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ナイチンゲール日記

看護師の目に映る日々の出来事をお伝えします。

より専門性を発揮する為に「看護師特定行為研修を受講」しています

 超高齢化・多死社会が進むなか、看護職にはより「専門性」が求められています。
2 0 2 4年4月より「医師の働き方改革」が始まります。それに向けて他職種によるタスクシフト・シェアの協働が積極的に話し合われています。
そのひとつの取り組みとして「看護師特定行為研修受講」が現在進行形で行われています。
医学生が指導医の下、実際の実技を研修しながら学ぶように、経験値の高い看護師が指導医の下、研修を経て「技」を習得、タスクシフトしています。その実習協力病院である当院は、指導医を複数名配置して活動を行っています。
今後、期待されることとして医師が緊急時の対応や外来診察・手術などで患者さんの状態にタイムリーに対応できない場面等で、限られた範囲の医行為が看護師に委譲され、対処することが可能となります。
ひとりひとりの生活リズムに合わせた医行為を患者さんと相談しながら看護師が行うことが可能です。それは在宅でも同様です。
交通事情や病院付添等に難渋するケースについても対応していけるのではないかと考えています。
現在、1名の看護師がこの研修を受講しています。よりタイムリーに患者さんの傍で患者に合わせた「看護の視点を持つ」医行為が行える専門性の高い看護師の誕生を当院では全力で支援しています。
 
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新人看護師とともに、成長を続けます

 昨年4月に新人看護師が2名配属となり、もうすぐ1年を迎えようとしています。外来として、新人看護師を迎えるのは初めてのことであり、先輩スタッフの方が緊張し、何から学んでもらうのが良いかと手探りの毎日でした。看護学生時に外来での実習経験がなく、右や左もわからない状態でしたが、毎日元気に出勤し、日々多くの経験を重ねています。
たくさんの患者さんに優しいお声がけをいただくことが増え、「○○さんの笑顔はいいね」「○○さんに採血を頼みたい」とのお声をいただくことが増えました。その言葉は、本人達の励みになっています。先輩スタッフも、新人看護師達からたくさん学ぶ事があり、時には自分が新人だった頃を思い出しながら、看護の楽しさを再確認しています。
外来という場所は、患者さんと関わる時間は短いですが、その一瞬一瞬を真剣に向きあい、患者さんのために何が必要か、今の自分に何が出来るのかを考え、地域で暮らす住民の皆さんへ安心・安全を提供できる外来を目指し、新人看護師とともに成長を続けていきたいと思います。
 
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ひと足早い 「メリー クリスマス!!」

 クリスマスが近づき、街もイルミネーションやツリーの飾り付けが華やかさを増し、年に1度のイベントを楽しみにしている人も多い中、病院では病と闘っておられる患者さんが入院しています。
 いつも実習でお世話になっている患者さんへ、日頃のお礼とともに、少しでも季節を感じクリスマス気分を味わっていただきたいと、深川市立高等看護学院の学生自治会からクリスマスオーナメントが届きました。早く病状が改善し、退院できますようにと一つ一つ心を込め丁寧に作られたこの飾りは、全病棟のナースステーションカウンターに飾られました。
 コロナ禍以前は、看護学生主催のクリスマスイベントを行い、闘病中の患者さんとクリスマスの癒しのひと時を共にすることができていましたが、今は残念ながら中止となっています。
 ナースステーションの前を通る患者さんが足を止め、「よくできてるね」「上手だね」と感心して見ているなか、現場で働くスタッフも「かわいい」と思わず笑顔になり、素敵なプレゼントにみんなが癒やされました。
 
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「ふれあい看護体験」を開催しました

 「ふれあい看護体験」は、高校生が看護職を将来の職業選択の一つとして考えてもらえるよう、 実際に働く看護師や患者さんとのふれあいを通して、看護への関心を深めることを目的に行っています。先日開催した「ふれあい看護体験」には、「将来看護師になりたい」「看護師の仕事を知りたい」という高校生が、4名参加してくれました。
看護師には、専門的な知識と相手を思いやる気持ちが求められます。そのため、学習をし続けること、患者さんの立場に立って考えることが大切であることをお話しました。高校生が、看護師とともに血圧測定やストレッチャーの移送(患者の搬送)、感染対応時の防護具の着用などに真剣に取り組む姿は印象的でした。体験後には、「コロナの時に看護師が着ていた服はとても暑く、夏だともっと暑いのにすごいと思った」「看護師は、患者さんの為に色々なことを考えていてすごいと思った。看護師になりたい気持ちがより高まった」という感想があり、非常にうれしく思っています。
看護師は、患者さんの命を支える重要な仕事のひとつです。コロナ禍においては、その働きぶりが多くの方々に評価されました。そして、今後その役割はますます必要とされる職業として周知されています。仕事の中で関わる患者さんからの感謝の言葉や笑顔は、何よりの励みとなっています。 自分自身の成長にもつながる大変やりがいのある仕事です。ぜひ、将来看護師として同じ道を歩んでゆければ嬉しい限りです。
 
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      白衣に着替えて記念撮影
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      血圧を計っています
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      手術室でメスのでメスの
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      手洗いの方法を習いました
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      手洗いの後、ばい菌が残っていないかチェック
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      ストレッチャーでの移送を体験しています

「訪問看護」から元気をお届けします

 深川市立病院訪問看護ステーションみのりは、今年4月から新人看護師2名が加わり、7名の看護師で活動しています。北空知一市四町は広い地域なので移動も長くなりますが、日々安全運転を心がけ、一日平均13件のお宅を訪問しています。
私たち訪問看護師は、病気を抱えながらも住み慣れたご自宅で療養されている方を訪問し、陰ながらお手伝いしています。

今回は、訪問先の利用者様の療養の様子を2例紹介します。
体調のすぐれない日は、医師の指示のもと点滴を行うことやマッサージの日もあります。「楽になったよ」「ありがとう」の言葉や笑顔は私たち看護師にとっても嬉しい事です。

家族と一緒に過ごすことは当り前の様ですが、難しくなることもあります。難病で寝たきりになっても、奥様に手伝ってもらいながら好きなコーヒーを飲み、好きな番組を見て、何より奥様と交わす日常の何気ない会話を楽しみ、とても表情良く過ごされています。それをみている私たちもつい笑顔になっています。

訪問看護では病気だけでなく、人が生きるために必要な食べることや排泄すること、寝ることなどの生活全般に視点を置きます。そして「その方らしく生きる」を大切にした看護を行っています。
 
