住宅用火災警報器の設置が義務化されています

最終更新日:

新築住宅は平成18年6月から、既存住宅は平成23年6月から、住宅用火災警報器の設置が義務付けられました。

設置と届出

早期の設置と届出を!

住宅火災による死者は後を絶たちません。焼死者発生の原因となる逃げ遅れを防ぐためには早期発見が重要です。市内の「住宅用火災警報器」設置率100パーセントの実現に向けてすべての住宅に一日も早く設置をお願いしています(令和5年5月1日現在設置率98.4パーセント)。
また、すでに設置はしていても届け出をしていない世帯にも、関連書類の「住宅用防災警報器設置届出書」で消防署へ届け出をお願いします。(消防署や市役所市民課窓口、納内支所、アグリ工房まあぶにも届け出書は用意しています。)
● 届け出は電子メールやファクシミリでもできますので、ご利用ください。

住宅用火災警報器とは?

火災発生に伴う熱や煙を感知してブザーや音声で知らせるもので、火災の早期発見に非常に役立ちます。電源は、電池式と家庭用電力(100ボルト)式があります。
※ 寝室や2階以上に寝室がある階段は煙感知式を設置してください。

設置する場所

設置が義務付けられている場所は、寝室と2階以上の寝室につながる階段です。
寝室は、家族が通常就寝する部屋すべてです。これは就寝中は火災の発見が遅れ、逃げ遅れる可能性が高いためです。
階段は就寝する部屋が2階以上にある場合に、必ず設置しなくてはいけません。火災が発生した場合、階段には各部屋の煙が集まりやすく、設置により早期発見につながります。
※ 自動火災報知設備等が設置されている場合は、警報器の設置義務はありません。
※ 一般的には火災を検知した火災警報器だけが警報音や音声で知らせます。
設置場所図

住宅用火災警報器の設置位置の注意点

設置する位置を誤れば誤作動を起こします。説明書をよく読む、取扱店に相談するなどして、正しい位置に設置しましょう。
  • はりのない場合
    火災警報器の中心を壁から60センチメートル以上離してください。
  • はりのある場合
    火災警報器の中心をはりから60センチメートル以上離してください。
  • 壁掛けタイプの場合
    天井から15から50センチメートル以内に火災警報器の中心がくるようにしてください。
  • エアコンのある場合
    エアコンや換気扇の吹き出し口付近から、1.5メートル以上離してください。

住宅用火災警報器のQ&A

【質問】
どんな警報器を買えばいいのですか?
(回答)
住宅用火災警報器には「熱感知式」と「煙感知式」がありますので「煙感知式(光電式)」を購入してください。「熱感知式」は主に台所に設置するもので、今回義務付けられている寝室と階段には適しません。 また、購入の目安として、日本消防協会が品質を保証する鑑定マークが付いているものを選びましょう。
鑑定マーク
【質問】
自分で取り付けることはできますか?
(回答)
誰でも簡単に取り付けることが可能です。しかし、誤った設置をすると誤作動を起こしますので、説明書をよく読むなどして設置してください。また、住宅用火災警報器を設置した者は、新築・既存とも設置工事が完了した日から15日以内に消防署へ届出が必要です。

【質問】

1個あたりの値段の相場を教えてください。
(回答)
値段はさまざまですが、数千円から1万円前後のものが多いようです。

【質問】

どこで買うことができますか?
(回答)
一部のホームセンター・電気店・電気工事店・燃料販売店などで販売しています。今後、拡大される予定ですが、購入できない場合は深川消防署予防課に問い合わせしてください。

【質問】

たばこの煙で鳴りますか?
(回答)
通常の喫煙では作動しませんが、直接警報器にたばこの煙を吹きかけるなど警報器の煙の濃度が高くなると、たばこの煙でも警報音が鳴ります。

【質問】

点検はいつ、どういう時にするのですか?
(回答)
基本的には点検の必要はありません。しかし、電池が切れてしまうと火災になっても警報音が鳴らないので、注意が必要です。電池容量が不足したときは、自動的に72時間以上警報音を鳴らして知らせます。

【質問】

火災警報器を取り付ければ、火事の発生を防ぐことや火事を消すこともできるのですか?
(回答)
火災警報器は、火災などから発生する熱や煙を感知して、音(音声)で警報を発する機器です。火災を早期に発見するもので、消火する機能はありません。なお、消防機関に通報する機能もありません。

悪質な訪問販売に注意を!

住宅用火災警報器の設置義務に伴い、消火器と同様に悪質な訪問販売や点検をする者が現れる恐れがあります。
  • 消防職員などを装い、販売するのが一般的な手口です。
  • 高齢者、特にひとり暮らしの方を狙った訪問販売や電話勧誘での商品販売・サービス契約を迫られることが予想されます。
  • 「すぐに」「この警報器を取りつけなければならない」など、早急な設置を迫る業者に注意が必要です。
  • 市職員・消防職員や消防団員が住宅用火災警報器を売り歩いたり、特定の業者に販売を委託することはありません!

信頼できる業者から購入してください

住宅用火災警報器の設置義務は、市民のみなさんのかけがえのない生命を火災から守るために決められた約束事です。市内のすべての住宅に火災警報器が設置されているよう、市民のみなさんのご理解とご協力をお願いします。

これまでの取り組み

まあぶフェスタ写真

まあぶフェスタでもPR

深川消防署では、各種行事などの会場で住宅用火災警報器設置PRを実施しています。

対象者

市民のみなさん

負担額

住宅用火災警報器の購入費(数千円から1万円前後のものが多いようです)

手続に必要なもの

届出書は担当窓口または、下記関係書類から「住宅用防災警報器設置届出書」をご利用ください。
記入要領は、関係書類から「住宅用防災警報器等設置届出書の記入要領」をご覧ください。

その他・備考

住宅用火災警報器を設置したときは消防署に届出をお願いします。届け出は電子メールやファクスでも受け付けています。

関連書類

問合わせ先・担当窓口

深川消防署 予防課 予防係