予算審査特別委員会記録 (第3号 2/2)
一般会計歳出質疑 | ・ 3款 民生費 ・ 4款 衛生費 ・ 5款 労働費 ・ 6款 農林水産業費 ・ 7款 商工費 ・ 8款 土木費 ・ 9款 消防費 ・10款 教育費 |
(「関連」と呼ぶ者あり)
〇北名委員 除排雪で関連して聞きます。
3点聞くのですが、1点目はこの時期になっての雪が多かったということでかなり市街地で1車線になっているところがあると。急いで幅広くしたところもありますけれども、近所の方からも「この雪で深川の予算ないんでしょう」とか、「補正しているのかい」と言われるのです。「いや、違うんだよ」と、「お金があるし、この間減額したんだよ」ということなのです。それで、「したら、お金あるのになして来ないの」と、「こんな1車線になったこと今までないよ」、これが会話なのです。そこで、緊急事態においては絶対事故起きるという、絶対とは言わない、事故が起きるのではないかという危険な状況が何日もずっとあったと。私のうちの前はたまたま昨日から広くなりましたけれども、まだ緑町なんかはどうなっているかなという心配をしているのです。西町なんかはそういう状況がありますけれども、その辺でいろいろあると思うけれども、やっぱり交差できるような状況をつくっておかないと、大体お互い車待ち合いっこというか、そうしてかわしているわけですから、それが1点。
2点目は、自分のうちの前をきれいにして道路を狭くしているというのはたくさんあるわけ。これは、その方の事情はあると思う。投げる場所がないとか、苦労しているとは思うのだ。だけれども、モラルの問題も確かにあるのです。この問題をどう解決するかということでどう考えているのか。そういう状況が野放しにされているから、道が蛇行して1車線の道がヘビみたいに、スネークだ、そういう状況になっているのです。それが2点目。
3点目は、深川の除雪頑張っているというのは私もいつも言ってきているけれども、とはいっても苦情たくさんあるのは事実です。そこで、いつまでも深川の除雪頑張っているという評価だけではなくて、進まなければいけない。門口除雪が進んだでしょう、今回。門口除雪はよく進んだ。そういう形でとりわけお年寄り社会になってきているというか、年寄りがふえてきているから、そこに向かって除雪自体も前進、改善をやらなければいかぬと思うのです。その辺についての考えも含めて聞きたいと。
〇森下建設課主幹 除排雪につきまして清水委員さん、関連で北名委員さん、随時お答えをさせていただきます。
清水委員さんの1点目、業務委託の積算の根拠についてということでございますが、市道除雪におきまして平成16年度の委託路線延長は約365キロメートルでございます。ご質疑の積算の考え方でございますけれども、深川市内地域を大別いたしまして、音江、深川、多度志地区に分け、年間の平均降雪量を基準にシーズン中の出動回数を決めてございます。また、路線の地形及び幅員、路盤の状況等を考慮し、除雪車種を選定し、路線ごとに算出をしてございます。なお、単価につきましては北海道統一単価を使用し、全体委託額を積算し、実施したところでございます。
次に、異常気象による委託額の変更についてでございますが、積算ではさきに申し上げましたように過去の実績により平均降雪量で積算しておりますことから、降雪量の多い少ないことに伴う変更は行ってございませんが、特に豪雪のような状況の年になった場合は誠実に協議をさせていただきます。
次に、北名委員さんの除雪路線の通行確保ということでございますが、今年の降雪は3月に入りかなり降った日数がございますから、例年になく堆雪量が多く、車道を狭めているのはご質疑のとおりでございます。除雪路線におきましては、排雪も含め委託契約をしておりますが、特に2車線程度の幅員の路線は除雪により両側を堆雪スペースにいたしますことから、車道が狭くなってございます。このことから、ことしのような多雪の現状を配慮し、平成17年度は路線ごとにさらに研究をいたしたいと考えてございます。なお、今年度におきましてはこれから融雪が一段と進むという時期でございますので、車道の拡幅を中心に進めてまいりますので、ご理解をいただきたいと思います。
次に、除雪に対する市民への周知、モラルということでございますが、例年行政連絡員会議の中で除雪に対するお願いを実施し、また広報ふかがわ、市からのおしらせ、ホームページを通じ道路に雪を出さないように広く市民にお願いしているところでございます。雪の多く降った日は、敷地内処理ができずに道路に出されることが多々見受けられますことから、パトロール時においても雪を出さないようにということで個々にお願いしてございます。いずれにいたしましても、市民生活の安全を確保するために努力をしてまいりたいと存じます。
3点目の門口に雪の入らないような除雪ということでございますが、除排雪におきましては安全確保を重点に実施しておりますが、ご質疑の弱者家庭の門口に入らない除雪につきましては現在もできるだけ配慮して行っております。がしかし、朝の7時30分前に終わらすこともあり、難しいものもあります。なお、一部除雪のはねに工夫をしてございますので、今後も努力してまいりたいと考えてございます。
〇北名委員 雪の問題というのは地球がある限り、深川がこの場所からどこかへ行くことできない限りずっとあります、これからも。そういう意味では、この問題をどう解決というか、前進させるかというのは、深川で快適というか、住まうかどうかの非常に大きな出来事なのです、だれもがわかっているように。
そこで、妙案を言います。それは、何かというと、さっきの2番目に言ったモラルの問題もそうだけれども、みんな見ていたって、パトロールのとき見れば言うと言われたけれども、ふだん的にそういうのはたくさん見受けられるけれども、よう言い切れぬと思うのだ、役所も町内会も。何が妙案かというと、シーズンの前に懇談会をあちこちで持つのさ。市町村合併ではやらぬでもいいようなのをたくさんやったけれども、こういうのをやるわけ。そうすると、いろんな不満が出てきます。だけれども、あなた方が言いたいこともたくさん言って、そして合意したらモラル高まるのだ。僕は、間違いないと思うのだ、住民意識が高まるから。私の知る限りというか、私の記憶の片隅には滝川や岩見沢なんかもそういうのやっているという認識がある。やっぱりそれは雪の問題が地球のある限り、地域がよそへ行けない限り存在する問題として位置づけていると思うのです。ぜひ森下主幹、位置づけをしていただきたいと思うが、いかがですか。
〇八木委員長 簡潔にお願いします。
〇森下建設課主幹 お答えいたします。
ただいまの除雪の進め方につきまして、滝川市、岩見沢市、他市の例を紹介いただきましてありがとうございます。そのようなことから、今後両市の進め方など含めまして情報を多く取り入れながら、市民の方々と今より少しでも充実されるような除雪のあり方をさらに研究してまいりたいと思います。
