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予算審査特別委員会記録 (第2号 2/2)

午前10時10分 開議 
 平成11年3月15日(月曜日)
午後 3時51分 延会 


〇議事日程(第2号)

一般会計歳出質疑 ・ 2款 総務費
・ 3款 民生費



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〇白井委員長 終わります。
 次、70ページ、道知事・道議会議員選挙費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

 終わります。
 71ページ、市議会議員選挙費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

 終わります。
 
72ページないし74ページ、市長選挙費まで。

(「なし」と呼ぶ者あり)

 終わります。
 74ページないし76ページ、統計調査費まで。

(「なし」と呼ぶ者あり)

 終わります。
 76、77ページ、監査委員費まで。

(「なし」と呼ぶ者あり)

 3款民生費、77ページ、78ページ、社会福祉総務費まで。

〇北名委員 
ここで私は、各種軽減措置、いわゆる低所得者に対する軽減措置が市の中にあるのです。水道料金、簡水も含めて、下水道料金、集落排水事業も含めて、くみ取り料金と、それぞれ一定の該当者がいて、それなりの役割を果たしているものですが、毎年ここの場所でこの軽減措置の制度を、今は福祉事務所と言わないのかな、社会福祉課の窓口に来て申請をするという、そういう場合に、すんなりと気持ちよく受け付けるべきだということを言ってきました。どうもはっきりしないような答えがずっと出ていましたが、今席は快く受け付けるという答えをぜひいただきたい。
 もう一点は、この制度の基準についてであります。私は、生活保護基準の1.3倍というぐあいに、ずっとそういう認識をしておりますが、そういうことでよろしいかどうかということ。あわせて、この制度や基準がいかにも知らされていないと。したがって、当然該当になるような基準内の人であっても申請をしていない、したがって該当になっていないと、こういう方が非常に多くいるのではないかというぐあいに私は想定をするわけですが、その辺についてどういう状況なのかお尋ねします。

〇桜井社会福祉課長 北名委員さんから3点にわたってご質問を受けました。
 1点目について、受け付けの関係でございます。平成9年の予特のときにお答えをしている内容もございますし、現在窓口に来られた方につきましては、ご不便、ご不自由をかけないように、その場で状況をお聞きし、申請を受け付けております。
 2点目の基準についてでございます。基本的には生活保護世帯、低所得世帯が対象になるわけですが、低所得世帯につきましては担当の地区の民生児童委員さんの報告に基づいて対応しているわけでございますが、生活保護基準のおおむね1.3倍を参考にしながら対応しているのが実態でございます。
 3点目のPRについてでございます。要綱に書かれていますように、この制度につきましては民生児童委員さんから報告を受けるという形になっております。この関係につきましては、昨年の予特でも私からお答えをしているわけでございますけれども、地域の中で一番実態をお知りになっている方からの報告を受け付け、それで対応していくというのが基本方針でございますので、ぜひご理解をいただきたいというふうに思います。

〇北名委員 知られていない、知らせ方の努力が極めて足りないということを私は言っているのですけれども、その証拠というか、証拠という言い方は変ですけれども、私は毎年資料を出してもらっていますから、前年、前々年と比較をしてみたのです。そうしたら、生活保護自体は、この間の補正予算のときもふえているよと言って、時代がそういう状況にあるのです。しかし、この制度は、利用者はどうなのだろうか。私はふえていないという認識なのです。
 どうしてかといいますと、どうしてかという言い方は変なのですが、特に生活保護の場合は自動的に軽減措置の該当者になるのです。したがって、言ってみれば生活保護以外の人たちが申請との関係で該当になりますよということになるのです。それを見ると、おととしと比べてどうなのかというと、水道、簡水においては21人減っているのです。それから、下水道、集落排水、くみ取り、これは10人減っているのです。だから、この時代に、実態がそうであればいいけれども、実際には余りにも何の知らせる努力も、こういう制度がありながら、していないのではないかと。あなた方は、民生委員さんにこの点についてどのようなやり方をしているかわかりませんけれども、もっと周知の努力をしなければいけないのではないのかというぐあいに思いますので、そのことについて答えをいただきたい。
 それと、就学援助制度というのがありますよね、教育委員会に。これは、生活保護基準の1.3倍以内の方が該当になるということでやっています。今の答弁はおおむねということですけれども、いいですよ。おおむね1.3倍も、1.3倍も、おおむね一緒。そうすると、就学援助が該当になっている世帯については、この制度については申請をすれば該当になるというぐあいに理解をするわけですけれども、その点についてはいかがでしょうか。

