平成14年 第3回
深川市議会臨時会会議録 (第1号)
〇議事日程(第1号)
日程第 1 | 会議録署名議員の指名 |
日程第 2 | 会期の決定について |
日程第 3 | 報告第 2号 法律上市の義務に属する損害賠償の額を定めることの専決処分の報告について |
日程第 4 | 議案第51号 平成13年度深川市一般会計補正予算(第8号)の専決処分の承認について |
日程第 5 | 議案第52号 平成14年度深川市一般会計補正予算(第1号) 議案第53号 平成14年度深川市地方卸売市場特別会計補正予算(第1号) 議案第54号 平成14年度深川市駐車場事業特別会計補正予算(第1号) |
日程第 6 | 議案第55号 工事請負契約の締結について(深川市道の駅「いざないの里」建設建築工事) |
日程第 7 | 議案第56号 工事請負契約の締結について(納内コミュニティセンター改築建築工事) |
追加日程第1 | 決議案第1号 鈴木宗男衆議院議員にかかわる疑惑解明と議員辞職を求める決議 |
(午前11時18分 開会)
〇議長(東出治通君) ただいまから平成14年第3回深川市議会臨時会を開会します。
〇議長(東出治通君) これより本日の会議を開きます。
〇議長(東出治通君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員には、会議規則第78条の規定によって、山田議員、安岡議員を指名します。
〇議長(東出治通君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。
〇議会事務局長(荒川 満君) 本臨時会に付議されます事件は、市長から提出のありました議案6件と報告1件であります。
次に、本臨時会に説明員として出席通知のあった者の職、氏名を一覧表としてお手元にご配付をしております。
次に、本日の議事日程は、お手元にご配付のとおりであります。
報告を終わります。
〇議長(東出治通君) 日程第2 会期の決定についてを議題とします。
お諮りします。本定例会の会期は、本日1日間にしたいと思いますが、異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって会期は本日1日間に決定しました。 〇議長(東出治通君) 日程第3 報告第2号法律上市の義務に属する損害賠償の額を定めることの専決処分の報告についてを行います。
提出者の説明を求めます。
河野市長。
〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 報告第2号法律上市の義務に属する損害賠償の額を定めることの専決処分の報告について、ご説明申し上げます。
3月28日午後4時30分ころ、道道旭川深川線、市道一已6丁目線交差点付近において、水道環境部下水道課長、小林秀雄の運転する公用車が市道一已6丁目線を直進中、交差点前で停車していた車両に追突し、相手車両の後部を破損させたものであります。
損害賠償につきましては、相手方、深川市音江町字広里862番地21、佐藤巧さんとの間で示談が成立しましたので、5万64円を賠償するものであり、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、4月22日をもって専決処分したものであります。
なお、損害賠償額につきましては、全国市有物件災害共済会から全額補てんされるものであります。
以上、同条第2項の規定により報告させていただきます。
〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。
渡辺議員。
〇20番(渡辺英雄君) 報告第2号について損害賠償の専決処分の提案についての認識を深めたいと思いますので、何点か伺ってまいりたいと存じます。
先般の臨時会において病院での損害賠償については加害者の氏名が公表されておりませんが、ただいまの地方自治法第180条の議会の委任による専決の処分として自動車事故による損害賠償については加害者の名前が公表されました。私は、公平さを欠いているというふうに指摘せざるを得ないわけであります。私は、先般のときも申し上げました公平さを欠かない状態で提案されることが当然と認識していたところでありますが、ただいま聞いておりますと、公平さを欠いているというふうに判断したところでありまして、この点伺っておきたいと同時に、損害賠償は病院も事故も同じという感覚に立った場合については、提案の問題をどのように判断されてこのようにしたのか伺っておきたいと存じます。
〇議長(東出治通君) 答弁願います。
三浦総務部長。
〇総務部長(三浦敦吉君) お答えをさせていただきたいと思います。
ただいまご質疑をいただきました先般の臨時会におきまして病院の医療事故、ミスにつきましての案件があったわけでございます。ただいま提案いたしております交通事故の損害賠償案件につきましては、これまでも氏名を明らかにしてまいりました。このことは、ご承知のようにかつて幾たびかにわたる質問等もございまして、当事者の名前を明らかにしているという経過で現在に至っているものでございます。先般市長が申し上げましたように、総合病院の医療事故の場合は因果関係の特殊性もあり、担当医のみの責任と判定しがたい面もあり、また今後の病院運営上の支障にならないよう配慮も必要でございまして、担当医師の名前を差し控えさせていただいたという経過でございます。不公平が生じないかということにつきましてでございますが、このような事情がございまして、交通事故の場合には当事者がはっきりしておりますので、これまでの経緯を踏まえて氏名を明らかにさせていただいたところでございます。
〇議長(東出治通君) 渡辺議員。
〇20番(渡辺英雄君) 私は、公平さを欠かないということを最後に申し上げたということを考えると、一方では重要な大きな問題として、過失がなかったとするならば、なぜ議決を必要とするかという問題が生じてくるわけでありまして、そういうことを考えますと、軽いものは名前を挙げ、そして重いものについては病院側の事情があるからという判断に基づいて差し控えたと。同じ職員という立場で、病院側は病院という、あるいは市職員と区別はあっても差別はしてはならない、こういうことから考えますと、私は不公平であると。以前はこうであったと言うけれども、提案の仕方に問題があると、こう私は申し上げているわけでありますから、この提案の内容については質疑もあるわけでありますし、情報開示もありますから、必要性があれば言えばいいであろうし、また質問があればそれにおいて答弁すればいいわけでありまして、みずからこのように出していくという従来のやり方というのは、基本的に地方自治法上第180条あるいは第179条がありますけれども、こういう中では名前までということはありませんし、何を根拠としてこのような形になったのかということに私はいささか疑問を感じると同時に、このことがわかったときに、あるいはこういうことが起きたときに明確に変えていくという努力は必要だと思いますけれども、こういう点についてどのように考えているのか。余りにもアンバランスな状況と。これは、以前からこのような形でありましたけれども、重い人命にかかわるものでさえも名前を伏せてしまっていると、そうして軽いこのような交通事故の専決処分ということで名前を出すということは公平さを欠くと。欠くのか欠かないのかと。あるいは、以前のことは以前としていいとしましても、今後このようなことのないようにしていかなければならぬということで私は前回から申し上げているのでありますけれども、この点どうなのですか。