〇北本委員 別冊、19節調べの19ページにあります道路維持費の中の道路愛護事業についてでありますけれども、市道などの道路用地は本来公共用地として深川市が維持管理するのが自然でありますが、従来農村部にあっては地先、地域の人たちが草刈りや修復をしてまいりました。最近は高齢化と面積の拡大、おまけにポイ捨てなどによるごみ集め、山菜とりの穴の修復などでもてあましぎみになっています。しかし、今農村の景観、環境美化、加えて害虫予防などから、その維持管理に努力をしているのが現状であります。
そこで、この予算が減額になった事情についてお伺いをいたしたいと思います。
〇森下建設課主幹 お答えをいたします。
道路愛護事業交付金の減額でございますが、この道路愛護事業は地域沿線の方々により草刈り、清掃等実施していただき、道路環境の向上に努めていただいていることに対し感謝申し上げます。ご質疑の道路愛護事業にかかわる交付金が前年度より減額されていることについてでございますが、厳しい状況により全市的に行財政改革に取り組むことに伴いまして、前年度より10%の削減となってございます。今後もこの事業にご理解とご協力いただきながら進めていきたいと考えてございます。
〇北本委員 今のお答えの中で、私はちょっと誠意がないのでないかと思うわけです。確かに行財政改革という命題はあるのですけれども、これは基本的には市が維持管理をしていく、それを考えたらこれら道路愛護、あわせて河川愛護も含めて市がこれを維持管理するとすればどれぐらい経費がかかるのか、市の方でその辺試算してみたことがあるのかどうか、一遍検討していただきたい、相当な経費になると思うわけです。それらを地域の人たちが一生懸命維持管理をしている、そのことに対して市としてはご褒美という感じを持って接するべきだ、そういうぐあいに思うわけでして、本当にいただいた金額というのは地域にすれば非常に少額でして、個々に分けるほどにはなっていない。それを地域では、町内のいろんな活動の中のほんの一部の足しにさせていただいて、地域の中でコミュニティの醸成に使ったり、いろんなことでありがたく使わせてもらっている。そんな実情をもう少し判断するならば、もっともっとこのことをありがたく思って、そのことに対する感謝の気持ちを持ってこの交付を実施してもらう、そういう気持ちがやはり大事だろう、そんなふうに思うわけですから、単純に行財政が大変だから、そんなことで片づけられてもらっては困るので、そのことを十分認識してご答弁をお願いしたいと思います。
〇森下建設課主幹 お答えさせていただきます。
基本的に今言われましたように市道、河川も含めてでございますが、管理するのは市がしなければいけないという責任を重々感じてございます。そんな中で全体的な試算をということでございますが、これは現実的に試算をしたことはございません。そんな中で少ない予算の中で地元の皆さん方には大変ご苦労いただいていて、私ども感謝の気持ちを持っているかということでございますが、感謝の気持ちは十分感じてございます。そのような中で一種のボランティアというような形になっているようなところも一面ございますが、どうかみんなで使う道路ということでご理解をいただきたいものと存じます。
〇太田委員 道路維持費のところで説明欄の2項、駅前広場の維持管理についてお伺いいたします。
予算の部分では漸減ということでありますけれども、駅前、駅前といいましても本屋側のカラータイルのないところ、軒下の方です。あとは立派な庭があるわけですけれども、こういったところは別にして駅前広場というところの維持管理についての予算づけだと思いますけれども、内容についてお知らせいただきたいと思います。
〇森下建設課主幹 駅前広場の維持管理の内容についてお答えさせていただきます。
ご質疑の駅前広場の維持管理の内容でございますが、日常の巡回清掃、これはごみ拾いが主でございます。花壇の維持、草取りが主でございまして、年10回ということで組んでございます。また、樹木の管理、これは冬囲い、剪定等でございます。噴水の清掃、期間は5月から9月を考えてございます。また、冬期間はバス、タクシーの乗降口の除雪と各シェルターの除雪がございます。駅前広場は、駅を利用する人や広く市民に安らぎと憩いの場を提供する施設として整備されてございますので、今後も適正な維持管理に努めてまいりたいと思います。
〇八木委員長 2項道路橋梁費を終わります。
3項河川費、118ページから119ページ。
〇松沢委員 ここで二つお尋ねします。
河川維持費、118ページになりますが、以前一般質問でもお尋ねをしてきましたけれども、ペンケの築堤についてまずお尋ねします。かなりできてきていると思って先日行ってみましたけれども、橋げたなども今工事中のようですが、進捗状況、完成のめど、それから地域との話し合いもされていると思いますが、どういう要望が出てどんな話し合いがされてきたか、このあたりを聞かせてほしいと思います。
もう一点は、納内のアモイ川の今ふるさと農道として整備しているところなのですが、アモイ川下流の部分の整備です。これは、かんがい溝が通っている下にこのアモイ川のボックスカルバートが通っているということで、この断面積が余り大きくないので、大きいものにかえてほしいという要望がずっとあります。土地改良区絡みの工事になろうかと思いますが、平成17年の工事予定についてお聞かせください。
〇村端建設課長 ペンケ築堤の進捗状況についてですが、ペンケの築堤には懸案でありました地区の水害防止対策として、平成15年度より石狩川開発建設部が事業主体として地域の協力をいただき、築堤工事が進められてまいりました。事業の内容といたしましては、築堤2,100メートル、樋門1基、橋梁継ぎ足し1橋が主なものであります。平成16年度までに築堤1,650メートル及び樋門、橋梁下部工が完了いたしました。平成17年度工事は、築堤450メートルと橋梁上部工が実施予定であり、全体事業が完成の運びとなるものであります。なお、最終年次になりますことから、融雪後には地域関係者に今年度の事業説明とあわせて工事全体として意見交換の場を持つことになっております。
次に、アモイ川のボックス改修についてお答えします。アモイ川下流部と用水路が交差する部分のボックスカルバートの改修につきましては、松沢委員から一般質問や予算審査特別委員会で何度となくご質疑いただいております。市から札幌開発建設部深川農業開発事業所に強く要望しております。深川農業開発事業所では、ボックスの断面不足は理解していただき、本年度調査が実施されました。現在どのようにすれば整備が可能となるかについて検討がなされているところです。ご質疑の平成17年度の予算でございますが、深川農業開発事業所では整備について検討中であることから、具体的な予算の提示はございませんが、本市といたしましても地元の切実な悩みを訴え、本事業の中で早期に改修していただきますよう関係所管と引き続き要望してまいります。
〇八木委員長 3項河川費を終わります。
4項都市計画費、120ページから123ページまで。