〇桜井社会福祉課長 2点、改めてご質問がありました。
 1点目のPRについてでございます。いろいろの助成金の交付要綱につきまして先ほども若干述べさせていただきましたけれども、この制度につきましては地域の中での実態が一番必要だというふうに感じていますので、交付対象の関係につきましては、先ほども述べさせていただいたように、地域のその方のどのような生活状況をしているか、そういった状況の一番詳しい方が報告をしていただいて、対応している。そのほか、先ほど申し上げましたとおり、窓口に申請いただいた方についても対応しているし、その方についても民生委員さんにきちっと連絡をさせていただく中で対応させていただいているという状況でございますので、その辺でご理解をいただきたいと思いますし、2点目の就学援助世帯とイコールにはならないのかということでございますが、就学援助世帯との対応の仕方、つまり先ほど北名委員さんもおっしゃられたように、1.3倍以内という形が要綱の中に明記されております。しかし、私どもの方のくみ取りの助成等につきましては、そのことが明記されていません。あくまでも参考という形でございますので、おおむねは該当者がイコールになることが多いとは思われますけれども、必ずしもイコールという形については断言できないということをご理解いただきたいというふうに思います。

〇北名委員 一つは、おおむね1.3倍、これもあいまいだなと思うけれども、ということは1.3倍を上回っていてもいいケースがあるよということになろうかと思うのです。そういうぐあいにおっしゃるのだったら。
 そこで、私の記憶では、そういうややこしいことを言ってはだめとは言わないけれども、1.3倍以内の人は該当になるよと。しかし、それを超えても、おおむねというのだから、該当になるよと、そういう気持ちをしっかり持たないと、これはうまくないと思う。
 そして、地域の中での実態が一番大事と言うけれども、私はこれは考え直さなければいけないと思う、あなた方は。なぜ言うかというと、今、時代がこうなっているから、側から見てわからないけれども、しかし生活はこうだとかという人はたくさんいるわけです。それは、民生委員さんが目こぼしがあったから民生委員さんの責任だなんて言える状況ではないのです。したがって、地域の中での実態、何を言っているのかわからないけれども、地域の中での実態というのは私はわからないけれども、大事でないとは言わない。だけれども、基準に基づいて事を進めるというぐらいのことは行政としては持たなければいけないと思います。
 先ほど私言ったでしょう、全然ふえていないではないかと。こういう制度があるのであれば、お知らせをする。お知らせをよくしていると。しかし、そうではないのだよという場合もある。だけれども、今の場合は、私はそうではないと。私、何人かの人にこの何年かの間で教えてあげたりして、ああ、そうですかという人がいました。知りませんでしたという人がいました。
 そこで、私言いたいのですが、おおむねという言葉がネックになるかどうかわかりませんが、私この後生活保護のところでも、去年生活保護のしおりで一番大事なことが抜けているよと。それは何か。基準が書いていないからわからないのだよと言ったでしょう。就学援助のことを、私ずっと議会に出たときからやってきて、就学援助のしおりには基準が書いてある。基準というか、一つのケースが書いてある。昨年度は、こういうケース家庭で幾らの人が該当になりましたよと書いているのです。
 ですから、こういう制度というのは、必ずと言ったら言い過ぎかもしれないけれども、住民の皆さんがプラスになる、それをお知らせするというときに、そのこと抜きにしてやったのでは不足がある。そして、わけのわからないような地域の中での実態が一番大事という表現を使うと、ますますわかりづらくなるという点で、いま一度、さっきから何回も言っているけれども、全然ふえていない、知られていない、知らせていないという問題についても含めて答えをいただきたい。

〇桜井社会福祉課長 ふえている、ふえていないという問題につきましては、それなりに担当地区の民生児童委員さんがきちっと回っていただいて実態を把握した結果がこういう結果だというふうに理解をしているところです。各種民生児童委員さんとのいろんな会議の中でもこの趣旨について徹底をして、実態調査をしてもらっている結果がこういう形でございますので、要綱の流れに沿った形で我々も進めているわけですから、ぜひご理解をいただきたいというふうに思います。

