平成20年 第4回
深川市議会定例会会議録 (第2号)
○議事日程(第2号)
(午前10時00分 開議)
○議長(北本 清美君) これより本日の会議を開きます。
○議長(北本 清美君) 日程第1 一般質問を行います。
初めに、水上議員。
〔水上議員、質問席へ〕
○7番(水上 真由美君) 財政収支改善案が提示されてからというもの市民の話題は専らこの話で終始し、さまざまなご意見をいただいてきました。それぞれの立場、それぞれの考え方がある中で、厳しい財政状況ではあるが、この深川市を何とかしなければという思いは市民の皆様初め、行政も、議会もすべてに共通した思いだと強く感じております。今こそこの一つの思いを受けとめ、市民の皆さんにとって何が最善なのかしっかりと見きわめ、その一方で必要なところにはしっかりと力を入れることを強く願い、通告に従い、一般質問を行います。(午前11時02分 休憩)
(午前11時10分 再開)
○議長(北本 清美君) 休憩前に引き続き開議します。〔松沢議員、質問席へ〕
○8番(松沢 一昭君) 第4回定例会の一般質問を行います。(午後 0時15分 休憩)
(午後 1時14分 再開)
○議長(北本 清美君) 休憩前に引き続き開議します。〔田中昌幸議員、質問席へ〕
○5番(田中 昌幸君) 国では、WKYと呼ばれるようになった麻生総理が迷走に迷走を重ね、国民が本当に年を越せるのだろうか、非常に心配な状況が訪れております。深川市においても、KYと言われるようなことのないよう、この議場の空気をしっかりと読める、市民の皆さんの空気を読める政治を行っていただきたいと思い、通告に従い、一般質問を行います。(「議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(北本 清美君) 田中昌幸議員。(「議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(北本 清美君) 田中昌幸議員。(「議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(北本 清美君) 田中昌幸議員。(午後 2時40分 休憩)
(午後 2時49分 再開)
○議長(北本 清美君) 休憩前に引き続き開議します。〔長野議員、質問席へ〕
○4番(長野 勉君) 一問一答方式になりましてから、私も初めての経験でございます。大変緊張のきわみでありますし、身の引き締まる思いでございます。非常に課題の多い今定例会でございますけれども、私も適切に質問申し上げたいと思いますので、理事者の皆さん方にも簡潔丁寧な答弁をいただきますことをお願い申し上げ、通告に従い、一般質問を行います。
○議長(北本 清美君) ここでお諮りします。
本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめ延長したいと思いますが、異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって本日の会議時間は延長することに決定しました。
○議長(北本 清美君) 答弁願います。
○議長(北本 清美君) お諮りします。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) (午後 4時06分 延会)
山岸建設水道部長。
○建設水道部長(山岸 弘明君) 一般廃棄物の処理についてお答え申し上げます。
初めに、株式会社エコバレー歌志内の経営状況についてでございますが、これまでの議会の答弁の中で申し上げてございますように事業開始以来、当会社は多額の累積損失を抱えるなど、経営が悪化している状況にございます。このことなどから、経営の改善と安定した運営を継続していくために北空知衛生センター組合など、関係する3組合に対し、委託料改定の申し出があったところでございます。その結果につきましては、本年第1回市議会定例会で答弁させていただきましたとおり、本年4月から平成21年度末までの2年間はトン当たり1万9,950円に、22年度から24年度末までの3年間は2万5,200円に委託料を改定することで合意に達したところでございます。また、この2年間における株式会社エコバレー歌志内の売上高は、残念ながら増加が図れず横ばいでございまして、経常利益では毎年多額の損失が生じております。そのため、平成19年度末における借り入れ金残高は69億9,600万円にも上り、その前年度末と比較しましても8億7,200万円もの増加となったとの報告を受けているところでございます。加えて、この4月から改定した一般廃棄物の処理委託料につきましては、株式会社エコバレー歌志内の事業計画としまして年間5万7,500トンとの廃棄物処理を見込んだ単価でございましたが、予定されておりました南空知ブロックからの一般廃棄物の受け入れが困難となったことなどから、今後におきましても厳しい経営が続くとの報告を受けているところでございます。