〇太田委員 ここの8款4項2目で説明欄の二つ目、地方道路整備臨時交付金事業というところで触れてまいりたいと思いますが、この事業の中身が山1線の拡幅工事、これが主だと。120メートルの拡幅。この拡幅の道路構造が植樹升を入れるというような道路構造になるということでありますけれども、この拡幅に際して申しておきたいのですが、深川のこの植樹升の、せっかく植樹をしているいわゆるまち並みですとか道路景観ですとか、いろいろそういう形もあるわけですけれども、残念ながらかなり太い幹になっているという状況で、機械除雪の邪魔になるとか、もしくは落ち葉の片づけが大変だというような理由からだと思いますけれども、それぞれの地先のところで見事に根本から切られているという悲しい状況があちこちで見受けられるわけですけれども、何といいましてもそういうように植樹升を入れて街路樹を整備するというようなことについては、やはり地域の理解というところがかなり大事なことだと思います。ですから、今回山1線の関係にかけてぜひともここら辺の地元の住民との協議といいますか、そういったものを深めていただきたいということであります。
〇村端建設課長 市道山1線の街路事業に伴い、植樹についてお答え申し上げます。
道路の植樹は、道路景観、快適性の向上、大気の浄化、騒音の軽減など環境の確保を図る上で重要であり、積極的に実施することになっております。本来街路事業につきましては、樹齢の小さなものを大きく育てる、植樹帯が基本でありますが、山1線は地元関係者に対する工事説明会の中で、植樹升で実施することで既にご説明申し上げております。したがいまして、今後植樹升の位置につきましては、地先地権者の要望もお伺いしながら決めさせていただきます。また、樹種につきましても何が地域にふさわしい樹木なのか地元関係者の方々と十分協議して選定してまいります。
〇石上委員 土木の6目土地区画整理事業費でお伺いしたいと思います。特別会計でございますが、ここでお伺いをしたいと思います。
土地区画整理事業、特別会計で2億円余りの事業になっておりますが、本年度実施する予定の内容と、それから今後どのような計画で実施をされるのか。
それと、もう一点は、公営住宅も考えているということでしたが、その公営住宅についてどのぐらいの年次からやられるのか、その辺をお聞きしたいと思います。
〇星川都市計画課主幹 駅北地区土地区画整理事業の内容についてお答え申し上げます。
初めに、平成17年度の工事につきましては、駅北自由通路から市道山1線を結ぶ幹線道路である駅北本通りの新設に向けて、堺川にかける橋長12メートル、幅員21メートルの橋梁新設及び大正緑道の既設用水函渠2カ所の補強工事を予定しております。
次に、今後の工事の見通しですが、引き続き駅北広場も含めた駅北本通りの平成19年度完成に向けた取り組みとともに、換地及び建物移転補償にかかわる協議を行いながら区画道路の整備に努めてまいります。
〇城都市計画課長 土地区画整理事業に関連しての公営住宅の建設についてお答えをいたします。
現在の公営住宅団地の立地状況といたしましては、市街地の中心部に最も近い団地が北光団地10戸であり、次いで道営緑町中央団地54戸となっております。高齢社会において利便性の高い住環境が求められており、現在策定中の公営住宅ストック総合活用計画の議論の中でも市街地中心部における新団地の必要性について取り上げられておりますことから、JR深川駅に直近の本土地区画整理事業区域内において公営住宅を建設する方向で検討しているところでございます。
〇八木委員長 4項都市計画費を終わります。
5項住宅費、124ページから125ページ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
5項住宅費を終わります。
8款土木費を終わります。
9款消防費、1項消防費、126ページから127ページ。
〇太田委員 消防費の関係ですが、定例会の一般質問の中でももう既に水難防止法、また土砂災害法などのところから国の動きなどとあわせて、ハザードマップ作成というようなことを深川市でも行われるということでありますけれども、あわせて避難場所の関係について指摘をしておきたいと思いますけれども、この避難場所については今日までぞんざいにしていると。残念ながらそういう言い方しかできないのですが、実は避難場所について過去3代ぐらいの町内の三役あたりに聞いてみても、どこの町内はどこに逃げるかよく存じないというようなことで極めて周知に問題があったのではないかと。その中身についても地域と当然協議なり、地域の意見というものをくみ上げているというようなものではないような気がします。例えば深川地区、鉄北地区あたりでも一已小学校、一已中学校に逃げるですとか、そういうような中身、またはあの地域には農家とサラリーマンというようなことで、2世帯家族などではじいちゃん、ばあちゃんはこっちへ逃げると、そして若夫婦、子供は一已に逃げるというような、同じ家庭の中でそういう状況も生まれるという実態があります。したがって、今後この避難場所の関係などについても今新たに作成するというようなことであろうかと思いますけれども、どうかひとつそういった机上の数字合わせだけではなくて地域の意見をしっかり聞いてつくっていただきたいと。
〇坂本総務課長 避難場所の周知についてでございますけれども、災害時における避難場所については地域防災計画の中で定めることとされておりまして、市内に38カ所を指定しております。周知につきましては、防災訓練時あるいは必要な都度チラシ等を用いて行っておりますが、最近は市のホームページにも掲載しているところでございます。しかし、ご質疑にもありましたとおり十分に徹底されていない面もございますので、今後に向けまして洪水避難地図の配布ともども地域の方々に理解いただけるように町内会や地区の会合等を活用させていただき、周知に努めてまいりたいと存じます。
次に、避難場所指定における地域との協議についてでございますが、避難場所の選定及び指定などにつきましてはこれまで公民館、学校、コミュニティセンターなど公共施設を基本としております。避難時における収容能力等との関係から、一部農協や私立学校など民間施設を指定している場合もございます。そういった場合にそれぞれ住民の意見ということでございますが、深川市防災会議が作成する地域防災計画に登載するということで、今回洪水避難地図の作成時におきまして検討メンバーに各地区町内会の代表者に参画をいただいたということもございます。そんな中で進めておりますので、ご理解をいただければと思います。
〇八木委員長 9款消防費を終わります。
暫時休憩いたします。
(午後 4時33分 休 憩)
(午後 4時50分 再 開)
〇八木委員長 休憩前に引き続き開議いたします。
10
款教育費、1項教育総務費、128ページから131ページ。
〇北名委員 教育に力を入れる者は後に尊敬されるということをこの間言いましたけれども、ぜひこの教育の部分で教育委員会の皆さんのご奮闘をまず期待しておきます。
それで、最初に心の教室相談員なのですけれども、本当に高く評価をしております。国がこの制度の廃止といいますか、そういう状況になった中で市の独自予算でこれを配置しているということの中身について、効果もあわせてお知らせください。
〇椎名学務課長 お答え申し上げます。
