[目次]

平成21年 第4回

深川市議会臨時会会議録 (第1号)

午前10時01分 開会
 平成21年11月26日(木曜日)
午後 3時37分 閉会


○ 議事日程(第 1号)

日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定について
日程第 3 議案第80号 深川市職員給与条例の一部を改正する条例について
日程第 4 議案第81号 特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について
議案第82号 深川市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例について
日程第 5 議案第83号 平成21年度深川市一般会計補正予算(第5号)の専決処分の承認について
 
質疑・
北畑 透君
関連質疑・
北名 照美君
答弁・
通市民福祉部長
答弁・
沢田教育部長
再質疑・
北畑 透君
再質疑・
北名 照美君
答弁・
通市民福祉部長
答弁・
沢田教育部長
再々質疑・
北名 照美君
答弁・
通市民福祉部長
日程第 6 議案第84号 平成21年度深川市一般会計補正予算(第6号)
 
質疑・
北名 照美君
答弁・
通市民福祉部長
再質疑・
北名 照美君
答弁・
通市民福祉部長
追加日程第 1 委員会報告第17号
議案第80号 深川市職員給与条例の一部を改正する条例について
議案第81号 特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について
議案第82号 深川市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例について
追加日程第 2 発議第 2号 深川市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例について



(午前10時01分 開会)

○議長(北本 清美君) ただいまから平成21年第4回深川市議会臨時会を開会します。


○議長(北本 清美君) これより本日の会議を開きます。


○議長(北本 清美君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員には、会議規則第78条の規定によって、山田議員、田中裕章議員を指名します。


○議長(北本 清美君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。

○議会事務長(森田 敏夫君) 本臨時会に付議されます事件は、市長から提出のありました議案5件であります。
 次に、鍜治議員から本臨時会会期中、欠席する旨の届け出がありました。
 次に、本臨時会に説明員として出席通知のありました者の職、氏名を一覧表としてお手元に配付しております。
 次に、本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
 以上で報告を終わります。


○議長(北本 清美君) 日程第2 会期の決定についてを議題とします。
 お諮りします。本臨時会の会期は、本日1日間にしたいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって会期は本日1日間に決定しました。


○議長(北本 清美君) 日程第3 議案第80号深川市職員給与条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 山下市長。

○市長(山下 貴史君)〔登壇〕 議案第80号深川市職員給与条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。
 本改正は、国家公務員の給与について人事院勧告に基づく給与改正がなされる見込みのため、本市におきましても平成21年度分に係わる給与について、同趣旨の改正を行おうとするものであります。
 改正の内容は、官民給与の格差0.22パーセントを解消するため、初任給を中心とした若年層及び医療職給料表一表の適用となる者を除き、給与月額を引き下げるとともに、期末勤勉手当の支給割合について、所要の改正を行おうとするものであります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いを申し上げます。

○議長(北本 清美君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 質疑を終わります。
 本件は総務文教常任委員会に付託します。


○議長(北本 清美君) 日程第4 議案第81号特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について及び議案第82号深川市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例についての2件を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 山下市長。

○市長(山下 貴史君)〔登壇〕 議案第81号特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について及び議案第82号深川市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例についての2件について一括して提案理由を申し上げます。
 これら2本の改正は、国家公務員の給与について、人事院勧告に基づく給与改正がなされる見込みのため、本市におきましても一般職員の支給に準じ、市長、副市長及び教育長の平成21年度12月期の期末手当について、同趣旨の改正を行うものであります。
 改正の内容は、民間企業の一時金の年間支給月数との格差0.35月を解消するため、平成21年度12月期の期末手当の支給割合について所要の改正を行おうとする者あります。よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いを申し上げます。

○議長(北本 清美君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 質疑を終わります。
 本件は総務文教常任委員会に付託します。


○議長(北本 清美君) 日程第5 議案第83号平成21年度深川市一般会計補正予算の専決処分の承認についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 平山財政課長。

