[目次]

平成17年 第1回

深川市議会定例会会議録 (第2号)

午前10時00分 開議 
 平成17年3月2日(水曜日)
午前11時34分 散会 


〇議事日程(第2号)

日程第 1 議案第 3号 平成17年度深川市一般会計予算
議案第 4号 平成17年度深川市市民交通傷害保障事業特別会計予算
議案第 5号 平成17年度深川市介護保険特別会計予算
議案第 6号 平成17年度深川市国民健康保険特別会計予算
議案第 7号 平成17年度深川市老人医療特別会計予算
議案第 8号 平成17年度深川市簡易水道事業特別会計予算
議案第 9号 平成17年度深川市農業集落排水事業特別会計予算
議案第10号 平成17年度深川市地方卸売市場特別会計予算
議案第11号 平成17年度深川市下水道事業特別会計予算
議案第12号 平成17年度深川市土地区画整理事業特別会計予算
議案第13号 平成17年度深川市駐車場事業特別会計予算
議案第14号 平成17年度深川市水道事業会計予算
議案第15号 平成17年度深川市病院事業会計予算
市政執行方針
教育行政執行方針
  〔議長発議・予算審査特別委員会設置について〕
日程第 2 議案第16号 深川市部設置条例の一部を改正する条例について
日程第 3 議案第17号 深川市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例について
日程第 4 議案第18号 深川市保育所設置条例の一部を改正する条例について
日程第 5 議案第19号 深川市水道事業の設置に関する条例の一部を改正する条例について
日程第 6 議案第20号 深川市農業委員会の選挙による委員の定数及び選挙区並びに選挙区における委員数条例の一部を改正する条例にについて
日程第 7 議案第21号 深川市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例について
日程第 8 議案第22号 深川市普通河川管理条例の一部を改正する条例について
日程第 9 議案第23号 深川市都市公園条例の一部を改正する条例について
日程第10 議案第24号 深川市土地区画整理事業特別会計条例について
日程第11 議案第25号 深川市営住宅条例の一部を改正する条例について
日程第12 議案第26号 深川市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例について
日程第13 議案第27号 深川市さわやか広場条例の一部を改正する条例について
議案第28号 深川市桜山パークゴルフ場条例について




(午前10時00分 開 議)

 