国費によります心の教室相談員事業につきましては、平成16年度に廃止されましたが、市教育委員会としましては学級担任や生徒指導カウンセラーなどと連携した相談体制を確立する必要性があることから、本年度より単費による相談員の配置を継続して実施しております。国の補助事業によりますスクールカウンセラー対象校1校を除きまして他の4校に心の教室相談員2人をおおむね週2回、1日当たり4時間程度を原則として勤務していただいておりまして、年間で1校平均248時間ほどの勤務実績となる見込みでございます。心の教室相談員を中学校に配置することの目的は、思春期という特別な成長過程にある生徒が抱いております心の悩みを気軽に相談し、話すことができるカウンセリングの場を設け、進路や友人関係などからくる不安やストレスを和らげることや問題行動の未然防止に資するためのものでございます。平成17年度におきましても昨年度と同様2人を配置するとともに、深川中学校を拠点とするスクールカウンセラー、一已小学校配置の子どもと親の相談員、各校の生徒指導カウンセラーなどと十分連携した中で生徒指導や相談体制の充実を図ってまいります。
〇清水委員 生涯学習推進費の中で説明欄3、男女共同参画推進事業についてお伺いをいたします。
昨年12月に深川市男女共同参画計画が策定され、各関係機関、関係方面に配布をされました。同時に議員各位にも配付されたわけでありますが、さらにわかりやすく簡潔にまとめたダイジェスト版を市内全戸に配布すると聞いているところでもございます。男女が互いの人権を尊重しながらあらゆる場でその個性と能力を発揮する社会の実現は、いわゆる今世紀の重要課題と言われているところでもございます。本市ではこうした新たな課題を踏まえまして、男女が平等で対等なパートナーとしてあらゆる分野へ参画できる社会の構築を目指し、男女共同参画計画を策定されたことは評価をするところでもございます。問題は、そのことの具現化でございます。新年度の予算額につきましては、かなり減額されておりますが、男女共同参画推進事業にかかわる新年度の取り組み内容について伺っておきたいと思います。
〇寺下教育部次長 清水委員から男女共同参画推進事業についてご質疑がございましたので、答弁をさせていただきます。
本市が昨年12月に作成いたしました男女共同参画計画につきましては、男女平等や人権の尊重はもとより、少子高齢化や情報化、国際化などの進展に伴う経済活動や社会環境の変化に適応していく上で、性別にかかわらず個人としてその個性と能力の発揮できる社会を目指しており、その推進には市民の理解が不可欠でございます。そのため、今月17日には計画書のダイジェスト版を各戸へ配布する予定となっております。また、男女共同参画計画施策は、先ほど申し上げましたように経済活動や社会環境の変化への適応という新たな課題も踏まえる必要がありますことから、その取り組み領域は幅広く、計画の中では各所管ごとに具体的な施策を掲げるなど全庁的な推進に向けた工夫に努めているところでございます。新年度におきましては、この計画に基づき福祉、労働、教育等それぞれの分野で男女共同参画の視点が反映されるよう単年度ごとの計画の推進管理、情報公開を図るとともに、男女共同参画推進本部の総合調整機能の充実に努めてまいります。また、平成17年度予算に計上させていただいております男女共同参画推進事業につきましては、前年度対比119万6,000円の減額となっておりますが、これは計画の策定が完了したことに伴うものでありまして、事業予算には大幅な変更はございません。引き続き男女共同参画に対する市民意識の形成を進めるため、市民フォーラム等の学習機会の充実や多様な広報媒体を活用した啓発活動を行うとともに、市民レベルで活動されている男女平等参画推進協議会との連携を強化し、市民との協働により男女共同参画社会の実現に努めてまいります。
〇八木委員長 1項教育総務費を終わります。
2項小学校費、132ページから135ページ。
〇東出委員 小学校費のところで交通安全についてお伺いをしたいと思います。
昨年の5月に国道12号、233号の交差点において音江小学校の児童が交通事故によってそのとうとい命を失った、このことについてはまだ記憶に新しいところでございますけれども。この死亡事故の後、いろんな場合でそうなのですけれども、そういう事故あるいは事件が起きると、このような事故が二度と起きないようにというようなことで皆さん方そういうお話をされますし、学校においても、あるいはPTA、また地域においても事故の後については、あそこの交通事故現場においても交代で街頭に立ちながら交通安全の子供たちへの指導に当たっていたと。そういう状況でございましたけれども、子供たちもその事故の直後ということもあって自転車に乗っている子供たちについては必ず自転車からおりて自転車を押しながら横断歩道を渡っていた、本当に事故直後は見事に徹底され指導が行き届いていたというふうに見させていただいていました。それからそれほど時間がたたない時期に日に日に指導される皆さん方の立っている姿も少なくなってきて、子供たちも自転車からおりずにどんどん、どんどん自転車に乗ってそのまま横断歩道を渡っていく、そういう状況が見られていました。そういうことからすると、事故というのは今ほども申し上げましたけれども、起きたときには二度とこのようなことがないようにということでそういう対応がされますけれども、その後の対策です。毎日というようなことではないですけれども、子供たちがそういう意識を忘れない範疇ぐらいの期間を置きながら指導していくということは大事なことでないのかなと思いますので、ここら辺の考え方についてお伺いしたいと思います。
〇椎名学務課長 昨年5月26日の音江小学校児童の交通死亡事故を受けまして、教育委員会としましても学校を初め地元警察署、市民課、開発局などの関係機関とともに事故の再発防止に向けて対策を協議し、できるところから早急な安全対策をとの合い言葉で各関係機関・団体とも連携を行い、一丸となって事故防止に取り組んできたところでございます。音江小学校におきましては、事故直後から教職員、PTA、地元安全協会、交通安全指導員、民生児童委員などに呼びかけをして事故現場付近に立ち、自転車指導や交通安全指導を連日行い、土曜日や日曜日、夏休みを除いて人数の多少こそあれ10月まで継続をしてきたとお聞きをしておりますが、委員ご指摘のとおり事故直後から時間の経過とともに危機意識が薄れてきたのではないかという声も確かにございました。悲惨な事故をなくするためには、日ごろからの交通安全意識啓発の活動が重要であり、また安全指導も重要であると考えておりまして、また一過性の対応では事故の未然防止は不十分だと考えてございます。教育委員会としましては、今回の死亡事故を受けまして校長会を通じて自転車の安全運転指導の徹底を呼びかけるとともに、警察署と連携をいたしまして市内小中学校全校が参加をしてのサイクルセーフティーラリーを実施し、自転車運転の安全意識の高揚に努めてきたところでございます。また、平成17年度におきましては自転車通学が開始をされます5月に音江小学校、音江中学校を対象に、学童交通安全指導員を国道12号を中心に重点配置するよう現在市民課と協議検討中でございます。ご指摘の趣旨を十分踏まえながら、また亡くなられました児童の死を決してむだにしないように、定期的な交通安全指導を学校や関係機関・団体と力を合わせて行ってまいります。