○財政課長(平山 泰樹君)〔登壇〕 議案第83号平成21年度深川市一般会計補正予算(第5号)の専決処分の承認について、ご説明を申し上げます。
 次のページ、専決処分書をごらんください。専決第9号は、平成21年度一般会計補正予算第5号を地方自治法第179条第1項の規定に基づき、平成21年10月23日をもって専決処分したものでございます。
 次のページ、補正予算書の1ページをお開きください。平成21年度深川市一般会計補正予算第5号につきましては、第1条で歳入歳出にそれぞれ2,728万8,000円を追加し、予算の総額を168億2,002万5,000円とするものであります。
 飛びまして、10ページをお開きください。歳出予算についてご説明を申し上げます。4款衛生費、1項2目予防費2,728万8,000円の増額は、新型インフルエンザ予防接種事業における低所得者世帯等に対する軽減措置を図るものであります。
 戻りまして、8ページをお開きください。歳入予算につきましては、15款道支出金を充当するとともに、19款繰越金748万8,000円を充当しようとするものであります。
 以上、一般会計補正予算第5号についてご説明を申し上げましたが、ご承認賜りますようよろしくお願い申し上げます。

○議長(北本 清美君) これより質疑に入ります。
 北畑議員。

○10番(北畑 透君) 新型インフルエンザ対策に関して何点かお聞きしたいと思います。
 1次の感染の収束化が既に報道されておりますけれども、年前、年明けに2次、3次が来るであろうと言われております。
 そこで、1点目に2次、3次で患者が急増するやに想定をされておりますけれども、特に市立病院を中心とした医療機関の重症化に対する、このインフルエンザに関しては感染症というか、うつることで重症化し死に至るというケースも報告されておりますので、医療機関の受け入れ体制はどのようになっているのか。
 それから2点目として、感染率は乳幼児から始まって中学生以下が圧倒的に多いということに関しまして、本市においても学級閉鎖及び学校閉鎖という、このインフルエンザに関しての対応がなされております。今現在までの状況と対応をお聞きします。
 そして3点目に、優先接種の部分でどのような対応をされているのか、まず3点お聞きします。

(「関連」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 北名議員。

○16番(北名 照美君) 全く同じような内容ですので、関連して私からもお尋ねをいたします。
 テレビでいろいろな報道があり、見てはいるのですが、何か二転三転している状況もあったりして、情報が錯綜していると感じる。それで、優先順位のスケジュール。既に、北海道ではスタートしていると思うのですが、それを一つ聞きたい。
 2点目は、正確な情報という言い方をしたいと思うのですが、周知です。スケジュールのこともそうですし、その他新型インフルエンザに関する情報についての周知はしているのか、これからしていくのか。
 3点目は、まさに提案の中にある生活保護世帯あるいは低所得世帯に対する対応です。これは無料になるということで大変よかったと思うのですが、そのことの周知についてはどうか。低所得者の方については券が出て、それを受け取って行くということを聞いていますが、生活保護を受けている人の場合には具体的にどういう形でやっていくのかお尋ねしたい。
 もう1点は、国民健康保険の資格証明書が出されていると思うのですが、その方たちについて私の知る情報の中では資格証明書だから受けられないということではなく、短期被保険者証に書いて受けられるようにするとか、いろいろな手だてがとられている自治体の報道がありますけれども、深川の場合にはそのような配慮がなされるのか、なされようとしているのかお尋ねをいたします。