    • 血圧測定
      血圧測定の場面です
    • ひととき
      奥様とのひとときにお邪魔しています

「ジェラート・ピケ」白衣の撮影風景です

 昨年12月にユニフォームを全職種で更新しています。
看護職は白を、診療技師職は濃紺を基調としたパンツスタイルで統一しました。
そのことで「職種」が明確となり、「誰に声をかけていいのか」分かりやすくなったとの声 や「いいね!その白衣!」「格好いいよ!」など嬉しいお声がけが増えています 今回、そのことが機で「プロのカメラマン」に撮影をして戴ける機会に恵まれました。 どのショットも病院敷地内で撮影しているのですが、どこもステキな場所に映っています。 新しい白衣に身を包み、プロフェッショナルに働き「地域に貢献できる」私達であれるよう 努めていきます。たくさんのスナップ写真は病院ロビーに展示しています。機会があれば、 ご覧ください。
 
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「第61回全国自治体病院学会」に全部署発表!!座長でも支援

 「第61回全国自治体病院学会」が8月31日・ 9月1日の2日間で札幌コンベンションセン ターにおいて開催されました。今回の開催地が札幌であることから、全部署から「演題」を提出し採択され、発表の機会を得ました。
全509演題の中、当院から7演題の看護研究は、日常的な看護実践を「より看護の質を高める」視点で考察した内容です。
当院では、毎年行っている看護研究の支援サポートに、名寄市立大学看護保健福祉学部看護科成人看護学:長谷部佳子教授の指導を受けています。
このような機会に恵まれることは、看護職として貴重なキャリアビルデイングとなります。 また、発表の場をコーデイネートする「座長」としての役割でも参加者を支援させていただきました。
自信に満ちた「発表姿」をご覧ください!!
 
  • 透析室
    透析室
  • 手術室
    手術室
  • 外来
    外来
  • 5階東病棟
    5階東病棟
  • 5階西病棟
    5階西病棟
  • 医療安全管理室【感染】
    医療安全管理室【感染】
  • 3階東病棟
    3階東病棟
  • 座長【1】
    座長【1】
  • 座長【2】
    座長【2】
  • 座長【3】
    座長【3】

看護職のための「専門情報誌」ベストナースに紹介されました

 この度、看護職のための「専門情報誌:bestNurse(ベストナース)」に、当院の外来が紹介されました。
巻頭グラビア「外来から地域を創る」をテーマとしたカラー掲載です。
当院の北空知圏域における役割や組織体制・現在の外来機能とその活動等の紹介です。
「外来から地域を創る」のテーマに沿い、「2 0 4 0問題」など地域に向けた外来の果たすべき役割や看護師としてそれを「どのように支援するか」、現段階で取り組んでいることを職員の日常風景を撮影しながらの取材となっています。
外来は病院(入院)と地域(在宅)をつなぐ「重要なハブ」となります。いつまでも住み慣れたところで生活できるよう、それを支えられる「強い味方」でありたいと考えています。
高齢化が進んできている今「在宅ときどき入院」が安心してできる地域とのつながりを強化・連携してゆくことがますます必要になってくると私達は考えています。そのためには、地域から求められていることに常にアンテナを立て、看護職の専門性を高めていきます!
 
    • 師長
    • 外来スタッフと

特技を活かして「癒やしの環境」を整えています

 私達は、療養環境を少しでも快適に過ごしてもらえるよう工夫しています。
例えば、廊下にあるニッチを利用し毎月テーマを決めながら、展示物を配置することがあります。 6月は、深川市立病院の外観図のスケッチです。どの図柄も「鉛筆」で描写しています。 これは「入院のしおり」に写真掲載されている病院の外観と同じアングルのものです。 緻密な細かいタッチで描写しているので見応えがあるようです。
少しでも癒やしになることを願います。
 
    • デッサン

「看護の日」にメッセージカードを贈りました

メッセージカード
  5月12日は、フローレンスナイチンゲールの誕生日であり、「看護の日」と制定されています。 当院では、毎年看護の日に「看護の心」を多くの人に伝えるためにイベントを行っています。今年は、5月8日から19日まで外来の掲示コーナーにポスターを展示し、4月に入職した新人看護師の抱負と薪型コロナウイルスが5類感染症に移行した後の基本的な感染対策について紹介しました。
  病棟では、5月12日の看護の日にあわせ、受け持ち看護師が入院患者さん1人1人に、手書きのメッセージカードを作成し贈りました。メッセージカードは、1日も早く病気が良くなるようにという願いを込めて丁寧に書き上げました。受け取った患者さんは、カードを手に取り嬉しそうに眺めたり、病室のベッドサイドに飾る方もいました。中には、お返事のお手紙を書いてくださるという嬉しいサプライズもあり、患者さんから元気をいただきました。看護の日のイベントを通して、患者さんに寄り添う看護とは何か、さらに考えるきっかけとなりました。
 
    • 患者
      メッセージカードを手渡ししてとても喜んでいただきました!
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「手術看護専門誌」に当院手術室の実践が掲載されました!!

 この度、手術看護専門誌「手術看護エキスパート 手技・判断・指導・管理の実践!」 2023年5・6月号の”特別企画”として当院手術室の看護実践の実際が掲載されました。
全国自治体病院学会(IN沖縄)にてポスターセッション発表した演題【術後せん妄の発症を予防する手術室看護師の介入・支援】を「より現場で活用できる実践情報として紹介(掲載)したい」との依頼で、その解説として掲載されました。
人は環境・状況が変化することに適切に適応できない場合「せん妄」を生じます。特に、高齢者は認知機能が低下する傾向にありますので注意が必要です。高齢化が進む深川市の現状から、手術室ではそのような状態になると「術前・術後に大きな影響」を及ぼすと考え 予防的に対応しています。その看護実践の実際が掲載されています。
今回、専門誌に掲載されたことは、私達の日頃の看護を「承認」いただけたことと嬉しく感じています。この医療チームで地域の健康をこれからも守っていきます!!
 
