[目次]

平成17年 第4回

深川市議会定例会会議録 (第4号)

午前11時10分 開議 
 平成17年12月14日(水曜日)
午後 1時15分 閉会 


〇議事日程(第4号)

日程第 1 委員会報告第16号
議案第100号 深川市個人情報保護条例の一部を改正する条例について
議案第101号 深川市情報公開条例の一部を改正する条例について
議案第102号 深川市情報公開・個人情報保護審査会条例の一部を改正する条例について
議案第103号 深川市納税貯蓄組合補助金交付条例の一部を改正する条例について
議案第111号 深川リバーサイドパークゴルフ場条例について
請願第  1号 サラリーマン増税・消費税率引き上げなどくらし直撃の庶民大増税に反対を求める請願書
請願第  4号 個人所得課税における各種控除の安易な縮小を行わないことを求める請願
意見案第25号 個人所得課税における各種控除の安易な縮小を行わないことを求める意見書
日程第 2 委員会報告第17号
議案第104号 深川市上下水道経営審議会条例について
議案第105号 市道の路線廃止について
議案第106号 市道の路線認定について
議案第107号 深川市みどり館条例の一部を改正する条例について
日程第 3 委員会報告第18号
議会改革及び議員定数調査特別委員会の中間報告について
追加日程第1 発議第 2号 深川市議会議員定数条例の一部を改正する条例について
 
反対討論・
北名議員
日程第 4 意見案第26号 議会制度改革の早期実現に関する意見書
意見案第27号 真の「地方分権改革の早期実現」に関する意見書
意見案第28号 北海道財政の再建についての意見書
意見案第29号 米価の下支え制度の拡充を求める意見書
意見案第30号 森林・林業・木材産業施策の確立を求める意見書
意見案第31号 建設業等の経営基盤の安定及び季節労働者の雇用と生活の安定を求める意見書
意見案第32号 非核三原則の厳守と法制化を求める意見書
日程第 5 閉会中の継続審査の申し出について


(午前11時10分 開 議)

〇議長(川中 裕君) これより本日の会議を開きます。


〇議長(川中 裕君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。

〇議会事務局長(荒川 満君) 初めに、総務文教常任委員長から議案5件及び請願2件、経済建設常任委員長から議案4件の審査結果の報告がありました。
 次に、議会改革及び議員定数調査特別委員長からの中間報告がありました。
 次に、鍜治議員外から意見案1件、東出議員外から意見案7件の提出がありました。
 次に、第4回定例会4日目の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
 報告を終わります。


〇議長(川中 裕君) 日程第1 委員会報告第16号議案第100号深川市個人情報保護条例の一部を改正する条例についてないし議案第103号深川市納税貯蓄組合補助金交付条例の一部を改正する条例について、議案第111号深川リバーサイドパークゴルフ場条例について、請願第1号サラリーマン増税・消費税率引き上げなどくらし直撃の庶民大増税に反対を求める請願書及び請願第4号個人所得課税における各種控除の安易な縮小を行わないことを求める請願の7件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 鍜治総務文教常任委員長。