〇田中(昌)委員 小学校費、1目学校管理費の説明欄6の教育用コンピューター維持管理に関して、この点は3項の中学校費にもかかわる部分だというふうに考えますが、いわゆる開かれた学校ということで地域、それから保護者に対する情報の発信を学校から今現在は紙ベースで発信をしているというふうに思います。ところが、大規模小中学校で最近紙の予算が削られて、そういう情報が地域に発信できなくなっているというような状況も先日お伺いをしました。この中で今小中学校コンピューターの整備がし直されているという関係の中では、ホームページの開設ということが今後非常に重要なことになると思いますが、これまではホームページの開設ということを認めていなかったようにお伺いをしております。学校を中心とした地域の活動拠点というか、そういう部分も含めた情報の発信基地という位置づけでホームページの開設をする予定がないかお伺いします。
あとさらに、もし開設をするということであればセキュリティー等の非常にいろいろな問題が叫ばれている中ですので、その辺についての考え方もお伺いしたいと思います。
〇椎名学務課長 学校のホームページにつきまして2点のご質疑をいただきましたので、順次お答えを申し上げます。
1点目の学校のホームページの開設につきましては、長年の検討課題としまして教育委員会としましても開設の必要性は認めながらも、セキュリティー対策や校内体制等保守管理上の問題も多く、これまで時間を要していたところでございます。本年度の中学校教育用コンピューターの更新を機会に、その効果的な活用とともにホームページの開設を図るため、学校コンピューター推進委員会、校長会、市総務課などと協議を進めまして、遅くとも平成18年3月までには市内小中学校全校がホームページを開設し、同年4月から公開をしていくことになりました。学校の校内体制の関係を初め更新時期、公開内容につきましては、今後細部について検討をしてまいりたいと考えてございます。
次に、2点目のホームページの作成に当たっての留意事項についてでございますけれども、ホームページを作成し、公開するに当たってはご質疑にありましたとおりセキュリティーの問題や肖像権、著作権法上の問題をどう解決していくかが問われるものと認識をしております。したがいまして、教育用コンピューターの保守管理を担当しております市の総務課と十分協議を行いながら、現在教育用コンピューターの利用に関するガイドラインの作成にも当たっておりますので、このガイドラインに基づき市内11校のホームページが適切に作成をされ、公開されるよう取り組みを進めてまいりたいと思います。
〇鍜治委員 小学校費、2目の特殊学級費の中での説明欄2番、ことばの教室運営についてお伺いをしたいと思います。
不幸にして障がいを持っておられる方に対するいろんな手当てはされているわけでありまして、その一つにことばの教室というのがあるというふうに認識をしておりますけれども、端的に3点について伺いたいと思いますが、この教室に通級している児童数といいますか人数について、それから2点目としてはこの運営方法についてお伺いをしたいと思います。
さらに、もう一点、この教室を修了している児童も当然おられると思いますので、その点も含めてこの成果について、以上3点についてお伺いをしたいと思います。
〇椎名学務課長 言葉の教室におきましては、現在3人の専任教諭が言葉の未発達な児童の指導に当たってございます。ことばの教室は、平成9年4月から特殊学級という固定化された形態から各小学校からことばの教室に通うという通級の指導体制に移行をしてございます。現在深川小学校に設置しておりますことばの教室に通級する児童は、1年生から6年生まで合わせて32人となってございます。
次に、ことばの教室の運営方法についてでございますけれども、保護者からの相談を受けました小学校からの通知を受けまして、教育委員会は就学指導委員会に審査を依頼し、その結果報告を受けまして保護者の同意を得た場合に、ことばの教室に児童を通級させるという仕組みになってございます。ことばの教室では、現在3人の専任教諭が発達の度合いに応じまして週1回2時間から5時間、他校から通級する児童につきましては通級時間の関係もございまして約1時間言語の指導を受けてございます。
次に、ことばの教室への通級による成果でございますけれども、過去3カ年度の通級修了時児童数で申し上げますと、平成14年度が12人、平成15年度8人、平成16年度3人の合計23人の児童がことばの教室を修了し、言葉の発育のおくれを取り戻してございます。言葉の発達のおくれは、コミュニケーションがうまくとれない、自分の意思を相手にうまく伝えられない、言葉が幼いなど児童の成長過程に重大な影響をもたらしていますので、早期の発見、指導が大切でございます。今後もことばの教室の通級指導の成果が上がるよう努めてまいります。
〇北名委員 一般質問で聞いたのも何点かありますけれども、予算委員会にふさわしい議論としたいと思いますので、よろしくお願いします。
1目の学校管理費にかかわってですが、第1点目、少人数学級です。はしょって一般質問の答えを言えば、加配を受けていると。平成16年度は小学校4人、中学校2人の計6人の加配を受けていると。平成17年度も同様に加配を維持していきたいという答えが出ております。それで、学級編制の関係の資料が出されておりますが、数少ないので、ちょっと言わせていただきますけれども、小学校は深川の2年生が38人学級と39人学級、3年生が39人と40人、際どい人数になります。5年生が36人と37人、それから中学校では深川中学校の3年生が38人学級が2クラス、一已中学校の2年生が39人学級2クラスとなります。ここあたりが35人をオーバーしていて大変窮屈な状況になりますが、この辺については加配を維持しながら少人数学級といいますか、少人数指導となるかと思うのですが、その辺の様子について聞かせてください。
2点目は、学校の司書教諭についてであります。法律的に配置される学校は、深川小学校と一已小学校でそれぞれ配置していらっしゃるようですが、この方たちの資格と指導の内容、それから効果がどういうぐあいになっているか。
それから、もう一点は、未配置校、つまり法律的には配置しないでもいいと。しかし、そこが大事だと私思うものですから、その未配置校についての司書教諭配置の考え、あるいは未配置校における図書指導の状況についてお聞かせください。