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新しい仲間を迎えて

 4月から新たに18名のフレッシュな新人看護師を迎え、新年度がスタートしました。
新規採用者のオリエンテーションを終え、患者さんに安全で安楽な援助を行うための基本的な援助技術習得のために院内研修で学んでいます。
熟練した先輩看護師の丁寧かつ的確な指導を受け、熱心にメモをとりながら真剣に学ぶ姿勢から自分たちも早く先輩に追いつきたいという思いが伝わります。
今年度も研修室を開放し、シミュレーターを用いた技術練習をいつでもできるように整備しており、看護学生時に経験が少なく自信がない援助技術を繰り返し練習することができるように準備しています。注射など患者さんに苦痛が伴う技術は緊張してしまいますが、少しでも苦痛を和らげ、スムーズに実施できるよう練習を重ねています。
演習で学んだことを現場で活かし、患者さんに安全、安楽な援助ができるように日々努力をしています。
 
  • 演習風景
  • 演習風景
  • 演習風景

新しいスタートにむけて

ナイチンゲール
  3月は、いつも慌ただしい時期となります。
1年間の総まとめであり、次のスタートへの準備の時間でもあるからです。
昨年入職した新人看護師にとっては「ひとつの階段」を上がる心構えが必要となる時期です。 自信のなさから、いつまでも自分が一番下で居たいと感じるところです。しかし、1年間の経験がきっとその背中をそっと押してくれるはずと信じています。
   そして、私たちは今、「3年間のコロナ禍」を経て4月から入職する看護師にむけて準備を整えています。同じ看護の道を歩む者として一緒にワクワクしながら、安心して看護師としてのスタートが始められる教育環境を考えています。
ナイチンゲールは“ナイチンゲールと「三重の関心」~病をいやす看護、健康をまもる看護~”の中で「・・ ・「病気の人」を看護するのが専門的看護であり、それを教えることができるのは、患者のベットサイドや病室、病棟においてだけです。決して講義や本からは学べるものではありません」と述べています。
   毎朝、明るい挨拶とともに専門的な「看護の目」を持って接していきたいと考えます。
 

ユニフォームモデルチェンジ

 ユニフォームを一新「パンツスタイル」にリニューアルしました
 
今回は、より機能性を重視したシャープなデザインを採用しました。
来院者の「ひとことメッセージ(ご意見)」を反映させながら、一目見て「看護職」であることが分かるよう看護職は「白」、コ・メディカルは「紺」を基調としたパンツスタイルに変更しています。
新しいユニフォームに袖を通すと、さらに「プロフェッショナル」であろうと心が引き締まります。身だしなみを整えながら、心地よい「接遇」で看護にむかいたいと考えています。
 
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全国自治体病院学会IN沖縄にてポスターセッション! !

 第6 0回全国自治体病院学会が2 0 2 2年11月10日(木曜日)、11日(金曜日)の2日間にわたり南国・沖縄市にて開催されました。この学会には当院からも毎年参加しており、日頃の看護実践について研究発表を行っています。今年度は看護部門以外にも臨床検査部門・リハビリテーション部門からも演題が採択され、それぞれ発表を行ってきました。
今回、看護部からの発表は手術室からで「術前訪問にせん妄予防ケアを取り入れた効果~術後せん妄 を予防するための手術室の取り組み~」についてでした。
「手術」を受けることは大きなストレスになります。そのことに伴う不安や心配等は、本人が意識するしないにかかわらず精神的にもかなりの影響を及ぼします。時として、それが無自覚な言動に繋がり手術後の状態に悪影響を生じる場合もあります。
そのような危険(せん妄)が生じないよう予防・支援することが看護師の専門性の発揮と言えます。手術室看護師としてできることはなにか?その取り組みについて発表しました。後期高齢者の入院割合が半数以上を占める現状を考えるととても重要で必要なことと考えています。これからも継続して、この取り組みを行っていきます。
残念ながら、南国沖縄は「雨模様」続きで、エメラルドグリーンの海はお預けとなりました。
 
    • 学会メイン会場
      学会メイン会場
    • 看護部発表者
      看護部発表者(術前訪問にせん妄予防ケアを取り入れた効果)
    • 臨床検査課
      臨床検査課(検体搬送処理システムの導入効果)
    • 理学療法課
      リハビリテーション課(北空知圏域の保健婦・介護支援専門員に対する居宅訪問の活用に向けた取組み)

訪問診療の様子をご紹介します。

おうちでは、患者さんが『主』ですから、私たちは「おじゃまします。」と言いながら、 医師と共に訪問します。
『診療』といってもお宅でできることは限られていますが、医師は、痛みやこわさはないか、好きな物は食べられているかなど丁寧に聞き取りしながらお身体を診ています。
そして、ご家族に対しても眠れているか、無理しすぎていないか必ず伺っています。
そのためか病気を抱えてはいますが、住み慣れたおうちの特等席で、皆さん驚くほどいい表情で過ごされています。
呼べばすぐ家族の返事があり、好物を食べ、好きなテレビを観て、ベットを撫でながら過ごすことができています。
すこし深刻な病状であっても「リラックスしています」と微笑み、多少食べられなくなっていても家族が買ってきたケーキを頬張り、家の畑で採れた『初物』を味わい、ちょっと晩酌もしたり・・・・。
まさにこれが『おうちぐすり』なのだと思います。
そのように素敵な『おうちぐすり』は、その方の生きてきた有り様の賜物であることをしみじみ感じるのです。
帰り道では、私たちが出会うずっと以前のその患者さんやご家族を想像しながら、自分にも素敵な『おうちぐすり』が処方されることを密かに願うのでした。
(つづく)
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      診療開始の準備です。
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      医師は視る、触るが基本です。
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      看護師は見落としていることはないか最終確認です。
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      看護師はドライバーも兼ねます

7/12より地域包括ケア病棟で看護補助者の遅出業務が始まりました

地域包括ケア病棟には日勤看護師7名、看護補助者6名、クラーク1名のスタッフが勤務しています。治療が一段落した患者さんが、地域包括ケア病棟では在宅退院を目標に生活しています。
看護師と看護補助者は、食事が充分にとれるよう形態の工夫や少しの介助で安全 に自宅で過ごせるよう歩行する距離も自宅の間取りに合わせ工夫をしながら支援しています。
夜勤帯を守るのは看護師2名です。さらに夜間も充分な援助が行えるように看護補助者の遅出業務を始めました。食事の介助やベットメーキング、トイレ介助など人生経験豊富なベテラン看護補助者が病棟をラウンドしながら、不安や緊張している患者を和ましてくれています。いつもの患者さんの小さな癖や習慣を覚え、かゆいところに手が届くとても気配り上 手な存在ですから、毎日私達看護師の「太く頼もしい片腕」として働いて支えてくれていま す。
いつも元気で明るい看護補助者が、看護師と共に患者さんが1日でも早く自宅に帰れるようお世話しています。
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      私達が遅出に入ります。「よろしくお願いします」 目印はストライプのエプロンです
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      夕食介助中です「沢山食べれましたね」
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      日勤だけでなく遅出でも元気を届けます