〇総務文教常任委員長(鍜治敏夫君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第100号深川市個人情報保護条例の一部を改正する条例についてないし議案第103号深川市納税貯蓄組合補助金交付条例の一部を改正する条例について、議案第111号深川リバーサイドパークゴルフ場条例について、請願第1号サラリーマン増税・消費税率引き上げなどくらし直撃の庶民大増税に反対を求める請願書及び請願第4号個人所得課税における各種控除の安易な縮小を行わないことを求める請願の7件について、総務文教常任委員会で審査しました概要と結果についてご報告申し上げます。
 議案第100号ないし議案第103号、議案第111号、請願第1号及び請願第4号は、本定例会において当委員会に付託され、12月9日に委員会を開催し、所管の部課長等の出席を求め、審査を行いました。
 初めに、議案第100号深川市個人情報保護条例の一部を改正する条例についてないし議案第102号深川市情報公開・個人情報保護審査会条例の一部を改正する条例について、一括して審査を行いましたので、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、個人情報保護条例において罰則規定を設ける意義について。
 答え、地方公務員法において職員が職務上知り得た秘密を漏らしてはならず、その職を退いた後も同様とするとされており、これに違反した場合に罰則が適用されます。今日の高度情報通信社会の進展による個人情報の利用拡大により、個人情報の漏えい等の危険が増大し、一たん漏えい等が発生した場合の被害は甚大になるおそれがあり、個人の権利、利益を大きく侵害するばかりでなく、行政に対する信頼も著しく損なうことになることから、職員の不正な個人情報の取り扱いを抑止し、厳格な条例の適用に努めるため、個人情報保護条例においてより重い罰則を設けるものです。
 問い、個人情報流出の事件、事故に対する未然防止策は。
 答え、市の保有する個人情報については、法令や条例において適正な取り扱いが求められていることから、職員、受託者や指定管理者等に改正条例の内容を周知徹底するとともに、契約書また協定書等の見直しも検討するなど、個人情報の保護を図るため適切な対策を講じてまいります。
 問い、個人情報保護と情報公開との取り扱いについて、職員や指定管理者の従事者に対し、研修等を行う必要があるのでないか。
 答え、行政情報等については、基本的には市民と共有すべきものであり、公開を原則とするものです。今回の条例改正についても法律等の趣旨、内容等に即応した改正を提案していますが、原則公開の基本スタンスは変わるものではなく、情報公開条例の公開しないことができる公文書に定める個人情報等についてのみ公開しないことができることとしているもので、個人情報の適正な取り扱いが定められているものです。このことから、これら条例に基づく具体的な取り扱いに際し、職員が制度を正しく理解し、運用することが必要であり、各実施機関における権限と責任等についても再認識する必要があります。今後指定管理者を含め、庁内全般に対する周知徹底を図ってまいります。
 問い、住民基本台帳の関係で、本来守らなければいけない情報が野放しに悪質な利用に供された事例があったが、どう考えるか。
 答え、住民基本台帳の閲覧は住民基本台帳法に基づき行えるもので、何人も住民基本台帳の一部の写しの閲覧を請求することができるなどとされています。閲覧の対象は、氏名、生年月日、性別、住所の4情報に限定されているものです。住民基本台帳の閲覧制度を悪用した事件やダイレクトメールなどの営業活動のため大量に閲覧がされ、広く利用されているという問題点が指摘されています。このため、総務省の住民基本台帳の閲覧制度等のあり方に関する研究会では本年10月、現行の閲覧制度を廃止し、閲覧できる主体と目的を限定するとともに、申請審査手続等についても整備するなど、個人情報保護に十分留意した新たな制度として構築すべきと考えるということの報告をしています。この報告を受け、今後総務省において検討が行われるものと考えています。
 問い、今回の条例改正に伴う市民への内容等の周知については。
 答え、広報ふかがわや市のホームページに掲載するとともに、関係する団体、組織などに対しては各所管から周知を図るよう指示を徹底していく考えです。
 質疑終結後、採決に入り、議案第100号ないし議案第102号は全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第103号深川市納税貯蓄組合補助金交付条例の一部を改正する条例について、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、今後納税貯蓄組合の解散などにより徴収率の低下が懸念されるが。
 答え、納税貯蓄組合の活動による納付額は、徴収率に大きく貢献していただきましたが、今回の改正後は事務費補助金が基本となることから、組合の解散も懸念されます。そこで、徴収率の低下とならないように口座振替の一層の推進、賦課職員の協力、徴収体制のさらなる強化を図っていきます。
 問い、道内各市の納税貯蓄組合に対する交付状況は。
 答え、納税貯蓄組合に対して一切の支給をしていない市が当初からこの制度がない苫小牧市を含め21市あります。また、全廃を予定する市が6市です。赤平市と千歳市は、現状のままで当分の間いくようです。留萌市については、本市が今回行おうとしている内容と同様に事務費補助のみを残している状況です。
 問い、組合に対して感謝の意を表しているのか。
