[目次]

平成15年 第3回

深川市議会定例会会議録 (第1号)

午前10時00分 開会 
 平成15年9月16日(火曜日)
午後 2時37分 延会 


〇議事日程(第1号)

日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定について
日程第 3 諸般の報告
(1) 議長諸般報告
(2) 市長一般行政報告
(3) 教育長教育行政報告
日程第 4 委員会報告第8号       
陳情第 2号 四月二十九日(祝)「みどりの日」の名称を「昭和の日」に改める陳情
日程第 5 議案第59号 深川市功労者の表彰について
日程第 6 議案第60号 深川市工業等開発促進条例の一部を改正する条例について
日程第 7 議案第61号 市道の路線廃止について
議案第62号 市道の路線認定について
日程第 8 議案第63号 深川市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例について
議案第64号 深川市公民館条例の一部を改正する条例について
日程第 9 議案第65号 平成15年度深川市水道事業会計補正予算(第1号)の専決処分の承認について
日程第10 議案第66号 平成15年度深川市一般会計補正予算(第3号)
日程第11 認定第 1号 平成14年度深川市一般会計歳入歳出決算認定について
認定第 2号 平成14年度深川市市民交通傷害保障事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第 3号 平成14年度深川市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について
認定第 4号 平成14年度深川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について
認定第 5号 平成14年度深川市老人医療特別会計歳入歳出決算認定について
認定第 6号 平成14年度深川市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第 7号 平成14年度深川市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第 8号 平成14年度深川市地方卸売市場特別会計歳入歳出決算認定について
認定第 9号 平成14年度深川市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第10号 平成14年度深川市駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第11号 平成14年度深川市水道事業会計決算認定について
認定第12号 平成14年度深川市病院事業会計決算認定について
日程第12 一般質問




(午前10時00分 開 会)

 

〇議長(川中 裕君) ただいまから平成15年第3回深川市議会定例会を開会します。


〇議長(川中 裕君) これより本日の会議を開きます。


〇議長(川中 裕君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員には、会議規則第78条の規定によって、田中昌幸議員、東出議員を指名します。


〇議長(川中 裕君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。

〇議会事務局長(荒川 満君) 初めに、本定例会に付議されます事件は、総務文教常任委員長から審査結果の報告がありました陳情1件と市長から提出のありました議案8件及び認定12件であります。
 次に、監査委員から6月分及び7月分に関する例月出納検査結果報告の提出がありましたので、お手元に配付しております。
 次に、本定例会に説明員として出席通知のあった者の職、氏名を一覧表としてお手元に配付しております。
 次に、第3回定例会1日目の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
 報告を終わります。


〇議長(川中 裕君) 日程第2 会期の決定についてを議題とします。
 お諮りします。本定例会の会期は、本日から9月25日までの10日間にしたいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって会期は本日から9月25日までの10日間に決定しました。


〇議長(川中 裕君) 日程第3 諸般の報告を行います。
 初めに、議長諸般報告を事務局長から申し上げます。

〇議会事務局長(荒川 満君) 平成15年第2回市議会定例会後の7月23日以降昨日までの議会の動静概要は、お手元に配付のとおりであります。
 これで議長諸般報告を終わります。

〇議長(川中 裕君) 次に、市長一般行政報告を行います。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 平成15年第3回市議会定例会の開会に当たり、一般行政の報告を申し上げます。
 初めに、農業行政についてであります。水田農業経営確立対策における生産調整につきましては、生産調整対象水田面積2,527.1ヘクタールに対し、2,535.7ヘクタールの実施で、100%を超える達成率となりました。9月15日現在の農作物の生育状況については、水稲は移植後から平年を上回る生育でありましたが、7月からの低温により2日程度のおくれとなっています。天候不順による不稔もみや葉鞘褐変病、褐変穂の発生で収量、品質の低下が心配されています。畑作物では、収穫が終えた小麦は収量、品質ともに平年を上回り、来年度の播種作業も順調に進んでおります。また、バレイショ、ソバは平年を上回る見込みであります。豆類は、やや生育がおくれていますが、小豆は収穫が始まっており、大豆も10月上旬には収穫が始まる見込みです。リンゴは、一部地域で台風14号による影響を受けましたが、低温にもかかわらず、収穫は平年より早まる見込みであり、病害虫の発生も少なく、品質のよい果実の収穫が期待できる状況であります。
 次に、建設行政について申し上げます。建設工事は、年度当初から早期発注に意を用い、事業の円滑な執行に努めております。9月3日現在の発注状況は、件数148件、契約額30億6,008万9,000円で、発注率は76.6%であります。
 次に、無線を使った高速通信の実証実験について申し上げます。本年度北海道総合通信局が行う18ギガヘルツ帯無線を利用した高速大容量通信の実証実験の場所として、本市を中心に沼田町と秩父別町が選ばれました。この実験は、地域公共ネットワークにおける無線通信の有効性、経済性などを検証することを通し、今後の高速通信環境の向上を図ろうとするものであります。内容としては、氷雪まつりや議会中継など動画像の中継を遠隔地において行うことや光ファイバーと無線を組み合わせて接続に関する実験を行うなど、多様な内容となっているものであります。9月2日、北海道総合通信局において地方公共団体等が利用する18ギガヘルツ帯無線システムの構築に関する調査研究会の第1回目の会合が開催され、具体的な取り組みが始まったところであります。
 次に、深川市行財政改革市民懇談会について申し上げます。行財政改革の推進に当たり、広く市民の皆様方から意見をいただき、その提言を計画に反映するため、商工、農業、労働の分野から各1人、学識経験者として選任の1人、女性から選任の2人及び委員公募に応募された1人の計7人の委員で構成する深川市行財政改革市民懇談会を設置し、8月20日、第1回目の会議を開催したところであります。
 次に、北空知地域づくり検討会の設置について申し上げます。本市を含む北空知1市5町では、地域の将来のあり方を調査検討する北空知地域づくり検討会を設置しておりましたが、8月13日、合併に関する諸問題についての検討協議を行うことを目的に、会の名称は継承しながらも組織を改め、北空知地域づくり検討会を設置したところであります。この検討会は、1市5町の首長で組織するもので、検討会のもとには助役で構成する幹事会、合併担当者で構成する調整専門部会、事務事業担当課長等で構成する総務、民生、福祉、産業、建設、教育の6専門部会を設け、それぞれ住民生活に特に深くかかわりのある事務事業についての検討を行い、11月末をめどに報告書の取りまとめを行うものであります。また、その後市民の皆様への情報提供を行い、合併に対するご意見なども伺っていくものであります。
 次に、住民基本台帳ネットワークシステムについて申し上げます。8月25日、住民基本台帳ネットワークシステムの第2次稼働が開始され、転入転出手続の簡素化及び申請、届け出時における利便性の向上を目的とした住民票の写しの広域交付や住民基本台帳カードの交付などの取り扱いが始まりました。9月11日現在の申請件数は、住民票に係る広域交付申請1件、住民基本台帳カードの交付申請26件であります。
 次に、交通安全について申し上げます。市内の交通事故発生状況につきましては、9月1日現在70件発生し、負傷者86人、死亡者6人となり、昨年同期と比較して発生件数で2件、負傷者数では14人の減でありますが、死亡者数では3人の増となる非常事態が続いております。このような状況から、7月11日、深川警察署による交通死亡事故非常事態宣言が発せられ、7月16日、市内関係機関・団体等による交通安全推進協議会緊急役員会が開催され、対応協議の結果、さきに深川町地区で実施していた高齢者家庭訪問を他地区でも実施するほか、市庁舎に交通死亡事故多発非常事態宣言懸垂幕の掲出やチラシの全戸配布、さらに赤色灯連続啓発や速度抑止啓発用看板の設置、また深川しゃんしゃん祭り振興会の格別の配慮により、急遽深川しゃんしゃん祭りに合わせて交通安全啓発用吹き流し27基が作成、掲示されるなど、多くの関係機関・団体のご協力を得ながら、事故防止の取り組みに努めているところであります。
 次に、第22回深川しゃんしゃん祭りについて申し上げます。夏の最大イベントであります深川しゃんしゃん祭りは、7月26日、深川地方卸売市場を会場に新たな試みとしてふかがわ・はこだて海鮮市場まつりとスローフードフェスタ・イン深川を初めとする各種農業イベントが実施され、さらに石狩川河畔では第52回納涼花火大会が実施されました。また、翌27日には多くの関係機関・団体のご支援とご協力のもと、踊り手22団体、1,000人に及ぶ大パレードのほか、恒例となりました劇団わらび座の公演などが実施され、両日とも市内外から大勢の方々のご来場をいただき、盛会のうちに終了したところであります。
 次に、入札参加の指名停止について申し上げます。山口市及び下関市所在の官公庁等が発注する建築物清掃業務等に関し、不当な取引制限により独占禁止法違反で排除勧告を受けた太平ビルサービス株式会社を8月18日から1カ月間、東京都等が発注する運動場施設工事に関し、不当な取引制限により独占禁止法違反で排除勧告を受けた長谷川体育施設株式会社、日本体育施設株式会社を9月12日から1カ月間、本市発注工事等の指名競争入札参加資格者であるため、深川市競争入札参加資格関係事務処理要綱の規定に基づき指名停止措置としたところであります。
 以上、行政の一端を申し上げ、報告とさせていただきます。

〇議長(川中 裕君) 次に、教育長教育行政報告を行います。
 野原教育長。

〇教育長(野原栄一君)〔登壇〕 平成15年第3回市議会定例会の開会に当たり、教育行政の概要についてご報告を申し上げます。
 初めに、学校施設の整備について申し上げます。学校施設の環境整備につきましては、日常の教育活動に支障のないよう配慮しながら、早期発注に努め、多度志中学校校舎暖房設備改修工事、また音江小学校及び音江中学校水洗化工事が当初の予定に沿った整備に努め、8月末に完了したところであります。
 次に、平成16年度公立高等学校適正配置計画と対応について申し上げます。北海道教育委員会は、毎年度の適正配置計画の推進に当たって、平成12年6月に策定しました公立学校適正配置の基本指針と見通しに基づき配置計画を示しております。平成16年度の配置計画につきましては、7月23日に滝川市で開催されました公立高等学校適正配置計画地域別検討協議会におきまして、本市を含む空知第5学区では中学校卒業者数を基礎として、学校・学科の配置状況や各高等学校の在籍者数などを勘案し、1間口程度の減という北海道教育委員会の考え方が示されました。今回の1間口減につきましては、深川市内での高等学校の間口が一つを減じられるものと想定しまして、昨年11月から継続的に市内高校のあり方について検討いただいております深川市高等学校適正配置協議会、さらには同小委員会の考え方などを踏まえまして、8月12日に北海道教育委員会へ河野市長、岡田道議会議員の同行もいただき、間口数の現状維持について要請を行ったところであります。9月2日に示された来年度の公立高等学校適正配置計画案では、本市を含む空知第5学区での間口減は避けられましたが、今後現行の学校数と間口数を維持することは大変厳しいものと受けとめております。これからさらに進行することが予想されます少子化の波にのみ込まれないよう、引き続き地元関係者の方々や北海道教育委員会と市内高等学校の再編について協議し、早い時期に実現を図ることが必要と判断をしております。
 次に、スポーツ合宿について申し上げます。これまで本市で合宿された道外チームを中心に訪問による招致活動などを行い、合宿の継続を強く要請してまいりました。また、本年6月25日にホクレン・ディスタンスチャレンジ第3戦深川大会を開催したことにより、初めて深川で合宿された7チームを含む実業団15チーム、大学等11チームの合わせて26チームが延べ33回にわたり510人が来市、宿泊延べ数で4,491泊と前年度を約1,400泊上回り、平成7年度の事業開始以来最高の受け入れとなったところであります。今後におきましても関係者のご協力をいただきながら、スポーツ合宿の里推進に向け、招致活動に努めてまいります。
 以上、教育行政の一端を申し上げ、報告といたします。