〇白井委員長 終わります。
 次、78ページないし79ページ、身体障害者福祉費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

終わります。
 次、79ページないし81ページ、老人福祉費。

〇佐藤委員 3目老人福祉費の中でお伺いいたします。
 ホームヘルプサービスについてでありますが、新年度から24時間巡回型ホームヘルプサービス事業が1,387万6,000円で実施されるわけでありますが、その内容、そして民間活力を導入して取り組む、その考え方についてもお伺いをしておきます。
 次に、ホームヘルパー養成事業についてでありますが、在宅福祉の3本柱であり、最も重要なホームヘルパーの養成は重要な課題であろうと存じます。そこで、養成講座推進の取り組みについてお伺いいたします。さらに、資格取得者の実態と資質向上のため、上級資格取得の対応についてお伺いをいたします。
 次に、老人福祉費に関連をいたしまして、訪問入浴サービスについてお伺いをしておきます。予想される該当者数、さらには実施に向けた計画について、以上お尋ねをいたします。

(「関連」と呼ぶ者あり)

〇松沢委員 何点か聞くつもりでしたが、1点だけ関連する部分がありますので、関連質問をします。
 説明欄14の24時間巡回型ホームヘルプサービス事業でございますが、深川市の行政ではこの体制は全くできていないと思っていますが、どこらあたりといいますか、どういう体制でどういうところがこの仕事に当たっていくのかということを説明いただきたいと思います。

〇沢飯健康福祉課長
 お2人の委員さんからご質問がありました。一括お答えをさせていただきます。
 ホームヘルパーの24時間の事業でございますが、平成12年度の介護保険制度導入のときに在宅福祉推進の大きなウエートを占める事業でございます。ホームヘルプ事業の24時間体制、特に深夜についてでございますが、事業を委託しております社会福祉協議会と協議してまいりました。結論から申しますと、社会福祉協議会では深夜の派遣は困難との結論によりまして、市としましては介護保険適用のホームヘルプ事業として、深夜の派遣はどうしても必要な事項としてとらえてございます。そこで、私どもは、民間活力の導入を考えているものでございます。
 この考えのもと、平成11年度につきましては9カ月分の委託料を計上し、12年度に向けました基盤整備をするものでございます。また、今回計上させていただきました予算につきましては、10人分を計上したものでございます。このことによりまして、昼間部の滞在型は社会福祉協議会を主体に、深夜、早朝の巡回型につきましては民間活力を導入し、市民のニーズにこたえてまいりたい、このように考えてございます。
 次に、佐藤委員さんからご質問ありましたホームヘルパー養成事業の今後の考えでございますが、10年度までの取り組み状況につきましては、平成7年度から開始いたしました3級養成課程を修了した方は118人であります。また、農協さん、民間でも修了者が出ておりますが、そういう方を含めますと159人となってございます。今後におきましても、当分の間深川市では3級養成講座を開催する中で、介護の基礎知識のある市民が多く居住していることが、今後進めてまいりますネットワークの中心的な立場の人になってくれるものと、こう考えてございます。
 また、2級以上の資格取得の状況につきましては、札幌の専門機関での養成でお願いしたいと考えておりますし、現在把握できております人につきましては、社協の実態で3級1人、2級修了者5人、1級修了者4人の実態がございます。さらに、パート職員では、2級修了者3人、3級で5人となってございます。また、民間で修了し、登録された人は、知事からの通知によりますと、2級で6人、1級で2人の実態でございます。
 次に、訪問入浴サービスの取り組みの考えでございますが、この事業につきましても介護保険導入の適用のものでございまして、所管としましては12年度当初から取り組みたいと考えておりますし、スタート時点では最大10人程度を見込んでまいりたい、このように考えております。この事業につきましても、民間活力の導入を図ってまいります。