『5月12日は看護の日』 -看護週間イベントを行っています-

5月12日はフローレンスナイチンゲールの誕生日であり、この日は「看護の日」と制定されています。
当院では、この「看護の日」に合わせ、看護週間として看護の心がみなさんに伝わるようイベントを行っています。従来は健康相談のコーナーを設置したり、市内の高校生に看護師体験をしていただいたりと、皆さんと直接かかわる事の出来る内容のイベントを行っていました。しかし、近年はコロナ禍を考慮しポスター展示としています。
今年のポスターは、皆さんとの関わりがある外来・透析室・地域連携室・訪問看護みのりの紹介をしています。
また、新型コロナ感染症の拡大が続いているという事から、家族感染を予防するための方法についても紹介しています。
その他、 新人看護師の演習風景や、新人看護師が自画像を描いたものに《塗り絵》としてリハビリをしている患者さんに協力して頂いた絵を展示しています。とてもきれいに、優しい色をつけてくださいました。
これからも、少しでもナイチンゲールの看護の心が届けられますよう、笑顔を絶やさず日々精進していきたいと考えています。ポスターは5月20日(金曜日)まで展示しておりますので、お越しの際にご覧いただければ幸いです。
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開院初! !全国自治体病院学会にて「優秀賞」受賞

第59回全国自治体病院学会が2021年10月29日(木曜日)、3 0日(金曜日)の2日間にわたり奈良市にて開催されました。
この学会には毎年参加しており、日頃の看護実践について研究発表を行っています。全国350演題の発表のなか「優秀賞(看護部門)」を受賞! ! その内容は全国自治体病院協議会雑誌4月号に掲載されました。
当院は「高齢者に優しい病院」として、高齢者看護に特化した知識や技術の習得にむけ学習を強化しています。
今回の発表は「スピーチロックをなくす取り組み~認知症の人にとって心地よい療養環境を目指す~」でした。後期高齢者の入院割合が半数以上を占める現状を考えるととても重要で必要なことと考えています。そのひとつの取り組みが優秀賞として評価して頂き嬉しく思います。
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「サンクスナース」プロジェクトからの贈り物

先日、とても嬉しいプレゼントが届きました!
卓球男子日本代表3名(水谷隼さん、丹羽孝希さん、張本智和さん)から「2年間に渡るコロナ禍を支え続けている看護師さんの貢献に対し、心からの敬意と感謝を表したい」との共同感謝メッセージと共にサイン入りTシャツの寄贈がありました。
近く病院内に展示しようと考えています。
まん延防止等重点措置は解除になったものの、コロナウイルス感染症に対する病院での対応は変わることなく継続しています。
途切れることなく地域住民の「安全」を守るため私達は働いていますが、そのような姿を見ていてくれる人達が居ることは大きな励みになります。
今は新型コロナワクチン接種のまっただ中です!!
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支える

先日、深川ライオンズクラブ創立60周年記念事業の一環として最新の車椅子5台(低反発クッション付き)、シルバーカー7台の寄贈がありました。高齢化が進んでいる当地域の来院者にとって「支えがある」ことは、とても心強いです。
特にシルバーカーは、冬場自力で歩けている方でも足下が不安定になりがちで、床も滑り易くなっていることからとても活用度が高いものとなっています。
少しの「支え」があることで安心して前に踏み出せる! 自力で歩いて行ける自信につながる!など毎日の生活ではほんのわずかな支えがあることで助けられる場面があります。
私達看護職も"なにげない支えでそばに居る"そのような看護で支援できればと考えています。
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明るい挨拶を心掛けています

手術を受ける患者さんが初めて会う私達に対して、話しかけやすく色々質問出来そうだと感じてもらえるよう、術前訪問では笑顔で明るく丁寧な言葉で挨拶する事を心掛けています。
緊張や不安な気持ちの中にいる患者さんと目線を合わせ、表情や仕草を見ながら少しずつ会話を進めて行くと、「こんな事聞いてもいいのかな」と不安な気持ちを伝えてくれる事があります。
手術前に抱えている不安が少しでも安心に変わり、手術に臨んで欲しいと思い術前訪問に伺っています。
患者さんと交わす初めの挨拶がコミュニケーションの始まりと考えています。
手術を受ける患者さんひとり一人の思いに寄り添い、心のこもった手術室看護を提供して行くため、これからも笑顔で明るい挨拶を徹底して 行きます!!
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挨拶と笑顔を大切にお声かけしています

私達は挨拶と笑顔を意識し、名前でお声かけをするよう心がけています。相手の目をみて、笑顔で「〇〇さん、本日担当の△△です、宜しくお願いします」と挨拶し、丁寧な優しい言葉遣いで対応しています。
人の第一印象は挨拶で決まります。交わされる挨拶が、その人との関わりの第一歩です。「この人なら自分の話を聴いてくれる」と感じられる看護師がいる事は、入院期間を安心して過ごして頂ける事に繋がると考えるからです。疾患・手術・処置によっては、短期入院の方もいます。その短い関わりの中でも挨拶から始まるコミュニケーションで、安心して過ごして頂けるよう努力しています。
患者さんから、「ロロくん、成長したね」と声をかけて頂いたり、「△△さん、また来たよ、宜しくね」と自宅での様子を話している笑顔の場面が増えました。挨拶から始まるコミュニケーションが、信頼関係につながると実感できる場面です。これからも、笑顔で「〇〇さん、看護師の△△ですJとお声かけしていきます。
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『笑顔とどけます』

コロナ禍で面会制限が続いており、直接看護師もご家族とお話しする機会が減りました。
面会できないご家族には、患者さんの状況を電話でお伝えしています。
電話では相手の顔が見えないため、ゆっくり、はっきり、分かりやすく話す事を意識して取り組んでいます。
また、患者さんは今どのように過ごされているか、入院前のように動けるようになるかなど、ご家族が心配されていることを伝え、安心して貰うことを心がけています。
会って伝えられない患者さんの笑顔を私達が電話で伝えていきます。
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「当院は看護学生を受け入れています」

看護学生にとっては、コロナ禍で十分に実習できない日々が続きました。
実習のあり方も変わり、実習時間の短縮や、患者さんと関わる場面も少なくなり、実践への不安を抱えていることでしよう。
しかし、コロナ禍であっても看護師を目指しいつもと変わらず、実習に励んでいる看護学生の姿は、患者さんの入院生活で前に向かう元気を与えてくれます。そばに寄り添ってもらえる存在が居ることは大きな安心につながります。
その一生懸命に実習に向かう姿、不器用だけど"何か役に立ちたい"という純粋な思いは、患者さんだけでなく、私達看護師にも伝わっています。そして、その姿勢から気づかされることも多いのです。
今度は、看護師として一緒に"心のこもった暖かい看護"を目指していきましょう。
待っています。
看護師国家試験の合格を祈願しています。
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「丁寧な言葉で伝えます」

