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平成18年 第3回

深川市議会定例会会議録 (第5号)

午後 2時02分 開議
平成18年11月2日(木曜日)
午後 2時56分 閉会


〇議事日程(第5号)

日程第 1 議案第86号 平成18年度深川市一般会計補正予算(第4号)の撤回について
日程第 2 議案第89号 平成18年度深川市一般会計補正予算(第5号)
 
質疑・
渡辺英雄君
答弁・
河野市長
再質疑・
渡辺英雄君
答弁・
河野市長君
反対討論・
高桑幸雄君
反対討論・
松沢一昭君
日程第 3 議案第90号 平成18年度深川市一般会計補正予算(第6号)
日程第 4 閉会中の継続審査の申し出について
日程第 5 閉会中の所管事務調査の申し出について


(午後 2時02分 開 議)

〇議長(川中 裕君) これより本日の会議を開きます。


〇議長(川中 裕君) 事務局長から諸般の報告を申し上げます。

〇議会事務局長(斉藤 政友君) 初めに、市長から議案1件の撤回の申し出がありました。
 次に、市長から議案2件の提出がありました。
 次に、第3回定例会5日目の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
 報告を終わります。


〇議長(川中 裕君) 日程第1 議案第86号平成18年度深川市一般会計補正予算(第4号)の撤回についてを議題とします。
 撤回の理由を求めます。
 河野市長。

〇市長(河野 順吉君)〔登壇〕 今回の提案に際しまして大変ご迷惑をおかけいたしましたことに心からおわびを申し上げます。
 議案第86号平成18年度深川市一般会計補正予算(第4号)は、諸般の事情によりまして、撤回させていただきます。

〇議長(川中 裕君) お諮りします。
 本件を承認することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって議案第86号平成18年度深川市一般会計補正予算(第4号)の撤回については承認することに決定しました。


〇議長(川中 裕君) 日程第2 議案第89号平成18年度深川市一般会計補正予算(第5号)を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 早川財政課長。

〇財政課長(早川 雅典君)〔登壇〕 議案第89号平成18年度深川市一般会計補正予算(第5号)についてご説明申し上げます。
 第1条で予算の総額から歳入歳出それぞれ7,329万5,000円を減額し、予算の総額を204億2,218万9,000円とするものであり、第2条で地方債の追加、廃止及び変更を図るものであります。
 12ページをごらんください。歳出予算についてご説明申し上げます。13ページの説明欄1番目、地域ポータル・オンラインモール整備事業1億3,248万9,000円の減額補正は、財団法人自治体衛星通信機構からの助成金2,800万円を受け、公的個人認証サービス活用モデルシステムの導入普及事業として地域ポータル・オンラインモール整備に取り組むものであります。2番目、マルチメディアセンター整備事業648万9,000円の増額補正は、マルチメディアセンター内に地域ポータル・オンラインモールの拠点機能を確保するため、必要最小限の整備を行うものであります。
 14ページをごらんください。3款民生費、2項1目児童福祉総務費は、15ページの説明欄1番目、児童手当支給8万5,000円の増額補正は、平成17年度事業費確定に伴う国庫負担金精算返還金であります。説明欄の2番目、助産施設入所措置費53万9,000円の増額補正は、助産施設入所措置人員の増加及び平成17年度事業費確定に伴う国庫負担金精算返還金であります。説明欄3番目、特別保育事業65万9,000円の増額補正は、障がい児保育事業対象者の1人増に対応し、委託料の増を図るものであります。
 3目保育園費982万5,000円の増額補正は、乳幼児保育の増などに対応するための臨時保育士等の雇用増に伴うものであります。  16ページをごらんください。4款衛生費、1項5目老人医療費37万6,000円の増額補正は、北海道後期高齢者医療広域連合準備委員会の運営経費に係る本市負担金分を繰り出すものであります。
 18ページをごらんください。6款農林水産業費、1項3目農業総務費は、財源の振りかえであります。
 4目農業振興費1,890万円の増額補正は、きたそらち深川胡瓜研究会が実施する栽培用ハウスなどの導入事業に補助するもので、全額北海道地域政策総合補助金によるものであります。
 8目農業農村整備費8万6,000円の増額補正は、事業受託金を受け、平成12年度に完了いたしました石狩川雨竜区域農用地等緊急保全整備事業の事後評価基礎資料の収集を行うものであります。
 次に、20ページをごらんください。7款商工費、1項2目商工振興費は、21ページの説明欄の1番目、商工振興283万5,000円の増額補正は、空き地空き店舗活用事業助成要綱に基づく店舗改装費助成金であります。説明欄2番目、まちづくりセンター整備事業735万円の増額補正は、まちづくりセンター整備に係る実施設計委託料であります。
 22ページをごらんください。8款土木費、5項3目住宅建設費718万円の増額補正は、西町団地建設に伴う同団地の1棟6戸の解体撤去などであります。
 24ページをごらんください。10款教育費、3項3目営繕費250万円の増額補正は、深川中学校屋内運動場暖房機が炉筒のゆがみにより取りかえ等を行うものであります。
 26ページをごらんください。13款諸支出金、1項7目公共施設整備基金費130万円の増額補正、9目教育振興基金費57万円の増額補正及び10目水田農業確立対策基金費50万円の増額補正は、それぞれ寄附金を積み立てるものであります。
 次に、戻りまして4ページをお開きください。第2表、地方債補正は、地域再生計画の事業内容の変更に伴いマルチメディアセンター整備事業債及びまちづくりセンター事業債を追加するとともに、地域ポータル整備事業債を廃止し、公営住宅建設事業債の限度額の変更を図り、地方債限度額の合計を43億1,370万円とするものであります。
 次に、8ページをごらんください。歳入予算につきましては、国庫支出金及び道支出金等の特定財源等を充当するとともに、19款繰越金1,575万5,000円により対応するものであります。
 以上、一般会計補正予算(第5号)につきましてご説明申し上げましたが、原案にご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより質疑に入ります。
 歳出、2款総務費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 終わります。
 3款民生費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 終わります。
 4款衛生費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 終わります。
 6款農林水産業費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 終わります。
 7款商工費。
 渡辺議員。