〇岡部委員 説明欄9、緊急通報システムのかかわりについてお伺いしたいと思いますが、このシステムの保有の状況、これが旧町村ごとにどのような状況になって配置されているか。さらに、利用希望者に対する充足率はどのようになっているのか。また、このシステムが設置されて、本当によかったという事例がどのぐらいあるのか。また、逆にこのシステムが誤作動を起こしたというような実態はどうなっているのかお聞かせいただきたいと思います。

〇沢飯健康福祉課長 岡部委員さんから緊急通報システムにつきまして4点ご質問いただきましたので、一括お答えさせていただきます。
 緊急通報システムにつきましては、平成4年度からの事業でありまして、ひとり暮らしの高齢者や高齢夫婦世帯で日常生活に不安のある世帯に設置しております。現在の設置状況は、平成4年度から6年度までは消防庁のモデル事業として3カ年で250台、平成7年度から
は市単独事業としまして毎年10台ずつ設置してございます。11年度におきましても10台予定しておりまして、総合いたしますと300台となるものでございます。
 このシステムの機能は、青ボタンでデ・アイにつながり、一般の相談事項の対応となります。また、赤ボタンで緊急時の情報が消防署につながるようになってございます。このほか、ガスセンサー、火災センサー、煙センサー、首に常時かけていながら、急な体調不良のときにボタンを押しますと消防署につながるペンダントなどがセットになってございます。
 緊急通報システムは、この5年間は10台ずつの設置でありますことから、市内全域を公平にとの考えのもと、民生児童委員さんと連携する中、年度当初に各地区ごとに緊急度の高い人から名簿を提出していただいて設置しているところでございます。また、新規10台のほかに、不幸にしまして年度中に亡くなられる方や長期入院などで必要がなくなる方などを含めますと、毎年30台程度が新規世帯に設置されております。
 毎年このような状況で設置し、行政対応しておりますが、30台ですべての希望が満たされるかといえば、やはり各地区では数台の未設置が出てまいります。これらの世帯の方につきましては、翌年度優先的に設置されるよう配慮しているところでございます。
 次に、設置しました世帯での利用状況でありますが、昨年4月から本年2月までの実績で31件ありました。その対応としましては、緊急協力員が対応したもの6件、消防署による緊急出動調査が14件、火災で消防署及び団員が出動調査したもの9件、ガスで調査したもの2件であります。
 このほか、誤作動というものにつきましては、消防署で受信いたしましたものは、毎年業者委託する中で電話機の点検もしておりまして、その数も含めまして誤作動という扱いをされておりますが、1,533件あります。この中には、落雷なども含まれてございます。
 市といたしましては、ひとり暮らし老人だけを見ましても、本年3月1日現在1,237人おり、中でも在宅生活者が898人という状況から、本事業につきましては今後とも継続していかなければならないものと考えてございます。

〇松沢委員 ここの説明欄1の6、7、老人福祉電話設置とひとり暮らし老人の電話料の助成の関係でお聞きしますが、それぞれ現在の設置台数、それから利用状況で、昨年私も1件市の方に紹介した経過がありましたが、現在予算の面でふやしていく必要はないか、満度にいつでもつけられる状況になっているのかどうかということを含めてお尋ねします。
 もう一点は、ヤクルトの訪問サービスですが、これは非常に喜ばれている事業でありますが、一方、申し込みに対していま少し予算ボリュームといいますか、もう少し欲しいのではないかな、もう少しあったらいいなという希望もあります。ふやしていく必要性があると思いますが、所管の考えを聞かせてください。

〇沢飯健康福祉課長 松沢委員さんから2点ご質問ありました。先に老人福祉電話につきましてお答えをさせていただきます。
 この事業は、ひとり暮らし老人などの安否確認と生きがいづくりを目的としまして、低所得のおおむね65歳以上の方に電話の貸与と料金の一部助成を行う内容のものでございます。現在生活保護世帯の方など22世帯に貸与、助成しているところであります。
 お尋ねありました待機者につきましては、現在ゼロの状況でございます。また、今後におきましては、予備として3台保有しておりますので、希望市民への対応につきましてはこの3台で対応できるものと、こう考えてございます。
 次に、訪問サービスの予算拡大の考えでございますが、この事業につきましてはひとり暮らし老人を定期的に訪問し、安全確認と異常時の速やかな対応を図り、もって福祉の向上に寄与するもので、月曜日から土曜日まで民間業者の協力のもと、乳製品を届けながら、安否の確認と声かけをしてございます。
 訪問サービスの枠の拡大につきまして、過去の質問の経過を踏まえ、平成10年度から70人分まで拡大してございます。本年3月1日現在におけます利用の実態を見るときに63人が利用しておりますし、平成9年度の実績でも同じく63人となっております。したがいまして、所管としましては、現予算の70人分で当面対処市民が出たとしましても対応は可能と判断してございます。今後とも声かけの安否確認が必要な市民が出てまいりましたら、地域の民生児童委員さんと連携しながら、支援してまいりたいと考えております。

