[目次]

平成22年 第1回

深川市議会臨時会会議録 (第1号)

午前10時00分 開会
 平成22年2月16日(火曜日)
午前10時28分 閉会


○ 議事日程(第 1号)

第1号(2月16日)

日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定について
日程第 3 中・北空知廃棄物処理広域連合議会議員の選挙
日程第 4 委員会報告第 1号
市立病院経営健全化調査特別委員会の中間報告について
日程第 5 報告第 1号 法律上市の義務に属する損害賠償の額を定めることの専決処分の報告について
日程第 6 議案第 1号 平成21年度深川市一般会計補正予算(第8号)
議案第 2号 平成21年度深川市地方卸売市場特別会計補正予算(第1号)




(午前10時00分 開会)

○議長(北本 清美君) ただいまから平成22年第1回深川市議会臨時会を開会します。


○議長(北本 清美君) これより本日の会議を開きます。


○議長(北本 清美君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員には、会議規則第78条の規定によって、田中昌幸議員、東出議員を指名します。


○議長(北本 清美君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。

○議会事務局長(森田 敏夫君) 本臨時会に付議されます事件は、議会が行う選挙1件、市立病院経営健全化調査特別委員長からの中間報告、市長から提出のありました議案2件及び報告1件であります。
 次に、鍜治議員から本臨時会会期中欠席する旨の届け出がありました。
 次に、本臨時会に説明員として出席通知のありました者の職、氏名を一覧表としてお手元に配付しております。
 次に、本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
 以上で報告を終わります。


○議長(北本 清美君) 日程第2 会期の決定についてを議題とします。
 お諮りします。本臨時会の会期は、本日1日間にしたいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって会期は本日1日間に決定しました。


○議長(北本 清美君) 日程第3 中・北空知廃棄物処理広域連合議会議員の選挙を行います。
 お諮りします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定によって、指名推選にしたいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって選挙の方法は、指名推選で行うことに決定しました。
 お諮りします。指名の方法については、議長が指名することにしたいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって議長が指名することに決定しました。
 中・北空知廃棄物処理広域連合議会議員に東出議員、北畑議員を指名します。
 お諮りします。ただいま議長が指名しました東出議員、北畑議員を中・北空知廃棄物処理広域連合議会議員の当選人と定めることに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よってただいま指名しました東出議員、北畑議員が中・北空知廃棄物処理広域連合議会議員に当選されました。
 ただいま中・北空知廃棄物処理広域連合議会議員に当選されました東出議員、北畑議員が議場におられますので、会議規則第31条第2項の規定によって、当選の告知をします。


○議長(北本 清美君) 日程第4 委員会報告第1号市立病院経営健全化調査特別委員会の中間報告についてを議題とします。
 市立病院経営健全化調査特別委員長から会議規則第44条第2項の規定により、中間報告をしたいとの申し出があります。
 お諮りします。本件は申し出のとおり報告を受けることにしたいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって市立病院経営健全化調査特別委員長から中間報告を受けることに決定しました。
 委員長の発言を許可します。
 川中市立病院経営健全化調査特別委員長。