○議長(北本 清美君) 答弁願います。
 通市民福祉部長。

○市民福祉部長(通 義美君) 新型インフルエンザについて、北畑議員、北名議員からそれぞれ質疑がありましたので、順次お答えいたします。
 最初に、北畑議員からの1点目の医療機関の対策についてでございます。患者の急増に対応できる各医療機関の受け入れ体制の確立と一層の対策強化についてでありますけれども、インフルエンザワクチン接種につきましては、深川医師会のご協力をいただき、市内18の医療機関で接種が行われているところであり、10月23日の接種開始後1カ月が経過したことから、インフルエンザの定点医療機関であり、接種協力機関でもある三つの医療機関に接種状況を確認しましたところ、2医療機関については待ち時間もなく、ほぼスケジュールどおり行われていることが確認でき、思ったより接種希望者が少なく、ワクチンにも余裕があるという状況でございました。ただ1医療機関については接種予約がなかなかつかめず、ワクチンに余裕ができた場合には希望者に連絡し、対応しているとのことでありました。新型インフルエンザに感染し重症化した場合の治療体制については、市立病院で対応する以外になく、4つの感染病床を使用しながら、4階健診センターにある16床を活用し、対応強化をしていきたいと確認がとれているところでございます。
 次に、新型インフルエンザの市内の現状と対応についてでございます。学校の部分は教育委員会から答弁がありますが、市内の保育園については、各保育園で10人以上の新型インフルエンザと見られる場合にあっては、閉園まではございませんでしたけれど、登園自粛というところが数多くございました。また、市内幼稚園においても、1カ所閉園という状況にあることを伺っております。特に感染防止の観点から、うがい、手洗い、せきエチケット等について、励行いただくよう指導をしているところでございます。
 3点目、優先接種の対応についてのお尋ねでございましたけれど、これにつきましては市民周知が最も大切ということで、これまでも広報ふかがわによる周知を初め、ホームページの掲載、優先接種対象者への通知ということで、妊婦及び就学前までのお子さんについては個別通知、小中高生については集団周知をしております。また、市内受託医療機関、公共施設へのポスターの掲示などを行いまして、周知に力を入れているところでございます。ただ、この優先接種につきましては、接種回数の国の方針が変わってございまして、成人については当初2回から1回に変わりました。また、13歳以上についても今後の臨床試験に基づいて、これも2回から1回に変わるかどうか、12月中にその結果が出るということでございますので、それらを見きわめて周知に努めていきたいと思っております。
 次に、北名議員からございました1点目のスケジュールの関係でございますけれども、優先接種のスケジュールについては、10月23日から既に医療従事者の接種が行われてございます。11月16日から妊婦の方の接種も既に行われている状況でございます。この後は、妊婦の方も回数が2回から1回になったということもございまして、優先接種の方々の前倒しが出ている状況でございます。12月4日からは、基礎疾患のある方、1歳から就学前の幼児が接種開始となります。12月中旬からは、小学1年生から3年生、それから1歳未満児の保護者と優先接種対象者のうち身体上の理由により予防接種が受けられない場合の保護者等、小学校4年生から6年生が優先接種を受けられる予定でございます。来年1月以降につきましては、中学生、高校生、65歳以上の方のスケジュールとなってございます。
 周知につきましては、先ほどの北畑議員の質疑にもお答えいたしましたとおり、今後も前倒しがあってスケジュールが早まる場合については、十分な周知ができるよう広報等を活用し、積極的に行っていきたいと思っております。
 3点目の生活保護者の対応でございますけれども、生活保護の方についても広報での周知ですとか、先ほど言いましたポスターの周知等を併せて行っているところでございます。具体的な接種の方法でございますけれども、生活保護世帯の方については生保の手帳を持ってございますので、医療機関において生保の手帳を提示していただくことによって、無料でワクチン接種が受けられることになってございます。これについては、事前に医療機関に電話で予約を入れていただくことになります。
 4点目の資格証明書の交付を受けている方については、交付を受けているから接種が受けられないということではございませんので、医療機関に行っていただければ、接種が受けられることになっております。

○議長(北本 清美君) 沢田教育部長。

○教育部長(沢田 敏幸君) 北畑議員からの2点目で、市内の小中学校の学校閉鎖などの状況と対応について質疑がありましたので、お答え申し上げます。
 市内の小中学校では、北海道教育委員会が示しました学校の臨時休業の目安に沿いまして、学校医とも相談をいたしまして、学校閉鎖、学年閉鎖、学級閉鎖の措置をとっているところであります。市内の小学校では、5校において一度学校閉鎖を行ってございます。それ以外にも欠席の状況に応じまして、学年閉鎖、学級閉鎖を行ってございます。中学校では学校閉鎖は行っておりませんけれど、それぞれの学校内での欠席者に応じまして、学年閉鎖、学級閉鎖を行っているところでございます。きょう現在の状況でありますが、昨日で臨時休業の措置が解けたということで、現在のところは臨時休業をしている学校がない状況でございます。これからの状況によってまたそのような措置が行われると思っております。  対応につきましては、感染防止ということで臨時休業する前からうがいや手洗いなどの励行につきまして、学校、保護者を通じ家庭での励行などについて指導しているところでございます。

○議長(北本 清美君) 北畑議員。

○10番(北畑 透君) 概要については、大体お聞きをしました。教育委員会の方からも答弁ありました。
 13歳以下は12月に2回が1回になるのか、2回のままでいくのかはっきりするということで、まだ確定はしておりません。問題としては、接種費用を任意といえども1回3,600円、2回で6,150円ということで、子供の少ない世帯に関しては、負担の割合はそうでもないかと思うのですけれども、3人、4人、5人という世帯は珍しいかもしれませんけれども、そういう子供の多い、特に13歳以下、小学生以下の家庭においての経済的負担は、この単価からいっても結構なものになると思います。そのような意味では子供の多い世帯に対して、何らかの手当、助成を考えられてはいかがかと思います。
 それから学校でございますけれども、学級閉鎖、閉校、報道によりますと、授業日数等の関係で、冬休みを短縮してみたり、1日の中で5時間を6時間に1時間延長するという対応をされていることも認識しております。本市の学校でそのような状況があるのかないのか、それもお聞きしたいと思います。