〇議長(川中 裕君) これより本日の会議を開きます。


〇議長(川中 裕君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。

〇議会事務局長(荒川 満君)  第1回定例会2日目の議事日程及び説明員一覧は、お手元に配付のとおりであります。
 報告を終わります。


〇議長(川中 裕君) 日程第1 議案第3号平成17年度深川市一般会計予算ないし議案第15号平成17年度深川市病院事業会計予算の13件を議題とします。
 これより平成17年度市長の市政執行方針及び教育長の教育行政執行方針の説明を求めます。
 初めに、市政執行方針、河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 平成17年第1回市議会定例会に当たり、市政の基本方針と提案しております平成17年度予算案の大綱について申し上げ、議員各位及び市民の皆さんのご理解とご協力をいただきたいと存じます。
 国が官から民へ、国から地方への改革の具体化に全力を傾けている中で、地方自治体は、みずから考え、みずからの責任と選択によって、まちづくりを進めていく力量が問われております。
 また、社会の成熟化とともに、市民の意識や志向は、物の豊かさだけでなく、心の潤いやゆとりのある生活を求め、高度化・多様化しております。
 このような状況のもと、新たな時代に対応した地域社会の構築に向けて、市民の参加と協力のもと、個性ある深川づくりを行っていく必要があります。
 そのために「地域でできることは地域で」を合い言葉に、人材の育成や情報の共有化を図るとともに、行政と市民、団体などが対等なパートナーとして、互いに適切な役割を担い、連携・協力しながら、市民との協働の環境づくりに努めてまいります。
 地域の活発な産業活動は、まちのにぎわいや魅力を高めるとともに、豊かな市民生活を支える重要な基盤であります。
 新たな取り組みにチャレンジする人たちに積極的に支援を行うなど、地元企業の創意と工夫を生かした新産業の創出や次代を担う人材・企業の育成、「産学官」の連携による新規就農、人・物・情報の一層の交流などを通して、基幹産業である農業を初め、産業の活性化を図り、活力ある地域づくりに努めてまいります。
 住民に最も身近な行政機関としての市町村は、市民生活の安全・安心の確保が基本であります。
 市民の皆さんが、住みなれた地域の中で、健康で安心して暮らすことができ、子供たちから高齢者まで、地域で生活するすべての人が、ともに支え合い、助け合い、生き生きと生活できる社会の実現に努めてまいります。
 また、本市における財政は、景気の低迷とともに、国の三位一体の改革の影響によって、収入の大宗をなす地方交付税の確保が困難な状況が続いております。
 このような状況のもと、本市が将来にわたって安定的な行政運営ができるよう、行財政改革を推進してまいります。
 平成17年度は、ただいま申し上げました基本的な考えのもとで編成し、提案しました予算案は、一般会計157億5,000万円、特別会計103億660万円、企業会計81億9,010万円とし、各会計予算の総額を、342億4,670万円といたしました。
 本年度予算案は、前年度当初予算に対し、一般会計で、15億9,000万円、9.2%の減、全会計で、41億5,440万円、10.8%の減としたところであります。
 以下、平成17年度の主な施策の概要について、第四次深川市総合計画の体系に沿ってご説明を申し上げます。
 第1に、市民と協働してつくる心ふれあうまちづくりであります。
 市民の参加・協働については、市民と行政が力を合わせたまちづくりを進めるため、引き続き、市民活動団体やボランティア団体を対象に講演会を開催し、協働意識の啓発と高揚に努めてまいります。
 コミュニティの推進については、地域課題を主体的に解決していく地域コミュニティの形成に向けて、地域づくりに取り組む市民団体などとの連携を深めるとともに、地域コミュニティ活動の充実のため(仮称)豊泉コミュニティセンターの建設など活動環境の整備を図ってまいります。
 国際交流については、深川国際交流協会や関係団体と連携し、姉妹都市アボツフォード市への青少年派遣や高校生の交換留学など交流を一層深めるとともに、個人や団体の海外研修などに支援し、市民レベルの国際交流推進と国際化の基盤づくりに努めてまいります。
 男女共同参画社会の実現については、昨年度策定した深川市男女共同参画計画に基づき、多様な広報媒体の活用や学習機会の充実を図り、男女共同参画に関する正しい理解と認識の浸透に向けた市民意識の形成に努めるとともに、各種委員会・審議会委員への女性の登用など、政策・方針決定過程への参画を促進してまいります。
 第2に、健やかで安心して生活できるまちづくりであります。
 健康な市民生活の充実については、安心して産み育て、子供たちが健やかに育つよう、新たにヘルシーマザーズクラブを開始するなど、母子保健事業を総合的に推進するとともに、保護者の経済的負担軽減のため、乳幼児の定期予防接種の無料化を継続してまいります。
 また、深川市健康づくり計画を策定し、健康寿命の延伸を図るとともに、高齢者が生活機能を維持し、できる限り自立した生活が送れるよう支援してまいります。
 国民健康保険事業は、医療費の増加と税収の減によって厳しい運営状況にあることから、医療保険制度改正の動向を見きわめながら、医療費の適正化、収納率の向上、準備基金の活用を図るとともに、引き続き国・道に対し、支援を要請してまいります。
 地域福祉の充実については、安心して暮らすことができる地域づくりを実現するため、市民の参加と協働により地域福祉計画を策定するとともに、深川市社会福祉協議会の地域福祉活動推進事業を支援し、小地域ネットワーク活動やボランティア活動など、市民による地域福祉活動の促進に努めてまいります。
 人権の啓発については、人権尊重思想の普及高揚と人権問題に対する正しい認識を広めるため、北海道の委託事業として、地域人権啓発活動活性化事業を実施してまいります。
 低所得者や被保護者の経済的自立と生活意欲の助長については、相談体制の充実と適切な指導に努め、各種制度・資金の利用促進などを図り、生活の安定と自立を支援してまいります。
 高齢者福祉の充実については、高齢者が住みなれた家庭や地域で安心して生活できるよう、介護予防や家族介護の支援などの事業を継続し、在宅サービスの充実に努めるとともに第四次高齢者保健福祉計画を策定してまいります。
 また、門口除雪事業は、経費の一部負担を取り入れる一方、対象者の収入要件の緩和と除雪範囲を広げることにより、利用者の拡大を図ってまいります。
 さらに、老人クラブなどの団体や関係機関と連携し、高齢者の社会参加を促進してまいります。
 介護保険は、第1号被保険者の保険料収入の確保、在宅介護サービスの利用促進、保険給付の適正化を図り、事業の円滑な運営に努めてまいります。
 また、高齢者のニーズや介護保険サービスの必要量などを的確に見きわめながら、平成18年4月からの第三次介護保険事業計画を策定してまいります。
 さらに、介護サービス事業所や関係機関・団体と連携し、予防重視型システムへの転換など、介護保険制度改革の円滑な実施に努めてまいります。
 障がい者福祉の充実については、第2次深川市障がい者計画に基づき、障がい者が家庭や地域で安心して生活できるよう、相談支援体制や支援費制度など在宅サービスの充実に努めるとともに、障がい者の地域生活支援体制づくりに意を用いてまいります。
 児童福祉の充実については、地域の子育て環境の向上を図るため子育てサポートふかがわに対する支援、各小学校区での放課後児童特別対策事業の実施、子育て支援センターにおける相談・支援体制や情報提供体制の充実など深川市次世代育成支援対策行動計画に基づく施策を推進してまいります。
 また、育児不安やストレスを抱えながら育児に携わる母親への対応が急がれることから、特に3歳までの子を持つ親子が自由に集い、交流し、育児相談ができる常設の広場の確保に向けて、新たに試行として子育てサロン事業を実施してまいります。
 保育事業は、利用者ニーズをもとに多様な保育サービスの充実に努め、保育料の軽減と法人立保育所への運営助成を行うとともに、今後の公立保育園のあり方について検討してまいります。
母子・寡婦及び父子福祉は、関係機関・団体と連携し、その充実に努めるとともに、母子家庭等日常生活支援事業及び母子家庭自立支援給付金支給事業を継続してまいります。
 また、母子自立支援員による相談支援体制を確保し、各種制度の利用促進を図ってまいります。