○市立病院経営健全化調査特別委員長(川中 裕君)〔登壇〕 ただいま議題となりました市立病院経営健全化調査特別委員会の中間報告について申し上げます。
 当委員会は昨年9月、第3回市議会定例会において中間報告を行いましたが、その後個別外部監査の実施、市立病院経営健全化計画の策定等の取り組みについて、11月24日、1月6日、1月18日及び2月8日の4回にわたり調査を行いましたので、その経過について報告いたします。
 11月24日の第5回委員会では、11月9日付で個別外部監査人より提出されました監査結果報告の概要について及び検討中の健全化対策項目等について説明を受けました。その中で個別外部監査については、1、多額の不良債務を抱え、赤字体質に陥った基本的な原因はどこにあるのか、2、関係法令等に従い、経済合理性に基づいて運営されているか、3、不良債務を解消し、赤字体質を改善する方策があるかの三つの視点に沿って監査が行われたこと。その結果、さまざまな分析とともに多くの指摘がなされ、特に病院収支のシミュレーションでは、今後経営の健全化を図り、資金不足比率を20%未満とするためには、単年度約3億円の収支改善と1億円の債務解消が必要とされたこと。また、そのためには給与費等いわゆる固定費の大幅削減と一般会計からの特別支援が不可欠であり、おおよそ8年程度の期間が必要であることなどが示されました。これを受け市としては、この内容の可否等についても十分精査し検討する中で、健全化計画の策定に当たっていきたいとの報告がされました。一方、検討中の健全化対策では、1、現在の5病棟を4病棟に再編し、一部療養病棟への転換と職員配置の適正化を図る合理化・効率化項目、2、医療安全対策や療養環境加算等の取り組み等を図る収益確保項目、3、人件費や委託経費のさらなる削減、効率化を図る費用縮減項目などが示され、今後さらに具体的効果額の積み上げと実効性の確保に努めたいとの説明がありました。
 次に、1月6日の第6回委員会では、検討中の健全化対策項目とその概算効果額が示され、あわせて現時点における収支見通しが明らかにされました。その中で、前回示されていた一般病棟から療養病棟への転換については、転換後の新規入院患者の確保が現実的には困難であることなどから、当面は見送ることとされました。また、このことに伴い標準医師数の確保を前提とした医療点数の加算についても計画に計上しない旨の説明がありました。一方、歳出では、平成22年度において退職手当組合負担金の精算追加分として8,300万円及び法定福利費のアップにより6,000万円が生ずることが判明したため、これらを含めた一連の効果額としては、平成21年度で約8,000万円、22年度6,900万円、23年度1億7,700万円、24年度以降では1億8,900万円とされました。また、これらを踏まえた収支見通しでは、平成21年度に1億5,500万円の不良債務が発生し、累計不良債務が約17億円になること。さらに、平成28年度にあっては、累積で約51億7,000万円、資金不足比率は149.2%という大変な状況がうかがえるとの説明がありました。
 委員からは、「なぜこの時期にこのような数値が出てくるのか。どういう発想で計画づくりに当たっているのか。こんな状況で本当に改善できるのか。」などの声が上がり、所管からは、「医業収益が悪化している現況にかんがみ、再度試算を行ったもの。当然この数値は改善計画ではないが、現状このような見込みとなっている。計画策定に当たっては、病院の機能や役割を維持しつつ収支改善を模索している。早急にさらなる対策をまとめ、健全化の形を示していきたい。」などの答弁がありました。
 次に、1月18日の第7回委員会では、前回の論議を受け、さらに追加して行うべき対策の内容と計画書のイメージについて説明がありました。今回の追加項目では、診療報酬の改定及び病院の自助努力による増収を見込むほか、専門職員の配置転換、さらなる節約対策などにより約1億4,000万円を捻出。新たな方策として、7対1入院基本料の取得の考え方が打ち出されました。この7対1の取り組みは、現行10人の入院患者に対し1人の看護師配置となっている体制を、患者7人に対し1人とするもので、この体制に移行した場合、入院基本料が1日1人1万3,000円から1万5,550円、2,550円のアップが見込めることから、コスト分を差し引いても年間1億5,000万円を超える効果が期待されること。ただし、移行に際しては、24時間3交代の看護師配置や医師及び入院患者の1割以上の重症患者数の確保が必要であり、その実効性がポイントであること。これらの課題については、病院内部はもとより行政一体となって取り組むことでクリアしていきたいとの説明がありました。
 委員からは、「基本的な考え方は理解するが、医師や看護師、入院患者の確保についてはリスクを感じる。患者サイドに立てば、患者負担はもとより看護の質、サービス向上こそが1番である。その担保はどうか」などの質疑があり、所管からは、「看護師の確保については、病棟再編、適正配置の中で対応したい。医師や入院患者については、現状クリアしており、今後も可能と考える。看護、サービス等については、配置基準の高度化から、当然向上すると考える。病院の生き残りをかけた取り組みとして、院長初め医療スタッフ一丸でやり抜く決意である」などの答弁がありました。