○議長(北本 清美君) 北名議員。

○16番(北名 照美君) 答弁いただきましたが、周知の関係は広報でしているということです。広報は月1回ですから、変化が出てきたりするわけなので、この前の私の質疑に対する答弁では生きがい文化センターとかそういう公共施設でしていると言っていましたので、その辺のことがされていくのであれば、広報でしているという答えだけではなくて、そういう答えをいただきたい。前は、本庁舎でもしているような答弁もしていたと思います。
 それから、生活保護の関係をもう少し聞きます。保護手帳を医療機関で提示すればいいと、電話を医療機関に事前にかけなさいということだと言われましたので、なるほどと思いましたが、その辺は保護の受給者に周知をしていると言われるかもしれないけれども、よくしていだきたいと思います。それについて答えてほしい。
 もう一つは、資格証明書の人も何の問題もないとのことです。なるほどというか、資格証明書の人は保険証を持っていないわけで、予防接種に関しては関係ないととらえていいですか。

○議長(北本 清美君) 答弁願います。
 通市民福祉部長。

○市民福祉部長(通 義美君) 再質疑をいただきましたので、お答えいたします。
 初めに、北畑議員からは、多子世帯に対する公的助成についてのお尋ねだったと思います。私も北畑議員がおっしゃいますように、そういうことが必要だという思いは持ってございます。ですが、現在国が示している接種の基本方針が出されまして、今回深川市もそれに沿ってこの接種の方針を定めたわけでございます。道内の35市の状況でございますけれど、国が示した接種費用負担軽減措置以外に、独自の課税世帯を加えるとか、個人負担の1,000円助成を独自に行うだとか、そういうところが6市ございました。他の29市については、国の方針に基づいて深川市と同様の方針となっている状況にございます。深川市としても現在の財政状況の厳しい中においては、今回は国の方針に基づいての対応ということでご理解をいただきたいと思います。
 次に、北名議員からの公共施設の具体的な周知ということでございます。具体的には、公民館、コミュニティセンターなどへのポスター掲示、当然、受託医療機関などにもポスターを掲示している状況にございます。
 次に、2点目の生保の方への対応策、周知についてのお尋ねだったと思いますけれども、これにつきましても、基本的には広報ふかがわを中心に行って、またポスター等の掲示等を行って周知をしている状況でございます。また特に、生活保護世帯ということで社会福祉課のケースワーカーがおりますので、訪問の折にそのような優先接種のことについても、説明をしていきたいと思っております。
 3点目の資格証明書の方についても先ほど答弁申し上げたとおり、新型インフルエンザのワクチンの接種は受けられます。この優先接種対象者の低所得世帯、生活保護世帯の資格証明書を交付されている方についても、無料で行われるということでございます。

○議長(北本 清美君) 沢田教育部長。

○教育部長(沢田 敏幸君) 北畑議員から授業の時数の関係で質疑がありましたので、お答え申し上げます。
 これからの状況によって変化が起きてくるものと思っておりますけれども、現在のところ市内の数校から、学年または学級で2日程度冬休みを使って、授業を行いたいという相談が来てございます。これが現在の状況でありますので、これからそれぞれの学校の状況に応じて、変化が起きてくるものと思っています

○議長(北本 清美君) 北名議員。

○16番(北名 照美君) 生活保護の関係ですが、その答えでよろしいと思いながら、あえて蛇足になるのだけれども、広報だとか、掲示などはよいが、生活保護家庭は限定されるわけだから、ケースワーカーが説明するのもいいのだけれども、保護家庭にペーパーで出してほしいということを要望しますが、いかがですか。

○議長(北本 清美君) 答弁願います。
 通市民福祉部長。

○市民福祉部長(通 義美君) 個別通知をするべきではないかというお尋ねだと思いますので、その辺のところは、今後十分に検討していきたいと思います。

○議長(北本 清美君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は会議規則第36条第3項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第83号を採決します。
 本件は承認することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって議案第83号は承認することに決定しました。