〇議長(東出治通君) 三浦総務部長。
〇総務部長(三浦敦吉君) 市長からも前回臨時市議会でお答えしておりますけれども、病院の場合には因果関係の特殊性もあって、担当医師のみの責任と判断しがたいという場面がございまして、氏名を明らかにしていないという、こういう特殊性があるわけでございます。今回の交通事故の場合、これまでもそうでございますが、これもかつては名前を伏せていた場合もありますけれども、いろいろな経緯も踏まえまして名前を明らかにしたという、こういう経緯があるわけでございます。したがいまして、今日ある姿、この経緯というものをやはり大事にしていかなければならないと、こういう考え方から、交通事故の場合は氏名を明らかにしたわけでございます。
〇議長(東出治通君) 渡辺議員。
〇20番(渡辺英雄君) このことについては、公平さがどうであるかということを私は求めているのです。そういうことから考えますと、私は不公平でないかと、こう言っているわけです。公平でないでしょう。そうして、何回も申し上げますけれども、損害賠償の専決というのは50万円以下の場合について議会を介して専決できますよということを言っているわけです。そういうことから考えますと、今までやってきたことはいいとしてもこれからについてはこういうことはいかがかということで聞いているわけでありまして、これは地方自治法上においても抵触する何物もないと、こういう考えになっているわけですけれども、その根拠がありますか、私はないと思いますから申し上げているのですけれども、市職員として公平な見方でしていかなければ、ただし三悪とか、そういう場合は別です。交通事故処理委員会とかなんとかというものを部内でつくって、そういうところで厳正にこのことについては扱っていながら、さらにまた議会側にこのような形で名前を挙げるということはいかがかということで申し上げているわけでありますけれども、こういう点を考えますと、軽いものについては必要性はないし、また今議長からありましたように、質疑を求めるという場面もあるわけでありますから、そういうことから考えますと、どうも公平さに欠けていると、こう言わざるを得ませんが、市長の提案ですから、そういうことを考えますと、以前は以前でいいでしょうけれども、今後においては、こういうことは日常の中で運転業務ではありません、そういう中で善意でやったことがこのような形で生まれてくるとするならば、それぞれの所管で運転手をつけてでもやらなければなりませんでしょう。そういう軽易なものについてまでも厳しくそういうことで個人名も挙げるということについては、私はいかがかと思いますが、提案者の市長の英断をこの際求めておきたいと存じます。
〇議長(東出治通君) 河野市長。
〇市長(河野順吉君) 過般の案件については、十分ご理解を賜っておりますことに感謝を申し上げたいと存じます。殊に病院の前回の場合においては、先ほど三浦総務部長が申しておりますように、やはり担当医のみの問題ではなかったということは議員各位からも十分ご理解をいただいたものであります。今般これまでの運びもございましたけれども、議会のお立場からも名前を公表せよということもございました。ただいま渡辺議員さん申されたことも十分理解の上に立って議会運営上に、またそのことのルールに従って今後皆様方と協議をさせていただくことでこの場合どうぞひとつご理解をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
これで報告第2号の報告を終わります。
〇議長(東出治通君) 日程第4 議案第51号平成13年度深川市一般会計補正予算の専決処分の承認についてを議題とします。
提出者の説明を求めます。
千葉財政課長。
〇財政課長(千葉憲一君)〔登壇〕 議案第51号平成13年度深川市一般会計補正予算(第8号)の専決処分の承認について、ご説明を申し上げます。
次のページ、専決処分書をごらんください。専決第2号は、地方債借り入れ限度額の変更等のため、平成13年度深川市一般会計補正予算(第8号)を地方自治法の定めるところにより、平成14年3月29日付をもって専決処分したものであります。
次のページ、補正予算書の1ページをごらんください。平成13年度深川市一般会計補正予算(第8号)につきましては、第1条で歳入歳出それぞれ1億7,138万円を追加し、予算の総額を201億7,126万6,000円とするものであり、第2条で地方債の変更を図ったものであります。
進みまして、16ページをごらんください。歳出予算についてご説明を申し上げます。3款民生費から19ページの11款災害復旧費まで及び20ページ、14款職員費につきましては、財源対策債等の許可決定に伴う一般財源等の振りかえ補正であります。
20ページをごらんください。13款諸支出金、1項6目減債基金費1億7,000万円の増額補正は、去る3月1日提出いたしました補正予算(第7号)以降に予算を上回る特別交付税や市債の許可決定により財源が生じましたので、後年度市債元金の繰上償還など公債費の適正管理のために本基金に積み立てを図ったものであります。
7目公共施設整備基金費138万円の増額補正は、同基金に対する寄附金の積み立てを図ったものであります。
戻りまして、6ページをごらんください。第2表、地方債補正は、変更として高齢者福祉施設整備事業債ほか13事業債の増減を図り、地方債限度額の合計を33億7,586万6,000円としたものであります。
次に、9ページをごらんください。歳入予算につきましては、1款市税及び11ページの2款地方譲与税から13ページの9款交通安全対策特別交付金までは、交付額の確定により増減を図ったものであります。
次に、13ページをごらんください。15款寄附金、1項1目一般寄附金138万円の増額補正は、公共施設整備基金への寄附採納に伴うものであります。
16款繰入金、1項1目基金繰入金2億396万5,000円の減額補正は、地方交付税や地方債などの増額決定に伴い財源が生じましたので、減債基金及び公共施設整備基金の繰入金の減額を図ったものであります。
次のページをごらんください。19款市債は、2目民生債から次のページ、11目災害復旧債まで市債の許可決定に基づきそれぞれ増減を図ったものであります。
以上、補正予算(第8号)についてご説明を申し上げましたが、原案についてご承認賜りますようよろしくお願い申し上げます。
〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第51号は承認することに決定しました。〇議長(東出治通君) 日程第5 議案第52号平成14年度深川市一般会計補正予算ないし議案第54号平成14年度深川市駐車場事業特別会計補正予算の3件を議題とします。
提出者の説明を求めます。
初めに、議案第52号。
千葉財政課長。
〇財政課長(千葉憲一君)〔登壇〕 議案第52号平成14年度深川市一般会計補正予算(第1号)について、ご説明を申し上げます。
第1条で歳入歳出それぞれ5,474万8,000円を追加し、予算の総額を193億4,474万8,000円にしようとするものであり、第2条で地方債の変更を図るものであります。
進みまして、9ページをごらんください。歳出予算についてご説明申し上げます。6款農林水産業費、1項4目農業振興費4,408万2,000円の増額補正は、水稲の防除作業の効率化を図るため、深川地区防除利用組合及び納内地上防除利用組合が乗用型多目的作業機、通称ビークルを導入することに対する補助金並びにイチヤンアグリサポート収穫調整班が汎用型コンバインを導入することに対する補助金であり、全額道費補助素通りのものであります。
7款商工費、1項3目観光振興費266万6,000円の増額補正は、国の緊急地域雇用創出特別対策事業の追加事業として桜山公園パワーアップロードの周辺環境整備等を実施するものであります。
8款土木費、2項3目道路新設改良費700万円の増額補正は、長年懸案でありました国道233号と市道二番通線交差点の信号機設置について関係機関との協議が調いましたことから、信号機設置に必要な市道二番通線の国道西側について改良舗装を実施するものであります。
次のページをごらんください。10款教育費、3項1目学校管理費100万円の増額補正は、外国人英語指導助手交代に係る経費について、当初1名の交代を想定し、予算計上しておりましたが、現在配置の2名とも交代することになりましたので、かかる経費を増額するものであります。
戻りまして、4ページをごらんください。第2表、地方債補正は、変更として臨時地方道整備事業債の増額を図り、地方債限度額を32億5,330万円にしようとするものであります。
次に、7ページをごらんください。歳入予算につきましては、道支出金等の特定財源を充当し、不足する財源につきましては17款繰越金140万円の充当を図るものであります。
以上、補正予算(第1号)についてご説明を申し上げましたが、原案にご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
〇議長(東出治通君) 次に、議案第53号。
越田経済部長。
〇経済部長(越田 昇君)〔登壇〕 議案第53号平成14年度深川市地方卸売市場特別会計補正予算(第1号)について、ご説明申し上げます。
今回の補正は、平成13年度におきます当会計の歳入不足に対応するため、繰り上げ充用を行おうとするものです。
第1条、歳入歳出予算の総額にそれぞれ119万1,000円を追加し、予算の総額をそれぞれ1,909万1,000円にしようとするものであります。
7ページをお開きください。歳出からご説明いたします。2款1項2目利子1万2,000円は、当会計の運用資金として借り入れいたします一時借入金利子の増額を図るものであります。
4款1項1目繰上充用金につきましては、市場の健全経営に向けまして株式会社大印とともに努めてまいりましたが、117万9,000円の赤字となったことから、この額を繰り上げ充用しようとするものでございます。
6ページに戻ります。2、歳入、1款1項1目市場使用料119万1,000円は、前段申し上げました歳出の財源として計上するものでございます。
以上、原案にご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
〇議長(東出治通君) 次に、議案第54号。
倉本建設部長。
〇建設部長(倉本勝彦君)〔登壇〕 議案第54号平成14年度深川市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)について、ご説明を申し上げます。
第1条、駐車場事業特別会計予算は、歳入歳出それぞれに413万5,000円を追加し、予算の総額を1,663万5,000円にしようとするもの及び第2条で一時借入金の借り入れの最高額に200万円を追加し、借り入れの最高額を1,000万円にしようとするものであります。
7ページをお開きください。3、歳出、4款1項1目繰上充用金413万5,000円は、平成13年度駐車場会計について健全経営に努めましたが、決算において413万4,952円の収支不足となりますことから、この繰上充用金をもって補てんをしようとするものであります。
前の6ページへ戻りまして、2、歳入、1款1項1目駐車場使用料413万5,000円の増額は、前段申し上げました歳出の財源に充当しようとするものであります。
以上、原案に賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。
初めに、議案第52号、歳出、6款農林水産業費。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 終わります。
7款商工費。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 終わります。
10款教育費。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 終わります。
次に、歳入及び地方債。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 終わります。
次に、議案第53号。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 終わります。
次に、議案第54号。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 終わります。
質疑を終わります。
お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第52号ないし議案第54号は原案のとおり可決されました。〇議長(東出治通君) 日程第6 議案第55号工事請負契約の締結についてを議題とします。
提出者の説明を求めます。
河野市長。
〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第55号工事請負契約の締結について、提案理由を申し上げます。
深川市道の駅、いざないの里につきましては、ライスランド構想の一環として米のまち深川のイメージや地域資源の情報を発信するとともに休憩機能、道路情報などドライバーへの総合的サービスの提供施設として建設するものであります。