コロナ禍、マスク等で顔が半分以上覆われた状態でコミュニケーションをとる場面が病院では「普通」となっています。改めて、私たちは「接遇」を見直しています。
病院で求められている「接遇」はどのようなことか?どのように対応することが必要か? 考え実践していることをそれぞれの働く部署より順次紹介していきます。

今回は5東病棟編です。

現在、感染予防で、私たちはアイシールド、マスクを装着しています。
そのため、思うように私達の表情や言葉が伝わりにくい状況です。
そこで、明るい表情や丁寧な話し方が伝わるように日々意識して行っています。
どのような場面にも丁寧語を確実に使い会話しています。
もしも、患者さんに対して、丁寧語を使わずに会話をしているところを見たら、お互いに指摘し合い自分が話をしていないときも、丁寧語を使うことを意識しています。
病棟内での会話だけでなく、患者さんのご家族と電話の会話でも丁寧にわかりやすく話をする事を意識しています。
私たちの話し方が早いと忙しい印象を与えてしまいます。ゆっくり、はっきり穏やかに、マスク越しでも聞きやすい様に話をしています。
また、話をするときには、目線を合わせ、笑顔で明るい表情で会話することを心がけています。 常に自分たちの言動を見直し、少しでも患者さん、家族の方に信頼していただけるよう日々努力します。

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自宅訪問再開しています

コロナ禍も感染者の減少で日に一日に落ち着き、平常の生活を取り戻してきています。
先日、感染予防策を行う条件付きで、待ちにまった自宅訪問の再開が始まりました。
医療者はマスク・アイシールドを着用し、訪問する人数も考慮し今回は作業療法士・退院支援専任看護師・病棟看護師の3名で自宅を訪問してきました。
療養していた2ヶ月の入院中の不安を少しでも埋めて、自宅に安心して退院できるように階段の上り下りの確認、手すりの必要箇所の確認を本人と行いました。
愛犬も大喜び、奧さんもご本人も実際に階段や浴槽の動作を確認し、退院に少し自信が付いたご様子です。
自宅訪問から戻った後も「良かったよ~」と笑顔がみられました。
患者さん・ご家族の不安が少しでも解消され、安心して在宅で生活出来るよう、自宅の環境やサービスをケアマネージャさんと相談し、退院に向けて訪問させていただいています。
自宅訪問が制限なく出来る日常が早く戻ってきますように。
    • 「待ってたよ」byぽんた(愛犬)
      「待ってたよ」byぽんた(愛犬)
    • 浴槽出入りの確認中。手すりはこれで大丈夫かな。
      浴槽出入りの確認中。手すりはこれで大丈夫かな。
    • 作業療法士とベットの立ち上がり練習中。「これでバッチリ」
      作業療法士とベットの立ち上がり練習中。「これでバッチリ」

こんな笑顔で伝えています

私達は、感染予防が必要な時、個人防護具をつけて患者さんのケアを行っています。マスクにアイシールド、キャップをつけると、顔の1/3が隠れてしまいます。看護師の表情が見えにくいため、患者さんは不安になり思いを伝えづらいと感じてしまうのではないかと思います。
そのため、このような状況でも安心して療養していだだけるように、接遇に力をいれています。目の表情やアイコンタクト、笑顔やしぐさで気持ちを伝えることで、患者さんに寄り添い、安心感を持っていただけるよう日々ケアを行っていま す。
コロナ禍で人とのふれあいが制限される中で、患者さんとの出会いを大切にしたいという気持ちを、こんな笑顔で毎日伝えています。1日も早いコロナの収束を願いながら、安全で安心な看護が提供できるよう努めていきます。
    • 気持伝わりますか?
      気持伝わりますか?

ある日の術前・術後訪問

「コロナ禍」で面会制限があるため、手術を受けるために家族の付き添い等が出来ない状況が続いています。患者さんは手術を決めてからも、不安や迷いなど様々な気持ちの中にいるのだと思います。
術前訪問はそのような揺らいでいる患者さんの気持ちに寄り添い、少しでも安心して手術に臨んで欲しいと考えおこなっています。
緊張している患者さんが、「この看護師なら色々相談出来そうだ」と思ってもらえるよう心掛けています。術後訪問では、私達が行った看護はどうだったのか、少しでも不安が和らぎ手術に臨む事が出来たのか等を伺っています。患者さんからの率直な意見や感想は、今後の看護に繋げて行くための貴重なヒントとなっています。
患者さんの安堵した表情や、治療にむけた前向きな言葉を聞くと、病気に立ち向かうその姿に私達は勇気と元気を貰います。
これからも手術を受ける患者さん一人一人に寄り添える手術室看護を提供して行きます!!
    • 説明風景

病院の中での「癒やし」になれば・ ・ ・

「コロナ禍」と言われる状態が1年以上続いています。
日常生活における行動制限があることで「不自由さ」が生まれ、健康にも影響を及ぼしている状態と言えます。悲しいかな、とても窮屈な居心地の悪さが世の中に蔓延しているように感じます。
病院に入院することも「非日常」であり、時として制限が必要となる場合があります。 そのような時、心が「ホッ」とできる場所があれば少しは癒やしとなるのでは?と考え、 環境を工夫しています。病院内のそれぞれのフロアーでそんなちよっとした癒やし空間と なっていればと願っています。
    • 院内の癒やしスポット(病棟)
    • 院内の癒やしスポット(病棟以外)

地元に居ながらWeb研修で学んでいます

昨年度から新型コロナウイルス感染症の影響で集合での研修会が見合わせられ、オンライン会議 (ZOOM)システムを活用した講義配信が導入され始めています。
今年度は研修のほとんどが Web研修となったため、専用の研修室を整備し、静かな環境で学習できるようにしました。
看護師は就職後も「看護のプロフェッショナル」として、日々学び続ける事が求められます。 これまで研修受講は遠くの会場に足を運ばなければなりませんでした。現在は病院内で受講することができ、パソコンが苦手なスタッフでも簡単に受講できる環境となり好評です。
気軽に研修を受けられる環境になり、私たち看護師はこれからもより一層知識や技術を高めるため学び続けることで深川市民のみなさんを護っていきたいと考えています。
    • 研修風景1
    • 研修風景2

