[目次]

平成21年 第4回

深川市議会定例会会議録 (第4号)

午前10時01分 開議
 平成21年12月17日(木曜日)
午前10時40分 閉会


○ 議事日程(第4号)

日程第 1 委員会報告第18号
議案第86号 深川市職員給与条例の一部を改正する条例について
議案第87号 深川市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例について
議案第88号 深川市議会議員及び深川市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例について
日程第 2 委員会報告第19号
議案第89号 深川市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例について
議案第95号 中・北空知廃棄物処理広域連合の設置について
議案第96号 北空知衛生センター組合規約の一部を変更する規約について
日程第 3 委員会報告第20号
陳情第 4号 子どもがいきいき育つ深川に細菌性髄膜炎ワクチンの公費助成を求める陳情書
日程第 4 意見案第18号 新たな食料・農業・農村基本計画の策定に関する意見書
意見案第19号 電源立地地域対策交付金制度の交付期間延長等を求める意見書
意見案第20号 子どもたちの生命を守るため、ヒブワクチン及び肺炎球菌ワクチンへの公費助成、定期接種化を求める意見書
意見案第21号 地方交付税の増額・拡充に関する意見書
意見案第22号 住民税控除の縮小・廃止に関する意見書
日程第 5 請願第 3号 憲法9条を守り、非核平和の世界と日本を求める請願
請願第 4号 深刻な「貧困と格差」を解消するため、教育予算の拡充を求める請願
請願第 5号 深刻な「貧困と格差」を解消するため、社会保障予算の拡充を求める請願
請願第 6号 労働者派遣法の早期抜本改正を求める請願
請願第 7号 日米FTAに対し、農家経営の危機打開をはかる緊急対策を求める請願
日程第 6 閉会中の継続審査の申し出について
日程第 7 閉会中の所管事務調査の申し出について




(午前10時01分 開議)

○議長(北本 清美君) これより本日の会議を開きます。


○議長(北本 清美君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。

○議会事務局長(森田 敏夫君) 初めに、総務文教常任委員長から議案3件、経済建設常任委員長から議案3件、社会民生常任委員長から陳情1件の審査結果の報告がありました。
 次に、川中議員外から意見案5件の提出がありました。
 次に、議長は請願5件を受理しました。
 次に、第4回定例会4日目の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
 以上で報告を終わります。


○議長(北本 清美君) 日程第1 委員会報告第18号議案第86号深川市職員給与条例の一部を改正する条例についてないし議案第88号深川市議会議員及び深川市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例についての3件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 渡辺総務文教常任委員長。