○議長(北本 清美君) 日程第6 議案第84号平成21年度深川市一般会計補正予算を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 平山財政課長。

○財政課長(平山 泰樹君)〔登壇〕 議案第84号平成21年度深川市一般会計補正予算(第6号)についてご説明を申し上げます。
 第1条で歳入歳出にそれぞれ52万円を追加し、予算の総額を168億2,054万5,000円とするものであります。
 初めに、歳出予算についてご説明を申し上げます。10ページをお開きください。4款衛生費、1項4目保健事業費52万円の増額補正は、近年深刻化している自殺者の発生を抑えるため、北海道地域自殺対策緊急強化基金を活用し、相談支援及び普及啓発等の地域自殺対策緊急強化推進事業に取り組むものであります。
 次に、8ページをお開きください。歳入予算につきましては、15款道支出金52万円を充当しようとするものであります。
 以上、一般会計補正予算についてご説明を申し上げましたが、原案に賛同賜りますようよろしくお願いを申し上げます。

○議長(北本 清美君) これより質疑に入ります。
 歳出、4款衛生費。
 北名議員。

○16番(北名 照美君) 自殺対策ということです。日本では、交通事故の死者数よりも自殺者数が多いという深刻な事態に、政府も具体的に乗り出してきたと思いますし、これは当然必要なことだと思います。
 1点目は、国は過年度自殺者3万数千人と言っておりますが、何人か分かれば言ってほしいと思います。それをこの政策の中で、どのように減らしていくのか、目標を掲げて、総額幾らの予算化をしているのか、まずお尋ねします。
 2点目は、深川市における自殺者の数値的な実態、5年間の人数と、その原因はどういう状況に分類されるのか、お尋ねをしたい。
 3点目は、二つの事業を行うということで、一つは面談、もう一つは広報ということのようです。その面談事業についてお尋ねをしますけれども、市外の方を招聘する形で、相談活動や周知活動を図るということなのですが、具体的にどちらの方にどこに来ていただくのか。また、頻度というか、回数的に何度ぐらい実施するのか。あわせて、その方が来るのは月に何回という非常に少ない回数になるのですけれども、そこにあわせて相談に来るという人はよい訳ですが、そんなにうまくいかないので、普段からの対応が必要だと思うのですが、その辺の対応はどうなのか。
 4点目、もう一つの事業である広報です。どのような広報をしていくのか、その辺についてお尋ねしたい。
 5点目は、3カ年計画と聞いていますけれども、その中でも次年度以降、最初の年のメニューとさらに追加したメニューも深川市では考えていると聞いていますので、そのことについても教えていただきたい。

○議長(北本 清美君) 答弁願います。
 通市民福祉部長。

○市民福祉部長(通 義美君) 自殺対策緊急強化推進事業について、何点か質疑がありましたので、順次お答えをいたします。
 本事業につきましては、本年5月29日に可決されました国の経済危機対策の中で、地域自殺対策緊急強化交付金として、総額100億円の事業費が盛り込まれたもので、都道府県が地域自殺対策緊急強化基金を設置し、市町村を実施主体として3年間の時限事業として取り組むこととした事業であり、国としては10年連続3万人を超えるという自殺者、深刻な事態となったことから、平成28年までに17年の自殺率より20%以上減少させることを目標としているところであります。
 次に、本市における自殺者数についてでございます。北海道保健統計年報によりますと、平成15年が7人、16年が7人、17年が6人、18年が6人、19年が10人となっております。自殺の原因についてでありますが、倒産、失業、多重債務などの経済生活問題、病気の悩みなど健康問題、介護や看病疲れなどの家庭問題など、さまざまな要因が複雑に関係していると思われ、市としても自殺の原因を単に個人的な問題としてとらえるのではなく、その背景にはさまざまな社会的、経済的要因がかかわっているものと考えているところでございます。
 次に、事業内容等についてであります。平成21年度から23年度までを事業期間といたしまして、その初年度となる21年度は精神保健福祉士の資格を持つ保健師によりまして、心の健康相談として月2回、市健康福祉センターデ・アイを活用し、実施するものであります。毎月、広報ふかがわで相談日をお知らせし、健康係で申し込みを受け付けるという対面型相談支援事業と、深川保健所や地域及び職域等関係団体と一体となって、自殺や精神疾患に対する正しい知識の普及、啓発を主とする普及啓発事業の二つの事業を実施する予定であります。
 次に、次年度以降につきましては、この二つの事業に加えまして人材育成事業も検討しているところであります。今月17日、2009年版自殺対策白書が閣議決定されましたが、2008年においても自殺者数が3万2,249人と前年より844人減ったものの、11年連続で3万人を超えるという深刻な事態となっておりますことからも、本市の自殺防止対策の推進をしっかり努めてまいりたいと考えているところであります。

