病気の診断をするときのX線検査は、1回にうける放射線の量がごくわずかです。
また 担当技師が慎重に行なっていますので安心して検査を受けてください。

かなりたくさんの放射線を生殖腺に被ばくしない限り不妊になることはありません。備考ですが男子の一時不妊は骨盤部の撮影を一度に300回、女子の一時不妊は骨盤部の撮影を1300回撮影しなければ起こらないといわれています。
また被ばくしたあとに妊娠しても、子供に何らかの影響(遺伝的影響)が残ることもありません。

さかんに細胞分裂を行なっている細胞は放射線の影響を受けやすいため胎児は放射線に対する感受性が強く、妊娠初期に大量に胎児自身に被ばくすれば、流産、奇形児の発生、小児ガンの発生などの可能性がないとも限りません。
しかし、あくまで胎児自身に大量に(胸部エックス線撮影500枚分ぐらい)被ばくしないとおこりませんので、あまり神経質になる必要はありません。しかし精神的な影響もありますので、妊娠の可能性がある場合は医師、担当技師にご相談ください。