 地域医療の充実について、新しい市立病院は、標榜診療科17科、病床数305床など地域センター病院としての新たな機能を整備し、本年6月に開院いたします。
 開院後は、旧病院跡地での患者用駐車場の造成を進めるとともに、放射線医療機器充実に伴う専門医師の配置や、看護師、技師など医療スタッフの充実、地域医療支援体制の整備を図り、適正な医療の提供と地域住民に選ばれる心地よい病院を目指してまいります。
 さらに、診療収入の増収と業務の委託化・効率化を推進し、経営の健全化に努めてまいります。
 消費生活の安定については、深川市消費者センターを核に関係機関と連携し、教育・啓発活動を実施し、主体的に行動できる消費者の育成を図ってまいります。
 また、身に覚えのない不当請求や悪質商法被害の未然防止の取り組みを継続してまいります。
 市民への窓口サービスの向上については、本年4月1日から郵便局での証明書の交付を、深川・音江・鷹泊郵便局に加え、更進郵便局においても開始いたします。
 また、戸籍・除籍の謄抄本についても、新たに取り扱ってまいります。
 第3に、心豊かな人と文化を育てるまちづくりであります。
 生涯学習社会の実現については、市民一人一人の豊かな人間性の形成や、生涯にわたって学び、活動し、潤いのある生活が定着するよう、深川の文化や伝統などを継承した創造的で活力ある生涯学習社会の構築に努めてまいります。
 また、学校教育と社会教育が連携・協働し、地域資源の教育的・効果的な活用を図りながら、子供たちの教育に一体となって取り組む、学社融合を推進してまいります。
 学校教育の充実については、新しい時代の担い手である子供たち一人一人に豊かな心と確かな学力をはぐくむため、教育課程や道徳教育、生徒指導などの充実・改善、教職員の資質向上、ゆとりと潤いのある教育環境づくりなどに積極的に取り組んでまいります。
 また、地域に信頼される学校の実現を図るため、学校と保護者・地域が一体となった教育活動の推進に努めるとともに、開かれた学校づくりに適切に対応してまいります。
 学校施設の整備については、納内小学校改築に向けた実施設計に着手するほか、各学校の必要な改修にも取り組んでまいります。
 また、情報化教育の一層の充実を図るため、教育用コンピューターの一元管理を行ってまいります。
 高等学校については、本年度から市内では普通学科校と職業学科校の2校の生徒募集となりますが、中学校卒業者の減少や学区拡大により定員確保が厳しい状況にあることから、市内小中高等学校連絡会や関係機関・団体との情報交換に努めてまいります。
 クラーク記念国際高等学校については、全国各地からより多くの生徒が本市を訪れ、スクーリングや地域資源を生かした特色ある体験学習、地域交流事業が実施されるよう協力してまいります。
 拓殖大学北海道短期大学については、地域に開かれた大学として、公開セミナーや国際交流など地域住民との積極的な交流を図る大学と連携し、地域づくりに取り組んでまいります。
 また、環境農学科の社会人入学を初めとする入学者の確保などに支援してまいります。
 社会教育の充実については、市民と行政の協働による学習環境づくりに努めるとともに、学習成果を生かし地域で活躍できるよう、市民の多様な活動を奨励・支援してまいります。
 芸術・文化の振興については、市民に感動や生きる喜びをもたらし、豊かな人生を送る上で大きな力となるよう、音楽・演劇などすぐれた芸術の鑑賞機会を拡充するとともに、市民の自主的・創造的な文化活動を一層促進してまいります。
 また、地域文化の創造拠点として開館した、文化交流ホールみ・らいにおいても、関係機関・団体との連携を図りながら、施設運営やソフト事業の展開に努めてまいります。
 スポーツの振興については、各種行事や教室を開催し、市民の健康づくりやスポーツに参加する意欲を高めるとともに、関係団体との連携やスポーツ合宿を通じて市民皆スポーツを目指してまいります。
 また、ディスタンスチャレンジ深川大会を北海道陸上競技協会との共催で引き続き実施するとともに、桜山及びさわやか広場のパークゴルフ場の施設使用料を設定し、市民に親しまれる施設運営に努めてまいります。
 第4に、安全で快適な生活ができるまちづくりであります。
 自然との調和について、多様化する環境・公害問題は、関係機関・団体と連携し、事業所などに規制基準の遵守などを指導し、環境汚染の未然防止を図るとともに、深川市保健衛生協会などと協力して、衛生的で快適な環境づくりに努めてまいります。
また、環境保全の基本方針を盛り込んだ条例策定に向けて、市民と協働した取り組みを進めてまいります。
 資源循環型社会の形成に向けては、分別等の徹底について家庭や事業所の理解と協力を得るため、一層の啓発・周知に努めるとともに、資源再利用の促進のために、リサイクルプラザの有効活用を図ってまいります。
 一般廃棄物最終処分場については、新処分場の適切な維持管理に努めるとともに、旧処分場の閉鎖作業を進めてまいります。
 情報化の推進については、市民が利用する情報通信環境の高度化に向け、光ファイバーやADSLなど高速通信基盤の整備促進を図るとともに、小・中学校、教育委員会と連携して、効果的な情報教育環境の整備とITヘルプデスクを活用した情報モラルの醸成に努めてまいります。
 また、電子自治体の構築については、昨年度、温泉利用のポイントサービスを導入した住民基本台帳カードの多目的利用について、利用の促進と新たなメニューの導入について検討を進めるとともに、道内自治体が共同で設立した「電子自治体共同運営協議会」が実施する電子申請システムなどの構築に対して、行政のスリム化、効率化を目指し積極的に参画してまいります。
 市街地の形成については深川市都市計画マスタープランを基本とした計画的なまちづくりに努めるとともに、駅北地区の土地区画整理事業は、関係地権者との換地協議を進めながら、駅北本通の一部工事に着手してまいります。
 住環境について、水道事業は、配水管の布設や道路改良事業に伴う移設など配水管網の整備、給水サービスの向上を図るとともに、漏水箇所の早期発見・修繕に努め、水道水の安全・安定供給と有収率の向上に努めてまいります。
 さらに、3カ年計画の初年度として、中・上多度志及び湯内地区において、補助事業による水道未普及地域解消事業を実施し、給水区域の拡大を図ってまいります。
 また、5年に1度の料金見直しの年であることから、北空知広域水道企業団における供給料金の見直し作業の状況を見ながら、必要な作業を進めてまいります。
 公共下水道は、土地区画整理事業区域の整備着手と、市立病院周辺道路整備、山1線街路事業などに関連した管渠整備を進めるとともに、深川浄化センターの機器更新など、施設の適切な維持管理に努めてまいります。
 農業集落排水及び個別排水処理施設は、深川市のみな水洗化を目指し、水洗化の普及・促進に努めてまいります。
 また、4年に1度の使用料見直しの年であることから、深川市都市計画審議会への諮問など、必要な作業を進めてまいります。
 市営住宅の整備は、みずほ団地建てかえ事業として、本年2月に着工した耐火構造2階建て1棟8戸の早期完成に取り組んでまいります。
 交通・道路について、公共交通の確保は、交通手段の多様化や規制緩和などにより、乗り合いバス事業は厳しい環境にありますが、みずから移動手段を持たない学生や高齢者などにとって、バス路線は日常生活を維持するため必要不可欠であることから、地域住民の足である生活交通路線の確保に努めてまいります。
 市道の整備は、国庫補助事業により12号線、川1線、一已9丁目線の改良舗装及び、市立病院と文化交流ホールの周辺整備として、7丁目線、8丁目線、花園通線の改良舗装と森元通線の歩道整備を継続するとともに、新たに6丁目線の歩道整備を実施してまいります。
 また、山1線の街路事業は、用地買収、物件移転補償及び一部本工事に着手してまいります。
 単独事業は、道路改良舗装12路線、側溝整備2路線及び歩道整備1路線を実施するとともに、地域住民団体が行う市道及び私道の舗装整備などについて、経費の一部を助成してまいります。
 除排雪は、除雪ロータリー車を更新し、路面整正や道幅の確保を図るとともに、道路排雪や交差点の見通し確保などに努めてまいります。
 また、地域住民団体が行う市道及び私道の除排雪について、経費の一部を助成するとともに、融雪施設の増進を図るため、融資制度を実施してまいります。
 市営駐車場は、無人化により経営改善を図っておりますが、市民が利用しやすい駐車場となるよう引き続き努力してまいります。