○総務文教常任委員長(渡辺 英雄君)〔登壇〕 ただいま議案となりました議案第86号深川市職員給与条例の一部を改正する条例について、議案第87号深川市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例について及び議案第88号深川市議会議員及び深川市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例について、総務文教常任委員会で審査しました概要と結果についてご報告申し上げます。
 議案第86号、議案第87号及び議案第88号は、本定例会において当委員会に付託され、12月11日に委員会を開催し、所管の部課長などの出席を求め、審査を行いました。
 初めに、議案第86号深川市職員給与条例の一部を改正する条例についての質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、子供の出産自体が減っており医師の体制も変わってきている中で、分娩取扱手当の創設はやむを得ないことと思うが、これまでの経過と手当の額を4万円に設定した根拠は。
 答え、この手当は、既に札幌市内の個人病院や道内の病院でも創設されており、本市が医師の派遣をいただいている大学から手当の創設について要請があったものです。特に、算出根拠は定めていませんが、ほかの病院が出している手当の金額ではインパクトが弱いと判断し、最終的には将来の医師招聘、医師確保の観点からインパクトの強い、セールスポイントになると考え、4万円にしました。
 問い、看護師の中に助産師の資格を持つ方がいるが、助産師は何人いるか。また産科医をフォローできるような助産師の勤務体制となっているか。
 答え、助産師は現在9人で、そのうち1人が育児休業中のために実際に勤務しているのは8人です。また、助産師は、3階東病棟の産科に配置されて、病棟から外来に降りていく勤務体制となり、通常の夜勤と助産師による夜勤体制という両方を抱えており、余裕がある状況ではありません。
 問い、分娩するのは市民だけではないと思うが、年間の分娩件数はどのくらいか。
 答え、平成19年度の分娩件数は151件で、深川市民65件、本市を除く北空知37件、その他49件です。平成20年度は95件で、深川市民42件、北空知26件、その他27件です。平成21年度は11月現在43件で、深川市民23件、北空知7件、その他13件です。
 問い、市立病院の通常分娩にかかわる費用は幾らか。また、今回の4万円の手当を創設することにより、分娩費用に変更があるのか。
 答え、平均的な金額で、初産の場合約37万6,000円です。今回の手当創設に当たって変更はありませんが、現在、使用料手数料の見直しを行っており、分娩費用2万円の引き上げを検討しています。
 質疑終結後、採決に入り、議案第86号は全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第87号深川市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例についての質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、文西コミュニティセンターを利用する地域の世帯数、人口は。
 答え、主に利用する地域は、文光町、西町第1、西町第2、西町第3、緑町西、緑町東町内会です。この6町内会で組織する文西コミュニティ振興会の世帯数は、11月末で1,884世帯、3,882人です。
 問い、施設建設に伴う工事費はいくらか。また、備品はコミュニティ振興会と相談して決めたと思うが、その内容と金額は。
 答え、工事費は、建築工事6,772万5,000円、電気設備工事748万6,500円、機械設備工事のその1が520万3,275円、その2が535万8,150円、全体で8,577万2,925円です。備品の整備については、25品目で五つの業者に分けて購入しています。地元とは昨年から相談しており、本年10月に購入備品を示し、了解を得ています。購入総額は241万5,073円となり、財源として電源立地地域対策交付金を活用しています。
 問い、文西コミュニティ振興会は、どのような組織か。
 答え、振興会は、文光町の町内会長が会長になり、西町の3町内会長、緑町東、西の2町内会長の5人の町内会長が副会長になり、業務の一部を分担すると聞いています。また、町内会長6人で構成する常任委員会、町内会長以外の代表者で構成する代議員会及び以前から文西分館で活動してきたサークルを代表する9人の方で構成する運営委員会となっています。
 問い、新たな文西コミュニティセンターの年間維持管理経費の見込みは。
 答え、現施設での使用実績がなく、利用状況や灯油等の価格に変動があるため把握しずらいところですが、ほぼ同規模の広里コミュニティセンターから光熱水費約70万円、除雪費を含む保守管理委託料約90万円、その他の経費を含め合計約170万円と想定しています。
 質疑終結後、採決に入り、議案第87号は全会一致をもって、可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第88号深川市議会議員及び深川市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例についての質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、選挙運動用ビラ作成の公費負担に関して条例を制定している市は何市か。
 答え、本市と札幌市を除く全道33市の中で、夕張市、留萌市、美唄市、三笠市、北斗市の5市を除く28市が条例を制定または制定の予定です。
 問い、選挙運動用ビラの作成に係る経費は、国から交付税という形で措置されるのか。
 答え、人口10万人を算定基礎とした包括算定経費として算定されており、その詳細はわかりませんが、以前個別に算定されていたときに公費負担に係る経費が含まれていたことから、ビラ作成に係る経費も含まれているものと考えています。
 質疑終結後、採決に入り、第88号は全会一致をもって、可決すべきものと決定いたしました。
 以上で総務文教常任委員会の報告を終わります。

○議長(北本 清美君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶものあり)

○議長(北本 清美君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決に入ります。
 初めに、議案第86号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって議案第86号は委員長の報告のとおり可決されました。
○議長(北本 清美君) 次に、議案第87号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって議案第87号は委員長の報告のとおり可決されました。
○議長(北本 清美君) 次に、議案第88号を採決します。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって議案第88号は委員長の報告のとおり可決されました。