建築工事につきましては、鉄骨づくり2階建て、延べ床面積848.35平方メートルで、5月15日、経常建設共同企業体など8社による指名競争入札を執行いたしましたところ、1億9,656万円で江口・野村経常建設共同企業体が落札し、平成15年3月上旬完成を目指して仮契約を締結したところであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。
渡辺議員。
〇20番(渡辺英雄君) ただいま道の駅の工事請負契約の建設に伴うところの提案をされたわけでありますが、この際何点か明らかにしていただきたいと思います。
議会といたしましても今日まで多くの論議をされて今日を迎えたわけでありまして、あるいは市民も極めて関心の多いところでもありますし、この施設については今日まで賛否の論議の分かれるところであり、慎重に取り組まなければならないと、私はそのように判断をいたしているわけでありまして、かかる総体的な運営の基本方針についてを伺っておきたいのと、この種にかかわる条例の提出をどのように考えているのか、その方針、さらには今日まで言われておりました今摺米によるお握り等の提供を初めとする地元の農産物や深川の青果品の販売等についてもこの際方針を伺っておきたいと存じます。
〇議長(東出治通君) 越田経済部長。
〇経済部長(越田 昇君) 道の駅につきまして3点ご質疑をいただきましたので、お答えさせていただきます。
1点目、道の駅の運営計画でございますけれども、道の駅の運営に当たりましては、単なる施設管理に加えまして道の駅の基本コンセプトが継続して保たれるよう指導監督する機能と、関係する利害の調整役としての機能、さらにはイベントの開催などの機能が必要となりますことから、振興公社へ委託することで現在協議を進めているところでございます。
2点目の条例の提出についてでございますけれども、12月議会に設置条例の提案を予定してございます。
3点目、今摺米によるお握りの提供とのご質疑でございますが、建設を図ります道の駅には基幹産業であります米につきまして深川米のPRを図るとともに、米に関する教育的要素を取り入れましたお米ギャラリーコーナーを整備することとしております。ご質疑の今摺米を使ってお握りを販売するに当たりましては、お米ギャラリーで精米コーナーを設けまして、触れる、持ち帰るなどの要素を取り入れた施設整備を行いますけれども、今摺米の使用につきましてはきたそらち農協とも協議をさせていただいておりますけれども、異物混入などの選別も必要ではないかというふうなお話をお聞きしておりますので、食品の安全性の問題もございますので、このことにつきましては検討させていただきたいと思います。
さらに、地元農産物や深川の特産品の販売方針についてでございますが、地場産品を主体に消費者ニーズに沿った商品づくり、物産販売、農産物直売所では新鮮、安い、おいしい、こういうことを主眼に置きまして品ぞろえなど事業展開を図っていきたいと思ってございます。
〇議長(東出治通君) 渡辺議員。
〇20番(渡辺英雄君) ただいま答弁いただいた公社との協議が明らかになったわけでありますが、協議中という答弁であります。それで、この建物の契約は、先ほど提案されておりました1億5,000万円以上になれば仮契約を15日にして、そして今日の議決を経ての本契約と、こういう手順になるわけでありますが、そういう中で今私がお伺いすることは、振興公社ということになりますと、利用料金制の取り入れと、要するにまあぶあるいはオートキャンプ場等の施設という形になるのかなと、こんなふうに考えるわけでありますけれども、しかし市有財産ということになりますと、契約上の問題がどうなるのか、あるいはまた産品あるいは面積的なものを考えましたら、民間に委託をしていく、そういう部分もあるとするならば、これらのことについて二重契約ということは問題があるのかなと、私はこんなふうに考えますので、そこで市長と公社の社長との関係において双方代理の禁止というものがございますが、このことの判断、民法上はまずいわけでありますが、こういう点が問題になるのではないかと、こんなふうに考えますし、この点どんなふうにお考えを持っておられるか。
さらには、運営管理上振興公社と、こういうことになりますと、今摺米のスペースというか、あるいは可能な方向に向いてということになると、今のこの建物の中で取り組んでいけるかという問題、そういうことが設計上入っているのかどうか、こういう点を今ここで論議しておかないと後で論議をする余地もないわけですし、設計あるいは立ち上げる段階でこういうものが入っているのかどうかと、こういう点について明らかにしておいていただきたいと。
加えて、農産物を初めとするお握りあるいは漬物、本市の青果品、こういうものが可能になってくる答弁がありましたけれども、そこでセブンイレブンとの関係の条件が何かあるやにも伺っているわけでありますけれども、こういう条件は私はないというふうに判断しておりますけれども、この点何かあるのであればこの際伺っておきたいと存じます。
私がこのことをなぜ聞かなければならないかというと、後ででき上がってからいろんなトラブルが起きたり、あるいは設計上取り入れることはできないと、こんなようなことがあってはならないし、そういう問題が後で出てくるのなら、最初からきちっとしていかなければならないと、こういう問題があるから伺うわけでありますが、この点について明らかにしておいていただきたいと存じます。
〇議長(東出治通君) 越田経済部長。
〇経済部長(越田 昇君) 道の駅の管理運営については、ただいま答弁させていただきましたように、振興公社と協議中でございますが、道の駅、いわゆる行政財産で公の施設ということでございますので、出資が50%を超えるということで振興公社でございますが、渡辺議員さんからいろいろご質疑がありました運営の細部につきましては今後公社と詰めさせていただきたいと思います。
それから、2点目の今摺米の施設スペースはあるのかという部分でございますが、設計上はこの部分についてはスペースはあけてあります。
それから、3点目、今摺米でのお握りをと前段ご質疑がございましたが、セブンイレブンとの間にお握りでの条件というものがあるのかということでございますが、その条件というものはございません。
〇議長(東出治通君) 渡辺議員。