〇議長(川中 裕君) これで諸般の報告を終わります。


〇議長(川中 裕君) 日程第4 委員会報告第8号陳情第2号四月二十九日(祝)「みどりの日」の名称を「昭和の日」に改める陳情を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 岡部総務文教常任委員長。

〇総務文教常任委員長(岡部誠二君)〔登壇〕 ただいま議題となりました陳情第2号四月二十九日(祝)「みどりの日」の名称を「昭和の日」に改める陳情について、審査しました概要と結果をご報告申し上げます。
 陳情第2号は、第2回定例会において当委員会に付託され、8月6日に委員会を開催し、審査を行いました。陳情者は、深川市納内町3丁目の古田誉さんで、陳情の要旨は4月29日をみどりの日から昭和の日や昭和記念日など、昭和を記念するにふさわしい日に改めるよう関係機関へ意見書の提出を求めるものであります。委員会では、既に国会で論議が行われていること、みどりの日をどうするのかについては触れられていないことなど、反対の立場で意見があり、審査の結果、採決を行い、陳情第2号は全会一致をもって不採択とすべきものと決定いたしました。
 以上で総務文教常任委員会の報告を終わります。

〇議長(川中 裕君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決します。
 この採決は起立によって行います。
 本件に対する委員長の報告は不採択であります。
 本件を採択することに賛成の議員の起立を求めます。

(賛成者起立)

〇議長(川中 裕君) 起立なし。
 よって、陳情第2号は委員長の報告のとおり不採択とすることに決定しました。


〇議長(川中 裕君) 日程第5 議案第59号深川市功労者の表彰についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第59号深川市功労者の表彰について、提案理由を申し上げます。
 市民の市勢振興に対する意欲の高揚を図るため、本年度市勢の発展と市民生活の向上に特に功労のあった方を公益功労者として10人、自治功労者として3人、合わせて13人を市功労者表彰条例に基づき表彰するものであります。
 功労区分ごとに申し上げますと、各種統計調査に尽力された大橋孝慶さん、須田東七さん、市民の消費生活の安定向上に貢献された佐藤千鶴子さん、農業の興隆発展に貢献された松田福明さん、村椿健造さん、労働行政の推進に貢献された長土居治通さん、社会福祉の向上発展に貢献された野崎和子さん、保健医療の向上に貢献された野上明則さん、教育振興基金に私財を寄附された大西弘さん、公共施設整備基金に私財を寄附された水野重男さん、地方自治の発展に貢献された木田幸男さん、大塚就秀さん、白井進さんであります。
 以上の方々の表彰につきまして、議会の同意を求めるものであります。

〇議長(川中 裕君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第59号を採決します。
 本件はこれに同意することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって議案第59号は同意されました。


〇議長(川中 裕君) 日程第6 議案第60号深川市工業等開発促進条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第60号深川市工業等開発促進条例の一部を改正する条例について、提案理由を申し上げます。
 企業立地の促進を図るため、低開発地域工業開発地区において、工場、敷地または償却資産を取得した者に対し、固定資産税の課税免除を講じております。この課税免除による減収については、低開発地域工業開発促進法第5条の規定に基づき、地方交付税により補てんを受けているところでありますが、昨年3月31日、低開発地域工業開発促進法施行令の一部が改正され、地区指定の日から40年以内の期間内に取得した場合を除き、減収補てん措置が廃止となりましたことから、本市においても同様に廃止するため、本条例の改正を行うものであります。
 廃止後は、過疎地域自立促進特別措置法と農村地域工業等導入促進法により、従前同様に地方交付税による補てんを受け、固定資産税の課税免除を講じていくものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第60号を採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって議案第60号は原案のとおり可決されました。


〇議長(川中 裕君) 日程第7 議案第61号市道の路線廃止について及び議案第62号市道の路線認定についての2件を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第61号市道の路線廃止について及び議案第62号市道の路線認定についての2件について、一括して提案理由を申し上げます。
 議案第61号市道の路線廃止については、路線の延長増により終点を変更するため廃止するもの1路線であります。
 次に、議案第62号市道の路線認定については、路線の延長増により終点を変更し、再認定を行うもの1路線及び宅地開発関連で新たに認定するもの3路線であります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 本件は、経済建設常任委員会に付託します。


〇議長(川中 裕君) 日程第8 議案第63号深川市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例について及び議案第64号深川市公民館条例の一部を改正する条例についての2件を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第63号深川市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例について及び議案第64号深川市公民館条例の一部を改正する条例についての2件について、一括して提案理由を申し上げます。
 議案第63号は、内園コミュニティセンターの建設に伴い、新たに名称と位置を加え、その使用料を定めるものであります。
 また、議案第64号は、内園コミュニティセンターの設置に伴い、内園公民館を廃止するもので、ともに11月1日施行とするものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 本件は、総務文教常任委員会に付託します。


〇議長(川中 裕君) 日程第9 議案第65号平成15年度深川市水道事業会計補正予算の専決処分の承認についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 立花水道環境部長。

〇水道環境部長(立花晃一君)〔登壇〕 議案第65号平成15年度深川市水道事業会計補正予算(第1号)の専決処分の承認についてご説明を申し上げます。
 次のページの専決処分書をごらんください。専決第4号は、既往の企業債7.2%のものを低利のものに借りかえ手続を行うため、企業債追加等の予算措置が必要なことから、平成15年度深川市水道事業会計補正予算(第1号)を地方自治法の定めるところにより、平成15年7月24日付をもって専決処分したものでございます。
 なお、この借りかえにより、平成25年までの11年間で約1,584万円の利子が軽減されることになります。
 次の予算第1ページをごらんください。最初に、予算本文についてご説明申し上げます。第2条では、予算第3条に定めた水道事業費用から158万7,000円を減額するものです。第3条では、予算第4条に定めた資本的収入に5,080万円を、資本的支出に5,148万3,000円をそれぞれ追加するとともに、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額及び過年度分損益勘定留保資金を9,048万3,000円にそれぞれ改めるものであります。第4条では、予算第5条に定めた企業債中、水道未普及地域解消事業債の項の次に起債の目的、上水道高料金対策借換債及び限度額5,080万円を追加するとともに、限度額の計を1億830万円に改めるものであります。
 3ページをお開きください。収益的支出についてご説明申し上げます。1款2項1目、企業債利子158万7,000円の減額は低利への借りかえによるものでございます。
 資本的収入についてご説明申し上げます。1款1項1目、借換債5,080万円の追加は低利のものに借りかえ発行するものでございます。
 次に、資本的支出についてご説明申し上げます。1款2項1目企業債償還金5,148万3,000円は、収入で申し上げました借りかえ企業債5,080万円を同日付で繰上償還することによる増額分及び元利均等償還に伴う利子軽減等に対する元金の増額68万3,000円であります。
 以上、専決の処分の概要についてご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、原案にご承認賜りますようお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第65号を採決します。
 本件は承認することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって議案第65号は承認することに決定しました。


〇議長(川中 裕君) 日程第10 議案第66号平成15年度深川市一般会計補正予算を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 山岸財政課長。

〇財政課長(山岸弘明君)〔登壇〕 議案第66号平成15年度深川市一般会計補正予算(第3号)についてご説明を申し上げます。
 第1条で、歳入歳出それぞれ5,410万4,000円を追加し、予算の総額を193億1,746万1,000円にしようとするものであり、第2条で地方債の変更を図るものであります。
 12ページをお開きください。歳出予算についてご説明を申し上げます。3款民生費、2項1目児童福祉総務費は649万5,000円の増額補正でありますが、13ページの説明欄をごらんいただきたいと存じます。説明欄1番目の次世代育成支援行動計画策定事業130万円の増額補正は、本年7月に次世代育成支援対策推進法が成立したことに伴い、地方公共団体に次世代育成支援行動計画の策定が義務づけられたことから、策定に必要な基礎資料収集のためのアンケート調査分析委託料であります。2番目の障害児居宅支援費等519万5,000円の増額補正は、療育センターにおけるデイサービス事業支援費に係る単価が当初見込みより増額となったことや利用人員が増加したことなどによるものであります。
 3目保育園費120万円の増額補正は、納内保育園のすが漏り防止のため、屋根改修工事であります。
 14ページをごらんください。6款農林水産業費、1項4目農業振興費3,635万9,000円の増額補正は、水田作付体系転換緊急推進事業として、稲発酵粗飼料用稲及びソバに作付転換を行った農業者に対し、作物、面積に応じて助成金を交付するものであり、財源は全額道補助金であります。
 6目農業後継者対策費20万円の増額補正は、親等の農業経営基盤を継承するため、Uターン等により就農する者に対し助成金を交付しておりますが、Uターン等就農者の人数の増加によるものであります。
 16ページをごらんください。10款教育費、7項7目文化交流施設費300万円の増額補正は、文化交流施設の建設に当たり電波障害対象区域が当初予定より広がったため、電波障害防除工事費を増額するものであります。
 10目総合体育館費75万円の増額補正は、バスケットゴールの修繕費であり、11目体育施設費160万円の増額補正は市民球場メーンスタンドの防水修繕工事費であります。
 18ページをごらんください。13款諸支出金、1項7目公共施設整備基金費400万円の増額補正及び9目教育振興基金費50万円の増額補正は、いずれも市民からの寄附金を基金に積み立てるものであります。
 次に、戻りまして、4ページをお開きください。第2表、地方債補正は、文化交流施設建設事業債の変更を図るものであります。
 次に、進みまして、8ページをごらんください。歳入予算につきましては、道支出金等の特定財源を充当し、なお不足する財源につきましては17款繰越金283万2,000円により対応しようとするものであります。
 以上、一般会計補正予算(第3号)についてご説明を申し上げましたが、原案にご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより質疑に入ります。
 歳出、3款民生費。
 北名議員。

〇20番(北名照美君) ここで2点お尋ねいたします。
 2項児童福祉費の1目児童福祉総務費で出されているものでありますが、まず次世代育成支援行動計画策定事業130万円の増額ですが、このことについては一般質問される方もいるようですので、ほんの少しだけ聞かせてください。今の説明の中でもアンケートをとるということが言われております。どのような形で実施するのか、あわせて対象の範囲はどのように考えているかお尋ねします。
 もう一点は、ここに同じくある障害児居宅支援費等519万5,000円の増となっておりますが、今の説明の中でも単価あるいは人数がふえたということを言っています。それで、幾らから幾らにふえたのか、両方とも、それが一つ。
 それから、もう一点は、簡潔でいいですから、障害児デイサービス事業、この事業についてちょっとご説明いただきたいと、そのことをお願いします。

〇議長(川中 裕君) 平野市民福祉部長。

〇市民福祉部長(平野武行君) 北名議員さんから2点にわたってご質疑いただきましたので、順次お答えを申し上げます。
 初めに、次世代育成支援行動計画策定事業について、本年度実施いたしますアンケート調査の対象者とその人数についてお答えをいたします。アンケート調査の対象者及び人数の決定に関しましては、国が示したニーズ調査対象サンプル数の設定例などを参考として決定するものですが、現段階の予定では小学校就学前児童のいる世帯からは500世帯程度、小学生、中学生、高校生の中から500人程度、その他一般市民から500人程度、合わせて1,500人程度を予定しているものでございます。
 2番目にお尋ねのございました障害児居宅支援費等519万5,000円の増額補正につきまして、まず初めにご質疑ございました単価、人数が幾らから幾らにというお尋ねでございました。初めに、児童デイサービスに係る分について申し上げますが、国の支援費の基準額の案としては利用時間数で2区分に分かれてございまして、4時間未満の単価、そして4時間以上の単価というふうに分かれてございます。これの人数を掛けた合計額から利用者負担見込額を除きまして、224万7,000円当初計上してございます。利用人員としては1,276人でございましたが、その後国の支援費の基準が変わりまして、児童デイサービスの1日平均10人以下利用者の単価が1日5,390円というふうに示されたところでございます。したがいまして、この示された基準額と比較しますと、4時間未満あるいは4時間以上でそれぞれ単価アップになります。制度発足して5カ月ほど経過してございますが、利用状況から見て年間の利用人員の見込みとしては当初より99人増の1,375人を見込んだところでございます。したがいまして、1日単価の5,390円に1,375人を掛けた金額から利用者負担見込額を除き、716万9,000円となりますので、当初計上額との差492万2,000円が増額となるものでございます。
 もう一つのサービスとして短期入所に係る分がございますが、これについては当初では計上しておりませんでしたが、その後利用希望があるということから、今般予算計上させていただくものでございます。これについても1日単価7,370円に利用日数38日を見込みまして、この額から利用者負担額を除き、27万3,000円を算定したということで、両方合わせまして519万5,000円の増額補正になったところでございます。
 サービスの内容ということでございますが、児童デイサービスにつきましては既にご案内のように3階の療育センターがその施設でございますが、短期入所事業の内容につきましては、簡潔に申しますと、障害を持つ児童とその保護者が宿泊を含めた長時間にわたり、障害を持つ児童に対してより高度な生活訓練及び家族に対しても必要な支援をする事業ということで、現時点では6人対象者がおりまして、いずれも市外の旭川、伊達、美唄にある6施設というふうになってございます。このようなことで今回両サービスに係る分として519万5,000円の増額補正を提案させていただいた次第でございます。