○議長(北本 清美君) 北名議員。

○16番(北名 照美君) 自ら命を絶つということです。自死とかいろいろな言い方をする場面もあるかと思うのですが、本当に痛ましいというか、あってはならないことだと思います。今聞きながらいろいろなことを考えます。深川でこれだけの人数の人がそういう状況にあったということも、改めて重く受けとめなければいけないと思います。
 そこで、事業を二つに振り分けられてことしはやって、来年はリーダーという関係も加わる。二つの事業で52万円ということしの金額でありますが、この内訳、面談事業でどれだけか、広報でどれだけかお聞かせいただきたい。特に広報はどういう形でするのか。これだけの取り組みをするわけですから、広報はお知らせだけではないと思っています。その辺のこともいま少しお聞かせいただきたい。

○議長(北本 清美君) 答弁願います。
 通市民福祉部長。

○市民福祉部長(通 義美君) 1点目の今回の補正予算の内容でございます。賃金ということで今回、保健師の相談員を招聘するわけでございますけれども、この部分で12万9,920円です。毎月2回、4カ月の対応で、交通費も含んでございます。それから、事業費として主に消耗品の関係ですけれど、相談資料、参考図書の購入で2万3,000円。それから、普及啓発の冊子で7万5,000円。次に広報の関係で、印刷製本費、パンフレットの作成で18万9,000円でございます。自殺に関しましては、大変大きな社会問題でもございますので、チラシを作成して全戸配布で市民周知をしていく形での対応を考えているところでございます。

○議長(北本 清美君) 4款衛生費を終わります。
 次に、歳入。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 終わります。
 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は会議規則第36条第3項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第84号を採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって議案第84号は、原案のとおり可決されました。
 常任委員会開催のため、暫時休憩します。

(午前10時51分 休憩)


(午後 3時25分 再開)

○議長(北本 清美君) 休憩前に引き続き開議します。


○議長(北本 清美君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。

○議会事務局長(森田 敏夫君) 初めに、総務文教常任委員長から議案3件の審査結果の報告がありました。
 次に、急施事件として川中議員外から議案1件の提出がありました。
 以上で報告を終わります。


○議長(北本 清美君) ただいま渡辺総務文教常任委員長から委員会報告第17号が提出されました。
 お諮りします。委員会報告第17号についてを日程に追加し、追加日程第1として直ちに審議することにしたいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって委員会報告第17号については日程に追加し、追加日程第1として直ちに審議することに決定しました。


○議長(北本 清美君) 追加日程第1 委員会報告第17号議案第80号深川市職員給与条例の一部を改正する条例についてないし議案第82号深川市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例についての3件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 渡辺総務文教常任委員長。