新人研修で自信が持てました

写真1
4月入職の新人看護師を対象に「新人技術演習」を継続的に行っています。
看護学生の時に習った看護の基本的・専門的な技術を安全・安楽に行うためのノウハウを身につけるため、さらに学んでいます。
コロナ禍のため、今年は集合研修の時間を短縮したり、2グループに分散して行うなど感染対策に向けた工夫をしながら実施しています。
また、研修室を整備しシミュレーターを用いた技術練習がいつでもできるようになったため、現場で実践したことの振り返りを行ったり、手順の確認が速やかに行えています。
痰の吸引や注射の演習では、患者さんの痛みや辛さが最小限にできるよう、お互いにアドパイスし合いながら行っています。演習中の疑似体験を通して学んだことが現場で活かせるよう、積極的に学ぶことで、初めて行う援助技術は、不安なく自信を持って実施できるようになりました。
これからも経験を重ねながら技術を高めていきます。
    • 写真2
    • 写真3

励ましのお気持ちをいただいて・ ・

いただいたお手紙
先日、1通の素敵な「メッセージカード」が市立病院職員宛で郵送されてきました。
差出人は「深川市一市民」の方からで、お名前の記載はありませんでした。.
あらゆる職種のすべての職員にむけたメッセージと感じました。
メッセージには私達のコロナ禍へのねぎらいと感謝の言葉が綴られており、ジーンと暖かな気持ちと仕事への勇気を受け取り励まされました。
ありがとうございます。
今までも(ブルーライトによるライトアップ・消毒スタンド・氷の彫刻の寄贈・お手紙など)有形・無形のお気持ちを病院職員にはたくさん頂いており、本当に感謝しています。
このように私達は、多くの市民に支えられながら「専門職」として働いています。

~看護の日~ のイベントを行いました

イベント写真1
5月12日は看護の日です。近代看護を築いたフローレンスナイチンゲールの誕生日に制定され、ナイチンゲールの日とも呼ばれています。今年、ナイチンゲールは生誕201年を迎えました。
私達は毎年5月12日に看護の心・ケアの心・助け合いの心を伝えるために、看護の日のイベントを行っています。今年は、「wITHコロナの時代をみんなで乗り越えよう」をテーマに、ポスターを作り病院での感染防止対策や、外来、各病棟での看護師の活動を紹介しました。中でも、「発熱時の受診マップ」や、患者さんからよくある質問で作ったコロナ○×クイズが大変好評でした。
 新型コロナ感染症の流行が長期化する中で、多くの患者さんが不自由な生活を余儀なくされ、不安やストレスを感じながら入院生活を送られています。私達看護師はそんな患者さんが一日でも早く、住み慣れた場所へ戻り、元通りの日常生活を送れるように、治療のお手伝いを行い、リハビリや退院後の生活を見据えた準備を進めています。不安な気持ちに寄り添いたいと、マスクの中でも笑顔を心がけています。治療を終え退院される患者さんの笑顔を見ると、明日も頑張ろうと思えます。ナイチンゲールの看護の心を胸に、今日も患者さんのもとに向かいます。
    • イベント写真2
      いい看護師さんになってね
    • イベント写真3
    • イベント写真4
      知らなかったことがたくさんあるな

食事を「自分で」食べることが出来ました

作業療法士と、装具の角度を調整中です
作業療法士と、装具の角度を調整中です
患者さんは両手が上手く動かず、入院時より食事を介助で食べていました。
そのため、食べたいおかずが食べたいタイミングで食べられないことがしばしばありました。その事でイライラしたり食欲が落ちることも考えられると私達は考えました。'
患者さんは手を口元まであげる事は出来たため、「どうにか自分で食べさせてあげたい」「今ある機能を活かして食べれないか」とリハビリの作業療法士に相談しました。
患者さんの手の動きに合った補助具を作業療法士は選択、試してみるとなんとびっくり!苦戦しながらも自分で食べることが出来ました!!それを見ていたスタッフは、感動。
少しずつですが患者さんが自分で出来ることが増えていく事は、看護の醍醐味です。今では、自分で好きなタイミングで食事が出来て日に日に上手になっています。
1ヶ月半ぶりに自分で食べた食事は、とてもおいしかったそうです。
自分で出来ることが増えていくことは、自宅に帰るための糧になります。それは私達看護者も同じです。 これからも作業療法士と本のページをめくりやすくする工夫や、奥歯が上手に磨けるような歯ブラシの工夫をしていく予定です
    • 腕が疲れるため、初めは肘がおけるテーブルで練習しました
      腕が疲れるため、初めは肘がおけるテーブルで練習しました
    • 今ではほとんど介助なしで食べれています
      今ではほとんど介助なしで食べれています

シャドウイング ~陰のように~

ある日の廊下で
看護の現場では、先輩看護師の横にピタリと付いて行動を共にすることで知識と経験を統合させ「学ぶ」学習スタイルがあります。「陰のように」という意味でシャドウィングといいます。
コロナ禍において感染防止対策は非常に重要です。そのため、感染看護認定看護師は、毎日院内をラウンドして状況を把握しながら現状を分析、今後にむけ予測を立て対策の先手をうっています。
どのような目的(ねらい)で看護しようと考えているのか、どのような根拠に基づいて行動しているのか、この場面ではどう考え、なぜこの実践を選択しているのか等、共に行動することで先輩看護師の思考過程(アセスメント)を学びます。シャドウイングすることで、知識と実践が結びつき「看護の意味」を改めて学ぶ機会となります。
「看護は実践の科学」と言われます。科学的な根拠に基づいて行動するからです。患者さんが「今より少しでも良くなるために」どうしたらいいのか、何ができるのか、先輩看護師から学びつつ、自らも学習を重ねているのです。(ある日の廊下で)

元気な104才です

リビングでご家族と過ごす104才です
リビングでご家族と過ごす104才です
私達は、患者さんが病気とつきあいながら、望む揚所で暮らし続けることができるよう支援しています。入院中から病気に対する不安や、退院後の日常生活のしづらさがないか患者さん・ご家族と話し合い、介護サービス利用の提案や、退院指導を行っています。
写真の方は、先日退院された患者さんです。自宅で点滴をしながら、ご家族の介護をうけて生活しています。訪問看護ステーション「みのり」の看護師が、点滴と体調管理のため訪問し、サポートを行っています。入院中は、面会制限で顔を見ることができなかったため、ご家族は、状態が悪くなっていないかいつも心配 だったそうです。しかし、今は、「家族でゆっくりと穏やかな時間 をすごしています。」と話されます。ご本人は、リビングにある特等席のソファーに座り、ご家族の様子を見ながら会話や笑い声に囲まれ生活しています。
病院では、多くの制限がある療養生活を余儀なくされます。病気を抱えていても、住み慣れた揚所でその人らしく、大切な人とともに生活をし続けることができるように、医療、福祉、行政と連携、協働していきます。

新型コロナワクチン先行接種開始!