〇議長(川中 裕君) 3款民生費を終わります。
 6款農林水産業費。
 北名議員。

〇20番(北名照美君)  1項農業費、6目農業後継者対策費、20万円ですか、このことについてお尋ねをいたします。
 一つは、こういう形でUターンの人が予定というか当初予想よりもふえたと。手放しで喜んでいいのかどうかということもちょっと、喜んでいいのではないかなという気もするのですが、10人になるわけで、この地域別の内訳、あるいは年代別というか、大まかにどんな状況なのか、それからUターン理由。
 それから、もう一つは、ふえていると思うのです、昨年、一昨年よりも。時代の流れもあって農業を見直すという側面も含めて傾向となってきているのかどうか、どうとらまえていらっしゃるかお尋ねいたします。

〇議長(川中 裕君) 越田経済部長。

〇経済部長(越田 昇君) ご質疑ありましたUターン就農者の地域別、そして年代別内訳、さらにはUターンした理由についてでございます。本年度のUターン就農者は10人で、地域別には深川が2人、一已が2人、納内が2人、音江が4人となってございます。年代別には、20代が6人、30代が4人となってございます。Uターンの理由につきましては、ご本人から直接聞いておりませんので、はっきりとしたお答えをすることはできませんけれども、今日的な社会経済情勢などを反映してのことや農業への魅力を感じてのものだと推察をしております。
 それから、4点目の最近の傾向でございますが、平成12年は4人でございまして、内訳は納内が1人、音江3人で、20代が3人で、30代が1人でございます。平成13年については8人で、一已が5人、納内が1人、音江が1人、多度志1人でございます。20代が6人、30代が1人、40代が1人でございます。平成14年度につきましては、9人でございまして、深川2人、一已3人、納内1人、音江3人で、20代4人、30代5人という状況にございます。

〇議長(川中 裕君) 北名議員。

〇20番(北名照美君) もう一点だけ聞かせてほしいのですが、後継者がいない農家というのが非常に多いということで、ずっと私たちも資料見せていただいているのですが、この状況の中で後継者が生まれるということになったというぐあいに見て、いわゆる後継者のいない農家がこの分減ってきていると、大まかでしょうけれども、見ていいのでしょうか。

〇議長(川中 裕君) 越田経済部長。

〇経済部長(越田 昇君) 減っている状況にございます。

〇議長(川中 裕君) 6款農林水産業費を終わります。
 10款教育費。
 北名議員。

〇20番(北名照美君) 7項の社会教育費、そこの中で7目の文化交流施設費のところでお尋ねします。
 300万円の増額の補正予算ですが、今までもいわゆる電波障害、この新しく建てる建物の関係の電波障害として300万円の予算を組んでいて、さらに300万円の追加ということになるかと思うのですが、どんなエリアというか、どこまでに及んできているのか、それから対象となる戸数、これは今までどうであって、これからどれだけふえるかということもありますが。
 そして、予算の関係ですが、総額で600万円ということですけれども、一律ではないと思うのですが、上限も下限もあると思うのですけれども、幾らというぐあいになっているのか。
 また、当事者との話し合いの中でどういう話し合い、意見なども出されているのか。
 もう一つつけ加えれば、これが追加になってこれで大丈夫なのかということもつけ加えておきます。
 以上お尋ねします。

〇議長(川中 裕君) 伊東教育部長。

〇教育部長(伊東幸次君) 今回の補正は、文化交流施設の建設による電波障害防除工事費の増額でありますが、地域説明会は本年5月22日開催いたしまして、対象地域の工事概要について説明をし、了解をいただいております。当初事前調査によりまして、森元町通線の南側を中心に、文化交流施設の西側から5丁目線までの範囲で、およそ18戸にテレビ電波の障害が発生するものと予測し、建築工事の進捗に並行しながら障害防除の工事を進めてまいったところであります。文化交流施設の最高部の工事が進む中で、5条4番のふれあい会館東側までの範囲19戸に電波障害の疑いが発生しましたことから、ケーブルを延長し、対応しようとするものであります。
 工事の内容は、文化交流施設の受信アンテナから森元通線の北電柱に架設いたしました幹線ケーブルを延長し、幹線から障害が発生した各戸に接続するものであります。1戸当たりの経費については、一概に申し上げることはできませんので、ここではちょっとわかりません。
 これ以上大丈夫かということにつきましては、もしもそういう電波障害が発生する住宅ができたとしましたら、さらにそういう防除工事を進めてまいりたいと考えております。

〇議長(川中 裕君) 終わります。
 次に、歳入及び地方債。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 終わります。
 次に、歳入及び地方債。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 終わります。
 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第66号を採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって議案第66号は原案のとおり可決されました。


〇議長(川中 裕君) 日程第11 認定第1号平成14年度深川市一般会計歳入歳出決算認定についてないし認定第12号平成14年度深川市病院事業会計決算認定についての12件を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 質疑を終わります。
 お諮りします。認定第1号ないし認定第12号の12件については、6人の委員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査することにしたいと思いますが、異議33ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって認定第1号ないし認定第12号については、6人の委員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査することに決定しました。
 お諮りします。ただいま設置されました決算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定によって、清水議員、鍜治議員、石上議員、山田議員、太田議員、北名議員の6人を指名したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって決算審査特別委員会の委員は、ただいま指名したとおり選任することに決定しました。
 暫時休憩します。


〇議長(川中 裕君) 日程第12 議案第93号深川市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例について及び議案第94号深川市公民館条例の一部を改正する条例についての2件を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第93号深川市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例について及び議案第94号深川市公民館条例の一部を改正する条例についての2件について、一括して提案理由を申し上げます。
 議案第93号は、現在改築中の納内コミュニティセンターが12月1日から供用開始となることから、施設規模等の変更に伴う使用料の改正を行うものであります。また、リフレッシュプラザ鷹泊内に設置されいた私立鷹泊季節保育所が占有していた施設部分について、12月1日からちびっこルームとして供用するため、新たな料金設定を行うものであります。
 議案第94号は、前段申し上げました納内コミュニティセンターに納内公民館を統合することとし、12月1日付をもって同公民館を廃止するものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 本件は、総務文教常任委員会に付託します。

〇議長(川中 裕君)  暫時休憩します。

(午前11時45分 休 憩)

(午後 1時00分 再 開)

