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平成19年 第3回

深川市議会定例会会議録 (第4号)

午前10時00分 開議
 平成19年9月21日(金曜日)
午前10時44分 閉会


○議事日程(第4号)

日程第 1 委員会報告第10号
議案第60号 市道の路線廃止について
議案第61号 市道の路線認定について
議案第62号 深川市営住宅条例の一部を改正する条例について
議案第65号 深川市地域交流施設「プラザ深川」条例について
日程第 2 議案第66号平成19年度深川市一般会計補正予算(第4号)
 
質疑・
田中 昌幸君
答弁・
一原経済・地域振興部長
再質疑・
田中 昌幸君
答弁・
一原経済・地域振興部長
再々質疑・
田中 昌幸君
答弁・
一原経済・地域振興部長
日程第 3 議案第67号 深川市教育委員会委員の任命について
日程第 4 意見案第12号 「地域安全・安心まちづくり推進法」の早期制定を求める意見書
意見案第13号 19年産米の過剰作付け解消など需給適正化等に関する意見書
意見案第14号 悪質商法被害をなくすための割賦販売法改正を求める意見書
意見案第15号 中小企業の事業継承円滑化のための税制改正を求める意見書
日程第 5 閉会中の継続審査の申し出について
日程第 6 閉会中の所管事務調査の申し出について



(午前10時00分 開議)

○議長(北本 清美君) これより本日の会議を開きます。


○議長(北本 清美君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。

○議会事務局長(森田 敏夫君) 初めに、経済建設常任委員長から議案4件の審査結果の報告がありました。
 次に、本日市長から議案1件の提出がありました。
 次に、川中議員外から意見案4件の提出がありました。
 次に、第3回定例会4日目の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
 以上で報告を終わります。


○議長(北本 清美君) 日程第1 委員会報告第10号議案第60号市道の路線廃止についてないし議案第62号深川市営住宅条例の一部を改正する条例について及び議案第65号深川市地域交流施設「プラザ深川」条例についての4件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 北畑経済建設常任委員長。

