伝染性紅斑(リンゴ病)に注意しましょう

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全国的に伝染性紅斑(リンゴ病)患者報告数が増えていますので、注意が必要です。
特に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫等の重篤状態や、
流産のリスクとなる可能性があります。
感染から守るため、かぜ症状がある方は、手洗いや咳エチケットなどの感染予防の実施をお願いいたします。

伝染性紅斑とは

伝染性紅斑は、頬に出現する蝶翼状の紅斑を特徴とし、小児を中心にしてみられる流行性発疹性疾患です。両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ(ほっぺ)病」と呼ばれることもあります。 10~20 日の潜伏期間の後、頬に境界鮮明な紅い発疹(蝶翼状-リンゴの頬)が現れ、続いて手・足に網目状・レース状・環状などの発疹がみられます。これらの発疹は 1 週間前後で消失しますが、なかには長引いたり、一度消えた発疹が短期間のうちに再び出現することがあります。頬に発疹が出現する 7~10 日くらい前に、微熱や感冒様症状が多くみられ、発疹が現れたときには感染力はほぼ消失しています。ほとんどの発病者は、合併症をおこすことなく回復します。 
 
<感染経路>
通常は飛沫または接触感染です。

予防方法と対策

 予防するワクチンや薬はなく、発疹が現れたときには感染力はほぼ消失しているため、
かぜ症状のあるかたは、こまめな手洗いや咳エチケットを心がけることが大切です。

妊娠中又は妊娠の可能性がある方へ

これまで感染したことない女性が妊娠中に伝染性紅斑に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫等の重篤な状態や流産のリスクとなる可能性があります。疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。周囲に感染者がいる場合も、妊婦健診の際に医師に伝えてください。
特に家族が感染した場合や流行地域で多くの小児と接する機会がある職業のかたなどは注意が必要です。
かぜ症状があるかたとの接触をできるだけ避け、手洗いやマスクの着用など基本的な感染予防を行ってください。

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問合わせ先・担当窓口

市民福祉部 健康・子ども課 健康推進係