 緑豊かなまちづくりについては、深川市を緑にする会を初め関係機関・団体との協働を強め、市民の緑化意識の高揚と緑化推進に努めるとともに、石狩川左岸の深川橋上・下流部のパークゴルフ場整備に取り組んでまいります。
 地域防災については、水害時に市民が安全に避難するための情報を網羅した洪水避難地図を作成し、避難対策の充実と市民の防災意識の高揚を図ってまいります。
 また、石狩川開発建設部主催の洪水危機管理演習が本市で開催されることから、防災関係機関とともに参画し、防災体制の強化に努めてまいります。
 交通安全については、関係機関・団体と連携し、市民みずから参加する交通安全運動に一層創意工夫を凝らすとともに、若者・高齢者に対する交通事故防止の啓発に努めてまいります。
 また、被害者救済事業の一助として、市民交通傷害保障事業への加入促進に努めてまいります。
 防犯活動と暴力追放については、深川警察署、深川市防犯協会など関係団体と連携して、地域に根差した自主防犯活動や暴力追放運動を推進してまいります。
 非核平和運動については、非核三原則の堅持と恒久平和の実現のため、深川市平和運動推進協議会と連携し、被爆60年及び非核平和都市宣言20周年の節目として、被爆体験者の講演会などを実施し、市民の非核平和意識の高揚に努めてまいります。
 第5に、活気あふれ地域を豊かにするまちづくりであります。
 農業の振興については第5次深川市農業振興計画及び深川市水田農業ビジョンに基づき、需要動向に即した売れる農産物の安定生産と所得の確保を図るため、高品質で、安全・安心な農畜産物の生産を基本に、経営の複合化や多角化などを推進し、活力と魅力ある農業・農村を目指してまいります。
 安全・安心な農産物の生産については、消費者の理解と信頼を高めるクリーン農業を推進するとともに、生産履歴を開示できる仕組みの確立、土づくり対策、環境に配慮した資材の導入に支援してまいります。
 水田農業は、良質・良食味米の安定生産と産地指定の確保に努めるとともに、きたそらち農業協同組合が新たに取り組む低たんぱく米の生産拡大に支援してまいります。
 また、農業経営の安定を図るため、機械の共同利用・共同作業を行う営農集団や農作業受委託集団の育成及び機械・施設の整備などに支援してまいります。
 野菜・花卉は、栽培技術の高位平準化を図るとともに、消費者ニーズに沿った品目・品種の導入による安定した産地づくりを推進するため、補助事業を活用した機械・施設などの導入に努めてまいります。
 畑作は、輪作を基本とした良品質で安定的・計画的な生産を目指すとともに、機械・施設の整備を図り、作業効率の向上と労働力の軽減を促進してまいります。
 果樹は、良質果実の安定生産と観光農園などの多様な経営の展開を推進するとともに、新品種導入のための苗木購入助成により、改植を促進し、栽培面積を確保してまいります。
 畜産は、良質で安全な畜産物の安定供給や低コスト生産を推進するとともに、関係機関と連携した防疫・衛生指導に努めてまいります。
 また、農村地域の環境保全と家畜排せつ物管理の適正化を図るとともに、既存草地の整備に支援し、自給飼料を中心とした給与体系の確立を図ってまいります。
 農産物の付加価値向上は、特産品の開発と農業所得の確保を図るため、地元農産物を活用した新製品の開発や普及活動に支援してまいります。
 担い手の育成・確保は、新規学卒者・Uターン就農者に支援するとともに、新規就農サポートシステムの活用による新規参入者の育成・確保に努めてまいります。
 農家経済対策は、昨年の台風で被災した農業者に対し、天災資金及び農協の貸し付けを受けた営農資金の利子補給を行うとともに、各種制度資金を活用し、農業経営の安定を図ってまいります。
 豊かさと活力ある農村の構築は、都市農村交流センターを拠点に、都市と農村の交流を促進するとともに、農業者がみずから取り組むグリーンツーリズム事業に支援してまいります。
 また、中山間地域等直接支払推進事業については、引き続き、多面的機能の増進や生産性・収益性向上の活動を通じて、耕作放棄を防止し、適切な農業生産活動が継続されるよう事業を推進してまいります。
 土地改良事業は、生産基盤と農村の生活環境整備を図るため、国営・道営事業を推進するとともに、団体営事業1地区を実施してまいります。
 また、食料・環境基盤緊急確立対策事業や、国が造成した施設の維持管理に対する補助事業の活用などにより、農家負担の軽減に努めてまいります。
 林業の振興は、森林が有する多面的機能の持続的発揮と増進のため、国・道の制度を活用し、民有林の適切な整備・保全と市有林の健全な育成管理に努めてまいります。
 また、森林整備地域活動支援交付金事業を継続するとともに、関係機関・団体と連携し、担い手の育成確保と森林・林業に対する市民理解に努めてまいります。
 ライスランド構想のぬくもりの里は、地域の運営協議会と連携し、特色あるソフト事業の充実などにより集客の増加に努めてまいります。
 いざないの里・道の駅ライスランドふかがわは、情報の発信基地として米のまち深川や地域の資源・観光・イベントなどの情報提供に努めるとともに、地場産品の販売などを通じて、深川への関心を高め、通過者の市内誘導を図ってまいります。
 商業の振興については、中小企業を取り巻く状況が依然として厳しいことから、融資施策を柱に関係機関・団体と連携し、中小企業の経営安定や人材育成などに支援してまいります。
 商店街の空洞化対策として、空き地空き店舗活用助成事業を実施し、商店街の活性化に努めてまいります。
 また、中心市街地のにぎわいと農村との交流を図るため、若手商業者と農業者が提携して開催する朝市を支援してまいります。
 特産品の開発普及は、深川物産振興会などと連携するとともに、東京深川郵便局などの協力による特産品フェアを初め、札幌市で開催されるリンケージ・アップフェスティバルなど道内外の物産展で地場産品のPRに努めてまいります。
 公設地方卸売市場は、卸売業者、買受人組合などと協力し、取引の拡大と消費者ニーズに応じた生鮮食料品の安定供給、地場産品の取り扱いに努めてまいります。
 工業の振興については、工業団地への新規立地及び既存企業の施設拡充に助成してまいります。
 新産業の創出については、北空知1市5町で組織するきたそらち新産業協議会を支援し、地場産業の振興を図ってまいります。
 まあぶオートキャンプ場は、蛍が見られるオートキャンプ場として効果的なPRに努めるとともに、周辺施設との連携により、利用者の拡大とサービスの向上に努めてまいります。
 昨年度整備した彩りの丘周辺については、ツツジやアジサイの観賞など市民の憩いの場や、記念植樹、自然体験、環境教育のフィールドとして活用されるよう、適切な管理を図ってまいります。
 就業環境の充実については、依然として厳しい雇用情勢に対処するため、深川市工業等開発促進条例に基づく支援によって、雇用の場の創出に努めてまいります。
 技能技術者の育成確保は、深川市技能協会、深川地方職業訓練協会など各種団体と連携し、深川技術工学院での職業能力開発を促進してまいります。
 勤労者福祉は、中小企業勤労者の生活安定を図るため、勤労者生活資金による支援をしてまいります。
 行財政改革の推進についてであります。
 地方行財政を取り巻く環境が依然として厳しい状況にあることから深川市行財政改革大綱の一層の推進を図るため行財政改革緊急プログラムに基づき、市民の理解と協力のもと、事業の見直しや重点化を図り、喫緊の課題である財政健全化の取り組みを強化してまいります。
 また、職員配置の適正化を進めるほか、職員の意識改革と組織の活性化を図り、職員の能力を最大限に生かした行政運営や組織機構を見直すなど簡素で効率的な市役所づくりに努めてまいります。
 以上、平成17年度の市政執行について所信を述べさせていただきました。
 地方分権の推進や少子・高齢化の進展、国・地方を通じた財政の著しい悪化など、本市を取り巻く情勢は、大変厳しいものがありますが、従来の常識や慣習にとらわれることなく、新たな発想と行動で多くの課題を克服し、新しい時代に対応したまちづくりを進めるときであります。
 このようなときこそ「市民と共に語り、共に考え、共に行動する」ことを基本に、知恵を出し合い「市民とともに創る 住みよいまち 深川」の実現のため、市民の皆さんとともに本市の持つ可能性を引き出しながら、未来に夢と希望を持てるまちづくりを推進してまいります。
 市議会議員の皆さん及び市民の皆さんに、より一層のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) 次に、教育行政執行方針、野原教育長。