〇高桑委員 痴呆性老人グループホーム入所委託の関係についてお伺いしたいと思います。
 道内でもグループホームというのがあちこちにできておりますが、今回は沼田町にそういうものができて、これを深川市も利用させていただくと、こういう内容での説明がありました。沼田町における施設の概要、そして今回の予算の内容、さらに入所した場合の費用の負担について質疑いたします。

〇沢飯健康福祉課長
 お答えいたします。
 グループホームにつきましては、家庭での生活が困難になってまいりました痴呆性老人が共同で生活するもので、平成10年度に沼田町で建設いたしましたホームに入所を委託するものでございます。グループホームでの生活は、痴呆性老人の残存能力を活性化させ、自立した生活を送ることができるよう、指導員等により日常生活を支援する在宅福祉支援事業の一環でございます。今年度は、1名分の予算を計上し、希望市民が出てまいりましたら、専門職の調査によりまして痴呆性老人と認定になりましたら、入所を委託したいと予算を計上したものでございます。
 予算の内容でありますが、利用市町村負担金としまして入所者1名分を計上しておりますが、市民税課税世帯で月額3万5,102円の1年分として42万1,224円を計上したものでございます。また、本人が負担する利用料は、月額11万円と、冬期加算料金が別に8,000円必要になってまいります。

〇北名委員 私、ここで2点お聞かせを願います。
 1点は、この裏にある健康福祉センターデ・アイの盲導鈴のことです。昨年も聞きました。市役所庁舎本庁の玄関、市民会館、その他幾つも深川の中では、近づいてくるとピーンポーンと鳴るのがつけられております。ごく最近では、ことしに入ってからだと思いますが、生きがい文化センターにもつけられたと。だけれども、一番福祉、福祉と言っている、その中心的な建物についていないのはおかしいのではないのかと去年聞いて、答えは、つえを持ってきた人だけがわかる仕組みができているから要らないと。私、それは違うと。なぜならば、よそから来る人もいるだろうし、やはりあれは、私は聞きなれたといいますか、鳴っていると、福祉を大事にするなという印象を持って、市民会館、中央公民館などに行くときに思いますから、違うと言ってきたのですが、ことしはどうするのか、やるのであれば予算づけはどうなっているのか、そのことを一つ聞いておきます。
 もう一つは、いろんな福祉の制度があります。申請制度が多いわけですから、申請の都度福祉対応をすると。券を渡す場合もあるでしょうし、現金にかわるようなものを渡すような場合もあるかと思います。公衆浴場だとか温泉割引だとか、これもそうでしょうし。それで、バスの金券にかわるようなやつ、あの場合には幾つもの出先で渡すような仕組みがとられています。多くの場合には、本庁あるいはこの裏と支所・出張所というのが多いのですが、そうではなくて公民館、コミセンだとか、そういうのを使って、一定期間ですけれども、お渡しするというのも見受けられます。
 私、福祉の制度の住民対応というのはそうあるべきだと思うのです。もちろんこちらの人手の問題もありますから、年中ということにならないケースもあろうかと思います。ただ、言えることは、年中でも受け付けるような場所があれば、それはそれでよろしいと思いますが、そうでなければ一定期間区切ってでもそういうことをすべきだと思います。あるときには、当然該当になると思ってタクシーで来たけれども、該当にならないとわかって歩いて帰ったなんていう例も以前にはあった人にも出会いました。ですから、そういう点で、これから行政というのは、いらっしゃいという行政から、河野市長がよく言うフットワーク、出かけていって、そして住民のそばで住民の目線で対応するというのが非常に重要な観点だと思うので、特に福祉ですから、そのあたりはいかがかお尋ねします。

