子どもの予防接種

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   予防接種は、感染・発病予防、重症化の防止、症状の軽減、病気のまん延の防止などを目的とし、予防接種法に基づき行われています。
 現在、下記の予防接種を定期接種として無料で接種できます。また、予防接種を受けるにあたり、病気ごとにそれぞれ接種に適した時期がありますので下記よりご確認お願いいたします。

小児用肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌による感染症を予防するワクチンです。
肺炎球菌は細菌性髄膜炎、菌血症、重症肺炎等を引きを超す可能性があります。

B型肝炎ワクチン

B型肝炎ウイルスによる感染症、ウイルス性肝炎を予防するワクチンです。
主に血液を介し、人から人に感染し一過性感染、持続感染を引き起こします。持続感染では肝硬変から肝がんに進展する可能性があります。

ロタウイルスワクチン

ロタウイルスによる胃腸炎を予防するワクチンです。
急な嘔吐と水溶性の下痢便が特徴で、3~5割程度のかたに発熱が見られます。
嘔吐、下痢に伴う脱水やけいれん、重症化すると腎不全、脳症を引き起こす可能性があります。

4種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオワクチン4種混合)予防接種

ジフテリア・破傷風。百日咳・ポリオ(急性髄膜炎)を予防するためのワクチンです。
ジフテリアは、心筋障害や神経麻痺、破傷風は全身のけいれん、百日咳は肺炎や脳症などの重い合併症を引き起こすこともあります。

5種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ・ヒブワクチン5種混合)予防接種

四種混合ワクチンに加えて、ヒブワクチンが追加されたものになります。
※四種混合ワクチン及びヒブワクチンで既に接種を開始しているお子さんは、原則残りの接種も同一ワクチン(四種混合ワクチン及びヒブワクチン)で接種することになります。

BCG予防接種

結核を予防するためのワクチンです。
乳幼児は結核に対する抵抗力(免疫)が弱いため、髄膜炎や粟粒結核などの重傷な結核になりやすく、重い後遺症を残す可能性があります。

MR(麻しん・風しん混合)もしくは麻しん・風しんワクチン

麻しん(はしか)と風しんを予防するためのワクチンです。
麻しんは感染力が強く、予防接種を受けないと多くの人がかかる病気です。
麻しん・風しんともに脳炎など合併症を引き起こす可能性があります。

水痘(水ぼうそう)ワクチン

水痘は「水ぼうそう」とも呼ばれ、水痘帯状疱疹ウイルスの初感染によって引き起こされる感染症です。
感染力が強く、5歳までに約8割の子どもが罹るといわれています。発疹、発熱が主な症状で、重症化すると合併症を引き起こしたり死亡する場合があります。

子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)

これまで、国の方針により積極的な勧奨は差し控えていましたが、令和4年4月より積極的な勧奨を再開することが決定しました。
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。
子宮頸がんをはじめ、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。

日本脳炎ワクチン

日本脳炎ウイルスによる感染症を予防するワクチンです。
日本脳炎は蚊が媒介し、急性脳炎、不全型無菌性髄膜炎、夏かぜ様疾患を起こす可能性があります。

接種場所・接種時期

 市外の医療機関等を含む指定医療機関以外の医療機関で接種する場合は、費用は全て自己負担となります。(有料で接種した場合でも、深川市から費用の給付はありません)
 里帰り等で指定医療機関以外の医療機関で接種する場合は、「予防接種依頼書」を発行いたしますので、必ず健康・子ども課健康推進係までご連絡ください。
 転出等により市民でなくなった場合は対象となりませんので、転入先の市町村に問い合わせしてください。

予防接種の一般的な注意事項

  • 予防接種は、体調の良い日に受けてください。
  • 予診票は、保護者が責任をもって記入し、正しい情報を医師に伝えてください。
  • 予防接種について、その必要性や副反応についてよく理解したうえで受けてください。気になることや分からないことがあれば接種前に、かかりつけ医や市の保健師にお問い合わせください。

予防接種健康被害救済制度

万が一、定期予防接種により健康被害が生じた場合は、健康被害救済制度があります。

問合わせ先・担当窓口

市民福祉部 健康・子ども課 健康推進係