〇20番(渡辺英雄君) 条件がないということであれば、セブンイレブンとの共存共栄でいくということであって、お握りだとか、あるいは漬物だとか農産物、これらは地域の大きな収益となるものというふうに、あるいは地域の協力、理解、そして効果を上げると、こういうことから考えますと、これはお互いに競合する部分はありますけれども、そういう部分についてはお互いに自助努力をして持っていくということが可能なわけでありますけれども、何かそういう部分でのセブンイレブンにおいての問題があるというふうに私は聞くわけですけれども、全く問題はないというならばいいのですけれども、あるいはそれらにかかわる、例えば自動販売機だとか、あるいはそれらにかかわる室外にというか、細かな話でありますけれども、そういうような制約を受けているとするならば、これは主体が市でありますから、一般のセブンイレブンとの中で制約を受けるなんていうことは大変おかしいと、こう言わざるを得ないわけでありまして、そういう点についても地域としては協力する、出荷する皆さんの心配というものもあるような気がしますので、あえて聞くわけでありますけれども、この点再度何か制約を受けているのかどうか、これらについて、あるいはまた先ほどから言われておりますレストランという部分について、あるいは道の駅で利用料金を取るということはでき得ないということを考えますと、振興公社が受けるにしても大変な事業になるのではないかと。総体的な経費から利用料金を引いた部分では委託料と、こういうものが生まれてくるわけでありますけれども、今日まで論議されているのは2,700万円の管理委託という部分しかございませんけれども、こういう中ではなかなか困難性が生まれてくるという問題から、公社もこれまた大変な事業を受けると、こういうふうに言わざるを得ないわけでありますけれども、こういう点についてはどのようにお考えになっているか伺っておきたいと存じます。
〇議長(東出治通君) 越田経済部長。
〇経済部長(越田 昇君) セブンイレブンにかかわってのお握りの部分でございますが、条件はついているわけではございませんけれども、セブンイレブンもお握りですとか弁当ですとか、そういう部分が売れ筋になってはございます。しかし、条件はついておりません。ただ、先ほどジュース類のお話をされましたけれども、セブンイレブンの方で言われておりますのは、ジュース類については屋外で自販機を並べてということについては何とか理解していただきたいというふうなお話は伺っております。
それから、維持管理費が2,700万円ということで、振興公社に対する委託料とか、こういうふうな話でのご質疑がございましたけれども、この点については振興公社とさらに細部協議してまいりたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
〇議長(東出治通君) 北名議員。
〇19番(北名照美君) 何点か質疑をいたします。
これまでも道の駅の建設については、私たちは反対をしてきましたし、私たちだけでなくて市民の中からもさまざまな意見があって中止や、あるいは凍結を求める声も出されてきました。しかし、そういう状況の中でいよいよ本格的にやるということの契約が提案されたわけであります。総額5億8,000万円、市の実質負担は1億6,000万円、加えて毎年の維持管理費は2,700万円という、そういう道の駅でありますが、まず1点目に私が聞きたいのは財政に及ぼす影響であります。河野市長になってから、箱物が随分つくられてきました。もちろん必要なものも数多くあるわけですが、しかし今日の情勢においては経済不況と市民の大変な状況の中では厳選されて不要不急のものについては当然後回しにする、あるいは同じ建てるにしても規模の問題、内容の問題について十分な検討あるいは市民合意を図るという基本中の基本があるわけですが、まず財政に対する影響でありますけれども、財政が非常に硬直化してきているということは周知の状況なわけです。そういう状況の中でこの仕事、私が批判的に見ているこの建物をするということは、当然ほかのところにさまざまな影響が及んでいくだろうというぐあいに思います。まず、大まかに財政に対する影響について聞いておきます。
2点目は、今ほども話ししましたけれども、議会内の批判はもとより市民の批判の声があります。こんなに次々とつくっていっていいのかという批判がありますし、その中でとりわけこの道の駅については中止もしくは凍結すべきでないかという意見が先ほど言いましたようにあります。道では、時のアセスという言葉遣いとしては全国にも普及するような言葉も出されて、一度政策決定したからといってそれをスケジュールにのせてエレベーター式に決めていくのではなくて、都度検討を加えていくと、時には勇気を持って変更もするという、そういう政策に対する決めの仕方も道としてはつくっております。ライスランド計画というのは、かなり前につくられた計画であります。当然情勢の推移も含めてこれらについては検討すべき中身であろうと思いますし、その点で市民の批判には謙虚に耳を傾けるべきではないかというぐあいに思っております。その市民批判をどのように受けとめているのか、2点目でお聞きしておきます。
3点目に、道の駅、こういう状況の中で経済不況という状況あるいは市民批判があるという状況あるいは財政が硬直化しているという状況、かかる情勢の中でなぜ今スケジュールにのっとった形で強行しようとしているのかと、私はこの建物については不要不急ではないかという感じを持っております。この点についての考えを聞きたいと。今なぜ道の駅をどうしてもしなければいけないという、そういう状況なのかと、とても市民が理解できるという状況にないのではないかというぐあいに思っております。
4点目、当然かかるいろんな状況の中でこの計画を進めるというわけですので、この際全道あるいは近隣の道の駅の様子についてどのように押さえているのか。これだけいろんな状況の中で事を起こして進めようとするわけですから、マーケティングの初歩とも言えるリサーチといいますか、さまざまな角度からの検討がされなければいけないし、されているというぐあいに思うのです。私は前にも言ったことがあるのですが、今道の駅はトイレの利用あるいは立ち寄ってごみを投げるという通過の場所になっているということをいろいろ耳にしております。ですから、そういう中でも最近ごみを投げる状況もなくなってきている、ごみ箱そのものを外に置かなくなってきているということで、その辺のことも変更があるのだなというぐあいに思いますが、道内全体として道の駅については一時の道の駅、道の駅といって建設するブーム、あるいは道の駅、道の駅といって人が流れている状況から大きな変化が来ているのではないかと。建てるのを控える、あるいは道の駅での買い物などをするのが状況に大きな変化があって、人は来ていても買い物客が減ってきているという、私の知り得る情報の中ではそういうのがあるのですけれども、その辺についてはどのように押さえているかお聞きしておきます。
5点目は、もちろん今のと関係はあるのですけれども、この道の駅の特徴ということも聞きたいのですが、同時につくるからにはシミュレーションを行っていると思うのです。入り込みあるいは売り上げの予想、費用対効果というか経済効果のことなどなど、どのような予測、推定をしながら万全な計画に当たっているのか、この機会にお尋ねしておきます。