3点目、これが非常に大事な君が代の件であります。一般質問の答弁で松井教育委員長がされましたが、再質問のときの答弁でこのように言いました。「正直心痛む問題だ」と言ったのを聞きながら、教育委員長の誠実さを感じました。そして、現場に押しつけしないということも言われました。実は、深川小学校は私の住んでいる校下であり、卒業式、入学式で何度か来賓として私も行き、松井教育委員長の隣で私は来賓として君が代のときは着席したままということが何度もありました。しかし、松井委員長は嫌な顔と言ったら変ですけれども、全くそういう態度をとらないという点では本当に人格者だなという感じを受けました。同時に勇気の要ることなのです、実は、着席をしているというのは。そこで、私が聞きたいのはこの起立についてであります。実は、きょうの北海道新聞とおとといの北海道新聞に日の丸、君が代ということで東京の卒業式ということが書いてあります。それで、ある父兄は、これは東京の例ですけれども、3年前の入学式では斉唱の前にそれぞれの意思を尊重しますという放送があったという記述もあります。もう一つは、道内では不起立が問われたことはまだないというのも出ております。そこで、私ちょっとひっかかるのは、やはり起立の関係なのです。そこで、私にも立つぐらい立ったらいいのではないのかと言う方もいますが、私も内心に、自分の気持ちに問いかけたときに自分が自由にといった場合に立つのか座るのかと考えたら、私は座るという意思を持つわけです。ですから、そういう点でその点についてもこだわりというか、強制ないようにすべきではないかという思いを持っております。その件についてのお答えをお願いします。
〇椎名学務課長 ご質疑をいただきました3点につきまして答弁申し上げます。
まず、初めの少人数教育につきましては、本定例会一般質問でもお答えをしておりますけれども、現在加配措置によりまして6人の加配を受けております。平成17年度におきましても加配は6人となる予定でございます。
さらに、今回の北海道教育委員会の加配対象校の拡大によりまして、小学校1年生が35人を超える学級につきましては学級数プラス1人の配置とするという措置がございまして、対象を小学校2年生までとすることになってございます。このことによりまして、深川小学校1校が該当することになりました。ご指摘のとおり他の学年におきましても35名を超える学級は4学級ございますけれども、少人数学級につきましては学ぶ側、教える側双方にとって大変よい学習環境を招くことができるということで成果が上がるものというふうに考えてございますけれども、国や道の加配措置以外での単費による加配につきましては、市の厳しい財政状況を勘案した場合、多大な人件費を要しますことから、現状困難と考えますので、ご理解をいただきたいと存じます。
次に、司書教諭の関係につきましては、学校図書館法の一部改正によりまして深川市学校管理規則の一部改正を行いまして、平成15年4月1日から施行をしております。学校図書館法におきましては、学校図書の専門的職務をつかさどらせるため12学級以上の学校に司書教諭を置かなければならないと規定されておりまして、市内におきましては現在18学級の深川小学校と14学級の一已小学校に各1人を配置しております。司書教諭は、司書教諭という資格を持ち行うものでございますけれども、その役割と効果につきましては学校図書館での図書の収集、整理、管理などの専門的な業務を行うとともに、子供たちへ本の興味を抱かせる取り組みなどを行っておりまして、1冊の良書との出会いが子供たちの心にすばらしい感動や夢や希望を与えることができるよう日ごろからその指導に努めていただいているところでございます。未配置校への対応についてでございますけれども、先ほど申し上げました少人数教育と同じように、学校図書を扱う司書教諭という特殊な資格を持った教員をさらに雇った形のもので行わなければならないということもございまして、財政状況もございますので、未配置校につきましては現在のところ困難というふうに考えております。ただ、未配置校におきましても先生方が本への興味を抱かせる取り組みを同様に行ってございまして、その指導に日ごろから研さんを深めていただいているところでございますので、どうぞご理解をいただきたいと存じます。
次に、君が代についてご質疑をいただきました。本定例会の一般質問の中で松井教育委員長からもお答えを申し上げてございますとおり、学校行事におきます国旗、国歌の取り扱いにつきましては学習指導要領や各学校の教育課程の中で位置づけをされておりまして、国歌の斉唱につきましては教育委員会として強制や押しつけはできないという趣旨を十分に尊重しているところでありますが、起立につきましては国旗、国歌を尊重する態度を育てるとともに、国際社会に貢献する日本人となるために他国の国旗、国歌に対しても尊重する態度を育てることや式に参列をされます多くの保護者や来賓に対する敬意の表現として大切なことと考えてございます。公的な学校行事の場合の一つの態様として起立が適切であると考え、各学校長にお願いをしているものでございます。
(「議事進行」と呼ぶ者あり)
〇北名委員 これ議事進行になるけれども、最後の点では一般質問の答弁の枠をはみ出しているのです。ですから、議事整理、暫時休憩を……
〇八木委員長 はみ出ているとは。
〇北名委員 起立するということは、国旗、国歌を何と言ったか忘れたけれども、敬う……
〇八木委員長 起立するかしないかという質疑ですから、起立するのだという答弁ではみ出ていないのではないですか。
〇北名委員 それは違う。私に対する一般質問の答弁とは違います。
〇八木委員長 まだ質疑できますので、質疑を続行してください。
〇北名委員 議事進行です。
定例会一般質問の答弁とは食い違っているので、議事整理のために休憩を求めます。
〇八木委員長 それは認められない。
(「議事進行」と呼ぶ者あり)
〇渡辺委員 時間もかなり経過しているということですが、委員長の職権でそのことを受けるかということだが、受けてしまって答弁が出ているわけですから、一つは予算の委員会でありまして、一般質問の質問と質疑とは違いますから、そういう中ではこの種の問題はやっぱり委員長の職権で整理をしていただきたいけれども、それらのことの精査をしていただきたいと思いますので、暫時休憩を求めます。
〇八木委員長 暫時休憩します。
(午後 5時46分 休 憩)
(午後 6時03分 再 開)
〇八木委員長 休憩前に引き続き開議いたします。
椎名課長から補足答弁の申し出がありますので、発言を許します。
〇椎名学務課長 大変貴重な時間を費やす結果となりましたことにおわびを申し上げます。先ほど私が申し上げましたことは、学習指導要領や教育課程上の指導について申し上げたことでございまして、基本的には松井委員長の答弁と変わりあるものでございませんので、ご理解をいただきたいと存じます。
〇八木委員長 2項小学校費を終わります。
3項中学校費、136ページから137ページ。
〇田中(昌)委員 中学校費で説明欄5番目の外国人英語指導助手の配置についてお伺いします。
昨年の議会、それから予算審査特別委員会の中でも指摘があった部分ですが、昨年度までは2人体制ということで配置されておりましたが、それを1人体制にしていくということで、この部分について1人になっての状況、人数が少なくなったことに対する影響が出ていないかどうかお伺いします。
さらに、その方、中学校を回っていると伺っていますが、非常に評判がいいということも子供たちを通じて伺っております。ということで、そういうやはりいい指導力を持っている方、人格的にもすぐれていると思うのですが、そのような方に継続的に働いてもらうような、そういう手だてをぜひしていくということについてどう考えるかお伺いをします。