〇教育長(野原栄一君)〔登壇〕 平成17年第1回市議会定例会に当たり、平成17年度教育行政に関する執行方針について申し上げます。
 今日、我が国は、官から民への構造改革が進む中、教育の分野においても「画一から自律と創造へ」を基本理念とする、人間戦略ビジョンに基づいた改革が進められ、時代の要請に対応した教育の創造と実践が厳しく求められております。
 新しい時代の担い手である子供たちには、確かな学力を備えた心豊かでたくましい日本人としての成長を期待されていることから、学校と家庭、地域社会が互いに連携・協力し合う中で生きる力をはぐくんでいくことが強く求められております。
 また、市民一人一人がいつでもどこでも自由に学習機会を選択して、心豊かに学ぶことを通して、ふるさとづくりへの意欲や能力を高め、実践していくことが大切であります。
 教育委員会は、今次教育改革の理念や方向性、市民の願いを的確にとらえ、多様なニーズへの対応や学習資源の把握と有効活用などを通して、深川の未来を築く学びの環境づくりに努めるとともに、新しい時代にふさわしい特色ある教育行政を、力強く推進してまいります。
 第1は学校教育の充実であります。
 地域に信頼される学校については、保護者や地域住民の信頼と期待にこたえ、子供一人一人の個性を尊重し、確かな学力と豊かな心と体を培う教育を推進する学校づくりが求められております。
 また、学校は、保護者や地域住民の支援を受け教職員が一体となって、透明感のある学校づくりを進めることが大切であります。
 そのため、学校や地域の状況、教育課題、保護者や地域住民のニーズをとらえ、学校改善に適切に反映させる、教育活動を含む学校運営の考え方や取り組み状況を適切に評価する、学校の情報を積極的に提供、公開するなど、地域の風が行き交い地域の香り漂う地域に信頼される学校づくりに積極的に取り組んでまいります。
 学びの充実を目指す教育課程の実施については、昨年度実施された二つの国際学力調査結果が示すように、日本の子供たちの学ぶ意欲や学習習慣に課題があると指摘され、学力低下が論議されております。
 このことを冷静に受けとめながら、学びの充実が図られる特色ある教育課程を編成し、一人一人の子供に確かな学力と豊かな心をはぐくむ教育を実践することが大切であります。
 そのため、指導方法や指導形態、教材開発の工夫などを通して子供がわかる・できる授業への改善を図り、日々の授業実践を地道に積み上げ、学びの充実に努めてまいります。
 また、二学期制については、教育改革をめぐる最近の動向や二学期制に踏み切った他市の取り組みなどをさらに見きわめながら、引き続き検討を行ってまいります。
 豊かな心の育成については、子供たちの自然体験や社会体験、生活体験の不足、人間関係の希薄化などが指摘され、依然として憂慮すべき状況にあります。学校・家庭・地域社会は、互いの役割を見直すとともに、三者が一体となって、心の教育に取り組むことが求められております。
 そのため、学校は、家庭や地域との緊密な連携を図るとともに、道徳教育を教育活動の中核にとらえ、子供一人一人に生命尊重の心や、規範意識、倫理観などをはぐくんでまいります。特に子供の内面に根差した道徳指導の時間や体験的な活動の充実を図るため、地域の人材や地域素材を重視した授業づくりにも努めてまいります。
 生徒指導の充実については、最近の少年犯罪に見られるように、問題行動の凶悪化、低年齢化、多様化が指摘されております。また、不登校・いじめなどについても、依然として生徒指導上の大きな課題となっております。
 このことから、学校は、生徒指導が機能する教育活動の一層の充実と常に危機管理意識を持って、子供の対応に当たることが求められております。
 そのため、教職員の共通理解に基づく生徒指導体制を整備し、問題行動などの早期発見・早期指導に努め、子供一人一人の内面を理解する教育相談の充実に努めてまいります。
 また、生徒指導カウンセラーやスクールカウンセラー・深川市心の教室相談員・子どもと親の相談員を配置し、人間関係や進路問題に関する悩み、保護者からの相談などにも適切に対応するとともに、適応指導教室しらかば教室においても、関係機関との連携・協力を図りながら、子供の居場所づくりや学校復帰を支援してまいります。
 特別支援教育については、今後の学校教育が、これまでの特殊教育の対象となっている障がいだけでなく、学習障がいや多動性障がい、高機能自閉症を含めて、障がいのある子供の自立や社会参加に向けて、適切な教育指導や支援を行うことが必要になってまいります。
 各学校においては、特別支援教育推進のため、教職員や保護者への理解と啓発、学校における推進体制の整備や関係機関との連携などに努めてまいります。
 特殊学級の設置については、小学校3校、中学校3校に知的・情緒障がい児学級、通級指導教室ことばの教室1教室を設置し、障がいの改善と克服を図るとともに、就学指導委員会など関係機関との連携を深め、相談支援体制の充実に努めてまいります。
 学校施設などの整備については、ゆとりと潤いのある教育環境づくりのため、納内小学校の校舎改築に向けた実施設計を初め各学校の計画的な改修に努めてまいります。
 また、情報化教育の一層の推進を図るため、指導法への支援や教育用コンピューターの一元管理を進めるとともに、関係機関との連携のもと、教員対象の実技研修会などを実施してまいります。
 教職員の資質向上については、保護者・地域住民が期待する開かれた学校・信頼される学校づくりの原点は、教職員の意識改革にあると言われます。
 教職員一人一人が、子どもは地域の大切な宝であるという自覚のもと、学校経営参画意識を持って日々研さんに励み、実践的指導力や新しい時代に対応できる資質・能力を身につけることが大切であります。
 そのため、自校の教育活動を広く公開し、外部評価を受けたり、各種研究会・研修会への積極的参加や指導主事の学校訪問などによる研修の場を設け、教師としての資質・能力の向上に努めてまいります。
 また、公教育を担う教職員が常に教育公務員として市民の期待にこたえられるよう使命感・倫理観の確立にも取り組んでまいります。
 学校給食については、子供たちの健康教育の一環から、栄養バランスのとれた多様な献立を工夫するとともに、深川産米ほしのゆめの使用や野菜、加工品も地産地消に努めながら、安全で安心のできる給食を提供してまいります。
 また、食中毒を防止するために衛生管理の徹底やスライサー替刃用消毒保管庫の購入、自動手指洗浄器を増設するほか中学校分の食器、飯わんの更新を図るなど、施設設備の整備に努めてまいります。
 給食費については、米飯給食への助成措置を講じ、現行の給食費で週4回の米飯給食を堅持してまいります。
 第2は社会教育の振興であります。
 社会教育の総合的・計画的な推進については、基本目標を「人が輝く生涯活躍のまちづくりをめざして“変革の時代に対応できる自分づくり、ひとづくり”」と定めた第6次社会教育中期計画に基づき、多様化・高度化する市民の学習ニーズを的確にとらえ、生涯学習の観点に立って学習情報の提供や諸施策の推進に努めてまいります。
 また、創造的に生活課題等を解決する地域のコミュニティ活動や公民館活動、社会教育活動を支援してまいります。