〇沢飯健康福祉課長 北名委員さんから2点ご質問ありました。
 最初に、昨年の予特でご質問ありましたデ・アイの盲導鈴といいましょうか、チャイムにつきましてお答えさせていただきます。所管としましては検討してまいりました。健康福祉センターにつきましては、委員ご質問のとおり、市民の保健・福祉・医療を推進する拠点ということでもありますので、新年度に入りましたら、なるべく早い時期に音の出るチャイムをつけ、全市民にわかっていただくよう設置してまいりたいと、こう考えておりまして、この予算を15万9,000円計上したものでございます。
 次に、福祉制度の窓口対応であります。福祉行政を担当している中で、すべて出向いて申請行為とか交付行為を行えればよろしいのでございますが、現在健康福祉課が所管しております各種支援事業につきましては、高齢者、障害者、乳幼児を初め幅広い事業を行っております。これらの事業を進める中には、市民の皆さんからの申請行為をいただく事業も数多くあります。特に高齢者や障害者を対象とする事業のうち、支所・出張所で手続が終えるものにつきましては、これまでも行ってきているところでございます。今後におきましても、お年寄りや障害者に配慮し、事業の内容により、申請事務等の簡易なものにつきましては引き続き支所・出張所等の窓口で行ってもらえるよう取り進めてまいります。
 先ほどご質問ありましたバス券の交付につきましては、新規に該当する方が申請行為が終わりましたら、あとは交付事務が一斉に行えるということもありまして、各公共施設等へ出向いて交付しておりますが、やはり窓口に来ていただかなければ、相談、申請、入所の手続、いろいろそういうものがございまして、気持ちの上ではすべてしてあげたいという気持ちは持っておりながらも、できない部分もあることをご理解いただきたいと存じます。

〇北名委員 前段のお話はオーケーです。
 それで、後段の話なのですけれども、よく私も注意深く聞きましたら、気持ちは全部やりたいと、だけれどもできないと、したがって従来のように支所・出張所でやりたいと。これでは全然だめなのです。それで、もちろんどれもこれもやれるとは思っていないけれども、中央公民館だとか生きがい文化センターだとか、いろんな職員が配置されているところもあるでしょう。どれがやれるかは、私まだわからないというか、言わない。ここでどれとどれをそれでやりなさいなんて言わないけれども、お年寄りに対しては、あるいは障害者に対しては、出向いてというか、出先で、住んでいるところのできるだけ近くで対応できるような、そういうことはやっていかないとだめなのでないの。深川は住みやすいまちでいい点数をあげているでしょう。一歩前進しよう。3歩でもいいけれども、大いに前進しようではありませんか。検討を求めます。

〇沢飯健康福祉課長 再質問をいただきましたが、前段お答えいたしましたような状況でございます。そういう中にありまして、一つでも二つでも取り組みの可能なものから順次取り組んでいきたいという気持ちは十分持っております。ご理解いただきたいと存じます。

〇南委員 大した大きな問題ではございませんが、1点お尋ねします。
 血圧測定器の設置の問題でございます。今何カ所に設置されておられるか。私が申し上げたいのは、老人福祉センター、入浴される方が、あがってきては息切れして、座り込んでおる状況がたびたびあると聞くのです。それで、ヘルパー専門職の方は、どこにつけなくても、測定器は必要だと、これを何とかいつかの機会にと、こういう希望が出されておりますので、今気づいたので申し上げたわけでございますので、これは簡単につけられるだろうと思います。本当にこれは大事だと思います。どうでしょうか。

〇沢飯健康福祉課長 現在自動血圧計を設置しておりますのは、私どものデ・アイを含めまして、本庁、両支所の4カ所でございます。今南委員さんからご質問ありました老人福祉センターにつきまして、私ども所管としまして検討した経過がございます。しかし、あそこには専門職の保健婦等が配置になっていないという中では、お年寄りの方が通ってこられまして、入浴が可能かどうかというのは私ども事務方ではどうにもなりませんし、ホームヘルパーさんでもそういう対応は難しいということでございます。
 そういう中にありまして、老人福祉センターで万一体調が悪くなったような市民の方がおりましたら、私どもの方の事務室に連絡をいただきまして、すぐ保健婦が走っていって、血圧測定をしながら対応させていただいておると、そのような状況でありますので、老人福祉センター等につきまして設置することはいかがなものかと、私どもまだ検討の余地があるというふうに考えてございます。ご理解いただきたいと存じます。