〇椎名学務課長 ご質疑をいただきました外国人英語指導助手につきましては、昨年8月から1人体制としまして5校巡回方式で中学校の英語指導に従事をしていただいてございます。1人になっての状況につきましては、従前の2人体制のときと比較をいたしますと、本人の負担がやはり幾分重くなったものと考えますけれども、本人は留萌市におけるAETの時代も4校を巡回し、指導をしてきた経験もございます。現在も熱意を持って各中学校に出向きまして、英語指導に取り組んでいただいているところでございます。従前のAETと比べますと、日本語を話し、堪能であり、理解力にもすぐれていることから、生徒や指導を担当する英語担当教諭とも十分なコミュニケーションを図ることができるために楽しい授業を進めることができると、各学校での評判も大変よいとお聞きをしてございます。
継続的に働いてもらえるかどうかということでございますけれども、これからも深川での英語指導を通じまして深川の中学生の英語力を高めたいとの本人の意向もございますので、引き続きAETとして勤務をしていただく予定でございます。
〇八木委員長 3項中学校費を終わります。
4項学校防災費、138ページから139ページ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
4項学校防災費を終わります。
5項学校保健費、140ページから143ページまで。
〇鍜治委員 それでは、学校米飯給食について、時間も時間でございますので、単刀直入に申し上げます。
学校米飯給食については、従来市独自の助成も含めて行われてきてございますけれども、最近といいますか、助成率の減という時代を迎えておりますので、この経過についてまず1点お伺いをしたいと思います。
それから、それに伴う負担増についてはどのようになるのかということと、3点目として今後の見通しについて伺いたいと思います。
(「関連」と呼ぶ者あり)
〇松沢委員 同じくここでお米の補助の関係で金額が減っているので、どういうことでこういうことになるのかなと。この部分だけ見たのではわかりませんけれども、行財政改革の資料によると漸次減少していくというデータが出ておりましたので、まずお聞きをしたいと思います。
それと、同じこの項のところで聞く部分は余りたくさんの項目ないので、お許しいただいて一緒に質疑したらいいかなと思っているのですが、配送車の関係ですが、今リフトがついていないのが1台あるわけですが、これの更新計画、これについてお聞かせください。
もう一点は、ポリカーボネート食器の更新状況ですが、以前質疑した経過もございますが、漸次変更されて更新されてきているようですけれども、この辺をお聞かせいただきたいと思います。
〇菊田給食センター所長 学校米飯給食について鍜治委員から3点、松沢委員から関連でのご質疑をいただきましたので、お答えを申し上げます。
鍜治委員の1点目、助成減の経緯についてでありますが、松沢委員からなぜ減額をという趣旨の関連をいただきましたので、一括してお答えを申し上げさせていただきます。まず、米飯給食に対する市の助成措置につきましては、国が米飯給食に使用する政府米売り渡し価格の値引率の削減、さらには廃止されたことに伴いまして、本市における米飯給食の週4回の堅持と給食費の値上げによる保護者負担増を避けるために、独自の施策として平成10年度から実施されているものであります。この間の助成率の推移につきましては、平成10年度は17.5%、11年度以降はそれぞれ30%でありました。しかし、平成16年度から行財政改革を推進し、事務事業の見直しが行われている中、教育委員会といたしましては将来を担う児童生徒の学校給食であるとの考えの中にも厳しい市の財政状況を踏まえ、この助成率を現行の30%から10%減の20%に見直しを行ったところであります。
次に、2点目のこのことによってどのくらいの負担増になるのかということでありますけれども、米飯の購入先であります財団法人北海道学校給食会が過日示しました平成17年度学校給食用玄米価格から試算いたしますと、給食1食当たり小学校で1円76銭、中学校は2円29銭の負担増となります。しかし、給食に必要な食材、物資の購入など創意工夫に意を用いながら、さらに給食内容の低下を招かないように努め、新年度の給食費につきましては教育長がさきの教育行政方針で述べましたとおり現行の1食当たり小学校219円、中学校271円で週4回の米飯給食を堅持してまいります。
3点目の今後の見通しについてでありますが、今後も週4回の米飯給食は堅持していかなければならない課題としてとらえておりますが、助成率の減または助成措置の廃止など一層厳しい状況に落ち至った折には給食費の値上げについて検討しなければならないため、適正な給食費について保護者や関係団体の代表などで構成される深川市学校給食センター運営委員会での審議をいただかなければならないものと判断をいたしております。
次に、松沢委員の給食配送車と食器についてであります。初めに、給食配送車でありますが、現在3台配属されており、うち北新小学校と多度志小学校、多度志中学校に配送している1台がリアパワーゲート、いわゆるリフトが装着されていない車両であります。この車両は、平成元年に購入したもので、15年6カ月を経過し、走行距離も17万キロを超えておりますが、日常の整備点検によりこれといったトラブルもないことから、運行に支障のない状況にあるものと判断をいたしております。しかし、今後車両の老朽化や作業の安全性、効率性、労力の軽減から財政状況も見きわめながらリアパワーゲート装着の車両に更新できるよう努めてまいります。
次に、食器についてですが、現在5種類の食器を使用しており、使用の頻度の高い汁わん、ランチ皿と飯わんの小学校分についてポリカーボネート樹脂製からポリエチレンナフタレート樹脂製などに更新済みで、飯わんの中学校分は新年度に更新すべく60万円の予算計上をしているところであります。なお、残りの小皿とカレー皿の2種類につきましては、平成6年度から8年度に購入したポリカーボネート樹脂製の食器でありまして、使用頻度は小皿、カレー皿とも月に2回程度ですが、食器の状況を見きわめながらポリカーボネート樹脂製以外の食器に順次計画的に更新が図られるよう努めてまいります。
〇松沢委員 お米の方について再質疑させてもらいます。
現在は給食費にはね返らない予定だけれども、近い将来にはね返る可能性があるという内容の答弁だったと思います。それで、以前私の一般質問の答弁の中ででも、米の生産地である深川でお米の給食というのは地元の深川産のお米を使ってやっていくという、そういう教育価値もあるという答弁があったわけで、こういう経過を踏まえて考えていくときに、ここまでやるかなと思いながら、何でこれぐらいのところの予算がつかないのか。行財政改革と言いながらここまでやるかというように思いながら聞いていましたけれども、やはり深川の特色ある米飯給食を定着させていくという上ではしっかりと市としても予算づけをしていく、そういう配慮がこういう部分で必要だと思いますし、それこそが行政がめり張りのある市政で行政運営をやっていくという、非常に重要な部分でないかと思うのですけれども、どうでしょうか。
