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平成19年第1回深川市議会臨時会資料


平成19年深川市議会
決議案 第1号
入札制度の改善と情報公開を求める決議について
 上記議案を次のとおり、会議規則第13条の規定に基づき提出する。

 平成19年5月25日 提出
提出者  深川市議会議員 清水 正吉
深川市議会議員 鍜治 敏夫
深川市議会議員 西野 清勝
深川市議会議員 山田 圭二
深川市議会議員 八木 茂章
深川市議会議員 石上 統一
深川市議会議員 高桑 幸雄
深川市議会議員 田中 昌幸
深川市議会議員 松沢 一昭



入札制度の改善と情報公開を求める決議
 私たちは、昨年11月24日、深川市に走った衝撃を忘れることは出来ない。
 河野前市長の加重収賄事件に及んだ官製談合事件は、司法の場でその内容が明らかにされ、それぞれに厳重な判決が下された。さらに、司法の場において、官製談合が長期にわたり行われてきたことが指摘されるなど、行政に対する信用は失墜した。
 一方、これまでこのような状況に対するチェックがなぜ出来なかったのかという、議会に対する市民の厳しい指摘の声もあり、議会としても真摯に受けとめなければならない。
 入札制度の改善にはいろいろな手法があり、それぞれの自治体はあらゆる工夫を凝らし、入札等の透明性をいかに高めていくかを研究している。そこでは、事実究明とともにまず自らを律し、その上に立った解決策を導き、特に再発防止には細心の注意を払っている。
 深川市は新市長のもと入札制度を抜本的に改善し、今年3月から新たな制度の下で入札を実施しているが、このことで全てが解決している訳ではないことは、入札等調査特別委員会でも明らかになっている。
 議会が常に行政のチェック機能を果たすことは当然のことであり、この事件を風化させないことはいうまでもない。市民は今回の事件に関しては裁判結果をもって納得している訳ではなく、信頼回復に向けどのような努力をするのかを静かに見守っている。
 以上のことから、市においては、入札談合をはじめとするこのような事件を二度と起こさせない決意を持って、あらゆる角度から入札制度の改善を進めるとともに、今後常に市民に情報公開し説明責任を果たすことを求めるものである。

 以上、決議する。

 平成19年5月25日
深川市議会


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