令和7年度 全国学力・学習状況調査結果

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令和7年度 全国学力・学習状況調査の結果についてお知らせします。

全国学力・学習状況調査の概要

小学校6年生と中学校3年生を対象に「全国学力・学習状況調査」が行われましたので、その概要などをお知らせします。
3年に一度実施される理科は、中学校は本年度から平均正答率ではなく、問題の難易度などを個別に分析し学力を推定するIRTスコアで結果が示されています。
  • 実施日:令和7年4月17日(木曜日)※一部の学校は4月14日(月曜日)
  • 対象学年・人数:小学6年生 111人(質問調査108人)、中学3年生 109人(質問調査111人)
  • 調査の内容
    • 教科に関する調査
      • 小学校 国語、算数、理科
      • 中学校 国語、数学、理科
    • 質問調査:学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面などに関する調査

教科に関する調査の結果(平均正答率)

 国が公表している正答率については、全国が小数点以下第一位まで、北海道と深川市が小数点以下を四捨五入している数値になっています。

小学6年生
   国語 算数 理科 
全国 66.8% 58.0% 57.1%
北海道 65% 55% 56%
深川市 66% 58% 59%
国語の平均正答率は、全国に比べ0.8ポイント下回りましたが、北海道に比べ1ポイント上回りました。
算数は全国と同程度で、北海道に比べ3ポイント上回りました。
理科は全国に比べ1.9ポイント、北海道に比べ3ポイント上回りました。

中学3年生
     国語      数学     理科(IRT)   
全国   54.3% 48.3%   503
北海道 54% 47%   505
深川市 53% 48%   512
国語の平均正答率は、全国に比べ1.3ポイント、北海道に比べ1ポイント下回りました。
数学は全国に比べ0.3ポイント下回りましたが、北海道に比べ1ポイント上回りました。
理科は全国に比べ9ポイント、北海道に比べ7ポイント上回りました。

質問調査の結果(主な内容)

 基本的な生活習慣である「毎日同じ時間に起床している」と答えた小学生の割合は89.8%で全国平均を1.2ポイント、中学生は90.1%で全国平均を2.5ポイント下回りました。「毎日同じ時間に就寝している」と答えた小学生の割合は85.2%で全国平均を3.3ポイント上回り、中学生は78.3%で全国平均を2.7ポイント下回りました。
 「学校の授業以外で平日に1日当たり1時間以上学習する」と答えた小学生の割合は41.7%で全国平均を12.3ポイント、中学生は45.9%で全国平均を15.7ポイント下回りました。また、「学校の授業以外で平日30分以上読書をする」と答えた小学生の割合は29.6%で全国平均を1.5ポイント、中学生は16.2%で全国平均を5.2ポイント下回りました。家庭学習・読書時間の確保が課題となっています。
 「学級生活をよりよくするために学級活動で話し合い、互いの意見の良さを生かして解決方法を決めている」と答えた小学生の割合は91.7%で全国平均を8.4ポイント、中学生は84.7%で全国平均を0.4ポイント上回りました。児童生徒一人一人に配備されたタブレットなどのICT機器を活用し、授業の中で自分や他の人の考えを交流し話し合う活動を通じて、学級活動でもお互いの意見を尊重することで、課題解決に結び付いたものだと考えられます。
学校の授業以外で平日に1時間以上学習すると答えた割合
  小学6年生 中学3年生
全国 54.0% 61.6%
北海道 47.9% 53.5%
深川市 41.7% 45.9%

学校の授業以外で平日30分以上読書をすると答えた割合
   小学6年生  中学3年生
 全国  31.1%  21.4%
 北海道  29.2%  21.4%
 深川市  29.6%  16.2%

学級生活をよりよくするために学級活動で話し合い、互いの意見の良さを生かして解決方法を決めていると答えた割合
   小学6年生  中学3年生
全国   83.3%  84.3%
北海道  82.6%  83.7%
深川市  91.7%  84.7%

今後の対応

  教育委員会として、今回の結果からこれまでの各学校の状況や課題を明確にした上で、学力向上を図るため毎年作成している「深川市学校改善プラン」を見直し、今後の改善策について各学校や家庭、地域と連携した取り組みを進めます。
 各学校では、各種テストなどの結果を分析するほか、授業や生徒指導を含めた総合的な「学校改善プラン」の改定に取り組み、学校全体での改善に努めます。 
 また、質問調査では、学校の授業以外で平日に1時間以上学習すると答えた児童生徒の割合が全国の平均を大きく下回っている点、平日の読書の時間が全国の平均を下回っている点が本市の課題となります。
 基本的な生活習慣や家庭学習・読書習慣は、学力向上にも深く関連しますので、引き続き学校・家庭・地域の連携を深め、児童・生徒の健やかな育成を目指して取り組んで行きます。

問合わせ先・担当窓口

教育委員会 学務課 学校教育係