〇南委員 議論の余地のない問題ではないか。あなたは、その立場上、そんなことについては認識が浅いかもしれないけれども、ヘルパー専門職にしてみれば、ぜひ必要だと必要性を強く訴えておるのです。そこで、状況が悪くなったら私らのところへ来ればいいのではないかなんて、体の軟弱な方にそういう対応は無理だと思いますけれども。

〇沢飯健康福祉課長
 私のご説明が悪くて、委員さんの方に私の気持ちが伝わらなかったようでございますが、もし老人福祉センターで入浴されるときに、ちょっと体調が変なのだけれどもというようなお年寄りがおりましたら、私らの方へ連絡をいただきましたら、職員が走っていって対応させていただいているのが実態でございました。しかし、ただいまご質問ありましたように、老人福祉センターにつきまして再度もう少し検討させていただきますので、ご理解賜りたいと存じます。

〇白井委員長
 終わります。
 81ないし82ページ、知的障害者福祉費。

〇松沢委員
 小規模作業所の関係で質問します。
 現在ダイシンあるいはNTTの好意で、今非常にこのことが順調にいっているようでありますが、障害者用トイレの設置などの必要性も今言われてきていますし、ぼつぼつ公的な施設の必要性が出てきている、そういう検討の時期に入ってきているのではないかなと思いますが、この点での所管の考えをお聞かせください。
 それから、もう一点は、昨年北名委員から質問がありましたが、小規模作業所への交通費の助成の関係について、重要な検討課題として受けとめて検討していくという答弁がありましたが、その後どのように経過されているか、以上2点お答えください。

〇沢飯健康福祉課長 
松沢委員さんから2点ご質問をいただきました。
 2点目からお答えさせていただきますことをお許しいただきたいと存じますが、最初に通所者に対する交通費助成であります。このことにつきましては、昨年の予算審査特別委員会で北名委員からご質問をいただき、ご質問の趣旨を体しながら時間をかけて検討してまいりたいとお答えさせていただきました。ふれあいの家通所者の交通費助成につきましては、予算資料82ページにもありますが、法に基づき、運賃の2分の1の割引制度がございます。
 ご質問のありました助成の考え方でございますが、市費による交通費助成につきましては、現在取り組んでおります数多くの福祉支援事業とのかかわりや10年度から新たに支援してまいりましたワークショップあっぷる通所者との均衡などもありまして、現在のところさらなる支援策のあり方などについてまだ結論を得ておりません。今後他の類似施設での実態や行政としての支援のあり方などについて調査・検討してまいりたいと考えておりますので、いましばらくお時間をいただきたいと存じます。
 次に、公費によります施設建設についてでありますが、この種専用の施設につきましては、行政としましても必要なものと認識しているところであります。しかしながら、建設に当たりましては多額の費用を要し、また将来の維持管理費や運営の方法、さらには市の財政状況など、慎重なる見きわめが必要と考えますので、将来の検討課題の一つとさせていただきたいと存じます。

(「議事進行」と呼ぶ者あり)

〇北名委員 今のふれあいの家の交通費助成なのだけれども、答弁の中でも質問の趣旨を体して時間をかけて検討すると自分で言ったと言ったのだよね。時間をかけてというのは1年たったわけだけれども、今のだったら、やるかやらないかというか、何かやらないような言い方に聞こえるので、議事整理のために休憩を頼みます。

〇白井委員長
 暫時休憩します。

(午後 3時37分 休 憩)


(午後 3時49分 再 開)

〇白井委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
 質疑を続行します。
 81ページ、82ページ、知的障害者福祉費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

 終わります。
 82、83ページ、国民年金事務費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

 終わります。
 本日の委員会はこれで延会したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 異議なしと認め、よって本日の委員会はこれで延会することに決定しました。
 ¥なお、明日は午前10時から開きます。

(午後 3時51分 延 会)


[議事日程][目次]