〇14番(渡辺 英雄君) ただいま提案されております撤回で市長から迷惑かけておわびを申し上げたいと。加えて、諸般の事情によって議案第89号の第5号として今出されたわけでありますけれども、ここにかかわることについて今回議事延期になってきょうまで来たわけです。この諸般の事情というのは、どういう事情でこういうことになったかと、これを明らかにしておいていただきたい。どういう事情によって、こういうことをしなければならないかだけ伺っておきたいと存じます。

〇議長(川中 裕君) 答弁願います。
 河野市長。

〇市長(河野 順吉君) 地域再生計画について、これまでそれぞれの団体等々と協議をさせていただく中で、市街地活性化、さらにまたそれぞれまちづくりを進めていくためには地域再生を図っていく必要があるという立場から、この中身というものはご理解をいただいておりますように実施設計でなかろうかと思っています。こういう状況をご理解いただく中で、これまで提案をさせていただいておりますので、十分ご理解をいただきながら、ご協議賜りますよう心からお願いを申し上げたいと存じます。

〇議長(川中 裕君) 渡辺議員。

〇14番(渡辺 英雄君) 今の答弁では、提案されていることについて不備ということを認めつつ、こういう分け方で来るということ。あるいは、今後十分検討していくという経済部長の答弁であって、昨日の質問でもそういうことが解明されない中できょうを迎えたわけでありますけれども、非常に不備と同時に、そういうことも認めながら、このような撤回ということよりも振りかえ、あるいはそういうような形の中で進められてこられたのかと、こんなふうに思わざるを得ないわけでありますけれども、こういう点について答弁から見ましても相当不準備であると、あるいは解明されていない。それから、ご理解をいただいてというような言い方が非常に多くて、答弁にも議事進行かけられて、そして答弁調整、そしてそのことが解明もされないでこういう乱暴なやり方をするということは、極めて私は不謹慎と言わざるを得ませんけれども、こういう点についてはどうですか。

〇議長(川中 裕君) 河野市長。

〇市長(河野 順吉君) この種の中身というものは、昨日のご質問等の中でも極めて大切な状況等も出てきてございますので、これらが実施設計の中でお認めいただいたとするならば、これまで議会の皆さん方にご審議いただいたことを十分加味させていただきながら、設計に当たらせていただき、議会の皆さん方のお気持ちも体して旧拓銀のあり方を十分ご論議をいただき、これまで取り進めさせていただいきております中心市街地の活性化に向けて、よりよい方向に結びつけさせていただくために、このことをどうぞひとつご理解いただければと思います。

〇議長(川中 裕君) 7款商工費、終わります。
 8款土木費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 終わります。
 10款教育費。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 終わります。
 13款諸支出金。

〇議長(川中 裕君) 終わります。
 次に、歳入及び地方債。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 終わります。
 質疑を終わります。
 お諮りします。本件は、会議規則第36条第2項の規定によって委員会付託を省略したいと思いますが、異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって本件は委員会付託を省略することに決定しました。
 本件は討論の通告がありますので、指名します。
 最初に、高桑議員。