最後は、ぬくもりの里との関係であります。どのぐらいありますか、3キロぐらいもあるかないかというぐあいに思うのですが、離れたところにぬくもりの里があって、ぜひ集客をしようという運営委員会の皆さん方のさまざまな努力がなされております。うまくいっているとかうまくいっていないとか、いろんなことがあるかと思うのですが、あそこは大方の皆さんの見方としては、特に夏場ということになりますけれども、道の駅のような役割をしていると思いますし、大いに行政としてもそこに支援をしていかなければいけないという立場にあるわけです。しかし、今度今出されている計画の道の駅ができるということは、明らかに競合するわけであって、お客さんが減るだろうと思います。あそこのお客をふやすという作戦との関係でどんな位置づけをしているのか、あるいは現地でやっていらっしゃる皆さん方の声をどう受けとめているのか、マイナスになることは明らかだと思うのです。その辺の様子について、どんなぐあいになっているのかお尋ねいたします。
〇議長(東出治通君) 答弁願います。
三浦総務部長。
〇総務部長(三浦敦吉君) お答えをさせていただきます。
第1点目に、これら箱物建設が財政面に及ぼす影響、このことについてお答えをさせていただきたいと思います。おおむね財政負担の実態についてお答えさせていただきます。これら箱物という観点で財政負担をまとめたという資料はございませんから、平成14年度の当初予算における主な公共施設についてその財政負担を分析したもので実態についてお答えをさせていただきます。
調査対象施設は、公民館、コミュニティセンターなど社会教育施設、総合体育館等のスポーツ施設など現在50施設ございます。これらに要する維持管理費、運営費は約6億4,000万円でございます。また、これらの施設からの使用料収入は約1億円でございますので、財政負担としましては差し引き5億4,000万円になるものでございます。
これらに対する見解でございますが、さまざまなご意見があるものと存じます。大都市圏域と人口減少の著しい地方とでは指標の状況に大きな差が生じていることから、財政状況をご心配してのご意見などもさまざまあるものと思います。本市のこの50施設の利用状況は、平成12年度の実績で申し上げますと、延べ約98万人が利用しております。このことが施設の利用において十分であるか不十分であるかは別にいたしましても、数多くの市民の方々がそれぞれの立場でさまざまな行事等にご参加され、地域にご貢献をいただいたり、健康増進のために利用されたり、あるいは地域での交流を図るためにご利用されているものと考えます。したがって、このような利用状態にありますことから、今後におきましても市民の方々の活動の場として確保することも重要であると存じますし、そのことの財政負担に十分におこたえでき得る健全な財政運営に努めてまいりたいと思います。
〇議長(東出治通君) 越田経済部長。
〇経済部長(越田 昇君) 数点のご質疑をいただきましたけれども、道の駅建設に市民批判があるが、その声をどう受けとめているのかということでございますが、このことにつきましては財政面への不安などから一部市民のご批判をいただいておりますことは謙虚に、真摯に受けとめさせていただきたいと存じますが、昨年来商工会議所、深川物産振興会から早期着工の要請もございます。地域の活性化のため、通過型利用客の市街地への誘導、地場産品、特産品のPR、市内施設や観光スポットへの誘導など整備効果を判断し、過疎対策事業債の活用や国道12号改良工事と連動した取り組みによりまして国の支援などによる市民負担の軽減を図るとともに、市民各位のご理解を得るよう努めてまいりたいと考えております。
それから、不要不急の建設ではないか、なぜ今しなければならないのかということについてでございますが、道の駅の財源確保のため国の支援を要請し、支援の範囲について協議を取り進めており、今日的な対応といたしましては道の駅用地面積8,050平米のうち国が約3分の1の面積を用地買収し、外構、駐車場の整備を検討いただいております。今ほどお答えしましたが、国道12号改良工事期間と連動することで支援が可能で、この時期を逸すると困難と聞いております。したがいまして、事業費負担軽減のためこの時期に整備をするものでございます。
4番目に、道内近隣の道の駅の様子、傾向はどうかということでございますが、道の駅は安全と快適性を提供することを旨としておりますことから、休憩機能ですとか情報機能ですとか地域振興機能を有していることが本来的に求められております。これまで近隣を含め多くの道の駅を視察、調査してまいりましたが、道の駅本来の機能に加えて多様化するドライバーニーズを満足する施設整備やまちおこしという観点から、地域の魅力ある特産品、海の幸とか山の幸などが提供されている特色のあるところ、それから国道の交差周辺、観光地、温泉地等をゾーン化したところ、そういったところが人気を集め、利用人員を伸ばしているところでございます。
次に、当市道の駅に関してシミュレーションはということでございますが、道の駅の基本コンセプトとしまして、特徴といたしまして深川のイメージ、米のまち深川の情報を発信し、通過者を市内へ誘導を図る、あるいは深川産米を初め物産、特産品の販売、飲食物の提供と地場産品及び米の体験ギャラリー、それから道の駅利用者が付加機能として求めているガソリンスタンド、コンビニエンスストアを備え、道内では例を見ない総合沿道サービス機能を備えた特徴的なものと考えております。
次に、集客の見込みについてでございますが、平成9年度建設省の調査によりますと、国道12号、それから国道233号の交通量から推定いたしますと、平日12時間の通過車両が1日およそ1万5,000台、立ち寄り率7%と想定し、1台当たり2名としますと1日およそ1,100台、2,200人の利用があると想定しております。売り上げにつきましては、物産販売、レストラン、農産物販売の運営主体の試算によりますと、全体で約1億円が見込まれております。各施設や観光スポットなどの誘導効果、売店、農産物直売所において販売する地場産品のPR効果が期待されるものであります。
それから、ぬくもりの里への影響のお尋ねがございました。芸術文化の交流拠点として地域コミュニティ施設でありますぬくもりの里に対しまして、道の駅は通年24時間通過者に対する沿道サービスを提供しながら、本市のさまざまな地域情報を発信するという役割は既にご案内のとおりでございます。施設機能の一部では農産物等の物産やレストランの部分で競合が想定されますが、ぬくもりの里、向陽館及びほっと館・ふぁーむでは冬期間の物販は閉鎖されておりまして、このように施設目的、性格、運営の違いから今後におきましてもそれぞれが独自の工夫と努力によりまして特色を持った運営がなされるものと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
〇議長(東出治通君) 北名議員。
〇19番(北名照美君) 何点か聞きます。
財政にかかわってざっとしたお話をされまして、大丈夫だというようなことを言われたような気がします。しかし、これまでも厳しい、厳しいと言ってきているし、それは事実なわけです。そういう状況の中でこの厳しさをどう乗り越えていくかという点での考えもこの機会に聞かせていただきたいのが一つ。