 次に、2月8日の第8回委員会では、平成21年度から27年度までを期間とする市立病院経営健全化計画素案が示され、今後の具体的取り組みや収支見通しについての説明があり、その後質疑を行いましたので、その主な内容について報告いたします。
 問い、本計画の策定に際し、年末年始大変なご努力をいただいたことに敬意を表す。この計画通りになればいいというのが率直な感想であるが、改めて実行に当たっての強い決意と思いを伺う。
 答え、平成20年に策定した3カ年計画が、初年度に不良債務が発生するなど、大変ご心配をおかけしたが、今回改めて病棟の再編、7対1の取り組みを柱とする改善案を作成した。これらを実行することで、継続的な病院運営は可能と考えており、何が何でもやり抜く決意である。
 問い、医師の確保あるいは現在いる医師の定着に向けて、市長、副市長と医師との定期的な懇談、会合が必要と考えるが、どのような状況か。
 答え、理事者と医師等とのコミュニケーションについては、先月と今月の2回懇談の場を持っており、その折、健全化対策の推進に当たっては、医局サイドの絶大な協力をお願いするとともに、医師確保、招聘活動に際しては引き続き副市長の同行を理解願い、大学側へのアピールにも努めている。
 問い、健全化計画に関して、道から中間目標の設定といった話もあるようだが、具体的にはどのようなことか。
 答え、計画期間が4年を超える場合、計画書の中に中間目標を明記するよう努めることとされており、現在、道の助言等を受ける中で設定に向け検討している。
 問い、7対1の取り組みが医師や技術スタッフの確保に有効であることは以前聞いた。しかし、市民にとってどれだけの価値のあるものなのかよく見えない。そこのところを改めて伺う。
 答え、現行の10対1と7対1の違いは、どれだけ手厚い看護を提供できるかということ。7対1になれば、看護師1人の患者さんに対応する時間や量がふえることから、そうした意味でのサービスはかなり向上するものと考える。
 問い、他の病院で7対1をやらない、できていないという現実は、何が理由と考えるか。また、本市の場合、中心となる医師や看護師の考え方、受けとめはどうであったか。
 答え、他の病院で実施されていない1番の理由は、看護師の確保面と考える。7対1は、7人の患者さんに対して1人の看護師、それが24時間であり、8時間労働として3人が必要。さらに、夜勤数が1人4週間で72時間を超えてはならないこととされている。本市の場合、1病棟50床で25人の配置が、31人ぐらいとなり五、六人の増。また、一部の看護師業務の増も想定されるが、特に反対の意見も聞いていない。病院の維持継続のため、1病棟を休床することで可能性が出るのであれば、これを取得すべきととの病院内の決定をみている。
 問い、今回の7対1看護について、新聞報道後に職員から初耳との声を聞いた。説明では、病院挙げての取り組みと聞いているが、本当に大丈夫か。
 答え、院内的には、幹部会議という院長、副院長を交えての最高決定機関で決定し、その後管理職等が集まる運営会議でこの確認をしている。周知不足の面があったとすれば反省しなければならないが、取り組むことの意思確認はされている。
 問い、7対1に向けた医師、看護師の確保といったことはあるが、要は患者をふやすことが大事。患者をふやすため、例えば市民が市立病院にかかる場合、医療費や検診に助成することはどうか。取り組むことは可能か。
 答え、医療費の助成制度を設けることや検診の料金設定について、何らかの方策を講じることは、技術的には可能なことと考える。
 問い、今般の診療報酬の改定について、総合的には0.19%ということだが、本市における効果額はどの程度か。
 答え、推計で4,500万円程度と見込んでいる。
 問い、繰出金の基準外繰出について、職員給与費等の云々とあるが、この「等」というのは何を意味するのか。
 答え、現在、職員給与費を財源とする繰り出しを行っているが、今後は一般会計サイドでさまざまな財源を充てるという意味と聞いている。個別具体には承知していない。
 問い、こうした改善対策を進める場合、機構の見直し、人件費の削減は、当然真っ先に手がけるべきことと思う。例えば、看護部など1部1課を想定するなら、部制の廃止など市長部局に先んじてやるべきではないか。
 答え、これまでの検討の中では、仕事をどう回すかが論議の中心であり、部長制度の見直し等については重要視していなかった。指摘の点については、市全体で考えなければならない問題と考えている。
 以上が委員会の概要であります。
 なお、これまで調査してきた市立病院経営健全化については、当委員会として一定の整理を終えたものとし、今後の委員会の開催等については、特別な事由により調査すべき事項が生じた場合に開催することとし、その内容、開催日時については正副委員長に一任していただくことで決定いたしました。
 これで市立病院経営健全化調査特別委員会の中間報告を終わります。

