くなるということで、保険料に与える影響も大きいものがあります。
 問い、滞納状況と保険料改定に係る道内及び34市の動向についてどのようになっているか。
 答え、滞納状況につきましては、平成13年度滞納者は33人で、金額は60万7,600円、収納率は99.65%でありました。平成12年度の収納率は99.82%でありましたので、若干低くなりましたが、おおむね被保険者の理解は得ているものと考えています。ただ、被保険者が増加し、納付対象者が年々増加することを考えると、今後滞納者の増加が懸念されるところであり、制度に対する理解をいただく中、口座振替の推奨や納付相談などを通じ、今後も保険料の収納確保に努めてまいりたいと考えます。
 保険料改定に係る道内及び34市の動向につきましては、さきの第1回道議会定例会で報告されたもので申し上げると、道内の保険料基準額の見込みは単純平均で月額3,435円と現行の保険料に対し284円の引き上げとなっています。本市の保険料予定額と比較すると、月額で226円高いものです。また、全道203保険者のうち引き上げ予定は144保険者、70.9%、引き下げ予定は25保険者、12.3%、据え置きは本市を含めて34保険者、16.8%と伺っています。
 また、全道34市の保険料基準額の見込みは、他市の調査結果でありますが、単純平均で月額3,300円と現行の保険料に対し242円の引き上げとなっています。引き上げ予定は22市、64.7%、引き下げ予定は2市、5.9%、据え置きは本市を含めて10市、29.4%となっています。また、本市の保険料負担水準は、全道34市中15位と中庸の位置にあるものと推測しているところです。
 問い、家族介護慰労金の支給状況は、どのようになっているか。
 答え、家族介護医療金支給事業は、平成13年度から実施しているもので、対象者は市民税非課税世帯で介護保険法による要介護度4または5の認定を受けていて、過去1年間介護保険サービスを利用していない人を同居により現に介護している家族の方に年額10万円を支給するものです。ただし、同居していない場合であっても、同一居住地または隣地に住んでいて、同居に近い状況で介護している家族の方も対象になります。平成13年度は該当者がおりませんでしたが、本年度は1名が対象になりました。
 問い、超過負担額は、この3年間でどの程度になっているのか。
 答え、介護保険事業の執行に必要な事務費等の内容は、一般管理費や趣旨普及の総務管理費のほか、賦課徴収に要する経費、介護認定審査会や要介護認定に要する経費などです。これら経費の財源は、一般会計の繰出金を除くと、認定審査会の共同設置に係る北空知5町の負担金と要介護認定等に要する経費の基準額の2分の1の国庫補助金です。国の制度改正によりシステム改修が必要な場合などは国の補助もありますが、一般管理費、趣旨普及及び賦課徴収費に関しましては一般会計からの繰入金で対応しています。
 超過負担額をこの一般会計の繰出金額とすると、本年度の決算見込額も含め、3年間の負担額は合計で約6,300万円になります。なお、職員人件費につきましては交付税対象であるため、この額には含まれていません。また、今後も対象者の増加などから経費の増加が見込まれますが、市町村の負担額につきましては北海道、全国市長会等を通じ、その持ち出し額の解消が図られるよう要望しているところです。
 問い、第1次介護保険事業計画と実績との比較の資料で、居宅サービスだけがおおむね半分の実績というか、平成12年度51.9%、平成13年度57.8%という状況にあるが、どのような内容か。
 答え、計画と実績の乖離の理由につきましては、一つには、制度開始前の推計であったことから、居宅サービスの部分では認定を受けるであろう者の見込みの人数がすべてサービスを利用するというような見込みしか立てられなかったこと。二つには、実態アンケート調査を基本とした推計であったことから、対象者の把握に不確定要素が生じたことなどが挙げられます。なお、現在のサービス利用者の割合は約78%となっています。
 質疑終結後、採決に入り、議案第18号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上で社会民生常任委員会の報告を終わります。

〇議長(東出治通君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決に入ります。
 初めに、議案第17号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第17号は委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第18号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第18号は委員長報告のとおり可決されました。