次に、2点目のごみ処理手数料の見通しと対応についてお答え申し上げます。本市のごみ処理手数料につきましては、平成15年7月から有料化を開始させていただき、既に5年が経過しましたので、見直しの検討に入らなければならない時期でございましたが、先ほど申し上げました可燃ごみ委託料の改定などがございましたので、このたびの行財政改革の取り組みとあわせて平成22年度に向けて改定を検討することとしたものでございます。この行財政改革の収支改善プランにおきましては、ごみ処理手数料としまして600万円の増収を予定させていただいておりますが、これは可燃ごみ処理委託料が先ほど申し上げましたように本年4月より2段階に分けて改定となりましたことから、その影響額の2割程度を見込んだものでございます。ごみ処理手数料の見直しに当たりましては、新年度に入りまして本市の一般廃棄物の処理経費の今後の動向やごみ処理量の変化などを詳細に分析いたしまして検討を進めてまいりたいと考えているところでございますし、また環境審議会でのご審議を賜ることなどとあわせて市民への必要な説明や周知にも努めてまいりたいと存じます。
○議長(北本 清美君) 長野議員。
○4番(長野 勉君) 再質問をさせていただきます。
株式会社エコバレー歌志内の経営内容、財務体質につきましては、私たち市民の側に責任はないわけです。いわゆる委託契約から5年経過したわけでありますけれども、本市を含む北空知衛生センター組合からの処理量が計画を大幅に下回ったとか、そういうわけでもなくて、会社の経営計画が頓挫して、そのツケが委託料の値上げという形で提示されてきた。当初南空知からの廃棄物を受け入れるとか、車の部品等の焼却リサイクルにも当たるとか、あるいはお聞きしますと鳴り物入りで稼働している焼却炉が順調に動かないとか、そんなことも含めて経営効率、焼却炉の稼働率も悪く、結果として借入金が約70億円と巨額に達しているわけです。この後の計画では約10年、委託契約で市民のごみの処理をお願いするわけでありますけれども、この今日底なしの不況の中、予想される中では親会社の日立といえども連結決算を求められる経営ではいつまで存続ができるのかと非常に危惧をするところでありますし、会社の規模からというか70億円の借り入れから、いつ破綻をしてもおかしくない会社であります。そういう状況で、北空知衛生センター組合でも今後十分ご論議があると思いますけれども、結果として市民生活に重大な影響が及ぶものであります。市民生活にとってごみは毎日欠かすことのできない現実でありますし、ある日突然の不測の事態というのは市民生活に大変混乱を来すという重要な案件でありますので、10年と言わず、今後に向けたこの会社の財務体質にかんがみながら、北空知衛生センター組合としても節に将来に向かった調査研究に着手すべきと考えますけれども、この点について答弁をいただきたいと思います。
○議長(北本 清美君) 答弁願います。
山岸建設水道部長。
○建設水道部長(山岸 弘明君) 今後の本市のごみ処理につきまして再質問を賜りましたので、お答えを申し上げます。
本市の可燃ごみの処理は、北空知衛生センター組合を通じまして株式会社エコバレー歌志内に処理を委託してございまして、平成15年度から15年間を処理委託期間とする覚書を取り交わしているところでございます。これまで株式会社エコバレー歌志内におきましては、極めて厳しい経営環境の中ではありますものの本地域の可燃ごみの処理につきましては中断することなく実施していただいたところでもございます。覚書を取り交わしているということもございますので、原則的には本年度を含め、向こう10年間、平成29年度末までは株式会社エコバレー歌志内において委託処理を行うこととしておりますが、そのような状態であったとしても平成30年度以降の処理方式は定まっておりませんので、このことについて同社に処理委託をしている北空知衛生センター組合など3組合で協議を今日まで進めてきたところでございます。この3組合による協議の上、3組合共同により、新たな処理施設整備を行うこととした場合の将来のごみ処理方式の基礎調査を本年度におきまして実施することとしたところでございます。また、このために必要な委託料は150万円程度でございますが、3組合均等で負担することとしまして、滝川市を中心とした中空知衛生施設組合がその業務を行うこととしたとの報告を北空知衛生センター組合より受けているところでございます。いずれにいたしましても、一般廃棄物の処理業務につきましては、市民の皆様の日常生活などから、排出されます廃棄物を休むことなく、適正に処理を継続することが極めて重要なことでございますので、今後におきましてもさらに将来の一般廃棄物の処理方式につきましては議員ご指摘の趣旨を十分踏まえまして、北空知衛生センター組合と協議、検討を進めてまいります。