〇議長(川中 裕君)  休憩前に引き続き会議を開きます。


〇議長(川中 裕君) 日程第13 一般質問を行います。
 初めに、北名議員。

〇20番(北名照美君)〔登壇〕 議員の大事な役割の一つは、行政のしたこと、やろうとしていることについて市民の立場から見て是か非かチェックすることがあります。行き過ぎや住民軽視のことがあれば、厳しい指摘も含めて是正や軌道修正、方向転換を求める、こういうことが必要です。この立場から今回も議論しますが、答弁は明快であるよう求めます。やるのかやらないのかわからないあいまいな答弁はお断りです。前回はぐくみの里テーマ館建設について、やめるのか、まだ未練、色気を残しているのか、意味不明の答弁が繰り返されましたが、今回はそういうことのないようにしていただきたい。川中議長にもああいう答弁を繰り返させない議事裁きを要望しておきます。
 質問に入ります。まず、新任の選挙管理委員長に聞きます。既にお手元に渡してあることし6月の市議選投票日前夜、市内数カ所で戸別配布されたビラのことであります。出所不明の専ら私たち日本共産党を攻撃することだけを目的とした反共謀略ビラです。選管委員長にお渡ししていますが、こういうビラです。「あなたも日本共産党に動かされている」と、「庶民を壊した日本共産党へ問う」と、こういう見出しが踊っております。両方とも「皆さん、日本共産党にだまされ続けて大丈夫」と、こう書いてあります。1枚のビラの最初にはこう書いてあるのです。「選挙が近くなると頻繁に田んぼに向かって演説している共産党議員を見かけたことはありませんか」と、要らないこと言うなと私は言いたいのだが、どうやら私か松沢議員のことを言いたいようでありますが、私はこの場で一喝一蹴しておきます。実にくだらない内容の羅列で、書いてある方のお里もレベルも魂胆も見え見えのものです。見たい方にはコピーをしてあげますから、一声かけてください。くだらないですが、軽視することはできません。選挙と民主主義に泥を塗るものだからです。個人でこんなことができるわけはありません。間違いなく組織立ってじっと息を潜めて暗やみにいる、まさに謀略集団のしわざだと思います。
 1、このビラの内容についての感想、出所不明、投票日前夜に夜陰に紛れて配布したと、こういうやり方への選管としての見解。
 2、誹謗中傷を受けた側、この場合私たち日本共産党でありますが、反論権があるのは当然です。違法不法の実態をつかんだ後ですから、投票日当日ということになります。どのような手段、方法でできるのか、この際お聞かせください。
 次、非核平和の取り組みについて。21世紀を私たちは平和な地球にしようと希望を持ってその扉を開いたのでありますが、悲しいかな、2001年9月11日、アメリカの中心ニューヨークでテロが行われ、その報復と称してアメリカがアフガニスタンを攻撃、さらにことしの3月20日、アメリカはイラクを攻撃しました。今やアメリカの戦争政策は世界平和にとって最大の脅威となっています。それだけに、またそれだからこそ核兵器廃絶の運動、非核平和の活動はこれまでにも増して重要になっています。河野市長の姿勢、取り組みを評価しつつ、一緒になって運動を前進させていきたいと思っています。
 ことしの原水禁世界大会は、これまでのヒロシマ・ナガサキアピール署名を発展させて新たな核兵器廃絶署名を提起し、被爆60周年に当たる再来年、2005年に向けて新たな前進を開始しました。内容は、1、核保有国は、核兵器の使用と威嚇、開発を行わず、直ちに核兵器廃絶の実行に踏み出すこと、2、すべての国の政府は、核兵器廃絶協定の実現のために行動すること、この2点です。今月9日、私も松沢議員も、そしてことし世界大会深川代表になった秋山実香さんという方も参加して、旧拓銀のところの四つ角で新しい署名としては最初の街頭署名行動をしました。河野市長にもこの場から署名をお願いするものであります。
 そこで、まず非核平和宣言都市の懸垂幕について。現在4本あって毎年8月になると市役所本庁舎、旧拓銀の市民交流センター、一已と音江の農協の建物にかけられています。おやと思うのは、多度志と納内にかけられていないことです。両方とも市役所支所のある地域の拠点であります。これまでどうしてかけるようになっていなかったのか、次年度はどう対応するのかお尋ねをします。
 次に、各戸に張り出す非核平和宣言都市のステッカーですが、市で用意して希望する方に配布することを提言いたします。
 もう一点は、非核平和の事業を熱心に取り組んでいる所管の皆さんに敬意を表しつつ、新たな取り組みの一つや二つは考えていると思います。この際お聞かせください。
 次は、退職金について。私は、長年、もしかしたら20年にもわたって市の臨時職員、非常勤職員の方に退職金もしくはそれ相当のものを支給するよう求めてきました。余りあなたたちが冷たいので、ふと目を上の方に向けたら、市長初め特別職の皆さんが4年ごとに退職金をもらっていることに目がとまりました。河野市長が4年ごとに受け取っているその額は1,880万円です。福沢諭吉は、「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」と言ったそうです。この言葉が当てはまるかどうかはわかりませんが、市役所や市立病院の中ですぐ隣の席で何十年働いても一円の退職金もない、そんな理不尽なことが延々とやられているのです。普通の心を持った市の職員だったら、これはひどいと思い、何とかしなければと思うはずであります。ことし3月議会でも私は言ったのですが、おかしいことをおかしいと思わなくなったら、それがおかしいのです。
 そこで、まず市長の退職金について何で4年ごとなのか、額も高過ぎると思うが、これについて説明いただきたい、また抜本的見直しが必要でないか。
 次、臨時職員、非常勤職員について。臨職の方は、本庁サイド53人、病院に61人、非常勤職員は29人、合わせて143人います。一番長期の方は、本庁サイドは多度志小学校事務補の方で14年7カ月、病院では検査助手の方で、この方は驚くなかれ昭和46年5月から実に32年3カ月、非常勤職員では総合体育館のスポーツ管理指導員の方で15年11カ月です。あなたたちは、すぐ他市がどうの、法律がどうのと支給しない理由を並べますが、私はそういうあなたたちにむなしさ、心のなさを感じます。このことは、おかしいということよりも間違っていることなのです。間違いを正すのにちゅうちょすることなかれという言葉があります。その気があれば、ハートがあれば道はおのずから開かれるものです。いかがですか。
 待遇改善について。非常勤職員の夏季休暇は、道内13市でやっていますし、結婚休暇も7市で実施しています。深川市ではどちらもありません。賃金も含めて待遇改善はどうなっているかお尋ねします。
 次、各種委員会の報酬について。新しく委員になったある人の感想はこうです。まず、あらお金をもらえるのと、次にこんなに多い額、そして市は随分大盤振る舞いするのだなと、一般市民が知ったら首を傾けるのでないかと思います。1回出席すれば報酬5,500円プラス日当1,800円、合わせて7,300円、大体が二、三時間、短い場合は会合は1時間以内のものも、数十分というものも少なくありません。平成14年度の総額は、決算で815万6,000円です。大幅減額の方向で抜本的見直しが必要と思いますが、いかがですか。
 次は、医療行政。まず、高齢者医療。去年の10月からお年寄りの皆さんに大きなおもしがのしかかっています。医療費が定額から定率に改正された負担増であります。病院に行くのになけなしのお金を握りしめていく人、2,000円持っていってこの分だけ診療してという人、病院に行くのを我慢している人、こんな状況をつくったのは小泉政治であり、自民党と公明党です。年寄りいじめの政治は一日も早くやめさせたいと思いますが、この状況のもと行政が特段の汗を流さなくてはなりません。高額療養費の償還払いや窓口払いの改善について、現状と行政の取り組みをお尋ねします。
 次、精神障害者への助成について。障害者には大きく身体障害者、知的障害者、精神障害者の三つがあります。精神障害については、他の二つに比べて大きく支援措置がおくれていることをうかつにもごく最近知りました。不明を恥じるところです。精神障害は、重度であっても医療費が免除になっておらず、通院については一定の助成はあるものの入院については全くありません。そのため、患者、家族の方々は大変つらい思いをしている上に生計をも圧迫されているケースが少なからずあると思われます。こうしたことから、自治体として独自の支援施策を講じているところが、まだ数少ないですが、あります。
 1、どうして精神だけほかの二つの障害よりも支援施策がおくれているのか、その理由とそれに対する見解。
 2、国、道に対して支援制度の充実を求めることが必要ではないか。
 3、市として何ができるか検討することを求めます。
 次、学校教育。まず、30人以下学級について。これまで何度も前教育長からその有用性を認める答弁が出されてきました。市教委も市長も教育行政には理解のある対応をしていると常々私は評価をしていますし、現場の管理者や、あるいは現場の先生からもしばしば評価をする声を耳にし、うれしく思っています。それだけに、いわば画竜点睛とも言えるこの30人学級の課題、ぜひとも新教育長の最初の大仕事として、河野市長の特段の理解を得つつ、実現に踏み出すことを大いに期待するものです。
 次は、校地内禁煙について。ことし5月、健康増進法が施行されたことが重要な契機となって各地で取り組みが開始されているようです。たばこをのんでいる先生方には覚悟と努力を必要とすることでご苦労をかけますが、子供たちに与えるものが有形無形で大きなことは必定であります。実施についての見解と方針、さらにスケジュールをお聞かせください。
 もう一点は、禁煙教育。各学校でそれぞれ工夫をして行っていると聞いています。それはそれとして大変大事にしながら、統一した読本のようなもの、漫画を入れたものでも結構ですが、子供たちに配布してほしいと思います。
 次は、社会教育。まず、市民交流センターについて。しゃんしゃん傘祭実行委員会の求めに応じて、6月20日からこの建物に祭りの大看板がつけられました。この実行委員会の皆さん方が一生懸命まちの雰囲気を盛り上げようとやっていられるわけで、このことには大いに敬意を表するものであります。ところが、市の対応がお粗末なために、逆にこの方たちまで誤解を受けていることになっているのではないかと、そう感じます。飾りつけの図面も市には出されております。取りつけられたちょうちんの一つ一つを、私の下手な写真ですが、写真も写してきました。実行委員会の中心メンバーの方の名前が入っています。つまりこの飾りつけのために応分の寄附をした方たちの名前だと思います。この建物は社会教育施設であります。私がおかしいのではないかと部課長に連絡して初めてあなたたちはこのことに気づくと。
 そして、ここからが問題なのです。やってしまったから、しようがないと、あなたたちはこのことを追認しました。そんなわきの甘いいいかげんなことでいいのか、そう感じます。さらに続きがあります。この祭りは、7月末のお祭り、7月26、27日です、ことしは。ということですから、てっきり終わった時点で取り外すのだろうと思っていたら、申請書に書いてあり、許可したのは8月25日までと、こういうことです。そのためにどういうことが起こったか。8月になったら毎年ここに張り出していた非核平和都市宣言の懸垂幕が出せなくなってしまったのです。これもやむを得ない、これがあなたたちの回答でした。この場所には拓銀の時代からずっと張り出していたものであります。ここは、市の中心街でいつも私たちが署名をするいわば深川の平和運動のメッカとも言える場所であります。余りにも軽薄な対応にいささか腹立たしく思っております。一連の経過を見ると、市教委の対応が後手後手に回っている、最初のボタンのかけ違いが後々まであいまいさになっている、きちんとした姿勢がないから、相手側にもしっかり物申すことができないと、こういうことでないですか。相手がだれであろうと言うべきことは言ってもらわなければなりません。素直に反省を含めた答弁を求めます。
 次、ぬくもりの里の国道からの進入路について。現況は、狭く、回り込むようになっていて、かなり入りづらいと感じます。もっと幅広くするとか、入りと出を別にするとか、改善が必要と思いますが、いかがですか。
 次、市街地活性化について。市立病院が当初計画を変更して周りの空き地を次々買って駐車場にしようとしていることについて、私はどうも合点がいきません。お金の倹約が最大の理由と言っていますが、まちづくりの観点から見て適切なことなのだろうかと、私は否と思います。大体病院建設地を求めたときの河野市長の唯一無二の決断の理由は、市街地の活性化だったでしょう。さらに、適地があれば駐車場として買いたいということまで言っていますが、これは市街地活性化と逆行するのではないでしょうか。まちづくり、この地域のあり方、どんな形で検討した上でよしとなるのか私にはわかりません。見解を求めます。
 最後に、はぐくみの里テーマ館建設問題について。断念の表明を求めます。
 以上で1回目の質問とします。

〇議長(川中 裕君)  暫時休憩します。

(午前11時32分 休 憩)

(午後 1時00分 再 開)

〇議長(川中 裕君)  休憩前に引き続き開議します。
 事務局長から諸般の報告を申し上げます。

〇議会事務局長(荒川 満君) 先ほど決算審査特別委員会が開催され、正副委員長互選の結果、委員長に鍜治委員、副委員長に石上委員が当選されました。
 報告を終わります。

〇議長(川中 裕君)  北名議員の一般質問に対し答弁願います。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 北名議員さんのご質問に答弁をさせていただきます。
 初めに、市勢振興の1番目、市街地活性化についての市立病院駐車場問題についてお答えをさせていただきます。市立総合病院の改築につきましては、議会において慎重な議論をいただき、本市の将来のまちづくり、中心市街地の活性化や北空知圏域の中核病院として周辺のまちから通院する患者の利便性などを総合的に考え、隣接地を含めた現在地に建設することを決定し、平成14年12月工事に着手し、順調に建設が進んでおります。
 ご質問にありました市立病院駐車場の整備と市街地活性化の関係でありますが、第四次深川市総合計画の中で本市の土地利用計画は都市地域、農業地域、森林地域の3地域に分けて計画的な土地利用を目指してございます。市立総合病院は、人に優しく安全でゆとりある市街地の形成を図る都市地域内に建設しており、深川市民や北空知圏域の人たちが健康で安心して生活していく上で、また地域医療の充実のために重要な役割を果たす医療機関であります。その病院施設の一部であります駐車場を隣接地に整備することは、安心して暮らすことのできるまちづくりを推進するために必要であり、また市街地活性化の土地利用の観点から、住宅地として利用することも有効な土地利用とは思いますが、中心市街地の活性化などのため、現在地に隣接した場所に建設中であります市立病院に接する土地であることから、病院施設の一部であります市立病院の駐車場として整備することが本市の将来のまちづくりを見据えたとき、より有効な土地利用と考えております。市立病院の建設場所を市街地活性化のことを考えて決定したと同様に、今後ともにぎわいのある中心市街地の形成のために限られた資源であります土地の有効利用に努力をしてまいります。
 次に、市勢振興2番目のライスランド構想のはぐくみの里テーマ館についてであります。ライスランド構想の四つの里の一つはぐくみの里は、本市基幹産業であります農業、米づくりへの理解と認識を深めるとともに、地域産業を支え、発展していくための生産技術や人材をはぐくむことを目的として、テーマ館、農業活性化センター、農業技術センター、新規就農者研修センターの整備を構想しているものであります。
 ご質問のテーマ館の施設整備につきましては、米のまち深川をアピールすることを基本コンセプトに、必要な機能として米の歴史や米にかかわる学習、市の物産、景観、情報等のPR、地場特産品や加工品の販売、深川産米のPR、地元産の米を基本にしたレストランの整備などを構想としているものであります。7月1日に開業いたしました道の駅におきましてもお米ギャラリーにおける精米体験コーナーやお米の知識コーナー、お米クイズコーナーによる米にかかわる学習、大型プロジェクターやプラズマディスプレーなどにより、稲作を中心とした本市農業の紹介やレストラン、農産物、特産品販売コーナーなど、おおむねテーマ館の機能を担うものと考えております。したがいまして、はぐくみの里テーマ館施設整備につきましては、市の財政事情も十分勘案し、既存施設の有効活用など、それぞれの持つ機能を活用する中で現状に即した誤りのない検討をしてまいります。
 以上、私からの答弁とさせていただき、残る部分はそれぞれ所管から申し上げさせていただきます。ご理解をいただきたいと思います。