〇議長(東出治通君) 日程第3 委員会報告第4号議案第20号深川市簡易水道条例の一部を改正する条例についてないし議案第23号市道の路線認定についての4件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 清水経済建設常任委員長。

〇経済建設常任委員長(清水正吉君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第20号深川市簡易水道条例の一部を改正する条例についてないし議案第23号市道の路線認定についての4件について、経済建設常任委員会で審査した概要と結果についてご報告申し上げます。
 議案第20号ないし議案第23号は、本定例会において当常任委員会に付託され、委員会を3月12日に開催し、所管の部課長等の出席を求め、審査を行ったところであります。
 最初に、議案第20号深川市簡易水道条例の一部を改正する条例について及び議案第21号深川市水道事業給水条例の一部を改正する条例についての2件を一括審査しましたので、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、今回の貯水槽水道に係る条例改正に伴い、対象となる件数は何件くらいになるのか。
 答え、現行貯水槽水道については、10立方メートル以上のものは保健所に届け出ることになっており、市内の件数は14カ所。10立方メートル以下のものにつきましては、70カ所程度と押さえております。10立方メートル以下のものが圧倒的に数が多く、現在までも貯水槽の検査等、水質管理がなされていなかったことから、水質の安全強化を図るため、今回の法改正になったものと理解しております。
 問い、管理、監督、あるいは指導と罰則はどのような形になるのか。
 答え、管理、監督、罰則についてでありますが、水道事業者の立場として最終的に罰則をもって対応する権限はございません。衛生行政の面で保健所が指導、最終的に保健所もお願いになるということで、ここで水道事業者との連携を図るということになります。水道事業者としての指導、助言、勧告の内容ですが、指導は定期的な清掃等、管理の充実について理解を得られるようにすることという表現になっております。助言は、何回も言ったのにかかわらず貯水槽の設置者が十分な管理を行っていない場合、問題となる事項等を説明し、再度管理の充実について理解を得られるようにすること。勧告は、再三指導したにもかかわらず改善されない場合、ここで保健所との連絡をとりながら指導をしていただくというような形ですので、水道事業者はあくまでも水を給水するという立場からの関与という位置づけとなっております。
 また、貯水槽に関しての情報提供を行ってまいりますが、この中で貯水槽水道を使っている世帯に対しての指導改善というような今までに関与できなかったものが新たに追加されるという理解をしております。
 問い、水道事業者としては安全な水を送っており、その後貯水槽に入ってからの管理が問題で事故が発生するものと考えられるが、どのような原因が想定されるか。
 答え、水道事業者としては当然水質試験等を行い、安全な水を送っております。受水槽に入ってからの水質の変化がなぜ起きるのかということでありますが、現在はFRP樹脂系の受水槽で、これは既製品で、ふたがきっちり閉まりますが、古い受水槽についてはコンクリート槽に防水モルタル塗装がされた構造で、開口部が広いため、異物等が入る可能性があるものです。また、5立方メートルくらいの受水槽では、実際その建物の中で水の使用料が少ない場合、水の回転がかなり遅くなり、受水槽内での滞留時間が長くなってくることにより水質の変化を来してきているということが考えられます。
 質疑終結後、採決を行い、議案第20号及び議案第21号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第22号深川市勤労青少年ホーム条例についての質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、勤労青少年ホームの設置根拠及び体育館の譲渡の経過は。