○議長(北本 清美君) 日程第2 委員会報告第19号議案第89号深川市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例について、議案第95号中・北空知廃棄物処理広域連合の設置について及び議案第96号北空知衛生センター組合規約の一部を変更する規約についての3件を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 北畑経済建設常任委員長。

○経済建設常任委員長(北畑 透君)〔登壇〕 若干長くなりますが、経済建設常任委員会の報告を申し上げます。
 ただいま議題となりました議案第89号深川市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例について、議案第95号中・北空知廃棄物処理広域連合の設置について及び議案第96号北空知衛生センター組合規約の一部を変更する規約についての3件について、経済建設常任委員会で審査いたしました概要と結果についてご報告申し上げます。
 まず、議案第89号、第95号及び第96号は、本定例会において当委員会に付託され、12月11日に委員会を開催し、所管の部課長等の出席を求め審査を行いました。
 初めに、議案第89号深川市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例についての質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、直接搬入されるごみは、約9割が事業系である。30%の値上げは事業者に厳しいものと受けとめるが、どのような対応を行っているのか。また、理解は得られているのか。
 答え、今回の手数料の見直しは、環境審議会に諮問し答申をいただいたもので、審議会委員の構成員の中には、商工会議所、農協、建設業協会等の代表も参画しており、十分議論をいただいた経緯もあります。また、答申後には、環境衛生協会や主な事業所を回り説明を行い、意見等も伺っておりますので、一定の理解はいただいているものと考えております。主な事業所の代表である商工会議所では、小売業者や個人の料飲店はごみ袋で対応している方が多いが、資源ごみの分別とごみの減量には賛同していただいており、要請があれば、周知にも協力していただけるとのことでありました。農協では、資源ごみとなる書類をできるだけ分別し、手数料の値上げ分に対応したいとの話がありました。また、電気販売店組合には、家電製品の買いかえ等に際してのリサイクルについてお願いをした経過もあります。
 問い、平成22年度から26年度までの5年間を想定した費用分析には、新施設に係る費用を見込んでいるのか。
 答え、平成22年度から24年度までの試算には、広域連合の事務費負担金を、25年度からは新施設の建設費の減価償却費と維持管理費を計上しており、あわせて広域連合で焼却処理が供用開始された以降のエコバレー歌志内への可燃ごみ委託費の減額分を見込んで試算しております。ごみの有料化を開始した平成15年度の試算と異なるのは、国が一般廃棄物の手数料の比較試算をする目安として、19年に一般廃棄物会計基準を示していることから、今回はこの基準の考え方に則して試算しているものです。
 問い、施行日が平成22年7月1日となる理由は。
 答え、妹背牛町、北竜町、沼田町、秩父別町で構成する北空知衛生施設組合は、不燃ごみと資源ごみを妹背牛町の処分場に搬入しており、直接搬入の手数料改正は平成22年3月議会に提案し、7月実施予定と聞いております。しかし、生ごみと可燃ごみは北空知衛生センター組合に搬入しており、深川市が4月から新料金を施行すると3カ月のずれが生ずることとなり、その間、近隣町と金額設定が二重となることで、不燃ごみなどが手数料の安いほうに流れ、近隣町とトラブルが生じるおそれがあることなどから、周知期間なども考慮し、北空知1市4町の同時施行が望ましいと判断したものです。