 答え、組合はできる限り存続いただきたいという考え方です。全道各市の実態を見ても事務費を支給していない自治体が非常に多くなってきていますが、今回事務費補助という意味での1人200円は残すということで、市としての感謝の意味も込めております。
 質疑終結後、採決に入り、議案第103号は全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第111号深川リバーサイドパークゴルフ場条例について、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、新しいパークゴルフ場の整備内容は。
 答え、占用した約6.9ヘクタールの中で5コース、45ホールの造成のほか、利用者の便益施設として男女トイレ1棟、あずまや2カ所、水飲み場2カ所、駐車場は上流に28台、下流に80台の2カ所、ベンチは各コースの1番ホール及びロングホールなどに合計10台設置し、楽しく、また安らぎの中でプレーいただけるよう整備しました。
 問い、造成建設費用と財源内訳は。
 答え、平成15年度に設計費が38万3,250円、平成16年度の第1期工事が3,962万7,000円です。本年度は3,019万6,500円で、合計で7,920万6,750円の費用がかかっています。このうち北海道の補助が3,750万円あり、そのほかに充当率75%の一般単独の起債事業で対応しています。
 問い、管理費が平成18年度予算で2,300万円を見込んでいるが、19年度以降はどの程度になるのか。
 答え、予算要求をしている約2,300万円のうち、初期投資として考えているのは約180万円で、この180万円が平成19年度以降はなくなります。
 問い、今回はコース数が大幅に違うが、料金は一緒である。これらに対する考え方は。
 答え、今回も今までと同様の対応でコース、ホールの数にかかわりなく1日自由に利用していただく料金設定が適当との判断です。しかし、いずれ料金の見直しの時期にはその段階で検討していきたいと考えています。
 問い、障がい者用トイレが設置されていないが、どういうことか。
 答え、他のパークゴルフ場については、永久構造物として障がい者用トイレをそれぞれ設置していますが、今回は河川敷ということもあり、永久構造物としてつくれず、設置しておりません。しかし、公共施設のトイレには必ず身障者のトイレも用意するという基本的な考え方は変わりませんので、今後増設の際身障者対応が可能な内容で検討していきます。
 問い、今後スポーツ施設という位置づけとしてのパークゴルフ場をつくる考えはあるか。
 答え、今回5コース、45ホールを整備することにより、当面の状況では十分な供給を果たしているのではないかと認識しています。
 質疑終結後、採決に入り、議案第111号は全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。
 次に、請願第1号サラリーマン増税・消費税率引き上げなどくらし直撃の庶民大増税に反対を求める請願書及び請願第4号個人所得課税における各種控除の安易な縮小を行わないことを求める請願について申し上げます。
 請願第1号及び請願第4号は、一括して審査を行いました。請願第1号の請願者は深川地方労働組合総連合議長、吉田登美雄氏で、請願の要旨は、小泉首相や谷垣財務大臣などが定率減税の廃止など、国民の暮らしを直撃する増税強行を言い出している。労働者の賃金は下がり続け、年金や雇用保険料の引き上げなどで生活苦が拡大されているとき、給与所得税の増税は死活問題となる。所得税、消費税と生活費に次々と重税を課す、この事態から国民の暮らしを守るために請願項目として、1、定率減税の廃止、給与所得控除の縮小、配偶者控除や扶養控除の縮小、廃止などのサラリーマン大増税を行わないこと。2、消費税率の引き上げを行わないこと。3、大企業大金持ち優遇の減税をやめ、能力に応じ公平に課税することの3点について小泉内閣、関係機関に意見書の提出を求めるものです。
 請願第4号の請願者は連合北海道深川地区連合会会長、池田淳氏で、請願の要旨は、政府税制調査会の基礎問題小委員会の本年6月に取りまとめられた個人所得課税に関する論点整理では、勤労者世帯を中心に大規模な増税につながる内容が列挙されている。国は各種控除の縮小、廃止に言及する前に、まず着実な景気回復により税収の自然増を図るとともに、歳出削減を初め、国民が納得できる歳出構造改革を行い、不公平税制の是正を早期に実施し、また所得税から個人住民税への税源移譲に当たり、国民の税負担が税源移譲の前後で変化しないよう十分な配慮措置を講じることを要望することについて、関係機関へ意見書の提出を求めるものです。
 審査の中で北名委員から、請願第1号の1項目について、今景気が非常に低迷し、国民の生活が大変な中、国民の暮らしに大きく寄与しているという点で大増税をしないようにということ、また2項目について、消費税そのものに私たちは反対しているが、それをさらに大幅に引き上げるということは本当に国民生活が大変な事態になるということ、3項目は、大企業大金持ちの優遇税制をやめ、応分の負担をしてもらうのは当然であるということから、請願第1号のすべての項目に賛成するとの討論がありました。
 その後、採決に入り、請願第1号の1項目、定率減税の廃止、給与所得控除の縮小、配偶者控除や扶養控除の縮小、廃止などのサラリーマン大増税を行わないことは全会一致で採択、2項目、消費税率の引き上げを行わないこと及び3項目、大企業大金持ち優遇の減税をやめ、能力に応じ公平に課税することは賛成少数で不採択となり、請願第1号については一部採択すべきものと決定しました。
 次に、請願第4号は全会一致で採択すべきものと決定し、あわせて別紙ご配付の意見書を関係機関に送付することを決定いたしました。
 以上で総務文教常任委員会の報告を終わります。