 学習環境の整備については、市民の多様な学習ニーズに対応するため、公民館や文化・スポーツ施設などにおける学習機会の充実や学習情報の収集・提供を図ってまいります。
 また、学校や民間団体・グループとの連携・協働による学習活動を推進するとともに、社会教育施設の運営や事業計画への市民参画を拡充し、市民が参加しやすい学習環境づくりに努めてまいります。
 図書館においては、質の高い図書資料の収集に努めるとともに、幼児期から読書に親しむための機会づくりとして、市民ボランティアや学校と連携しながら、図書館の利用ガイダンスを実施するなど、子供たちの読書活動の推進に努めてまいります。
 各公民館、コミュニティセンター、生きがい文化センターなどの社会教育施設は、その機能が十分発揮され、市民の自主的な学習活動が一層推進されるよう、(仮称)豊泉コミュニティセンターの建設を初め、施設管理の見直しや施設設備の充実に努めてまいります。
 社会教育活動の充実については、活力ある地域社会を築いていくため、人々が学習の成果を生かし地域を担う主体的な存在となることが必要であります。
 社会教育・文化・スポーツ団体と連携した教室や講座の開催、市民が指導者となる学校支援ボランティアや図書館ボランティアの育成など、市民の学習成果を生かす仕組みと人づくりに努めてまいります。
 また、生活課題や地域課題に対応した学習機会を提供するとともに、各種の市民活動団体やグループの自主的な学習活動を支援し、地域づくり活動を促進してまいります。
 家庭・地域の教育機能の充実については、次代を担う子供たちに、明るい未来を力強く切り開いていくことができるたくましさや思いやりの心など、豊かな人間性をはぐくんでいくことが必要であります。
 各種事業の実施に当たっては体験学習に重点を置き、小・中学校区での家庭学級の開設や子ども企画事業の実施、少年少女ふるさと教室など、学校外活動の充実に努めてまいります。
 また、青少年の問題行動の未然防止に向け、学校と家庭、地域社会が連携・融合を図りながら、青少年への関心を高め実効性のある取り組みにより、家庭や地域の教育力の向上に努めてまいります。
 第3は芸術・文化の振興であります。
 芸術・文化活動の振興については、市民に感動や喜びをもたらし豊かな人間性を涵養し、創造力をはぐくむ大きな力となることから、ふるさと川柳の公募や、アートホール東洲館による芸術普及事業、生きがい文化センターでは、地元にゆかりのある演奏家や市民の公演を中心に、芸術・文化を身近に鑑賞できる多種多彩な機会を提供してまいります。
 また、市民の自主的な文化活動や交流を促進するため、引き続き文化総合芸術祭や公民館等フェスティバルなどでの成果の発表や交流の場を設けるほか、市民の劇団活動など創造的な文化活動を促進・支援するとともに、市民がつくる文化公演事業に対して助成してまいります。
 さらに、昨年開館した、文化交流ホールみ・らいで、演劇やコンサートなどの鑑賞事業のほか、最終年次となる北海道舞台塾事業を通した、舞台芸術関係者のスキルアップを目指し、地域文化の創造拠点として施設の運営を図るとともに、ソフト事業のあり方などを含め、関係機関・団体との連携により取り組んでまいります。
 歴史的文化財産の保存と活用については、今日に守り伝えられた、文化財の良好な保存・活用に努めるとともに、特色ある開拓の歴史や文化を多くの市民が理解し、次の世代に引き継がれるよう、郷土資料館などでの企画展示やふるさと学習を通じて、地域伝統文化への関心を高めてまいります。
 第4はスポーツの振興であります。
 スポーツの普及・振興については、市民一人一人が、体力や年齢に応じて気軽にスポーツに親しむことができるよう、市民皆スポーツを目標に、各種スポーツ・レクリエーション行事や教室を開催するほか、合宿チームとの交流など、スポーツに参加する機会の拡充を図り、生涯スポーツの振興に努めてまいります。
 また、これらの活動を推進するため、体育指導委員や民間指導者などとの連携を図るとともに、体育協会を初め、各種スポーツ団体の自主的な活動や、本市で開催される各種全道大会などの支援に努めてまいります。
 スポーツ合宿の招致については、スポーツを通じた活力あるまちづくりと地域経済の活性化に向けて、関係機関・団体と連携を図り、情報の収集や提供に努めるなど、積極的な合宿招致活動に取り組んでまいります。
 また、合宿チームの練習環境を整備するとともに、宿泊施設の確保や拡充についても、関係者と連携を図りながら、受け入れ体制の条件整備に努めてまいります。
 さらに、国内の陸上中・長距離界の一流選手が多数出場するディスタンスチャレンジ深川大会を、引き続き、北海道陸上競技協会と共催で実施し、新たな合宿チームの拡大に結びつくよう努めてまいります。
 スポーツ施設については、水泳の普及振興と健康増進の拠点施設である温水プールア・エールの利用者ニーズに対応したソフト事業の一層の充実を図るとともに、各体育施設における設備や備品の修繕や学校体育施設を開放するなど、施設の適切な管理と効率的な運用に努めてまいります。
 また、さわやか広場及び桜山のパークゴルフ場については、施設使用料を設定し、市民に親しまれる施設の運営に取り組んでまいります。
 以上、平成17年度の教育行政の主要な方針について申し上げました。
 教育委員会は、市理事者初め教育関係者とともに市民が、心豊かに学ぶことを通して、ふるさとづくりへの意欲や能力を高め、実践していけるよう教育行政の推進や重要課題に全力で取り組んでいく所存でありますので、より一層のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これで執行方針の説明を終わります。
 お諮りします。議案第3号ないし議案第15号の13件については、市長の市政執行方針の中で大綱の説明がありましたので、会議規則第36条第2項の規定によって提案理由の説明を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって議案第3号ないし議案第15号は提案理由の説明を省略することに決定しました。
 これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 お諮りします。議案第3号ないし議案第15号の13件については、20人の全議員で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査することにしたいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって議案第3号ないし議案第15号の13件については、20人の全議員で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査することに決定しました。
 お諮りします。ただいま設置されました予算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定によって、20人の全議員を指名したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって予算審査特別委員会の委員は、ただいま指名したとおり選任することに決定しました。
 暫時休憩します。