〇議長(川中 裕君) 山本選挙管理委員会委員長。

〇選挙管理委員会委員長(山本喜朗君)〔登壇〕 北名議員さんからのご質問ありました市議選について答弁させていただきます。
 初めに、さきの市議会議員選挙におきまして市民の方、職員の方の多数のご協力で無事終了させていただきましたので、ご報告させていただきます。
 第2回市議会定例会において選挙管理委員に選挙され、委員長に就任して2カ月を迎えました。今この職責の重さを身の引き締まる思いでいたしております。選挙は、主権者である選挙人が政治に参加する最良の機会であり、民主主義の根幹をなすものであります。深川市選挙管理委員会は、公職選挙法の精神に基づきましてこれまで各種選挙の適正な管理、執行に努めてきたところです。
 ご質問のビラにつきまして、選挙運動期間中における公職選挙法の規定では、選挙運動のために使用する通常はがきや公選法上の政治活動で認められているもの以外は頒布することができないこととされております。拝見するところでは、配布元といいますか出所が明らかでなく、選挙管理委員会の立場は公職選挙法に基づき選挙が公平に行われるよう指導する立場であり、事実関係、行為につきましては調査権もありませんが、当選を得させないための目的を持って公職の候補者または公職の候補者になろうとする者に関し、虚偽の事実を公にし、または事実をゆがめて公にした者の処罰が規定されておりますので、公職選挙法の手順に基づかない状況の中で配布されたものとするならば、遺憾なことであると考えております。
 反論権につきましては、メディアにより利益を害された者が同等の反論を掲載することをメディアに対して請求する権利と理解しております。公職選挙法にかかわる規定ではございませんので、選挙管理委員会としてはお答えする立場にないことをご理解願います。
 深川市選挙管理委員会は、今後とも明るい選挙推進協議会と十分連携を密にしながら、公正で的確な選挙の管理執行と明るく正しい選挙推進のため尽力してまいる所存であります。

〇議長(川中 裕君) 野原教育長。

〇教育長(野原栄一君)〔登壇〕 教育行政の1番目、学校教育についてと2番目、社会教育について答弁を申し上げます。
 初めに、学校教育についての30人学級についてでございます。これまでも北名議員さんから少人数学級、補助教員の配置、また30人以下学級の実現のために市単独での取り組みについてご質問をいただいているところでございます。教育委員会といたしましても30人学級が早い時期に実現されることは、特に小学校低学年から学校でさまざまに創意工夫された学習指導や総合的な学習の推進など、一つ一つの授業を形にしていく中で子供たちが知識を身につけ、生きる力と個性を伸ばしていくことが大切なことであると考えております。
 また、子供たちの多様な学習形態から、学校内外での安全を確保することや子供たちのお互いの影響力が自然に作用する人数といたしましても新たな学級編制基準が30人くらいとなることが時代的に求められております。平成13年4月から学級編制についての標準法が改正されまして、これまで学級定員は一律40人とされておりましたが、40人の学級定員を標準としながらも学校設置者において児童生徒の実態を考慮し、特に必要と認める場合は40人を下回る学級編制ができるようになっております。ただ、標準を下回る学級編制につきましては、これに伴う財源措置は設置者の負担になることから、文部省といたしましては各自治体任せになっているのが実態でございます。この改正に伴いまして、全国21自治体が40人を下回る学級編制を独自措置で行っていると伺っております。北海道教育委員会では、こうした動向を受けまして、モデル校の設置で教育効果の把握などを行うとともに、30人学級の実現に伴う教員増に対する給与費の試算もされておりまして、30人学級の実現については検討課題として認識されている現状にあります。これまでにも答弁申し上げておりますとおり、少人数できめ細かな学習指導などは大変重要なことであり、必要なことと判断しているところであります。このため、今後とも30人学級の実現に向けて北海道教育委員会が構築する制度的なものへの要望活動を引き続き進め、一日も早く実現がされるよう期待をしているところでもあります。
 また、教員加配措置としての少人数指導、チームティーチング、学力向上フロンティアスクールを初め心の教室相談員や介助員の配置など、制度の活用や独自の措置を行うなど、学校や児童生徒の実態に応じたきめ細かな指導が行き渡るよう、今後とも教育活動の充実に努めてまいりたいと存じます。
 次に、校地内禁煙と禁煙教育についてであります。校地内禁煙につきましては、平成14年8月に制定されました健康増進法により、学校におきましても受動喫煙を防止するために必要な措置を設けることに努めなければならないこととされております。教育委員会といたしましては、本年6月、文部科学省の通知に基づきまして受動喫煙防止対策及び喫煙防止教育の推進について市内小中学校に通知したところであります。
 また、7月に各学校の喫煙対策状況調査を行ったところ、教職員の喫煙については専用スペースが確保され、完全分煙を実施している学校は2校、分煙を行っているのが8校で、校地内を禁煙にしている学校はございません。教育委員会といたしましては、児童生徒、教職員及びPTA等の来校者の健康保持の観点から、完全分煙を初め校地内禁煙についてもその導入の必要性を十分認識しておりますので、今後期間を要するものと考えますが、学校現場での理解と協力、また実践に努めていただくとともに、来校者の協力も求め、禁煙体制の充実が図られるよう努めてまいりたいと存じます。
 次に、禁煙教育についてであります。小中学校におきましては、保健体育科の授業で小学校ではたばこの害、中学校では喫煙と健康など単元として取り扱われておりまして、喫煙による健康への影響や周りの人への害などについての学習が実施されているとともに、生徒指導面での禁煙指導も行っております。
 また、学習指導に当たっては、関係機関・団体による発行物やビデオテープなどを活用しながら、各学校の教育課程の中で実施されておりますので、教育委員会といたしましては今後とも禁煙教育の重要性にかんがみ、各学校での取り組みがより一層推進できるよう、指導資料や情報の提供に意を用いてまいりたいと存じます。
 次に、2番目、社会教育についての市民交流センターの管理のあり方についてであります。市民交流センターは、市街中心部に位置し、長年まちの顔として親しまれてきました旧北洋銀行深川中央支店を歴史的建造物の保存の観点から、平成13年に市が取得し、補修整備したものでございます。社会教育施設と位置づけながらも、その立地条件から、社会教育活動のみならず、地域振興や商業振興の活動も見据えた施設で、開設以来多くの市民に幅広く利用されているところでございます。
 ご質問いただきました名入りちょうちんを含むしゃんしゃん祭りの屋外装飾でございますが、結果として名入りのちょうちんが添えられましたが、一時的な使用であり、教育委員会といたしましても長引く景気の低迷で厳しい時代の中、深川市最大のお祭りとして、深川の短い夏、市中心部のにぎわいを、深川に来られる方の多いお盆、各種イベントの多い時期まで続けてほしいという市民要望もございまして、しゃんしゃん祭り振興会の申請期間まで協力したものでございます。申請から設置まで途中内容の変更もあり、時間を要しましたが、このような結果に至った対応につきましては考慮しなければならないものと認識をしているところでございます。来年度以降も施設使用の申請が出された場合は、申請内容等についてしゃんしゃん祭り振興会とも十分協議してまいりたいと存じます。
 次に、ぬくもりの里の進入路整備についてであります。向陽館やほっと館・ふぁーむへの進入に際しましては、利便性の点から申しますと、進入路がもう一つあればと認識しているところでございます。しかし、ぬくもりの里の建設設計段階で進入道路整備につきましては、公安委員会から交通安全の面で二つの出入り口の許可がおりなかったものでございます。進入路を拡幅する方法はどうかというご質問でございますが、交通安全の視点や財源問題などの課題がございますので、今後研究してまいりたいと存じますが、厳しいものととらえているところでございます。

〇議長(川中 裕君)  平野市民福祉部長。

〇市民福祉部長(平野武行君)〔登壇〕 1、一般行政の2番目、平和行政の非核平和の取り組みについて3点にわたりご質問いただきましたので、順次お答えさせていただきます。
 初めに、懸垂幕の掲示についてでありますが、市民一人一人が恒久平和の実現と明るく住みよい幸せな市民生活をとの願いから、昭和60年に非核平和都市宣言を行い、今日に至っておりますが、平和のとうとさや平和への誓いを新たにすることから、平和事業の一環として毎年8月1日から15日までの間懸垂幕を掲示しております。今年度は、きたそらち農業協同組合音江支所・一已支所、中央公民館、そして市役所庁舎の4カ所に掲示したところでございます。
 納内、多度志地区にも掲示すべきであるが、どうして掲示しなかったのかとのご質問でございますが、両地区においては啓発効果が高いと思われる場所での建物について取りつけ設備が一部十分でなく、掲示が難しいことや限られた本数などから、啓発効果を考慮しながら掲示しているのが実態でございます。懸垂幕は、作成後十数年経過していることから、汚れや破損により大変傷み、更新の必要に迫られております。なお、今後の対応につきましては、全地区に掲示することも含め検討が必要と考えているところであります。
 2点目の非核平和都市宣言ステッカーの作成、配布につきましては、平和運動のすそ野を広げる意味からも市民の手づくり作成はより意義があるものと受けとめておりますが、貴重なご提言と受けとめさせていただき、今後平和運動推進協議会と協議してまいりたいと考えております。
 3点目のその他市の平和事業として新しく取り組む考えはとのご質問でございますが、当市の平和事業の取り組みにつきましては、各種団体や市民のご協力により一定の成果が得られているものと受けとめてございます。今後取り組む新規事業につきましては、深川市平和運動推進協議会と協議し、取り進めるものでありますが、現在考えられます一つの例としては、例年8月6日、広島市での平和を祈念する式典に市から一般市民と中学生の代表が参加しており、参加する中学校におきましては昨年より先生や生徒の取り組みとして平和の願いを千羽鶴に託し、祈念式に持参しております。今後一般市民を対象とし、同様の取り組みを行う中から、平和の輪を広げる方法が考えられますが、しかし実施に当たりましては各団体のご協力が不可欠でありますことから、今後十分協議してまいりたいと考えております。
 次に、2、医療行政の1、高齢者医療について、高額医療費の償還払い及び窓口払いについてお答えいたします。これまでも議会論議の中でお答えをさせていただいておりますとおり、老人医療受給者の高額医療費の昨年10月診療分から12月診療分について未申請者に対して既に郵送で催告を終えており、口座払いを実施しているところであります。また、本年1月診療分以降につきましても同じように催告する予定でおりますが、高額医療費に該当する方には窓口まで来なくても支払い口座を登録することにより高額医療費を自動的に口座払いする方法で既に事務作業を進めているところでございます。
 次に、2の障害者医療についての精神障害者への助成について順次お答えをいたします。初めに、精神障害者に対する医療費助成等のサービスがおくれているように思われるが、どうして対応がおくれたのか、その理由とそれに対する考えであります。精神障害者に対する支援制度については、種々ございますが、そのうち医療費に関する助成制度については現在精神保健福祉法により通院医療と措置入院との二つがあり、いずれも都道府県の業務として医療費の一部を公費負担する仕組みとなっております。しかし、それ以外の入院に対する医療費の助成措置は、保険制度を主とするもので、国、道においても現在のところない状況にあり、全道的に見ても単独助成を実施しているところは二十数市町と少なく、当市においても医療助成制度はございません。
 精神障害者に対する医療助成制度がおくれた理由として、次のように想定しているところです。それは、国における精神保健福祉行政への対応と深く関係しており、国は昭和25年に創設された精神衛生法時代において精神障害者に対し適切な医療、保護のため措置入院の制度を設け、その費用は公費で負担することが盛り込まれました。この後昭和40年、精神衛生法の改正により、在宅精神障害者の医療の確保を優位にするために、通院医療費の2分の1を公費負担する制度を新設されたところです。この二つにより、現在の精神障害者に対する医療助成制度の原形ができたと思われます。しかし、この後の昭和62年の法改正で名称が精神保健法と改名され、その後の平成5年の改正を経て、平成7年精神保健福祉法と改名され、より一層精神障害者の社会復帰の促進と社会復帰施設充実など、福祉面に重点が置かれた施策へシフトし、これまで公費優先とされていた精神及び結核の公費負担医療を保険優先に改め、医療負担部分をふやして公費負担額を圧縮し、それによって生じる財源の一部を活用し、社会的入院患者を社会に復帰させるための受け皿としての施設づくりに移行したものと理解しております。このように国の施策の歴史的背景によるものと考えているところでございます。
 次に、このことに対する考え方ですが、21世紀の社会において障害のある人もない人もともに地域で暮らすノーマライゼーション社会を実現していくことは、障害のある方、その家族にとって大切なことであり、種々の制度が充実されていくことは必要なことと考えております。
 2点目、国、道に対して医療費助成制度の充実を求めることが必要と思うが、どう考えるかについてですが、現在国及び道がどのような政策や施策を持っているのか、あるいは今後どのように進めていこうとしているのか、担当としてより十分調査、情報収集する必要があろうと考えております。また、今後他自治体の動きも見ながら対応してまいりたいと考えております。
 3点目の市として何ができるのか検討する必要があるが、どうかについてでございますが、精神障害者に対する保健、医療、福祉の充実は大切な施策と認識しており、今年度中に策定いたします第2次深川市障害者計画の中でも精神障害者を含めた計画として、今後関係当事者の方々のご意見も広くお聞きする中で検討してまいりたいと考えております。

