日常的な点検

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住宅の維持管理の流れ

  • 各部位の点検:1年に1回は、雨や雪で濡れやすい場所、湿気や結露を生じやすい場所、日光があたる場所など各部位の外観の状態を点検しましょう。
  • 専門業者への相談:異常を発見した場合、放っておくと状態が悪くなり修繕に膨大な費用がかかる場合がありますので、専門の業者に修繕の必要性がないか相談しましょう。
  • 点検記録の作成、保管:点検した結果は記録し、新築時の関係図書などと一緒に保管しましょう。

主な部位の管理方法

  • 屋根:無落雪の屋根面には、雨水や雪解け水を流すためにスノーレーンやドレンパイプがあります。枯葉やゴミが溜まると、排水が詰まって水漏れの原因になりますので、毎年雪が降る前に清掃しましょう。
  • 床下換気口:基礎にある換気口は、土台などの構造体が床下の湿気により腐るのを防ぐためにあります。春に開け秋には閉めるようにしましょう。
  • 室内換気口:室内の外壁面にある換気口は、外気と汚染空気等を入れ換えて、室内を良好な環境に保つためにあります。空気が汚れた時や湿気の多い時には開けるようにしましょう。
  • 換気設備:機械式の換気設備には、フィルターのついているものがあります。フィルターにゴミやほこりが付着して目詰まりを起こすと、換気量が不足し、室内空気の汚れや結露の原因となることがありますので、1年に1回〜2回は掃除機などで清掃しましょう。

主な部位の点検項目

※下記のような状態を発見した場合は、専門の業者への相談をお勧めします。

屋外

  • 屋根(金属板葺き):はがれ、色あせ、白っぽい粉が出る、錆び
  • 外壁(モルタル・タイル):色あせ、はがれ、ひび、浮き
  • 外壁(木質サイディング):汚れ、色あせ、シーリングの劣化
  • 外壁(金属サイディング):汚れ、錆び、変形、シーリングの劣化
  • 基礎:ひび、欠け損じ、不同沈下、モルタルのはがれ
  • 土台・床組:ひび、腐れ
  • ドア・窓:建付、腐食
  • バルコニー:手すりのぐらつき、腐れ、錆び、腐食

屋内

  • 天井・壁:しみ、腐れ、傾き
  • 床:沈み、きしみ、傾き

設備

  • 給水管:水漏れ、赤水
  • 配水管:水漏れ、管詰り、悪臭
  • 機器類:音、臭い、振動

問合わせ先・担当窓口

建設水道部 建築住宅課 建築係