北海道深川市

ホーム メニュー

教育行政方針

1.はじめに

 平成31年第1回深川市議会定例会の開会にあたり、教育行政の執行に関する主な方針について申し上げます。

 
 
本年5月1日をもって新たな元号となることで、平成という時代が終わり、新たな時代が幕を開けます。人工知能(AI)やビッグデータの活用など、技術革新が急速に進む今日、こうした時代の大転換を乗り越えるため、全ての子どもたちが夢と希望にあふれ、健やかに成長できるよう、必要な力を身に付ける上で、教育の果たす役割は極めて重要となっております。

 一昨年公示された新しい学習指導要領の全面実施に向けて、本市においては「社会に開かれた教育課程」、「道徳教育の充実」、「育成を目指す資質・能力の明確化」、「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」、「カリキュラムマネジメントの推進」などの具体化に向けた教育課程の編成に向けて準備を行っているところです。

 子どもたちが自らの力で人生を歩み、社会を生き抜く力を育んでいく教育の実現に向けて、第5次深川市総合計画、深川市教育大綱、深川市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、新しい時代の教育振興に取り組んでまいります。

 教育行政の課題について申し上げます。

 第一に、深川市学校教育振興計画に基づく取り組みです。

 深川市学校教育振興計画では、4つの基本目標を掲げており、
1)確かな学力を育成し、社会での自立に必要な基礎を育む教育の推進
(2)豊かな心と健やかな体を育成する教育の推進
(3)家庭や地域に信頼される学校づくりの推進
(4)安心して学び、安全に過ごすことのできる機能的な教育環境の整備
について、これらを着実に実行してまいります。

 第二に、生涯学習の推進に向けた取り組みです。

 本市は、生涯学習基本構想を踏まえ、生涯学習推進の中核を担う社会教育とスポーツ振興に努めてまいりました。

 
本年度も引き続き、生涯学習社会の実現に向け、「社会教育中期計画」及び「スポーツ振興計画」等に基づき、計画的及び効果的な事業に取り組んでまいります。

 また、昨年、文化・スポーツ合宿の拠点としてオープンした音江広里交流館「エフパシオ」につきましては、より多くのご利用をいただき、深川市内における交流人口の増を図り、活力あるまちづくりの一助となるよう、周知活動等の取り組みを強化してまいります。

2.主要施策の推進

  教育行政の推進に係る主要施策について申し上げます。

学校教育の充実

  昨今における子どもたちを取り巻く環境は、少子高齢社会、グローバル化の進展、急速な技術革新などが日々変化しており、将来の社会の姿を予測することが難しい時代になっております。

 子どもたち一人一人の可能性を引き出し、感性を豊かに働かせながら、どのような未来を創っていくのか、どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかという目的を自ら考え、個々の
キャリア形成を促し、自信を持って自分の人生を切り拓き、必要な力を確実に育んでいくことが、重要です。

 新しい学習指導要領により、平成32年度から小学校3年生及び4年生が「外国語活動」、5年生及び6年生が「外国語科」として、それぞれ年間35時数の増で実施されますが、本市においては平成30年度の移行期間から、外国人英語指導助手を1名増員するとともに外国語指導の加配教諭を活用し、前倒しをして35時数増の全面実施に取り組んでおりますので、引き続き、外国語活動と外国語教育の充実を図ってまいります。

 これからの時代を担う子どもたちの、確かな学力を確実に定着できるよう、全国学力・学習状況調査等を活用しながら、学力や学習状況を把握・分析し、学校改善プランを作成して「学習サポートプログラム事業」の充実に努めるなど、学校全体で学力向上に引き続き取り組んでまいります。

 特別支援教育については、障がいのある子どもと障がいのない子どもが共に学ぶインクルーシブ教育システムの理念を踏まえ、全ての学校において、子ども一人ひとりの教育的ニーズに応じた教育の場を提供し、自立や社会参加に向けた教育を進められるよう指導や支援に努めてまいります。