〇議長(川中 裕君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決に入ります。
 初めに、議案第100号ないし議案第102号の3件を一括して採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって議案第100号ないし議案第102号は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第103号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって議案第103号は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第111号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって議案第111号は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、請願第1号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は、1項目は採択、2項目及び3項目は不採択、よって本件は一部採択であります。
 本件は分割して採決します。
 初めに、請願第1号の1項目を採決します。
 請願第1号の1項目は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって請願第1号の1項目は委員長の報告のとおり採択することに決定しました。
 次に、請願第1号の2項目及び3項目を採決します。
 この採決は、起立によって行います。
 請願第1号の2項目及び3項目を採択することに賛成の議員の起立を求めます。

(賛成者起立)

〇議長(川中 裕君) 起立少数。
 請願第1号の2項目及び3項目は不採択とすることに決定しました。
 よって、請願第1号は委員長の報告のとおり一部採択とすることに決定しました。
 次に、請願第4号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は採択であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって請願第4号は委員長の報告のとおり採択することに決定しました。
 次に、意見案第25号を採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって意見案第25号は原案のとおり可決されました。


〇議長(川中 裕君) 日程第2 委員会報告第17号議案第104号深川市上下水道経営審議会条例についてないし議案第107号深川市みどり館条例の一部を改正する条例についての4件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 八木経済建設常任委員長。