〇議長(川中 裕君)  鈴木総務部長。

〇総務部長(鈴木 登君)〔登壇〕 一般行政の3番目、退職金等について及び4番目、各種委員会について答弁を申し上げます。
 初めに、3、退職金等についての1点目、市長の退職金についてでございます。市長の退職手当につきましては、勤続報償の意味合いで本市が加入の北海道市町村職員退職手当組合から支給されますが、任期ごとの支給としているのは同組合において任期満了をもって退職としての取り扱いとするためでございます。また、退職手当の額につきましては、一定の算式による支給であり、他自治体等との比較におきましても均衡あるものとなっており、適切な額と判断しているところでございます。
 次に、臨時職員、非常勤職員の退職金及び待遇についてでございます。臨時的任用職員の待遇改善に向け、本市が3年ごとに実施しております全道各市を対象とした臨時的任用職員の賃金等調査を本年6月に行いましたが、長引く不況を背景に賃金等の待遇は下降傾向の結果となっております。他自治体と同様に本市の行財政環境も厳しい状況にあり、新たな手当の創設は困難な状況ですが、来年度の賃金単価等の検討作業を進める中では、全道類似市との均衡を図るとともに、夏季休暇等の休暇制度につきまして検討課題としてまいりたいと存じます。
 次に、4、各種委員会の報酬についてでございます。各種委員会、審議会の開催状況はさまざまであり、一律に判断することは難しいものですが、平成14年度の実績では開催回数の上位3委員会で全体支給額の7割以上を占めており、これら委員会では困難な課題について熱心に検討を重ねられているものでございます。これらの状況を踏まえ、さらに他自治体との比較におきましては現行額が均衡ある額と判断しているところでございますが、実際に委員となっておられる方の中に現行額は高過ぎるという意見がある旨のご指摘をいただきましたので、このことにつきましては今後の研究課題とさせていただきたいと存じます。

〇議長(川中 裕君)  北名議員。

〇20番(北名照美君)〔登壇〕 一応私たちは25分ずつやっていますから、残りあと7分という短い時間になってしまいましたが、その中であと2回やらなければいけないということを考えています。
 まず、答弁の形から順番に私の方でも言えば、市立病院の駐車場にかかわることは納得いかないけれども、やってもしようがないので、パスします。
 はぐくみの里テーマ館のこと、これは私本当に頭がどっちがいいのかどっちが悪いのかわからないけれども、こういうやりとりはしたくなかったのです。現状に即した誤りのないようにと、それはそれで当たり前なのだけれども、そうではなくて、市長はやるという考えにまだ立っているのかと、どちらかというとやらぬという立場に立っているのかと、何回も何回も聞いているのだから、こういうことを繰り返させないように答えてもらわなければなりません。
 次は、教育長答えてくれました30人学級のことは、この次の議会で市長と議論します。ぜひ構えていていただきたいと。
 それで、聞きたいのは幾つかあるのです。一つは、禁煙教育、私具体的に禁煙教育で読本的なものをつくってと、もう少し詳しく言ったのだけれども、ぜひ統一したものも必要ではないかと言ったわけで、答えが出ていなかったように思いますので、答えていただきたいと。
 市民交流センターのしゃんしゃん傘祭の大看板についてでありますが、私はあの看板のことで先ほども言いましたけれども、あそこは社会教育施設として、深川としては一応歴史的建造物ということであれを購入して、中には福井さんという方の絵だとか彫刻も飾って、そういうちょっとアカデミックなものなのでしょう。お祭りといったら、それと対照的なものです。あのお祭りの看板でがっちりと、今回の場合には終わってしまったけれども、2カ月ぐらいすとんと、場合によっては夏場の観光客の一番来る季節にあれが見えなくなってしまったのです。あれは、一応古い建物だと、アカデミックだということを今言いましたけれども。これは、うまくないということで私言ったわけで、しかも8月になったら1日からいつもの非核平和都市宣言の懸垂幕もことしはしたがってつけられなかったということなので、期間としてはだめだとは言わないが、祭り終わったら、雪まつりだってそうでしょう、氷雪まつりだって、終わった次の日あの立派なもの片づけるでしょう。それは、そうやってしてもらいたいということをきちっとあなた方意見持っていただきたいと。
 ちょうちんへの名前、これもだめなものはだめだと毅然としてほしいと言ったわけですので、言ったような答えのような気もするけれども、十分協議と言うけれども、姿勢を一つ示してほしいということがあります。いずれにしても、反省もちょっと足らぬなと思うけれども、あの言い方の中に反省も含まれているのかなとちょっと認めますけれども、そういうことを言って、また答弁いただきたいと。
 それから、平野市民福祉部長、懸垂幕4本しかなくて多度志と納内につけていなかったということ、理由はつけれる建物がなかったということと限られた本数だと、これ両方とも理由にならないのだ。いや、申しわけなかったと、本来つけるべきものをつけていなかったということを言った方がすきっとするのさ。その展開としては、全地区での掲示することを含めて検討が必要と、何が何だか。やりますでしょう。中学生募集したら多度志からも何人も来て広島も行っている。多度志、納内大事なところではないですか。川中議長さんも納内に住んでいらっしゃるけれども、やっぱりきちっと今まで全然つけていなかったのはうまくなかったと。うまくなかったと言いづらかったら、反省すると。全部の地域に、本数をふやせばいいのだから、建物につけるようにすればいいのだから、そう言ってほしいと。
 それから、高額療養費の償還払いの関係、これも平野市民福祉部長だけれども、私大体わかるのです。よく今聞いていました。努力しているというのは認めます。ただ、私率直に、札幌方式というやつ、つまりどうもよく聞いていても未申請の方に通知を出してということが聞こえるし、そう言ったわけです。そうではなくて、札幌は対象者全員に通知と申請書と返信封筒を送って、本人は自分の口座番号を書いて返送すればいいと、2回目からは申請なしで自動振り込みすると、こういう形とったわけ。その結果、未申請率は3%という、驚異的と言っていいかどうかわからないけれども、そういう状況を生み出したわけ。こういう形でやってほしいわけです。そのことについてもう一度お答えをいただきたいと。
 それから最後に、臨時職員、非常勤職員の退職金のこと。鈴木総務部長は、今度検討すると、いろんな様子見てやると言ったけれども、そう言っている場合ではないと私何回も言っているでしょう。短い人も出したらいいけれども、長い人で32年3カ月、涙出るではない、一円の退職金もなくてご苦労さまだ。そういう悲しい思いをさせない方向で検討するというぐらい答えた方がいい。ふと上を見ると市長4年ごとというのをさっき言ったでしょう。福沢諭吉のことも言ったではない。あなたも知っているでしょう。そういう意味でもう一回これについても答弁をいただきたいと。
 以上で2回目を終わります。

〇議長(川中 裕君)  答弁願います。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君) 再質問をいただいているところでありますが、やるかやらないかという、このことをはっきりということでございますけれども、ちょっとお時間をいただいてもとに戻させていただき、議会の皆さん方にも、また質問者の北名議員さんにも理解を賜りたいと存じます。
 今まさに農業の厳しさは極めて大変だということは十分ご理解をいただいておりますが、その中で最も大切なことは人と物、そしてそこに交流というすばらしさが初めてその地域を発展をさせていくものだと信じております。このことは、ご高承のとおり元拓殖大学北海道短期大学の副学長を務めていただきました佐竹副学長先生を中心として、産、学、官、いわば関係者の皆さん方が真剣になってこの構想実現のためにご尽力を賜ってきておりました。このことを議会の皆さん、市民の皆さん方が本当にご理解をいただいたからこそ、ふれあいのあのまあぶ、あるいは先般道の駅が、あるいはぬくもりの里の向陽館が、それぞれが見据えたそれぞれの特色を発揮いただきながら訪れていただいているわけであります。
 私は、今そういった意味合いから、先ほど答弁のときにも申させていただいておりますが、テーマ館、このことは新規就農センターだとか、あるいはご承知のとおり農業活性化センター、技術センター、こういったものと匹敵する、いわば拓殖大学を含めたあの一帯で今後どう推し進めていくか、これはこれまでも数度にわたって申し上げさせていただいておりますし、議会からも異口同音に余り金をかけないような方法をとるべきと。私は、このことに大きく今後とも関係機関、皆様方と十分連携をとらさせていただきながら、財政の許す限りの範疇の中で検討していこう、こう実はこれまでもご答弁をさせていただいたこと、ご理解をいただけるものだと信じております。
 私は、かかる上から立って、私見とはいいつつも十分ご理解をいただけるかと思いますけれども、やはり拓大があり、新規就農で訪れた人たち、あの広域圏を中心としたすばらしい施設がたくさんあるわけでありますから、先般議会でも申させていただいているように、やっぱり既存の施設も利用をさせていただきながら、十分関係者の皆さん方のご意見をいただきたい、このことを申し上げさせていただいたつもりであります。
 かかるこれからやはり検討がどうなのだとおっしゃられるかもしれませんけれども、私自身がふと各地域に行ってもそうでございますけれども、地域の文化発展というものは、やっぱりそれぞれご苦労した文化遺産がたくさんあるわけであります。これは、個人的にも集めておられる方もいらっしゃるけれども、皆さん方のお導きで旧音江の役場には農業に本当にご努力をいただいたそれぞれの数多い品物が陳列されているわけであります。しかし、これを集中的にどこかで勉強していただこう、ご承知のとおりそれぞれの地域にあっては農業まつり、あるいはアグリフェスタといいましょうか、こういったことがそれぞれの地域で展開されておりますけれども、これまでの歴史ある農業機械や、そういった陳列等が、農業関係者の皆さん方が今おつくりになっている施設が、そこに埋蔵し、あれだけの保管をし、あれだけの大きな施設で訪れた人たちに見ていただくという考え方もあるやにも個人的な会話の中でもお聞きしているところであります。
 いわばテーマ館が何たるものか、このことも当然これまでも申し上げさせていただいてきているところでありますから、議会の皆さん、そして質問者の北名議員さんが一番ご心配をされている、やはり金をかけないで、このときこそ産、学、官で知恵と工夫を凝らしながら、深川らしさの発展、創造を目指して私はこの進めを誤りのないように検討させていただきたい、このことの私の気持ちは変わってございませんので、いましばらく、議会の皆さん方のご意見等も十分お聞かせをいただきながら、関係する団体と十分連携をとって進めさせていただくことでどうぞひとつご理解をいただければありがたいと存じます。

〇議長(川中 裕君)  野原教育長。

〇教育長(野原栄一君) 教育行政について2点にわたり再質問いただきました。最初の学校教育の中での禁煙教育の深川独自の読本の発行ということで、先ほども答弁をさせていただきましたが、舌足らずでございました。現在関係機関・団体によりますいろいろな参考資料が発行されております。現段階では、そういうものを使用して禁煙教育に当たっていきたいというふうに考えているところでございます。
 もう一点目の市民交流センターの管理につきまして、ちょうちんの飾りつけ、あるいはその飾る期間についてでございます。ご案内のとおりしゃんしゃん傘祭り、数少ない市民挙げてのイベントでございます。本市も全面的な支援をしております。教育委員会といたしましても、先ほどもご答弁申し上げましたが、社会教育施設ではございますが、地域振興も見据えた施設でもございます。来年度申請が出た場合には、名入りちょうちん、それから飾りつけの期間等、申請内容についてしゃんしゃん祭り振興会と十分協議してまいりたいと考えております。