○経済建設常任委員長(北畑 透君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第60号市道の路線廃止についてないし議案第62号深川市営住宅条例の一部を改正する条例について及び議案第65号深川市地域交流施設「プラザ深川」条例についての4件について、経済建設常任委員会で審査いたしました概要と結果についてご報告申し上げます。
 議案第60号ないし議案第62号及び議案第65号は、本定例会において当委員会に付託され、9月18日及び19日の2日間にわたり委員会を開催し、所管の部課長等の出席を求め、審査を行いました。
 初めに、議案第60号市道の路線廃止について及び議案第61号市道の路線認定について、現地調査を含め、一括して審査を行いました。質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、都市計画、開発行為と道路整備はどのような関係か。
 答え、都市計画は、深川市全体のまちづくりを考慮しながら進めるもので、その一部に道路網の整備も盛り込んでいます。開発行為は、開発行為者がみずからの土地の有効利用を考えて進めていくものです。このことから、道路整備は市道の道路網のことを考慮しながら、開発行為者と協議を行っており、都市計画の考え方と開発行為者の考え方をお互い理解し、まちづくりとしての道路網の整備が図られるよう今後とも進めてまいります。
 問い、道路の雨水管や上下水道の埋設などの施工について、開発行為者と市の整備の振り分けはどうなっているのか。
 答え、開発行為の申請段階で、市道に認定する道路をつくるかどうか開発行為者と協議を行い、一般的には市道認定基準に合う道路を造成し、市道に帰属しないとの申し出を受けます。今回の開発行為も市道としての帰属を受けており、雨水管について市道認定基準の排水施設等に含まれるもので、開発行為者が施工し、水道管と汚水管についても開発行為者が施工している状況であります。
 質疑終結後、採決に入り、議案第60号及び議案第61号は全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第62号深川市営住宅条例の一部を改正する条例について申し上げます。
 議案第62号は、現地調査を含め、審査を行いました。質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、市内の公営住宅の空き状況はどうか。また、入居希望者が抽せんをする方式に変えて、二度、三度当たらない人には優遇措置があるようだが、どのような内容か。
 答え、現在市内公営住宅の空きはありません。また、抽選の優遇措置としては、連続して3回落選した方は次のときに2回抽せんでき、連続して4回落選した方は次のときに3回抽せん、連続して5回落選した方は次のときは4回できます。
 問い、ひとり暮らしの方など、浴室を追い炊きにしたいという要望があるが、取り組み経緯はあるか。
 答え、一般の住宅においては、追い炊き式給湯器を使っている家庭が多いことから、市営住宅においても検討をしています。検討した結果、給湯器のリース料が非常に高くなり、また追い炊き式の浴槽に穴をあけなければならないこともあります。公営住宅はいろいろな方が入居し、低額な家賃で供給していることから、西町団地は従来どおりの設計とし、追い炊き式は採用していません。
 問い、西町団地の現状の道路は非常に狭隘であるが、道路についてどのような計画を持っているのか。
 答え、今回の計画では、建物の前に車が進入できる通路を設けていません。入居者が歩行するガン木という雪はねの必要のないひさしを設置し、そこを入居者が通ることになります。
 質疑終結後、採決に入り、議案第62号は全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第65号深川市地域交流施設「プラザ深川」条例について、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、条例提案に至る今日までの経過であるが、提案時期が非常におくれたと思う。所管としては速やかに取り組むべきではなかったのか。2年にわたって施設が利用できなかったことは市側に責任があると認識しているが、所管はどう認識し、それに対する対応はどうだったのか。
 答え、本年度に入ってからの取り組み状況としては、5月から市商連並びに近隣町内の皆さん、さらに一般市民の皆さんと3回にわたり意見交換会を開催しました。利活用や保存などのさまざまな方策、選択肢を示しながら、十分な論議ができるように取り進めをし、その意見交換会の中で利活用すべしという意見が多かったことを受け、第2回市議会定例会では公的に利活用する旨の行政報告をしました。それを受け、まちづくりの団体の皆さんとも意見を交換したいということで協働のまちづくり市民推進協議会で説明をし、意見を伺う中では地域要望としてバスの待合所的な機能も整備してもらいたいという強い要請を受けたところです。また、教育委員会が所管していたときに10団体が恒常的に使われていたこともあり、その団体と2回意見交換をしております。実際には5団体に集まりいただき、意見を伺う中で、この施設を有効に活用したいという強い話もいただきました。さらには、料金体系については、少しでも使い勝手のいい料金体系にしてもらいたいという意見がありました。市としては、意見を伺った中で早期に素案をまとめて市民説明会を開催する考えでしたが、中心市街地活性化委員会がアンケート調査を行い、その中で市民の意向が把握できることを重く受けとめ、回答期限をより早い8月25日に設定してもらい、この結果を待って、今まで進めてきた意見交換会などとアンケートとの両方で市民の主な意見を十分把握できるという判断のもとで取り進めてきた経過があります。本来であれば、早い段階で市民説明会を開催し、第3回市議会定例会当初の議案提案が望ましかったのでありますが、市民説明会を開催する前に提案をすることは今までの取り進めからなじまないと判断し、市民説明会で一定の理解をいただいた後に追加提案をさせていただきました。提案がおくれたことは重く受けとめていますが、今後早期に開設できるよう努めてまいります。
 問い、使用時間が午前9時から午後8時までの設定であるが、商店の営業が終わってからの利用を考えると午後8時というのは現実的ではないと感じる。もう少し延ばす配慮が必要ではないか。
 答え、1階の多目的ホールを遅くまであけることは、青少年の非行の関係、防犯上の問題があるという意見が市民説明会であり、それらの対応をするのであれば、ボランティアを活用することのめどが立たなければならないだろうという話をいただいています。施設についてボランティアで取り扱いたいという意見も聞いておりますが、年末年始の6日間を除いてあけることで、ボランティアを相当数確保できなければ、なかなか前に進んでいかないものと思いますので、1階の対応については当面午後8時までとし、開設後の利用状況を見ながら、要望が強ければ検討したいと思います。2階の会議室は、恒常的に使う市商連や近隣町内の方々が会議等で時間を延長した場合などは、(仮称)利用運営委員会で機械警備の取り扱いについて十分協議をして、熟知していただけることになれば、柔軟に対応する考えでいます。3階の貸事務所は、管理人不在の場合でも借り主が機械警備について熟知いただいた上で、施錠をしていただくことで対応が可能と思いますので、弾力的に対応したいと考えております。