○議長(北本 清美君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 質疑を終わります。
 以上で市立病院経営健全化調査特別委員会の中間報告を終わります。


○議長(北本 清美君) 日程第5 報告第1号法律上市の義務に属する損害賠償の額を定めることの専決処分の報告についてを議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 山下市長。

○市長(山下 貴史君)〔登壇〕 報告第1号法律上市の義務に属する損害賠償の額を定めることの専決処分の報告についてご説明を申し上げます。
 平成22年1月6日午前10時35分ころ、深川市3条13番地先路上において、市職員の運転する公用車が停止中の車両に衝突し、相手車両のフロント部分に損傷を与える事故が発生しました。その詳細は、別紙専決処分書のとおりでありますが、本件については22万4,738円を市が賠償することで相手方と協議が調いましたことから、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、平成22年1月29日をもって専決処分したものであります。なお、賠償金につきましては、全国市有物件災害共済会の自動車損害共済から全額補てんされるものであります。
 以上、同法第2項の規定により報告させていだきます。

○議長(北本 清美君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 質疑を終わります。
 これで報告第1号の報告を終わります。


○議長(北本 清美君) 日程第6 議案第1号平成21年度深川市一般会計補正予算及び議案第2号平成21年度深川市地方卸売市場特別会計補正予算の2件を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 初めに、議案第1号。
 平山財政課長。

○財政課長(平山 泰樹君)〔登壇〕 議案第1号平成21年度深川市一般会計補正予算(第8号)についてご説明を申し上げます。
 第1条で歳入歳出にそれぞれ341万8,000円を追加し、予算の総額を173億8,498万5,000円とするものであります。
 初めに、歳出予算についてご説明を申し上げます。10ページをごらんください。4款衛生費、1項8目後期高齢者医療費93万5,000円の増額補正は、道後期高齢者医療広域連合の交付金を受けて、高齢者の健康教育に必要なパンフレット作成及び運動用具等の整備を行うものであります。
 12ページをお開きください。2項2目塵芥処理費173万1,000円の増額補正は、2月2日に設立された中・北空知廃棄物処理広域連合の運営に必要な経費に対する負担金であります。
 次に、14ページをお開きください。7款商工費、1項5目卸売市場費75万2,000円の増額補正は、冷凍機の修繕及び消火栓ポンプ流量計の交換に必要な経費に一般会計から繰り出しを図るものであります。
 戻りまして、8ページをお開きください。歳入予算につきましては、19款繰越金及び20款諸収入を充当しようとするのであります。
 以上、一般会計補正予算についてご説明申し上げましたが、原案に賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。

○議長(北本 清美君) 次に、議案第2号。
 一原経済・地域振興部長。

○経済・地域振興部長(一原 慶逸君))〔登壇〕 議案第2号平成21年度深川市地方卸売市場特別会計補正予算(第1号)についてご説明を申し上げます。
 今回の補正につきましては、施設の修繕に伴うものでございます。
 歳出からご説明を申し上げます。10ページをお開きください。3、歳出、1款1項1目市場管理費につきましては、冷凍機、冷媒ガス漏れ及び消火栓ポンプ流量計の修繕により、75万2,000円を増額するものでございます。
 戻りまして、8ページをお開きください。2、歳入につきましては、ただいま歳出でご説明申し上げました額と同額を、2款1項1目一般会計繰入金において75万2,000円の繰り入れを図るものでございます。
 以上、説明申し上げましたが、原案に賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。

○議長(北本 清美君) これより質疑に入ります。
 初めに、議案第1号一般会計、歳出、4款衛生費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 終わります。
 次に、7款商工費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 終わります。
 次に、歳入。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 終わります。
 以上で一般会計補正予算を終わります。
 次に、議案第2号地方卸売市場特別会計。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 終わります。
 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第3項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありませんので、これより議案第1号及び議案第2号を一括して採決します。
 本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(北本 清美君) 異議なしと認め、よって議案第1号及び議案第2号は原案のとおり可決されました。


○議長(北本 清美君) これで本臨時会に付議されました事件の審議はすべて終了しましたので、平成22年第1回深川市議会臨時会を閉会します。

(午前10時28分 閉会)


[議事日程][目次]