ワクチン接種写真

当院でも医療従事者の先行接種が始まりました。私達も少し緊張しています。藤澤真病院長を筆頭に順次、約4 0 0人余りに実施する予定です。
「接種後、腕が痛い」などありますが、幸い副反応はほとんどない状態で経過しています。
ワクチンは、コロナ禍で非常に強い防護(予防)のひとつになります。
この先行接種は、これから始まる地域住民のみなさんへ新型コロナウイルスワクチン接種を安全に安心して行う為のシミュレーションの意味合いも兼ねています。
受付→問診→接種→経過観察の流れで問題となるところはないかと検証も行っています。 ワクチン接種実施の時間制限がある中で多くの方が接種することを想定すると、「速やか に肩まで腕を露出できる服装」への準備を勧める必要がありそうです。
安全な実施に向けて慎重に準備を進めていきます。
 

新型コロナワクチン接種の準備を進めています

フリーザー
深川市立病院にも「超低温冷凍庫」が届きました。
大事な大事なワクチンですから、万が一のことを想定しながらの準備を薬剤師が整えています。
私たち看護師は、安全にワクチン接種が行えるよう行政と綿密な協議を重ねています。 先ずは我々医療従事者が先行接種する予定ですが、肝心のワクチンはまだ届いていません。
新型コロナウイルスワクチンは「筋肉注射」のため、安全に接種できるよう改めて確認を行 っています。
できるだけ痛くないように、そして副反応が生じた場合には速やかに対応できるよう入念に準備を進めています。

市立病院2階にある『医療相談・がん相談サロン』をご存じでしょうか。

図書コーナーの書籍(一部)

病気や介護の相談をお受けしています。
相談といっても、相談者が話しをされているうちに、いつの間にかご自分で方向性を見つけているようです。
きっと、言葉にすることで、考えに整理がついたり、思いを固めたりするのでしょうね。
揺らぐ気持ちの整理をちょっとだけお手伝いさせていただいています。
相談内容を反映して、図書ゴーナーに書籍を購入しています。
シビアなテーマもあるので、まず見た目が面白そうなものがよいかと選んでいます。
病院受診じゃなくても利用できるのです。
『医療相談・がん相談サロン』を、「街の保健室」のように思っていただけるとうれしいです。
また、例年「ミニ講座」や「セラピードックとふれあう会」「落語会」などを開催しています。患者さんにとって痛いこと辛いことが多い病院の中で、大勢が集まって大笑いしているってなんだか妙な風景ですが、笑っている顔を見ていると、親しみを感じます。
懐かしい人やご家族と再会することもあって、案外とスタッフも和まざれています。
残念ながら、現在はコロナ禍のため行事はお休みしております。
—日も早く、あのほっこりとした時間を味わいたいものです。

    • 落語会の様子
      R1年11月の落語会の様子(密ですね~)

ある日の透析室の出来事

透析担当Dr
【透析担当Dr】

透析をしている患者さんは水分制限、食事制限の厳しい自己管理を行っています。
看護師はそれらの制限が守られない時は、必要性を根気よく何度も説明し、時には厳しい指導になる事もあります。
その分制限が守られ、データーの改善が見られると努力を称え、一緒に喜びます。毎日がその繰り返しです。
この日はクリスマス、透析室のドクター達のパフオーマンスです。クリスマスグッズを勧めると、照れた様子が見られましたが、付けてみると、気に入った様子。 このまま患者さんのもとへ行き穿刺を始めました。
患者さんは「今日はサンタが針を刺してくれた!」と笑顔で教えてくれました。
コロナ禍により、様々な行事が自粛となり、「季節感も感じられずに過ぎていたので、 たまにはこんな事をしてもらって楽しい」と、評判は良好でした。
患者さんは透析を行う約4時間、ベッドに臥床し自由を制限された状況で過ごします。
その様な苦痛をともなう中で、少しでも、安楽な一時を提供出来ればと願い、企画・実施しました。
患者さんは一生涯透析と付き合います。少しでも現在の健康が維持出来、平穏な日常生活をおくれる事を願い、今後も支援して行きたいと思っています。
 

    • 透析風景
      透析室の様子(1)
    • 透析風景2
      透析室の様子(2)

「床清掃」で足下を守っています

清掃風景
転倒防止のため、モップで拭いています。

雪が降り続き、雪道は凍って滑りやすくなっています。
その上、病院内に入ると靴についた雪が溶けて、床に水たまりをつくり、滑りやすくなります。
特に、玄関先は寒い外から中に入って「ほっ」と安心することや診察のための準備など足下をよく見ずに歩いてしまうことで、滑ってバランスを崩すことがあります。時には、転んでしまう場合もあり、処置が必要になるケースもあります。
私たち看護師は、「転ばぬ先の杖」ならぬ「転ばぬ先のモップ」で床の水を拭き取り、誰一人転ばず病院からお帰りいただけるよう毎日「床清掃」を行っています。
患者さんに直接かかわり対応することだけでなく、予防的に先を見越して環境を整えることも看護師の大事な役割なのです。

安全な歩行をサポートします

私達看護師は、患者さんの歩き方も見ています。
高齢の方は特に、足の爪の白癖や巻き爪で痛みが生じ、歩けなくなる場合があります。
爪がしっかりしていなくては、足に力が入りません。歩くためにはとても大切な事です。
爪に問題があり、靴がうまく履けなかったり、力を入れることが出来ず歩けなくなると転倒の危険や、筋力がおちて、自宅退院が困難になる事もあります。
フットケアの研修を終了した看護師が、爪の大切さや手入れの仕方など、誰もが対応出来るように伝授しています。
スタッフ全員が患者さんの爪のお手入れが出き、患者さんが上手に歩行が出来て自宅にいた時と変わらず(出来ればそれ以上に元気に)、帰れるように勉強しています。