 問い、当面は直営で管理運営ということだが、施設は市民の皆さんに自由に利用していただくことが大事だと認識している。そういう意味では、市民の皆さんが自主運営、あるいは管理運営をする体制をとって利活用していくことが望まれると判断するが、考えは。
 答え、市も管理運営については同様の考え方ですが、当面直営とするのは3階の貸事務所が市との直接契約になること、また24個のメールボックスを設置しますので、この維持管理、軌道に乗るまでの対応、さらに1階の多目的ホールの運営方法など、市としてかかわりを持たなければならないことがあり、当面直営としています。ただ、金銭的な問題などで、できること、できないことがあると思いますので、すぐには取り組めないかもしれませんが、そのような形で取り組めればと思っています。
 問い、市民グループ等への管理運営については、今後検討するということで見切り発車と言わざるを得ない。一定のめどなり、想定をしながら、進めていかないと具体化していかないと思うが。
 答え、(仮称)利用運営委員会を組織する中で協議していただく予定ですが、市としては団体に維持管理していただくことを望んでおります。各団体の事情もあり、施設にかかわりを持つことができるかどうかの見きわめが必要と考えております。ぜひ協議に一緒に加わっていただき、適切な維持管理、今後の利活用について一定の方向が見れればと考えています。
 問い、9月8日、9日の市民説明会は約20人の参加者と聞いているが、これで市民の理解をいただいたという判断が適切なのか。
 あわせて、アンケートあるいは市民説明会での意見がどれだけ条例に反映されているのか。
 答え、市民説明会の周知については、今までさまざまな意見をいただいたサークル、近隣町内、市商連などの団体に案内をしました。最も大事にしなければならないのは、意見を伺った方々に市の素案を丁寧に説明することだと考えております。
 そういう意味では、団体の代表にも参加いただいており、さまざまな広がりがあるものと考えております。
 また、意見の反映ですが、意見交換会や中心市街地活性化委員会で進めているアンケートで取り入れられるものはすべて取り入れて素案づくりに取り組んできました。一部取り入れられなかったものについては、説明会でサークルの方などに内容を説明させていただきました。
 問い、維持管理の検討に当たり、市民団体の人たちと出発点からどうかかわりを持って話し合いをしてきたのか。
 答え、例えば、1団体は6月の早い段階で施設の維持管理について検討しているとの話をいただき、具体的な検討に入った段階で断念との結論になっています。その後も複数の団体とも協議させいただき、現在進行形なり、断念した団体もありますが、団体とは相当長い時間協議を重ねてきているところです。
 問い、委託職員を1人置くということで、1人が一日いるわけではないと思うが、時間帯はどのように考えているのか。
 答え、委託する業者で対応していただくことになりますが、労働基準法等の遵守の中での対応になります。
 問い、2階会議室の利用料について、他の施設などとの整合性もあり、どう検討をして設定したのか。
 答え、サークルとの意見交換の中で、少しでもサークル活動を助長する利用体系にしてほしいとの要望をいただき、従来の午前、午後の大きなくくりではなく、1時間単位を導入したものです。他の施設との整合よりも、本施設の利用しやすい料金体系に配慮したものです。
 問い、一つの機能としてバスの待合所的な機能があるということだが、どのような見通しを持っているのか。
 答え、年末年始以外は朝9時から夜8時まであいておりますので、午後7時半までは少なくともバス利用者のことを考えて開館することで一定の配慮ができるものと考えています。さらに、バス停留所が市立病院前ということで、JRを降りてバスに乗りかえをする場合に有効活用いただけるものと考えます。
 問い、プラザ深川という名前で提案されているが、建造物の歴史的な価値、そして保存するという意味からもいかがなものか。多くの市民に利用していただく立場からすると、公募で名前を決定すべきと思うが。
 答え、さまざまなアンケート結果や取り組みを受けてたくさんの方に集まっていただくことを主眼にした施設としましたので、それにふさわしい名称ということで、人の集まり、広場という意味で「プラザ」が最も適しているのではないかとなりました。また、公募することも選択肢としてありましたが、市の思いとして市民の方に集まっていただきたいという願いを込めた名称の設定であります。
 問い、貸事務所は閉館時間以降も出入りすることが想定されるが、警備についてどう考えているのか。
 答え、管理人へ退館時間のめどを連絡いただき、確認行為を行い、機械警備についての手続をとっていただきます。貸事務所をご利用いただく方の出入り口は裏玄関からと考えております。また、閉館後に入館する場合は、カードが渡され、カードを差し込むことになると伺っております。なお、これを使われる方については、十分取り扱いについて徹底を図っていきたいと考えています。
 問い、農産物等の直売の機能もあわせ持つということだが、利益追求という中で利用料設定の考えも必要と思うが、条例に設定されているのか。
 答え、農産物の直売については、(仮称)利用運営委員会の中で十分検討してもらいたいと考えています。個人の農家の方が売ることは適切ではなく、団体利用を想定しており、極力広範囲な方々に可能な限り包含していけるように考えています。1階はすべて料金設定をしていませんので、使用料は無料となります。
 問い、防犯上、何か起きてからでは管理責任等が問われることになるので、万が一のときに検証できるものとして防犯カメラの設置が必要と考えるが。
 答え、予算で計上していないので、直ちに対応するのは非常に難しいところですが、大事なことだと受けとめ、検討させていただきます。
 問い、清掃の関係は委託先の委託料の中で想定しているのか。
 答え、清掃は委託の中に含まれております。
 以上、主な質疑と答弁を申し上げましたが、質疑終了直前に斎藤副市長から深川市地域交流施設「プラザ深川」条例については、施設の名称、開館時間、管理方法などにつきまして、開館後1年程度利用をいただく中で、立ち上げを予定している(仮称)利用運営委員会や一般利用者の声などを十分に聞き、実態に即し、開館時間、管理方法、管理体制について判断してまいりたいとの補足答弁があったところであります。
 質疑終結後、採決に入り、議案第65号は全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。
 以上で経済建設常任委員会の報告を終わります。