 問い、値上げによって影響を受ける事業所数及び影響額はどのくらいか。
 答え、直接搬入される事業所からのごみは、搬送を請け負った業者が二つから三つの事業所のごみを収集するため、実際の事業所数はわかりません。料金改定による影響額については、平成20年度実績から試算すると事業系から直接搬入される不燃ごみは、年間1,538台分で約581トン、1台当たり平均で約380キログラムが搬入をされていることから、1台当たり約1,140円値上がりすることとなります。また、家庭系からの直接搬入は、年間2,091台分で約200トン、1台当たり平均で約100キログラムが搬入されていることから、1台当たり約300円値上がりすることになります。
 問い、市では、指定ごみ袋購入による経済的負担を軽減するため、所得等に応じて指定ごみ袋を支給しているが、これらの実態を伺う。
 答え、平成20年度の実績739件の内訳は、生活保護世帯が約207件、身体障害者福祉法による方が3件、家族介護用品支給要綱による方が21件、乳児のいる世帯が116件、低所得世帯等が392件となっております。配付枚数は、20リッターの燃えるごみ袋が1万7,025枚、40リッターが565枚、10リッターの燃えないごみ袋が2,995枚、7リッターの生ごみ袋が3万680枚となっております。
 質疑終了後、討論に入り松沢委員から原案に反対の立場で、本件については、ごみ袋有料化の時点でも、昨年の財政収支改善案の検討時点でも反対をしてきた。特に今、住民生活が大変になっている不況の中で、資源ごみ無料化の考え方は正解だと思うが、3割の値上げはいかがなものかと思う。効果額も出ているが、これが即、市民負担になることから、私たちは容認することができないとの討論が行われました。
 その後、採決に入り、議案第89号は賛成多数をもって、可決すべきものと決定をいたしました。
 次に、議案第95号中・北空知廃棄物処理広域連合の設置について及び議案第96号北空知衛生センター組合規約の一部を変更する規約について、一括して審査を行いましたので、質疑の中から主なものを申し上げます。
 問い、11月に歌志内市で住民説明会が開催されたようである。この説明会の内容、住民からの意見について把握していれば、内容を伺う。
 答え、説明会は、歌志内市が新施設の建設候補地として表明したこともあり、地域住民に建設予定地として、取り進めていくことの了解を得るため、2回開催しております。歌志内市からの住民説明会の概要報告では、11月6日第1回目の説明会には町内会や自治会から24人、関係団体から13人、一般傍聴者9人が参加し、4月15日にエコバレー歌志内が撤退の意向を表明してから10月末に公設公営で歌志内市を新施設の建設候補地とすることが5市9町で確認されるまでの経過を説明しております。2回目は11月27日に開催され、同様な参加者に対し、焼却施設の概要や構成市町、ごみの量、建設予定地が示されたほか、地域の環境保持、雇用の確保等の説明もされたようで、同日、連合町内会からごみ処理施設の建設について合意をいただいたとのことでありました。
 問い、ごみ処理は各自治体の固有事務である。各構成市町の市民及び執行機関の意見は、広域連合でどのように反映されるのか。
 答え、広域連合組合規約第8条第2項に広域連合の議員定数を定めており、最低でも各市町から1人の議員が選出されます。また、規約第11条に執行機関の組織を定めており、広域連合長1人と他の自治体の市長及び町長は、すべて副連合長となるよう規定しておりますので、市民の代表である議員と執行機関である各自治体の長は、広域連合が行う業務に参画する機会があると考えております。実務的には、広域連合の条例を定める際に、実務担当者レベルの連絡会議などを規定し、運営していくことも可能であり、今後の検討課題としております。