〇経済建設常任委員長(八木茂章君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第104号深川市上下水道経営審議会条例についてないし議案第107号深川市みどり館条例の一部を改正する条例についての4件について、経済建設常任委員会で審査いたしました概要と結果についてご報告申し上げます。
 議案第104号ないし議案第107号は、本定例会において当委員会に付託され、12月9日に委員会を開催し、所管の部課長等の出席を求め、審査を行いました。
 初めに、議案第104号深川市上下水道経営審議会条例について、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、委員選任に当たって、公募枠や女性枠の考え方について。
 答え、各種委員会、審議会等の委員選任等に関する基準により、委員の公募枠は委員定数の20%程度とすることになっており、基準に基づき審議会の委員定数15人の20%、3人以内の範囲で公募したいと考えています。女性委員についても委員定数の30%以上を目標とすることになっていますので、難しい面もありますが、できる限り目標以上の女性委員の委嘱ができるよう努力します。
 問い、委嘱する委員の他の委員会との重複についてはどう考えているのか。
 答え、各種委員会、審議会の委員とできるだけ重複しない形で委嘱をしていきたいと考えています。
 問い、都市計画審議会の委員の中には、市議会議員の委員が含まれているが、議員枠の考え方について。
 答え、審議会の中に議員を委員として委嘱する考えはありません。
 質疑終結後、採決に入り、議案第104号は全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第105号市道の路線廃止について及び議案第106号市道の路線認定について、現地調査を含め、一括して審査を行いました。質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、向東農免農道線と豊泉農免農道線の接続の考え方について。
 答え、向東農免農道線については、北海道空知支庁において農道整備事業で道路整備を行っている路線であり、向陽、稲田地区と音江地区を国道12号線を通らずに接続できる路線として農業用重要な路線と位置づけをしていますが、豊泉農免農道線に接続する部分は、財政状況が厳しいこともあり、事業費の縮小を図り、規模を落とした構造で整備ができるよう事業主体の北海道に要望しており、事業の計画変更を検討しているところです。
 質疑終結後、採決に入り、議案第105号及び議案第106号は全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第107号深川市みどり館条例の一部を改正する条例について、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、みどり館の利用状況について。
 答え、利用団体は延べ157団体、使用者は年間約1万人です。
 問い、みどり館の利用対象者の拡大についてどのように考えているのか。
 答え、現在社会福祉団体や社会教育団体、その他公益上必要と認めた団体などにもお貸ししています。みどり館は無料の施設であり、市では行財政改革の一環として施設全体の使用料、手数料の見直しを行っており、他の施設とのかかわりもありますが、平成18年度中に条例改正を提案しようと考えていますことから、その中で利用できる対象者についても拡大に向けて検討しています。
 質疑終結後、採決に入り、議案第107号は全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。
 以上で経済建設常任委員会の報告を終わります。

〇議長(川中 裕君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決に入ります。
 初めに、議案第104号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって議案第104号は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第105号及び議案第106号の2件を一括して採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって議案第105号及び議案第106号は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第107号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって議案第107号は委員長の報告のとおり可決されました。


〇議長(川中 裕君) 日程第3 委員会報告第18号議会改革及び議員定数調査特別委員会の中間報告についてを議題とします。
 議会改革及び議員定数調査特別委員長から会議規則第44条第2項の規定により中間報告をしたいとの申し出があります。
 お諮りします。本件は申し出のとおり報告を受けることにしたいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって議会改革及び議員定数調査特別委員長から中間報告を受けることに決定しました。
 委員長の発言を許可します。
 東出議会改革及び議員定数調査特別委員長。

〇議会改革及び議員定数調査特別委員長(東出治通君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議会改革及び議員定数調査特別委員会の中間報告について申し上げます。
 本委員会は、本年第1回定例会最終日の3月18日に議員提案の決議により全会一致で設置されたものであります。
 委員会の開催状況及び調査活動状況は別紙報告書のとおりでありますので、説明は省略いたしますが、まず当委員会に付託されました調査事件のうち、一定の結論に達しました議員定数に関して報告いたします。
 この議員定数のあり方についての委員会の調査概要は、今定例会初日の陳情審査の結果報告で詳しく説明しましたので、重複を避けるためにも本日は簡潔に報告をさせていただきます。
 3月以降10回にわたり委員会を開催し、議論を重ねた結果、議員定数に関する意見の大要として、議会と行政とのかかわり、民意の反映等を考慮した場合、議員定数は現状維持の20人。行財政を取り巻く情勢から判断して、若干の削減もやむなく2人減の議員定数は18人。市民世論、類似市の状況から判断し、また議会機能の維持への支障を最小限に考慮し、4人減の議員定数は16人に集約されました。
 委員会としては、全会一致で意見をまとめるべく調整を図りましたが、意見の一致を見るに至らず、最終的に去る12日の委員会で採決したところであります。
 その結果、4人削減すべきが賛成多数となり、特別委員会においては議員定数は16人にすべきとの調査結果になりました。
 次に、当委員会に調査事件として付託されましたもう一つの重要課題であります議会改革についてであります。
 特別委員会としては、予算関連のもの、急いで取り組むべきもの、時間をかけて取り組むべきもの、今任期中に改善できるもの、来期の改選後の任期にかかわるものなどを整理し、今後も精力的に調査検討していくことを確認し、継続して調査することになりました。
 以上で議会改革及び議員定数調査特別委員会の中間報告を終わります。