○議長(北本 清美君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決に入ります。
 初めに、議案第60号及び議案第61号の2件を一括して採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって議案第60号及び議案第61号は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第62号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって議案第62号は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第65号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって議案第65号は委員長の報告のとおり可決されました。


○議長(北本 清美君) 日程第2 議案第66号平成19年度深川市一般会計補正予算を議題とします。
 本件は、一時議事延期となっているものですが、既に提出者の説明が終わっていますので、これより質疑に入ります。
 歳出、7款商工費。
 田中昌幸議員。

○5番(田中 昌幸君) 商工振興費、プラザ深川の維持管理費の改修、委託料の部分での補正予算が提案されておりますけれども、第2回定例会の中でも頑張る地方応援プログラムの議案提案のときに確認させていただきましたが、その後の部分について若干質疑をさせていただきます。
 1点目に、プラザ深川という名前になりましたけれども、耐震診断についてこれまでも耐震診断が必要ではないかと提言させていただいておりますが、第2回定例会以降の所管の検討結果についてお知らせいただきたいと思います。
 次に、今回の改修費用の工事請負費は199万3,000円ということで少額と思うのですが、この建物全体の現状の耐久性をどのように位置づけているか。先日所管事務調査で視察をさせていただきましたが、屋上防水のパラペットのさびもひどいですし、窓ガラスの割れているところもあったと記憶しているのですけれども、屋上防水、それから鉄製の窓、ガラス等について、この施設全体の現状と認識についてお伺いしたいと思います。
 三つ目に、頑張る地方応援プログラムという特別交付税措置の中身についてはどうなのかと思いますが、頑張る地方応援プログラムの申請に当たって、この改修等にかかわる部分の申請内容についてお知らせをいただきたいと思います。