(午前11時03分 休 憩)


(午前11時14分 再 開)

〇議長(川中 裕君) 休憩前に引き続き開議します。


〇議長(川中 裕君) 日程第2 議案第16号深川市部設置条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第16号深川市部設置条例の一部を改正する条例について、提案理由を申し上げます。
 厳しい行財政状況にあって職員配置の適正化を進めるとともに、変化、多様化する市民ニーズに適切かつ迅速に対応できる簡素で効率的な体制づくりのため組織機構の改革を行うものであります。
 内容といたしましては、企画部と総務部を統合し企画総務部に、建設部と水道環境部を統合し建設水道部に改めるものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 本件は、総務文教常任委員会に付託します。


〇議長(川中 裕君) 日程第3 議案第17号深川市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第17号深川市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例について、提案理由を申し上げます。
 平成16年6月9日、地方公務員法の一部が改正され、人事行政運営における公正性、透明性の確保のため、人事行政の運営等の状況の公表が義務づけられ、本年4月1日から施行されますことから、これに合わせ条例を制定するものであります。
 主な内容は、毎年任命権者は人事行政の運営の状況を、公平委員会は業務の状況をそれぞれ市長に報告し、市長はこれを公表するものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 本件は、総務文教常任委員会に付託します。


〇議長(川中 裕君) 日程第4 議案第18号深川市保育所設置条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第18号深川市保育所設置条例の一部を改正する条例について、提案理由を申し上げます。
 広里保育園は、園児数の減少に伴い平成12年3月31日をもって閉園しておりましたが、既存施設の有効活用を図るため、他の福祉施設への転用などさまざまな検討をしてまいりました。しかし、適切な用途がないことから、地域のご理解をいただき、施設の解体撤去を行うため、平成16年2月、国、道に対して財産処分の申請をしていたところであります。このたび国、道からそれぞれ平成16年12月8日及び21日付で承認通知がありましたことから、本年3月31日をもって同保育園を廃止するものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 本件は、社会民生常任委員会に付託します。