 答え、勤労青少年ホームの設置根拠につきましては、勤労青少年福祉法第15条及び勤労青少年ホームの設置及び運営についての望ましい基準の第1条に基づき、本市においては昭和45年に設置されております。
 体育館譲渡の経過と内容でございますが、平成9年に特殊法人等の整理合理化について閣議決定がされまして、平成11年に雇用促進事業団が廃止され、今の雇用・能力開発機構が設立されました。この機構が所有する勤労者福祉施設、体育館につきましては、底地が市有地でございます。それと市町村から要望して建てたものであるため、市町村が受けないものについては取り壊すということでありました。ホームについては大変利用が多くなっており、価格も大変安いことから、ホームの一体施設として受けることにさせていただきました。受ける要件としましては、老朽化して雨漏りもしておりましたので、工事費約2,300万円で屋根、外壁、照明器具設備を改修していただいたところであります。11月に1万500円で価格提示され、12月に売買申請書を提出し、3月末までに売買契約、所有権移転登記をする予定で進めております。
 問い、現状の管理運営の状況と改正後の運営方針は。
 答え、現状の管理状況でございますが、商工労政課長が館長を兼任しており、課長補佐職と臨時職員1名が午後1時から9時まで専任で勤務をしております。清掃については清掃会社に委託しており、平日及び土曜日の午前中と日曜、祭日は美装会社に警備として委託をしております。
 今後の管理についてですが、職員も専任でなく併任、兼務でもよくなること、また施設目的に反しない範囲で法人等に管理委託することができるようになるということでございます。今具体的にどのようにするかは決めておりませんが、今後の管理運営につきましてはより効率的、効果的な方法について検討していかなければならないと考えてございます。
 問い、現行の利用収入の状況と改正される利用使用料の算定根拠は。
 答え、利用料収入でありますが、現行は体育館のみでしか使用料は取っておりませんので、ご理解いただきたいと思います。平成13年度につきましては41万9,582円で、内訳は小中学生が3万761円、高校生は17万9,242円で、ほとんどが団体使用でございます。大学生、一般でございますが、20万9,579円で、ほとんどが個人使用でございます。
 次に、使用料金の算定基準でございますが、総合体育館の個人使用1回、小中学生50円、高校生70円、大学、一般110円という金額を基準に算定しております。なお、減免措置を規則の中で設けたいと思っており、この中で市内の小中学生、身体障害者、あるいは市長が特に認める者については利用料を徴収しないという考えで進めております。
 質疑終結後、採決を行い、議案第22号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第23号市道の路線認定について、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、市道開進大師線に関係して、道道と市道が振りかえになるということであるが、現在の市道が道道に区域変更される場合の手順や時期は。また、現在の市道は道幅が非常に狭い部分やカーブもある。区域変更後はJRバスが通るという説明もあったが、道道としてどのような整備計画がされているのか。
 答え、区域変更される手順と時期につきましては、現在市道から道道に移行する区間の区域変更に向けて作業を行っておりまして、3月中に作業を終え、4月から道道になる予定となっております。また、道道から市道に区域変更になるのは、道が新年度に市に引き継ぎ用の書類を作成した後、秋ごろ引き継ぎを受ける予定となっております。この間それぞれダブル認定となるものです。
 次に、道道に変更する区間の整備計画につきましては、現況が急勾配、急カーブ、さらに一部1車線と狭隘であるため、JRバスや地域関係者から強い整備要望がございまして、平成14年度から市が補助事業の導入をいたしまして、一部工事を実施しておりますので、今後道道昇格後においても北海道が引き続き工事を行っていく予定となっております。
 質疑終結後、採決を行い、議案第23号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上で経済建設常任委員会の報告を終わります。

