みなさんの心は元気ですか? 「心と体はいつも一緒…」

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現代社会はストレスの多い社会で、誰もが心の健康を損なう可能性があります。自殺したかたの多くが心の病気にかかっていたといわれており、その中で最も深く関わっているのが「うつ病」といわれています。
今回は、その「うつ病」についてお伝えします。

うつ病ってなに?

うつ病の原因は、はっきりしていませんが以下のことが影響しているといわれています。

生物学的要因

脳は考える器官であるとともに、体のすべてをコントロールしている司令塔です。
うつ病は、脳の気分を調節する働きの異常と考えられています。

社会的環境要因

身近な人の死、職務上の失敗、家庭内の不和などのストレスが脳の気分を調節する機能に大きな負荷を与えると考えられます。

性格

きちょうめんで責任感が強く、人のために尽くし、秩序を重んじるかたはストレスを真正面から受け止めがちなため、うつ病になりやすいといわれています。

うつ病になったらどうなるの?

  1. 重苦しい・つらい・悲しい気分になります。
  2. これまで好きだった趣味などが面白くなくどうでもいいように思えてきます。
  3. 食欲がなくなったり過食になったりします。
  4. 寝付けなかったり夜中に目が覚めてしまったり、朝早く目が覚めてしまうことがあります。
  5. 落ち着けずに動き回ったり、何をするのも面倒で活動が低下したりします。
  6. 特に体を使っていないのに疲れを感じてしまいます。
  7. 自分のせいで人に迷惑を掛けていると思い込んでしまいます。
  8. 集中したり、何かを選ぶときに決められなくなったりします。
  9. 死にたいと思うようになり、死ぬ方法までも考えるようになります。
1〜9の5つ以上が2週間以上続き、そのうち1つは1か2であると「うつ病」が疑われます。

うつ病にならないためには?

「まあ、何とかなるだろう」と楽天的な考えかたで気楽に生活しましょう。
適度な睡眠・運動、バランスの取れた食習慣で体の健康維持を心掛けましょう。
趣味や旅行などで気分転換を図りましょう。

まずは受診を!

うつ病は、治療できる病気です。上記の症状に気づいたら、早めに精神科などの専門医を受診しましょう。
周囲の人は受診を勧めてください。
市では、「心と体の健康相談」を行なっています。
また、保健所では「こころの健康相談」を行なっています。
一人で悩みなどを抱え込まないで話を聞かせてください。

対象者

市民のみなさん

問合わせ先・担当窓口

市民福祉部 健康・子ども課 健康推進係