そのため、特別な支援を必要とする子どもが、充実した学校生活を送ることができるよう、引き続き特別支援教育支援員を小学校及び中学校に配置します。

 子どもたちの健やかな成長のためには、豊かな心を育むことが必要です。自立した人間として、他者と共によりよく生きるための基盤を養うことを目標とした「特別の教科 道徳」は小学校に続き、平成31年度からは中学校においても教科としての授業が実施されます。児童・生徒が、生命を大切にする心や他人を思いやる心、善悪の判断などの規範意識等の道徳性を身に付けるためにも、引き続き、適切な指導に向けた取り組みを進めてまいります。

 
いじめは、ほんの些細な誤解や行き違いに端を発し、嫌なことをしたりされたりするいじめへとエスカレートしていきます。いじめ問題はどの学校においても生じうることを認識し、「深川市いじめ防止対策基本方針」及び各学校が定めた「いじめ防止対策方針」に基づき、未然防止・早期発見に努め、さらに「北空知地域いじめ問題専門家会議」と連携して適切な対応に努めてまいります。

 また、「スクールカウンセラー」や「スクールソーシャルワーカー」を配置し、子どもたちや家庭の悩みなどにきめ細かく対応するとともに、適応指導教室「しらかば」に専任指導員を配置し、基本的な学力の定着を図り、学校復帰に努めてまいります。

 読書については、市立図書館と連携するなかで、朝読書や家読を推進し、学校の読書環境を充実していくとともに、子どもたちにとって新しい時代に必要となる資質・能力の育成に努めてまいります。

 社会を生き抜く力の土台となる「健やかな体」は人間の活動の根源であります。「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果を踏まえ、各学校の実態に即した体力向上や運動に親しむ機会の拡充に努めてまいります。

 また、学校保健においては、子どもたちの生きる力を育むことにつながる保健教育の推進に向けて取り組みます。さらに学校給食においては、栄養教諭を中心に各学校と連携して、食に関する指導を推進し、子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けるよう取り組むとともに、地元農産物の利活用促進についても継続して努めてまいります。

 未来を担う深川の子どもたちを、学校・家庭・地域が緊密な連携を図り、地域全体で育てていくことが大切であります。これからの学校運営にあたって、地域住民や保護者等の参画を得て運営する「コミュニティ・スクール」を、平成31年度から小学校2校において先行して導入し、平成32年度から全校で導入するべく、所要の準備を進めてまいります。

 
学校教育においては、高度化・複雑化する諸課題へ対応するため、新たな学びを支える専門性と実践力を備えた教職員の育成が必要です。学び続ける情熱と向上心に満ちた教員が求められていることから、教育振興会などを活用し、教職員の研修機会の充実に取り組んでまいります。

 子どもたちの安全・安心の確保につきましては、防災教育や交通安全教育の充実を図るとともに、深川市通学路交通安全プログラムに基づき、関係機関による通学路の点検や交通安全対策を行うとともに、社会全体で子どもの安全を守るため、地域における連携の強化、通学路の合同点検の徹底及び環境の整備・改善等、家庭・地域の協力を得ながら、安全・安心な教育環境づくりを進めてまいります。

 深川中学校の改築工事につきましては、旧校舎及び旧屋内運動場の解体工事が終了し、改築最終年度としてグラウンド造成工事を行ってまいります。

 中学校の統合に伴う跡地利用については、有効な利活用となるよう引き続き検討をしてまいります。

 市内公立高等学校は、人口減少と少子化の影響により、入学者数の確保が年々厳しい状況になっておりますが、地域の未来を担う人材を育成する現在の普通科高校と商業・農業系高校の両校は、本市にとってかけがえのない存在であります。それぞれの高校の魅力の一つである部活動に対する支援を開始するとともに、市内小・中学校との連携を促進し、両校の取り組み等を広くPRするなど、今後も支援を継続してまいります。