○議長(北本 清美君) 答弁願います。
 一原経済・地域振興部長。

○経済・地域振興部長(一原 慶逸君) 答弁を申し上げます。
 1点目の耐震診断の第2回定例会以降の検討についてであります。深川市地域交流施設「プラザ深川」につきましては、建築物の耐震改修の促進に関する法律に基づきまして耐震診断を実施し、必要に応じて耐震改修を行うことをしなければならない施設の床面積を下回っておりますことから、努力義務の対象外になっているものでございます。第2回市議会定例会の補正予算の段階でも質疑にお答えさせていただきましたが、その必要性は認識しながらも、不特定多数の市民の皆さんが利用する施設として中央公民館や市役所本庁舎など、努力義務に該当する施設がありますことから、これらとともに公共施設の全体を見ながら対応策を検討していく必要があるものと受けとめているところでございますので、第2回定例会以降の検討につきましてはプラザ深川のみの検討はしてございません。
 次に、耐久性についての質疑をいただきました。旧拓銀店舗は、昭和12年9月に鉄筋コンクリート造2階建てとして建築後満70年を経過している老朽施設でございます。昭和49年12月に鉄骨造3階を増築して現在に至ってございます。その後平成13年3月に北洋銀行から建物の寄附を受けまして、市民交流センターとして開館するに当たって1,716万7,000円の改修費をかけてございます。今回の地域交流施設「プラザ深川」の開館に当たっては、早期にかつ大きな経費をかけないことで対応しておりますので、今回の改修箇所は必要最小限にとどめ、屋外給水管や1階トイレの改修などとなっております。建物の維持管理につきましては、建物の現状把握と計画的な修繕が必要となりますので、建築担当所管との連携を深めながら適切な管理になるよう努めてまいりたいと考えてございます。
 最後に、頑張る地方応援プログラムとの関連でございますが、深川市における頑張る地方応援プログラムの位置づけにつきましては、市の重要課題の一つとして地域経済の活性化への取り組みを進め、にぎわいの街創出プロジェクト、来てみて暮らすプロジェクト、それから総合地域経済活性化計画プロジェクトの三つの柱のプロジェクトを実施しているところでもございます。そこで、今回のプラザ深川の整備に係る関係でございますけれども、頑張る地方応援プログラムのにぎわいの街創出プロジェクトのうち、中心市街地におけるにぎわいの場設置事業として予定をしていたものを活用させていただくものでございます。頑張る地方応援プログラムの当初の申請時におきましては、これらの予算規模を770万円としたところでございます。

○議長(北本 清美君) 田中昌幸議員。

○5番(田中 昌幸君) 耐震診断についてはしないという答弁なのですけれども、昨年の地域再生計画のときにも耐震診断についてはやるべきだと主張させていただいています。昨年は、その予算については可決し、契約までした内容です。耐震診断について、市の方としても必要性を認めているし、議会としても認めているから契約までした。計画そのものがとんざしましたから、それに対する財源措置がなくなったということで、耐震診断そのものもできなくなるという部分については予算が限られている中でやむを得ないところもあるのかなという判断なのですけれども、今回の頑張る地方応援プログラムでは財源措置としても可能と伺っているのです。であれば、市民の皆さんの安全を確かなものとして判断をするための措置としては、耐震診断を頑張る地方応援プログラムの特別交付税を活用して診断をするというのは行政として最優先に取り組むべき課題でないかなと考えています。去年の段階では過疎債を活用ということで、有利な財源といっても将来に対して負担を求める部分でしたが、今回の頑張るの部分については特別交付税で一括交付され、将来に対する負担はないのです。そういういい財源として措置されるものを使わないで、財源措置の当てがない市の庁舎だとか、中央公民館と比較して物事を論じたりするというのは少し違うと思うのです。ですから、みんなに広場ということで集ってほしい施設であれば、より安全かどうかというお墨つきを行政として見せるべきではないかと。そういう点についてどういう判断をしたのか改めてお伺いしたいと思います。

○議長(北本 清美君) 答弁願います。
 一原経済・地域振興部長。

○経済・地域振興部長(一原 慶逸君) 再質疑をいただきました。プラザ深川のみの検討はしていませんということでございまして、第2回定例会以降の検討につきましては現在北海道が進めております北海道耐震改修促進計画等で連動した深川市全体の取り組みが必要であると考えてございます。今後におきましても、十分必要性を感じておりますので、市の関係所管との連携を密にし、緊急度または優先度などを配慮しながら取り進めてまいりたいと考えてございます。