〇議長(東出治通君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決します。
 初めに、議案第20号及び議案第21号の2件を一括して採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第20号及び議案第21号は委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第22号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第22号は委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第23号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第23号は委員長報告のとおり可決されました。


〇議長(東出治通君) 日程第4 委員会報告第5号議案第24号深川市青少年問題協議会条例の一部を改正する条例について及び議案第25号深川市温水プール条例の一部を改正する条例についての2件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 高桑総務文教常任委員長。

〇総務文教常任委員長(高桑幸雄君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第24号深川市青少年問題協議会条例の一部を改正する条例について及び議案第25号深川市温水プール条例の一部を改正する条例についての2件について、審査しました概要と結果をご報告申し上げます。
 議案第24号及び議案第25号は、本定例会において当委員会に付託され、3月12日に委員会を開催し、関係する部課長等の出席を求め、審査を行いました。
 初めに、議案第24号深川市青少年問題協議会条例の一部を改正する条例について、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、今日までの協議会の開催状況と、あわせてそれぞれの会議にどのくらいの出席率であったのか。
 答え、青少年問題協議会の開催状況についてですが、平成14年6月に開催しました第1回協議会で見直し案を提示させていただき、趣旨説明を行い、十分それぞれの委員さんにお考えいただいた上で、本年1月の第2回協議会の中で青少年問題協議会としての一定の方向づけをいただいたところです。今回の委員定数の見直しについては、行財政の効率化を図る一環として全庁的に進めているものであり、そういった趣旨を説明し、ご理解いただいたところです。また、専門部会については、これまで家庭専門部会、地域専門部会、補導専門部会の3部会制をとってきていますが、今回の委員定数の見直しにあわせて、今後は2部会制とし、従来補導専門部会が担ってきた役割については家庭専門部会と地域専門部会で担ってもらう考えです。
 協議会の出席状況は、平成14年度の場合、6月に開催された協議会では会長である市長を含めて26名中21名、また本年1月に開催された協議会には16名の委員さんの出席をいただいています。
 問い、25名から15名に変更するということであるが、25名には25名なりの必要性を持って構成されていたと判断しています。それを15名にする場合のメンバー構成はどのように考えているのか。
 答え、条例第2条第2項の中に委員の選任区分として、市議会議員、関係行政機関の職員、そして学識経験者が挙げられています。今回の見直しにあわせて、選任区分ごとの委員定数の変更も考えているところです。具体的には、市議会議員の委員数については現行の4人以内から2人以内、関係行政機関の職員は現行の5人以内から3人以内に、学識経験者は現行の16人以内から10人以内にそれぞれ見直す予定です。また、関係行政機関の職員については、これまで会長となる深川市長を別枠にして、深川警察署長、深川保健所長、道立青年の家所長と深川市助役、教育委員会教育長の5人でしたが、これを今回の見直しにあわせて、市長、道立青年の家所長、教育長の3人とする考えです。
 問い、今まで協力していただいた方を減らすということであり、どの団体も青少年問題にかかわりがある関係で委嘱されていたと考えるが、学識経験者の選考基準について具体的な考えはあるか。
 答え、学識経験者の選任については、定数が16名から10名に見直されるということで、かなりの数の委員さんにご辞退いただくという形になりますので、慎重な選任が必要と思います。行財政の効率化の観点から実施された各種委員会・審議会等の委員選任等に関する基準についても十分考慮しながら選任を進めていくことになりますが、これからの作業であり、女性委員の問題、公募委員の問題もありますし、学識経験者ということになるとそれなりの学識経験を有する者の中から選任していかなければならないということもありますので、それらを総合的に勘案する中で選任作業を進めていきたいと考えます。
 質疑終結後、採決に入り、議案第24号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。
 次に、議案第25号深川市温水プール条例の一部を改正する条例について、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、利用者数は、どこの温水プールも当初は入っているが、減ってくるという傾向にあり、深川は相当の人数を確保していますが、このまま利用者数が減らないための工夫についてどのように取り組んでいくのか。
 答え、温水プールは、特に平成12年度は長年にわたって市民の皆さんが待望久しい施設ができたということの期待の中で目標を大幅に超える利用をいただいたところですが、その後については平成13年度は近郊の美唄市あるいは留萌市の施設が整備されたという背景もあり、前年を下回る結果となっています。また、平成14年度については、冷夏という気象条件の影響を受けて、特に一般の方の利用が減少しているという結果となっています。