〇議長(川中 裕君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 以上で議会改革及び議員定数調査特別委員会の中間報告を終わります。
 暫時休憩します。

(午前11時45分 休 憩)



(午後 0時59分 再 開)

〇議長(川中 裕君) 休憩前に引き続き開議します。


〇議長(川中 裕君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。

〇議会事務局長(荒川 満君) 東出議員外から発議1件の提出がありました。
 報告を終わります。


〇議長(川中 裕君) ただいま東出議員外から発議第2号深川市議会議員定数条例の一部を改正する条例についてが提出されました。
 お諮りします。発議第2号深川市議会議員定数条例の一部を改正する条例についてを日程に追加し、追加日程第1として直ちに審議することにしたいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって発議第2号を日程に追加し、追加日程第1として直ちに審議することに決定しました。



〇議長(川中 裕君) 追加日程第1 発議第2号深川市議会議員定数条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 北本議員。

〇10番(北本清美君)〔登壇〕 ただいま議題となりました発議第2号深川市議会議員定数条例の一部を改正する条例について、提出者を代表して提案理由を申し上げます。
 本件は、先ほどの本会議における議会改革及び議員定数調査特別委員会の中間報告にありました議員定数にかかわる調査の結果に基づき提出するものであり、本則に規定しております議員定数を20人から16人に改めようとするものであります。
 なお、附則において、この条例は次の一般選挙から施行する旨を規定しております。よろしくご審議の上、原案にご賛同賜りますようお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありますので、指名します。
 北名議員。