○議長(北本 清美君) 長野議員。
○4番(長野 勉君) ただいま答弁をいただきましたので、不測の事態がないことを10年間祈りつつ、慎重に調査研究に当たっていただきたいと思う次第であります。
最後に、教育行政の学力テストについてお尋ねをいたします。この件につきましては、本年第3回定例会の中で寺下教育長の方から、教育行政報告並びに我が会派の川中議員の一般質問において一定の理解をしているところであります。しかし、学力テストの結果発表後、全国各地での学力向上に向けたさまざまな様子がマスコミでも取り上げられております。昨年に引き続き本年4月実施の全国学力・学習状況調査の結果は、小学6年生と中学3年生であり、教科も少なく、すべての把握や分析は難しいと判断いたしますけれども、報告の中でありました基礎的知識習得は一定の成果が見られるとのことであります。また、課題としては、知識の活用について報告をされております。そこで、何点かお伺いをいたします。今回の一斉学力テストばかりでなく、市内小中学校では有料での市販の全国テストも取り組んでいるとのことでございます。主要教科全般での全国的なテストの中で、市内小中学校の学力を把握されているのであれば、それらも含めて分析、検証についてお伺いをしたいと思います。
次に、全国各地からテレビ、新聞などで学力向上に向けた特色のある取り組みが紹介されておりますけれども、市内小中学校において学力向上に向けて取り組み、検討されているものがあればお知らせをいただきたいと思います。
○議長(北本 清美君) 答弁願います。
寺下教育長。
○教育長(寺下 良一君) 学力テストについて順次お答え申し上げます。
本年度の全国学力・学習調査における深川市の結果概要につきましては、質問の中にもございますように第3回定例会で申し上げたところでございます。主に知識に関する問題をA、応用に関する問題をBとして行っておりますが、小学校では国語Bで平均正解率が全道平均を0.2ポイント下回ったほかは、国語A、算数A及び算数Bで全道平均を上回りました。しかし、全国平均よりは若干低い結果となりました。中学校ではすべて全道平均を上回っており、特に国語Aは全国を上回っております。全体的な傾向としては、前年度同様全国的傾向と同じく基礎的、基本的知識の習得は一定の成果が見られたものの、知識の活用については課題が残ったところでございます。また、同一問題ではありませんが、あえて昨年度と比較しますと、小学校では2教科4項目について算数Bが若干伸びましたが、若干落ちた部分もございます。また、中学校では数学Aが若干伸び、その他は前年度と同レベルと言えます。この文部科学省実施の全国学力・学習調査とは別に、従来から市内の小中学校では小学校2年生から6年生までは、国語、算数の2教科。中学校1年生は、このほかに理科、社会を含めた4教科。中学校2、3年生はさらに英語を加えた5教科の民間会社の全国標準学力検査を実施してございます。この全国標準学力検査は、文部科学省のテストが経済協力開発機構、いわゆるOECDの国際学習到達度調査を意識した内容である一方、回答方式も含めかなりの違いがあるものの、どの学校もおおむねすべての教科で平均水準に位置してございます。
次に、学力向上対策への取り組みについてでありますが、教育委員会では2カ年の調査結果を踏まえて深川市学校改善プランを策定し、各学校にはそれぞれ状況に応じた実践をお願いしてございます。各学校では、全国学力・学習調査や全国標準学力検査の結果を分析、検証し、児童生徒の学習面での課題を把握する中で、具体的には基礎基本の定着に向けて放課後の繰り返し指導や特に中学校では教科担任がすき間時間にほかの教科でのTT授業にサブ教師として入り、おくれ感のある生徒への指導や、あるいは長期休業中の生徒の自主登校の中で補習を実施するなど、それぞれの学校の状況に応じて取り組んでございます。また、学習状況調査で明らかとなっている家庭生活との深い関連を踏まえ、学校だよりや学級通信等で家庭での協力について具体的な内容を示してお願いをしております。
○議長(北本 清美君) 長野議員の一般質問を終わります。
本日の会議はこれで延会したいと思いますが、異議ありませんか。
本日はこれで延会します。
なお、あすは午前10時から開議します。