〇菊田給食センター所長 ご趣旨は理解できますけれども、先ほどお答えをさせていただきましたとおり、教育委員会といたしましては学校給食ということもありますけれども、市の財政状況これありということから、苦渋の選択をさせていただいたところでありますので、どうぞご理解をいただきたいと存じます。
〇八木委員長 5項学校保健費を終わります。
6項就学奨励費、144ページから145ページ。
〇田中(裕)委員 10款6項2目の通学援助費についてお伺いいたします。
平成16年度は640万7,000円、また17年度は53万4,000円予算が増額になっております。これは、路線の延長による増額なのか、その理由についてお聞かせください。
また、この通学援助費の現状、実態、今後はどのようになるのか見込みをお聞かせください。
〇椎名学務課長 通学援助費について答弁申し上げます。
1点目の通学援助費の前年度との比較で増額となる理由につきましては、スクールバスの運行管理業務委託費におきます燃料費やタイヤ購入経費が70万円ほど増額と見込まれますことにより予算が増額となるものでございまして、路線延長等によるものではございません。
また、2点目の今後の見込みにつきましては、スクールバスの運行管理業務委託につきましては現在民間2社に深川、一已、納内、多度志の4地区6路線をバス6台による運行を委託してございまして、将来的には児童生徒の利用減少が見込まれますが、路線廃止等の理由がない限り経費的には大きく変動しないものと考えてございます。
〇高桑委員 スクールバスの運行と遠距離通学についてお伺いします。
スクールバスの利用状況、実態について。
もう一点は、効率的な運行による経費の節減が図れないかと。
三つ目に、住民の利用に供する考え方、いわゆる規制緩和によってその可能性が大きくなっていると思いますので、その考えについてお伺いします。
遠距離通学費の助成については、実態と助成の内容についてお伺いします。
〇椎名学務課長 スクールバスの運行状況と利用実態につきまして答弁申し上げます。
平成17年度におきます経路別の利用児童生徒数及び運行距離につきましては、深川地区の菊水線は39人、約14キロメートル、一已地区の入志別線は38人、約10キロメートル、納内地区の菊丘吉住線は15人、約27キロメートル、多度志地区の鷹泊線は11人、約24キロメートル、同じく湯内線は28人、約13キロメートル、同じく幌成線は6人、約16キロメートルを見込んでございます。また、運行経路の決定につきましては、委員会が保護者、学校、運行管理委託会社と協議をしながら行ってございますが、順路等につきましても保護者の理解をいただきながら児童生徒の登下校における安全な運行に努めているところでございます。
次に、できる限り効率的な運行により経費の節減をとのご指摘につきましては、地域の実情もそれぞれございまして、多度志地区の鷹泊線、幌成線は非常に運行距離が長く、登校に要する時間短縮を図るため、2台体制で運行をしておりますことや長期休暇中におきます中学生の部活動のための運行もしくは学校行事への利用など、教育振興のためには効率化を図ることが難しい面もございますので、今後も経費節減に努めるとともに、効率的な運行について研究をしてまいりたいと考えますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
また、3点目の住民を混乗させてもいいのでないかということにつきましては、現在市で保有をしておりますバス6台のうち5台が国費補助事業で導入をし、1台が単費での購入となってございます。国庫補助事業で購入をいたしましたスクールバスの住民利用に関する事務手続につきましては、平成8年度から文部科学大臣の承認を必要とするのは有料で住民に利用させる場合に限定をされまして、無料で住民に利用させる場合は文部科学大臣への届出書の提出をもって承認をされたものとみなすということになってございます。現在市で保有している国費導入のバス5台のうち1台につきましては、平成8年度に既に文部科学大臣に住民利用の承認届出書を提出しており、また導入のうちの既に3台が補助事業で取得した財産の処分期間を超えていることから、文部科学大臣への届け出をすることなく住民利用に供することが可能となってございます。したがいまして、住民からの利用申請があった場合、交通機関のない地域で、また本来の目的でございますスクールバスを利用する児童生徒の登下校に支障のない範囲であることを前提といたしまして、路線や運行車両、運行時間等につきまして陸運支局との打ち合わせを含めたさまざまな管理運行体制の課題が解決できれば、住民利用に供する方向での検討は可能であると考えてございます。
〇高桑委員 2点伺います。
1点は、遠距離通学でガソリン代実費を支給して自分で来ている人と路線バスがあってバスの定期で通っている子供たちがいます。距離がちょっと違いますので、単純には言えませんけれども、ただ1人当たりの費用でいうと、実費のガソリン代を支給している人と通学定期を利用する子供1人当たりの費用というのは3倍ぐらいになっているのです。ですから、通学定期については仕方ないのですけれども、ガソリンの実費を払っているような人たちというのは親が運転しているわけです、大体。それは、運転手当ということではありませんけれども、もうちょっと配慮した方がいいのではないかと思うのです。
もう一点は、運行経路等の見直しという関係については、ことしは無理だと思うのですけれども、子供たちの状況は変わるわけで、1台当たりの運行距離、平均すると17キロメートルぐらいにしかならないのです。たまたまこれはどういうわけかわかりませんけれども、スクールバスが時間調整のためだと思うのですけれども、一定の場所である時間帯とまっています。そういうことも含めてもっと効率よく走れるということについて、まず図面上どうなっているかということは私もわかりませんけれども、可能だというふうに考えていますので、ぜひ検討してもらいたいと。乗っている乗車人数からいっても大型バスでなくてもいいわけなので、将来的なことも入りますけれども、ひとつ検討していただきたいと思いますが、どうでしょうか。
〇椎名学務課長 バスの運行につきましてもっと効率的にということでございますけれども、スクールバスは貴重な単費で運行をさせていただいております。ただ、先ほど申し上げましたとおり、スクールバスにつきましては教育振興のために効率化を図ることが難しい部分も確かにございまして、冬場の吹雪の際の運行など非常にスケジュール的にも苦労をしているところもございます。今後効率的な運行に向けて、教育委員会事務局としましても十分に研究をしてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
また、ガソリンの実費支給につきましても今後検討をさせていただきたいと存じます。
〇八木委員長 6項就学奨励費を終わります。
お諮りします。本日の委員会はこれで延会したいと思いますが、異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
異議なしと認め、よって本日の委員会はこれで延会することに決定いたしました。
なお、明日は午前10時から開きます。
(午後 6時30分 延 会)