〇20番(北名照美君)〔登壇〕 日本共産党議員団を代表いたしまして、市議会議員の定数を一人も減らしてはならないという立場から、4人減員の本提案に反対する態度を表明します。
 今地方議会は危機にあると思います。議会が本来の役割をみずから後退させようとする姿勢が顕著だからです。自民党政治とその意のままに従ってきた地方自治体によってつくり出された地方財政の膨大な赤字を理由にして、地方議会の議員削減が各地で蔓延しています。考えるに、赤字財政の原因のチェックを十分に行い得なかった議会としての責は免れるものではありません。ですからこそ議会が本来の力を持ち、そのために改革を行い、努力しなければならないのに、定数削減はそのことに逆行するものであります。
 議会本来の役割は、言うまでもなく行政に対するチェック機能であり、多様な民意を行政に反映することにあります。よく選挙のときに隅々まで行き届いた行政、日の当たらないところに日を当てる行政をつくるとどの候補も演説しますが、これが票目当ての言葉でなく、そのことを真剣にやろうとすれば、議員を減らす発想は出てこないと思います。
 行政のチェックについてもしかりです。深川市の行政をとってみた場合に、市長部局は4部13課2支所42係3園あります。外局の教育委員会は1部3課1館1所10係、さらに選管、農業委員会、議会、そして監査の各事務局を合わせて4局6係です。また、病院は1部2課1室8係となっています。全部合わせると6部4局18課2支所1館1所1室3園66係と、こういうぐあいになります。これらの行政機構のすべてをチェックすることは不可能です。それだけにより多くの目、多様な目でのチェックが必要であり、不可欠です。
 何点か言います。1、河野市長の箱物行政が基金を半減し、負債を倍増し、ひいては市民にツケを回すということになり、また福祉をことごとく削減している、このことに市議会も責任の一たんがあると思います。
 2、市民が望んでいる議会は、より活発な、より市民の身近にある議会だということ。先日市議会傍聴に来たある市民が率直な感想としてこう言っていました。どうしてあんなに休憩ばかりやって、一方では共産党の時間は窮屈なのかと。また、答弁はあれは何なのだと、まともに答えていないではないかと、あれで議会は許すのかと、このように厳しく言っていました。傍聴者に失望を与える議会は果たしてどうなのかと。再検討が必要だと思います。
 3、議員数の削減は、ますます議員を市民から離れたものにしていきます。それは、物理的、空間的にもそうですが、感覚的、精神的にもそうなっていきます。さらに、新人や女性議員が登場することがより困難になってきます。
 私が出た30年前は、定数が当時の法定数どおりの30人でした。この場で体験しているのは、私と河野市長だけですが、まさに多様な方がいました。幸い私は安藤義春さんという立派な先輩から指導を受けましたが、同時に多くの他会派の先輩からも教えられ、育てられました。言いたいのは、多様な立場の重大性です。これは何物にもかえれないものです。人数が減ったら質を高めればいいと言う人がいますが、それは詭弁だと思います。議員の一人一人は、みずからの重さを今しっかりかみしめることが必要です。
 うれしいことに現状維持の陳情が2本出されました。1本は議員定数を維持する会代表、川島勝彦さんを初めとする70人のものであり、もう一本は深川市を愛する市民の会代表、中野智行さんによるもので、いずれも議員定数の維持を求めるものです。反対の減員を求めるものは一つも出ていません。この議員定数のことについて、もっと市民の意見を聞くべきだと思います。もちろん削減すべきという声もあれば、苦言もあると思います。そのどれにも耳を傾けることが出発点でないかと思います。その点で、今回の議論は大きな瑕疵を残したと私は思っています。
 行財政改革あるいは議会改革、このことが今声高に叫ばれています。財政の面で言うなら、費用弁償、政務調査費、旅費など、あるいは報酬も含めて検討する面はいろいろあると思います。議員数は現状より一人も減らしてはならないということを強調いたします。何が幹で何が枝なのかの見きわめが大事です。枝と一緒に幹を切ることは愚です。たらいのお湯と一緒に赤子を流してはなりません。今回の提案は、後世に悔いを残すことになると予言をし、私の討論といたします。

〇議長(川中 裕君) これより発議第2号を採決します。
 この採決は、起立によって行います。
 本件は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。

(賛成者起立)

〇議長(川中 裕君) 起立多数。
 よって、発議第2号は原案のとおり可決されました。


〇議長(川中 裕君) 日程第4 意見案第26号議会制度改革の早期実現に関する意見書ないし意見案第32号非核三原則の厳守と法制化を求める意見書の7件を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 田中昌幸議員。

〇4番(田中昌幸君)〔登壇〕 ただいま議題となりました意見案第26号議会制度改革の早期実現に関する意見書ないし意見案第32号非核三原則の厳守と法制化を求める意見書の7件について、提出者を代表し、提案理由の説明を申し上げます。
 本件につきましては、お手元に配付しております内容により関係機関に提出するもので、内容の説明は省略いたしますが、議決くださいますようよろしくお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより意見案第26号ないし意見案第32号の7件を一括して採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって意見案第26号ないし意見案第32号は原案のとおり可決されました。


〇議長(川中 裕君) 日程第5 閉会中の継続審査の申し出についてを議題とします。
 本件は、総務文教常任委員長及び社会民生常任委員長から、別紙ご配付のとおり閉会中の継続審査の申し出があります。
 お諮りします。申し出のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって申し出のとおり閉会中の継続審査とすることに決定しました。


〇議長(川中 裕君) これで本定例会に付議されました事件の審議はすべて終了しましたので、平成17年第4回深川市議会定例会を閉会します。

(午後 1時15分 閉 会)


[議事日程][目次]