 問い、広域連合組合規約第7条で議員定数を18人とした経緯を伺う。
 答え、道内の広域連合を調査したところ、後期高齢者医療の広域連合を除き、構成団体数の一番多い広域連合が16市町村で、議員数は最大21人であったことなどを参考に、各市町最低1人ずつ議員を選出することを基本とし、人口、ごみの量に応じて定数の増加を配分したものです。
 問い、広域連合規約第6条の事務所の所在地に歌志内市の住所が記載してあるが、どこを示しているのか、また第14条に補助職員を置くとあるが、どのような体制になるのか。
 答え、建設候補地が歌志内市であることから、事務所は歌志内市から提案のありました観光館という、現在使用されていない施設の住所となっております。広域連合が設置されましたら、新施設建設に向けて準備に取りかかる職員として、3組合から各1人、歌志内市から1人、北海道に1人派遣の要請をしておりますので、5人体制となる予定です。事務所の設置に当たり、歌志内市役所内ではスペースを確保できないことから、この観光館としておりますが、新施設に事務所が移る場合、規約の変更が必要となってくるものです。
 問い、新施設は焼却処理施設であることから、焼却灰は埋め立て処分するようであるが、場所はどこになるのか。
 答え、焼却灰の最終処分場所は、エコバレー歌志内が現在使用している処分場を譲り受け、処理を行いたいと考えております。エコバレー歌志内は、平成25年3月までは営業しており、それ以降の使用となりますが、この処分場は、新施設の焼却灰をおおむね25年以上処理可能と歌志内市で開催された説明会で報告されております。
 問い、広域連合が設置されると、北空知衛生センター組合の可燃ごみ処理事務の中で、焼却処分の業務が除かれることになるが、経費負担等は具体的にどのように変わるのか。  答え、可燃ごみ処理は、これまでエコバレー歌志内と委託処理契約をしておりましたが、これにかわり広域連合が焼却処理することになります。北空知の1市4町の構成市町は、これまで北空知衛生センター組合に可燃ごみ処理の委託料分を含めて負担金として支払っていたものを、焼却処分にかかわる部分は広域連合に、収集されたごみの圧縮梱包と搬送を含めた中間処理に関する分は北空知衛生センター組合に分けて、負担金として支払うことになります。
 問い、施設のごみ処理規模が1日90トンとあるが、これは平成19年度の排出実績から算定したものであり、処理が開始される予定の平成25年には人口もごみの量も減ることが予想されるが、これらの将来見通しを踏まえ、どのように規模を確定していくのか。
 答え、深川市を含めたすべての自治体で人口は減少傾向で、ごみの量も分別の徹底などにより、今後ふえることはないと考えております。新処理施設建設の際には、人口動態等を勘案したごみの処理量を適切に定めた基本設計、実施設計を策定していきます。
 質疑終結後、討論に入り松沢委員から原案に反対の立場で、市民から排出されるごみは、1日たりとも休まずに処理しなければならないことは当然のことである。しかし、これまでの可燃ごみ処理を振り返ると、私たちが自区内での処理を言い続けてきたにもかかわらず、エコバレー歌志内に委託することで焼却単価が安くなるからと決定され、その結果、技術的な問題もあり、エコバレー歌志内は平成24年度で撤退となることが決まった。そして、今回は時間がないことを理由に、住民に対しても議会に対しても説明不足であることを指摘しなければならない。広域連合の設置に際し、5市9町で話を進める過程の中で、各市町の議会に対して一定の説明をしなければならなかったと思う。これらの手法が抜けていた議案に対し、賛成することはできないとの討論が行われました。
 その後、採決に入り、議案第95号及び議案第96号は、賛成多数をもって可決すべきものと決定いたしました。
 以上で経済建設常任委員会の報告を終わります。