〇議長(川中 裕君)  平野市民福祉部長。

〇市民福祉部長(平野武行君)〔登壇〕 2点にわたって再質問いただきました。初めに、非核平和にかかわっての懸垂幕でございます。全地区に掲示すべきでないかというご質問でございました。先ほどお答えを申し上げましたように、今更新の必要に迫られているのが実態でございます。このことから、更新に要する費用、あるいはまた新規に2本の作成ということになりますと、それなりの経費がかかるわけでございますが、今の厳しい財政の中でございますので、こういった財政面からの検討も必要かというふうにも考えますし、先ほどお答えを申し上げましたように、取りつけ設備の再点検も必要かと思いますので、これらのことも踏まえながら、新年度予算要求の中で検討をさせていただきたいと考えております。
 二つ目にご質問いただきました高額療養費の自動振り込みでございます。台帳整備など事務整理のために、1度手続に来られた方が2回目からすぐ自動振り込みという状況では現在のところありませんけれども、今当市が進めております事務作業も最終的には口座番号などを登録すれば高齢者の方が窓口に来られなくてもいい方式になっていくものと思っておりますので、このような状況の中でございますので、もうしばらくお時間をいただきたいと思います。

〇議長(川中 裕君)  鈴木総務部長。

〇総務部長(鈴木 登君)〔登壇〕 臨時任用職員の退職金につきまして再質問いただきました。長い時間臨時的任用職員として勤務をいただいておりますことは、私も十分承知をいたしております。これらの方々に対しまして心から感謝をしているところでございます。しかし、基本的には十分な勤務条件でありませんけれども、勤務条件を踏まえての雇用でありますこと、道内各市の支給実態や市の財政状況を見きわめながら、将来に向かっての検討課題にさせていただきたいと存じますので、ご理解をいただきたいと思います。

〇議長(川中 裕君)  北名議員。

〇20番(北名照美君) 今の答弁について、私の聞いていることに答えていないように思うので、そのことをちょっと言わせてもらいます。
 償還払いの関係ですが、私は札幌の例も出して全対象者に通知と申請書を返信封筒をつけて送るということを言っているわけです。そのことをする、あるいはしようとしていると言っているのか、そのことは考えていないと言っているのか、かみ合った答えしてくれないと、最後わずかな時間でもう一回質問しなければいけないわけで、もう一回答えて、そのことを整理して。

〇議長(川中 裕君)  平野市民福祉部長。

〇市民福祉部長(平野武行君)〔登壇〕 大変恐縮でございます。償還払いの事務手続の具体的な内容でございますけれども、今後、今ご質問いただきましたような札幌でおやりになっておられるというご披瀝でございましたので、そういったようなことも参考にさせていただきながら、先ほど申し上げましたように今すぐはちょっと無理なのですが、最終的には自動振り込みにしていきたいと、こんなふうに考えてございます。ご理解賜りたいと思います。

〇議長(川中 裕君)  北名議員。

〇20番(北名照美君)〔登壇〕 わずかな時間しかありませんので、1点になります。それで、今再質問の答弁では河野市長の言ったのもちょっと納得しがたいこといろいろあるけれども、1点だけ、最後に答えてくれた総務部長のいわゆる臨時職員の退職金、非常勤職員の相当額、これは確かにあなた言っているようにいろいろ検討していきたいと。私は、検討はいいと言うのだ、何回も続けてきたし。だけれども、どんな形にしろ一つ踏み出すという姿勢を見せなかったらおかしいよと。私がおかしいのかあなたがおかしいのか、おかしいと思わないのがおかしいとさっきから言っているわけでしょう。だから、その点、私はぜひ意のあるところの答えを求めたいと。

〇議長(川中 裕君)  鈴木総務部長。

〇総務部長(鈴木 登君) 再度ご質問をいただきました。今後につきましては、国の動向、準則等も示されてきておりますことから、市の財政状況を見きわめた上で、一定の方向が見出せるべく検討してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。

〇議長(川中 裕君) 北名議員の一般質問を終わります。
 次に、岡部議員。

〇9番(岡部誠二君)〔登壇〕 公政クラブを代表して一般質問をいたします。
 質問に入る前に、今天候不順で不作が懸念される中で、13日夜半から14日未明にかけて台風が通り過ぎましたが、この台風14号で一部農作物に被害を受けられた農家の方々にお見舞い申し上げる次第であります。
 最初に、農業行政についてであります。昨年に引き続き今年も日本じゅうが異常気象の中で、特に冷夏と長引く降雨の中で農作物の生育は著しくおくれた地域とさほど影響のないところがあるなど地域差があるとのことでありますが、本市にあってはどちらかというとさほど冷夏の影響を受けていない地帯と思っております。しかし、今水稲の収穫を目前に控えて北空知農業共済組合では、全筆収量調査を行うべく、あるいは既に調査に入っているところもありますが、準備中と聞いております。先ごろの報道などを見ていますと、平成5年の米自由化を容認した不作以来の作況と言われる中にあって、特に米の主産地と言われる空知の中、北部、そして上川中央部にあっては良質米生産供給の基地として安定した生産基地のイメージを壊したくないから、冷害対策本部の設置については声を出さないとのことであります。しかし、結果によっては、農家個々が来年に向かって再生産活動が大変な組合員も出るのではないかと危惧されております。この相反する状況の中で、本市として農家所得についてどのようにとらえているのか、また米主産地としての対応をお聞かせください。
 次に、本市農作物の販売戦略についてであります。昨年9月に議決された第四次深川市総合計画総論の中に、深川21世紀四つの基本政策が明らかにされました。その中に農業を核としたまちづくりが示されています。この政策の具体化には、次のように記述されています。「稲作を主体に良質、良食味米生産に努め、北海道の稲作主産地としての地位を築き上げていますが」云々、「さらに農村の景観を活用し、地域の食材を活用した体験、滞在型観光の振興を図り、交流人口の増加に努め、地域活性化を推進します」とあります。今まさに国は米政策改革大綱の決定を受けて平成22年までに米づくりのあるべき姿を実現しなければならず、本市においても既に地域水田農業推進協議会が設置されたと聞いているところであります。
 そこで、販売戦略の拠点施設の整備についてであります。まず、米だけではなく、本市農産物を総合的に生産販売をする施策が必要な時代になってきていると思います。道内の他の地域では、一部畑作物では加工販売、米はもみ貯蔵今摺米など、それぞれに特徴を持って多くの消費者にアピールしている事例があります。そのことについて、今私がここで詳しく説明する必要はないと思っております。
 そこで、私は音江山ろく、特に都市農村交流センター周辺の良好な自然環境、森と水を利用した拠点施設の整備を図ってはいかがかと提案するものであります。
 まず、音江山を源流とした清流に加えてエルムダムからパイプラインで来る8度から10度摂氏の涼冷な清流を活用したもみ、源ソバ、豆類など穀類、折り紙つきのおいしさを誇るジャガイモなど、野菜、リンゴなどの貯蔵庫、それに伴う米の今ずり施設、穀物類の製粉施設、さらにパン、ジュース、みそなど加工施設を景観に配慮しながら整備し、水車、池、小川をつくり、自然環境に合わせた整備をしてはどうですか。貯水池ではヤマベ、ニジマスなど淡水魚、小川には蛍やザリガニがすむ里づくりを実現すれば、既に完成している都市農村交流センター、まあぶオートキャンプ場、そして7月にオープンし、大盛況の道の駅と、それぞれに相乗効果も生まれ、都市の消費者には自然を利活用した安全、安心のオアシスを求めての来市が期待され、本市農業者にとっては生産物の販売拠点施設として夢と希望の詰まった里づくりになると思います。市長の幅広い人脈とその政治力で夢と希望のあるユートピア構想はいかがですか。所見などをお聞かせください。
 次に、市長の英断で平成9年度から創設された農業経営安定化事業であります。近年高品質米の生産、さらに転作の強化と、この事業の果たす役割が増すばかりであります。農業者からは大変喜ばれているものでもあります。平成16年度においてもこの事業の継続を強く求めるものでありますが、考えをお聞かせください。
 次に、農協女性部の育成についてであります。農業を取り巻く状況は、ますます女性部員の元気を求める時代になってきていると思われます。各種イベントでことしからは市内空き地利用による朝市、さらに市内Aコープ店にはもぎたて市コーナーの常設、スローフードフェスタ、7月オープンの道の駅など、地元農産物、特に野菜、花卉、加工品は目玉であります。さらに、地産地消と学校給食対応など、その活動はまさに地元農業の牽引車的な存在となっているものであります。しかし、農業者の減少と高齢化の中でなかなか活動のすそ野は広がっていないのが現状と思われます。行政主導で行うべきか否かは別として、本市農業の活性化を図るためにもいま一度女性部活動に活力を与えるべきと思いますが、その方策等をお聞かせいただきたいと思います。
 次に、建設行政の自由通路についてであります。自由通路の開設は、駅北に居住される方にとっては待望久しいものがあり、本市北地区発展への大きな第一歩と言えましょう。
 そこで、少々お伺いいたします。まず、北口の駐車場を含めた通路の利用状況についてお伺いします。
 いま一つは、あの総延長60メートルの歩道部分は少々殺風景というか、幾何学的な感じがいたしますが、明るい草花のプランターを置くとか、心和む方法はとれないものか、また階段部分にも絵画を飾るなどの工夫があってもよいと思いますが、対応などはどうですか、お聞かせいただきたいと思います。
 次に、商工行政、道の駅について2点お伺いいたします。道の駅ライスランドふかがわについては、道央、道北を結ぶ交通の要衝としての地の利を生かし、ライスランド構想に基づく米、水稲、田園の利用と展開をテーマに、米のまち深川のイメージと豊かな地域の資源情報などを発信しながら、地域振興を図る施設として7月1日にオープンしたことはご承知のとおりであります。入り込み客などについては、条例制定前の経済建設常任委員会所管事務調査において、当該施設の完成後の通過車両、1日の立ち寄り台数が約1,100台で、およそ2,200人の利用者があると想定されていました。しかし、現施設はこの想定した立ち寄り車両台数、利用者数をもとに建設されたものと考えますが、当初想定値を大幅に上回る利用状況に対し、特に駐車場については土曜、日曜、祝日はもちろん、平日においても満車の状態が続いている状況にあります。
 そこで、質問いたします。開所以来の利用者数など、入り込み状況についてどのように推移しているか。
 二つ目、駐車場が狭いため、せっかくお立ち寄りいただいた通過者の方々が駐車場が満車のためにやむを得ず他に休憩所を求め、車を進めることが多い状況となっていると思います。さらに、施設の効果を上げ、目的達成を図るためにも新たに駐車場を求め、対応することが必要と思いますが、考えをお聞かせください。
 次に、教育行政の文化財の保護と利活用についてであります。本市には110年の歴史の流れの中で培った貴重な文化財があります。無形の文化的遺産として、歴史上価値の高い無形文化財としては、一已町に約100年前から伝わる猩々獅子五段くずしを初め、納内町、多度志町にそれぞれ伝承されている獅子舞であります。特に猩々獅子五段くずしにあっては、四国は香川県から渡来して100年にもなり、本家である香川県では数多い獅子舞が1世紀の中で消滅したり、内容に大きな変化が生じたり、原形が不明になっているとのことから、おおよそ100年間同じ姿を保っている猩々獅子五段くずしが四国は香川県にことし10月26日に招かれて披露することになっていることなど、本市無形文化財の保護と継承の実績は高く評価されるものと思います。
 また、有形文化財にあっては、芽生神社本殿、屯田兵屋、旧鷲田農場事務所が指定されていますが、市内にはほかにも歴史上価値の高い貴重な建物があると思います。ただ、古い建物というだけではなく、建築技術的に貴重なものがあります。しかし、深川市文化財の指定もなく、個人所有のものはいずれ姿を消すことになると思い、文化財としての調査などを今のうちにという思いに駆られます。
 さらに、史跡についても適切な保護、管理がなされており、埋蔵文化財の発掘調査については、特に近年多額の予算を計上して開発行為と文化財保護の均衡が図られていることは大変重要なことと思います。これら文化財を後世に確実に継承することや利活用については、小学生から一般市民にまで広く認識していただくことが大切であると思います。無形文化財、有形文化財、史跡について現状どのような継承活動の指導がなされているのか、また文化財保護の必要性をどのように市民周知しているのか、さらに利活用を図るためにどのような手段を講じられているのかお伺いし、私の一般質問を終わります。