社会教育の充実

 市民が生涯のいつでもどこでも、自由に学習の機会を選択して楽しく学ぶことができ、その成果を生かすことができる生涯学習社会の実現が求められています。

 市民の自主的・主体的な学習活動を促進するため、市民向けの講座などの学習機会の提供と、地域の人材を活用した事業の実施など、学習成果を生かすことができる環境づくりを推進します。

 また、公民館をはじめとする各社会教育施設においては、市民の学習活動の場として多様な学習活動が展開できるよう、適切な維持管理に努めてまいります。なお、中央公民館のあり方につきましても、引き続き検討を進めてまいります。

 次代を担う子どもたちが生きる力を身に付けていくためには、家庭教育の充実とともに、異世代間や地域の人たちと交流する機会が必要です。そのため、学校・家庭・地域が連携した「家庭教育・学社融合推進事業」や、地域住民が各種ボランティア活動により学校を支援する「学校支援地域本部事業」、さらには地域の豊かな社会資源を活用した「土曜日の教育支援体制構築事業」を実施してまいります。

 また、基本的生活習慣の乱れが、子どもたちの健やかな成長を阻害する要因の一つとされていることから、生活リズム向上のため関係機関と連携を取りながら「早寝早起き朝ごはん運動」や「ノーゲームデー」の取り組みを推進してまいります。

 また、生きがい文化センターに設置している「生き生きスポット」など、放課後等における子どもの安全・安心な居場所づくりの取り組みを引き続き推進してまいります。

 学校や地域の枠を超えた交流や活動の機会が減少している中、子どもたちの自主性や自発性を養うため、リーダー養成事業や子どもたち自らが企画運営する事業を実施するなど、地域社会で活躍できる場や居場所づくりに取り組みます。また、青少年の非行防止と健全育成のため、学校・家庭・地域社会が連携を深め、青少年指導委員による定期的な巡回指導や、相談員による少年相談を行うなど、青少年の健全育成事業に取り組んでまいります。

文化・スポーツの振興

 これまで本市は、心豊かで健やかな人生を送るため、芸術文化活動とスポーツ振興に積極的に取り組んできたところです。

 芸術文化活動については、「み・らい」や「生きがい文化センター」など、活動の拠点となる施設の指定管理者とも連携を深めて推進してまいります。
 
特に、国内外で活躍する著名な芸術家を招聘して行う「アウトリーチ事業」は、子どもたちが優れた芸術文化を間近で感じ、芸術文化活動への理解と意欲を高める貴重な機会となることから、引き続き市内の小中学校全てにおいて実施してまいります。

 各種スポーツ事業については、関係機関・団体等と連携を図り、誰もが気軽にスポーツや健康づくりに取り組むための契機となる事業を検討・実施してまいります。

 市民自らが優れた芸術文化事業の招聘や、各種スポーツ大会の運営を行うための支援や、文化・スポーツ分野で全国・全道大会に出場する市民に対する支援も引き続き実施してまいります。


 老朽化の著しい各種施設については、計画的な改修と適切な管理に努めてまいります。

 特に、スポーツ合宿におけるトレーニングの拠点施設である桜山パワーアップロードにつきましては、本年度から3年間で改修を行ない、市民の健康増進と市外からの流入人口の増を図ってまいります。

3.終わりに

 以上、平成31年度の教育行政の執行に関する主要な方針について申し上げましたが、教育の振興に向けた取り組みを強化し、市民の皆様とともに創意工夫をするなかで、学校教育、社会教育全体の一層の充実に向けて取り組んでまいりますので、ご理解とご協力を心からお願い申し上げまして、教育行政方針とさせていただきます

問合わせ先・担当窓口

教育委員会 学務課

教育委員会 生涯学習スポーツ課

教育委員会 学務課 管理係

パソコン版へ

メニュー

ガイド

当番医・防災・消防・救急

ふかがわオンライン

市内の主要施設(別サイト)

ピックアップ

カテゴリ

各課のページ

その他