それから、道の駅に対して一部市民の批判を真摯に受けとめるがつくるのだと、こういう話ですが、どういうぐあいに聞いているのですか、あるいはどういうぐあいに受けとめるのですか。その辺議会のやりとりだから、こういう答えになるのかもしれないけれども、あなた方が思っている以上に市民の声は厳しいです。私も何人もの人からそのことを言われるけれども、決してまだよく聞いていないから、あっさり受けとめているというぐあいに言っては正確ではないからわからないけれども、聞いているのはそこを聞いたのだけれども、その後のことを結構長くしゃべって、どう受けとめているか、どういうぐあいに聞いているかということについては、三くだり半とは言わぬけれども、さらっと流しているわけですが、そこをどういうぐあいに受けとめているか。真摯ということになると、本当に胸にずんと響くような受けとめをしているのかどうか聞かせていただきたい。スケジュールだからこれをやるのだよと、何が何でも進めるのだよと、そういうことであったにしても、まず聞くものはしっかり聞いてということが必要なわけで、そこのところを聞かせてほしいと。
それから次に、よその全体の様子も少し話して、特徴のあるところは利用人員を伸ばしていると、こういう言い方もされました。近間にいろいろありますけれども、同じ12号沿線上に滝川があり、またすぐ近くには12号ではないですが、雨竜にあります。そういう点ではそのあたりの状況、この際ここで教えていただきたいと。
そして、私先ほどシミュレーションという言い方をしましたけれども、少なくともこれだけのものを立ち上げる場合に、人数だとか売り上げのことも言われましたが、大体3年から5年ぐらいは新しくした場合には人気は出るという話があるのです。私は、そういうことは想像がつくのですが、5年、少なくとも10年ぐらいのスパンでシミュレーションも起こしながら市民に答えを出していかなければいけないわけで、そのあたりについてはどのようにやっていらっしゃるのか、この機会に聞かせていただきたいと。
それから最後に、ぬくもりの里との関係なのですけれども、冬場はやっていないよと、夜中はやっていないよということで違いは言っていましたし、それは私もわかっているわけですけれども、それぞれの特色を生かしてと、それは当たり前の話なのですけれども、しかし同時に競合する部分もあるというぐあいに認めているわけですけれども、競合するのです。そうすると、道の駅の方と競合する部分については、競合する部分と言っていいですか、あえて、その部分についてはがた減りになって成り立っていかないと。そういうことになっても、ぬくもりの里の方のはっきり言えば食堂、売店、これらについては相手にされなくなると。競合するわけだし、するということも言っているわけだから、そうなってもしようがないと、そこまで腹をくくってこの提案もそうだし、考えを持っているのかどうか、その辺はっきり言わないと、生殺しみたいなことをするわけにはいかないわけですから、うまいこと言葉で言ったってだめなのだから、どうなのですか。
〇議長(東出治通君) 三浦総務部長。
〇総務部長(三浦敦吉君) 財政の関係について、私の方から答弁をさせていただきます。
箱物建設につきましては、整備に関しましては情報収集、条件の検討から始まりまして基本計画、実施設計などに十分な時間を用いていろんな角度から検討していかなければならない、このような道をたどってきてございますし、また財政を担当する立場としましては、市民負担が最も小さくなる財源構成、有利な制度でございますが、これらの検討を同時に進めるのが通常でございます。毎年の経常収支比率あるいは起債制限比率、これらの数値を十分に見きわめながら、今後におきましても収支の状況、バランスを常に研究しまして誤りのない財政運営に努めてまいりたいと思っています。
〇議長(東出治通君) 越田経済部長。
〇経済部長(越田 昇君) 一部市民の批判についてでございますが、一部市民の方から財政面の不安などからご批判をいただいているというふうに私どもも理解しております。先ほども答弁いたしましたように、謙虚に、真摯に認識をしているわけですが、財源の確保のため過疎債の活用や国の支援も図りまして最小の経費で最大の効果を上げるように努めてまいりたいと思います。
それから、二つ目、この近辺の滝川、雨竜の状況についてでございますが、このことにつきましては私どもの方で概要を照会いたしました。雨竜の道の駅につきましては、入り込み数40万人程度で、売り上げが7,600万円と聞いております。事業費は、建築物だけで4億5,000万円。滝川の道の駅につきましては、入り込み数はこれも40万人程度で、売り上げは1億3,000万円、事業費は建築物だけで4億4,000万円とお聞きいたしております。
それから、道の駅も今となってはかなり衰退しているところもあるというふうなお話がございました。私どもは、長い間施設運営ができるよう、米のまち深川や観光、それから物産を初めとする地域情報、さらにはドライバーニーズが求める道路情報とか、そういったもので特色を生かした形で道の駅の設置目的に沿った努力をして継続させていきたいものというふうに思っております。
それから、ぬくもりの里への影響でございますが、先ほどご答弁申し上げましたけれども、農産物の物販や一部レストランの部分で競合は想定されますけれども、施設目的、性格、運営の違いからそれぞれ独自の創意と工夫によりまして特色を持った運営がなされ、共存共栄が図られるように努めてまいりたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
〇議長(東出治通君) 北名議員。
〇19番(北名照美君) まず、総務部長が答えた1点目、結局こういう大きな箱物をやると、細々としたところの倹約だとか削減だとか、そういうのが最近もずっと出てきていると私は思うのです。あるいは、行革という名のもとにやっている部分もありますけれども、つまり地方自治の非常に重要な部分である福祉や教育についてのしわ寄せ、あるいはそこでの政策的な対応が後継に回されるということを非常に危惧するわけです。お年寄りあるいは子供たちあるいは生活弱者も含めて、その辺についての基本理念というか、財政的に考えてこういう大きな箱物をやるということがそういうところにしわ寄せがいくということに関してはどんな考えを持っているのか、1点聞いておきたいと。
次、批判については、繰り返しのような気がします。謙虚に、真摯にという言葉、最小の経費最大の効果という言葉も今再質疑では使ったけれども、一部市民と言ってもいいです、もちろん全部の市民ではないですから。だけれどもという後の方のことは繰り返して言わなくてもいいから、批判をどんなぐあいに耳にしてどう受けとめているのか、その辺のことを聞いているわけですから、答えてほしいなというぐあいに思います。