〇20番(高桑 幸雄君)〔登壇〕 民主クラブを代表いたしまして、議案第89号について、まちづくりセンター整備事業、いわゆる地域再生事業にかかわる予算について反対の立場から討論をいたします。
 まず第1に、この計画が全くずさんであり、市の主体性のない計画だということが明らかになってまいりました。これらは、本年3月の定例会以降、本日までの経過を見れば、まさにそのことが証明をされているわけであります。一つに、本年の3月定例会における予算審査特別委員会での全会一致での予算組み替え動議。二つ目には、8月29日開催の臨時会には、この計画の事前の会派代表者における説明の段階で提出を断念すると。3番目には、今定例会、経済建設常任委員会での旧拓銀の整備計画で市の基本計画が不在で、その後市長がこのことに対する陳謝をする。委員会の中では、整備改修費や工事期間などの質疑に対し、全く不明確な答弁であり、さらに昨日の議案第86号における質疑についても答弁ができない。全く無責任な姿勢に終始しているわけであります。このような不誠実な態度は、市民に対しても議会に対しても大変問題になると思っております。この間、この計画は内容も大きく変わりました。当初は、ITを活用して情報を発信云々から、今日では旧拓銀、いわゆる歴史的建物を活用した中心市街地の活性化へと大きく変わりました。そして、議論も総務文教、経済建設に分かれると。まさに二転三転しているこの問題に、市長は一般質問の答弁にありますように、選挙をくぐったから信任されたと。こう答弁しているわけですが、市民や議会は納得していません。先ほどの議案第86号の撤回理由について、諸般の事情によりと発言がありました。私は、このような無責任な、また非礼な、謙虚な気持ちが伝わらない言い方というのは大変議会に対する軽率な発言ではないかと考えるわけであります。今後は、市長は市民や議会の声を本当に真摯に受けとめて、計画の撤回、凍結など、市民の声にこたえていくことが大切だと思っております。
 以上申し上げまして、反対討論といたします。

〇議長(川中 裕君) 松沢議員。

〇12番(松沢一昭君)〔登壇〕 議案第89号の補正予算第5号、この2款1項18目の情報化推進費のところについて反対の立場で討論いたします。
 この予算は、3月議会で予算組み替えと市民説明を求め、全会一致で決議をした一部であります。議案第90号の方に組まれている約1億円の旧拓銀改修とともに、しっかりと市民説明を行う義務が理事者にはあります。私たちは、市民の代弁者としてここに立っていることを思うときに、この説明責任を市理事者は必ずやらなければならないことだと考えます。また、この方法でインターネットによる事業展開をするのには、関係者の意思確認も十分ではなく、事業展開以前の協議をもっと緻密に行ってから実施すべきではないでしょうか。
 以上で討論を終わります。

〇議長(川中 裕君) 討論を終わります。
 これより議案第89号を採決します。
 この採決は、起立によって行います。
 本件は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。

(賛成者起立)

〇議長(川中 裕君) 起立多数。
 よって、議案第89号は原案のとおり可決されました。


〇議長(川中 裕君) 日程第3 議案第90号平成18年度深川市一般会計補正予算(第6号)を議題とします。
 提出者の説明を求めます。
 早川財政課長。

〇財政課長(早川 雅典君)〔登壇〕 議案第90号平成18年度深川市一般会計補正予算(第6号)についてご説明申し上げます。
 第1条で予算の総額に歳入歳出それぞれ9,325万円を追加し、予算の総額を205億1,543万9,000円とするものであり、第2条で地方債の変更を図るものであります。
 10ページをごらんください。歳出予算についてご説明申し上げます。7款商工費、1項2目商工振興費9,325万円の増額補正は、まちづくりセンター整備に係るものであります。
 次に、戻りまして4ページをごらんください。第2表、地方債補正は、まちづくりセンター整備事業債の限度額の変更を図り、地方債限度額の合計を44億220万円とするものであります。
 8ページをごらんください。歳入予算につきましては、まちづくりセンター整備事業債及び基金繰入金により対応するものであります。
 以上、一般会計補正予算(第6号)についてご説明申し上げましたが、原案にご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。

〇議長(川中 裕君) これより質疑に入ります。

(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 質疑を終わります。
 本件は、経済建設常任委員会に付託します。
 暫時休憩します。

(午後 2時25分 休憩)


(午後 2時55分 再開)

〇議長(川中 裕君) 休憩前に引き続き開議します。


〇議長(川中 裕君) 日程第4 閉会中の継続審査の申し出についてを議題とします。
 本件は、決算審査特別委員長及び総務文教、社会民生、経済建設の各常任委員長から、別紙ご配付のとおり閉会中の継続審査の申し出があります。
 お諮りします。申し出のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって申し出のとおり閉会中の継続審査とすることに決定しました。


〇議長(川中 裕君) 日程第5 閉会中の所管事務調査の申し出についてを議題とします。
 本件は、総務文教常任委員長から、別紙ご配付のとおり閉会中の所管事務調査の申し出があります。
 お諮りします。申し出のとおり決定することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(川中 裕君) 異議なしと認め、よって申し出のとおり閉会中の所管事務調査とすることに決定しました。


〇議長(川中 裕君) これで本定例会に付議されました事件の審議はすべて終了しましたので、平成18年第3回深川市議会定例会を閉会します。

(午後 2時56分 閉会)



上記会議の記録に相違ないことを証するため、ここに署名する。

議  長      川中  裕
署名議員( 5番) 北畑  透
署名議員(18番) 清水 正吉


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