○総務文教常任委員長(渡辺 英雄君)〔登壇〕 ただいま議題となりました議案第80号深川市職員給与条例の一部を改正する条例についてないし議案第82号深川市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例について、総務文教常任委員会で審査しました概要と結果についてご報告申し上げます。
 議案第80号ないし議案第82号は、本臨時会において当委員会に付託され、委員会を開催し、所管の部課長等の出席を求め、審査を行いました。
 質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、人事院勧告に沿った対応をとる市とそうでない市があると思うが、他市の状況はどうなっているか。
 答え、夕張市を除く空知8市では、6市が勧告に沿った給料表改定の考え方ですが、うち2市は独自削減の関係から実施は来年4月となっています。また、期末勤勉手当については、勧告どおりの給料月額を基礎とする市が5市、勧告どおり行うが来年4月1日実施とする市が1市、独自削減の関係から本市と同様に削減前の給料月額を基礎とする市が2市となっています。
 問い、病院への支援に関連して、一部の部長職で減額調整をしているとのことだが、年間の総額で判断すべきと考える。今回のことを前例とすると、逆に不利益をふやすことになりかねない。減らしすぎる要素があり得るとすれば、少なくとも今回のことは前例としてほしくない。今年の6月はあくまでも特例の凍結であり、支給の月数を確定したわけではない。支払い額をとりあえず抑えておき、12月に精算するという提案だったはずだ。今までも基本的な考え方は、年間通じての調整であった。4月から12月分の給与を12月で調整していた。期末勤勉手当も12月で調整できる。今回の調整は、今までのやり方を否定することになると思うがどうか。
 答え、ことしの6月については、特例と十分認識している。こういった非常事態は、本当に異常な出来事ととらえている。今後の対応については、指摘いただいた点も踏まえて、どうあることが均衡あるものになるのかという事も踏まえながら、十分協議、検討します。今回の場合は、異例中の異例の措置であり、支給期ごとでなければ整理がしづらいという点もあり、このような形で実施したいと考える。
 問い、組合との交渉について、どのような提示をし、どのぐらいの時間をかけ、議論したのか。また、組合から要望があったのか。
 答え、組合に対しては、10月7日に人事院勧告に基づく内容で提示した。10月26日に組合側から回答をいただき、その後これを持ち帰り11月9日に再度提示しました。組合の考え方としては、基本的に人事院勧告は今までどおり尊重するとのことであり、最終的に11月16日に合意したものです。また、効果額等の活用については、特に要望はなかったものです。
 問い、前回6月の手当ての効果額は2,100万円だったが、12月の手当の効果額はどのくらいか。
 答え、市役所、病院等合算して926万8,000円です。
 問い、病院に対する支援を、給与の削減により行っているが、平成20年度は、年度末にその支援額総額を病院に繰り入れている。病院の運営は赤字体質で経営しており、年間を通じて一時借り入れ金がかなりある。そのことにより相当額の利息が生じることになる。病院に対する支援は、その都度、毎月の支援とするなど、病院に対してプラスになるように、少なくとも赤字が少なくなるような適切な支援でなければならない。その実態と今後の対応について伺う。
 答え、平成20年度は、病院以外の一般職員で約7,800万円、さらに議員と一部事務組合の職員で約1,760万円をことしの3月議会で補正し、総額で9,600万円の支援となった。ことしは、総計で約1億4,500万円の支援となる。支援の時期は、病院の経営に資するように努力してまいりたい。
 質疑終了後、採決に入り、議案第80号ないし議案第82号は、全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。
 以上で、総務文教常任委員会の報告を終わります。

○議長(北本 清美君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決に入ります。
 初めに、議案第80号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって議案第80号は委員長の報告のとおり可決されました。

○議長(北本 清美君) 次に、議案第81号及び議案第82号を一括して採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって議案第81号及び議案第82号は委員長の報告のとおり可決されました。


○議長(北本 清美君) ただいま川中議員ほかから発議第2号深川市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例についてが提出されました。
 お諮りします。発議第2号深川市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例については、急施事件と認め、日程に追加し、追加日程第2として直ちに審議することにしたいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって発議第2号深川市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例については、急施事件と認め、日程に追加し、追加日程第2として直ちに審議することに決定しました。


○議長(北本 清美君) 追加日程第2 発議第2号深川市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 水上議員。

○7番(水上 真由美君)〔登壇〕 ただいま議題となりました発議第2号深川市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例について、提出者を代表し、提案理由を申し上げます。
 国家公務員の給与について、人事院勧告に基づく給与改正がなされる見込みのため、本市議会におきましても勧告の趣旨を踏まえ、平成21年度12月期の期末手当を支給することとし、その際、手当計算の基礎額については、市立病院の経営改善のために実施している削減を適用せずに行うことから、本条例の改正を行うものです。
 内容につきましては、お手元の議案のとおりでありますが、ご審議の上、原案にご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。

○議長(北本 清美君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 質疑を終わります。

○議長(北本 清美君) お諮りします。本件は会議規則第36条第3項の規定によって委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより発議第2号を採決します。
 本件は、原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって発議第2号は原案のとおり可決されました。


○議長(北本 清美君) これで本臨時会に付議されました事件の審議はすべて終了しましたので、平成21年第4回深川市議会臨時会を閉会します。

(午後 3時37分 閉会)

 上記会議の記録に相違ないことを証するため、ここに署名する。

 議長        北本 清美
 署名議員( 2番) 山田 圭二
 署名議員(15番) 田中 裕章


[議事日程][目次]