 今後の対応策、工夫ということですが、一般利用者として定着されることに大きな期待を寄せながら、無料体験事業あるいは記録会等の各種イベントを開催し、さらに充実した魅力ある施設の運営に努め、また温水プールの事業内容やイベントの実施に当たっては、市民周知は最も重要なことと認識していますが、加えて広く北空知圏域に向けてPRも行い、さらに積極的な集客活動に努めていきたいと考えます。教室等の運営についても、一部の教室で待機者が生じている状況もありますので、定員に欠員が生じた時点で速やかに受講できる措置を講じていきたいと思っています。また、一部の教室については定員割れの状況が生じていますので、利用者のニーズに合った見直しをしながら、受講者の増加を図る考えです。
 問い、使用状況の明細を見ると、専用使用者と教室の受講者がふえていることが非常に特徴的であり、これからのキーポイントになってくると思うが。
 答え、専用使用が増加しているということですが、市内小学生の記録会が毎年開催され、加えて昨年は温水プールが完成して3年目を迎えるということで、ア・エール独自の記録会も開催させていただき、前年の実績を上回る結果となっているものです。また、教室の受講者については、昨年までは30教室を展開していたところですが、15年度はさらに内容の充実を図りながら、利用者のニーズにこたえられるよう35教室を開設したいと思っています。
 問い、完全週5日制に対応しての小中学生無料化ということですが、全体経費に占める使用料も90万円程度の減収ということで、そんなに影響はないとは思いますが、経常経費についてはどのような内容となっているのか。
 答え、あれだけの大型体育施設ですので、安全性を確保する、あるいは清潔を保持するということも含めて、経費的には大変な財源を要するものです。平成12年度については、施設の維持管理費等を含めて約1億2,000万円の決算額となっていますが、そのうち使用料収入、受講料収入として約4,300万円の特定財源があります。したがって、一般財源としては約7,400万円程度の持ち出しとなっています。
 いずれにいたしましても、歳入の確保については一般利用者の確保に向けて最大限の努力をしていきたいということとあわせて、教室の運営についてもそれぞれの教室のニーズに対応した受講内容の見直し等を中心としながら、新たな教室も展開し、収入の確保に万全を期していきたいと考えます。
 問い、使用者をふやす、使ってもらう機会をふやすということで言えば、一例としてレディースデーのような的を絞った形での集客だとかPRを展開された方がよいと思うが、そのあたりの考え方について。
 答え、利用者の増加策の一つの方策として、女性をターゲットとしてということですが、このことについては現在の教室でもさまざまなものを運営していて、さらにエアロビ教室もありますし、そういった内容の中で女性に魅力ある施設運営ができるよう、受託業者とも十分に協議していきたいと思います。
 問い、受託業者にお金をかけて専門的なプロのアドバイスを受けて、成果は上がっているのか。
 答え、運営指導業務を委託しているスコーレからはさまざまな企画書を提案していただきながら、新年度事業の取り組みについて対応しているところですが、内容にはかなり前進的な話もありますので、そういう面については行政としても可能な限り前向きに検討し、取り組めるものについては積極的に取り組んでいきたいと考えています。
 問い、今回の条例は、市内という形での改正であるが、その確認はどうするのか。
 答え、現在一般利用者につきましては、フロントで受け付けの際に氏名、電話番号等を記載させていただいています。それをもとにして市内の利用と市外利用を確認させていただいています。統計としては、市内、北空知管内、空知管内、上川管内、留萌管内、石狩管内、その他ということで区分し、15年2月末現在において市内の利用者は67.2%、市外の利用者は32.8%となっています。
 問い、万が一の事故の問題に備えて、確認方法はどのようになっているのか。
 答え、受け付けの際に、ロッカールームのかぎをリストバンドでお渡ししていて、その方にプール内で不測の事態が生じたときには番号の確認によって氏名なり連絡先が確認できるという万全の対応を行っております。
 質疑終結後、採決に入り、議案第25号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上で総務文教常任委員会の報告を終わります。

〇議長(東出治通君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決に入ります。
 初めに、議案第24号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第24号は委員長報告のとおり可決されました。
 次に、議案第25号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第25号は委員長報告のとおり可決されました。


〇議長(東出治通君) 日程第5 閉会中の継続審査の申し出についてを議題とします。
 本件は、総務文教常任委員長及び経済建設常任委員長から、別紙印刷ご配付のとおり閉会中の継続審査の申し出があります。
 お諮りします。申し出のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異義なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって申し出のとおり閉会中の継続審査とすることに決定しました。


〇議長(東出治通君) これで本定例会に付議されました事件の審議は全部終了しましたので、平成15年第1回深川市議会定例会を閉会します。


(午前10時58分 閉 会)



記会議の記録に相違ないことを証するため、ここに署名する。
 
議    長  東 出 治 通
 
( 2番)   北 本 清 美
 
(19番)   北 名 照 美

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