    • 爪切り風景
      お手入れ中です。

      深爪は逆効果です。角を切り落とさないスクエアカットで卷き爪防止をします

    • お手入れ後
      お手入れ後

      やすりもかけて歩きやすくなりました。

    • お手入れグッズ
      お手入れグッズ

      これで皆さん爪美人です

入所に向けて、見学に患者さんと行ってきました

先日、入所施設に患者さんと一緒に見学に出かけました。
以前より入所されていたのですが、自信がなくなり、不安なところを一緒に解決していこうと、患者さんと見学してきました。
実際に、廊下の広さやトイレまでの距離、お部屋やお風呂の様子など確認することが出来ました。患者さんも「思ったより大丈夫」と入所に自信がついたようです。
私達もトイレやお風呂など日常の動きがわかり、1人で転倒なく安全に生活が出来るか、入所について患者さんと一緒に考えていくことが出来ました。
部屋の入り口に段差があり、上手に足が上げられるか、転ぶ危険はないか不安がありましたが、業者さんと本人、ご家族、ケアマネージャーさんとの相談で手すりを設置することとなりました。
高齢化が進む中、90歳代で独居の患者さんは珍しくありません。
1日でも長く、住み慣れた元の場所で生活できるよう、私達看護師は、入所に向けて少しでも不安なところを一緒に解決するお手伝をしています。

    • 廊下風景

      廊下はとても広々でシルバーカーでも全く問題ありません

    • 入口の段差

非日常の中に日常を取り入れて

クリスマスツリー
各病棟のクリスマスデコレーション
ケガや病気でやむなく入院せざるを得ない病院は「非日常」の環境と言えます。私たち看護師は、その「非日常」の環境を少しでも快適に過ごしやすくする支援(お世話)を患者さんに合わせ行っています。
いつもの日常とは異なる療養生活のなか、家族の写真を持ち込んで身の回りに置くことで気持ちが落ち着いたり、使い慣れた物で生活の不便さが減るなど、患者さんと一緒に考えながら工夫しています。
 変わりゆく季節のその時々に合わせて、治療のことだけではない「日常」を感じていただく環境を整えています。
病院のなかでは、すでにクリスマスが始まっています!

お孫さんとのオンライン面会好評です

写真1
「リハビリで作っている絵だよ。今度みにきてね。」と会話が弾みます

コロナ禍の面会禁止で、なかなか直接対面でご家族と会うことが出来ない方が先日オンライン面会を行いました。
お孫さんのお顔もしっかり見る事が出来、笑顔の会話となりました。
お正月以来の再会でしたが、お孫さんから励まされ元気をもらったご様子です。
ほとんど手をつけなかった食事も、次の日からは全部食べれるようになりました。
「楽しかった~元気が出た」とまた会える日を楽しみにリハビリに頑張っています。
 

    • 写真2
      「またね」と手を振り・・・札幌・仙台在住の2人のお孫さんのオンライン面会となりました

現在、私達は面会禁止の制限が続く中、ご心配されているご家族に、入院されている方々の様子を少しでもお伝え出来るようお電話をしています。
同時に、今回のようにオンラインを活用した面会を紹介するなど、このコロナ禍を一緒に乗り切れるよう工夫しています。患者さんが笑顔で、元気になると私達も嬉しいです。
 

成長していきます

新人スタッフ
痛くないよう鼻に管を入れる練習をしています。

入職時はいつも同期3人一緒でしたが、最近はそれぞれが夜勤や休日のシフトに入り、一緒に勤務することがありません。
久しぶりに集まり、看護技術を高める練習を行いながら、患者さんとのちょっと嬉しかったいいこと、関わりから学んだ失敗や感動したこと等を話す機会がありました。
お互いの成長と看護の楽しさを実感し、それを伝え合うことで元気をもらいました。
これからも切礎琢磨しながら、患者さんに満足してもらえる看護の提供ができるように頑張り続けます。
 

院外に発熱外来用簡易診察室が新設されました!!

簡易診察室

インフルエンザや新型コロナウイルスの同時流行に備えて、感染疑いのある発熱患者さんの検査を行う簡易診察室になります。駐車場に隣接する場所に設置されました。
このように、見えない病原体から身を守るため、感染予防対策を専門に行っているのが「感染管理認定看護師」です。手洗い・マスグ着用・換気の啓発はもとより、3密を回避する為の対応や行政(保健所)との情報連携を行い、 迅速で適切な対策を考え行っています。それらの情報は、院内放送で広く来院者のみなさんに周知しています。患者さんに接する機会は少ないですが「縁の下の力持ち」的な支援で地域を守っています。
簡易診察室内の3密を避けるため、お車での待機をお願いすることがあります。スムーズに受診して頂くため、お熱がある方は事前に電話でお問い合わせ頂くか、総合窓口看護にお申し出下さい。

 

AI搭載の体温測定器導入! !

自動体温測定器

当院外来にAI搭載の「体温測定器」を導入しました。
体温を瞬時に測定できるだけでなく、測定者がマスクを装着していないと「マスクを装着して下さい!」と自動アナウンスで促す優れものです。
来院時、自由にご自分の体温を測定できますので、診療前にご確認下さい。
寒暖の差が激しくなり風邪を引きやすい季節となりました。
重症化予防のためのインフルエンザワクチン接種も始まり、多くの方が受けられています。
総合案内には看護師が常駐しておりますので、気になることがあれば、お気軽にお尋ね下さい。

    • 測定風景

退院後訪問に伺っています

いつも家族と一緒にいられ 嬉しそうでした
いつも家族と一緒にいられ 嬉しそうでした

退院後、患者さんが困ることなく過ごされているか、看護師が自宅を訪問し生活状況を確認しています。
退院後1ケ月以内に、本人だけではなくご家族の方の心配や不安が少しでも軽減されるようお話しを伺ったり、身の回りの手技確認もお手伝いしています。
病院では見られない患者さんの笑顔が見られ、看護師もほっこり。
皆さんの自宅での元気な姿が見られ私達も、エネルギーをたくさん頂きました。
 

    • 入浴する際、危険がないか確認しています
      入浴する際、危険がないか確認しています。入浴動作もバッチリでした。
    • 室内での歩行状況を確認しています
      室内での歩行状況を確認しています。元気な姿が見られて安心しました。

働く原動力

退院患者さんからいただいたフラワーアレンジメント
退院した患者さんから、届いた手作りのフラワーアレンジメントです。
「心地よく、充実した入院生活を送れました。」というお手紙をいただき、その言葉にやりがいと働く喜びを感じました。
患者さんにより満足した入院生活を送ってもらえるように、日々研鑽していきたいと思います。

地域の健康を守る!

新型コロナウイルス感染症の第3波に備えて、個人防護具の着脱方法の再確認を行いました。
真夏の個人防護具の着用は、まるでサウナに入っているような暑さでした。
秋冬はインフルエンザの季節です。地域の健康を守るため、今後も職員一丸となり、感染予防に取り組んでいきます。
    • 防護衣2
    • 防護衣1