○議長(北本 清美君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決に入ります。
 初めに、議案第89号を採決します。
 この採決は、起立によって行います。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。

(賛成者起立)

○議長(北本 清美君) 起立多数。
 よって、議案第89号は委員長の報告のとおり可決されました。

○議長(北本 清美君) 次に、議案第95号及び議案第96号を一括して採決します。
 この採決は、起立によって行います。
 本件に対する委員長の報告は可決であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。

(賛成者起立)

○議長(北本 清美君) 起立多数。
 よって、議案第95号及び第96号は委員長の報告のとおり可決されました。


○議長(北本 清美君) 日程第3 委員会報告第20号陳情第4号子どもがいきいき育つ深川に細菌性髄膜炎ワクチンの公費助成を求める陳情書を議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 田中社会民生常任委員長。

○社会民生常任委員長(田中 裕章君)〔登壇〕 ただいま議題となりました陳情第4号子どもがいきいき育つ深川に細菌性髄膜炎ワクチンの公費助成を求める陳情書について、社会民生常任委員会で審査しました概要と結果についてご報告申し上げます。
 陳情第4号は、本定例会において当委員会に付託され、12月14日に委員会を開催し、審査を行いました。
 陳情者は、新日本婦人の会深川支部、子供と教育部部長松沢君代氏で、陳情の要旨は、細菌性髄膜炎ワクチンの接種は任意接種であり、子育て世代に大きな負担となっているため、深川市での公費助成の実施及び周知徹底を求めるものであり、さらに北海道、国に対して、細菌性髄膜炎ワクチンの公費による定期接種化、さらに肺炎球菌ワクチンの早期承認と公費による定期接種化の要請を求めるものです。
 委員に、陳情趣旨に対する意見を求めたところ、このような命や健康にかかわることは最優先に実施すべきだと考えるが、自治体レベルではなく、国の責任において実施すべきと考える。市で実施することは望ましいことであるが、財政問題、ワクチンの安全性の問題、量的問題等を考えると、現段階では無理がある。ワクチンの確保は2割程度という現状、さらには肺炎球菌のワクチンについては未承認ということもある。子供の命にかかわるワクチンの投与は大事だが、ワクチンの安全性ということも非常に大事であるので、趣旨は了としながらも、現状では国に求めていくべき内容であると思う。本陳情は趣旨採択とすべきとの意見がありました。
 その後、採決を行い、陳情第4号は全会一致をもって、趣旨採択すべきものと決定いたしました。
 以上で社会民生常任委員会の報告を終わります。

○議長(北本 清美君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 質疑を終わります。
 本件は討論の通告がありませんので、これより採決に入ります。
 本件に対する委員長の報告は趣旨採択であります。
 本件は委員長の報告のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって陳情第4号は委員長の報告のとおり趣旨採択することに決定しました。


○議長(北本 清美君) 日程第4 意見案第18号新たな食料・農業・農村基本計画の策定に関する意見書ないし意見案第22号住民税控除の縮小・廃止に関する意見書の5件を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 北名議員。

○16番(北名 照美君)〔登壇〕 ただいま議題となりました意見案第18号新たな食料・農業・農村基本計画の策定に関する意見書ないし意見案第22号住民税控除の縮小・廃止に関する意見書の5件について、提出者を代表し、提案理由の説明を申し上げます。
 本件につきましては、お手元に配付しております内容により、関係機関に提出するもので、内容の説明は省略いたしますが、議決くださいますようよろしくお願い申し上げます。

○議長(北本 清美君) これより一括質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は会議規則第36条第3項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより意見案第18号ないし意見案第22号の5件を一括して採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって意見案第18号ないし意見案第22号は原案のとおり可決されました。


○議長(北本 清美君) 日程第5 請願第3号憲法9条を守り、非核平和の世界と日本を求める請願ないし請願第7号日米FTAに対し、農家経営の危機打開をはかる緊急対策を求める請願の5件を議題とします。
 お手元に配付しております請願は、付託表のとおり所管の常任委員会に付託し、閉会中の継続審査とすることに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって本件は付託表のとおり所管の常任委員会に付託し、閉会中の継続審査とすることに決定しました。


○議長(北本 清美君) 日程第6 閉会中の継続審査の申し出についてを議題とします。
 本件は、総務文教常任委員長から別紙ご配付のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。
 お諮りします。申し出のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって申し出のとおり閉会中の継続審査とすることに決定しました。


○議長(北本 清美君) 日程第7 閉会中の所管事務調査の申し出についてを議題とします。
 本件は、総務文教、社会民生、経済建設の各常任委員長から別紙ご配付のとおり、閉会中の所管事務調査の申し出があります。
 お諮りします。申し出のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって申し出のとおり閉会中の所管事務調査とすることに決定しました。


○議長(北本 清美君) これで本定例会に付議されました事件の審議は、すべて終了しましたので、平成21年第4回深川市議会定例会を閉会します。

(午前10時40分 閉会)


[議事日程][目次]