知っていますか？帯状疱疹

　はじめに皮膚に神経痛のような痛みが起こり、ピリピリ・チクチクといった痛みや、焼けるような痛みを感じます。その後、水ぶくれを伴う赤い発疹が出現します。
　帯状疱疹の特徴は、体の左右どちらかに見られ、強い痛みがあることです。症状は3～4週間程度続きます。

 　発疹に気づいたら速やかに皮膚科を受診しましょう。発疹が出てから早期に抗ウイルス薬を飲むことがすすめられており、体内のウイルスの増殖を防ぐことができれば次第に症状は軽減します。重症化すると入院治療が必要になるほか、治療が遅れると、頭痛や発熱など全身症状に及ぶ場合や、発疹が消えた後も長期に渡って痛みが残る場合があるので、早期の受診が大切です。
　また、症状が軽減しても体内のウイルスは抑えられていない場合があるので、医師の指示に従って治療を受けましょう。

 　加齢やストレス、疲労などにより体の免疫力が低下した時に発症するため、よく睡眠をとる、適度な運動をする、バランスの良い食事を摂るなど、できるだけ健康な生活習慣を保ち免疫力を高めることが重要です。
　50歳以上の方は帯状疱疹ワクチンを接種でき、発症や重症化を予防すると言われています。ワクチンは任意接種（全額自己負担）ですので、接種については直接かかりつけ医に相談してください。