それから、滝川と雨竜の様子を出されまして、私は正直言って40万人、結構入っているなという思いがしますし、特に滝川なんかは耳にもしております。あれだけ入っているところも少ないというか、かなり入っているという言い方もされております。ただ、先ほども言ったように、3年、5年というのは入ると、要素は十分あるということもありますから、滝川、雨竜は何年になっているのか、その辺もあわせて。そして、5年、10年ぐらいのスパンでシミュレーションが必要だよと言ったことについては、さらりと答えたような気もするけれども、ちょっとわからなかったから、もう少し詳しく、そういうことをやっているのかどうか、シミュレーションというか、やっていないのだったら正直に言ってもらう以外ないのです。やっているのならやっている中身を出してもらいたいということ。
最後に、ぬくもりの里との関係です。それぞれ独自の工夫と、それはしなければならぬからするでしょう。だけれども、だれが見ても競合する部分については、バッティングするところについてはがたんといくのではないかという心配なのです。そして、ぬくもりの里の場合には絵を見に来た人が食べに寄る、食べに来た人が絵を見るとか、そういう役割があったけれども、物を買ったり食べたりする人が減るということは見に行く人が減るということも言えばわかると思うから、そういう言葉になるけれども、高橋要さんの方の文化芸術の部分ががくんと減るということにもつながっていくわけ、これだけはっきり競合しているやつについて言葉では独自の工夫なんて言うけれども、逆立ちしたってしようのないことだってあるわけでしょう。だから、さっき言ったように、向こうはがくっと減ったってしようがないのだと、何か別な手だて、今考えているかどうかは別にして、起こるかもわからぬけれども、そういうことになるのでないかという気がするわけです。独自の工夫なんていう言葉を何回繰り返したって、うまくいかない部分はいかないのです。その辺、経済部長が答えているわけだから、経済部長でよろしいのですけれども、率直なところどうなのということをお尋ねします。
〇議長(東出治通君) 三浦総務部長。
〇総務部長(三浦敦吉君) 財政面のことについてお答えさせていただきます。
先ほど申し上げましたが、整備につきましては、この計画につきましては何よりも情報収集、市民の利便につながっていくかというようなことを考えて厳選をしていかなければならぬと、これが基本だということでございます。他の政策に支障がないかということでございますけれども、この辺につきましても市全体の財政のバランス、収支のバランスを常に考えながら、そういう健全な運営に努めていかなければならぬと、こういう所存でございます。
〇議長(東出治通君) 越田経済部長。
〇経済部長(越田 昇君) 北名議員さんから再々質疑をいただきましたけれども、市民の一部批判についてでございますが、箱物づくりにかかわっての財政面の不安というのが市民の批判だというふうに理解しております。今後におきましても市民負担の軽減を図るとともに、市民各位の理解を得るように努めてまいりたいと思います。
それから、二つ目、滝川、雨竜の道の駅についてでございますが、滝川においては平成12年から創業しておりまして、雨竜については平成9年にオープンしております。
それから、深川市のシミュレーションをしているかということでございますが、先ほど開発局等で通過交通1万5,000台の7%というようなことでございますけれども、その部分を基本にシミュレーションしておりますけれども、3年、5年、それから10年でしたか、その部分についてはしておりません。
それから、ぬくもりの里についてでございますが、今後道の駅がオープンになりますと、既にぬくもりの里はオープンしておりますので、それぞれの運営主体で工夫と努力によって特色を持った運営がなされて、共存共栄が図られるように努力をしてまいりたいと思っております。
〇議長(東出治通君) 三浦総務部長。
〇総務部長(三浦敦吉君) 先ほど答弁申し上げましたが、私の方でいささか不十分なお答えをさせていただきましたので、お許しを願えれば改めて一言つけ加えさせていただきたいと思います。
先ほど起債制限比率あるいは経常収支比率のことについて申し上げましたが、現状道内34市の中でも決して悪いという状態ではございません。したがいまして、この道の駅建設によりまして福祉施策などに影響するものではないと、こう考えております。市民福祉をいかに拡大し、かつ地域の活性化に向けてこれらを同時に考えてまいりたいと思っています。
〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 起立多数。〇議長(東出治通君) 日程第7 議案第56号工事請負契約の締結についてを議題とします。
提出者の説明を求めます。
河野市長。
〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第56号工事請負契約の締結について、提案理由を申し上げます。
納内コミュニティセンターにつきましては、築後30年を経過し、老朽化が著しいことから、納内公民館を統合し、地域活動の拠点として改築するものであります。
建築工事につきましては、鉄筋コンクリート一部鉄骨づくり2階建て、延べ床面積1,404.77平方メートルで、5月15日、経常建設共同企業体など8社による指名競争入札を執行いたしましたところ、2億7,825万円でミツワ・進和経常建設共同企業体が落札し、11月下旬完成を目指して仮契約を締結したところであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。
〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって議案第56号は原案のとおり可決されました。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって決議案第1号鈴木宗男衆議院議員にかかわる疑惑解明と議員辞職を求める決議は急施事件と認め、日程に追加し、追加日程第1として直ちに審議することに決定しました。〇議長(東出治通君) 追加日程第1 決議案第1号鈴木宗男衆議院議員にかかわる疑惑解明と議員辞職を求める決議を議題とします。
提出者の説明を求めます。
安岡議員。
〇17番(安岡 宏君)〔登壇〕 ただいま議題となりました決議案第1号鈴木宗男衆議院議員にかかわる疑惑解明と議員辞職を求める決議について、提出者を代表して提案理由の説明を申し上げます。
本件につきましては、お手元にご配付しております内容により関係機関に提出するもので、内容の説明は省略いたします。議決くださいますようよろしくお願いいたします。
〇議長(東出治通君) これより質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 質疑を終わります。
お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(東出治通君) 異議なしと認め、よって決議案第1号は原案のとおり可決されました。〇議長(東出治通君) これで本臨時会に付議されました事件の審議は全部終了しましたので、平成14年第3回深川市議会臨時会を閉会します。
(午後 0時50分 閉 会)