○議長(北本 清美君) 田中昌幸議員。

○5番(田中 昌幸君) 1回目の答弁と全く同じ答弁だったのですが、施設として残すという政治的判断を山下市長が下したわけですから、市民の皆さんが安心して活用できる施設ということをぜひ皆さんに情報公開してほしいと思うのです。そういうことに向けて最優先に取り組むべき課題でないかなと思うのです。そういう気持ちを持って、予算措置、財源措置があるわけですから、予算要求したときに断られたからということにはならないわけです。それをすると財政課が怒るわけですから、それは所管が自分の所管のものは最優先に自分たちが要求していく気持ちを持っていただきたいと思うのです。答弁になっていないのですが、どういう整理をしていただけるのか、もう少し検討することをしていただきたいと思います。

○議長(北本 清美君) 答弁願います。
 一原経済・地域振興部長。

○経済・地域振興部長(一原 慶逸君) 答弁を申し上げます。
 必要性がないとの認識ではございませんけれども、建築物の耐震改修の促進に関する法律に基づきますと、この施設は努力義務の対象外の施設であるということでございます。ですから、しなくていいという認識には立っておりません。ですけれども、行財政改革の市全体として健全財政を図ることから認識しますと、優先順位だとか、または緊急度についても勘案しなければならないものと。一部頑張る地方応援プログラムの財源ということでお話しをいただきましたが、本年度においてはその財源の中に耐震改修の想定予算は入っていないものでありますので、ご理解をいただきたいと思います。

○議長(北本 清美君) 7款商工費を終わります。
 次に、歳入。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 終わります。
 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第3項の規定によって委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第66号を採決します。
 本件は原案のとおり可決することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって議案第66号は原案のとおり可決されました。


○議長(北本 清美君) 日程第3 議案第67号深川市教育委員会委員の任命についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 山下市長。

○市長(山下 貴史君)〔登壇〕 議案第67号深川市教育委員会委員の任命について、提案理由を申し上げます。
 教育委員会委員、梅澤慈祥さんが8月10日をもって任期満了となりましたことから、その後任の委員として轡田光章さんを任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。
 轡田光章さんの生年月日、住所につきましては記載のとおりでありますが、平成6年から円覚寺住職をされており、これまで社団法人深川青年会議所理事長、深川ロータリークラブ監事を務められるなど、社会奉仕活動を通じて市勢振興に貢献され、人格高潔にして識見豊かであり、教育委員として適任であると考えますので、よろしくご同意くださいますようお願いを申し上げます。

○議長(北本 清美君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第3項の規定によって委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告はありませんので、これより議案第67号を採決します。
 本件はこれに同意することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって議案第67号は同意されました。


○議長(北本 清美君) 日程第4 意見案第12号「地域安全・安心まちづくり推進法」の早期制定を求める意見書ないし意見案第15号中小企業の事業継承円滑化のための税制改正を求める意見書の4件を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 長野議員。
○4番(長野 勉君)〔登壇〕 ただいま議題となりました意見案第12号「地域安全・安心まちづくり推進法」の早期制定を求める意見書ないし意見案第15号中小企業の事業継承円滑化のための税制改正を求める意見書の4件について、提出者を代表し、提案理由の説明を申し上げます。
 本件につきましては、お手元に配付しております内容により関係機関に提出するもので、内容の説明は省略いたしますが、議決くださいますようよろしくお願い申し上げます。

○議長(北本 清美君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第3項の規定によって委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより意見案第12号ないし意見案第15号の4件を一括して採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって意見案第12号ないし意見案第15号は原案のとおり可決されました。


○議長(北本 清美君) 日程第5 閉会中の継続審査の申し出についてを議題とします。  本件は、決算審査特別委員長から、別紙ご配付のとおり閉会中の継続審査の申し出があります。
 お諮りします。申し出のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって申し出のとおり閉会中の継続審査とすることに決定しました。


○議長(北本 清美君) 日程第6 閉会中の所管事務調査の申し出についてを議題とします。
 本件は、総務文教、社会民生、経済建設各常任委員長から、別紙ご配付のとおり閉会中の所管事務調査の申し出があります。
 お諮りします。申し出のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって申し出のとおり閉会中の所管事務調査とすることに決定しました。


○議長(北本 清美君) これで本定例会に付議されました事件の審議はすべて終了しましたので、平成19年第3回深川市議会定例会を閉会します。

(午前10時44分 閉会)



 上記会議の記録に相違ないことを証するため、ここに署名する。


  議長 北本 清美
  署名議員( 5番) 田中 昌幸
  署名議員(13番) 東出 治通


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