〇議長(川中 裕君) 日程第5 議案第19号深川市水道事業の設置に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第19号深川市水道事業の設置に関する条例の一部を改正する条例について、提案理由を申し上げます。
 渇水期の水量不足、豪雨時の水の濁りなど、飲料水として問題を生じるおそれがあるとして、中・上多度志及び湯内の3地区から要望されておりました水質、水源確保対策について、補助事業により水道未普及地域解消事業を実施するため、水道給水区域に当該地区を追加する必要がありますことから、別表を改めるものであります。
 なお、施行につきましては、それぞれの地区において水道配水管布設工事が完了し、給水開始となった時点より随時効力を発するものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 本件は、経済建設常任委員会に付託します。


〇議長(川中 裕君) 日程第6 議案第20号深川市農業委員会の選挙による委員の定数及び選挙区並びに選挙区における委員数条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第20号深川市農業委員会の選挙による委員の定数及び選挙区並びに選挙区における委員数条例の一部を改正する条例について、提案理由を申し上げます。
 平成16年11月1日、農業委員会等に関する法律の一部を改正する法律が施行され、農業委員会の組織運営に係る市町村の裁量を拡大するため、農業委員会の選任委員の選出方法等が見直されました。
 主な内容は、団体推薦委員の推薦主体に土地改良区が追加され、また議会推薦委員の定数について、上限が5人から4人に引き下げられたものであります。
 これを受け、選任委員の推薦主体となる団体の明確化及び議会推薦委員の定数を4人と定めるため、所要の改正を行うものであります。
 また、委員の選出方法等を含めた条例となりますことから、題名を深川市農業委員会委員定数等に関する条例に改めるものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 本件は、経済建設常任委員会に付託します。


〇議長(川中 裕君) 日程第7 議案第21号深川市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第21号深川市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例について、提案理由を申し上げます。
 道路占用料につきましては、道路法の規定に基づき市が徴収する占用料の額等について条例で定めることとされておりますが、同法及び同法施行令が定める道路占用許可物件の一部について、本市ではこれまで該当がないことなどから明記しておりませんでしたが、占用物件の多様性及び法律等との整合などにかんがみ、改正を図るものであります。
 また、祭礼、縁日等に際し一時的に設けるものにつきまして、占用後における清掃経費等が徴収する占用料を上回るような状況もありますことから、設定料金の見直しを図るもので、あわせて字句の整理を行うものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 本件は、経済建設常任委員会に付託します。


〇議長(川中 裕君) 日程第8 議案第22号深川市普通河川管理条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第22号深川市普通河川管理条例の一部を改正する条例について、提案理由を申し上げます。
 本改正は、河川法の一部改正に伴い、平成16年4月1日、北海道河川法施行条例の一部が改正され、土地占用料の徴収に関し区分、単価及び算出方法が変更になりましたことから、本市においても同様の措置を講ずるものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 本件は、経済建設常任委員会に付託します。


〇議長(川中 裕君) 日程第9 議案第23号深川市都市公園条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第23号深川市都市公園条例の一部を改正する条例について、提案理由を申し上げます。
 平成16年12月17日、都市緑地保全法等の一部を改正する法律が施行され、都市公園管理に関する手続として、工作物等を保管した場合の公示の方法や売却の手続等に関する規定が追加され、その他所要の改正が行われましたことから、本条例においても同様の措置を講ずるもので、あわせて条文中の字句の整理を行うものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 本件は、経済建設常任委員会に付託します。


〇議長(川中 裕君) 日程第10 議案第24号深川市土地区画整理事業特別会計条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第24号深川市土地区画整理事業特別会計条例について、提案理由を申し上げます。
 深川駅北地区の土地区画整理事業におきまして、事業の施行年次後半に保留地処分金及び精算金などの特定事業に伴う収支が生じ、一般会計と区別して経理する必要があることから、地方自治法第209条第2項に基づき特別会計を設置するものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 本件は、経済建設常任委員会に付託します。


〇議長(川中 裕君) 日程第11 議案第25号深川市営住宅条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第25号深川市営住宅条例の一部を改正する条例について、提案理由を申し上げます。
 市営住宅吉住団地1棟3戸及び共同浴場1棟につきましては、昭和30年に設置以来49年を経過し、老朽化が著しく、空き住宅は政策空き家として管理しておりましたが、昨年11月をもってすべての入居者が退去したことから、用途廃止するものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 本件は、経済建設常任委員会に付託します。


〇議長(川中 裕君) 日程第12 議案第26号深川市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第26号深川市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例について、提案理由を申し上げます。
 菊水コミュニティセンター内に設置されております深川市菊水保育園の廃止に伴い、占用していた保育室2室を本年4月1日から研修室1、研修室2として供用するため、新たな料金設定を行うものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 本件は、総務文教常任委員会に付託します。


〇議長(川中 裕君) 日程第13議案第27号深川市さわやか広場条例の一部を改正する条例について及び議案第28号深川市桜山パークゴルフ場条例についての2件を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野順吉君)〔登壇〕 議案第27号深川市さわやか広場条例の一部を改正する条例について及び議案第28号深川市桜山パークゴルフ場条例についての2件について、一括して提案理由を申し上げます。
 パークゴルフ場につきましては、使用料を無料としておりましたが、適正な維持管理を行うため、使用料に関し必要な事項を定めるものであります。
 このため、さわやか広場につきましては条例の一部改正と条文中の字句の整理を行い、桜山パークゴルフ場につきましては施設機能の分離による効率的な運営を行うため、新条例を制定するものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 本件は、総務文教常任委員会に付託します。


〇議長(川中 裕君) 以上で本日の日程はすべて終了しましたので、本日はこれで散会します。
 なお、あすは午前10時から開議します。

(午前11時34分 散 会)



[議事日程][目次]