〇議長(川中 裕君)  暫時休憩します。

(午後 2時10分 休 憩)

(午後 2時19分 再 開)

〇議長(川中 裕君)  休憩前に引き続き開議します。
 答弁願います。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 岡部議員さんのご質問にお答え申し上げます。
 最初に、農業行政の1番目、米の収量見通しについてであります。本年度の米の作柄概況は、北海道統計情報事務所によりますと、8月15日現在、北海道、空知とも著しい不良となっており、平成5年以来の作況となってございます。また、水稲を基幹作物としています本市におきましても一般行政報告で申し上げさせていただきましたように、7月からの低温により、出穂期はほぼ平年並みの7月下旬であったものの、この時期が低温に当たったため、不稔もみの発生が平年より多く、また葉鞘褐変病や褐変穂の発生で収量、品質の低下が心配されてございます。
 初めに、1点目の本年度の農家所得についてどのようにとらえているかでありますが、前段でも申し上げさせていただきましたとおり、不稔もみ発生により収量の低下が懸念されております。しかし、収量の減少に応じて農業共済金が支払われること、また米価の下落に対して稲作経営安定対策により価格補てんがされるなど、農家所得にはさまざまな要素が含まれますので、水稲収穫前における農家所得の予想は大変難しいことから、そのような状況となりましたときは関係する農協などと十分検討してまいります。
 次に、2点目の米主産地としての対応についてであります。本年度の米は、不稔もみ発生による収量の低下に加えて、天候不順による登熟のばらつき、葉鞘褐変病、褐変穂の発生で品質の低下についても懸念されております。このような厳しい状況下においても良品質、良食味米の生産出荷を一定のロットで行うことが実需者からの信頼を得ることのできる米主産地であると考えますので、これからの収穫、乾燥、調製作業を的確に行い、深川産米の出荷が全量1等米となるよう、関係機関・団体と一体となった取り組みを進めてまいります。
 次に、2番目の農産物の販売戦略についてであります。3点にわたりご質問いただきましたが、かかわりがありますので、一括して答弁申し上げます。ご質問のエルムダムからの用水や音江山を源流とした清流を活用しての米や穀物、野菜、果実などの調製、貯蔵施設、水エネルギーを利用しての加工施設、さらには施設周辺を自然環境に配慮した自然の里づくりを含む拠点施設の整備でございますが、課題といたしましては、農産物販売戦略としての米の拠点施設につきましては生産者及び農協におきましてプロジェクト会議による施設の内容や必要性の検討が進められておりますことから、市といたしましてはその推移を見守っているところでございますし、野菜、リンゴ等の貯蔵庫につきましても現在農協が保有している低温貯蔵施設の利用状況を考慮しなければならないこと、エルムダムの用水につきましては畑作物にかんがいする以外は国営事業の目的外となりますので、国の事前承認が必要となること、またこの国営事業に関連して平成16年度まで道営畑地かんがいモデル事業を取り組んでおり、この事業による調査結果後再度地区受益農家の意向調査を行うこととされ、その結果を待たなければならないことなどから、現段階では多くの課題がありますので、5点ありました自然の里づくりを含む拠点施設整備につきましては、有効な資源となる清流や用水などが確保でき、課題が整理される段階になりましたときには、貴重なご提言と受けとめ、市が掲げております農業を核としたまちづくりを基本に検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。
 次に、3番目の農業経営安定化事業であります。本事業は、生産調整の着実な推進と効果的かつ安定的な農業経営などを図ることを目的に、単年度事業として実施させていただいてきているところであります。事業内容につきましては、国費、道費の対象とならない機械施設の整備のほか、平成10年度からはほしのゆめの高品質米生産に対する助成を行うとともに、本年度におきましてはトレーサビリティー対策や農業生産法人設立、深川産米PR活動に対する助成、さらには昨年冷夏により被害を受けた農家に対し農協が貸し出しを行う営農負担整備資金の利子助成を事業内容に加えるなど、農業情勢の変化に即応した見直しを行い、実施してまいりました。
 ご質問の平成16年度の事業継続につきましては、本事業の実施による投資効果などを十分検証するとともに、明年度から始まります米政策改革大綱への移行に伴う農業者への影響や今年度の農作物の作柄による農業経営状況など、農業情勢の変化に対応できる体制づくりが必要となっておりますが、市の財政事情も十分見きわめながら検討をしてまいりたいと考えてございます。
 次に、4番目のJA女性部についてでございますが、JA女性部の活動につきましては、ご質問にありましたように多くのイベントへの参加や新たにAコープ店舗における常設のもぎたて市、道の駅における取り組みも行われ、農産加工品の一部は学校給食への提供など、積極的な活動が行われ、その果たす役割は大変大きいものがあると考えてございます。市といたしましてもJA女性部の活動については新規加工品の研究開発費用への助成を行い、新たな加工品の取り組みの助長をしておりますが、販売機会がふえることにより、その活動も拡大されることから、より多くの女性部員の参加が必要と考えております。したがいまして、今後におきましてもJA女性部の活動が今以上に活発となりますよう、引き続き農協主導のもとで連携をとりながら育成強化に努めてまいります。
 次に、商工行政の道の駅駐車場についての1点目、開設以来の入り込み状況についてお答えをさせていただきます。道の駅ライスランドふかがわは、市議会の皆様を初め多くの市民の皆さんにお祝いをいただき、去る7月1日にオープンをいたしたところでございます。道の駅ライスランドふかがわは、オープン後22日を経過した7月22日に来館者10万人を達成し、来館者の皆さんに感謝をする催しを行ったところであります。その後も来館者は順調に伸び、翌8月11日には20万人を達成、そして8月16日には1日の最高来館者が1万1,490人を数え、8月28日には来館者30万人を達成したところでございます。その後9月10日現在においては、来館者総数は34万1,558人となり、深川市民の皆さんはもとより、市以外の多くの方々にも利用をいただいているところであります。
 次に、2点目の駐車場の不足の状況であります。道の駅の駐車帯につきましては、普通車71台、身障者用2台、大型車7台の計80台が駐車できるスペースを用意してございますが、利用者が当初の予測を大幅に上回る状況であり、岡部議員さんご指摘のとおり、土曜、日曜、祝日、また平日においても満車の状態がございます。この状況に対し、道の駅裏手に用意をいたしておりました職員用の駐車場10台分を一般来館者の駐車場として開放をし、職員については道の駅敷地横にございますJAきたそらち所有地を一時的にお借りをし、職員駐車場として使用させていただいているところであります。周りは、水田と国道に囲まれ、駐車場用地を求めるには限られた地形となってございますが、駐車場は道の駅として基本的な施設でありますし、通過される多くの方々に立ち寄っていただき、米のまち深川のイメージと豊かな地域の資源情報等を発信し、地域振興を図るためにも必要な施設ですので、今後道の駅の利用状況を見きわめる中で、先ほど申し上げさせていただきました隣接するJAきたそらち所有地を有効に活用させていただけないか、JAきたそらちと協議をさせていただき、駐車場の確保に努めてまいりたいと考えてございます。
 以上、私からの答弁とさせていただき、残る部分、所管からさせていただきます。ご理解をいただきたいと思います。

〇議長(川中 裕君)  倉本建設部長。

〇建設部長(倉本勝彦君)〔登壇〕 2、建設行政の自由通路について答弁を申し上げます。
 初めに、駅北側の駐車場を含めた自由通路の利用状況であります。駅北側の駐車場につきましては、自由通路の利便性を高めるため、当面の対応として市が仮設で整備したものであります。無料開放で管理人不在のため、正確な利用台数は確認できませんが、担当職員の巡回によりますと、市からのお知らせによる周知以降、約60台の駐車台数に対してピーク時にはおおむね半分ぐらいの利用がございます。自由通路につきましても利用状況の把握は正確にはつかめませんが、朝晩の通勤者や通学生などを初めJR利用者や日中の買い物等で多くの方の利用があるものと判断をいたしております。
 次に、通路空間の利活用と美化についてであります。自由通路ふ・ルートは、市道自由通路線につき、他の市道と同様道路法による管理を行っております。ご提言のありました通路内にプランター等の設置は、経費や維持管理の面から市としては考えておりませんでしたが、各種団体等で通行の支障にならない部分への設置希望がないか打診してまいります。
 また、階段室への絵画の設置につきましては、絵画関係者からも同様のご意見をいただいておりますので、実現に向けて検討を図ってまいります。

〇議長(川中 裕君)  伊東教育部長。

〇教育部長(伊東幸次君)〔登壇〕 教育行政、市内の文化遺産についての歴史的建造物の利活用について3点ご質問いただきましたので、順次答弁申し上げます。
 初めに、無形文化財、有形文化財、史跡の現状と継承活動についてであります。本市におきましては、先人から伝えられた文化遺産で有形無形の文化的所産及び史跡といたしまして歴史的価値の高いものを保存、継承、管理することを目的に文化財保護法や市条例に基づき、芽生神社本殿、屯田兵屋、旧鷲田農場事務所の3件を有形文化財に、猩々獅子五段くずし、多度志獅子舞、納内町猩々獅子舞の各保存会の3団体を無形文化財に指定しているところでございます。また、史跡といたしましては、国指定の音江の環状列石と市指定の音江法華駅逓所跡、屯田歩兵第1大隊本部跡、監的壕、先住民族の竪穴住居跡、深川市水稲発祥の地の5カ所を指定しております。文化財や伝統芸能の保存、継承、管理につきましては補助金の交付や施設の修復工事を実施するとともに、関係団体のご協力をいただきながら取り進めているところでございます。本年度におきましては、猩々獅子舞の発祥の地であります香川県のさぬきの郷土芸能まつり実行委員会から招待を受けました猩々獅子五段くずし舞保存会に対しまして、参加費用の一部を助成しているところでございます。
 次に、文化財保護の必要性をどのように市民周知しているかであります。教育委員会では、文化財保護委員の方々からご意見をいただきながら、市広報による周知のほか、文化財パンフレット、まなびすとマップなどを作成、配布しておりますし、観光パンフレットや市勢要覧でも紹介しておりますが、引き続き歴史的な意味を持つ文化財の市民周知に努めてまいりたいと存じます。
 次に、文化財の利活用を図るためにどのような手段を講じているかであります。本市の開拓の歴史や特色ある文化財を広く市民の方に周知するため、文化財などを紹介する事業といたしまして、ふるさと見てある記や郷土資料館を中心とした企画展に取り組んでまいりました。学社融合推進事業では、平成14年度に市内五つの小中学校で文化財を活用する授業が総合的な学習の時間の中で実施されております。今後とも多くの市民の方にふるさと深川の歴史を知っていただけるよう、郷土学習の機会提供や児童生徒の文化財への関心を向上させるよう、学習活動の支援に取り組んでまいりたいと存じます。

〇議長(川中 裕君)  岡部議員の一般質問を終わります。


〇議長(川中 裕君) お諮りします。
 本日の会議はこれで延会したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって本日はこれで延会することに決定しました。
 本日はこれで延会します。
 なお、あすは午前11時から開議します。

(午後 2時37分 延 会)



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